JPH0710139A - 包装袋の切断装置 - Google Patents

包装袋の切断装置

Info

Publication number
JPH0710139A
JPH0710139A JP18193593A JP18193593A JPH0710139A JP H0710139 A JPH0710139 A JP H0710139A JP 18193593 A JP18193593 A JP 18193593A JP 18193593 A JP18193593 A JP 18193593A JP H0710139 A JPH0710139 A JP H0710139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
bag
packaging bag
culture bag
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18193593A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Yokoo
寿彦 横尾
Kazuya Ono
和也 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP18193593A priority Critical patent/JPH0710139A/ja
Publication of JPH0710139A publication Critical patent/JPH0710139A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一工程で包装袋の底部側から上端部に達す
る切目を形成するようにして、生産性の向上を図る。 【構成】 コンベア6上の人工榾木3を収容した培養袋
1を固定機構11で固定し、該培養袋1の底部側に各側
面用カッター16のカッター刃16Bを押付け、培養袋
1の上部側に各上部用カッター17のカッター刃17C
を前記カッター刃16Bと同一線上に切込み、この状態
で該各カッター16,17を昇降シリンダ18で上昇さ
せる構成とした。従って、培養袋1には、各側面用カッ
ター16によって底部側から人工榾木3の上部までの切
込が形成され、各上部用カッター17によって該切込に
連続するように上端部まで達する切込が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば人工榾木等の塊
状物を収容した包装袋から、塊状物を取出すべく該包装
袋に切目を入れるのに用いて好適な包装袋の切断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、椎茸等のキノコを人工栽培する
のに用いられる人工榾木は、例えば椎や栗等の木材から
なるおが屑を包装袋としての培養袋内に充填し、弱く加
圧した状態で植菌を行った後に、この培養袋の上端側開
口部を閉塞し、予め決められた温度、湿度条件下で菌を
培養することにより、培養袋内のおが屑に菌糸を蔓延さ
せて塊状物として形成される。
【0003】そして、この人工榾木を出荷する場合に
は、培養袋を人工榾木から除去する必要があり、特に、
菌糸蔓延後の人工榾木は培養袋と密着しているため、該
培養袋に上下に亘って切目を入れないと剥すことができ
ない。そこで、例えば特開平4−352626号公報等
に開示されているような塊状物の包装袋除去装置が用い
られるようになっており、該包装袋除去装置は、人工榾
木を収容し、開口部となる上端側が閉塞された培養袋を
正立状態で搬送する搬送手段と、該搬送手段の途中に設
けられ、前記培養袋の前後方向両側に該培養袋の底部側
から上向きに伸長する切目を入れる側面切断手段と、該
側面切断手段の下流側に位置して前記搬送手段の途中に
設けられ、前記培養袋に形成された各切目の上端側と交
差する位置で該培養袋の上部側を切断することにより、
該培養袋に前記人工榾木の上側で切断開口部を形成する
上部切断手段と、該上部切断手段の下流側に位置して前
記搬送手段の途中に設けられ、前記培養袋の切断開口部
に係合する左右一対の係合部を左右方向外向きに移動さ
せることにより、前記培養袋を各切目に沿って前記人工
榾木から剥離させる包装袋剥離手段とから構成されてい
る。
【0004】ここで、前記側面切断手段は、搬送手段と
してのコンベアで搬送されてきた人工榾木を収容した培
養袋を左右方向から挟持板によって固定し、袋張りシリ
ンダ,把持装置等によって培養袋の開口部側を前後方向
に引張りつつ、上方に引き上げて該培養袋に上下方向の
張りを与える。そして、この状態で底部側より培養袋の
側面に各カッター装置のカッターを接触させ、該各カッ
ター装置を上昇させて前記把持装置近傍まで切目を入れ
る。
【0005】次に、各切目が形成された培養袋は、コン
ベアによって下流側の上部切断手段まで搬送される。そ
して、該上部切断手段は、コンベアによって搬送されて
きた培養袋を左右方向から挟持板によって固定し、袋張
りシリンダ,把持装置等によって培養袋の開口部側を左
右方向から把持しつつ、上方に引き上げて該培養袋に上
下方向の張りを与える。次に、この状態で下流側より培
養袋の上部側に各可動カッターのカッター刃を接触さ
せ、該各可動カッターを上流側に向けて移動させること
により、培養袋の開口部側を切放して各切目が上端部ま
で達した切断開口部を形成するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるものでは、側面切断手段で培養袋に各切目
を入れるときに、該各切目を確実に形成させるべく把持
装置によって培養袋の開口部側を把持し、袋張りシリン
ダで引き上げて培養袋に上下方向の張りを与えるように
しているため、各カッター装置による切目を底部側から
把持装置近傍までしか形成することができない。
【0007】この結果、側面切断手段の下流側に別途上
部切断手段を設けて培養袋の上部側を切断して各切目を
上端部まで達するようにし、次工程での包装袋剥離手段
での培養袋の剥離を行なえるようにしなくてはならず、
培養袋の切断工程が二工程に亘ってしまい、生産性が大
幅に低下してしまう上に、装置自体が複雑となって製造
コストがかさんでしまうという問題がある。
【0008】また、上部切断手段で培養袋の上部側を切
断するようにしているから、培養袋の排出装置を2か所
に設けなくてはならず、培養袋の処理装置が複雑化して
しまうという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、単一工程で包装袋の底部側から上端部に
達する切目を形成するようにして、生産性の向上を図れ
るようにした包装袋の切断装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する包装袋の切断装置は、内部に
塊状物を収容した包装袋と、該包装袋を正立状態で間欠
搬送する搬送手段と、該搬送手段の途中に設けられ、前
記包装袋が所定位置に搬送されてきたときに、該搬送手
段の左右方向両側から前記包装袋を塊状物と共に挟持し
て固定する固定手段と、該固定手段の上方に設けられ、
前記包装袋に下端側から上端部まで達する切目を入れる
切断手段とを備え、該切断手段は、前記包装袋の塊状物
の外周側に位置する部分に左右両側からカッター刃を押
付ける下側カッターと、該下側カッターの上方に前記各
カッター刃と同一線上に位置する一対のカッター刃を有
して包装袋の塊状物の上方に位置する部分に切込を入れ
る上側カッターと、前記下側カッターおよび該上側カッ
ターを昇降させる昇降機構とから構成してなる。
【0011】また、前記搬送手段の途中には、包装袋に
向けて伸縮する針部を有し、該針部を介して該包装袋内
にエアを供給するエア供給手段を設けるのが好ましい。
【0012】
【作用】上記構成により、塊状物を収容した包装袋が搬
送手段によって搬送されてくると、固定手段は該包装袋
を塊状物と共に挟持して所定位置に固定し、切断手段は
下側カッターの各カッター刃を包装袋の底部側に押付
け、上側カッターの各カッター刃先端で包装袋の上端側
に切込を入れ、この状態で昇降機構によって該下側カッ
ターおよび上側カッターを上方に移動する。これによ
り、包装袋には、下側カッターによって底部側から塊状
物の上端側までの各切目が形成されると共に、上側カッ
ターによって該各切目の上端側と連続するように上端部
まで達する各切目が形成される。
【0013】また、包装袋にエア供給手段の針部を突刺
し、該針部を介して包装袋内にエアを供給して膨らませ
ることにより、該包装袋のしわや折れが伸ばされる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図7に基
づき、包装袋の切断装置として人工榾木用培養袋の切断
装置を例に挙げて説明する。
【0015】図において、1は後述するコンベア6の搬
送ベルト8上に載置された包装袋としての培養袋を示
し、該培養袋1は、例えば100〜150℃程度の温度
下でも耐熱性を有するポリプロピレン等の透明性樹脂フ
ィルムによって袋状に形成され、内容物に応じて変形す
るように充分な可撓性を有している。そして、該培養袋
1内には、図2に示すように上端側の開口部1Aから、
例えば椎や栗等の木材からなるおが屑2が充填され、こ
のおが屑2は弱く加圧した状態で椎茸等の菌が植菌され
た後に、後述の如く培養されることにより塊状物として
の人工榾木3を形成するようになっている。また、該培
養袋1の開口部1A側には、縫合および溶着等の手段を
用いて縫合部4および溶着部5が形成され、該縫合部4
および溶着部5は、培養袋1内への通気を確保しつつ細
菌の侵入を防止するフィルタとして作用している。
【0016】そして、この状態で培養袋1は人工榾木3
と共に所定の温度、湿度雰囲気内に長時間に亘って配置
され、人工榾木3に予め植菌された椎茸等の菌糸を培養
袋1内に蔓延させるようにして培養される。
【0017】次に、6は人工榾木3を収容した培養袋1
を正立状態で矢示A方向に搬送する搬送手段としてのコ
ンベアを示し、該コンベア6は、搬送方向の左右に離間
して搬送方向に伸長した一対のフレーム7,7と、該各
フレーム7間に設けられた搬送ベルト8とから大略構成
され、該搬送ベルト8の外周側には、人工榾木3を収容
した培養袋1を該搬送ベルト8上に位置決めする突起8
A,8A,…が所定間隔をもって一対ずつ設けられてい
る。そして、該コンベア6は、図示しない駆動源により
前記搬送ベルト8を周回駆動することで該搬送ベルト8
上に載置された培養袋1を矢示A方向に間欠搬送するも
のである。
【0018】9はコンベア6の上方に位置して搬送方向
に伸長するように配設されたガイドレールを示し、該ガ
イドレール9は、後述する切断装置10の切断位置で所
定間隔離間するように2本ずつ配設された左右のレール
9A,9Aと9B,9Bとから構成され、該ガイドレー
ル9は、各レール9A,9B間で培養袋1の開口部1A
側を搬送方向に伸長した状態で支持するものである。ま
た、前記各レール9A,9Bには、図3に示すように後
述する袋止シリンダ19のロッド19Aが挿通される挿
通穴9Cが前記切断位置近傍に位置して左右方向に同軸
に穿設されている。
【0019】10はコンベア6の途中に設けられた培養
袋1の切断装置を示し、該切断装置10は、後述の固定
機構11,切断機構14およびエア供給機構20から構
成されている。
【0020】11は各フレーム7間に亘って設けられた
固定手段としての固定機構を示し、該固定機構11は、
コンベア6の左右方向に離間して配設され、上端側がフ
レーム7を貫いて搬送ベルト8側に屈曲する挟持部12
AとなったL字状の挟持板12,12と、一方のフレー
ム7の下面側にブラケット13Aを介して取付けられ、
ロッド(図示せず)を伸縮することにより該各挟持板1
2を接近、離間させる挟持シリンダ13とから大略構成
され、該固定機構11は、コンベア6により矢示A方向
に搬送されてくる人工榾木3を収容した培養袋1が切断
位置で停止されたときに、各挟持板12の挟持部12A
で人工榾木3の外周面を培養袋1と共に挟持して位置決
め固定するものである。
【0021】14は固定機構11の上方に設けられた切
断手段としての切断機構を示し、該切断機構14は、後
述の昇降フレーム15,側面用カッター16,上部用カ
ッター17,昇降シリンダ18等から大略構成させてい
る。
【0022】15はコンベア6の上方で上下動自在に設
けられた昇降フレームを示し、該昇降フレーム15は、
上下方向に伸長しつつ左右方向に平行に離間した一対の
側板部15A,15Aと、該各側板部15Aを連結した
連結部15BとからH字状に形成されている。
【0023】16,16は昇降フレーム15の各側板部
15Aの下端側に設けられた一対の下側カッターとして
の側面用カッターを示し、該各側面用カッター16は、
上端側が前記側板部15Aに回動自在に取付けられ、下
端側が下向きに伸長して自由端となったカッターアーム
16Aと、該カッターアーム16Aの下端側に装着され
たカッター刃16Bと、前記側板部15Aに取付けら
れ、ロッド16Cを伸縮することによって前記カッター
アーム16Aを矢示B,C方向に回動するシリンダ16
Dとから構成されている。
【0024】17,17は各側面用カッター16の上方
に位置して昇降フレーム15に設けられた一対の上側カ
ッターとしての上部用カッターを示し、該各上部用カッ
ター17は、昇降フレーム15の連結部15B下面側に
回動自在に取付けられ、回動アーム17Aが側板部15
Aを貫いて突出した回動ブラケット17Bと、該回動ブ
ラケット17Bに下向きに伸長するように取付けられた
カッター刃17Cと、側板部15Aの上端側に取付けら
れ、ロッド17Dを伸縮することによって前記カッター
刃17Cを矢示D,E方向に回動するシリンダ17Eと
から構成されている。また、該各上部用カッター17
は、そのカッター刃17Cが各側面用カッター16のカ
ッター刃16Bと同一線上でハサミのように互いに摺接
するようになっている。
【0025】18は昇降フレーム15の上方に位置して
シリンダブラケット18Aに取付けられた昇降機構とし
ての昇降シリンダを示し、該昇降シリンダ18は、その
ロッド18B先端に連結された昇降フレーム15を昇降
させるものである。
【0026】19はガイドレール9の左側の各レール9
Aに位置して挿通穴9Cと同軸に取付けられた一対の袋
止シリンダ(片方のみ図示)を示し、該袋止シリンダ1
9は、コンベア6によって搬送されてきた培養袋1が切
断位置で停止すると、そのロッド19Aを伸長して各レ
ール9A,9B間に配置された培養袋1の開口部1A側
を貫いて固定し、該培養袋1の切断作業時の開口部1A
側の位置ずれを防止するものである。
【0027】20は固定機構11の上流側に位置してフ
レーム7上に設けられたエア供給手段としてのエア供給
機構を示し、該エア供給機構20は、フレーム7上に設
けられた支柱20Aと、該支柱20A上に搭載され、ロ
ッド20Bが切断位置に停止した培養袋1側を向くよう
に配置されたシリンダ20Cと、該ロッド20Bの先端
側に取付けられ、該ロッド20Bの伸長時には培養袋1
に突刺さるようになった中空の針部20Dとから大略構
成され、前記針部20Dはエアホース20E等を介して
コンプレッサ(図示せず)に接続されている。
【0028】そして、該エア供給機構20は、人工榾木
3を収容した培養袋1が切断装置10の切断位置に停止
すると、シリンダ20Cのロッド20Bを伸長して針部
20Dの先端を培養袋1に突刺し、この状態でエアホー
ス20E,針部20D等を介して該培養袋1内にエアを
吹き込んで該培養袋1を膨らますことにより、該培養袋
1のしわや折れ等を伸ばすようになっている。
【0029】本実施例による培養袋1の切断装置10は
上述の如き構成を有するもので、次に、その作動につい
て図1ないし図7を参照しつつ説明する。
【0030】まず、人工榾木3を収容し、開口部1A側
がガイドレール9によって案内された培養袋1がコンベ
ア6の搬送ベルト8上を、図1に示す培養袋1の切断位
置に搬送されてくると、該コンベア6が一時的に停止さ
れ、左右の挟持シリンダ13,13により各挟持板12
が人工榾木3の外周面に向けて押動され、図3に示すよ
うに、各挟持部12A間で培養袋1内の人工榾木3をこ
の切断位置で固定する。そして、固定機構11による人
工榾木3の固定が完了したら、各袋止シリンダ19のロ
ッド19Aを伸長させて培養袋1の開口部1A側を貫い
て該開口部1A側をガイドレール9側に固定して切断に
備える。
【0031】次に、この状態でエア供給機構20のロッ
ド20Bを伸長して針部20Dを介して培養袋1内にエ
アを供給し、該培養袋1をこのエアによって膨らませて
しわや折れを伸ばすようになっている。
【0032】そして、上述のようにして切断準備が調っ
たら、切断機構14では、各側面用カッター16のカッ
ターアーム16Aを矢示B方向に回動し、図4に示すよ
うに該カッターアーム16Aの先端に取付けられたカッ
ター刃16Bを培養袋1の底部側に押付ける。また、こ
れと同時に、各上部用カッター17のカッター刃17C
を回動ブラケット17Bを介して矢示D方向に回動する
ことにより、該カッター刃17Cは、培養袋1の上部側
に切込んでその先端側を培養袋1内で交差させる。これ
によって該培養袋1には、図5に示す如く、各側面用カ
ッター16による切込21Aが底部側に、各上部用カッ
ター17による切込21Bが上部側にそれぞれ同一線上
に形成される。
【0033】そして、各カッター16,17によって培
養袋1に所定の切込21A,21Bが形成されたら、図
6に示す如く、各カッター刃16B,17Cをそのまま
の状態で昇降シリンダ18のロッド18Bを縮小し、昇
降フレーム15と共に各カッター16,17を上方に移
動する。これにより、各側面用カッター16は、図5中
に一点鎖線で示すように、そのカッター刃16Bが切込
21Aから切込21Bに向けて上側に移動され、また、
各上部用カッター17は、図5中に二点鎖線で示す如
く、カッター刃17Cが切込21Bから開口部1A上方
まで移動される。この結果、培養袋1には、図7に示す
如く、底部側から上端部まで達した切目21が連続的に
形成される。
【0034】一方、培養袋1に所定の切目21が形成さ
れたら、各側面用カッター16のカッター刃16Bを矢
示C方向に、各上部用カッター17のカッター刃17C
を矢示E方向にそれぞれ回動し、各袋止シリンダ19の
ロッド19Aを縮小して培養袋1の開口部1A側の固定
を解除すると共に、固定機構11による人工榾木3の固
定を解除する。そして、コンベア6の搬送ベルト8を再
駆動して該培養袋1を人工榾木3と共に下流側の培養袋
1の剥離装置(図示せず)に向けて搬送するようになっ
ている。
【0035】かくして、本実施例によれば、各側面用カ
ッター16,各上部用カッター17で培養袋1に切込2
1A,21Bを形成し、昇降シリンダ18によって該各
カッター16,17を上方に移動することにより、前記
切込21A,21Bを上方に伸長させるようにして底部
側から上端部まで達する切目21を形成することができ
るから、単一工程で培養袋1に切目21を形成すること
ができ、培養袋1の切断のための工程数を削減して生産
性を大幅に向上することができる上に、切断装置10を
簡略化して製造コストの低減を図ることができる。
【0036】また、切断装置10で培養袋1に底部側か
ら上端部まで達する切目21を形成することができるか
ら、従来技術で必要であった切除後の開口部1A側の排
出装置を廃止することができ、処理装置を簡略化してよ
り一層コストの低減を図ることができる。
【0037】さらに、培養袋1を切断する前に、エア供
給機構20によって該培養袋1内にエアを供給し、培養
袋1のしわや折れ等を伸ばすようにしているから、各側
面用カッター16,上部用カッター17で培養袋1を切
断するときの切断不良を防止して、連続的な切目21を
確実に形成することができる。
【0038】また、培養袋1の開口部1A側を袋止シリ
ンダ19によってガイドレール9側に固定するようにし
ているから、各上部用カッター17によって開口部1A
側を切断するときに開口部1A側が逃げて切断不良を生
じるのを効果的に防止することができる。
【0039】なお、前記実施例では、人工榾木3を収容
した培養袋1の切断装置10を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、例えば椎茸以外のキノコ類また
は植物等の人工培地を収容した培養袋の切断装置にも適
用できる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、搬
送手段によって間欠搬送される塊状物を収容した包装袋
を固定手段で挟持して所定位置に固定し、切断手段の下
側カッターの各カッター刃を包装袋の底部側に押付け、
上側カッターの各カッター刃先端で包装袋の上端側に切
込を入れ、この状態で昇降機構によって該下側カッター
および上側カッターを上方に移動することにより、包装
袋に下側カッターによって底部側から塊状物の上端側ま
での各切目を、上側カッターによって該各切目の上端側
と連続するように上端部まで達する各切目をそれぞれ形
成し、底部側から上端部まで達する切目を形成すること
ができるから、包装袋の切断作業を単一工程で完了する
ことができ、作業工程数を削減して生産性を向上させる
ことができると共に、構成を簡略化して装置を低コスト
で製作しうる。
【0041】また、包装袋にエア供給手段の針部を突刺
し、該針部を介して包装袋内にエアを供給して膨らませ
ることにより、該包装袋のしわや折れを伸ばすようにし
ているから、包装袋の切断時に該包装袋が下側カッタ
ー,上側カッターから逃げて切断不良を生じるのを防止
でき、確実に各切目を形成しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による切断装置を示す外観斜視図であ
る。
【図2】図1中に示す人工榾木を収容した培養袋の外観
斜視図である。
【図3】固定機構で人工榾木と共に培養袋を切断位置に
固定した状態を示す動作説明図である。
【図4】各側面用カッターおよび上部用カッターのカッ
ター刃を培養袋に切込んでいる状態を示す図3と同様の
動作説明図である。
【図5】各側面用カッターおよび上部用カッターのカッ
ター刃によって各切込が形成された培養袋を示す図2と
同様の外観斜視図である。
【図6】昇降シリンダによって各側面用カッターおよび
上部用カッターを上方に移動した状態を示す図3と同様
の動作説明図である。
【図7】底部側から上端部に達する切目が形成された培
養袋を示す図2と同様の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 培養袋(包装袋) 3 人工榾木(塊状物) 6 コンベア(搬送手段) 10 切断装置 11 固定機構(固定手段) 14 切断機構(切断手段) 16 側面用カッター(下側カッター) 16B,17C カッター刃 17 上部用カッター(上側カッター) 18 昇降シリンダ(昇降機構) 20 エア供給機構(エア供給手段) 20D 針部 21 切目 21A,21B 切込

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に塊状物を収容した包装袋と、該包
    装袋を正立状態で間欠搬送する搬送手段と、該搬送手段
    の途中に設けられ、前記包装袋が所定位置に搬送されて
    きたときに、該搬送手段の左右方向両側から前記包装袋
    を塊状物と共に挟持して固定する固定手段と、該固定手
    段の上方に設けられ、前記包装袋に下端側から上端部ま
    で達する切目を入れる切断手段とを備え、該切断手段
    は、前記包装袋の塊状物の外周側に位置する部分に左右
    両側からカッター刃を押付ける下側カッターと、該下側
    カッターの上方に前記各カッター刃と同一線上に位置す
    る一対のカッター刃を有して包装袋の塊状物の上方に位
    置する部分に切込を入れる上側カッターと、前記下側カ
    ッターおよび該上側カッターを昇降させる昇降機構とか
    ら構成してなる包装袋の切断装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段の途中には、包装袋に向け
    て伸縮する針部を有し、該針部を介して該包装袋内にエ
    アを供給するエア供給手段を設けてなる請求項1に記載
    の包装袋の切断装置。
JP18193593A 1993-06-28 1993-06-28 包装袋の切断装置 Pending JPH0710139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18193593A JPH0710139A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 包装袋の切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18193593A JPH0710139A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 包装袋の切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0710139A true JPH0710139A (ja) 1995-01-13

Family

ID=16109472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18193593A Pending JPH0710139A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 包装袋の切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0710139A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120804A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Oshikiri:Kk パンの包装方法
KR101347173B1 (ko) * 2012-06-27 2014-01-03 정원아이디어 주식회사 톤백 절개장치
JP2014193751A (ja) * 2013-02-27 2014-10-09 Fujiki:Kk 袋体の開封装置
JP2017105473A (ja) * 2015-11-12 2017-06-15 日本国土開発株式会社 コンテナバッグの解袋装置
CN115009640A (zh) * 2022-06-29 2022-09-06 公元股份有限公司 一种包装袋自动拆包设备
JP2022136351A (ja) * 2021-03-07 2022-09-20 株式会社石巻アパラタス 食肉取出装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63208442A (ja) * 1987-02-20 1988-08-29 Kowa:Kk 包装枚葉紙の開封装置
JPH0257536A (ja) * 1988-08-12 1990-02-27 Kanebo Ltd 包装袋除去方法およびそれに用いる装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63208442A (ja) * 1987-02-20 1988-08-29 Kowa:Kk 包装枚葉紙の開封装置
JPH0257536A (ja) * 1988-08-12 1990-02-27 Kanebo Ltd 包装袋除去方法およびそれに用いる装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120804A (ja) * 2000-10-17 2002-04-23 Oshikiri:Kk パンの包装方法
JP4520615B2 (ja) * 2000-10-17 2010-08-11 株式会社オシキリ パンの包装方法
KR101347173B1 (ko) * 2012-06-27 2014-01-03 정원아이디어 주식회사 톤백 절개장치
JP2014193751A (ja) * 2013-02-27 2014-10-09 Fujiki:Kk 袋体の開封装置
JP2017105473A (ja) * 2015-11-12 2017-06-15 日本国土開発株式会社 コンテナバッグの解袋装置
JP2022136351A (ja) * 2021-03-07 2022-09-20 株式会社石巻アパラタス 食肉取出装置
CN115009640A (zh) * 2022-06-29 2022-09-06 公元股份有限公司 一种包装袋自动拆包设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2670980B2 (ja) フィルム包装体の開梱装置
CA2798513C (en) Method and folding device for handling l-boards
CA2028731C (en) Harvesting of delicate produce
JPH0710139A (ja) 包装袋の切断装置
US20040099110A1 (en) Apparatus for removing plastic wrapping film from pallets of products
JP3069220B2 (ja) 塊状物の包装袋除去装置
US20060059868A1 (en) Loader and packaging apparatus
EP0412621B1 (en) A method and device for aseptically propagating cells or tissues
JPH0541498B2 (ja)
JP2000175560A (ja) キノコの自動収穫装置
EP1837280B1 (en) Device for detaching an envelope around an object
JP2848747B2 (ja) 縫合装置及びそれを用いたきのこ栽培用培養基の製法
JP2618842B2 (ja) 茸菌の充填装置
JPH04352627A (ja) 包装袋の剥離装置
JPH1084771A (ja) 包装袋の袋口支持装置
JP3445127B2 (ja) 花束等の調製結束装置
JP3415042B2 (ja) パチンコ機の自動包装機
JP2727953B2 (ja) ストレッチ包装方法及び包装機
JP5271862B2 (ja) 四面体状包装体の製造方法およびその装置
JP2759619B2 (ja) 菌床栽培用の培養容器の製造方法およびその装置
US6776074B1 (en) Apparatus and method for handling flexible tubes
JPH1028471A (ja) 包装袋の開封装置
JPH08169427A (ja) 内容物を有する袋の破袋装置
CN211076639U (zh) 一种布卷包装机的侧封装置
JPH04352628A (ja) 包装袋の上部切断装置