JPH0698445B2 - 穴付きユニオンの成形方法 - Google Patents
穴付きユニオンの成形方法Info
- Publication number
- JPH0698445B2 JPH0698445B2 JP4275333A JP27533392A JPH0698445B2 JP H0698445 B2 JPH0698445 B2 JP H0698445B2 JP 4275333 A JP4275333 A JP 4275333A JP 27533392 A JP27533392 A JP 27533392A JP H0698445 B2 JPH0698445 B2 JP H0698445B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- hole
- union
- holes
- forming
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- Expired - Lifetime
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Forging (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧管路の直角部分に
継手として用いられる穴付きユニオンの成形方法に関す
る。
継手として用いられる穴付きユニオンの成形方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】穴付きユニオンを大量生産するには鍛造
手段が有利である。鍛造手段による穴付きユニオンの成
形には、例えば有底筒の一端部を球形に膨出形成し、そ
の膨出形成された頭部の対向する二面を切除する方法も
あるが、強度不足気味の傾向が強い。よって円柱状部分
（以下ボス部という）の一端部に球形の頭部を備えた素
材へ、ボス部内を貫通して頭部内に達する有底孔を設
け、前記頭部の対向する二側面をトリムパンチとトリム
ダイスとにより平面に加工し、平面加工が施された頭部
に、両平面相互間へ前記有底孔に連通した貫通孔を穿設
したり、前記素材の頭部の対向する二側面をトリムパン
チとトリムダイスとにより平面に加工し、ボス部内を貫
通して頭部内に達する有底孔を設け、更に平面加工を施
された頭部に、両平面相互間へ前記有底孔に連通した貫
通孔を穿設する二通りの工法が実施されている。
手段が有利である。鍛造手段による穴付きユニオンの成
形には、例えば有底筒の一端部を球形に膨出形成し、そ
の膨出形成された頭部の対向する二面を切除する方法も
あるが、強度不足気味の傾向が強い。よって円柱状部分
（以下ボス部という）の一端部に球形の頭部を備えた素
材へ、ボス部内を貫通して頭部内に達する有底孔を設
け、前記頭部の対向する二側面をトリムパンチとトリム
ダイスとにより平面に加工し、平面加工が施された頭部
に、両平面相互間へ前記有底孔に連通した貫通孔を穿設
したり、前記素材の頭部の対向する二側面をトリムパン
チとトリムダイスとにより平面に加工し、ボス部内を貫
通して頭部内に達する有底孔を設け、更に平面加工を施
された頭部に、両平面相互間へ前記有底孔に連通した貫
通孔を穿設する二通りの工法が実施されている。
【０００３】ところがボス部内を貫通して頭部内に達す
る有底孔を設けてから、頭部の対向する二側面をトリム
加工すると、トリム加工する際、内側に応力が作用して
有底孔を変形させてしまうし、逆に頭部の対向する二側
面をトリム加工した後、ボス部内を貫通して頭部内に達
する有底孔を設けると、有底孔に相当するボリュームが
二方面へ逃げ、トリム加工された平面を変形させてしま
う。そのため二平面或は穴の内周を修正加工する必要が
あった。尚前記変形を防止するために、面や穴の内部を
拘束すると、パンチに掛る応力が増大し、パンチの破壊
を招いてしまう。そこで出願人は、図６に示すように、
円柱状のボス部１ａ先端に球形の頭部２ａを備えた素材
１へ、ボス部１ａ内を貫通して頭部内に達する有底孔４
を設け、その有底孔４に挿入したガイドパンチ８により
限定拘束した状態で、前記頭部２ａの対向する二側面を
トリムパンチ９とトリムダイス１０とで平面に加工し、
その平面加工された頭部の両平面相互間へ、前記有底孔
に連通する貫通孔６を穿設する成型方法を提案した。
る有底孔を設けてから、頭部の対向する二側面をトリム
加工すると、トリム加工する際、内側に応力が作用して
有底孔を変形させてしまうし、逆に頭部の対向する二側
面をトリム加工した後、ボス部内を貫通して頭部内に達
する有底孔を設けると、有底孔に相当するボリュームが
二方面へ逃げ、トリム加工された平面を変形させてしま
う。そのため二平面或は穴の内周を修正加工する必要が
あった。尚前記変形を防止するために、面や穴の内部を
拘束すると、パンチに掛る応力が増大し、パンチの破壊
を招いてしまう。そこで出願人は、図６に示すように、
円柱状のボス部１ａ先端に球形の頭部２ａを備えた素材
１へ、ボス部１ａ内を貫通して頭部内に達する有底孔４
を設け、その有底孔４に挿入したガイドパンチ８により
限定拘束した状態で、前記頭部２ａの対向する二側面を
トリムパンチ９とトリムダイス１０とで平面に加工し、
その平面加工された頭部の両平面相互間へ、前記有底孔
に連通する貫通孔６を穿設する成型方法を提案した。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の工法は、ト
リムパンチとトリムダイスとで加工された平面に生ずる
バリ１１を除去しなければならないし、トリム加工によ
る平面の仕上りは悪いので、仕上げ加工を必要とする。
よって材料歩留りが悪い欠点があった。
リムパンチとトリムダイスとで加工された平面に生ずる
バリ１１を除去しなければならないし、トリム加工によ
る平面の仕上りは悪いので、仕上げ加工を必要とする。
よって材料歩留りが悪い欠点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、円柱状の素材
先端に扁平頭部を成形する第一工程と、その扁平頭部の
表面に、欠肉による陥没部を形成する第二工程と、前記
欠肉分に相当するボリュームの穴あけと同時に扁平頭部
を所定形状に整形する第三工程とを順に行なうものであ
る。
先端に扁平頭部を成形する第一工程と、その扁平頭部の
表面に、欠肉による陥没部を形成する第二工程と、前記
欠肉分に相当するボリュームの穴あけと同時に扁平頭部
を所定形状に整形する第三工程とを順に行なうものであ
る。
【０００６】
【作用】穴あけにより生じた余肉は過不足無く陥没部に
充当され、穴及び外形とも歪無く、而も同時に形成され
る。
充当され、穴及び外形とも歪無く、而も同時に形成され
る。
【０００７】
【実施例】本発明に係る穴付きユニオンの成形方法を図
面に基いて説明する。図１は本発明に係るユニオンの成
形方法の工程を示したもので、１は円柱状の素材であ
り、先ず第一工程でこの素材先端に扁平頭部２を膨出成
形すると共に、ボス部１ａ内に有底孔４を形成し、続く
第二工程でその扁平頭部２の表面に、欠肉による陥没部
３を形成する（図２，図３）。この陥没部３を形成する
際には、扁平頭部２の形状自体も変更されることがあ
る。そして欠肉量は、前記第二工程で形成された有底孔
を扁平頭部内に達するまで延長する延長部分に相当した
ボリュームとなっている。第三工程では、前記有底孔４
を扁平頭部内に達するまで延長する穴あけをすると同時
に、扁平頭部２を、球の対向面が削ぎ落された所定の形
状に整形する（図４）。
面に基いて説明する。図１は本発明に係るユニオンの成
形方法の工程を示したもので、１は円柱状の素材であ
り、先ず第一工程でこの素材先端に扁平頭部２を膨出成
形すると共に、ボス部１ａ内に有底孔４を形成し、続く
第二工程でその扁平頭部２の表面に、欠肉による陥没部
３を形成する（図２，図３）。この陥没部３を形成する
際には、扁平頭部２の形状自体も変更されることがあ
る。そして欠肉量は、前記第二工程で形成された有底孔
を扁平頭部内に達するまで延長する延長部分に相当した
ボリュームとなっている。第三工程では、前記有底孔４
を扁平頭部内に達するまで延長する穴あけをすると同時
に、扁平頭部２を、球の対向面が削ぎ落された所定の形
状に整形する（図４）。
【０００８】これらの工程は多段ステーションのトラン
スファ送りを行なって線材から製品までを一貫生産する
ヘッダ機により行なわれ、各ステーションで据込み加工
される。有底孔の形成と外形の整形とが同時に行なわれ
ることにより、穴あけにより延長された延長部分４ａの
余肉が陥没部に充当され、穴の形状も外形形状も歪無く
成型される。
スファ送りを行なって線材から製品までを一貫生産する
ヘッダ機により行なわれ、各ステーションで据込み加工
される。有底孔の形成と外形の整形とが同時に行なわれ
ることにより、穴あけにより延長された延長部分４ａの
余肉が陥没部に充当され、穴の形状も外形形状も歪無く
成型される。
【０００９】このようにして製造された製品素材５に、
有底孔４の延長部分４ａに連通する貫通孔６を設けて穴
付きユニオン７とする（図５）。このようにして鍛造手
段により形成された製品は、信頼性が高く、歩留り良く
生産される。
有底孔４の延長部分４ａに連通する貫通孔６を設けて穴
付きユニオン７とする（図５）。このようにして鍛造手
段により形成された製品は、信頼性が高く、歩留り良く
生産される。
【００１０】尚前記実施例は概念的な説明であって、装
置の詳しい構造は省略したが、ヘッダ機を利用せずに複
数の据込み装置を利用してもかまわない。又据込み比が
小さい場合は、第一工程と第二工程とを同時に行なうこ
とも可能であり、要は、ボス部内を貫通して扁平頭部内
に達する有底孔に相当したボリュームの陥没部を設け、
穴あけと同時に外形も整形するものであって、中間素材
の扁平頭部形状、ボス部の長さ、ボス部の径と頭部との
割合等は、本発明の前記目的が達成可能な範囲内で適宜
変更される。
置の詳しい構造は省略したが、ヘッダ機を利用せずに複
数の据込み装置を利用してもかまわない。又据込み比が
小さい場合は、第一工程と第二工程とを同時に行なうこ
とも可能であり、要は、ボス部内を貫通して扁平頭部内
に達する有底孔に相当したボリュームの陥没部を設け、
穴あけと同時に外形も整形するものであって、中間素材
の扁平頭部形状、ボス部の長さ、ボス部の径と頭部との
割合等は、本発明の前記目的が達成可能な範囲内で適宜
変更される。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、鍛造手段により強度の
高い穴付きユニオンを少ない工程で成形でき、而も面や
穴の修正加工を要しないので、ヘッダ機を利用して一貫
生産できるメリットがあり、大量の受注に対しても高品
質の製品を歩留り良く安価にて供給できる。
高い穴付きユニオンを少ない工程で成形でき、而も面や
穴の修正加工を要しないので、ヘッダ機を利用して一貫
生産できるメリットがあり、大量の受注に対しても高品
質の製品を歩留り良く安価にて供給できる。
【図１】本発明に係る成型方法の工程説明図である。
【図２】第二工程で成型された中間素材の斜視図であ
る。
る。
【図３】Ａ−Ａ線断面図である
【図４】第三工程で成型された製品素材の斜視図であ
る。
る。
【図５】完成された穴付きユニオンを示す斜視図であ
る。
る。
【図６】従来工程の説明図である。
１・・素材、１ａ・・ボス部、２・・扁平頭部、２ａ・
・頭部、３・・陥没部、４・・有底孔、４ａ・・延長
部、５・・製品素材、６・・貫通孔、７・・穴付きユニ
オン、８・・ガイドパンチ、９・・トリムパンチ、１０
・・トリムダイス、１１・・バリ。
・頭部、３・・陥没部、４・・有底孔、４ａ・・延長
部、５・・製品素材、６・・貫通孔、７・・穴付きユニ
オン、８・・ガイドパンチ、９・・トリムパンチ、１０
・・トリムダイス、１１・・バリ。
Claims (1)
- 【請求項１】 円柱状の素材先端に扁平頭部を成形する
第一工程と、その扁平頭部の表面に、欠肉による陥没部
を形成する第二工程と、前記欠肉分に相当するボリュー
ムの穴あけと同時に扁平頭部を所定形状に整形する第三
工程とを含む穴付きユニオンの成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4275333A JPH0698445B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 穴付きユニオンの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4275333A JPH0698445B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 穴付きユニオンの成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699242A JPH0699242A (ja) | 1994-04-12 |
| JPH0698445B2 true JPH0698445B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=17554008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4275333A Expired - Lifetime JPH0698445B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 穴付きユニオンの成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0698445B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100893604B1 (ko) * | 2008-06-17 | 2009-04-20 | 미래테크(주) | 콘크리트 거푸집용 체결핀 제조방법 |
| CN112496250B (zh) * | 2020-11-27 | 2023-05-09 | 贵州航天精工制造有限公司 | 核电预埋容器用连杆制造方法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP4275333A patent/JPH0698445B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0699242A (ja) | 1994-04-12 |
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