JPH0693078B2 - 画像記録担体用カセツテの開蓋機構 - Google Patents

画像記録担体用カセツテの開蓋機構

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JPH0693078B2
JPH0693078B2 JP1892087A JP1892087A JPH0693078B2 JP H0693078 B2 JPH0693078 B2 JP H0693078B2 JP 1892087 A JP1892087 A JP 1892087A JP 1892087 A JP1892087 A JP 1892087A JP H0693078 B2 JPH0693078 B2 JP H0693078B2
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cassette
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sheet
suction
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は画像記録担体用カセッテの開蓋機構に関し、一
層詳細には、画像記録担体を光密に保持して画像読取装
置等に装填するためのカセッテを装置内で自動的に開蓋
し、収納されている画像記録担体を取り出すためのもの
であって、特に、画像記録担体の大きさに対応してサイ
ズの異なるカセッテであっても常に安定して開蓋出来、
その占有する動作範囲を可及的に少なくすることによっ
て装置全体として小型化を一層促進することを可能とす
る画像記録担体用カセッテの開蓋機構に関する。
最近、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を用いて被写体の
放射線画像を得る放射線画像記録再生システムが注目さ
れている。ここで、蓄積性蛍光体とは放射線(X線、α
線、β線、γ線、電子線、紫外線等)等を照射すると、
この照射線エネルギ等の一部を蓄積し、後に可視光等の
励起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽
発光光を生ずる蛍光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性蛍光体
を利用したもので、人体等の被写体の放射線画像情報を
一旦蓄積性蛍光体からなる層を有するシート(以下「蓄
積性蛍光体シート」または単に「シート」という)に蓄
積記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起
光で走査して輝尽発光光を生じさせ、前記輝尽発光光を
光電的に読み取って電気信号を得、この電気信号に基づ
き、被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料あ
るいはCRT等の表示装置に可視像として出力させるもの
である。
そこで、このような放射線画像記録再生システムにおい
て、放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートか
らその放射線画像を読み取る画像情報読取装置では具体
的には次のような方法が採用されている。
すなわち、蓄積性蛍光体シート上をレーザビーム等の光
ビームで二次元的に走査し、これによって発光する輝尽
発光光をフォトマルチプライヤ等の光検出器で時系列的
に検出して画像情報を得る。そして、前記光ビームの二
次元的走査は、通常、蓄積性蛍光体シートを一方向に機
械的に搬送するこにより副走査を行うと共に、前記シー
トの搬送方向と直交する方向に偏向された光ビームを照
射して主走査を行うことにより達成している。
この場合、蓄積性感光体シートはカセッテ内に収納され
た状態で被写体に放射線等を曝射し、これによって当該
シートに被写体の放射線画像が蓄積記録される。そし
て、該シートは前記カセッテを介して画像読取装置の内
部に装填され、吸着盤等を含む枚葉機構を介して前記カ
セッテから取り出されて後、光ビームを走査するために
走査位置へと搬送される。
そこで、このようなカセッテから蓄積性蛍光体シートを
取り出すための一般的な構成を第1図に例示する。
第1図において、参照符号2は従来技術に係るカセッテ
を示し、このカセッテ2は蓄積性蛍光体シートSが収納
される室4を画成する筐体6と、前記筐体6の一端部に
蝶番8を介して揺動自在に装着される蓋体10とを含む。
このように構成されるカセッテ2は、例えば、画像読取
装置12に装填され、この画像読取装置12の内部に設けら
れる吸着盤14を介して蓋体10が開動されて室4が前記画
像読取装置12内で開成する。次いで、吸着盤16を含む枚
葉機構の駆動作用下に筐体6内に積層収納されている蓄
積性蛍光体シートSは吸着保持されて図示しない搬送機
構を介して画像走査読取部へと送り出される。
ところで、サイズの異なる種々の蓄積性蛍光体シートS
の読取作業を行う際には、夫々の蓄積性蛍光体シートS
に対応したサイズの異なるカセッテ2を用意しなければ
ならない。このようにカセッテのサイズが異なれば、当
然に開蓋されるべき蓋体のサイズも異なることになる。
従って、同一の吸着盤14により夫々サイズの異なる蓋体
10を開閉動作しようとすれば、特に、第1図中、一点鎖
線で示すように、サイズの小さな蓋体10にあっては、こ
の蓋体10が垂直方向に指向して大きく傾斜して開蓋され
ることになり、この結果、吸着盤14を保持する軸方向と
吸着面との角度が大きく偏位して十分な吸着効果が達成
されない。このため、吸着盤14が蓋体10から剥離し、結
果的に当該蓋体10を落下させてしまう不都合が生ずる。
また、前記の不都合を回避するために、第2図に示すよ
うに、多節のリンク機構18を有する開蓋機構20も採用さ
れている。すなわち、この構成によれば、回転駆動源22
の駆動軸に第1のアーム23が連結され、この第1アーム
23に支点24を中心に揺動する第2のアーム25が連結され
ている。前記第2アーム25の先端部には軸26を介して第
3のアーム27が連結され、さらにこの第3アーム27に軸
28を介して第4のアーム29が連結されている。吸着盤14
はこの第4アーム29に軸着され、蓋体10に臨む。
そこで、このような構成からすれば、回転駆動源22の矢
印A方向への回転により、リンク機構18は支点24を中心
に矢印B方向へ揺動し、吸着盤14を吸着保持した蓋体10
を開成するよう機能する。
従って、仮令、サイズの異なるカセッテが装填されて
も、蓋体の長さの差異に拘らず、吸着蓋14の蓋体10に対
する傾斜角は第3アーム27、第4アーム29によって矯正
されることになる。
然しながら、図から容易に諒解されるように、前記リン
ク機構18は部品点数が多く、さらに蓋体10の開閉動作範
囲が極めて大きくなるという不都合を露呈している。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、回転駆動源の駆動作用下に揺動する支持部材に
その一面を転動するベアリングと当該ベアリングを支承
する軸部材とを設け、さらにこの軸部材に吸着盤とガイ
ド部材とを固着し、前記ガイド部材の案内作用下に常
時、前記吸着盤が画像記録担体を収装するカセッテの蓋
体の所定位置に圧接するよう構成し、これによって、蓋
体のサイズが異なっても管体の変位を許容させて常時安
定した位置でシートに対する吸着作用を営むことを可能
とし、しかも開蓋作用を可及的少ない動作範囲で営める
よう構成した画像記録担体用カセッテの開蓋機構を提供
することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は回転駆動源と、
この回転駆動源の回動作用下に揺動する支持部材と、前
記支持部材上面で転動するベアリングと吸着盤とガイド
部材とを保持する支軸と、前記ガイド部材がその変位を
規制される孔部を有する側板とからなり、回転駆動源を
駆動して前記支持部材を前記ガイド部材の案内作用下に
揺動させて吸着盤を画像記録担体を収装するカセッテの
蓋体に臨ませ、さらに回転駆動源を駆動させてこの蓋体
を吸着開蓋するよう構成することを特徴とする。
次に、本発明に係る画像記録担体用カセッテの開蓋機構
について好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
第3図乃至第6図において、参照符号30は画像記録担体
用カセッテの開蓋機構を示す。図に示すように、当該開
蓋機構30は揺動機構部32および放射線画像情報読取装置
100の内部の所定位置に互いに平行に立設された一対の
側板36a、36bの間に介装されている。前記側板36a、36b
には支軸38が回動自在に橋架され、前記支軸38は側板36
a、36bに平行に延在する支持部材40a、40bの一端を支承
しており、支持部材40a、40bは支軸38を中心に揺動可能
となっている。また、支持部材40a、40bの他端下面には
ロック用パッド42a、42bが取着されている。
さらに、前記側板36bには回転駆動源44が固着され、前
記回転駆動源44の回転軸46の先端部にはディスク48が取
着される。この場合、前記ディスク48に偏心して軸50が
植設され且つ前記軸50はさらにアーム52を回動自在に軸
支する。アーム52の端部には支軸38と平行に延在する軸
54が係合し、前記軸54は前記支持部材40a、40bを夫々の
端部で保持する。
一方、側板36a、36bの先端部に近接する位置に、略三角
形の孔部56a、56bが形成される。すなわち、前記孔部56
a、56bの略鉛直方向下方に指向する夫々の内壁58a、58
b、60a、60bがなす角は、この場合、鋭角に画成され
る。そこで、前記孔部56a、56bには、先端部が鉛直方向
下方に指向する略楔形、すなわち、鋭角状の先端を有す
るガイド部材62a、62bが配設される。前記ガイド部材62
a、62bは前記支軸38と平行な支軸64によって支承され
る。前記支軸64には支持部材40a、40bが当接する位置に
対応してベアリング66a、66bが外嵌され、さらに前記ベ
アリング66a、66b間には矩形状の保持部材68a、68bが固
着される。前記保持部材68a、68bは鉛直方向下方に指向
する中空状の管体70a、70bを保持し、管体70a、70bの先
端部には吸着盤72a、72bが取着される。一方、管体70
a、70bには図示しない弾性体からなるチューブ部材が連
結され、このチューブ部材は吸引装置(図示せず)に連
結しておく。
当該画像記録担体用カセッテの開蓋機構30は基本的には
以上のように構成されるものであり、次に、カセッテの
ロック機構について以下に概略的に説明する。
第4図において、参照符号74a(b)はカセッテ2のロ
ック機構を示す。このカセッテ2を構成する側壁部76上
面には下方に傾斜する傾斜面78a(b)を設けた係止用
凸部80a(b)を形成すると共に、筐体6の底面に鉛直
方向に延在して孔部82a(b)が貫通形成される。この
場合、前記孔部82a(b)は後述するロック機構を解除
する押圧ピンを挿入するためのものである。蓋体10の下
面には肉薄な保持部84a(b)が一体的に膨出形成され
ており、その先端部には係止部90a(b)が形成されて
いる。この保持部84a(b)と前記蓋体10との間に画成
される室にコイルスプリング94a(b)が収装されてい
る。前記コイルスプリング94a(b)の先端部に係合す
るように爪部材86a(b)が変位自在に配設され、前記
爪部材86a(b)の下方に凹部88a(b)が画成される。
従って、爪部材86a(b)は前記凹部88a(b)の前で変
位自在である。爪部材86a(b)には傾斜面92a(b)が
形成され、前記傾斜面92a(b)は孔部82a(b)に対峙
する。
当該カセッテのロック機構74a(b)は基本的には以上
のように構成されるものであり、次に、前記画像記録担
体用カセッテの開蓋機構30を組み込む放射線画像情報読
取装置について、以下に概略的に説明する。
第5図において、参照符号100は放射線画像情報読取装
置を示し、前記読取装置100の略中央部に当該開蓋機構3
0を含みカセッテ2を着脱自在に装着するためのカセッ
テ保持部102が設けられる。この場合、カセッテ保持部1
02は蓋体10のロック状態を解除するためのロック解除機
構104と前記蓋体10を開閉するための開蓋機構30とから
構成される。前記ロック解除機構104は保持体106a、106
bと図示しないアクチュエータの作用下に鉛直方向上方
に摺動変位して筐体6の底面に形成された孔部82a
(b)に臨入する押圧ピン108a、108bとからなる。
カセッテ保持部102の近傍には、例えば、図示しない駆
動源により枚葉動作を行う吸着盤109を含むシート体搬
送機構110が配設される。
前記シート体搬送機構110に近接して搬送ベルト112を含
む第1の搬送手段114が配設される。第5図に示すよう
に、前記第1搬送手段114の下方には蓄積性蛍光体シー
トSを1枚ずつ収容する複数のシート収容部116を有
し、カセッテ2から取り出される蓄積性蛍光体シートS
を一時的に収容するための第1のスタッカ118が設けら
れる。前記第1スタッカ118は図示しないモータ等の駆
動作用下に矢印D方向に移動可能に構成されている。夫
々のシート収容部116に収納されている蓄積性蛍光体シ
ートSは図示しない底板上に載置されており、前記底板
を下方へと回動することにより、前記シートSは第1ス
タッカ118の下方に設けられる第2の搬送手段120を構成
する搬送ベルト122等を介して搬送ベルト124側に送り出
される。この場合、前記搬送ベルト124の端部に近接し
て読取部126が設けられる。
前記読取部126は蓄積性蛍光体シートSを矢印E方向
(副走査方向)に搬送する第3の搬送手段128と走査手
段130とを含む。前記走査手段130はレーザ光源132を含
み、このレーザ光源132のレーザ光導出側にはレーザ光1
34をシートS上に走査するためのミラー136およびガル
バノメータミラー138と集光用反射ミラー140が設けられ
ている。さらに、レーザ光134のシート上の走査位置に
は主走査線に沿って光ガイド142が配設され、前記光ガ
イド142の上部にフォトマルチプライヤ144が装着されて
いる。
一方、第3搬送手段128を構成する搬送ベルト146の端部
には搬送ベルト148が設けられ、前記搬送ベルト148は一
旦水平方向に延在して後大きく鉛直方向上方に延在する
と共に、この鉛直方向に延在する部分に他の搬送ベルト
150が摺接して第4の搬送手段152を形成する。前記搬送
ベルト148の上方には互いに摺接する一組の搬送ベルト1
54a、154bが配設され、前記搬送ベルト154a、154bの上
方にローラ対156と158が所定間隔離間して設けられてお
り、前記ローラ対156と158の間には消去部160が配設さ
れる。前記消去部160にはナトリウムランプ、タングス
テンランプ、あるいはクセノンランプ等の消去用光源16
2が複数個設けられており、読取部126において放射線画
像を読み取られた蓄積性蛍光体シートSに残存する放射
線画像を前記消去用光源162により完全に消去するよう
機能する。
ローラ対158の上方には、さらに第5の搬送手段164を構
成する搬送ベルト166が設けられており、この搬送ベル
ト166はその上部側において水平方向に延在すると共
に、短尺な搬送ベルト168が摺接している。搬送ベルト1
66の端部には搬送ベルト170を含む第6の搬送手段172が
設けられ、この第6搬送手段172を介して進行方向を180
°偏位される蓄積性蛍光体シートSは第2のスタッカ17
4に搬送されるよう構成される。
前記第2スタッカ174は前述した第1スタッカ118と同様
に構成され、複数のシート収容部176を設けると共に、
図示しないモータ等の駆動作用下に矢印F方向に移動自
在に構成されている。そして、前記第2スタッカ174の
下方向にはローラ対178が配設されており、前記ローラ
対178に近接して第7の搬送手段180が設けられる。この
場合、前記第7搬送手段180は第2スタッカ174から供給
される蓄積性蛍光体シートSを補助消去部182に搬送す
るものであり、前記補助消去部182には消去用光源184が
設けられている。さらに、前記補助消去部182を通過す
る蓄積性蛍光体シートSはシート体搬送機構110を介し
てカセッテ2内に収納される。
そこで、当該カセッテ2から収容されているシートSを
取り出す作用について説明する。
先ず、カセッテ2を装置100に光密の状態で装填する。
次に、第3図乃至第5図に示すように、ロック解除機構
104の押圧ピン108a、108bが図示しないアクチュエータ
の駆動作用下に鉛直方向上方に変位すると、夫々の押圧
ピンは筐体6の底面に形成された孔部82a(b)内に進
入して爪部材86a(b)の傾斜面92a(b)に当接し、爪
部材86a(b)を矢印C方向に変位させ、ロック機構74a
(b)を解除する。続いて、第3図および第6図a、b
に示すように、当該開蓋機構30の回転駆動源44を駆動
し、これによって回転軸46を介してディスク48が矢印G
方向に緩やかに回転すると、軸50に軸支されたアーム52
はリンク運動により鉛直方向下方に回動すると共に、支
持部材40a、40bは軸54を介して支軸38を支点として下方
に回動するに至る。従って、支持部材40a、40b上面に当
接し且つベアリング66a、66bに軸支された支軸64は下方
に変位することになる。このため、支軸64の両端部に取
着されたガイド部材62a、62bは孔部56a、56b内を下方に
変位するにつれ内壁56a、58aおよび56b、58bに当接しつ
つ、夫々の先端部が内壁56a、58aおよび56b、56bが収束
してなす角、すなわち、略鉛直方向下方に指向する鋭角
部位に到達するように案内される。
このように、ガイド部材62a、62bが孔部56a、56b内を変
位することは、これらを保持する支軸64が吸着盤72a、7
2bと共に変位し、その結果、ベアリング66a、66bが支持
部材40a、40bを転動することを意味するに他ならない。
このため、吸着盤72a、72bはカセッテ2の蓋体10に圧接
するに至る。ここで、吸引装置を付勢しておけば、支軸
64および保持部材68a、68bを介して支承された吸着盤72
a、72bは管体70a、70bおよび図示しないチューブ部材に
よりカセット2を構成する蓋体10の上面に吸着する。次
いで、回転駆動源44を再び駆動すれば、吸着盤72a、72b
はその吸着作用下に蓋体10を開蓋する。すなわち、カセ
ッテ2が読取装置100内で開成する。なお、蓋体10を開
蓋した後、ロック解除機構104を駆動して夫々の押圧ピ
ン108a、108bを鉛直方向下方に変位させておく。
このように開蓋動作を行う機構は大きさの異なるカセッ
テが装填された場合であっても好適に対応することが可
能である。これを第7図に示す。すなわち、第7図にお
けるカセッテ2の蓋体10の開蓋時における傾斜角は第6
図bにおける蓋体10の傾斜角に比較して大きく、また、
支持部材40a、40bと蓋体10との回転半径が異なることか
ら、支持部材40a、40bと蓋体10とは第6図a、bの場合
と異なり平行を逸することになる。然しながら、この場
合、支軸64が矢印J方向に回動し且つ支持部材40a、40b
の延在方向に転動変位しその差を吸収するため、吸着盤
72a、72bは蓋体10の傾斜に追従し、支持部材40a、40bの
延在方向と管体70a、70bの軸線のなす角は略直交状態を
保ち、吸着盤72a、72bは蓋体10を確実に吸着保持するこ
とが出来る。なお、ガイド部材62a、62bは孔部56a、56b
内を自由に変位することが可能である。
次に、シート体搬送機構110が駆動される。第5図に示
すように、図示しない吸引装置に連通する吸着盤が図示
しない駆動装置により矢印H方向に駆動されてさらに鉛
直方向下方に降下し、シートSを吸着保持し、続いてシ
ートSと共に、鉛直方向上方および矢印I方向に移動す
る。そして、吸引装置を停止することによりシートSを
落下させ、シートSは第1搬送手段114へ供給される。
次いで、前記蓄積性蛍光体シートSは第1搬送手段114
を介して鉛直方向下方に指向して搬送され、第1スタッ
カ118を構成するシート収容部116内に供給される。そこ
で、前記搬送されてきた蓄積性蛍光体シートS、あるい
は他のシート収容部116に収納されている蓄積性蛍光体
シートSは第2搬送手段120側に送り出され、前記第2
搬送手段120並びに搬送ベルト122、124を介して読取部1
26に搬送される。
前記読取部126に至った蓄積性蛍光体シートSは第3搬
送手段128を構成する搬送ベルト146を介して副走査方向
(矢印E方向)に搬送されると共に、走査手段130が駆
動される。すなわち、レーザ光源132から導出されるレ
ーザ光134をミラー136で反射させてガルバノメータミラ
ー138に到達せしめ、このガルバノメータミラー138の揺
動作用下にレーザ光134を前記シートS上でスキャンさ
せる。これによって、シートSから放出される輝尽発光
光を直接、あるいは反射ミラー140で反射させて光ガイ
ド142に入射させ、これをフォトマルチプライヤ144によ
って電気信号に変換して、例えば、画像記録装置等に送
給する。
このようにして、放射線画像の読み取りを終了した蓄積
性蛍光体シートSは搬送ベルト148並びにこれに摺接す
る搬送ベルト150を含む第4搬送手段152および搬送ベル
ト154a、154bを介してローラ対156側に搬送され、さら
に前記ローラ対156を通過して消去部160に至る。前記消
去部160では複数個の消去用光源162が点灯されており、
その照射光は蓄積性蛍光体シートSで残存する放射線画
像を完全に消去する。前記消去部160を通過して放射線
画像を消去された蓄積性蛍光体シートSは第5搬送手段
164を構成する搬送ベルト166並びに168を介して鉛直方
向上方に搬送されて後、その搬送方向を水平方向に偏位
させて第6搬送手段172に至る。前記第6搬送手段172に
よりその搬送方向を180°偏位した蓄積性蛍光体シート
Sは第2スタッカ174の所望のシート収容部176内に収納
される。
一方、カセッテ2から蓄積性蛍光体シートSが取り出さ
れた後、シート収容部176に予め収納されている蓄積性
蛍光体シートSをローラ対178から第7搬送手段180に送
り出せば、この蓄積性蛍光体シートSは補助消去部182
の消去用光源184を介して二次消去が行われ、シート体
搬送機構110側に送り出される。続いて、当該シートS
は吸着盤109の降下により吸着保持され、続いて吸着盤1
09と共に、矢印H方向に搬送されカセッテ2内に完全に
収納されることになる。
このようにして、カセッテ2内に蓄積性蛍光体シートS
を収納して後、吸引装置の駆動を停止し、当該シートS
を離間して吸着盤109は上昇し且つ矢印I方向に移動さ
れる。続いて、開蓋機構30の支持部材40a、40bを回転駆
動源44の作用下に回動降下させ、吸着盤72a、72bの吸引
作用を停止すれば、蓋体10に保持されている爪部材86a
(b)がその傾斜面92a(b)を傾斜面78a(b)に当接
させる。そこで、さらに、支持部材40a、40bを回転駆動
源44の作用下に回動降下させると、吸着盤72a、72bおよ
びベアリング66a、66bを含む吸着部34はガイド部材62
a、62bと連結されている支持部材40a、40bから離間す
る。
次いで、ロック用パッド42a、42bが蓋体10上面に当接
し、押圧することによりコイルスプリング94a(b)の
弾発力に抗して爪部材86a(b)の傾斜面92a(b)が係
止用凸部80a(b)の傾斜面78a(b)を摺動し矢印C方
向に変位する。さらにロック用パッド42a、42bを押圧す
れば蓋体10と係止用凸部80a(b)が対面し、この結
果、爪部材86a(b)はコイルスプリング94a(b)によ
り側壁部76側に弾発駆動され、蓋体10はロックされる。
この後、カセッテ2をカセッテ保持部102から取り出
し、必要に応じて画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光
体シートSを収納する新たなカセッテをこのカセッテ保
持部102に装填すればよい。
本発明によれば、以上のようにサイズの異なるカセッテ
や任意の長さに選択された蓋体を確実に開蓋することが
可能となると共に、吸着不良による蓋体の落下等の事故
も回避することが出来る。
さらに、蓋体はシートSを取り出し得るに十分な長さに
選択可能であり、一方、第5図に示すように、読取装置
内において蓋体の開閉動作に必要とされる範囲を可及的
に狭小化することが出来、このため、シートSのサイズ
の選択範囲の拡大と共に読取装置の小型化を達成するこ
とが可能である。
以上のように、本発明によれば、大きさの異なるカセッ
テや任意の長さに選択された蓋体の開蓋において、中で
も小さな蓋体の開蓋を行う際、ガイド部材の作用下に吸
着盤を支持する支軸が回動変位し支持部材と蓋体の傾斜
角の差を吸収するため、吸着盤は蓋体に追従し、このた
め、蓋体を確実に吸着保持することが出来るという効果
を奏する。しかも、同一機構によりカセッテのロックを
行うことも可能であるため、装置の構成をより簡素化出
来る利点がある。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
例えば、通常のX線フイルム用カセッテにも適用出来る
等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る画像記録担体用カセッテの概略
構成図、 第2図は従来技術に係る画像記録担体用カセッテの開蓋
機構の概略側面図、 第3図は本発明に係る画像記録担体用カセッテの開蓋機
構の斜視図、 第4図は本発明に係る画像記録担体用カセッテの開蓋機
構を含む放射線画像情報読取装置を構成するカセッテの
ロック機構の概略縦断面図、 第5図は本発明に係る画像記録担体用カセッテの開蓋機
構を含む放射線画像情報読取装置の概略説明図、 第6図aは本発明に係る画像記録担体用カセッテの開蓋
機構において、カセッテの閉蓋状態の概略側面図、 第6図bは本発明に係る画像記録担体用カセッテの開蓋
機構において、カセッテの開蓋状態の概略側面図、 第7図は本発明に係る画像記録担体用カセッテにおい
て、開動半径の異なる蓋体の開蓋状態の概略側面図であ
る。 30……開蓋機構、40a、40b……支持部材 62a、62b……ガイド部材 64……支軸 66a、66b……ベアリング 68a、68b……保持部材、70a、70b……管体 72a、72b……吸着盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動源と、この回転駆動源の回動作用
    下に揺動する支持部材と、前記支持部材上面で転動する
    ベアリングと吸着盤とガイド部材とを保持する支軸と、
    前記ガイド部材がその変位を規制される孔部を有する側
    板とからなり、回転駆動源を駆動して前記支持部材を前
    記ガイド部材の案内作用下に揺動させて吸着盤を画像記
    録担体を収装するカセッテの蓋体に臨ませ、さらに回転
    駆動源を駆動させてこの蓋体を吸着開蓋するよう構成す
    ることを特徴とする画像記録担体用カセッテの開蓋機
    構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、側板に形成される孔部は最下部位を鋭角状にした略
    三角形状であり、ガイド部材は前記最下部位に到達可能
    に鋭角部位を有することからなる画像記録担体用カセッ
    テの開蓋機構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    機構において、支持部材にはカセットをロック状態にす
    るためのパッド部材を設けてなる画像記録担体用カセッ
    テの開蓋機構。
JP1892087A 1987-01-12 1987-01-29 画像記録担体用カセツテの開蓋機構 Expired - Fee Related JPH0693078B2 (ja)

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