JPH0698259B2 - 車室浄化用脱臭フイルタ - Google Patents

車室浄化用脱臭フイルタ

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JPH0698259B2
JPH0698259B2 JP61285495A JP28549586A JPH0698259B2 JP H0698259 B2 JPH0698259 B2 JP H0698259B2 JP 61285495 A JP61285495 A JP 61285495A JP 28549586 A JP28549586 A JP 28549586A JP H0698259 B2 JPH0698259 B2 JP H0698259B2
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JP
Japan
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deodorizing filter
adsorbent
woven
woven material
deodorizing
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Application number
JP61285495A
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JPS63137722A (ja
Inventor
義男 石井
繁 岡谷
章 高木
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Publication date
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は吸着体の移動による摩耗を防止し、吸着能力を
向上させた車室浄化用脱臭フィルタに関する。
(従来の技術) 最近自動車などの車室内の居住性を向上させるために、
空気調和設備の一環として、脱臭装置を配設して室内に
こもりがちになるシートや内張り材などの材料臭や種々
の塗料臭、喫煙臭および体臭などの異臭を除去するよう
にしており、その脱臭装置に用いられる脱臭フィルタと
して実開昭55−141535号公報に示されるように、熱可塑
性の不織布と粒状活性炭とを交互に積層し、これらを部
分的に熱溶着するとともに不織布で全体を包み込んで周
縁を熱シールして一体化したものが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 粒状活性炭表面の一部分は不織布と溶着され、不織布間
における自由な移動を抑えられているが、車の振動によ
り一部の活性炭が剥離され不繊布間を移動し、これによ
って活性炭が互に触れてこすり合って摩耗し、この摩耗
粉が車室内に放出されて二次公害を引起すとともに、活
性炭の充填量も減少し吸着能力が低下してしまう。さら
に活性炭を保持している不織布の外形がくずれ脱臭装置
からの取外しも困難になってしまうといった問題があ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこの様な問題点を解消させた脱臭フィルタを提
供するもので、一方に複数の突起部が形成された不織
材と、脱臭剤と活性炭とからなる吸着体とを交互に積層
し、突起部と不織材とを溶融固着し、更に不織布で全
体を包み、圧力を加えながら加熱成形する。
(作用) 室内の汚れた空気は脱臭フィルタの一方面から他方面に
流れていく際に吸着体に形成された多数の細孔とを接触
し、汚染粒子が吸着されて清浄化される。不織材間に
設けてある多数の突起部の先端は吸着体をはさんで他の
不織材と触れており、熱によって不織材と突起部と
の表面は溶融し、吸着体を保持する多数の壁が突起部に
よって形成され、吸着体の上下面も固着させる。表面繊
維溶融後の突起部中芯繊維の多数の壁が不織材間を強
固に保持する。
(実施例) 第1図は本発明の実施例を示すもので、容器1と除塵フ
ィルタ2と角型に形成された脱臭フィルタ3とから成
る。容器1はポリプロピレンやナイロンからなる合成樹
脂で長方形に成形され、側面11と端面12が合成樹脂で閉
塞され端面12の一方に取手13が設けられており、底面に
は格子状に形成された支持部材が配設され上面は開放さ
れている。そして格子状の支持部材には脱臭フィルタ3
が載置され、脱臭フィルタ3の上部に除塵フィルタ2が
配設されている。除塵フィルタ2はひだ折りした紙あ
るいは不織布などの材21を所要長さに裁断し、その両
側と両端とを端板22で固着し直方体形状に形成したもの
である。脱臭フィルタ3は第2図に示すように複合プラ
スチックフィラメント(融点の高い合成樹脂の中芯繊維
の周りに、融点の低い合成樹脂例えばポリプロピレンの
表面繊維を被覆することにより形成されたフィラメン
ト)を撚り合せた糸で形成した不織材31の片面に裁頭
円錐型あるいは円柱型の突起部32が設けられ、該不織
材31の突起部32間に第3図に示すように棒状または粒状
とした吸着体33を配設して不織材31と吸着体33とを交
互に積層し、更に不織布34で全体を包い込んで、弱い圧
力を加えながら熱風あるいは熱板などの加熱装置によっ
て周縁35を圧着させ一体化したものである。不織材31
に突起部32を設ける方法としては、第4図に示すように
裁頭円錐状あるいは円柱状をした凸部5を複数設けた上
型6と、該上型6の凸部5と同形状の凹部7を穿設した
下型8との間に不織布を挿入し凸部5に設けたヒーター
9で熱を加えながらプレスするとこで得られる。吸着体
33としては活性炭や活性炭に粒状としたケイ素酸化物と
アルミニウム酸化物を多結晶性の多孔物質とした脱臭剤
を混合させたものである。
不織材31の片面に設けられた突起部32の先端は上層に
配設された不織材31と接触し、かつ加圧されながら加
熱されることにより表面繊維同志が溶融して強固に結び
つく。又吸着体33も周囲の不織材31の表面繊維の溶融
により固着される。そして表面繊維溶融後の中芯繊維は
吸着体33を挟む不織材31の支柱となって脱臭フィルタ
3の成形後の形状を強化するとともに各層に吸着体33を
保持する部屋である吸着体室36を多数形成する。
(発明の効果) 以上の様に本発明は不織材の一方に多数の突起部を形
成し、該不織材と吸着体とを交互に積層し、さらに不
織布で全体を包み加熱することで、突起部の先端と不織
材を溶融して不織材間の支柱となって多数の吸着体
を保持する部屋を形成して吸着体を包持し、且つ吸着体
の一部を溶着させたので、車の振動によって一部の吸着
体が不織材から剥離したとしても動く距離は僅かで、
吸着体同志のこすり合いはなく摩耗せず、二次公害を引
起す虞れがない。又、突起部の支柱により脱臭フィルタ
の成形強度が向上し初期形状を維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の脱臭装置の一部断面図、第2図は不織
材の断面図、第3図は脱臭フィルタの部分断面図そし
て第4図は不織材の突起部形成用の金型の断面図であ
る。 1……脱臭フィルタ装置、2……除塵フィルタ 3……脱臭フィルタ、31……不織材 32……突起部、33……吸着体 36……吸着体室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方に複数の突起部を形成した不織材と
    吸着体とを交互に重ねて、突起部と重ねられた他の不織
    材を接触させ、前記突起部と不織材とを溶融固着し
    て多数の吸着体室を形成し、さらに全体を不織布で包み
    周縁を加熱圧着させたことを特徴とする車室浄化用脱臭
    フィルタ。
JP61285495A 1986-11-29 1986-11-29 車室浄化用脱臭フイルタ Expired - Lifetime JPH0698259B2 (ja)

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JPS63137722A JPS63137722A (ja) 1988-06-09
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CN104043287B (zh) * 2013-03-13 2016-03-16 崧泉企业股份有限公司 活性碳复合滤芯制造方法

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