JPH0691869A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH0691869A
JPH0691869A JP14498093A JP14498093A JPH0691869A JP H0691869 A JPH0691869 A JP H0691869A JP 14498093 A JP14498093 A JP 14498093A JP 14498093 A JP14498093 A JP 14498093A JP H0691869 A JPH0691869 A JP H0691869A
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JP
Japan
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ink
chamber
flow path
pressurizing chamber
upper side
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JP14498093A
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Hiroyuki Kojima
宏之 小嶋
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Seikosha KK
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加圧室に気泡を溜まりにくくする。 【構成】 加圧室11の上辺11cは、ノズル部4に向
かって斜め方向に下る直線となっており、下部に刻設し
てあるインク流路3bの場合には、加圧室11の上辺1
1cはノズル部4に向かって斜め方向に上がる直線とな
っている。したがって、加圧室11の部分には、気泡が
滞留する部分が形成されていない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9はインクジェットヘッドの流路基板
102の平面図であり、流路基板102に不図示の振動
板が被せられて、ノズル部104を鉛直にした状態,す
なわち図9の上辺106を鉛直上部,下辺107を鉛直
下部にした状態でキャリッジ等の上に載置される。イン
クは、共通インク室109より各インク流路103に入
り、インク流路の途中に設けてある加圧室111で圧電
素子等の所定の手段により加圧され、流路先端のノズル
104より吐出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加圧室11
1はその始点と終点とを結ぶ直線に対して線対称に形成
してあり、従って、インクジェットヘッドのノズル10
4又はインク供給口106よりインクジェットヘッド内
に入った気泡105は、図9に示すように加圧室111
内の上方の部分に溜まり易く、この気泡をパージング等
により除去するにはヘッド内にかなり大きい吸引又は押
圧の圧力を加えなければならなかった。
【0004】従って大きな圧力をヘッドに伝えるための
パージング機構等の装置が重装備になり、プリンタ自体
が大型化し、またパージング等の際に消費するインク量
が多くなってしまい、過大なインクタンクを必要とし
た。
【0005】また大きな圧力をヘッドにかけるため、ヘ
ッド自体を破壊する恐れもあった。そこで本発明の目的
は、加圧室に気泡を溜まりにくくしたインクジェットヘ
ッドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、インク流路の加圧室で加圧され、インク
流路の先端のノズルよりインク液を吐出するインクジェ
ットヘッドにおいて、水平インク吐出向きをx,垂直上
向きをyとすると、加圧室の鉛直断面における加圧室の
始点から終点までの上辺は、その傾きdy/dxが、イ
ンク吐出方向に向かって加圧室の始点から終点へ進んだ
場合において、正値より負値に変わる点又は部分を有さ
ない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1において、流路基板2は中央部が上下
に延びた偏平な形状をしており、後端にインク供給口
6,それに接続して流路基板2の後部に共通インク室9
が形成されている。そして共通インク室9に接続して上
下方向に複数のインク流路3が並列に刻設してある。各
インク流路3は途中に加圧室11が設けられ、そして先
方部で略インク供給口6の高さ位置に集められてノズル
部4を形成している。
【0008】流路基板2には不図示の振動板が接合さ
れ、振動板の外側より加圧室に対応する部分に加圧素子
が取り付けられ、この状態で図1の上下方向を鉛直上下
方向にして不図示のキャリッジ上に取り付けられる。な
お、インク供給口6には連結体7を介して不図示のイン
クカートリッジ(インクタンク)に接続するチューブ8
(断面図で図示)が連結されている。
【0009】加圧室11はヘッドの面積を小さくするた
めに隣り合う加圧室同士で位置をずらしてある。加圧室
11は流路基板2の厚み方向に垂直に所定厚さ刻設して
あり、図1,図2に示されるように、全ての加圧室にお
いて、加圧室11の上辺11cはその始点11aより終
点11bまで連続した1つの直線となっている。従って
図1に示されるように、インクジェットヘッドの上部に
刻設してあるインク流路3aの場合には、加圧室11の
上辺11cはノズル部4に向かって斜め方向に下る直線
となっており、下部に刻設してあるインク流路3bの場
合には、加圧室11の上辺11cはノズル部4に向かっ
て斜め方向に上がる直線となっている。次に加圧室11
の下部11dは、図1,図2に示されるように、台形状
となっており、この部分に対応する振動板の外表面に加
圧素子が取り付けられる。
【0010】本実施例はこのように構成されており、イ
ンクカートリッジよりインク供給口6を介して共通イン
ク室9にインクが供給され、共通インク室9より各イン
ク流路3へ分岐し、印字信号に応じて、各インク流路3
に設けられた加圧室11に対応する加圧素子が作動し、
台形状に窪んだ部分11d内でインクの加圧が行われ、
その圧力により各インク流路3を通って各ノズル部4よ
りインクが吐出する。そしてインクジェットヘッド内に
気泡やごみ等が溜まった場合等には、インクカートリッ
ジを押圧することにより、又はノズル部4よりインクを
吸引することにより、パージングを行う。
【0011】ここに加圧室11の部分には気泡が滞留す
る部分が形成されておらず、パージングを行った場合に
おいても気泡は速やかにノズル部4より取り除かれる。
すなわち、ノズル部4又はインク供給口6より入った気
泡は加圧室11の位置に至っても、上部のインク流路3
aの場合には、上辺11cに沿って後方へ後退し加圧室
11から外れ、下部のインク流路3bの場合には、上辺
11cに沿って前方へ進み加圧室11から外れ、また中
央部のインク流路3c等の場合には、上辺11cが略水
平となる場合もあり、この場合には気泡もこの部分に溜
まる場合もある。しかしながら、これらの場合におい
て、パージングを行えば、上部ののインク流路3aの場
合には、気泡は再び上辺11cに沿って前進し、加圧室
11を通過してノズル部4へ至り、下部のインク流路3
bの場合には、そのままノズル部4へ至り、中央部のイ
ンク流路3c等の場合には、加圧室11の上辺11cの
部分に溜まっていた気泡はパージングによりすみやかに
前進してノズル部4へ至る。
【0012】なお、通常の印字動作中においても、上部
のインク流路3aの場合、及び下部のインク流路3bの
場合等には、気泡が加圧室11より外れるため、加圧室
11内のインクの加圧を気泡のない状態で十分に行うこ
とができ、また中央部のインク流路3c等の場合にも、
加圧室11の上辺11cに滞留した気泡は印字動作中、
加圧室11が加圧される度に加圧室内のインクが前進し
て気泡もこれに伴って前進し、従って気泡が加圧室11
より外れ、それ以後の印字動作においては加圧室11内
のインクの加圧は十分に行われる。
【0013】図1,図2では、加圧室11の下部11d
の形状を台形状としたが、図3乃至図5に示されるよう
に、矩形,半円形,三角形等種々の形状とすることが可
能である。
【0014】次に本発明の他の実施例について説明す
る。
【0015】図6に示される第2実施例においては、加
圧室31はインク流路が斜め方向に下る部分に形成して
ある。図中x軸は水平方向でかつインク吐出方向を示
し、y軸は鉛直上方向を示している。同図において加圧
室31の上辺31cは加圧室下部31dに対して反対方
向へ膨らんでいるが、始点31aより終点31bまでの
いずれの位置においても、dy/dxが負の値となるよ
うにしてある。従ってこのとき気泡は上辺31cに沿っ
て後方へ後退し加圧室31より外れる。
【0016】次に、図7に示される第3実施例において
は、加圧室32はインク流路が斜め方向に上る部分に形
成してある。x軸,y軸は図6と同様である。同図にお
いて加圧室32の上辺32cは加圧室下部32dに対し
て反対方向へ膨らんでいるが、始点32aより終点32
bまでのいずれの位置においても、dy/dxが正の値
となるようにしてある。従ってこのとき気泡は上辺32
cに沿って前方へ進み加圧室32より外れる。
【0017】次に、図8に示される第4実施例において
は、加圧室33の上辺33cが加圧室下部33dに対し
て加圧室下部33d側へ凹んでおり(x軸,y軸は図6
と同様)、所定位置33eを境としてdy/dxの値が
負より正に変化しているが、このときは所定位置33e
より後方にある気泡は上辺33cに沿って後方へ下が
り、所定位置33eより前方にある気泡は上辺33cに
沿って前方へ前進し、加圧室33より外れる。
【0018】これらにより、加圧室の上辺の傾きdy/
dxが、インク吐出方向に向かって上辺の始点から終点
へ進んだ場合において、正値より負値に変わる点又は部
分を有さなければよく、このとき気泡は加圧室の後方又
は前方へ進み、加圧室より外れる。パージングを行う
と、加圧室11には気泡が滞留する部分が存在しないた
め、気泡は速やかにノズル部4より排出される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェットヘッドでは、加圧室に気泡が溜まらず、従っ
てパージング等の際、小さな吸引又は押圧力及び短い時
間で気泡を除去することができ、パージング機構が簡単
となりプリンタの小型化が可能となり、またパージング
等の際に消費するインク量が減少し、インクタンクを小
さくすることができる。
【0020】また、インクジェットヘッドにかける圧力
を小さくすることができるため、インクジェットヘッド
の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のインクジェットヘッドの流路
基板の平面図である。
【図2】図1のインク流路の1つを取り出して示した拡
大模式図である。
【図3】加圧室の変形例を示すインク流路の拡大模式図
である。
【図4】加圧室の他の変形例を示すインク流路の拡大模
式図である。
【図5】加圧室のその他の変形例を示すインク流路の拡
大模式図である。
【図6】第2実施例を示すインク流路の拡大模式図であ
る。
【図7】第3実施例を示すインク流路の拡大模式図であ
る。
【図8】第4実施例を示すインク流路の拡大模式図であ
る。
【図9】従来例のインクジェットヘッドの流路基板の平
面図である。
【符号の説明】
3 インク流路 4 ノズル 11 加圧室 11a 加圧室の始点(上辺の始点) 11b 加圧室の終点(上辺の終点) 11c 加圧室の上辺 31 加圧室 31a 加圧室の始点(上辺の始点) 31b 加圧室の終点(上辺の終点) 31c 加圧室の上辺 32 加圧室 32a 加圧室の始点(上辺の始点) 32b 加圧室の終点(上辺の終点) 32c 加圧室の上辺 33 加圧室 33a 加圧室の始点(上辺の始点) 33b 加圧室の終点(上辺の終点) 33c 加圧室の上辺

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク流路の加圧室で加圧され、上記イ
    ンク流路の先端のノズルよりインク液を吐出するインク
    ジェットヘッドにおいて、 水平インク吐出向きをx,垂直上向きをyとすると、上
    記加圧室の鉛直断面における上記加圧室の始点から終点
    までの上辺は、その傾きdy/dxが、インク吐出方向
    に向かって上記加圧室の始点から終点へ進んだ場合にお
    いて、正値より負値に変わる点又は部分を有さないこと
    を特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記加圧室の上辺
    は、始点より終点まで1直線で形成してあることを特徴
    とするインクジェットヘッド。
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