JPH07100645B2 - 棒状化粧料 - Google Patents
棒状化粧料Info
- Publication number
- JPH07100645B2 JPH07100645B2 JP16651987A JP16651987A JPH07100645B2 JP H07100645 B2 JPH07100645 B2 JP H07100645B2 JP 16651987 A JP16651987 A JP 16651987A JP 16651987 A JP16651987 A JP 16651987A JP H07100645 B2 JPH07100645 B2 JP H07100645B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- stick
- core
- shaped cosmetic
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/33—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
- A61K8/37—Esters of carboxylic acids
- A61K8/375—Esters of carboxylic acids the alcohol moiety containing more than one hydroxy group
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q1/00—Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
- A61Q1/02—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
- A61Q1/10—Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for eyes, e.g. eyeliner, mascara
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、肌へのタッチがソフトで描きやすく、使用時
に折れることなく、温度依存性が小さく、かつ、経時で
も発粉することのない棒状化粧料に関する。
に折れることなく、温度依存性が小さく、かつ、経時で
も発粉することのない棒状化粧料に関する。
本発明が対象とする棒状化粧料は、油分および（また
は）ワックス類と粉末、界面活性剤、ベヘニン酸トリグ
リセライドおよびジステアリン酸エチレングリコールと
を含有する化粧料を芯として成型し保持具に充填したも
のであり、アイライナー、アイシャドーおよびリップペ
ンシルなどとして用いられる。
は）ワックス類と粉末、界面活性剤、ベヘニン酸トリグ
リセライドおよびジステアリン酸エチレングリコールと
を含有する化粧料を芯として成型し保持具に充填したも
のであり、アイライナー、アイシャドーおよびリップペ
ンシルなどとして用いられる。
棒状化粧料の芯製造方法は種類あるが、生産性とコスト
面に優れている押出成型法が一般的である。押出成型法
では、芯を固形化するための固体脂として、押出成型性
と成型芯の折れ強度特性に優れている、モクロウおびス
テアリン酸とを必須成分として配合していた。
面に優れている押出成型法が一般的である。押出成型法
では、芯を固形化するための固体脂として、押出成型性
と成型芯の折れ強度特性に優れている、モクロウおびス
テアリン酸とを必須成分として配合していた。
棒状化粧料は、肌へのタッチがソフトで描きやすく、使
用時に折れることなく、温度依存性が小さく、長期に亘
り外観的品椎の損われないものが望まれる。しかし、従
来のモクロウおよびステアリン酸とを配合した棒状化粧
料は、依温依存性が大きく、芯に発粉現象を起こすとい
う欠点があった。
用時に折れることなく、温度依存性が小さく、長期に亘
り外観的品椎の損われないものが望まれる。しかし、従
来のモクロウおよびステアリン酸とを配合した棒状化粧
料は、依温依存性が大きく、芯に発粉現象を起こすとい
う欠点があった。
ここでいう温度依存性の大小とは、使用時の環境温度に
よって芯の折れ強度あるいは使用性の変化する度合のこ
とである。すなわち温度依存性が大きい芯は、高温では
軟かくなるために折れやすく、逆に低温では硬くなるた
めに描きにくくなる。従って、温度依存性は小さいもの
が好ましい。
よって芯の折れ強度あるいは使用性の変化する度合のこ
とである。すなわち温度依存性が大きい芯は、高温では
軟かくなるために折れやすく、逆に低温では硬くなるた
めに描きにくくなる。従って、温度依存性は小さいもの
が好ましい。
また、発粉とは、棒状化粧料中の特定の成分、例えば、
脂肪酸が経時により芯表面に析出してくる現象で、粉を
ふいた様な状態を呈するために外観の美しさが著しく損
なわれることをいう。
脂肪酸が経時により芯表面に析出してくる現象で、粉を
ふいた様な状態を呈するために外観の美しさが著しく損
なわれることをいう。
本発明者らは、上記の欠点を解決すべく鋭意研究を重ね
た結果、モクロウおよびステアリン酸のかわりにベヘニ
ン酸トリグリセライドを特定量配合することにより、温
度依存性が小さく、発粉が起こらない棒状化粧料を得た
が、使用時に折れ易く、かつ、肌への感触も悪かった。
た結果、モクロウおよびステアリン酸のかわりにベヘニ
ン酸トリグリセライドを特定量配合することにより、温
度依存性が小さく、発粉が起こらない棒状化粧料を得た
が、使用時に折れ易く、かつ、肌への感触も悪かった。
そこで更に、ジステアリン酸エチレングリコールを特定
量配合したところ、肌へのタッチがソフトで描き易く、
使用時に折れにくく、温度依存性が小さく、発粉が起こ
らず、また、必要な他の特性をも兼備している棒状化粧
料を作りだし、本発明を完成するに至った。
量配合したところ、肌へのタッチがソフトで描き易く、
使用時に折れにくく、温度依存性が小さく、発粉が起こ
らず、また、必要な他の特性をも兼備している棒状化粧
料を作りだし、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、油分および（または）ワックス類と
粉体、界面活性剤を含有する棒状化粧料に、ベヘニン酸
トリグリセライドとジステアリン酸エチレングリコール
とを配合することを特徴とする棒状化粧料を提供するも
のである。
粉体、界面活性剤を含有する棒状化粧料に、ベヘニン酸
トリグリセライドとジステアリン酸エチレングリコール
とを配合することを特徴とする棒状化粧料を提供するも
のである。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明の棒状化粧料の基剤は、油分および（または）ワ
ックス類と粉体、界面活性剤、ベヘニン酸トリグリセラ
イドおよびジステアリン酸エチレングリコールとで構成
される。
ックス類と粉体、界面活性剤、ベヘニン酸トリグリセラ
イドおよびジステアリン酸エチレングリコールとで構成
される。
油分は皮膚安全性の高いものであれば良く、従来化粧品
分野で用いられている周知のものを使用する。例えば、
流動パラフィン、スクワラン、２−エチルヘキサン酸セ
チル、トリ−２−エチルヘキサン酸グリセリン、オリー
ブ油、ヒマシ油などが挙げられ。配合量は一般的に0.5
〜50重量％である。
分野で用いられている周知のものを使用する。例えば、
流動パラフィン、スクワラン、２−エチルヘキサン酸セ
チル、トリ−２−エチルヘキサン酸グリセリン、オリー
ブ油、ヒマシ油などが挙げられ。配合量は一般的に0.5
〜50重量％である。
ワックス類は、化粧料に一般に用いられている周知のも
のを使用する。例えば、セレシンワックス、ラノリン、
固型パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ワセ
リン、ビーゼルワックス、カルナウバワックス、キャン
デリラワックスなどが挙げられる。これらの中から１種
または２種以上を任意に選択使用する。配合量は一般的
に0.5〜20重量％である。
のを使用する。例えば、セレシンワックス、ラノリン、
固型パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ワセ
リン、ビーゼルワックス、カルナウバワックス、キャン
デリラワックスなどが挙げられる。これらの中から１種
または２種以上を任意に選択使用する。配合量は一般的
に0.5〜20重量％である。
粉体は、天然または合成のもので従来用いられている周
知のものを使用する。例えば、タルク、マイカ、カオリ
ン、二酸化チタン、亜鉛華、硫酸バリムウ、チタンマイ
カ系パール剤、有機顔料、無機顔料、ナイロンパウダー
などの合成樹脂粉体などが挙げられる。この中から１種
または２種以上を任意に選択する。配合量は一般に0.5
〜70重量％である。
知のものを使用する。例えば、タルク、マイカ、カオリ
ン、二酸化チタン、亜鉛華、硫酸バリムウ、チタンマイ
カ系パール剤、有機顔料、無機顔料、ナイロンパウダー
などの合成樹脂粉体などが挙げられる。この中から１種
または２種以上を任意に選択する。配合量は一般に0.5
〜70重量％である。
界面活性剤は、化粧品用として用いられる安全性の高い
ものであればよく、従来使用されている周知のものを使
えばよい。例えば、ソルビタンモノオレート、ソルビタ
ンセスキオレートなどのソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリルモノステアレート、グリセリルモノオレエート
などのグリセリルモノ脂肪酸エステルなどがある。配合
は、一般に0.1〜５重量％である。
ものであればよく、従来使用されている周知のものを使
えばよい。例えば、ソルビタンモノオレート、ソルビタ
ンセスキオレートなどのソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリルモノステアレート、グリセリルモノオレエート
などのグリセリルモノ脂肪酸エステルなどがある。配合
は、一般に0.1〜５重量％である。
本発明で用いられるベヘニン酸トリグリセライドの配合
量は、５〜35重量％の範囲で選択されるが、好ましくは
５〜15重量％である。５重量％未満では芯が軟らかくな
るので使用時に芯が折れ易くなり、35重量％を超えると
芯が硬くなり描きにくくなるので好ましい。
量は、５〜35重量％の範囲で選択されるが、好ましくは
５〜15重量％である。５重量％未満では芯が軟らかくな
るので使用時に芯が折れ易くなり、35重量％を超えると
芯が硬くなり描きにくくなるので好ましい。
また、ジステアリン酸エチレングリコールの配合量は、
１〜30重量％の範囲で選択されるが、好ましくは５〜15
重量％である。１重量％未満では効果が十分に発揮され
ず、30重量％を超えると芯が硬くなり描きにくくなるの
で好ましくない。
１〜30重量％の範囲で選択されるが、好ましくは５〜15
重量％である。１重量％未満では効果が十分に発揮され
ず、30重量％を超えると芯が硬くなり描きにくくなるの
で好ましくない。
本発明の棒状化粧料には、上記の必須成分に加えて必要
に応じて保湿剤、香料、薬剤、酸化防止剤、溶媒などを
配合する。もちろん、これらは本発明の効果を損なわな
い質的、量的条件下で使用しなければならない。
に応じて保湿剤、香料、薬剤、酸化防止剤、溶媒などを
配合する。もちろん、これらは本発明の効果を損なわな
い質的、量的条件下で使用しなければならない。
本発明の棒状化粧料は、肌へのタッチがソフトで描きや
すく、折れ強度も大きく、温度依存性が小さく、しか
も、発粉することがなく、メイクアップの落とし易さ、
耐水性、耐油性など棒状化粧料として要求される性質を
も兼備するものである。
すく、折れ強度も大きく、温度依存性が小さく、しか
も、発粉することがなく、メイクアップの落とし易さ、
耐水性、耐油性など棒状化粧料として要求される性質を
も兼備するものである。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。配
合量は重量％である。
合量は重量％である。
〔実施例〕 アイライナーペンシル （製法） ステアリン酸、モクロウ、硬化ヒマシ油、セレシン、ト
リ−２−エチルヘキサン酸グリセリル、ベヘニン酸トリ
グリセライド、ジステアリン酸エチレングリコールを90
℃に加熱溶解後、顔料を添加撹拌混合し、ローラー処理
を３回行ない、2mmφに押出成型して棒状芯を得た。
リ−２−エチルヘキサン酸グリセリル、ベヘニン酸トリ
グリセライド、ジステアリン酸エチレングリコールを90
℃に加熱溶解後、顔料を添加撹拌混合し、ローラー処理
を３回行ない、2mmφに押出成型して棒状芯を得た。
（効果） 発明品c,dと比較品a,bの品質評価を行ない、その結果を
表−１に示した。
表−１に示した。
〔発明の効果〕 棒状化粧料において、ベヘニン酸トリグリセライドを５
〜35重量％およびジステアリン酸エチレングリコールと
を１〜30重量％含有することにより、肌へのタッチがソ
フトで描き易く、使用時に折れることなく、また温度依
存性が小さくかつ発粉することのない棒状化粧料を得る
ことができる。
〜35重量％およびジステアリン酸エチレングリコールと
を１〜30重量％含有することにより、肌へのタッチがソ
フトで描き易く、使用時に折れることなく、また温度依
存性が小さくかつ発粉することのない棒状化粧料を得る
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項１】油分および（または）ワックス類と粉末、
界面活性剤を含有する棒状化粧料において、ベヘニン酸
トリグリセライドを５〜35重量％およびジステアリン酸
エチレングリコールを１〜30重量％とを含有することを
特徴とする棒状化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16651987A JPH07100645B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 棒状化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16651987A JPH07100645B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 棒状化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6413011A JPS6413011A (en) | 1989-01-17 |
| JPH07100645B2 true JPH07100645B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=15832824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16651987A Expired - Lifetime JPH07100645B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 棒状化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07100645B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6258346B1 (en) * | 2000-05-17 | 2001-07-10 | The Procter & Gamble Company | Cosmetic sticks containing triglyceride gellants having improved product hardness and low residue performance |
| US6231842B1 (en) * | 2000-05-17 | 2001-05-15 | The Procter & Gamble Company | Antiperspirant and deodorant sticks containing triglyceride gellants having improved product hardness and low residue performance |
| US6197286B1 (en) * | 2000-05-17 | 2001-03-06 | The Procter & Gamble Company | Cosmetic sticks containing triglyceride gellants having improved high temperature texture and phase stability |
| US6187301B1 (en) * | 2000-05-17 | 2001-02-13 | The Procter & Gamble Company | Antiperspirant and deodorant sticks containing triglyceride gellants having improved high temperature texture and phase stability |
| JP4895289B2 (ja) * | 2006-12-22 | 2012-03-14 | 株式会社トキワ | 棒状化粧料 |
-
1987
- 1987-07-03 JP JP16651987A patent/JPH07100645B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6413011A (en) | 1989-01-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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