JPH069314B2 - 薄膜多層配線基板の製造方法 - Google Patents

薄膜多層配線基板の製造方法

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JPH069314B2
JPH069314B2 JP63153003A JP15300388A JPH069314B2 JP H069314 B2 JPH069314 B2 JP H069314B2 JP 63153003 A JP63153003 A JP 63153003A JP 15300388 A JP15300388 A JP 15300388A JP H069314 B2 JPH069314 B2 JP H069314B2
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film
electrode film
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electrode
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旻 村田
三郎 金井
憲一 菅野
稔 田中
充 臼井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜多層配線基板の製造方法に係り、特に、内
層抵抗体とその接続に関連した製造方法の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
薄膜多層配線基板の製造方法に関しては、内層抵抗体と
その接続が重要な技術的課題の一つである。
例えば特開昭60−136391号公報には、抵抗体形
状を環状とし、その中心を一方の電極とし、外周全体を
他方の電極とすることにより、抵抗体を基板内の任意の
位置に形成可能とする方法が記載されている。
また、薄膜多層配線基板の入出力端子は、基板裏面に形
成するため、抵抗体の電極は、抵抗体形成層より下層
(基板裏面側の層)の配線と接続されることになる。ま
た、配線の高密度実装を要求される薄膜多層配線基板
は、下層から一層ずつ形成していく逐次積層法とする必
要がある。
そこで、上記特開昭60−136391号公報に記載さ
れているように、抵抗体をスルホール導体によって下層
配線と接続する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、特開昭60−136391号公報に記載されて
いるように、スルホール導体形成後に電極膜と抵抗膜を
連続的に成膜し、それを加工する方法であると、スルホ
ール導体と電極膜との間の界面抵抗により接続抵抗が大
きくなり、またその影響により接続抵抗を含めた抵抗値
がばらつくという問題があった。
すなわち、スルホール導体は金属膜を加工して形成する
から、その上に抵抗膜および電極膜を成膜する前に、ス
ルホール導体の表面は大気にさらされ、酸化物などが生
じる。もし、スルホール導体と抵抗膜とが同種材質であ
れば、抵抗膜の成膜直前に短時間のエッチング処理を行
うなどの表面処理を行い、抵抗膜の成膜後に熱処理を施
すことによって、スルホール導体表面が大気にさらされ
ても、スルホール導体と抵抗膜との間の界面抵抗の発生
を防止できる。しかし、スルホール導体と抵抗膜は異種
材質であるから、このような方法によっては界面抵抗の
発生を防ぐことができなかった。
本発明の目的は、上記のような界面抵抗による内層抵抗
体の接続抵抗を大幅に減少させることができる、抵抗内
層薄膜多層配線基板の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、配線の施こされた下層の配線基板の上に絶
縁層を形成する工程と、前記絶縁層の上に抵抗膜を成膜
し、引き続き該抵抗膜の上に前記下層の配線と同種材質
の第1電極膜を成膜する工程と、前記第1電極膜、前記
抵抗膜および前記絶縁層を部分的にエッチングして、前
記下層の配線に達するスルホールを形成する工程と、前
記第1電極膜および前記スルホール内の下層の配線の表
面処理を行った後、前記第1電極膜の上、前記スルホー
ルの壁面および前記スルホール内の下層の配線の上に一
体に、前記第1電極膜と同種材質の第2電極膜を成膜
し、熱処理する工程と、前記スルホールを中心に、前記
第1電極膜と前記第2電極膜を環状にエッチングし、熱
処理する工程と、を設けることにより達成される。
〔作 用〕
抵抗膜と第1電極膜とは同種材質ではないが、連続成膜
であって抵抗膜の表面が第1電極膜の成膜前に大気にさ
らされないため、抵抗膜と第1電極膜との間に界面抵抗
は生成しないか、生じても極めて小さな値とすることが
できる。
抵抗体の電極とともにスルホール導体となる第2電極膜
の成膜前に、第1電極膜およびスルホール内の下層の配
線の表面は大気にさらされるが、両方の電極膜および下
層の配線は同種材質であるため、第2電極膜の成膜の直
前に第1電極膜およびスルホール内の下層の配線の表面
処理を行い、第2電極膜の成膜後に熱処理を行うことに
より、電極膜間の界間抵抗の発生を防ぐことができる。
かくして、抵抗膜によって形成される抵抗体とスルホー
ル導体との間の接続抵抗を著しく小さくすることができ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図、第2図および第3図
を用いて説明する。
第1図は薄膜多層配線基板の抵抗層の一部を示す概略平
面図である。第2図は第1図のA−A’線の概略断面図
であり、抵抗体およびその接続部の構造を示している。
第3図は、第1図および第2図に示した構造を得るまで
の各工程を説明するための概略断面図である。以下、工
程に従って製造方法および抵抗体とその接続構造につい
て説明する。
薄膜多層配線基板10は第3図(a)に示すような状態
まで工程が進んだものとし、その後の工程について順次
説明する。なお第3図(a)において、20はアルミニ
ウム膜からなる配線である。
この薄膜多層配線基板10の上に、ポリイミドワニス、
例えば日立化成工業(株)製のピー・アイ・キュー(P
IQ)を回転塗布して硬化させることにより、第3図
(b)に示すように絶縁層30を形成する。
次に第3図(b)に示すように、絶縁層30の上に、ク
ロム−シリコン系の抵抗膜4と、アルミニウムの電極膜
51をスパッタリングによって連続的に成膜する。
前述のように、連続成膜による抵抗膜4と電極膜51と
の間の界面抵抗は、無視できる程度まで小さくすること
ができる。
次に、下層の配線20との接続用スルホールを形成する
部分の抵抗膜4および電極膜51を、通常のホトエッチ
ング工程によって除去し、第3図(c)に示す状態にす
る。なお、抵抗膜4と電極膜51は材質が異なるから、
当然のことながら、まず電極膜51の材質用のエッチン
グ液を用いてレジストマスクを介して電極膜51の選択
エッチングを行い、次に抵抗膜4の材質用のエッチング
を用い、抵抗膜4の選択エッチングを行うことになる。
次に通常のホトエッチング工程により、抵抗膜4および
電極膜51の開口部に対応した部分の絶縁層30をエッ
チングし、第3図(d)に示すように下層の配線20に
達するスルホール60,61を形成する。
次にスルファミン酸溶液を用い、電極膜51の表面と、
スルホール60,61内の配線20の表面処理を行って
から、第3図(e)に示すように、アルミニウムの電極
膜52をスパッタリングにより成膜し、熱処理する。な
お、電極膜52は抵抗体電極だけでなく、スルホール導
体も兼ねるが、上記表面処理と熱処理により、電極膜5
2と下層の電極膜51との間および配線20との間の界
面抵抗は極めて小さくなる。
次に、通常のホトエッチング工程により、スルホール6
0を中心に電極膜51,52を環状に除去し、熱処理を
行う。この状態が第3図(f)であり、第1図及び第2
図に示すような構造が得られる。なお、必要ならば、さ
らに通常の薄膜工程によって絶縁層と配線層を所定層数
だけ形成することにより、最終的構造を得る。
こゝまでの説明から明らかなように、金属膜51,52
を除去して露出させた、抵抗膜4のスルホール60を中
心とした環状の部分4aが抵抗体として働く。そして、
この抵抗体4aは、中心部において電極膜51とスルホ
ール導体(60)を兼ねる電極膜52を介して下層の配
線20と接続され、また周辺部において電極膜51およ
びスルホール導体(61)を兼ねる電極膜52によって
下層の別の配線20と接続される。
こゝで、上述のように電極膜51と抵抗膜4との間の界
面抵抗、電極膜51,52間の界面抵抗、および電極膜
52と配線20との間の界面抵抗は極めて小さくできる
から、抵抗体4aの接続抵抗は従来よりも大幅に減る。
例えば接続抵抗を10mΩ程度まで減らすことができ
る。
なお、実施例で示した円環形状の抵抗体は、その配置上
の利点があるが、抵抗体の形状はこれに限定されるもの
ではない。
また、抵抗膜と上下の電極膜の材質も必要に応じ変更し
てもよい。たゞし、界面抵抗を減らすために上下の電極
膜、それと接続する下層配線を同種材質にする。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、内層
抵抗体の接続抵抗を大幅に減らして界面抵抗による影響
を受けにくゝした薄膜多層配線基板を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る薄膜多層配線基板の抵
抗層の一部を示す概略平面図、第2図は第1図のA−
A’線の概略断面図、第3図は第1図および第2図に示
した構造を得るまでの各工程を説明するための概略断面
図である。 4…抵抗膜、4a…抵抗体、20…配線、 30…絶縁層、51,52…電極膜、 60,61…スルホール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 稔 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所神奈川工場内 (72)発明者 臼井 充 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所神奈川工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線の施こされた下層の配線基板の上に絶
    縁層を形成する工程と、 前記絶縁層の上に抵抗膜を皮膜し、引き続き該抵抗膜の
    上に前記下層の配線と同種材質の第1電極膜を成膜する
    工程と、 前記第1電極膜、前記抵抗膜および前記絶縁層を部分的
    にエッチングして、前記下層の配線に達するスルホール
    を形成する工程と、 前記第1電極膜および前記スルホール内の下層の配線の
    表面処理を行った後、前記第1電極膜の上、前記スルホ
    ールの壁面および前記スルホール内の下層の配線の上に
    一体に、前記第1電極膜と同種材質の第2電極膜を成膜
    し、熱処理する工程と、 前記スルホールを中心に、前記第1電極膜と前記第2電
    極膜を環状にエッチングし、熱処理する工程と、 を有することを特徴とする薄膜多層配線基板の製造方
    法。
JP63153003A 1988-06-21 1988-06-21 薄膜多層配線基板の製造方法 Expired - Lifetime JPH069314B2 (ja)

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JPH0677664A (ja) * 1992-08-27 1994-03-18 Hitachi Ltd 多層配線基板に内装した薄膜抵抗素子およびその製造方法

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