JPS602990B2 - タイル様化粧板 - Google Patents

タイル様化粧板

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JPS602990B2
JPS602990B2 JP9892180A JP9892180A JPS602990B2 JP S602990 B2 JPS602990 B2 JP S602990B2 JP 9892180 A JP9892180 A JP 9892180A JP 9892180 A JP9892180 A JP 9892180A JP S602990 B2 JPS602990 B2 JP S602990B2
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JP
Japan
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tile
layer
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ink
base material
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JP9892180A
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English (en)
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JPS5724248A (en
Inventor
紀孝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANO SHIGEI KK
Original Assignee
SANO SHIGEI KK
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Publication date
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタイル様化粧板に関するものである。
イタリアンタイルのような高級タイルは非常に豪華でか
つ清潔な印象を与えるものであるが、値段が高く施工も
手数がかかるため、一部の高級住宅にのみ使用されてい
るのが現状である。そのため、これらに代るものとして
、従来から種々のタイル様イり斑板が提案されているが
、従来提案されているタイル様イQ鮭板は、次に例示す
るように未だ改良の余地が多分にある。例えば、施工が
便利なタイル様化粧板として、フレキシブルボード(石
綿セメント板)や特殊石綿セメント板等の基板上に、ダ
ツプイ8姓(ジアリルフタレート樹脂イq姓)を施した
り、ダイレクトはいずれも表面がフラットであるか、又
は後にタイル目地様の凹溝部を切削により形成したもの
であるため、本物タイルの表面側周縁部における、丸み
をおびた滑らかな風合を表現することができず、意匠上
不充分である。
この点、水酸化アルミとガラス繊維を主村とする基材上
にメラミンを一体成形して形成した近年みられるタイル
様イ8既板は、タイル目地様の凹溝部を加圧成形により
形成しているため、本物タイルの表面側周縁部における
、丸みをおびた滑らかな風合を表現することができるが
、柄物のタイル様イQ降板を得たい場合であっても、加
圧成形型におけるェンボスをメラミン樹脂部の模様に同
調させることが難しいため、現実には、目地部とタイル
部の全体が無地か又は無地に近いタイル様イ8降板とし
て提供されているにすぎない。
その他、基材表面の印刷紙上にポリエステル化艇を施し
たタイル様化粧板も提案されているが、この場合も印刷
紙の動きのために印刷紙の目地部と樹脂層のェンボスを
同調させることが難しく、また、樹脂層のェンボスも深
くは形成できない等の問題があった。
本発明者は、この様な現況に鑑み、色調、立体形状にお
いて共にタイル壁面の風合に酷似したタイル様イq鮭板
を低コストで作業性よく提供せんとした結果、本発明に
到達したものである。
即ち本発明は、タイル目地様の凹溝部と***模様を有す
るタイル面様の凸部とを加圧成形によって形成した不燃
基材と;不燃基材の表面の凹凸に沿う如く基材表面へ形
成した下地塗膜層と;タイル面様の凸部上方に位置する
下地塗膜層上へ形成したインキ層と;下地塗膜層及びイ
ンキ層上へ最上層として全面形成した上塗り塗膜層とか
らなり、インキ層の膜厚の大小によって濃淡模様を示す
タイル様化粧板、を提供するものである。
図面は、本発明の−実施態様に係るタイル様化粧板を、
上下方向へのみ拡大して示した断面図であるが、以下本
発明をこの図に基づいて更に説明する。図中11は、不
燃基材1の表面に加圧成形によって形成したタイル目地
様の凹溝部であり、12は、前記加圧成形の際にタイル
目地様の凹溝部11の間に生じるタイル面様の凸部であ
る。
タイル面様の凸部12には更に***模様13を形成する
が、この***模様は後にインキを塗布した際に、この隆
起模様部分へ自然にインキ層3が薄く形成され、その他
の部分へインキ層3が厚く形成されるように設けるもの
である。
従ってタイル面様の凸部12に施す***模様13は、後
記する製造例に例示する如く、タイル面様の凸部12に
比較すれば、相当低いもので充分であり、また低い方が
、樹脂量を抑制することにもなり、且つ良好なインキ層
3の形成を促すことにもなる。
不燃基材1としては、無機質板の他金属坂を使用するこ
とができ、無機質板を用いた場合には他の基材と併用し
なくても単独で良好な防音、断熱効果を有する不燃材と
なしうる利点があるが、不燃基材1として無機質板を用
いる場合には、無機質板を成形品として得る際に、一言
いかえれば、無機質板の原材料の硬化を完全に終える前
に、一前記したタイル目地様の凹溝部11と隆記模様1
3を有するタイル面様の凸部12とを加圧成形によって
形成する必要がある。
本発明における不燃基材1として良好な無機質板として
は、けし、酸カルシウム板、石綿セメント板、スラグ石
膏板、特殊石綿セメント板、石膏ボード等を挙げること
ができる。
不燃基材1の表面における下地塗膜層2は、その上層へ
のインキ層3の形成を良好にし、またインキ層3や更に
その上層の上塗り塗膜層4‘こ相まって、陶器に似た風
合を生ぜしめるために形成するものである。
この意味ではタイル目地様の凹溝部11への下地塗膜層
2の形成は必ずしも必要ではなく、また、基材表面全面
又は不燃基材におけるタイル面様の凸部12上へ下地塗
膜を形成した後、不燃基村におけるタイル目地様の凹溝
部11上へ更に別の色彩の下地塗膜を形成することも可
能であるが、基村表面への下地塗膜層2の部分的な形成
は、下地塗料の塗布作業を煩雑にするため、望ましくは
単一の下地塗膜層2を基材表面へ全面形成する。
下地塗膜層2の形成にあたっては、例えばウレタン樹脂
塗料、アクリル系ウレタン樹脂塗料、メラミン樹脂塗料
、アミノアルキッド樹脂塗料、ェポキシ樹脂塗料等の熱
硬化性塗料や合成樹脂ェマルジョンベィント、塩化ビニ
ル樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、アクリルラッカー、フ
タル酸樹脂塗料等の熱可塑性樹脂塗料、及びシリカ系無
機質塗料等を下地塗料として使用できる。
下地塗料の塗装方法としてはカーテンフローコーター法
、スプレー法が好適である。
インキ層3は、望ましくは、アクリルェマルジョン、ェ
ポキシヱマルジョン等のメジウムと一般の無機又は有機
顔料等の着色剤とを混合したスクリーンインキをスクリ
ーン型上にのせ、ゴム製のスクイジーにより均一にイン
キをしごさ、インキを基剤表面に押し出して形成する。
メジウムはインキを適当な粘度のものとし、被印刷面に
結合させるためのものであり、スクリーン適性を向上さ
せるために、更に増粘剤、界面活性剤、消泡剤等を混合
する場合もある。インキ層3の濃厚の大小による濃淡模
様を生ぜしめるには、インキ層3の色彩と下地塗膜層2
の色彩とを変え、タイル面様の凸部12における***模
様13に相応して下地塗膜層2上に現われる***の高さ
1と当該***間の凹みにおけるインキ層3の厚みmとが
、およそ1.乳ZmZIとなるようにすればよい。
インキ層3が厚すぎると色の濃淡はでず、逆にインキ層
3が薄すぎるとインキが下地塗膜層2上に再現性よくお
りなくなるからである。インキ層3は、タイル面様の凸
部12上方に位鷹する下地塗膜層上へ、全面形成しても
よく、また図示する例の如く模様状に部分形成してもよ
い。
上塗り塗膜層4の形成にあたっては、ウレタン樹脂塗料
、アクリル系ウレタン樹脂塗料、メラミン樹脂塗料、ア
ミノアルキッド樹脂塗料、ェポキシ樹脂塗料等の熱硬化
性樹脂塗料や合成樹脂ェマルジョンベィント、塩化ビニ
ル樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、アクリルラッカー、フ
タル酸樹脂塗料等の熱可塑性樹脂塗料を、上塗り塗料と
して使用でき、その塗装方法としてはカーテンフローコ
ーター法、スプレー法等が適用できる。
以上の、本発明に係るタイル様化粧板は、インキ層3の
膜厚の大小によってインキ層の色を濃淡模様として表現
し、同時にインキ層3の下方にある下地塗膜層2の色を
深みのある濃淡模様として表現する様にしたものであり
、更に最上層の透明又は半透明な上塗り塗膜層4によっ
て、タイル様の色の深みと光沢を本物のタイル以上に表
現するものである。
特に後記する製造例による、タイル目地様の凹溝部と隆
起模様を有するタイル面様の凸部とを加圧成形によって
形成した、無機質の不燃基材と;不燃基材の表面の凹凸
に沿う如く基材表面へ全面形成した下地塗膜層と;タイ
ル両様の凸部上方に位置する下地塗膜層上へ模様状に形
成したスクリーンインキ層と;下地塗膜層及びインキ層
へ最上層として全面形成した上塗り塗膜層とからなり、
スクIJーンィンキ層の膜厚の大小によって濃淡模様を
示すタイル様化粧板は、意匠的にもすぐれた、防音、断
熱効果を有する不燃材となりうるものであり、その製造
に際しても有利なものである。
以下、本発明を製造例によって更に説明する。
製造例 1中3肌、深さ0.5肋のタイル目地様の凹溝
部と、高さ50〆の***模様−山形状の***部分がいり
組み、全体としてメロン肌のような外観を呈する模様一
を有するタイル面様の凸部とを、加圧成形によって形成
した厚さ5肋の繊維混入スラグ石膏板(日光化成株式会
社製)を用意し、その表面にアイボリーホワイトのウレ
タン樹脂塗料(大日本塗料株式会社製)を塗布量111
夕/あとなるようにカーテンフローコーター法により全
面塗装した。
引き続き、10ぴ○で15分乾燥し、冷却して基材表面
へ下地塗膜層を定着させた後、その上に、ェポキシ系ェ
マルジョンメジウム(大日本塗料株式会社製)と着色剤
とからなるうぐいす色のスクリーンインキを150rの
厚さのスクリーン型で塗布量55夕/めとなるように印
刷し、その後100℃で30分乾燥して、タイル面様の
凸部上方に位置する下地塗膜層上へ、最大厚(***間に
おける凹み模様上での厚さ)55Aのインキ層を形成し
た。
次いで、ウレタン樹脂塗料(大日本塗料株式会社製)を
塗布量総夕/〆となるようにカーテンフローコータ一法
で塗装し、100℃で15分乾燥して、基材表面全面へ
透明な上塗り塗膜層を形成した。本製造例において、イ
ンキ層はひび割れ模様状に形成したが、その結果、目的
物におけるタイル両様の凸部には、深みのある濃淡模様
を有する卵の割殻を4・間隔に敷きつめたような味わい
深い風合を表現することができた。
製造例 2 中3肌、深さ0.5肌のタイル目地様の凹溝部と、製造
例1に同様な高さ80rの***模様を有するタイル面様
の凸部とを、加圧成形によって形成した厚さ3肋のフレ
キシブルボード(日光化成株式会社製の石綿セメント板
)を用意し、その表面にアイボリーホワイトのアクリル
系ウレタン樹脂塗料(大日本塗料株式会社製)を塗布量
111夕/従となるようにカーテンフローコーター法に
より全面塗装した。
引き続き100℃で10分乾燥し、冷却して基材表面へ
下地塗膜層を定着させた後、その上にアクリル系ェマル
ジョンメジウム(大日本塗料株式会社製)と着色剤とか
らなる茶色のスクリーンインキを200仏の厚さのスク
リーン型で塗布量110夕/れとなるように印刷し、そ
の後100℃で20分乾燥して、タイル面様の凸部上方
に位置する下地塗膜層上へ、最大厚80〃のインキ層を
形成した。
次いで、アミノアルキッド塗料(大日本塗料株式会社製
)を塗布量88夕/めとなるようにカーテンフローコー
タ一法で塗装し、100℃で10分乾燥して、基材表面
全面へ透明な上塗り塗膜層を形成した。本製造例におい
ても、インキ層はひび割れ模様状に形成したが、その結
果、製造例袴軒健簸良好なタイル様化粧板を得ることが
できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の−実施態様に係るタイル様化粧板の斜
視図、第2図は第1図の部分拡公大縦断面図である。 図中、1は不燃基材、11はタイル目地様の凹溝部、1
2はタイル面様の凸部、13は***模様、2は下地塗膜
層、3はインキ層、4は上塗り塗膜層を、夫々示す。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タイル目地様の凹溝部と***模様を有するタイル面
    様の凸部とを加圧成形によって形成した不燃基材と:不
    燃基材の表面の凹凸に沿う如く基材表面へ形成した下地
    塗膜層と;タイル面様の凸部上方に位置する下地塗膜層
    上へ形成したインキ層と;下地塗膜層及びインキ層上へ
    最上層として全面形成した上塗り塗膜層とからなり、イ
    ンキ層の膜厚の大小によって濃淡模様を示すタイル様化
    粧板。
JP9892180A 1980-07-19 1980-07-19 タイル様化粧板 Expired JPS602990B2 (ja)

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SE436951B (sv) * 1981-02-19 1985-01-28 Asea Ab Kontrollforfarande vid tillverkning av transformator eller reaktor samt anordning for tillverkningskontroll av transformator eller reaktor
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