JPH0694957A - レンズ保持構造 - Google Patents

レンズ保持構造

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JPH0694957A
JPH0694957A JP4269166A JP26916692A JPH0694957A JP H0694957 A JPH0694957 A JP H0694957A JP 4269166 A JP4269166 A JP 4269166A JP 26916692 A JP26916692 A JP 26916692A JP H0694957 A JPH0694957 A JP H0694957A
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佐藤  進
Yasushi Yoshibe
耕史 吉部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熟練を要さずとも、レンズ表面を変形させず
に、レンズを確実に保持することができるレンズ保持構
造を得る。 【構成】 レンズ周縁部に当接する部分の表面形状がレ
ンズ周縁表面に沿った表面形状を有したもので、レンズ
の両周縁部を両側面から挟み込んで固定するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学機器のレンズ保持
構造、特にレンズ表面を変形させずにレンズを保持する
保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレンズ保持方法では、レンズ表面
と、レンズ保持枠は非常に少ない面で接触していた。例
えば、次のような保持方法がある。 レンズ枠に押さえ環を螺合して押さえる方法。 レンズ枠に接着剤で接着保持する方法。 レンズ枠に直接カシメ留めする方法。
【0003】これらのレンズ保持方法のうち、は大孔
径のレンズには接着力が弱く、小さなレンズに用いられ
る保持方法であり、も大孔径のレンズには使用でき
ず、小さなレンズに用いられる保持方法である。
【0004】図5は従来の押さえ環を螺合して押える保
持構造を示す説明図であり、図6は図5のレンズへの当
接部分を示す説明図である。
【0005】図に示すように、押さえ環を螺合して押さ
える従来のレンズ保持構造では、鏡筒52にレンズ51
を装入するよう鏡筒52はレンズ51の外径と略同一の
内径を有する構造となっている。この鏡筒52の一端部
にはレンズ51の外径よりも小径の端縁部55が形成さ
れ、鏡筒52の内径と端縁部55との境界の段差がレン
ズ51と接触する鏡筒接触部54となる。
【0006】また、鏡筒52の他端部には、内径の周囲
にネジ山が形成され、このネジ山に螺合し、レンズ1の
外径よりも小さい押さえ環53が螺着される。この押さ
え環53の内側の端縁がレンズ51と接触する押さえ環
接触部56となる。
【0007】押さえ環53の螺着により、レンズ51は
押さえ環接触部56と、鏡筒接触部54とで挾持され、
鏡筒52に保持されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した保持構造で
は、レンズ51と接触している鏡筒接触部54と押さえ
環接触部56とが、光軸を含む断面で見れば点である
(図6に示すように、光軸方向から見れば線57であ
る)ため、強く押さえ環53を螺着した場合には、この
各接触部のみにレンズ51を保持するための応力が集中
して働く。このため、レンズ51表面が変形し、レンズ
の集光精度が低下してしまう。
【0009】また、逆に螺着が弱い場合には、レンズ5
1がぐらついて精度が低下してしまう。従って、押さえ
環53の螺着の際には、微妙な螺着加減が必要となり、
熟練を要すものであった。
【0010】そこで、本発明は、熟練を要さずとも、レ
ンズ表面を変形させずに、レンズを確実に保持すること
ができるレンズ保持構造を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本請求項1に記載の発明
に係るレンズ保持構造では、レンズの両周縁部を両側面
から挟み込んで固定するレンズ保持構造において、前記
レンズ保持構造のレンズに当接する部分の表面形状がレ
ンズ周縁表面に沿った表面形状を有したものである。
【0012】また、本請求項2に記載の発明に係るレン
ズ保持構造では、前記表面形状がレンズ周縁表面に沿っ
た曲面形状であるものである。
【0013】更に、本請求項3に記載の発明に係るレン
ズ保持構造では、前記レンズ保持構造が、前記レンズと
当接する弾性部材と、該弾性部材を支持する金属部材と
より構成されているものである。
【0014】また、本請求項4に記載の発明に係るレン
ズ保持構造では、前記レンズが、前記金属部材と前記弾
性部材との両方に接触し、前記レンズと前記金属部材と
の接触面の応力σ1 と、前記レンズと前記弾性部材との
接触面の応力σ2 との関係が、σ1 <σ2 であるもので
ある。
【0015】
【作用】本発明においては、レンズ周縁部に当接する部
分の表面形状がレンズ周縁表面に沿った表面形状を有し
たものであるため、当接する部分は光軸を含む断面(後
述する実施例の図1及び図3参照)で見れば線になる
(光軸方向から見れば面である(後述する実施例の図2
及び図4参照))。
【0016】具体的には、前記表面形状がレンズ周縁表
面に沿った曲面形状であるものである。これにより、レ
ンズを保持するための応力を広く分散することができ、
レンズ表面の変形を軽減することができる。
【0017】更に具体的には、前記レンズ保持構造が前
記レンズと当接する弾性部材と該弾性部材を支持する金
属部材とより構成されているものであるため、ある程度
強く押さえ環を螺着した場合にも、弾性部材が変形し、
レンズの表面を変形させることがない。
【0018】また、前記レンズが、前記金属部材と前記
弾性部材との両方に接触する場合にも、前記レンズと前
記金属部材との接触面の応力σ1 と、前記レンズと前記
弾性部材との接触面の応力σ2 との関係が、σ1 <σ2
とすることにより、レンズに対する応力が分散され、レ
ンズの表面を変形させることがない。
【0019】
【実施例】図1は本発明のレンズ保持構造の一実施例の
構成を示す説明図であり、図2は図1のレンズへの当接
部分を示す説明図である。
【0020】図に示す通り、本実施例のレンズ保持構造
では、鏡筒12にレンズ11を装入するよう鏡筒12は
レンズ11の外径と略同一の内径を有する構造となって
いる。この鏡筒12の一端部には、レンズ11の外径よ
りも小径の端縁部15が形成され、鏡筒12の内径と端
縁部15との境界の段差がレンズ11と接触する鏡筒接
触部14となる。
【0021】この鏡筒接触部14の表面形状がレンズ周
縁表面に沿った表面形状を有するようにテーパ状に曲面
削除加工されている。
【0022】また、鏡筒12の他端部には、内径の周囲
にネジ山が形成され、このネジ山に螺合し、レンズ11
の外径よりも小さい押さえ環13が螺着される。この押
さえ環13の内側の端縁がレンズ11と接触する押さえ
環接触部16となる。この押さえ環接触部16の表面形
状がレンズ周縁表面に沿った表面形状を有するようにテ
ーパ状に曲面削除加工されている。
【0023】この押さえ環13のレンズ側の端縁である
押さえ環接触部16が、押さえ環13の回転に伴ないレ
ンズと接触し、レンズ11を挾んで対向する鏡筒接触部
14と、押さえ環14とでレンズ11は挾持され、鏡筒
12内に保持されることとなる。
【0024】上述の保持構造では、レンズ11と接触し
ている鏡筒接触部14と押さえ環接触部16とが、レン
ズ周縁部に当接する部分の表面形状がレンズ周縁表面に
沿った表面形状を有したものであるため、図2に示すよ
うにレンズ11との接触部分17は光軸方向から見れば
面となる。このため、強く押さえ環13を螺着した場合
にも、レンズ11を保持するための応力を広く分散する
ことができ、レンズ11表面の変形を軽減することがで
きる。
【0025】図3は本発明のレンズ保持構造の別の実施
例の構成を示す説明図である。図4は図3のレンズへの
当接部分を示す説明図である。
【0026】図に示す通り、本実施例のレンズ保持構造
では、鏡筒32にレンズ31を装入するよう鏡筒32は
レンズ31の外径と略同一の内径を有する構造となって
いる。この鏡筒32の一端部には、レンズ31の外径よ
りも小径の端縁部35が形成され、鏡筒32の内径と端
縁部35との境界の段差がレンズ31と接触する鏡筒接
触部34となる。
【0027】また、前記段差に合成樹脂製の第1の弾性
部材34’を介してレンズ31と接触するようにも構成
されている。この場合には、レンズ31と鏡筒接触部3
4との接触面の応力σ1 と、レンズ31と第1の弾性部
材34’との接触面の応力σ2 との関係が、σ1 <σ2
とするように、第1の弾性部材34’の材質、及び、形
状を設計する。
【0028】また、鏡筒32の他端部には、内径の周囲
にネジ山が形成され、このネジ山に螺合し、レンズ31
の外径よりも小さい押さえ環33が螺着される。この押
さえ環33の内側の端縁とレンズ31との間には第2の
弾性部材36が装着されている。
【0029】この押さえ環33のレンズ側の端縁に装着
された第2の弾性部材36が、押さえ環33の回転に伴
ないレンズと接触し、レンズ31を挾んで対向する鏡筒
接触部34及び第1の弾性部材34’と、押さえ環14
の第2の弾性部材36とでレンズ31は挾持され、鏡筒
32内に保持されることとなる。
【0030】上述の保持構造では、レンズ31と鏡筒接
触部34との接触面の応力σ1 と、レンズ31と第1の
弾性部材34’との接触面の応力σ2 との関係が、σ1
<σ2 であり、しかも、レンズ31と接触している鏡筒
接触部34及び第1の弾性部材34’と、第2の弾性部
材36とが、レンズ周縁部に当接する部分の表面形状が
レンズ周縁表面に沿った表面形状を有したものであるた
め、図4に示すようにレンズ31との接触部分37は光
軸方向から見れば面となる。
【0031】このため、強く押さえ環33を螺着した場
合にも、レンズ31を保持するための応力を広く分散す
ることができ、レンズ31表面の変形を軽減することが
できる。尚、第1の弾性部材34’及び第2の弾性部材
36の形状は、前述の各応力の関係が満足されるなら
ば、球面でも非球面でも構わない。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、レンズ保
持構造のレンズ周縁部に当接する部分の表面形状がレン
ズ周縁表面に沿った表面形状を有したものであるため、
具体的には、前記表面形状がレンズ周縁表面に沿った曲
面形状であるものであるため、レンズを保持するための
応力を広く分散することができ、レンズ表面の変形を軽
減することができる。
【0033】更に具体的には、前記レンズ保持構造が前
記レンズと当接する弾性部材と該弾性部材を支持する金
属部材とより構成されているものであるため、ある程度
強く押さえ環を螺着した場合にも、弾性部材が変形し、
レンズの表面を変形させることがない。
【0034】また、前記レンズが、前記金属部材と前記
弾性部材との両方に接触する場合にも、前記レンズと前
記金属部材との接触面の応力σ1 と、前記レンズと前記
弾性部材との接触面の応力σ2 との関係が、σ1 <σ2
とすることにより、レンズに対する応力が分散され、レ
ンズの表面を変形させることがない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ保持構造の一実施例の構成を示
す説明図である。
【図2】図1のレンズへの当接部分を示す説明図であ
る。
【図3】本発明のレンズ保持構造の別の実施例の構成を
示す説明図である。
【図4】図3のレンズへの当接部分を示す説明図であ
る。
【図5】従来の押さえ環を螺合して押える保持構造を示
す説明図である。
【図6】図5のレンズへの当接部分を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11,31…レンズ、 12,32…鏡筒、 13,33…押さえ環 14,34…鏡筒接触部 34’ …第1の弾性部材 15,35…端縁部 16 …押さえ環接触部 36 …第2の弾性部材 17,37…接触面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの両周縁部を両側面から挟み込ん
    で固定するレンズ保持構造において、 前記レンズ保持構造のレンズに当接する部分の表面形状
    がレンズ周縁表面に沿った表面形状を有したことを特徴
    とするレンズ保持構造。
  2. 【請求項2】 前記表面形状がレンズ周縁表面に沿った
    曲面形状であることを特徴とする請求項1に記載のレン
    ズ保持構造。
  3. 【請求項3】 前記レンズ保持構造が、前記レンズと当
    接する弾性部材と、該弾性部材を支持する金属部材とよ
    り構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレ
    ンズ保持構造。
  4. 【請求項4】 前記レンズが、前記金属部材と前記弾性
    部材との双方に接触し、 前記レンズと前記金属部材との接触面の応力σ1 と、前
    記レンズと前記弾性部材との接触面の応力σ2 との関係
    が、σ1 <σ2 であることを特徴とする請求項3に記載
    のレンズ保持構造。
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