JP2685913B2 - 建築用板の製造方法 - Google Patents

建築用板の製造方法

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JP2685913B2
JP2685913B2 JP1208332A JP20833289A JP2685913B2 JP 2685913 B2 JP2685913 B2 JP 2685913B2 JP 1208332 A JP1208332 A JP 1208332A JP 20833289 A JP20833289 A JP 20833289A JP 2685913 B2 JP2685913 B2 JP 2685913B2
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竹男 四宮
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は天然石の外観を表現する建築用板の製造方法
に関し、詳しくは天然石、特にみかげ石柄の表面模様を
形成する方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、外観の豪華さから天然石を建築材として用いる
ことが行なわれてきた。
ところが天然石を建築材として用いると、コストが高
い、重い、割れやすい、施工が大変等の欠点を有してい
る。このため天然石模様の建築用板を得る方法として基
材面にプリント印刷するものが最も広く使用されている
が次の欠点がある。
製版及び印刷に時間と経費を要する。
天然石に見られる柄の変化がなく、画一的な柄表現
しかできない(製版した同一模様のみ)。
柄に変化をつけようとすれば版が多く必要である。
製版のサイズのものしかできないため大きなサイズ
は不可能である。
基材に凹凸(エンボス)を有するものはできない。
この問題を解決するものとして本件特許出願人は先に
特願昭63-177305号、特願昭63-177306号、実願平1-2050
5号、特願平1-51525号、特願平1-51526号等を出願し
た。かかるものは基板の表面にベースコートを施し、ベ
ースコート上に柄コートを施し、柄コート上にカラーク
リアー塗料等のトップコートを施して建築用板を形成し
ている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のものはプリント印刷するものの欠点を解消でき
るが、次の問題がある。つまり天然石、人造石の質感を
表現するため表面を研摩して鏡面を得る。また深みを出
すためトップコートにカラークリアー塗料を用いるが、
カラークリアー塗料のトップコートを鏡面仕上げする場
合、塗布量(カラークリアー塗料のトップコートの厚
み)が一定であっても研摩時の研摩量のばらつきが発生
し、カラークリアー塗料のトップコートの厚みが変化
し、表面外観で色の違いが発生するという欠点を有す
る。
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本
発明の目的とするところは天然石、人造石を表現するた
めにトップコートにカラークリアー塗料を用いて表面を
研摩するものでもカラークリアー塗料のトップコートの
厚みのばらつきによる表面の色違いを防止できる建築用
板の製造方法を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明建築用板の製造方法
は、基板1上に隠蔽性のある塗料のベースコート2を施
し、次いでベースコート2上に柄模様の柄コート3を形
成し、柄コート3の上に該ベースコート2の略全面にわ
たる範囲でカラークリアー塗料の第1トップコート4を
形成すると共に第1トップコート4の上に無色クリアー
塗料の第2トップコート5を形成し、第2トップコート
5の表面を研摩して鏡面加工することを特徴とするもの
である。
[作用] カラークリアー塗料の第1トップコート4の上に無色
クリアー塗料の第2トップコート5を形成して第2トッ
プコート5の表面を研摩することによりカラークリアー
塗料の第1トップコート4の厚みを変えることなく表面
を鏡面にできてカラークリアー塗料の層の厚みのばらつ
きによる色違いを防止することができる。
[実施例] 基板1は表面が平滑なものであって、材料としては硅
酸カルシウム板、石綿セメント板、石膏スラグ板、石膏
ボード、FRP板、合板、木材板等が用いられる。この基
板1の表面には隠蔽性のある塗料を用いて表現する天然
石と同色の塗膜を形成するベースコート2が形成され
る。かかるベースコート2の塗装を行なう塗装方法とし
てはロールコーター、フローコーター、スプレー塗装等
の単独または併用がある。ベースコート2の塗料の材質
としては例えばウレタン系エナメル塗料がある。次いで
このベースコート2上に隠蔽性のある塗料を柄模様を形
成するように塗布して柄コート3が形成される。この柄
コート3を形成する塗料としてはウレタン系エナメル塗
料がある。このようにベースコート2上に柄コート3を
施した後、天然石の持つ深みを出すため柄コート3上に
カラークリアー塗料を塗布して第1トップコート4を形
成し、第1トップコート4の上に無色クリアー塗料を塗
布して第2トップコート5を形成する。つまり柄コート
3のみでは天然石の深みのある透明度が表現できず、柄
コート3にカラークリアー塗料の第1トップコート4や
無色クリアー塗料の第2トップコート5を施すことによ
って深み感を表現する効果を有する。第1トップコート
4や第2トップコート5を施すクリアー塗料は例えばウ
レタン系のクリアー塗料である。ところで第1トップコ
ート4や第2トップコート5を施したとき塗装時の表面
に異物が付着したり気泡が混入したりし、塗装だけでは
良好な外観が得られなく、また柄コート3の凹凸により
第2トップコート5の表面に微小な凹凸ができて天然石
を研摩した平滑面が得られないという問題がある。この
問題を解決するため第2トップコート5の表面を研摩
し、第2トップコート5の表面を平滑に仕上げることに
より深み感を向上させることができる。深みを効果的に
出すには第1トップコート4や第2トップコート5の厚
みを厚くすればより効果的であり、クリアー塗料を複数
回塗布しても良い。また表面を研摩するのは無色クリア
ー塗料の第2トップコート5であるのでカラークリアー
塗料の第1トップコート4厚みが変わらず表面の色違い
を防止できる。
[発明の効果] 本発明は叙述の如く基板上に隠蔽性のある塗料のベー
スコートを施し、次いでベースコート上に柄模様の柄コ
ートを形成し、柄コートの上に該ベースコートの略全面
にわたる範囲でクリアー塗料のトップコートを形成して
いるので、プリント印刷法では表現できない画一的でな
い(柄コート塗装による適度なばらつきが発生し、全て
微妙に違う柄が得られる)天然石、特にみかげ石柄が表
現された建築用板が得られるのは勿論、クリアー塗料の
トップコートの表面を研摩して表面を鏡面にしているの
で、表面の平滑性がよくなり天然石の磨いた外観に近付
けることができて外観を向上できるものであり、しかも
カラークリアー塗料の第1トップコートを形成している
ので、カラークリアー塗料により更に色の変化による深
み感が増すものであり、さらにカラークリアー塗料の第
1トップコートを形成すると共に第1トップコートの上
に無色クリアー塗料の第2トップコートを形成し、第2
トップコートの表面を研摩して鏡面加工するので、第2
トップコートの表面を研摩する際に、研摩量のばらつき
が発生しても、無色クリアー塗料の第2トップコートの
厚みが変化するだけで、カラークリアー塗料の第1トッ
プコートを研摩することなく、カラークリアー塗料の第
1トップコートの厚みを均一にできて色違いを防止でき
て一層天然石や人造石の外観に近付けることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明建築用板の製造方法により得られた建築
用板の一例を示す断面図であって、1は基板、2はベー
スコート、3は柄コート、4は第1トップコート、5は
第2トップコートである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に隠蔽性のある塗料のベースコート
    を施し、次いでベースコート上に柄模様の柄コートを形
    成し、柄コートの上に該ベースコートの略全面にわたる
    範囲でカラークリアー塗料の第1トップコートを形成す
    ると共に第1トップコートの上に無色クリアー塗料の第
    2トップコートを形成し、第2トップコートの表面を研
    摩して鏡面加工することを特徴とする建築用板の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6057391B2 (ja) * 1977-09-30 1985-12-14 野田合板株式会社 凹凸模様化粧板の製造方法
JPS5821499U (ja) * 1981-08-06 1983-02-09 セイコーインスツルメンツ株式会社 貴石調モザイクダイヤル

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JPH0372983A (ja) 1991-03-28

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