JPH069316B2 - 多層プリント配線板 - Google Patents

多層プリント配線板

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JPH069316B2
JPH069316B2 JP9401988A JP9401988A JPH069316B2 JP H069316 B2 JPH069316 B2 JP H069316B2 JP 9401988 A JP9401988 A JP 9401988A JP 9401988 A JP9401988 A JP 9401988A JP H069316 B2 JPH069316 B2 JP H069316B2
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JP
Japan
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wiring board
printed wiring
multilayer printed
inner layer
resin
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JP9401988A
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JPH01265594A (ja
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武 石川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はハローイングの発生のない多層プリント配線板
に関する。
【従来技術】
従来より、内層材に樹脂層を介して多層材を積層し、ス
ルーホールめっきを施した多層プリント配線板は周知で
ある。
【発明が解決しようとする課題】
内層材の回路を形成している銅は酸化銅の状態では塩酸
や硫酸と反応して金属塩を作り、溶解する。多層プリン
ト配線板のスルーホール部でこの反応が起きて、溶解し
た部分が外観的に白く見えるハローイングが発生してし
まっていた。 本発明は上記以上に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、半田耐熱性及びスミアー性が損なわ
れることがなく、ハローイングの発生もない多層プリン
ト配線板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明の多層プリント配線板は、内層材1に絶縁層2を
介して外層材3を積層し、スルーホールめっきを施した
多層プリント配線板であって、内層材1のスルーホール
部4の周辺の内層回路6部分にエポキシ当量450〜5
00、分子量800〜900、融点64〜75℃のビス
フェノール型エポキシ樹脂を主成分とする樹脂層5を形
成させて成ることを特徴とする [作用] 内層材1のスルーホール部4の外周縁部にエポキシ当量
450〜500、分子量800〜900、融点64〜7
5℃のビスフェノール型エポキシ樹脂を主成分とする樹
脂層5を形成させているので、樹脂層5が可撓性に優
れ、しかも樹脂層5の溶融粘度が小さいことからスルー
ホール部4の周辺の内層回路6部分に樹脂が入り込み、
樹脂層5とスルーホール部4の周辺部との密着性が良く
なり、ハローイングが発生することがないものである。 以下、本発明を詳細に説明する。 内層材1は、両面に内層回路6が形成された両面スルー
ホールめっきプリント配線板である。この内層材1のス
ルーホール部4の外周縁部の内層回路6部分には樹脂層
5が形成されている。この樹脂層5はエポキシ当量45
0〜500、分子量800〜900、融点64〜75℃
のビスフェノール型エポキシ樹脂に硬化材等を配合した
樹脂組成物から形成されたものである。内層回路6は黒
化処理された銅箔から形成されており、樹脂層5が形成
される際に樹脂分が内層回路6の表面の微細な機械粗面
に入り込みスルーホール部4との密着性が良好となる。
この樹脂層5はスルーホール部4の外周縁部の内層回路
6部分にだけ設けてもよい。 内層材1の両面には複数枚のプリプレグを介して銅箔が
貼着され、この銅箔から外層回路7が形成されて多層プ
リント配線板Aが製造される。プリプレグとしては、例
えば臭素化エポキシ樹脂100重量部、DICY3重量部、
MC15重量部、DMF15重量部、2E4MZ0.2重量部
の樹脂ワニスに紙、不織布、ガラス布等の基材を含浸さ
せ乾燥させて製造したものである。 次に、本発明の実施例を説明する。以下において部とあ
るのは重量部を示す。 (実施例1) エピコート1001(商品名、シェル(株)製)75部、エ
ピコート872(商品名、シェル(株)製)25部に硬化剤
等の他の添加物を配合して樹脂組成物を調製した。 次に、エポキシ樹脂積層板にドリルにより開孔し、開孔
内部に塩化パラジウムを含有するエポキシ樹脂液を薄く
塗布し硬化させた後、無電解めっきを施し、塩化パラジ
ウムを核にしてめっき層を形成後、電解めっきを施す
等、通常の方法により、予め両面に回路を形成し、スル
ホールめっきしたプリント配線板を内層材として、この
内層材のスルーホール部の周辺の内層回路部分に、前記
樹脂組成物を最大厚み10μの樹脂層になるように塗布
し、乾燥した。 次いで、複数枚のプリプレグを介して銅箔は貼着して銅
箔から外層回路を形成し、多層プリント配線板を製造し
た。 この多層プリント配線板のハローイングの発生、半田耐
熱製及びスミアー性を検査した。結果を第1表に示す。 (実施例2) 樹脂層の最大厚みを50μとした以外は実施例1と同様
にして多層プリント配線板を製造し、同様の検査を行っ
た。結果を第1表に示す。 (比較例) 樹脂層を形成しなかった以外は実施例1と同様にして多
層プリント配線板を製造し、同様の検査を行った。結果
を第1表に示す。 第1表の結果より明らかなように本発明の実施例におい
てはハローイングの発生はなく、しかも半田耐熱性及び
スミアー性において比較例よりも大きく劣ることがな
い。ただ、実施例1及び実施例2を比較すれば樹脂層の
厚みが小さい程スミアー性に優れることが理解される。
【発明の効果】
本発明は、内層材に絶縁層を介して外層材を積層し、ス
ルーホールめっきを施した多層プリント配線板であっ
て、内層材のスルーホール部の周辺の内層回路部分にエ
ポキシ当量450〜500、分子量800〜900、融
点64〜75℃のビスフェノール型エポキシ樹脂を主成
分とする樹脂層を形成させているので、樹脂層が可撓性
に優れ、しかも樹脂層の溶融粘度が小さいことから樹脂
層の形成に際してスルーホール部の周辺の内層回路部分
に樹脂が入り込み、樹脂層とスルーホール部の密着性が
良くなり、ハローイングが発生することがないものであ
り、しかも半田耐熱性及びスミアー性も損なわれること
がないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略破断斜視図であっ
て、Aは多層プリント配線板、1は内層材、2は絶縁
層、3は外層材、4はスルーホール部、5は樹脂層であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内層材に絶縁層を介して多層材を積層し、
    スルーホールめっきを施した多層プリント配線板であっ
    て、内層材のスルーホール部の周辺の内層回路部分にエ
    ポキシ当量450〜500、分子量800〜900、融
    点64〜75℃のビスフェノール型エポキシ樹脂を主成
    分とする樹脂層を形成させて成ることを特徴とする多層
    プリント配線板。
JP9401988A 1988-04-15 1988-04-15 多層プリント配線板 Expired - Lifetime JPH069316B2 (ja)

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JPH01265594A JPH01265594A (ja) 1989-10-23
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JP6154275B2 (ja) 2013-09-27 2017-06-28 株式会社Lixil 抗菌・抗ウィルス性塗料及び抗菌・抗ウィルス性塗膜の形成方法
JP6603495B2 (ja) 2015-07-01 2019-11-06 株式会社Lixil 抗菌・抗ウィルス性コーティング剤

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