JPH0693731B2 - 光ビ−ム走査機構 - Google Patents

光ビ−ム走査機構

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JPH0693731B2
JPH0693731B2 JP61179182A JP17918286A JPH0693731B2 JP H0693731 B2 JPH0693731 B2 JP H0693731B2 JP 61179182 A JP61179182 A JP 61179182A JP 17918286 A JP17918286 A JP 17918286A JP H0693731 B2 JPH0693731 B2 JP H0693731B2
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恭義 大田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光ビーム走査機構に関し、一層詳細には、例え
ば、放射線画像が蓄積記録された蓄積性螢光体シート等
の被走査体の励起光を照射して走査読取する際、種々の
大きさの異なる被走査体を一端側を揃えるようにして一
対のローラ間で挟持して精度よく副走査方向に搬送する
よう構成した光ビーム走査機構に関する。
最近、蓄積性螢光体(輝尽性螢光体)を用いて被写体の
放射線画像を得る放射線画像記録再生システムが注目さ
れている。ここで、蓄積性螢光体とは放射線(X線、α
線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射することの
放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光
を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光光
を生ずる螢光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性螢光体
を利用したもので、人体等の被写体の放射線画像情報を
一旦蓄積性螢光体からなる層を有するシート(以下「蓄
積性螢光体シート」または単に「シート」という)に蓄
積記録し、この蓄積性螢光体シートをレーザ光等の励起
光で走査して輝尽発光光を生じさせ、前記輝尽発光光を
光電的に読み取って電気信号を得、この電気信号に基づ
き被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料ある
いはCRT等の表示装置に可視像として出力させるもので
ある。
そこで、このような放射線画像記録再生システムにおい
て、放射線画像が蓄積記録された蓄積性螢光体シートか
らその放射線画像を読み取った画像読取装置では、具体
的には次のような方法により前記放射線画像を読み取っ
ている。
すなわち、蓄積性螢光体シート上をレーザビーム等の光
ビームで二次元的に走査し、これによって発光する輝尽
発光光をフォトマルチプライヤ等の光検出器で時系列的
に検出して画像情報を得る。そして、前記光ビームの二
次元的走査は、通常、一次元的に前記螢光体シートに光
ビームを偏向して照射し主走査を行うと共に、前記シー
トを主走査方向と略直交する方向にベルトコンベア等で
機械的に搬送し、これによって副走査を行い達成してい
る。
次いで、前記のようにして得られた画像情報は画像記録
装置に送られる。前記画像記録装置は記録材料である写
真感光材料に蓄積性螢光体シートから得られた前記画像
情報に基づいて変調されたレーザ光を照射し、前記写真
感光材料に所定の画像を記録するように構成されてい
る。
この新たに画像が記録された写真感光材料は現在処理が
施されて後、所定の場所に保管され、必要に応じて医療
診断等に供されることになる。
ところで、前記蓄積性螢光体シートは被写体に応じて種
々の異なる大きさのものが使用されている。すなわち、
蓄積性螢光体シートは所望の放射線画像が蓄積記録され
るに必要な大きさを有しておればよく、例えば、被写体
が比較的小さなものまたは部位である場合、前記被写体
に対応して寸法の小さな蓄積性螢光体シートを用いれ
ば、極めて経済的である。従って、前記画像読取装置に
は種々の大きさの異なる蓄積性螢光体シートが装填さ
れ、夫々の蓄積性螢光体シートに対し走査読取作業が行
われている。
この場合、画像読取装置では、ベルトコンベアにより搬
送される蓄積性螢光体シートはこのベルトコンベア上に
しっかりと位置決め固定されなければならない。すなわ
ち、走査中に蓄積性螢光体シートがベルトコンベア上で
移動すれば、この蓄積性螢光体シート上における光ビー
ムの照射位置が所望の位置からずれ、この結果、前記の
ように、ベルトコンベアに対し変位した蓄積性螢光体シ
ートにレーザ光による走査を続行すると、これから得ら
れる画像情報が不正確なものとなるからである。換言す
れば、位置ずれを惹起した蓄積性螢光体シートからは正
確な放射線画像情報が得られなくなり、従って、被写体
が患者である場合には医療診断ミスをおかす可能性もあ
る等の不都合を露呈する。
そこで、従来、走査中の蓄積性螢光体シートがベルトコ
ンベアに対して変位しないように、例えば、サクション
用ボックスが使用されている。すなわち、複数個のサク
ション用孔部が穿設されているエンドレス状のベルトコ
ンベアの空間部分にサクション用ボックスを配設し、こ
れに接続する真空発生装置の吸引作用下に蓄積性螢光体
シートを前記ベルトコンベア上で吸引固定して、このベ
ルトコンベアの副走査方向への変位に伴って移送するよ
う構成される。
然しながら、この種の従来技術では、前記のようにサク
ション用ボックスを用いるため、機構が複雑且つ大型な
ものとなると共に、前記サクション用ボックスを介して
シートを吸引する真空発生装置並びにこの装置を駆動制
御するための制御系を必要とする。
しかも、このような蓄積性螢光体シートの固定搬送手段
がかなり高価なものとなり、放射線画像記録再生システ
ム全体としてのコストもまた相当に高騰してしまう不都
合が露呈する。
さらにまた、ベルトコンベアに蓄積性螢光体シートを好
適に吸着させるために、前記蓄積性螢光体シートをベル
トコンベアに対して平行に搬送する搬送路を設けなけれ
ばならず、このような構成からすれば、放射線画像記録
再生システム自体が大型化してしまう。このため、特
に、病院等に前記システムを配置する場合、狭小な室内
を効果的に活用することが困難となる欠点が指摘され
る。
そこで、上述のような欠点に鑑み、本願出願人はシート
状の被走査体を挟持して一対のローラを前記被走査体の
搬送方向の長さより短い間隔で二組配設し、前記ローラ
対の間において偏向された光ビームを照射して主走査を
行う光ビーム走査装置を開発し、既に特許出願を行って
いる(特願昭第60−232479号、同第60−234182号、同第
61−019497号等参照)。
この場合、前記の光ビーム走査装置では、大きさの異な
る蓄積性螢光体シートを読取部に対し搬送する際に、例
えば、搬送用ベルトを前記読取部に指向して傾斜させて
設け、前記搬送用ベルトを介して夫々の蓄積性螢光体シ
ートを読取部の一端側に揃えるようにして搬送してい
る。このため、搬送用ローラ対で蓄積性螢光体シートを
副走査方向に搬送する際に、特に、主走査方向にい幅狭
な蓄積性螢光体シートにあっては、前記ローラ対の一端
部側を通過することになる。
この場合、前記ローラ対を構成する一方のローラが他方
のローラ側に同一の強さで押圧されているとすると、蓄
積性螢光体シートのように比較的肉厚なシート体がロー
ラ対の一端部側に挟持されて搬送される際には、このロ
ーラ対の他端部側の弾性体の弾発力により前記一方のロ
ーラが大きく傾斜することになる。このため、蓄積性螢
光体シートの一部分だけがローラ対により挟持されるこ
とになり、前記蓄積性螢光体シートが副走査方向に対し
正確に搬送されない虞が生ずる。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、蓄積性螢光体シート等の被走査体を一対のロー
ラの一端部側に揃えるようにして挟持搬送して走査する
と共に、前記一対のローラの前記一端部側のニップ力を
他端部側のニップ力より大きく選択することにより、被
走査体が比較的幅狭なものであっても前記一対のローラ
間に挟持される際に惹起され易いローラの偏心動作を夫
々の端部におけるニップ力の相違により阻止することが
出来、従って、極めて簡単な構成で種々の大きさの異な
る被走査体を正確に副走査方向に搬送して走査読取また
は走査記録等を好適に行うことを可能にした光ビーム走
査機構を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明はシート状の被走
査体を一方向に移送して副走査を行うと共に、前記一方
向の略直交する方向に偏向された光ビームを照射して主
走査を行う光ビーム走査機構であって、大きさの異なる
種々の被走査体を一端側に揃えるようにして挟持搬送す
る一対のローラを前記一端側のニップ力が他端側のニッ
プ力より大きくなるように構成することを特徴とする。
次に、本発明に係る光ビーム走査機構について好適な実
施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第1図において、参照符号10は本発明に係る光ビーム走
査機構を組み込む画像読取装置を示す。前記画像読取装
置10内の室12にはサプライマガジン14が着脱自在に装着
されており、このサプライマガジン14内には放射線画像
を蓄積記録済みの蓄積性螢光体シートAが積層して収納
されている。前記サプライマガジン14に近接して吸着盤
16を含む枚葉機構が室12内に設けられ、この吸着盤16の
下方には蓄積性螢光体シートAを搬送するエンドレス状
の第1の搬送ベルト18が設けられる。
前記第1搬送ベルト18は鉛直方向下方に延在して画像読
取装置10の内部隅部角部で水平方向に指向するように屈
曲し、この第1搬送ベルト18の一面部にはこれに摺接す
るように鉛直方向に配列された複数個のローラ20a乃至2
0dが設けられている。さらに、前記第1搬送ベルト18の
下部側屈曲部には大径のローラ22を配設する。
そこで、画像読取装置10の下部側中央に本実施態様に係
る光ビーム走査機構24が設けられる。この場合、前記光
ビーム走査機構24は画像読取部26と前記読取部26の下方
に位置し、第1搬送ベルト18の終端部から若干離間して
設けられるシート体搬送部28とから基本的に構成されて
いる。
前記読取部26はレーザ光源30を含み、このレーザ光源30
のレーザ光導出側にはレーザ光32をシート上に走査させ
るためのミラー34およびガルバノメータミラー36と集光
用反射ミラー38が設けられている。さらに、レーザ光32
のシート上の走査位置には主走査線に沿って光ガイド40
が配設され、前記光ガイド40の上部にフォトマルチプラ
イヤ42が装着されている。
一方、前記シート体搬送部28は第1のローラ対44と第2
のローラ対46とを含み、前記ローラ対44、46の間には搬
送される蓄積性螢光体シートAを保持するためのガイド
部材48a、48bが配設される。前記第1ローラ対44は回転
駆動されるローラ50とこれに摺接して回転するローラ52
とからなり、一方、前記第2ローラ対46は回転駆動され
るローラ54とこの上方に配設されるローラ56とからな
る。この場合、第1ローラ対44は第2図および第3図に
示すように構成されており、第2ローラ対46も前記第1
ローラ対44と同様に構成されるため、この第2ローラ対
46の詳細な説明は省略する。
すなわち、第1ローラ対44を構成するローラ50の軸50
a、50bが画像読取装置10内に立設される支持板58a、58b
に回転自在に軸支されている。このローラ50は、例え
ば、第2ローラ対46を構成するローラ54にベルト等を介
して係合し、前記ローラ54に係着される回転駆動源(図
示せず)の駆動作用下に回転するように構成される。ま
た、ローラ52の軸52a、52bは夫々支持板58a、58bに形成
される長円孔60a、60bに嵌合し、この場合、前記ローラ
52が最下端に位置する際にこのローラ52とローラ50との
間に間隙62が画成される(第3図参照)。前記間隙62は
ローラ対44間に挟持される蓄積性螢光体シートAの厚さ
より僅かに小さく選択されており、例えば、前記蓄積性
螢光体シートAの厚さが略0.5mm〜0.7mmであれば、前記
間隙62を略0.2mm〜0.4mm程度に選択すれば好適である。
さらに、ローラ52の軸52a、52bには押圧部材64a、64bが
係合している。
前記押圧部材64a、64bはコ字状を呈しており、夫々の上
部66a、66bは水平方向に膨出すると共に、前記上部66
a、66bの下面部には軸52a、52bを嵌合するための溝部68
a、68bが形成される。前記押圧部材64a、64bの下部70
a、70bは上部66a、66bと同様に水平方向に膨出してお
り、夫々の下部70a、70bにはコイルスプリング72、73の
一端部が係合する。前記コイルスプリング72、73の他端
部は図示していないが画像読取装置10内に固定されてお
り、夫々のコイルスプリング72、73の弾発力を介して押
圧部材64a、64bは鉛直方向下方に押圧されている。
この場合、大きさの異なる夫々の蓄積性螢光体シートA
は、第2図中、一点鎖線で示す当板71に案内されて第1
ローラ対44の一端部側、すなわち、夫々の軸50b、52b側
に夫々の一側面を揃えるようにして前記第1ローラ対44
に挟持される。従って、前記軸52bに係合する押圧部材6
4bの押圧力を押圧部材64aによる軸52aへの押圧力より大
きくするために、コイルスプリング73はコイルスプリン
グ72よりばね定数の大きなものを使用する。また、ばね
定数が同じものであっても、前記コイルスプリング73の
長さをコイルスプリング72の長さより長く選択すれば、
実質的には、軸52bへの押圧力を軸52aへの押圧力より大
きくすることが出来る。
次いで、ローラ52にはこのローラ52を長円孔60a、60bを
介して鉛直方向に移動させるためのローラ変位手段74が
係合する。前記ローラ変位手段74を構成する電磁アクチ
ュエータ、例えば、ロータリソレノイド76が支持板58a
に装着されており、このロータリソレノイド76から延在
する回転駆動軸76aには第1のアーム78の一端部が固着
される。第1アーム78の他端部は第2のアーム80の一端
部に設けられるベアリング82に係合し、この場合、前記
第2アーム80の略中央部には両端部を夫々の支持板58
a、58bに回転自在に支承される回転軸86が嵌合係着して
いる。また、第2アーム80の他端部には段部を介して係
止部80aが形成され、この係止部80aにローラ52の軸52a
を載置する。一方、前記回転軸86の支持板58b側には同
様にアーム88が係着され、このアーム88の端部には段部
を介して係止部88aが形成される。
このようにして構成される当該光ビーム走査機構24の第
2ローラ対46に近接してエンドレス状の第2の搬送ベル
ト92が設けられる。前記第2搬送ベルト92は一旦水平方
向に延在すると共に、第1図において、大きく垂直方向
上方に延在させ、その終端部で水平方向に屈曲し、さら
に先端部は若干下方に指向させておく。なお、この第2
搬送ベルト92の下部側屈曲部には大径なローラ94を配設
する。さらに、第2搬送ベルト92の垂直方向に延在する
部分には複数のローラ96a乃至96eを摺接配置し、前記第
2搬送ベルト92の上部側屈曲部には大径なローラ98とロ
ーラ100a、100bを設けて蓄積性螢光体シートAを鉛直方
向下方に搬送するように構成している。そして、前記ロ
ーラ100bに近接して蓄積性螢光体シートAを収納するレ
シーブマガジン102が設けられている。
さらにまた、室12内には、例えば、搬送ベルト92に設け
られるローラ96bと9cとの間に消去部104を配置する。な
お、前記消去部104の内部には図示しない複数個の消去
用光源を配設しておく。
本実施態様の光ビーム走査機構を組み込む画像読取装置
は基本的には以上のように構成されるものであり、次に
その作用並びに効果について説明する。
先ず、画像読取装置10の室12内にサプライマガジン14が
装着される。この場合、前記サプライマガジン14内に
は、例えば、人体等の被写体の放射線画像が蓄積記録さ
れた蓄積性螢光体シートAを複数枚積層して収納してい
る。
そこで、前記蓄積性螢光体シートAは吸着盤16を含む枚
葉機構の作用下に前記サプライマガジン14から1枚ずつ
取り出され、この吸着盤16の下方に設けられる第1搬送
ベルト18と複数個のローラ20a乃至20dおよびローラ22を
介してシート体搬送部28側に搬送される。
ここで、ローラ変位手段74が駆動される。すなわち、ロ
ータリソレノイド76の駆動作用下に回転駆動軸76aが矢
印B方向に回転すると、この回転駆動軸76aに係着され
る第1アーム78が同様に矢印B方向に揺動し、その一端
部に係合するベアリング82を矢印B方向に押圧する。前
記ベアリング82は第2アーム80に装着されており、この
ベアリング82が矢印B方向に押圧されることにより前記
第2アーム80は回転軸86と一体的に揺動し、その先端部
形成される係止部80aは矢印C方向に揺動する。その
際、回転軸86には他方のアーム88が係着されており、こ
のアーム88の先端部に形成される係止部88aも同様に矢
印C方向に揺動するに至る。従って、夫々の係止部80
a、88aに係合する軸52a、52bは押圧部材64a、64bに係合
するコイルスプリング72、73の引張力に抗して長円孔60
a、60bに案内されて鉛直方向上方に変位する。結局、夫
々の軸52a、52bを設けるローラ52はローラ50から少なく
とも搬送されてくる蓄積性螢光体シートAの厚さより大
きく離間するに至る。
そこで、ローラ50と52との間に蓄積性螢光体シートAが
進入する際に、ローラ変位手段74を構成するロータリソ
レノイド76が再び駆動される。この場合、ロータリソレ
ノイド76の作用下に回転駆動軸76aは前記とは逆に矢印
D方向に回転され、この回転駆動軸76aに係合する第1
アーム78は同様に矢印D方向に揺動する。従って、第2
アーム80並びにアーム88による軸52a、52bの保持作用が
解除され、前記軸52a、52bはコイルスプリング72、73に
係合する押圧部材64a、64bを介して鉛直方向下方向に変
位し、第1ローラ対44により蓄積性螢光体シートAが挟
持される。ここで、ローラ50と52の間隙64は予め蓄積性
螢光体シートAの厚さより小さく選択されており、前記
ローラ50と52とで蓄積性螢光体シートAが挟持される
と、ローラ52の軸52a、52bには押圧部材64a、64bを介し
てコイルスプリング72、73の引張力が直接作用する。結
局、前記コイルスプリング72、73の引張力により蓄積性
螢光体シートAは第1ローラ対44により好適に挟持され
ることになる。
そして、第2ローラ対46を構成するローラ54に連結して
いる図示しない回転駆動源の駆動作用下に前記ローラ54
を回転すると、このローラ54にベルト等を介して係合す
るローラ50が回転し、蓄積性螢光体シートAは第1ロー
ラ対44に挟持されて前記第2ローラ対46側に搬送され
る。
このようにして、シート体搬送部28を介して蓄積性螢光
体シートAを副走査方向(矢印E方向)に搬送すると共
に、読取部26が駆動される。すなわち、レーザ光源30か
ら導出されるレーザ光32をミラー34で反射させてガルバ
ノメータミラー36に到達せしめ、このガルバノメータミ
ラー36の揺動作用下にレーザ光32を前記シートA上でス
キャンさせる。それによってシートAから放出される輝
尽発光光を直接あるいは反射ミラー38で反射させて光ガ
イド40に入射させ、これをフォトマルチプライヤ42によ
って電気信号に変換して、例えば、画像記録装置等に送
給する。
その際、第1ローラ対44を介して矢印E方向に搬送され
る蓄積性螢光体シートAの先端部側は第2ローラ対46に
臨む。ここで、前述した第1ローラ対44と同様に前記第
2ローラ対46を構成するローラ56を図示しないローラ変
位手段を介してローラ54から離間させる。さらに、蓄積
性螢光体シートAが夫々のローラ54と56との間に進入し
て後、前記ローラ56を下方向に変位させて第2ローラ対
46により前記蓄積性螢光体シートAを把持する。そし
て、ローラ54に連結される図示しない回転駆動源の駆動
作用下に第2ローラ対46と第1ローラ対44とにより蓄積
性螢光体シートAを矢印E方向に搬送しながら読取部26
の駆動作用下に前記蓄積性螢光体シートAの走査読取を
継続する。従って、走査読取中の蓄積性螢光体シートA
は第2ローラ対46に対して衝撃等を惹起することなく極
めて円滑に進入することが出来、前記走査読取作業を高
精度に行うことが可能なる。
さらに、蓄積性螢光体シートAを矢印E方向に搬送して
いくと、この蓄積性螢光体シートAの後端部側が第1ロ
ーラ対44から離脱しようとする。この場合、前記と同様
にローラ変位手段74を駆動してローラ52を鉛直方向上方
に変位させることにより、前記第1ローラ対44から蓄積
性螢光体シートAの端部が離脱する際に惹起し易い衝撃
等を回避し、読取部26による走査読取作業を好適に行う
ことが出来る。
従って、蓄積性螢光体シートA上にはレーザ光32により
二次元的に走査が行われると共に、この蓄積性螢光体シ
ートAはシート体搬送部28を介して矢印E方向に搬送さ
れ、読取部26を通過してその画像信号が全て読み取られ
る。
次いで、前記蓄積性螢光体シートAは第2搬送ベルト9
2、ローラ94およびローラ96a、96bを介して消去部104に
至る。前記消去部104では図示しない複数個の消去光源
が点灯されており、従って、その照射光は蓄積性螢光体
シートAに残存する放射線画像を完全に消去する。放射
線画像を消去された蓄積性螢光体シートAは前記第2搬
送ベルト92、ローラ96c乃至96eを介して画像読取装置10
の上部に搬送され、ローラ98およびローラ100a、100bを
介してその進行方向に偏位させてレシーブマガジン102
内に収納される。
この場合、画像読取装置10にはサプライマガジン14を介
して種々の異なる大きさの蓄積性螢光体シートAが装填
され、前記夫々の蓄積性螢光体シートAは当該光ビーム
走査機構24において走査読取作業が行われる。その際、
シート体搬送部28に搬送されてくる蓄積性螢光体シート
Aはその一側部を当板71に案内されて第1ローラ対44を
構成する夫々のローラ50、52間に進入する。このため、
第2図において、二点鎖線で示す比較的大きな蓄積性螢
光体シートAでは、夫々のローラ50、52の略全長に亘っ
て摺接して第2ローラ対46側に搬送されることになる。
ところが、第2図中、実線で示す蓄積性螢光体シートA
のように相当に寸法の小さなものにあっては、その一側
部を当板71に案内されて第1ローラ対44に進入する際
に、前記第1ローラ対44を構成する夫々のローラ50、52
の夫々の軸50b、52b側に偏ってしまう。従って、第3図
に示すように、ローラ50と52との間には夫々の軸50a、5
2a側に比較的長幅な間隙62が画成されており、前記ロー
ラ52はコイルスプリング72に係合する押圧部材64aを介
して前記蓄積性螢光体シートAの端部を支点として傾動
しようとする(第3図一点鎖線参照)。
然しながら、本実施態様では、この場合、押圧部材64b
に係合するコイルスプリング73を押圧部材64aに係合す
るコイルスプリング72よりばね定数の大きなものを使用
している。従って、比較的幅狭な蓄積性螢光体シートA
が、第3図に示すように、ローラ対44の一端部側に挟持
されて搬送される際にも、ローラ52は前記コイルスプリ
ング73の弾発力によって傾動することがない。結果的
に、前記幅狭な蓄積性螢光体シートAは夫々のローラ5
0、52に挟持されて矢印E方向(副走査方向)に正確に
搬送されることになる。
このように、種々の大きさの異なる蓄積性螢光体シート
Aを夫々の寸法に影響されることなくシート体搬送部28
の駆動作用下に好適に副走査方向に搬送することが出
来、読取部26による走査読取作業は常に精度よく行われ
ることが可能となる効果が得られる。なお、前記実施態
様では、第1ローラ対44による蓄積性螢光体シートAの
把持をシートAが該ローラ対44から離脱する際解除する
ようにしているが、第2ローラ対46によりシートAの先
端が把持された時に第1ローラ対44によるシートAの把
持を解除し、第2ローラ対46のみによって以降の副走査
搬送を行うようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、蓄積性螢光体シート等
の被走査体を一対のローラで挟持して副走査方向に搬送
すると共に、比較的幅狭な被走査体が挟持される一端部
側のニップ力を他端部側のニップ力より大きく選択して
構成している。このため、例えば、蓄積性螢光体シート
のように比較的肉厚な被走査体がローラ対の一端部側で
挟持される際に、前記被走査体を挟持する一端部側のニ
ップ力が間隙を画成する他端部側のニップ力よりも大き
いために、ローラの傾動動作を阻止することが出来る。
結局、種々の異なる大きさをする被走査体を一対のロー
ラ間で挟持して副走査方向に対し正確に搬送することが
可能となり、走査読取あるいは走査記録作業等が精度よ
く行われるという効果が得られる。しかも、簡単な構成
により当該光ビーム走査機構を経済的に製造することが
出来るという利点も生ずる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光ビーム走査機構を組み込む画像
読取装置の概略説明図、 第2図は本発明に係る光ビーム走査機構の要部概略斜視
図、 第3図は本発明に係る光ビーム走査機構の要部概略側面
図である。 10……画像読取装置、14……サプライマガジン 24……光ビーム走査機構、26……読取部 28……シート体搬送部、30……レーザ光源 44、46……ローラ対 50、52、54、56……ローラ 64a、64b……押圧部材 72、73……コイルスプリング 74……ローラ変位手段 76……ロータリソレノイド 78、80……アーム、86……回転軸 88……アーム、92……搬送ベルト 102……レシーブマガジン 104……消去部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の被走査体を一方向に移送して副
    走査を行うと共に、前記一方向と略直交する方向に偏向
    された光ビームを照射して主走査を行う光ビーム走査機
    構であって、大きさの異なる種々の被走査体を一端側に
    揃えるようにして挟持搬送する一対のローラを前記一端
    側のニップ力が他端側のニップ力より大きくなるよう構
    成することを特徴とする光ビーム走査機構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の機構におい
    て、一対のローラは回転駆動源に係合して回転する第1
    のローラと、両端部を弾性体に係合する夫々の押圧部材
    を介して前記第1ローラ側に押圧される第2のローラと
    からなり、大きさの異なる夫々の被走査体の一側部を揃
    えるようにして挟持する前記第2ローラの一端部に係合
    する第1の弾性体を前記第2ローラの他端部に係合する
    第2の弾性体より大きな引張力あるものに選択し、前記
    一対のローラの一端部側で被走査体を挟持する際に前記
    第1弾性体の引張力が前記第2弾性体の引張力に抗して
    前記第2ローラの傾動を阻止してなる光ビーム走査機
    構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の機構におい
    て、第2ローラの一端部に係合する第1の弾性体は第1
    コイルスプリングからなり、前記第2ローラの他端部に
    係合する第2の弾性体は第2コイルスプリングからな
    り、前記第1コイルスプリングが前記第2コイルスプリ
    ングより大きな引張力を生ずるよう夫々のばね定数およ
    び引張り長さを設定してなる光ビーム走査機構。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項または第3項記載の
    機構において、第2ローラにローラ変位手段を設け、前
    記ローラ変位手段の作用下に前記第2ローラを弾性体の
    引張力に抗して第1ローラから離間させるよう構成して
    なる光ビーム走査機構。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれ
    かに記載の機構において、被走査体は蓄積性螢光体シー
    トからなる光ビーム走査機構。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれ
    かに記載の機構において、被走査体は写真感光材料から
    なる光ビーム走査機構。
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