JPH07100636B2 - 建築用板の製造方法 - Google Patents
建築用板の製造方法Info
- Publication number
- JPH07100636B2 JPH07100636B2 JP61200673A JP20067386A JPH07100636B2 JP H07100636 B2 JPH07100636 B2 JP H07100636B2 JP 61200673 A JP61200673 A JP 61200673A JP 20067386 A JP20067386 A JP 20067386A JP H07100636 B2 JPH07100636 B2 JP H07100636B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- building board
- pattern
- pattern portion
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明はケイ酸カルシウム板のような無機質板からなる
模様付きの建築用板の製造方法に関する。
模様付きの建築用板の製造方法に関する。
[背景技術」 従来より、ケイ酸カルシウム板のような無機質板から模
様付の建築用板A′を製造するには、無機質板1をプレ
スして模様部2′を形成した後に仕上げ塗装を施し仕上
げ層3を形成して行なっているが、プレスによる模様部
2′の形成であるため、同一パターンの模様部しか形成
できず、自然感に乏しいものであった。又模様部2′が
凹部となっているので、ほこりなどが堆積して汚れてし
まうという問題もあった。
様付の建築用板A′を製造するには、無機質板1をプレ
スして模様部2′を形成した後に仕上げ塗装を施し仕上
げ層3を形成して行なっているが、プレスによる模様部
2′の形成であるため、同一パターンの模様部しか形成
できず、自然感に乏しいものであった。又模様部2′が
凹部となっているので、ほこりなどが堆積して汚れてし
まうという問題もあった。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、自然感があり、ほこりなどにより汚
れることがない模様を有する建築用板を製造することに
ある。
的とするところは、自然感があり、ほこりなどにより汚
れることがない模様を有する建築用板を製造することに
ある。
[発明の開示] 本発明の建築用板の製造方法は、無機質板1の表面にUV
塗料を塗装してその表面を平滑となし、この平滑となっ
た表面に、部分的で且つランダムな模様塗装を施して模
様部2を形成し、この模様部2を含む全面に、ベースコ
ート塗装,印刷,クリヤー塗装の順に仕上げ塗装を施す
ことを特徴とするものであり、この構成により上記目的
を達成できたものである。即ち、仕上げ塗装に際して、
無機質板1であるため塗料の浸透が大きいが、模様部2
では塗料の浸透が少なくて肉盛り感が得られ、この結
果、自然な模様が得られ、しかも仕上げ層3の厚みが模
様部2では大きいので、模様部2以外の部分との光沢差
により立体感が得られるものである。
塗料を塗装してその表面を平滑となし、この平滑となっ
た表面に、部分的で且つランダムな模様塗装を施して模
様部2を形成し、この模様部2を含む全面に、ベースコ
ート塗装,印刷,クリヤー塗装の順に仕上げ塗装を施す
ことを特徴とするものであり、この構成により上記目的
を達成できたものである。即ち、仕上げ塗装に際して、
無機質板1であるため塗料の浸透が大きいが、模様部2
では塗料の浸透が少なくて肉盛り感が得られ、この結
果、自然な模様が得られ、しかも仕上げ層3の厚みが模
様部2では大きいので、模様部2以外の部分との光沢差
により立体感が得られるものである。
以下、本発明を添付の図面を参照して詳細に説明する。
無機質板1としては、例えば、ケイ酸カルシウム板であ
り、これら無機質板1は繊維のけば立ちにより表面平滑
性が得にくいので、まず、UV塗料などを塗装して目止め
処理を行って、下地調整を行う。尚、この目止め処理の
前に、用途によって耐水性を確保するためにシーラーを
含浸させておくものである。この目止め処理により表面
に平滑な鏡面が得られる。次いで、部分的に塗装を施し
て模様部2を形成する。この後、模様部2を含む全面
に、ベースコート塗装,印刷,クリヤー塗装の順に仕上
げ塗装を施して建築用板Aを得る。この場合、仕上げ塗
装の塗料は模様部2ではその浸透がすくなく、模様部2
以外では多くなることから、仕上げ層3の厚みは模様部
2で大きくそれ以外の部分では小さくなって肉盛り感が
得られる。換言すれば、仕上げ塗装に際してその塗料
は、模様部2では浸透が少なく、それ以外では多くなる
ことから、仕上げ層3の厚みは模様部2では大きくな
り、それ以外の部分では小さくなって、その両者間の光
沢差により、無機質板1の表面にはランダム模様の自然
的な立体感が得られる。この建築用板Aは例えば、浴室
の壁などとして使用される。
無機質板1としては、例えば、ケイ酸カルシウム板であ
り、これら無機質板1は繊維のけば立ちにより表面平滑
性が得にくいので、まず、UV塗料などを塗装して目止め
処理を行って、下地調整を行う。尚、この目止め処理の
前に、用途によって耐水性を確保するためにシーラーを
含浸させておくものである。この目止め処理により表面
に平滑な鏡面が得られる。次いで、部分的に塗装を施し
て模様部2を形成する。この後、模様部2を含む全面
に、ベースコート塗装,印刷,クリヤー塗装の順に仕上
げ塗装を施して建築用板Aを得る。この場合、仕上げ塗
装の塗料は模様部2ではその浸透がすくなく、模様部2
以外では多くなることから、仕上げ層3の厚みは模様部
2で大きくそれ以外の部分では小さくなって肉盛り感が
得られる。換言すれば、仕上げ塗装に際してその塗料
は、模様部2では浸透が少なく、それ以外では多くなる
ことから、仕上げ層3の厚みは模様部2では大きくな
り、それ以外の部分では小さくなって、その両者間の光
沢差により、無機質板1の表面にはランダム模様の自然
的な立体感が得られる。この建築用板Aは例えば、浴室
の壁などとして使用される。
[発明の効果] 本発明にあっては、無機質板の表面にUV塗料を塗装して
その表面を平滑となし、この平滑となった表面に、部分
的で且つランダムな模様塗装を施して模様部を形成し、
この模様部を含む全面に、ベースコート塗装,印刷,ク
リヤー塗装の順に仕上げ塗装を施すもので、仕上げ塗装
に際してその塗料は、模様部では浸透が少なく、それ以
外では多くなることから、仕上げ層の厚みは模様部では
大きく、それ以外の部分では小さくなって、その両者の
間の光沢差により、無機質板の表面にはランダム模様の
自然的な立体感が得られ、さらには模様部は突出してい
るので、従来のようにほこりなどが堆積することがない
ものである。
その表面を平滑となし、この平滑となった表面に、部分
的で且つランダムな模様塗装を施して模様部を形成し、
この模様部を含む全面に、ベースコート塗装,印刷,ク
リヤー塗装の順に仕上げ塗装を施すもので、仕上げ塗装
に際してその塗料は、模様部では浸透が少なく、それ以
外では多くなることから、仕上げ層の厚みは模様部では
大きく、それ以外の部分では小さくなって、その両者の
間の光沢差により、無機質板の表面にはランダム模様の
自然的な立体感が得られ、さらには模様部は突出してい
るので、従来のようにほこりなどが堆積することがない
ものである。
そのうえ、下地処理を含む表面化粧に関する工程を全て
塗装によって行うことができ、しかも速乾性のUV塗料を
塗装して目止め処理が行われるために、この塗装により
表面化粧工程を連続的にかつ簡単に行うことができるこ
とになり、きわめて高い製造効率が得られる効果があ
る。
塗装によって行うことができ、しかも速乾性のUV塗料を
塗装して目止め処理が行われるために、この塗装により
表面化粧工程を連続的にかつ簡単に行うことができるこ
とになり、きわめて高い製造効率が得られる効果があ
る。
第1図及び第2図は本発明の一実施例により得られた建
築用板を示す斜視図及び断面図、第3図は従来例により
得られた建築用板を示す断面図であって、Aは建築用
板、1は無機質板、2は模様部、3は仕上げ層である。
築用板を示す斜視図及び断面図、第3図は従来例により
得られた建築用板を示す断面図であって、Aは建築用
板、1は無機質板、2は模様部、3は仕上げ層である。
Claims (1)
- 【請求項1】無機質板の表面にUV塗料を塗装してその表
面を平滑となし、この平滑となった表面に、部分的で且
つランダムな模様塗装を施して模様部を形成し、この模
様部を含む全面に、ベースコート塗装,印刷,クリヤー
塗装の順に仕上げ塗装を施すことを特徴とする建築用板
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61200673A JPH07100636B2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 建築用板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61200673A JPH07100636B2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 建築用板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6355178A JPS6355178A (ja) | 1988-03-09 |
JPH07100636B2 true JPH07100636B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=16428335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61200673A Expired - Lifetime JPH07100636B2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 建築用板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07100636B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51137513A (en) * | 1975-05-24 | 1976-11-27 | Eidai Co Ltd | Method of producing cubically printed decorated board |
JPS51143020A (en) * | 1975-06-05 | 1976-12-09 | Nippon Asbestos Co Ltd | Method of preparing smooth ground of calcium silicate board |
JPS5920635B2 (ja) * | 1976-06-05 | 1984-05-14 | 永大産業株式会社 | 防火化粧板の製造方法 |
-
1986
- 1986-08-26 JP JP61200673A patent/JPH07100636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6355178A (ja) | 1988-03-09 |
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