JPH07101831B2 - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

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JPH07101831B2
JPH07101831B2 JP1056834A JP5683489A JPH07101831B2 JP H07101831 B2 JPH07101831 B2 JP H07101831B2 JP 1056834 A JP1056834 A JP 1056834A JP 5683489 A JP5683489 A JP 5683489A JP H07101831 B2 JPH07101831 B2 JP H07101831B2
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JP
Japan
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choke coil
mode choke
shaped core
normal mode
core
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俊則 小田
俊二 橋本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子機器の電源路線に挿入してノイズの侵入
及び漏洩を防止するノイズフィルタに関するものであ
る。
従来の技術 一般にノイズフィルタは電源線路における一対の往復線
路間で起こるノーマルモードノイズと一対の線路とアー
ス間で発生するコモンモードノイズの両成分を防止しな
ければならない。従来の一般的なノイズフィルタの回路
図を第5図に示す。1はノーマルモードノイズ防止用の
ノーマルモードチョークコイルで各線路に1個ずつ挿入
してあり、2はコモンモードノイズ防止用のコモンモー
ドチョークコイルである。ノーマルモードチョークコイ
ル1は、各々のコイルに電源電流が流れるので電流によ
ってコアが磁気飽和を起こさないように開磁路の棒状コ
アあるいはドラム型コアに巻線を施して構成している。
コモンモードチョークコイル2は、フェライト,非晶質
金属等からなるリング状コアに往復電流による磁束(ノ
ーマルモード成分)が相殺されるようにコアに一対の巻
線を施して構成している。通常、ノーマルモードチョー
クコイル1のインダクタンスは10μH〜数100μHでコ
モンモードチョークコイル2のインダクタンスは1mH〜2
0mHである。2個のノーマルモードチョークコイル1
は、線路間に接続されたコンデンサ3と組み合わせフィ
ルタ回路を構成し、ノーマルモードノイズを低減してい
る。コモンモードチョークコイル2は、各線路とアース
間に接続した2個のコンデンサ4とフィルタ回路を構成
し、コモンモードノイズを低減している。従来のノイズ
フィルタはこれらの部品をプリント基板上、あるいは直
線各部品のリード線を接続することによりフィルタ回路
を構成していた。
発明が解決しようとする課題 上述の従来の構成では、構成部品が多く、配線組立てが
複雑となり、特にノーマルモードチョークコイル1は、
磁気飽和しやすいので開磁路タイプのコアを使用し、所
定のインダクタンスを得るのにアコが大形化しやすい。
よって、これらを組み合わせたノイズフィルタは大形化
し、コスト面でも著しく不利となる。
本発明は、上記課題の対策として、構成部品点数を減ら
し小形で低コストなノイズフィルタを提供するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、リング状コアに2
つのトロイダル巻線を巻回したコモンモードチョークコ
イルの中央部に、棒状コアあるいはドラム型コアの中間
部に絶縁物からなるスペーサを取付けこのスペーサの両
側にそれぞれ巻線を施したノーマルモードチョークコイ
ルを収納してノイズフィルタを構成したものである。
作用 上述のように棒状またはドラム型コアの中間部にスペー
サを設け、このスペーサの両側に巻線を施したノーマル
モードチョークコイルを2つのトロイダル巻線を施した
コモンモードチョークコイルのリング状コアに収納する
ことにより、ノーマルモードチョークコイルの磁路は棒
状またはドラム型コアとリング状コアを空隙部でつない
で構成されるので、従来の棒状またはドラム型コアと空
間で構成される開磁路に比べて磁気抵抗が下がり、従来
よりインダクタンスが増加する。これによりノーマルモ
ードチョークコイルの小形化,低コスト化が可能とな
る。
コモンモードチョークコイルについては、リング状コア
の円周方向に磁路を形成し、ノーマルモードチョークコ
イルの磁路とリングコア内で直交するので互いに影響せ
ずインダクタンスの劣化はない。
また、ノーマルモードチョークコイルをコモンモードチ
ョークコイル内に収納し、結線することにより、2〜3
個のコイル部品を単一部品として取り扱え、ノイズフィ
ルタとしての配線,組立ても簡単になる。
以上の理由によりノイズフィルタの小形化,低コスト化
が可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図,第2図は本発明の一実施例におけるノイズフィ
ルタの平面図,正面断面図である。第3図,第4図は本
発明の別の実施例におけるノイズフィルタの平面図,正
面断面図である。フェライトコアまたは非晶質金属箔等
磁性金属箔を巻回してなるリング状コア5に銅線を往復
電流による磁束が相殺される向きに一対のトロイダル巻
線6を施し、コモンモードチョークコイルを形成する。
次に、ツバ径がリング状コア5の内径より少し小さく、
ツバ間距離がリング状コア5の高さとほぼ等しいドラム
型コア7の中央部に樹脂成型体からなる半円状のスペー
サ8を2枚両側から取り付けドラム型コア7に固定す
る。このスペーサ8の両側に往復電流による磁束が同一
方向を向くように一対にドラム型コア7に巻線9を施
し、ノーマルモードチョークコイルを形成する。
また、別の実施例として第3図,第4図に示すように棒
状コア10に両サイドのツバ11と中央のスペーサ8を備え
た樹脂成型コイルボビン12を装着し、スペーサ8の両側
に往復電流による磁束が同一方向を向くように一対に巻
線9を施しノーマルモードチョークコイルを形成しても
良い。このノーマルモードチョークコイルをコモンモー
ドチョークコイルのリング状コア5の中央部に挿入し、
スペーサ8がリング状コア5の1/2の高さになる位置で
固定する。このとき、リング状コア5とドラム型コア7
のツバ部8または棒状コア10に装着した樹脂成型コイル
ボビン12のツバ部11の空隙は全周にわたって均一になる
ように設定する。コモンモードチョークコイルとノーマ
ルモードチョークコイルの固定方法は、ノーマルモード
チョークコイルのスペーサ8をリング状コア5にトロイ
ダル巻線6された銅線のバネ圧によって仮り固定し、そ
の後、接続剤をリング状コア5内部に流し込み、両チョ
ークコイルを固定する。両チョークコイルを一体化した
後、コモンモードチョークコイルの同一方向の一対の巻
線端子13とノーマルモードチョークコイルの一対の巻線
端子14を接続することによりノーマルモードチョークコ
イルとコモンモードチョークコイルを一体化して構成し
たものである。この一体化したチョークコイルにライ
ン,ライン間コンデンサとライン,アース間のコンデン
サを接続することにより第5図に示すようなノイズフィ
ルタの回路構成とすることができる。
発明の効果 以上のような本発明は、棒状またはドラム型コアに巻線
されたノーマルモードチョークコイルをトロイダル巻線
されたコモンモードチョークコイルのリング状コアの中
央部に収納,固定して構成するため、ノーマルモードチ
ョークコイルのインダクタンスがリング状コアに収納し
ない場合に比べ1.5倍から2倍増加するのでノーマルモ
ードチョークコイル用棒状コアまたはドラム型コアが従
来よりも小形で構成することが可能となり、ノイズフィ
ルタの低コスト化が図れ、コモンモードチョークコイル
にノーマルモードチョークコイルを収納,一体化してい
るので、従来のコモンモードチョークコイルとほぼ同等
の体積で両チョークコイルが構成可能となり、ノイズフ
ィルタとして大幅な小形化が可能となるとともに両チョ
ークコイルを一体化して構成しているので最短距離で配
線が可能となり、高周波領域におけるノイズ低減効果が
良化する。さらに従来よりノーマルモードチョークコイ
ルのもれ磁束が減少し周辺部品へ与える影響が少なくな
る、というように多くの利点を有し工業的価値の大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明の一実施例におけるノイズフィ
ルタの平面図と正面断面図、第3図,第4図は本発明の
他の実施例におけるノイズフィルタの平面図と正面断面
図、第5図はノイズフィルタの電気回路図である。 5……リング状コア、6……トロイダル巻線、7……ド
ラム型コア、8……スペーサ、9……巻線、10……棒状
コア、11……ツバ部、12……コイルボビン、13……巻線
端子(コモンモードチョークコイル)、14……巻線端子
(ノーマルモードチョークコイル)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング状コアに2つのトロイダル巻線を巻
    回したコモンモードチョークコイルの中央部に、棒状コ
    アあるいはドラム型コアの中間部に絶縁物からなるスペ
    ーサを取付けこのスペーサの両側にそれぞれ巻線を施し
    たノーマルモードチョークコイルを収納してなるノイズ
    フィルタ。
JP1056834A 1989-03-08 1989-03-08 ノイズフィルタ Expired - Fee Related JPH07101831B2 (ja)

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JPH08937U (ja) * 1989-09-04 1996-06-07 日立フェライト電子株式会社 ラインフィルター
CN207124811U (zh) * 2014-06-13 2018-03-20 日本精工株式会社 电动助力转向装置用ecu基板
KR102346445B1 (ko) * 2018-12-11 2022-01-03 엘지전자 주식회사 전력 변환 장치 및 이를 포함하는 공기 조화기

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