JPH069779A - シリコーン−ポリイミド共重合体およびその製法 - Google Patents

シリコーン−ポリイミド共重合体およびその製法

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JPH069779A
JPH069779A JP6138393A JP6138393A JPH069779A JP H069779 A JPH069779 A JP H069779A JP 6138393 A JP6138393 A JP 6138393A JP 6138393 A JP6138393 A JP 6138393A JP H069779 A JPH069779 A JP H069779A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新しいシリコーン−ポリイミド共重合体およ
びその製法を提供する。 【構成】 ノルボルネン終端を有するポリイミドの終端
位置に珪素−水素を導入し、この水素化珪素終端ポリイ
ミドをシラノール終端ポリジオルガノシロキサンと、触
媒の存在下で反応させ、シラノール終端ポリジオルガノ
シロキサン−ポリイミド共重合体を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シラノール終端ポリジ
オルガノシロキサン−ポリイミド共重合体およびその製
造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、ノルボル
ネン終端ポリイミドのヒドロシラン化およびそれに続く
生成水素化珪素終端ポリイミドのシラノール終端ポリジ
オルガノシロキサンとの反応に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明以前には、室温加硫性シラノール
終端ポリジオルガノシロキサン、例えばシラノール終端
ポリジメチルシロキサンは、組成物に用いた感湿性架橋
剤の性質に基づいてワンパッケージ(一液型)またはツ
ーパッケージ(二液型)系のいずれかで入手できた。代
表的な一液系では、Ceyzeriat の米国特許第3,13
3,891号に示されているように、メチルトリアセト
キシシランおよびシラノール終端ポリジメチルシロキサ
ンを用いる。Nitzscheらの米国特許第3,065,19
4号に示されているような二液系では、シラノール終端
ポリジメチルシロキサンを硬化触媒、例えばエチルオル
トシリケートとジブチル錫ジラウレートとの組合せと配
合する必要がある。二液系では、硬化触媒をシラノール
終端ポリジメチルシロキサンと使用前に混合する必要が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した一液型および
二液型室温加硫性組成物は一般に、得られる硬化シリコ
ーンに高い引張強さが望まれる場合、補強用充填剤、例
えばシリカ充填剤をシリコーンポリマー100部当り5
〜300部の量使用することを必要とする。硬化シリコ
ーン重合体の靱性を改良するために用い得るもう一つの
方法では、重合体鎖中にシルアリーレンシロキシ単位を
導入して、実質的に互に化学的に結合したジオルガノシ
ロキシ単位とシルアリーレンシロキシ単位のみよりなる
共重合体を生成する。これらの方法はシリコーン重合体
の弾性率(psi)を著しく高めるものの、経済的でな
く、最終生成物に望まれる高度の物理的特性を達成でき
ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、室温もしくは
低温縮合加硫性ポリジオルガノシロキサン−ポリイミド
共重合体が、通常の室温加硫性硬化触媒で硬化したと
き、100〜10,000psiの範囲の引張強さを示
すエラストマーを生成することを見出して、なされたも
のである。これらのシラノール終端または水素化珪素終
端ポリジオルガノシロキサン−ポリイミド共重合体は、
化65のポリイミドブロック1〜99重量%およびこれ
と化学的に結合した化66のポリジオルガノシロキサン
ブロック99〜1重量%よりなる。
【0005】
【化65】
【0006】
【化66】
【0007】式中のRは、(a)6〜20個の炭素原子
を有する芳香族炭化水素基およびそのハロゲン化誘導体
基、(b)2〜20個の炭素原子を有するアルキレン基
およびシクロアルキレン基およびC(2-8) アルキレン終
端ポリジオルガノシロキサン、および(C)化67(式
中のQ′は化68、化69、化70、化71および化7
2よりなる群から選択される基であり、xは1〜5の整
数である)で表される二価の基よりなる群から選択され
る二価のC(2-20)有機基であり、Qは化73および化7
4(式中のDは化75、化76、化77、化78、化7
9および化80から選択され、R8 は化81、化82、
化83、化84、化85、化86、化87および一般
式:化88の二価有機基から選択される二価の基であ
り、pは0または1に等しく、Xは化89、化90、化
91、化92および化93から選択される二価の基であ
り、yは1〜5の整数である)から選択される四価の基
であり、R1 〜R6 は水素およびC(1-8) アルキル基か
ら選択され、R7 は同じまたは異なる一価C(1-13)炭化
水素基および一価置換C(1-13)炭化水素基であり、Yは
化94および化95から選択される二価の基であり、n
は0〜200に等しい整数で、mは1〜2000に等し
い整数である。
【0008】
【化67】
【0009】
【化68】
【0010】
【化69】
【0011】
【化70】
【0012】
【化71】
【0013】
【化72】
【0014】
【化73】
【0015】
【化74】
【0016】
【化75】
【0017】
【化76】
【0018】
【化77】
【0019】
【化78】
【0020】
【化79】
【0021】
【化80】
【0022】
【化81】
【0023】
【化82】
【0024】
【化83】
【0025】
【化84】
【0026】
【化85】
【0027】
【化86】
【0028】
【化87】
【0029】
【化88】
【0030】
【化89】
【0031】
【化90】
【0032】
【化91】
【0033】
【化92】
【0034】
【化93】
【0035】
【化94】
【0036】
【化95】
【0037】本発明に使用する水素化珪素終端ポリジオ
ルガノシロキサン−ポリイミド共重合体を製造するに
は、まず最初有機ジアミン、ノルボルネン無水物および
有機二無水物間の反応を次の反応式:化96に従って行
うことにより、ノルボルネン終端ポリイミドを形成す
る。
【0038】
【化96】
【0039】ここでQ、R、R1 〜R6 、Yおよびnは
前記定義の通りである。化96の脂肪族不飽和ポリイミ
ドを次に化97(式中のrは0または1で、R9 は水素
およびR7 から選択される)の水素化珪素でヒドロシラ
ン化して、化98の水素化珪素終端ポリイミドを生成す
る。
【0040】
【化97】
【0041】
【化98】
【0042】ここでR、R1 〜R7 、Y、Qおよびnは
前記定義の通りである。
【0043】本発明のシラノール終端ポリジオルガノシ
ロキサン−ポリイミド共重合体は化99(式中のZは化
65で示される二価の基である)を有し、これを製造す
るには、化98の水素化珪素終端ポリイミドと化100
のシラノール終端ポリジオルガノシロキサンとの反応を
有効量の縮合触媒(後述)の存在下で行う。ここでR
7 、R9 、rおよびmは前記定義の通りであり、lは約
1〜104 の整数である。
【0044】
【化99】
【0045】
【化100】 化65、化96および化97中のR1 〜R6 に含まれる
基は、例えば水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル
などである。R7 に含まれる基は、例えばアリール基お
よびハロゲン化アリール基、具体的にはフェニル、クロ
ロフェニル、トリル、キシリル、ビフェニル、ナフチル
など;アルケニル基、具体的にはビニル、アリル、シク
ロヘキセニルなど;C(1-8) アルキル基およびハロゲン
化アルキル基、具体的にはメチル、エチル、プロピル、
ブチル、オクチルなどである。
【0046】
【作用】本発明の利用によれば、重量基準で; (A)100部の化99のシラノール終端ポリジオルガ
ノシロキサン−ポリイミド共重合体、(B)0.002
〜10部の硬化剤、(C)0〜5部の縮合触媒、および
(D)0〜3000部の式(7)のシラノール終端ポリ
ジオルガノシロキサンを含む縮合加硫性組成物が提供さ
れる。
【0047】上記縮合加硫性組成物に使用できる硬化剤
は、例えばメチルトリアセトキシシラン、メチル−トリ
ス−(2−エチルヘキサンオキシ)−シランおよび化1
01の硬化剤である。
【0048】
【化101】
【0049】化101中のR7 は前記定義の通り、R10
はアルキル、アルキルエーテル、アルキルエステル、ア
ルキルケトンおよびアルキルシアノ基よりなる群から選
択されるC(1-8) 脂肪族有機基またはC(7-13)アルアル
キル基であり、Xはアシルオキシ、アミド、アミノ、カ
ルバマト、エノキシ、ハロ、イミダト、イソシアナト、
ケトキシマト、オキシマト、チオイソシアナトおよびウ
レイド基よりなる群から選択される加水分解により遊離
する基であり、aは0〜4に等しい整数、bは0または
1に等しい整数、a+bの和は0〜4に等しい。
【0050】化101の硬化剤のほかに、本発明の縮合
加硫性組成物には、化102(式中のR7 、R10および
bは前記定義の通り)のアルコキシ官能性架橋剤も使用
できる。
【0051】
【化102】
【0052】縮合触媒を用いて縮合加硫性組成物の硬化
を促進することができ、また場合によっては、化99の
シラノール終端ポリジオルガノシロキサンと化98の水
素化珪素終端ポリイミドとの縮合を促進することができ
る。例えば、上記シラノール終端ポリジオルガノシロキ
サン−ポリイミド共重合体100部当り0.001〜1
部の縮合触媒を使用することができる。縮合触媒として
は、錫化合物、例えばジブチル錫ジラウレート、ジブチ
ル錫ジアセテート、ジブチル錫ジメトキシド、カルボメ
トキシフェニル錫トリスウベレート、錫オクトエート、
イソブチル錫トリセロエート、ジメチル錫ジブチレー
ト、ジメチル錫ジネオデコネート、トリエチル錫タート
レート、ジブチル錫ジベンゾエート、錫オレエート、錫
ナフテネート、ブチル錫トリ−2−エチルヘキソエー
ト、錫ブチレートが挙げられる。好適な縮合触媒は錫化
合物であり、中でもジブチル錫ジアセテートが特に好ま
しい。
【0053】チタン化合物としては、例えば1,3−プ
ロパンジオキシチタンビス(エチルアセトアセテー
ト)、1,3−プロパンジオキシチタンビス(アセチル
アセトネート)、ジイソプロポキシチタンビス(アセチ
ルアセトネート)、ナフテン酸チタン、テトラブチルチ
タネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタネート、テ
トラフェニルチタネート、テトラオクタデシルチタネー
ト、エチルトリエタノールアミンチタネートを使用でき
る。そのほかに、Weyenberg の米国特許第3,334,
067号に示されているようなβ−ジカルボニルチタン
化合物を本発明における縮合触媒として使用できる。
【0054】ジルコニウム化合物、例えばオクタン酸ジ
ルコニウムも使用できる。
【0055】金属縮合触媒のさらに他の例としては、2
−エチルオクタン酸鉛、2−エチルヘキサン酸鉄、2−
エチルヘキサン酸コバルト、2−エチルヘキサン酸マン
ガン、2−エチルヘキサン酸亜鉛、オクタン酸アンチモ
ン、ナフテン酸ビスマス、ナフテン酸亜鉛、ステアリン
酸亜鉛が挙げられる。
【0056】非金属縮合触媒の例には酢酸ヘキシルアン
モニウムおよび酢酸ベンジルトリメチルアンモニウムが
ある。
【0057】上述した一液型縮合加硫性硬化剤に加え
て、本発明の実施にあたっては、シラノール終端ポリジ
オルガノシロキサン−ポリイミド共重合体に添加してNi
tzcheらの米国特許第3,127,363号に示されて
いるような二液型縮合加硫性組成物を形成し得る硬化剤
も使用できる。
【0058】本発明においてノルボルネン無水物連鎖終
端用単量体と共に化96のノルボルネン終端ポリイミド
を生成するのに使用できる有機二無水物の例には、ベン
ゾフェノン二無水物、ピロメリット酸二無水物、2,2
−ビス〔4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェ
ニル〕プロパン二無水物、2,2−ビス〔4−(2,3
−ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕プロパン二無水
物、4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)−4′−
(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニル−2,
2−プロパン二無水物および化103のビスノルボルナ
ンシロキサン二無水物、およびこれらの混合物がある。
【0059】
【化103】
【0060】シラノール終端ポリジオルガノシロキサン
−ポリイミド共重合体のポリイミドブロックを形成する
のに使用できる有機ジアミンは、例えば、o−フェニレ
ンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレン
ジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルプロパン、
4,4′−ジアミノジフェニルメタン(通例4,4′−
メチレンジアニリンと称される)、4,4′−ジアミノ
ジフェニルスルフィド(通例4,4′−チオジアニリン
と称される)、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル
(通例4,4′−オキシジアニリンと称される)、1,
5−ジアミノナフタレン、3,3′−ジメチルベンジジ
ン、3,3′−ジメトキシベンジジン2,4−ビス(β
−アミノ−t−ブチル)トルエン、1,3−ジアミノ−
4−イソプロピルベンゼン、1,2−ビス(3−アミノ
プロポキシ)エタン、ベンジジン、m−キシリレンジア
ミン、p−キシリレンジアミン、2,4−ジアミノトル
エン、2,6−ジアミノトルエン、ビス(4−アミノシ
クロヘキシル)メタン、3−メチルヘプタメチレンジア
ミン、4,4ジメチルヘプタメチレンジアミン、2,1
1−ドデカンジアミン2,2−ジメチルプロピレンジア
ミン、オクタメチレンジアミン、3−メトキシヘキサメ
チレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジア
ミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、3−
メチルヘプタメチレンジアミン、5−メチルノナメチレ
ンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン1,12
−オクタデカンジアミン、ビス(3−アミノプロピル)
スルフィド、N−メチル−ビス(3−アミノプロピル)
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジア
ミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサ
ン、ビス(4−アミノプチル)テトラメチルジシロキサ
ン、およびこれらジアミンの混合物である。
【0061】本発明において、脂肪族不飽和ノルボルネ
ン基を有するポリイミド中に水素化珪素官能基を導入す
るのに使用できる化97の水素化珪素の例には、ジオル
ガノシラン、具体的にはジメチルシラン、ジフェニルシ
ラン、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンなど
がある。
【0062】化99のシラノール終端ポリジオルガノシ
ロキサン−ポリイミド共重合体を製造するのに上記水素
化珪素終端ポリイミドと組合せて使用できる化100の
シラノール終端ポリジオルガノシロキサンは、粘度が約
25℃で測定して約10〜400,000センチポアズ
の範囲、特に約1000〜250,000センチポアズ
の範囲にあるのが好ましい。これらのシラノール終端流
体を製造するには、比較的高い分子量のオルガノポリシ
ロキサン、例えばジメチルポリシロキサンを鉱酸または
塩基触媒の存在下水で処理する。ジオルガノハロシラ
ン、例えばジメチルジクロロシラン、ジフェニルジクロ
ロシラン、メチルビニルジクロロシラン、メチルフルオ
ロプロピルジクロロシラン、メチルシアノエチルジクロ
ロシランまたはこれらの混合物の加水分解により、低分
子量重合体を生成することができる。その後の平衡化に
よりそれより高分子量のオルガノポリシロキサンとす
る。オルガノポリシロキサンは加圧下で水蒸気(スチー
ム)で処理するか、または米国特許第2,607,79
2号および英国特許第835,790号に記載された他
の方法で処理することもできる。
【0063】化99のシラノール終端ポリジオルガノシ
ロキサン−ポリイミド共重合体をつくるのに使用できる
縮合触媒の例には、白金触媒、具体的にはKarstedtの米
国特許第3,775,442号、Ashby の米国特許第
3,159,601号および第3,159,662号お
よびLamoreaux の米国特許第3,220,972号に示
されているような不飽和シロキサンの白金錯体がある。
白金触媒の有効量は、硬化性ヒドロシラン化混合物の重
量に基づいて約10-4〜0.1重量%の白金である。
【0064】前記室温加硫性組成物には種々の充填剤お
よび顔料を導入することができる。例えば、二酸化チタ
ン、珪酸ジルコニウム、シリカエーロゲル、酸化鉄、珪
藻土、ヒュームドシリカ、カーボンブラック、沈降シリ
カ、ガラス繊維、ポリ塩化ビニル、石英粉末、炭酸カル
シウムなどを使用できる。充填剤の使用量は、目的とす
る用途に応じて広い限度内で変え得ることが明らかであ
る。例えば、シーラント用途では、本発明の硬化性組成
物を充填剤なしで使用することができる。他の用途、例
えば本発明の硬化性組成物を結合剤の製造に用いる場
合、重量基準でポリジオルガノシロキサン−ポリイミド
共重合体100部当り700部以上のように多量の充填
剤を使用することができる。このような用途では、充填
剤はその主成分を、好ましくは平均粒度が約1〜10ミ
クロンの範囲にある増量剤、例えば石英粉末、ポリ塩化
ビニルまたはこれらの混合物とすることができる。
【0065】前記縮合加硫性組成物は建築用シーラント
およびコーキングコンパウンドとして用いることもでき
る。従って、充填剤の正確な量は、オルガノポリシロキ
サン組成物を用いようとする用途、使用充填剤のタイプ
(即ち充填剤の密度および粒度)などの因子に依存す
る。シラノール終端オルガノポリシロキサン100部当
り5〜300部の割合の充填剤(約35部以下の補強用
充填剤、例えばヒュームドシリカ充填剤を含み得る)を
用いるのが好ましい。
【0066】化98の水素化珪素終端ポリイミドを、室
温加硫性オルガノポリシロキサン組成物に接着促進剤と
して用いることができる。化99のシラノール終端ポリ
ジオルガノシロキサン−ポリイミド共重合体を、前述し
た通りの室温加硫性オルガノポリシロキサン組成物に耐
衝撃性改良剤として用いることができる。
【0067】前記縮合加硫性ポリジオルガノシロキサン
−ポリイミド共重合体組成物は、硬化剤、縮合触媒およ
び所望に応じて架橋剤を化99のシラノール終端ポリジ
オルガノシロキサン−ポリイミド共重合体(以下、「シ
ラノール−ポリイミド共重合体」と称する)と混合する
ことによって製造できる。
【0068】前記縮合加硫性組成物には、前述した通り
の硬化剤を有効量使用することができ、この有効量は、
一液系が望ましいか二液系が望ましいか、あるいは使用
硬化剤が酸性副生物を発生するか実質的に中性の副生物
を発生するかによって変わる。例えば、アシルオキシ硬
化剤、例えばメチルトリアセトキシシランを用いる場合
には、シラノール−ポリイミド共重合体100部当り
0.002〜10部のメチルトリアセトキシシランを用
いれば、良好な結果が得られる。化101で示されるよ
うな硬化剤をシラノール−ポリイミド共重合体100部
当り0.002〜10部の硬化剤の割合で使用すること
ができる。化102で示されるような架橋剤も化101
の硬化剤と組合せて、シラノール−ポリイミド共重合体
100部当り0〜10部の架橋剤の割合で使用すること
ができる。縮合触媒も前述した通りの割合で使用するこ
とができる。
【0069】前述したように、上記縮合加硫性組成物は
種々の充填剤、顔料および増量剤と組合せることもで
き、これらの充填剤、顔料および増量剤を所望に応じて
硬化剤、縮合触媒などの導入前に、または導入と同時
に、または導入後にシリコーン−ポリイミド共重合体中
に導入することができる。
【0070】化96のノルボルネン終端ポリイミドの合
成は、慣例の方法により、ほぼ等モル量の有機ジアミン
および有機二無水物を、ポリイミドを所望の分子量に生
成するのに十分な有効量の連鎖停止用ノルボルネン無水
物と共に使用することによって行うことができる。ノル
ボルネン終端ポリイミドの重合中、有機溶剤、例えばo
−ジクロロベンゼンを使用でき、また140〜200℃
の範囲の温度を使用できる。反応を不活性雰囲気中で、
例えば窒素中で行って、望ましくない副反応を最小限に
抑えることができる。反応時間は、反応物質の性質、望
ましいポリイミドの分子量などに応じて、30分以下か
ら3時間まで変えることができる。
【0071】化98の水素化珪素終端ポリイミドは、化
96のノルボルネン終端ポリイミドと化97の適当な水
素化珪素、例えば二水素シラン、二水素ジシロキサンと
の反応を、有効量の白金触媒の存在下で行うことによっ
て合成できる。有効量の白金触媒はノルボルネン終端ポ
リイミド、水素化珪素および不活性有機溶剤よりなるヒ
ドロシラン化反応混合物1部当り約10-6〜10-3部の
白金であり、不活性有機溶剤は固形分が10〜50重量
%の混合物を生成するのに十分な量使用することができ
る。適当な不活性有機溶剤として、例えばクロロベンゼ
ンおよびo−ジクロロベンゼンを使用することができ
る。ヒドロシラン化反応を実質的に無水の条件下で、1
5〜90℃の範囲の温度で行うのが好ましい。
【0072】シラノール−ポリイミド共重合体の製造
は、化98の水素化珪素終端ポリイミドと化100のシ
ラノール終端ポリジオルガノシロキサンとの反応を、1
5〜150℃の範囲内の温度で、有効量の共重合触媒の
存在下で行うことによって達成できる。適当な共重合触
媒として、例えばアミン、アルカリ金属フッ化物、コロ
イドニッケル、塩化亜鉛、白金またはロジウム錯体、ジ
ブチル錫ジアセテートなどを、反応物質の相互溶解性に
応じて、反応を促進する中性溶剤、例えばジクロロメタ
ン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンなどと共
に、またはかゝる溶剤なしで使用することができる。
【0073】縮合加硫性シリコーン−ポリイミド組成物
は、前述した通りの化100のシラノール終端ポリジオ
ルガノシロキサンと配合することもできる。配合は実質
的に無水の条件下で約15〜200℃またはそれ以上の
範囲の温度で行うことができる。こうして得られる硬化
されたシリコーン−ポリイミド共重合体は、高い強度、
高性能の耐熱性エラストマーを必要とする各種用途に使
用することができる。
【0074】
【実施例】当業者が本発明を容易に実施できるようにす
るために、以下に本発明の実施例を限定としてではな
く、例示として示す。「部」はすべて重量基準である。
【0075】
【実施例1】13.68gの5−ノルボルネン−2,3
−ジカルボン酸無水物および43.33gの2,2−ビ
ス〔4−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン二無水物の混合物を、13.51gのm−
フェニレンジアミンおよび100mlのo−ジクロロベ
ンゼンの溶液に窒素中で10分間にわたって添加した。
得られた溶液を2時間加熱還流し、この間水を連続的に
共沸除去した。得られた溶液を400mlのメタノール
に注ぎ、激しくかきまぜた。生成物を沈澱させ、濾過
し、メタノールで洗い、乾燥した。製造方法に基づい
て、生成物は化104を有した。
【0076】
【化104】
【0077】64.8gの上記ノルボルネン終端ポリエ
ーテルイミドが得られ、収率は97%であった。
【0078】22.0gの上記ノルボルネン終端ポリエ
ーテルイミド、4.0gの1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサンおよび40mlの乾燥クロロベンンゼン
の混合物に、Karstedtの米国特許第3,775,442
号に従って調整した5%白金触媒5滴を窒素雰囲気中で
添加した。溶液をかきまぜ70℃に約12時間加熱し
た。得られた混合物に室温でカーボンブラックを加え、
溶液を30分間かきまぜた。次に混合物を濾過し、濾液
を200mlの乾燥ジエチルエーテルに激しくかきまぜ
ながら注いだ。沈澱が得られ、これを濾過し、ジエチル
エーテルで洗い、乾燥した。製造方法に基づいて、収率
98%で得られた沈澱は化105の水素化珪素終端ポリ
エーテルイミドであった。
【0079】
【化105】
【0080】生成物の同定をNMRおよびIR分析によ
りさらに確認した。
【0081】5.58gの上記水素化珪素終端ポリエー
テルイミド、34.02gのシラノール終端ポリジメチ
ルシロキサン(シラノール含量0.31重量%)および
30mlの乾燥ジクロロメタンの混合物に、上記Karste
dt触媒の5%溶液1滴を窒素中で加えた。得られた溶液
を80℃に3時間加熱した。赤外分析により、得られる
混合物に水素化珪素が存在しないことを確かめた。混合
物から溶剤を蒸発させて、粘度146,200センチポ
アズの不透明残留物を得た。製造方法に基づいて、この
不透明残留物は化106のシラノール終端ポリジメチル
シロキサン−ポリエーテルイミドブロック共重合体であ
った。
【0082】
【化106】
【0083】但し、xは3以上の整数である。
【0084】実質的に無水の条件下で上記シラノール終
端シリコーン−ポリエーテルイミド共重合体に1.0グ
ラムモルのメチルトリメトキシシランを混合し、次いで
0.1gのジブチル錫ジアセテートおよび0.3gのジ
ブチルアミンを添加した。得られた混合物を湿度58%
の環境下で1週間放置した。かくして不粘着性の硬化さ
れたブロック共重合体が得られ、これは引張強さ146
psiおよび伸び630%を示した。
【0085】上記手順を、上記シラノール終端ポリジメ
チルシロキサン−ポリエーテルイミドブロック共重合体
の代りに粘度146,000センチポアズ(25℃)の
シラノール終端ポリジメチルシロキサンを用いて、繰返
した。引張強さ49psiおよび伸び300%を示す硬
化生成物を得た。
【0086】
【実施例2】9.91g(0.05モル)のメチレンジ
アニリン、19.62g(0.01モル)の5−ノルボ
ルネン−2,3−ジカルボン酸モノメチルエステルおよ
び100mlの乾燥メタノールの混合物をN2 中で2時
間還流した。溶剤を除去した後、残留物をオーブン内で
2 中で150℃に2時間加熱した。得られた白色固形
物をCH2 Cl2 に溶解し、400mlのメタノールに
注ぎ、激しくかきまぜた。製造方法に基づいて、ビス
(ノルボルネンイミド)が得られ、これを濾過し、メタ
ノールで洗い、乾燥した。化107のビスイミドが収率
98%で得られた。
【0087】
【化107】
【0088】窒素中で、100mlの乾燥クロロベンゼ
ンおよび5.26g(1×10-2モル)の上記ビス(ノ
ルボルネンイミド)の溶液に、4g(3×10-2モル)
の1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンおよびKa
rstedtの米国特許第3,715,334号に示されたP
t触媒の5%溶液5滴を加えた。得られた溶液を60〜
80℃に1夜加熱した。過剰な1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサンを除去した後、溶液にカーボンブラ
ックを加えた。混合物を1時間かきまぜ、次いで濾過し
た。製造方法に基づいて、化108の水素化珪素終端ビ
スイミドが得られた。
【0089】
【化108】
【0090】上記水素化珪素終端ビスイミドを15.2
3gのシラノール終端ポリジメチルシロキサン(OH含
量2.6重量%)および3mgのClRh(PPh3
(但し、phはフェニル基)と混合し、次いで80℃に
2時間加熱した。溶剤を除去すると、透明で非常に粘稠
な残留物が得られた。製造方法に基づいて、この残留物
は化109のシラノール終端ビスイミドシロキサンであ
った。
【0091】
【化109】
【0092】但し、yは11以上の整数である。続いて
残留物を0.1gのメチルトリアセトキシシランと混合
し、次いでBu2 Sn(OAc)2 を添加した。得られ
た混合物を湿度58%の環境下で1週間放置した。硬化
した材料は、靱性および伸びが著しく改良された透明な
ゴムであった。
【0093】
【実施例3】ノルボルネン終端ビスイミドを製造するた
めに、174gのイソホロンジアミンおよび328gの
ノルボルネンジカルボン酸無水物を1800mlのN−
メチルピロリドンおよび600mlのトルエンに溶解し
た。反応混合物を12時間にわたって加熱して水を除去
した。次に混合物を加熱してトルエンおよびN−メチル
ピロリドンの一部を除去した。残留物を40%イソプロ
パノール中に注いだ。かくして得られたベージュ色の固
形物を濾過により収集し、乾燥した。
【0094】46.2gの上記イソホロンノルボルネン
終端ジイミド、20ppmの白金触媒および200ml
のクロロベンゼンの溶液を32.6gのテトラメチルジ
シロキサンで80〜100℃で6時間処理して、イソホ
ロンジイミドジヒドロシロキサンを生成した。約73g
のジイミドヒドロシロキサンを、平均約3個の化学的に
結合したシロキシ単位を有するシラノール終端ポリジメ
チルシロキサン流体と、約1:1および1:2のモル比
で、白金触媒の存在下、50〜60℃の温度で縮合し
て、化99の範囲内のシラノール終端ポリジオルガノシ
ロキサン−ポリイミド共重合体を生成した。
【0095】シラノール終端ジメチルシロキサン2モル
対ジイミドヒドロシロキサン1モルの比を有する混合物
からつくった20gのシラノール終端ポリジメチルシロ
キサン−ポリイミド共重合体、100gのシラノール終
端ポリジメチルシロキサン(粘度120〜180,00
0センチポアズ)、4gのメチルトリメトキシシシラ
ン、0.5gのジヘキシルアミンおよび0.3gのジブ
チル錫ジアセテートから無水条件下で縮合硬化性の混合
物を製造した。
【0096】このRTV組成物は、空気にさらしたとこ
ろ、10〜16分以内に硬化した。試験片を製作して硬
さ(ショアA)、伸び(%)および引張強さ(psi)
を測定した。次の結果を得た。
【0097】硬さ 17 伸び 372 引張強さ 143
【0098】本発明のシラノール終端ポリジオルガノシ
ロキサン−ポリイミド共重合体を含まないこと以外は、
上記手順を繰返してRTV組成物をつくった。次の結果
を得た。
【0099】硬さ 9 伸び 328 引張強さ 53
【0100】これらの結果は、シラノール終端ポリジメ
チルシロキサン−ポリイミド共重合体が慣用の室温加硫
性オルガノポリシロキサン組成物に優れた物理的特性を
与えることを示している。
【0101】
【実施例4】実施例3の手順を繰返した。但し、本例で
は、水素化珪素終端ジイミドとシラノール終端ポリジメ
チルシロキサンとの1:1モル比の混合物から製造した
シラノール終端ポリジメチルシロキサン−ポリイミド共
重合体を使用した。このシラノール終端ポリジメチルシ
ロキサン−ポリイミドをさらに実施例3の室温加硫性組
成物の成分と配合した。但し、本例では粘度20〜5
0,000センチポアズのシラノール終端ポリジメチル
シロキサンを使用した。そのほかに、オクタメチルシク
ロテトラシロキサンおよびジシラザンで処理したヒュー
ムドシリカを上記混合物にそれぞれ全混合物の重量に基
づいて5重量%および10重量%の割合で添加した。こ
れらの混合物を実施例3に記載した通りに大気条件下で
硬化させ、下記の結果を得た。「5%充填剤」および
「10%充填剤」は上述した充填剤含有組成物を意味
し、ショアA硬さ、伸びおよび引張強さは前記定義の通
りである。
【0102】
【0103】シラノール終端ポリジメチルシロキサン−
ポリイミド共重合体を配合処方に用いないことを除いて
は、上記手順を繰返した。次の結果を得た。
【0104】
【0105】これらの結果は、本発明のシラノール終端
ポリジメチルシロキサン−ポリイミド共重合体を導入し
た結果として、硬化した室温加硫性オルガノポリシロキ
サン組成物に著しく増加した靱性が付与されることを示
している。
【0106】上記実施例は本発明の範囲内の室温加硫性
および低温加硫性組成物を含む極めて多数の縮合加硫性
シリコーン−ポリイミド共重合体の数例を示しただけで
あるが、本発明は、シラノール終端ポリジオルガノシロ
キサン−ポリイミド共重合体を、化101で示されるよ
うな硬化剤および所望に応じて化102で示されるよう
な架橋剤と組合わせて、またさらに縮合触媒と組合わせ
て使用することにより得られるもっと広い範囲の縮合加
硫性組成物に関与することを理解すべきである。さらに
本発明は、硬化状態で高い強度のシリコーン−ポリイミ
ド共重合体に転化し得る縮合加硫性組成物を製造するの
に有用な材料である、化98の水素化珪素終端ポリイミ
ドおよび化99のシラノール−ポリイミド共重合体にも
関与する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の化1: 【化1】 〔化1中のZは次の化2: 【化2】 を有する二価の基であり、 Rは(a)6〜20個の炭素原子を有する芳香族炭化水
    素基およびそのハロゲン化誘導基、(b)2〜20個の
    炭素原子を有するアルキレン基およびシクロアルキレン
    基およびC(2-8) アルキレン終端ポリジオルガノシロキ
    サン、および(c)次の化3: 【化3】 (化3中のQ′は化4、化5、化6、化7および化8よ
    りなる群から選択され、xは1〜5の整数である) 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 で表される二価の基よりなる群から選択される二価のC
    (2-20)有機基で、 Qは、化9および化10 【化9】 【化10】 (式中のDは化11、化12、化13、化14、化1
    5、および化16から選択され、 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 【化16】 8 は化17、化18、化19、化20、化21、化2
    2、化23および一般式化24: 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 の二価有機基から選択される二価の基であり、pは0ま
    たは1に等しく、Xは次の化25、化26、化27、化
    28および化29: 【化25】 【化26】 【化27】 【化28】 【化29】 の二価の基から選択され、yは1〜5の整数である)か
    ら選択される四価の基であり、 R1 〜R6 は水素およびC(1-8) アルキル基から選択さ
    れ、 R7 は同じまたは異なる一価C(1-13)炭化水素基および
    一価置換C(1-13)炭化水素基であり、 R9 は水素およびR7 から選択され、 Yは化30および化31から選択される二価の基であ
    り、 【化30】 【化31】 nは0〜200に等しい整数で、 rは0または1に等しい整数で、 mは1〜2000に等しい整数で、 lは約1〜104 の値を有する整数である〕で表される
    シラノール終端ポリジオルガノシロキサンポリイミド。
  2. 【請求項2】 前記シラノール終端ポリジオルガノシロ
    キサンポリイミドが次の化32: 【化32】 (式中のxは3以上の整数である)のシラノール終端ポ
    リジメチルシロキサン−ポリイミド共重合体である請求
    項1に記載のポリイミド。
  3. 【請求項3】 次の化33: 【化33】 〔式中のRは(a)6〜20個の炭素原子を有する芳香
    族炭化水素基およびそのハロゲン化誘導基、(b)2〜
    20個の炭素原子を有するアルキレン基およびシクロア
    ルキレン基およびC(2-8) アルキレン終端ポリジオルガ
    ノシロキサン、および(c)次の化34: 【化34】 (式中のQ′は化35、化36、化37、化38および
    化39よりなる群から選択され、xは1〜5の整数であ
    る) 【化35】 【化36】 【化37】 【化38】 【化39】 で表される二価の基よりなる群から選択される二価のC
    (2-20)有機基で、Qは化40および化41 【化40】 【化41】 (式中のDは化42、化43、化44、化45、化46
    および化47から選択され、 【化42】 【化43】 【化44】 【化45】 【化46】 【化47】 8 は化48、化49、化50、化51、化52、化5
    3、化54および一般式化55: 【化48】 【化49】 【化50】 【化51】 【化52】 【化53】 【化54】 【化55】 の二価有機基から選択される二価の基であり、pは0ま
    たは1に等しく、Xは次の化56、化57、化58、化
    59および化60: 【化56】 【化57】 【化58】 【化59】 【化60】 の二価の基から選択され、yは1〜5の整数である)か
    ら選択される四価の基であり、 R1 〜R6 は水素およびC(1-8) アルキル基から選択さ
    れ、 R7 は同じまたは異なる一価C(1-13)炭化水素基および
    一価置換C(1-13)炭化水素基であり、 R9 は水素およびR7 から選択され、 Yは化61および化62から選択される二価の基であ
    り、 【化61】 【化62】 nは0〜200に等しい整数で、 rは0または1に等しい整数である〕で表される水素化
    珪素終端ポリイミドと、 次の化63: 【化63】 (R7 は同じまたは異なる一価C(1-13)炭化水素基およ
    び一価置換C(1-13)炭化水素基であり、 mは1〜2000に等しい整数である)のシラノール終
    端ポリジオルガノシロキサンとの反応を有効量の縮合接
    触の存在下で行うことからなるシラノール終端ポリジオ
    ルガノシロキサン−ポリイミド共重合体の製法。
  4. 【請求項4】 前記水素化珪素終端ポリイミドが次の化
    64: 【化64】 で表される請求項3に記載の製法。
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