JP4245855B2 - インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノズル開口からインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置に関し、特に、例えば、水性インク等の気泡の浸透性の悪いインクが適用されるインクジェットヘッド及びインクジェット式記
録装置に関する。
【従来の技術】
従来より、インクを吐出する複数のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて被記録媒体に文字や画像を記録するインクジェット式記録装置が知られている。かかるインクジェット式記録装置では、インクジェットヘッドのノズルが被記録媒体に対向するようにヘッドホルダに設けられ、このヘッドホルダはキャリッジに搭載され被記録媒体の搬送方向とは直交する方向に走査されるようになっている。
【0002】
このようなインクジェットヘッドの一例の分解斜視図を図14に示す。図14に示すように、圧電セラミックプレート121には、複数の溝122が並設され、各溝122は、側壁123で分離されている。各溝122の長手方向一端部は圧電セラミックプレート121の一端面まで延設されており、他端部は、他端面までは延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各溝122内の両側壁123の開口側表面には、長手方向に亘って、駆動電圧印加用の電極124が形成されている。
【0003】
また、圧電セラミックプレート121の溝122の開口側には、各溝122の浅くなった端部と連通する共通インク室125を画成するインク室プレート126が接合されている。
【0004】
さらに、このインク室プレート126上には、共通インク室125の一方面を封止すると共に、共通インク室125にインクを供給するインク供給路に連通する連通孔127を有する流路基板128が固定されている。
【0005】
このような流路基板には、共通インク室125内にインクを供給するインク溜り129が設けられている。
【0006】
また、圧電セラミックプレート121とインク室プレート126との接合体の溝122が開口している端面には、ノズルプレート130が接合されており、ノズルプレート130の各溝122に対向する位置にはノズル開口131が形成されている。
【0007】
このように構成されるインクジェットヘッドでは、連通孔127から各溝122内にインクを充填し、所定の溝122の両側の側壁123に電極124を介して所定の駆動電界を作用させると、側壁123が変形して所定の溝122内の容積が変化し、これにより、溝122内のインクがノズル開口131から吐出する。
【0008】
このようなインクジェットヘッドでは、例えば、ゴミ等がインク内に存在するため、インクの吐出不良が発生するという問題がある。このため、一般的に、連通孔127の共通インク室125側端部に、網目状のフィルタ132が設けられ、このフィルタ132によってインク内のゴミ等が共通インク室125内に侵入するのを防止している。また、このようなフィルタ132は、溝122内に背圧を印加する役割も有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインクジェットヘッドのインク溜りには、インクが流れ難い領域がある。例えば、インク溜り内の角部等の領域には、インク溜りに供給されたインクが流れ難く、その領域に気泡が留まってしまう。このような領域に気泡が留まることでインク溜り内の容積が変化し、インク室へのインクの供給不足が発生してしまうという問題がある。特に、例えば、水性インク等の気泡の浸透性の悪いインクを用いると、気泡の残留が顕著に現れる。
【0010】
また、このようなインク溜りの内部に残留した気泡は、ノズル開口側からの吸引する、いわゆるクリーニング動作を行うことにより除去することは一般的であるが、このクリーニング動作によっても、インクが流れ難い領域から気泡を完全に除去することは難しいという問題がある。
【0011】
このようにインクの流れ難い領域から気泡を除去できないインクジェットヘッドは、印字時に、残った気泡がフィルタを通過し、インクと共に吐出されて印字不良となるため、廃棄処分となってしまい歩留りが悪いという問題もある。
【0012】
さらに、インクのドロップサイズが大きい場合やノズル開口の数が多い場合、すなわち、単位時間に吐出するインク量が多い場合には、特に、インク溜り内に存在する気泡の残留量が大きくなるため、インク流路面積が実質的に狭くなってしまい、インク室内へのインクの供給不足が漸大してしまうという問題がある。
【0013】
なお、インク溜り内の流路を狭く絞ることでインクの流速を加速させて、インク溜り内の気泡を残留させないようにすることも考えられるが、これでは、フィルタの寸法が実質的に小さくなり、共通インク室への供給不足の原因となってしまうという問題もある。
【0014】
本発明は、このような事情に鑑み、インク内に存在する気泡の残留を防止し且つ比較的容易に気泡を除去できるインクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、ノズル開口に連通する複数の溝と、当該溝のそれぞれにインクを供給するインク室と、インクが貯留されたインク貯留手段と前記インク室とを連通する流路の当該インク室との連通部であるインク溜りとを有するインクジェットヘッドにおいて、前記インク溜りが、当該インク室側に向かって漸大するテーパ部を有することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0016】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記インク溜りが、前記インク室との境界近傍にフィルタを具備することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0017】
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記インク溜りが、前記テーパ部の途中にフィルタを具備することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0018】
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記インク溜りが、前記インク貯留手段から当該インク溜りへ連通する流路との連通部となる連通孔を有し、前記テーパ部が前記連通孔から前記インク室に向かって漸大していることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0019】
本発明の第5の態様は、第1又は2の態様において、前記インク溜りが、前記インク貯留手段から当該インク溜りへ連通する流路との連通部となる連通孔を複数有し、これら複数の連通孔から前記テーパ部が前記インク室に向かって漸大していることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0020】
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様において、前記連通孔からの前記インク溜りへのインクの流入方向と当該インク溜りから前記インク室への流出方向とが略直交していることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0021】
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記連通孔からのインクの流入が鉛直方向下方に向かっており、前記インク溜りの前記インク室との境界部の鉛直方向下部には流路を狭く絞る絞り部が設けられていることを特徴とするインクジェットヘッド。
【0022】
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記絞り部は前記インク室側ほど流路を漸小させるテーパ形状を有することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0023】
本発明の第9の態様は、ノズル開口に連通する複数の溝と、当該溝のそれぞれにインクを供給するインク室と、インクが貯留されたインク貯留手段と前記インク室とを連通する流路の当該インク室との連通部であるインク溜りとを有するインクジェットヘッドにおいて、前記インク溜りが、当該インク室側に向かって前記流路を狭く絞る絞り部を有することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0024】
本発明の第10の態様は、第9の態様において、前記絞り部は前記インク室側ほど流路を漸小させるテーパ形状を有することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0025】
本発明の第11の態様は、第9又は10の態様において、前記インク溜りが、前記インク室との境界近傍にフィルタを具備することを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0026】
本発明の第12の態様は、第9〜11の何れかの態様において、前記インク溜りが、前記インク貯留手段から当該インク溜りへ連通する流路との連通部となる連通孔を有し、前記絞り部が前記連通孔から前記インク室に向かって流路を漸小させていることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0027】
本発明の第13の態様は、第9〜11の何れかの態様において、前記インク溜りが、前記インク貯留手段から当該インク溜りへ連通する流路との連通部となる連通孔を複数有し、これら複数の連通孔から前記絞り部が前記インク室に向かって流路を漸小させていることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0028】
本発明の第14の態様は、第9〜13の何れかの態様において、前記連通孔からの前記インク溜りへのインクの流入方向と当該インク溜りから前記インク室への流出方向とが略直交していることを特徴とするインクジェットヘッドにある。
【0029】
本発明の第15の態様は、第1〜14の何れかの態様のインクジェットヘッドを具備することを特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0030】
かかる本発明では、インク溜りにインク室側に向かって漸大するテーパ部、及び、インク室側に向かって流路を狭く絞る絞り部の少なくとも一方を設けることにより、インク溜り内にインク内に存在する気泡が残留することを防止して、インクの供給不足を改善することができる。また、ノズル開口側から比較的容易に気泡を除去することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0032】
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るインクジェットヘッドの斜視図である。図2は、ヘッドチップの分解斜視図及び斜視断面図である。また、図3は、インクジェットヘッドの要部断面図である。
【0033】
図示するように、本実施形態のインクジェットヘッド10は、ヘッドチップ20と、この一方面側に設けられる流路基板30と、ヘッドチップ20を駆動するための駆動回路等が搭載された配線基板40と、ヘッドチップ20内の圧力変化を緩和させるエアーダンパ50とを有し、これらの各部材は、それぞれベースプレート60に固定されている。
【0034】
ヘッドチップ20を構成する圧電セラミックプレート21には、ノズル開口に連通する複数の溝22が並設され、各溝22は、側壁23で隔離されている。各溝22の長手方向の一端部は圧電セラミックプレート21の一端面まで延設されており、他端部は、他端面まで延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各溝22の幅方向両側の側壁23には、溝22の開口側に長手方向に亘って駆動電圧印加用の電極24が形成されている。
【0035】
圧電セラミックプレート21に形成される各溝22は、例えば、円盤状のダイスカッターにより形成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッターの形状により形成されてしまう。また、各溝22内に形成される電極24は、例えば、公知の斜め方向からの蒸着により形成される。
【0036】
また、圧電セラミックプレート21の溝22の開口側には、インク室プレート25が接合されている。インク室プレート25には、貫通して形成された共通インク室26が並設された溝22全体に亘って設けられている。
【0037】
なお、インク室プレート25は、セラミックプレート、金属プレートなどで形成することができるが、圧電セラミックプレート21との接合後の変形を考えると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用いることが好ましい。
【0038】
また、圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体の溝22が開口している端面には、ノズルプレート27が接合されており、ノズルプレート27の各溝22に対向する位置にはノズル開口28が形成されている。
【0039】
本実施形態では、ノズルプレート27は、圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体の溝22が開口している端面の面積よりも大きくなっている。このノズルプレート27は、ポリイミドフィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いてノズル開口28を形成したものである。また、図示しないが、ノズルプレート27の被印刷物に対向する面には、インクの付着等を防止するための撥水性を有する撥水膜が設けられている。
【0040】
なお、本実施形態では、圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体の溝22が開口している端面の周囲には、ノズル支持プレート29が配置されている。このノズル支持プレート29は、その一方面がノズルプレート27に接合されると共に、圧電セラミックプレート21とインク室プレート25との接合体に接合されている。
【0041】
また、インク室プレート25の一方面には、例えば、Oリング等を介して流路基板30が接合され、共通インク室26の一方面は、この流路基板30によって封止されている。
【0042】
ここで、流路基板について図3及び図4を参照しながら詳細に説明する。なお、図4は、本発明の実施形態1に係る流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が平面図である。
【0043】
図3及び図4に示すように、流路基板30には、インク溜り31を有する流路本体32と、流路本体32の長手方向両側及び略中央部のそれぞれに、後述するエアーダンパ50と共通インク室26とを連通して流路の一部を構成する円筒形状の連通部33とが設けられている。このような連通部33のそれぞれには、その軸方向に貫通してインク供給路34が設けられている。
【0044】
インク溜り31は、各インク供給路34とインク室プレート25の共通インク室26との間に設けられている。すなわち、インク溜り31は、各インク供給路34からインクが供給され、その供給されたインクを共通インク室26へ供給する流路の一部を構成している。
【0045】
また、インク溜り31には、各インク供給路34と連通する連通孔35がそれぞれ設けられている。
【0046】
このようなインク溜り31の内部には、インク内に存在する、例えば、ゴミ等を除去するフィルタ36が設けられている。このため、本実施形態では、インク溜り31がフィルタ36で仕切られることにより、各連通孔35側に第1の貯留部31aが形成され、共通インク室26側に第2の貯留部31bが形成されている。
【0047】
また、第1の貯留部31aには、各連通孔35から共通インク室26側に向かってインクの流路を漸大させるテーパ部37がそれぞれ設けられている。これら各テーパ部37は、本実施形態では、連通孔35からフィルタ36に達する手前の領域までそれぞれ設けられ、フィルタ36の手前でそれぞれが合流するようになっている。
【0048】
一方、第2の貯留部31bの共通インク室26との境界部の鉛直方向下部には、フィルタ36を通過したインクの流路を狭く絞る絞り部38が設けられている。このような絞り部38は、フィルタ36から共通インク室26側に向かってインクの流路を漸小させるテーパ形状を有している。
【0049】
このようなインク溜り31内でのインクは、本実施形態では、各連通孔35からの第1の貯留部31aへの流入方向と、第2の貯留部31bから共通インク室26への流出方向とが略直交している。すなわち、エアーダンパ50から供給されるインクは、各連通孔35からの第1の貯留部31aへのインクの流入方向が鉛直方向下部に向かっており、フィルタ36を通過した後、絞り部38のテーパ形状に沿って第1の貯留部31aへのインクの流入方向に略直交する方向に向かって共通インク室26へ流れるような流路を形成している。
【0050】
このように、インク溜り31内では、第1の貯留部31aにテーパ部37を設けることにより、第1の貯留部31aにインクが流れ難い領域を無くすことができる。すなわち、第1の貯留部31aの隅々まで、エアーダンパ50から供給されたインクを行き届かせることができる。
【0051】
また、このようなテーパ部37は、フィルタ36までの流路が漸大しているため、第1の貯留部31a内のインクが流れ難い領域にも、確実にインクを行き届かせることができる。
【0052】
さらに、第2の貯留部31bに絞り部38を設けることにより、フィルタ36を通過したインクの共通インク室26までの流路を絞ってインクの流速を加速させ、第2の貯留部31b内にインクが流れ難い領域を無くすことができる。すなわち、この絞り部38を設けた部分は、インクの流入側から最も遠い第2の貯留部31bの角部であるため、第2の貯留部31bでインクが流れ難い領域である。そこで、本実施形態では、このようなインクが流れ難い領域に絞り部38を設けることで角部をテーパ形状とし、フィルタ36を通過したインクを共通インク室26まで良好に供給することができる。逆に、流入側から最も近く流速が速い所に流れが絞られ且つこれが鉛直方向上部にあるので、この部分に気泡が集まるため除去し易くすることができる。すなわち、図3に示すように、絞り部38は鉛直下側から上側へ傾斜する斜面であり、気泡は流路内のインクの流れと斜面に従って、斜面の上方に集められる。また、気泡は鉛直上方に集められるとともに、絞り部38によって流路内の流速は加速しているため、集められた気泡を除去することができる。
【0053】
このように、本実施形態では、インク内に存在する気泡のインク溜り31内への残留を防止できるため、例えば、インクの初期充填時やクリーニング動作時等にノズル開口28側からインクを吸引することよって、インク溜り31内に気泡を残留させずに吸引できる。
【0054】
また、本実施形態によれば、インク溜り31内にテーパ部37及び絞り部38を設けることにより、各連通孔35からインク溜り31に供給されたインクを共通インク室26に向かって良好に供給することができる。これにより、インク溜り31内に、インクが流れ難い領域を無くすことができ、インク溜り31の内部にインク内に存在する気泡の残留を良好に防止することができる。特に、本実施形態によれば、浸透性の悪い水系インク等を用いたインクジェットヘッドに適用されて優れた効果を発揮する。
【0055】
なお、本実施形態では、第2の貯留部31bに絞り部38を設けることにより、フィルタ36の所望の寸法を確保して、インク溜り31内のインクの流速を加速させることができる。従って、インクの供給不足を防止することができる。
【0056】
ここで、上述した流路基板30のインク溜り31内にインクを供給するエアーダンパ50について図5及び図6を参照しながら説明する。なお、図5は、本発明の実施形態1に係るエアーダンパの面方向の断面図である。また、図6は、図5のA−A′断面図である。
【0057】
図示するように、エアーダンパ50は、インクが貯留されるインク貯留部51を有するダンパ本体52と、ダンパ本体52のインクジェットヘッド10の走査方向とは直交する方向の片側の端面に設けられてインク貯留部51を封止するフィルム状体53と、インク貯留部51内に保持されて薄板形状を有するダンパプレート54とを具備する。
【0058】
ダンパ本体52には、ベースプレート60とは反対側の面に凹部55が設けられている。この凹部55の開口をフィルム状体53によって封止することでインク貯留部51が画成されている。
【0059】
また、ダンパ本体52には、インク貯留部51内にインクを充填する充填路56が設けられ、この充填路56には、インクタンク(図示しない)に接続されたゴムやプラスチック等のフレキシブルチューブからなるインク供給管100がジョイント部材57を介して接続されている。
【0060】
さらに、ダンパ本体52には、本実施形態では、上述した流路基板30の各連通部33にインク連通管101を介して接続されて、インク貯留部51内からインクを供給する供給路58が設けられた供給管59がそれぞれ設けられている。
【0061】
また、インク貯留部51と供給路58との境界部分には、フィルタAが設けられており、このフィルタAで微少なゴミ等が除去され、他端に接続されたインク連通管101を介して流路基板30の各連通部33にインクが供給されるようになっている。
【0062】
このようなダンパ本体52の厚さ方向両側の面には、インク貯留部51を封止するフィルム状体53が接合されている。
【0063】
このフィルム状体53の材料としては、弾性変形に許容した薄膜部材、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のエステル系樹脂やナイロン系樹脂を用いることができる。なお、フィルム状体53の材料及び厚さは、インクジェットヘッド10に用いられるインクの粘度、インクジェットヘッド10の走査方向の加速度及び減速度、或いは、等速度等によって適宜決定すればよい。本実施形態では、フィルム状体70に厚さが30μmのPETを用いた。
【0064】
また、フィルム状体53は、ダンパ本体52のインク貯留部51が開口する縁部に隙間無く接合されており、内部の気体及びインクが漏れないようになっている。このフィルム状体53をダンパ本体52に接合する方法は、特に限定されないが、本実施形態では、熱溶着を用いた。
【0065】
このようなインク貯留部51内には、例えば、ステンレス鋼等の板状部材からなるダンパプレート54が設けられている。このダンパプレート54は、凹部55の低壁と所定のクリアランスを形成するようにダンパ本体52に保持されている。
【0066】
また、ダンパプレート54は、フィルム状体53の面に対して広範囲となるように図中上下方向に突出した複数の突起部54aを有する。これにより、フィルム状体53が凹部55の底壁に接触することを防止することができ、インク貯留部51内のインクの充填量を一定に維持することができる。
【0067】
なお、このようなインク貯留部51には、インクタンクからのインクが、インク供給管100、ジョイント部材57及び充填路56を順々に通って充填されるようになっている。
【0068】
なお、上述したエアーダンパ50は、ヘッドチップ20の共通インク室26及び溝22内のインクの圧力調整を行うものである。具体的には、インクジェットヘッド10が主走査方向に移動した際に、ヘッドチップ20内の圧力が変化し、ノズル開口28にインクの表面張力によって形成されたメニスカスが破壊されてしまう虞がある。そこで、このヘッドチップ20内の圧力変化をエアーダンパ50によって調整することにより、安定したメニスカスを保持してインクを吐出できるようにするものである。
【0069】
また、エアーダンパ50は、その内部に所定量のインクと空気等の気体とを貯留することで、インク供給管100内の気泡が共通インク室26に侵入するのを防止する気泡貯留にも寄与している。
【0070】
ここで、上述したインクジェットヘッドを搭載したシリアル型のインクジェット式記録装置について説明する。なお、図7は、インクジェット式記録装置の概略斜視図である。
【0071】
図7に示すように、色毎に設けられた複数のインクジェットヘッド10と、このインクジェットヘッド10が主走査方向に複数並設されて搭載されたキャリッジ110と、フレキシブルチューブからなるインク供給管100を介してインクを供給するインクカートリッジ111とを具備し、キャリッジ110は、一対のガイドレール112a、112b上に軸方向に移動自在に搭載されている。また、ガイドレール112a、112bの一端側には駆動モータ113が設けられており、この駆動モータ113による駆動力が、当該駆動モータ113に連結されたプーリ114aと、ガイドレール112a、112bの他端側に設けられたプーリ114bとの間に掛け渡されたタイミングベルト115に沿って移動されるようになっている。
【0072】
また、キャリッジ110の搬送方向と直交する方向の両端部側には、ガイドレール112a、112bに沿ってそれぞれ一対の搬送ローラ116、117が設けられている。これらの搬送ローラ116、117は、キャリッジ110の下方に当該キャリッジ110の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを搬送するものである。
【0073】
そして、これら搬送ローラ116、117によって被記録媒体Sを送りつつキャリッジ110をその送り方向とは直交方向に走査することにより、インクジェットヘッド10によって被記録媒体S上に文字及び画像等が記録される。
【0074】
このキャリッジ110の移動によりインクジェットヘッド10のヘッドチップ20内のインクの圧力が変動するが、インクジェットヘッド10にエアーダンパ60を設けることによって圧力調整を容易に行うことができ、良好なインクの吐出を実行することができる。
【0075】
なお、本実施形態のインクジェットヘッド10は、単色のインクを吐出するものであり、本実施形態では、黒色(B)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の4色に対応して4つ並設されてキャリッジ110に搭載されている。
【0076】
また、インクカートリッジ111は、各インクジェットヘッド10に対応して各色毎に4つ設けられている。このようなインクカートリッジ111は、キャリッジ110の主走査方向の移動や、被記録媒体Sの移動の邪魔にならない位置で、且つインクジェットヘッド10内に負圧を与えるように、インクジェットヘッド10のノズル開口よりも所定量低い位置に設けられている。
【0077】
なお、上述したインクジェット式記録装置には、図示しないが、ノズル開口28からインクを吸引するいわゆるクリーニング動作に用いられる吸引手段が設けられている。そして、このような吸引手段によって、ノズル開口28側から共通インク室26及び溝22内のインクを所定のタイミングで吸引することにより、共通インク室26及び溝22のインク内に存在する気泡を確実に除去することができ、良好な印刷品質を常に保持することができる。
【0078】
また、本実施形態では、4色のインクカートリッジ111を搭載したインクジェット式記録装置を例示して説明したが、これに限定されず、5〜8色のインクカートリッジを搭載したインクジェット式記録装置であってもよい。
【0079】
(実施形態2)
図8は、本発明の実施形態2に係る流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が平面図、(c)が(b)のB−B′断面図である。
【0080】
図示するように、本実施形態では、流路基板30Aは、インク溜り31Aを有する流路本体32Aと、流路本体32Aのインク溜り31Aを封止する封止基板70と、封止基板70の略中央部に接合され且つインク溜り31A内にインクを供給するインク供給路34Aを有する連通部33Aとから構成されている。
【0081】
流路本体32Aには、その長手方向両側に亘って幅広に設けられ且つインク溜りに連通する連通孔35Aが設けられている。
【0082】
また、封止基板70は、連通孔35Aの略中央部に連通する貫通孔71を有し、インク溜り31Aとの境界部分には、上述した実施形態1と同様のフィルタ36Aが設けられている。なお、このような封止基板70は、流路本体32Aの連通孔35Aと連通する部分以外の開口を封止した状態で接合されている。
【0083】
さらに、インク溜り36Aには、連通孔35A側から共通インク室側に亘ってインクの流路を絞る絞り部38Aが設けられている。
【0084】
このようなインク溜り31A内でのインクは、連通孔35Aからインク溜31Aりへのインクの流入方向が鉛直方向下部に向かっており、フィルタ36Aを通過した後、絞り部38Aのテーパ形状に沿ってインク溜り31Aへのインクの流入方向に略直交する方向に向かって共通インク室へ流れるような流路を形成している。
【0085】
このように、インク溜り31A内にテーパ部を設けなくても、インク溜り31A内に設けられた絞り部38Aによって、連通孔35Aを介して供給されたインクの流速を加速させることができる。これにより、インク溜り31Aの内部に気泡が残留することを防止できる。従って、連通孔35Aからインク溜り31Aに供給されたインクを共通インク室に向かって良好に供給することができる。
【0086】
勿論、本実施形態でも、上述した実施形態1と同様に、インク溜り31A内にテーパ部を設ければ、より効果的に気泡の残留を防止することができることは言うまでもない。
【0087】
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態1について説明したが、本発明のインクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置はこのような構成に限定されるものではない。なお、図9〜図13は、本発明の他の実施形態に係る流路基板の変形例を示す概略図である。
【0088】
例えば、上述した実施形態1では、インク供給路34を有する連通部33が3箇所に設けられ且つこれら各連通部33に対応してテーパ部37が設けられた流路基板30を例示して説明したが、これに限定されず、図9に示すような連通部33Bが1箇所に設けられ且つテーパ部37Bが設けられた流路基板30Bであってもよい。また、図10に示すような連通部33Cが2箇所に設けられ且つテーパ部37Cが設けられた流路基板30Cであってもよい。勿論、図示しないが、連通部が4箇所以上設けられた流路基板でもよく、インク溜り内に絞り部を設けるようにしてもよい。
【0089】
また、上述した実施形態1では、インク溜り31を二分割する位置、すなわち、テーパ部37と絞り部38との境界部分にフィルタ36を設けた流路基板30を例示したが、これに限定されず、図11に示すように、インク溜り31Dのテーパ部37Dの途中にフィルタ36Dが設けられた流路基板30Dであってもよい。勿論、図12に示すように、インク溜り31Eのテーパ部37Eが開口する部分にフィルタ36Eが設けられた流路基板30Eであってもよい。
【0090】
なお、図示しないが、各テーパ部の途中にフィルタをそれぞれ設けるようにしてもよく、この場合には、フィルタから共通インク室側に絞り部を設けるようにしてもよい。
【0091】
さらに、上述した実施形態1又は2では、流路基板30,30Aの少なくとも中央部に連通部33を設けるようにしたが、これに限定されず、図13に示すように、流路基板30Fの長手方向片側に連通部33Fを設けるようにしてもよい。
【0092】
さらには、上述した実施形態1又は2では、インク溜り31,31A内に絞り部38,38Aを別部材で形成したが、これに限定されず、流路本体と絞り部とを一体的に形成してもよい。
【0093】
何れにしても、本発明は、インク溜りにインク室側に向かって漸大するテーパ部、及びインク室側に向かって流路を狭く絞る絞り部の少なくとも一方を設ければよい。
【0094】
また、フィルタを設ける位置は、エアーダンパから共通インク室までの流路に設ければよい。勿論、テーパ部や絞り部がある位置に設けてもよい。このようなフィルタの厚さや大きさ、種類等も必要に応じて適宜調整すればよい。
【0095】
さらに、本発明は、浸透性の悪いインク、すなわち、気泡が発生し易いインクに対して優れた効果を発揮するが、勿論、その他の種類のインクに対しても適用できる。
【0096】
なお、本発明は、インク吐出量が多量な大型のインクジェットヘッドに特に効果的であるが、勿論、小型のインクジェットヘッドにも適用することができる。
【0097】
また、本実施形態では、シリアル型のインクジェット式記録装置を例示したがこれに限定されず、例えば、インクジェットヘッドを固定するいわゆるライン型と呼ばれるインクジェット式記録装置にも適用できる。この場合には、インクタンク等から直接インクを供給するため、エアーダンパ等がない。このようなライン型のインクジェット式記録装置に搭載しても、上述した実施形態1及び2と同様の効果を得ることができる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、インク溜りにインク室側に向かって漸大するテーパ部、及びインク室側に向かって流路を狭く絞る絞り部の少なくとも一方を設けるようにしたため、インク溜りやインク室内にインク内に存在する気泡が残留することを防止できる。また、クリーニング動作によりノズル開口側から比較的容易に気泡を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッドの斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るヘッドチップの分解斜視図及び斜視断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッドの要部断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係る流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が平面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るエアーダンパの面方向の断面図である。
【図6】本発明の実施形態1に係る図5のA−A′断面図である。
【図7】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録装置の概略斜視図である。
【図8】本発明の実施形態2に係る流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が平面図であり、(c)が(b)のB−B′断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が平面図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係る流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が平面図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係る流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係る流路基板の流路基板の概略図であって、(a)が斜視図であり、(b)が断面図である。
【図14】従来技術に係るインクジェットヘッドの概要を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 インクジェットヘッド
20 ヘッドチップ
30 流路基板
31 インク溜り
32 流路本体
33 連通部
34 インク供給路
35 連通孔
36 フィルタ
37 テーパ部
38 絞り部
40 配線基板
50 エアーダンパ
60 ベースプレート
70 封止基板

Claims (6)

  1. ノズル開口に連通する複数の溝と、当該溝のそれぞれにインクを供給するインク室と、前記インクが貯留されたインク貯留手段と、前記インク貯留手段と前記インク室とを連通する流路の当該インク室との連通部であるインク溜りとを有するインクジェットヘッドにおいて、
    前記インク貯留手段から当該インク溜りへ連通する連通孔を介して、前記インク貯留手段は前記インク溜りに鉛直上方から前記インクを供給し、
    前記インク溜りは前記インク貯留手段からの前記インク流入方向に略直行する方向に流路を形成し、前記インク溜りの流路には前記インク室に向かう方向に、鉛直下方から上方に向けて傾斜する斜面部を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1において、前記インク溜りが、前記インク室との境界近傍にフィルタを具備することを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項1または請求項2において、前記連通孔から前記インク室に向かって、前記斜面部が形成される鉛直方向と直交する水平方向に流路幅が漸大する末広がり形状部を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 請求項1から請求項3の何れかにおいて、前記末広がり形状部の途中にフィルタを具備することを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 請求項1から請求項4の何れかにおいて、前記連通孔を複数有し、前記複数の連通孔から前記斜面部が前記インク室に向かって形成されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 請求項1から請求項5の何れかのインクジェットヘッドを具備することを特徴とするインクジェット式記録装置。
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