JPH07102586B2 - 部分的布貼射出成形品の製造方法 - Google Patents
部分的布貼射出成形品の製造方法Info
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- JPH07102586B2 JPH07102586B2 JP61237425A JP23742586A JPH07102586B2 JP H07102586 B2 JPH07102586 B2 JP H07102586B2 JP 61237425 A JP61237425 A JP 61237425A JP 23742586 A JP23742586 A JP 23742586A JP H07102586 B2 JPH07102586 B2 JP H07102586B2
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- Japan
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- mold
- resin
- molding space
- molded product
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14065—Positioning or centering articles in the mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/1418—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、樹脂成形品の表面に織布あるいは不織布等
の布類を部分的に貼付した部分的布貼射出成形品の製造
方法に関する。
の布類を部分的に貼付した部分的布貼射出成形品の製造
方法に関する。
近年、車両の艤装部品の外装部分に織布あるいは不織布
等の布類を貼付して加飾することにより見栄えの向上を
図ると共に高級感を与える要求が高まりつつある。
等の布類を貼付して加飾することにより見栄えの向上を
図ると共に高級感を与える要求が高まりつつある。
そのため、例えば「日産ローレル・カタログNo.4101AK
K」（昭和59年10月 日産自動車（株）発行）にも見ら
れるようにフロントピラーの芯材に植毛したり、リヤパ
ーセルサイド等の射出成形品に布類を部分的に貼付して
色柄を異ならせて外観を豪華にしたりすることが試みら
れている。
K」（昭和59年10月 日産自動車（株）発行）にも見ら
れるようにフロントピラーの芯材に植毛したり、リヤパ
ーセルサイド等の射出成形品に布類を部分的に貼付して
色柄を異ならせて外観を豪華にしたりすることが試みら
れている。
このように布類を部分的に貼付した部分的布貼射出成形
品を製造する方法としては、例えば特開昭60−48324号
公報に記載されているように、真空成形型に設けた薄壁
で形成する所定領域の真空成形型面に布を敷設し、その
上部に樹脂板を配置して真空成形により樹脂板の表面に
布を被着させる方法や、手貼りにより直接布を樹脂成形
品の表面に貼付する方法等がある。
品を製造する方法としては、例えば特開昭60−48324号
公報に記載されているように、真空成形型に設けた薄壁
で形成する所定領域の真空成形型面に布を敷設し、その
上部に樹脂板を配置して真空成形により樹脂板の表面に
布を被着させる方法や、手貼りにより直接布を樹脂成形
品の表面に貼付する方法等がある。
しかしながら、このような従来の部分的布貼射出成形品
の製造方法は、いずれの場合もその製造工程が多くなる
ため生産コストが高くなるという問題点があつた。
の製造方法は、いずれの場合もその製造工程が多くなる
ため生産コストが高くなるという問題点があつた。
そこで、樹脂成形品の布類を貼付する部分に対応する射
出成形金型の型面に、予め用意した加飾用の布類を両面
テープ又はマグネツト等により仮付けし、その後に溶融
樹脂を型内に射出することにより部分的布貼射出成形品
を安価に製造する方法も考えられるが、樹脂の射出時に
その射出圧により布地が位置ずれする懸念があるため、
その対策に苦慮していた。また、布類の表面に樹脂が滲
み出たり、布貼端部のカット線が蛇行したりして、見栄
えを損なうという問題もあった。
出成形金型の型面に、予め用意した加飾用の布類を両面
テープ又はマグネツト等により仮付けし、その後に溶融
樹脂を型内に射出することにより部分的布貼射出成形品
を安価に製造する方法も考えられるが、樹脂の射出時に
その射出圧により布地が位置ずれする懸念があるため、
その対策に苦慮していた。また、布類の表面に樹脂が滲
み出たり、布貼端部のカット線が蛇行したりして、見栄
えを損なうという問題もあった。
この発明は、このような問題点を解決することを目的と
する。
する。
そのため、この発明による部分的布貼射出成形品の製造
方法は、第１の金型に対向して第２の金型を配置すると
共に、これらの第１の金型および第２の金型からなる一
対の金型間に介挿されるように、当該第２の金型に隣接
するスライドコアを配置し、前記第２の金型には、その
スライドコア側の端部において成形空間に突出する凸条
部が設けられ、前記一対の金型間に、前記布類をその裏
面に樹脂の浸透を抑止するバッキング材を施した後に挿
入保持すると共に、前記一対の金型を互いに接近させて
樹脂成形品の布類を貼付する部分の第１の成形空間を形
成し、前記第２の金型と前記スライドコアとにより前記
布類の貼付しない部分を密着挟持すると共に、前記第１
の金型と前記スライドコアとの間に前記樹脂成形品の布
類を貼付しない部分の第２の成形空間を形成し、前記一
対の金型およびスライドコアの間に形成された前記第１
の成形空間および他第２の成形空間に溶融樹脂を射出し
て樹脂成形を行うことにより、上記の目的を達成する。
方法は、第１の金型に対向して第２の金型を配置すると
共に、これらの第１の金型および第２の金型からなる一
対の金型間に介挿されるように、当該第２の金型に隣接
するスライドコアを配置し、前記第２の金型には、その
スライドコア側の端部において成形空間に突出する凸条
部が設けられ、前記一対の金型間に、前記布類をその裏
面に樹脂の浸透を抑止するバッキング材を施した後に挿
入保持すると共に、前記一対の金型を互いに接近させて
樹脂成形品の布類を貼付する部分の第１の成形空間を形
成し、前記第２の金型と前記スライドコアとにより前記
布類の貼付しない部分を密着挟持すると共に、前記第１
の金型と前記スライドコアとの間に前記樹脂成形品の布
類を貼付しない部分の第２の成形空間を形成し、前記一
対の金型およびスライドコアの間に形成された前記第１
の成形空間および他第２の成形空間に溶融樹脂を射出し
て樹脂成形を行うことにより、上記の目的を達成する。
第１の金型および第２の金型からなる一対の金型間に布
類を挿入した後に、その金型を互いに接近させて樹脂成
形品に布類を貼付する部分の第１の成形空間を形成し、
前記第２の金型とスライドコアにより布類の貼付しない
部分を密着挟持すると共に、そのスライドコアと前記第
１の金型との間に布類を貼付しない部分の第２の成形空
間を形成し、そこに溶融樹脂を射出して樹脂成形を行え
ば、布類を貼付する部分の第１の成形空間では樹脂の表
面に布類が貼合して成形され、布類を貼付しない部分の
第２の成形空間では樹脂のみで成形されるので、容易に
樹脂成形品の表面に布類を部分的に貼付した部分的布貼
射出成形品を製造することができ、射出圧が布類に加わ
つても、スライドコアで挾持しているので布類がずれな
い。また、前記布類の裏面にはバッキング材が施されて
おり、樹脂の流れはこのバッキング材により抑止され、
樹脂成形品に部分的に貼付した布の表面から外方に樹脂
が浸透するのが回避される。さらに、金型に設けられた
凸条部により成形品の布貼端部に布類を貼着した溝が形
成され、最終的に余分な布類は、前記溝内で切り落とさ
れる。したがって、カット線が目立たず、成形品の布貼
端部の見栄えが良くなる。
類を挿入した後に、その金型を互いに接近させて樹脂成
形品に布類を貼付する部分の第１の成形空間を形成し、
前記第２の金型とスライドコアにより布類の貼付しない
部分を密着挟持すると共に、そのスライドコアと前記第
１の金型との間に布類を貼付しない部分の第２の成形空
間を形成し、そこに溶融樹脂を射出して樹脂成形を行え
ば、布類を貼付する部分の第１の成形空間では樹脂の表
面に布類が貼合して成形され、布類を貼付しない部分の
第２の成形空間では樹脂のみで成形されるので、容易に
樹脂成形品の表面に布類を部分的に貼付した部分的布貼
射出成形品を製造することができ、射出圧が布類に加わ
つても、スライドコアで挾持しているので布類がずれな
い。また、前記布類の裏面にはバッキング材が施されて
おり、樹脂の流れはこのバッキング材により抑止され、
樹脂成形品に部分的に貼付した布の表面から外方に樹脂
が浸透するのが回避される。さらに、金型に設けられた
凸条部により成形品の布貼端部に布類を貼着した溝が形
成され、最終的に余分な布類は、前記溝内で切り落とさ
れる。したがって、カット線が目立たず、成形品の布貼
端部の見栄えが良くなる。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図及び第２図はこの発明の部分的布貼射出成形品を
製造するための金型の一例を示す第３図のＡ−Ａ線及び
Ｂ−Ｂ線断面にそれぞれ対応する断面図であり、第３図
は第１図および第２図に示す金型によつて製造した部分
的布貼射出成形品の一例を示す外観斜視図である。
製造するための金型の一例を示す第３図のＡ−Ａ線及び
Ｂ−Ｂ線断面にそれぞれ対応する断面図であり、第３図
は第１図および第２図に示す金型によつて製造した部分
的布貼射出成形品の一例を示す外観斜視図である。
この部分的布貼射出成形品の製造には、第１図及び第２
図に示すような上下に対向する一対の金型、すなわち可
動側の上型１（第２の金型に相当）及び固定側の下型２
（第１の金型に相当）と、その両金型間の一部に介挿さ
れ、側方へ摺動可能なスライドコア3,4,5とを備えた射
出成形用金型10を使用する。
図に示すような上下に対向する一対の金型、すなわち可
動側の上型１（第２の金型に相当）及び固定側の下型２
（第１の金型に相当）と、その両金型間の一部に介挿さ
れ、側方へ摺動可能なスライドコア3,4,5とを備えた射
出成形用金型10を使用する。
上型１は可動側型板６と、エジエクタプレート７と、可
動側取付板８とからなり、可動側型板６にはエジエクタ
プレート７に固設されて上下に移動可能な複数のエジエ
クタピン９が挿通している。
動側取付板８とからなり、可動側型板６にはエジエクタ
プレート７に固設されて上下に移動可能な複数のエジエ
クタピン９が挿通している。
下型２は固定側取付板16とその上部に固設したコア11と
からなり、その内部には溶融樹脂を射出するためのスプ
ル12が形成されている。
からなり、その内部には溶融樹脂を射出するためのスプ
ル12が形成されている。
スライドコア3,4,5は、第３図に示す部分的布貼射出成
形品の布14を貼付しない部分の成形面C,D（Ｃと反対側
の面）,Eをそれぞれ成形するためのものであり、いずれ
もくさび形をなし、それぞれを油圧シリンダ13A,13B,13
Cによつてコア11の端部上面に沿つて摺動されるように
なつている。
形品の布14を貼付しない部分の成形面C,D（Ｃと反対側
の面）,Eをそれぞれ成形するためのものであり、いずれ
もくさび形をなし、それぞれを油圧シリンダ13A,13B,13
Cによつてコア11の端部上面に沿つて摺動されるように
なつている。
さらに、射出成形用金型10の外部には布14を張装するた
めの複数のバネクランプ15が設けられており、布14のし
わ寄りを防止するようになつている。
めの複数のバネクランプ15が設けられており、布14のし
わ寄りを防止するようになつている。
次に、この実施例の作用を説明する。
第１図及び第２図に示す上型１を上昇させて可動側型板
６とコア11との間を開き、複数のバネクランプ15によつ
て周囲の所要個所をクランプして張装した加飾用の布14
をその間に挿入保持して型を閉じると、布14はコア11の
形状に沿つて可動側型板６とコア11との間にすべり込ん
でいき、布14を貼付する部分の第１の成形空間S1が形成
される。
６とコア11との間を開き、複数のバネクランプ15によつ
て周囲の所要個所をクランプして張装した加飾用の布14
をその間に挿入保持して型を閉じると、布14はコア11の
形状に沿つて可動側型板６とコア11との間にすべり込ん
でいき、布14を貼付する部分の第１の成形空間S1が形成
される。
また、各スライドコア3,4,5をそれぞれの油圧シリンダ1
3A,13B,13Cを作動させて前進させると、各スライドコア
3,4,5はコア11の端部上面を摺動しながら第１図及び第
２図に示す前進限まで移動し、布14の樹脂成形品に貼付
しない各端部14a,14b,14cをスライドコア3,4,5の各上面
と可動側型板６の各下側斜面6a,6b,6cとによつて密着挾
持すると共に、各スライドコア3,4,5とコア11との間に
布を貼付しない部分の第２の成形空間S2を形成する。
3A,13B,13Cを作動させて前進させると、各スライドコア
3,4,5はコア11の端部上面を摺動しながら第１図及び第
２図に示す前進限まで移動し、布14の樹脂成形品に貼付
しない各端部14a,14b,14cをスライドコア3,4,5の各上面
と可動側型板６の各下側斜面6a,6b,6cとによつて密着挾
持すると共に、各スライドコア3,4,5とコア11との間に
布を貼付しない部分の第２の成形空間S2を形成する。
このようにして、布14を射出成形用金型10の所定位置に
セツトした後、図示しない溶融樹脂注入装置によりスプ
ル12から溶融樹脂を射出すると、成形空間S1，S2に溶融
樹脂が流入して、第１の成形空間S1に流入した溶融樹脂
がその表面に布14をアンカー効果により接着させて布を
貼付した部分として、第２の成形空間S2に流入した溶融
樹脂が布を貼付しない部分としてそれぞれ形成される。
セツトした後、図示しない溶融樹脂注入装置によりスプ
ル12から溶融樹脂を射出すると、成形空間S1，S2に溶融
樹脂が流入して、第１の成形空間S1に流入した溶融樹脂
がその表面に布14をアンカー効果により接着させて布を
貼付した部分として、第２の成形空間S2に流入した溶融
樹脂が布を貼付しない部分としてそれぞれ形成される。
溶融樹脂の冷却硬化後、各油圧シリンダ13A〜13Cを作動
させてスライドコア3,4,5を後退させ、上型１を上昇さ
せて脱型を行うと共に、複数のエジエクタピン９を突出
させて成形後の樹脂成形品を離型する。
させてスライドコア3,4,5を後退させ、上型１を上昇さ
せて脱型を行うと共に、複数のエジエクタピン９を突出
させて成形後の樹脂成形品を離型する。
最後に、取り出した成形品に付着している布14の不要部
分である各端部14a,14b,14cを、第３図に示す外観形状
になるように切り落せば、目的とする部分的布貼射出成
形品が完成する。
分である各端部14a,14b,14cを、第３図に示す外観形状
になるように切り落せば、目的とする部分的布貼射出成
形品が完成する。
本実施例では、第４図にスライドコア3,4,5（この例で
は符号５）周辺の要部を拡大して示すように、上型１の
可動側型板６の第３図に示す部分的布貼射出成形品の布
貼端部Ｆに対応する部分には、予め成形空間に若干突出
する凸条部6dが設けられている。これにより、成形品の
布貼端部Ｆに布14を貼着した浅い溝が形成されるので、
最終工程で余分な布を切り落す際、そのカツトをその溝
の内で行なうことができるので、多少カツト線が蛇行し
ても目立たなくなるため、布貼端部の見栄えをよくする
ことができる。
は符号５）周辺の要部を拡大して示すように、上型１の
可動側型板６の第３図に示す部分的布貼射出成形品の布
貼端部Ｆに対応する部分には、予め成形空間に若干突出
する凸条部6dが設けられている。これにより、成形品の
布貼端部Ｆに布14を貼着した浅い溝が形成されるので、
最終工程で余分な布を切り落す際、そのカツトをその溝
の内で行なうことができるので、多少カツト線が蛇行し
ても目立たなくなるため、布貼端部の見栄えをよくする
ことができる。
また、布の裏面に例えばラテツクス，接着剤，テープ，
不織布，ウレタン系あるいはアクリル系フイルム等のバ
ツキング材が施される。これにより、樹脂成形品に部分
的に貼付した布の表面に樹脂が浸透することを防止でき
るので見栄えが一層よくなる。
不織布，ウレタン系あるいはアクリル系フイルム等のバ
ツキング材が施される。これにより、樹脂成形品に部分
的に貼付した布の表面に樹脂が浸透することを防止でき
るので見栄えが一層よくなる。
以上説明してきたように、この発明による部分的布貼射
出成形品の製造方法は、樹脂成形品の布類を貼付する部
分の第１の成形空間を形成する第１の金型および第２の
金型からなる一対の金型間に布類を挿入保持し、前記第
１の金型とスライドコアとの間に布類を貼付しない部分
の第２の成形空間を形成し、前記第２の金型とスライド
コアとの間に布類を貼付しない部分を密着挾持して上記
第１、第２の成形空間に溶融樹脂を射出するようにした
ので、少い工程で部分的布貼射出成形品を簡単に製造す
ることができるようになるため、生産コストを下げるこ
とができる。
出成形品の製造方法は、樹脂成形品の布類を貼付する部
分の第１の成形空間を形成する第１の金型および第２の
金型からなる一対の金型間に布類を挿入保持し、前記第
１の金型とスライドコアとの間に布類を貼付しない部分
の第２の成形空間を形成し、前記第２の金型とスライド
コアとの間に布類を貼付しない部分を密着挾持して上記
第１、第２の成形空間に溶融樹脂を射出するようにした
ので、少い工程で部分的布貼射出成形品を簡単に製造す
ることができるようになるため、生産コストを下げるこ
とができる。
また、成形時に布類は前記第２の金型とスライドコアと
により貼付しない部分が密着挾持されるので、貼付する
部分が樹脂の射出圧により位置ずれを生じることがな
く、常に仕上りの酔い部分的貼射出成形品を製造するこ
とができる。また、前記布類の裏面にバッキング材を施
すようにしたので、樹脂の流れをこのバッキング材によ
り抑止して樹脂成形品に部分的に貼付した布の表面から
外方に樹脂が浸透するのを防止することができ、見栄え
の向上を図ることができる。
により貼付しない部分が密着挾持されるので、貼付する
部分が樹脂の射出圧により位置ずれを生じることがな
く、常に仕上りの酔い部分的貼射出成形品を製造するこ
とができる。また、前記布類の裏面にバッキング材を施
すようにしたので、樹脂の流れをこのバッキング材によ
り抑止して樹脂成形品に部分的に貼付した布の表面から
外方に樹脂が浸透するのを防止することができ、見栄え
の向上を図ることができる。
さらに、第２の金型のスライドコア側の端部において成
形空間に突出する凸条部を設けたので、成形品の布貼端
部に布類を貼着した溝を形成することができ、最終的に
余分な布類は、前記溝内で切り落とすことができる。し
たがって、多少カット線が蛇行しても目立たなくなるた
め、成形品の布貼端部の見栄えをよくすることができ
る。
形空間に突出する凸条部を設けたので、成形品の布貼端
部に布類を貼着した溝を形成することができ、最終的に
余分な布類は、前記溝内で切り落とすことができる。し
たがって、多少カット線が蛇行しても目立たなくなるた
め、成形品の布貼端部の見栄えをよくすることができ
る。
第１図及び第２図はこの発明の部分的布貼射出成形品を
製造する金型の一例を示す第３図のＡ−Ａ線及びＢ−Ｂ
線断面にそれぞれ対応する断面図、 第３図は第１図および第２図に示す金型によつて製造し
た部分的布貼射出成形品を示す外観斜視図、 第４図は第１図及び第２図に示す金型のスライドコア周
辺の要部拡大断面図である。 １…上型、２…下型、3,4,5…スライドコア ６…可動側型板、6d…凸条部、10…射出成形用金型 11…コア、12…スプル 13A,13B,13C…油圧シリンダ 14…布、S1，S2…成形空間
製造する金型の一例を示す第３図のＡ−Ａ線及びＢ−Ｂ
線断面にそれぞれ対応する断面図、 第３図は第１図および第２図に示す金型によつて製造し
た部分的布貼射出成形品を示す外観斜視図、 第４図は第１図及び第２図に示す金型のスライドコア周
辺の要部拡大断面図である。 １…上型、２…下型、3,4,5…スライドコア ６…可動側型板、6d…凸条部、10…射出成形用金型 11…コア、12…スプル 13A,13B,13C…油圧シリンダ 14…布、S1，S2…成形空間
Claims (1)
- 【請求項１】樹脂成形品の表面に織布あるいは不織布等
の布類を部分的に貼付した部分的布貼射出成形品の製造
方法において、 第１の金型に対向して第２の金型を配置すると共に、こ
れらの第１の金型および第２の金型からなる一対の金型
間に介挿されるように、当該第２の金型に隣接するスラ
イドコアを配置し、 前記第２の金型には、そのスライドコア側の端部におい
て成形空間に突出する凸条部が設けられ、 前記一対の金型間に、前記布類をその裏面に樹脂の浸透
を抑止するバッキング材を施した後に挿入保持すると共
に、前記一対の金型を互いに接近させて樹脂成形品の布
類を貼付する部分の第１の成形空間を形成し、 前記第２の金型と前記スライドコアとにより前記布類の
貼付しない部分を密着挟持すると共に、前記第１の金型
と前記スライドコアとの間に前記樹脂成形品の布類を貼
付しない部分の第２の成形空間を形成し、 前記一対の金型およびスライドコアの間に形成された前
記第１の成形空間および第２の成形空間に溶融樹脂を射
出して樹脂成形を行なうことを特徴とする部分的布貼射
出成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61237425A JPH07102586B2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 部分的布貼射出成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61237425A JPH07102586B2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 部分的布貼射出成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6391212A JPS6391212A (ja) | 1988-04-21 |
| JPH07102586B2 true JPH07102586B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=17015164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61237425A Expired - Lifetime JPH07102586B2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | 部分的布貼射出成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07102586B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102350766A (zh) * | 2011-07-15 | 2012-02-15 | 长春富维-江森自控汽车饰件***有限公司 | 预裁软质小面料合模注塑方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPS62196114A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-29 | Tdk Corp | フイルム一体成形用プラスチツク成形金型 |
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1986
- 1986-10-06 JP JP61237425A patent/JPH07102586B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6391212A (ja) | 1988-04-21 |
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