JPH0689828A - コイル部品の製造方法 - Google Patents
コイル部品の製造方法Info
- Publication number
- JPH0689828A JPH0689828A JP26414092A JP26414092A JPH0689828A JP H0689828 A JPH0689828 A JP H0689828A JP 26414092 A JP26414092 A JP 26414092A JP 26414092 A JP26414092 A JP 26414092A JP H0689828 A JPH0689828 A JP H0689828A
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- Japan
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- coil
- coil conductor
- conductor layer
- magnetic
- magnetic material
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気ヘッド、インダクタ、あるいはトランスに
用いられるコイル部品において、能率よく製造が行な
え、かつ小型化が可能なコイル部品の製造方法を提供す
る。 【構成】絶縁体とコイル導体とを積層してコイル部品を
製造するにあたり、絶縁体を打ち抜きにより形成し、コ
イル導体を印刷法により形成する。
用いられるコイル部品において、能率よく製造が行な
え、かつ小型化が可能なコイル部品の製造方法を提供す
る。 【構成】絶縁体とコイル導体とを積層してコイル部品を
製造するにあたり、絶縁体を打ち抜きにより形成し、コ
イル導体を印刷法により形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド、インダク
タ、あるいはトランス等に用いられるコイル部品の製造
方法に関する。
タ、あるいはトランス等に用いられるコイル部品の製造
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気ヘッド、インダクタ、あるいはトラ
ンス等に用いられるコイル部品は、磁性体でなるコア
に、コイルを手巻きにより巻付けるもの、また、メッキ
やスパッタリング等の薄膜形成技術により磁性体および
コイルの薄膜を多段に形成するもの等があり、さらに、
印刷法により絶縁体の中に導電コイルを一体に積層して
コイルを形成するもの等が開発されている。
ンス等に用いられるコイル部品は、磁性体でなるコア
に、コイルを手巻きにより巻付けるもの、また、メッキ
やスパッタリング等の薄膜形成技術により磁性体および
コイルの薄膜を多段に形成するもの等があり、さらに、
印刷法により絶縁体の中に導電コイルを一体に積層して
コイルを形成するもの等が開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子部品の小
型化により、手巻きによりコイルを巻付ける作業は熟練
を要する困難な作業となって、このコイル巻付けに労力
および時間を費しており、作業能率が悪く、小形化もで
きないという問題点があった。また、前記薄膜形成技
術、あるいは前記印刷法等による厚膜形成技術で積層構
造のコイル部品を作製する場合には、積層に要する時間
がかかり、作業能率が悪いという問題点があった。
型化により、手巻きによりコイルを巻付ける作業は熟練
を要する困難な作業となって、このコイル巻付けに労力
および時間を費しており、作業能率が悪く、小形化もで
きないという問題点があった。また、前記薄膜形成技
術、あるいは前記印刷法等による厚膜形成技術で積層構
造のコイル部品を作製する場合には、積層に要する時間
がかかり、作業能率が悪いという問題点があった。
【０００４】本発明は、上記した実情に鑑み、磁気ヘッ
ド、インダクタ、あるいはトランスに用いられるコイル
部品において、能率よく製造が行なえ、かつ小型化が可
能なコイル部品の製造方法を提供することを目的とす
る。
ド、インダクタ、あるいはトランスに用いられるコイル
部品において、能率よく製造が行なえ、かつ小型化が可
能なコイル部品の製造方法を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、絶縁体とコイル導体とを積層してコイル部
品を製造するにあたり、絶縁体を打ち抜きにより形成
し、コイル導体を印刷法により形成することを特徴とす
る。
成するため、絶縁体とコイル導体とを積層してコイル部
品を製造するにあたり、絶縁体を打ち抜きにより形成
し、コイル導体を印刷法により形成することを特徴とす
る。
【０００６】
【作用】本発明においては、シ−ト材打ち抜きにより形
成した絶縁体層と印刷により形成したコイル導体層とを
交互に積層し、上下に隣接するコイル導体層どうしは、
端部どうしを積層して多層コイルを形成する。
成した絶縁体層と印刷により形成したコイル導体層とを
交互に積層し、上下に隣接するコイル導体層どうしは、
端部どうしを積層して多層コイルを形成する。
【０００７】
【実施例】図１は本発明によるコイル部品の製造工程の
一例を示すフロ−チャ−ト、図２〜図４はコイル部品を
製造する場合の工程を同時に９個のコイル部品を作製す
る場合に例をとって示したものである。また、図５
（Ａ）はコイル部品の端部の絶縁材シートの打ち抜きに
使用する金型、同（Ｂ）はその斜視図、図６（Ａ）はコ
イル部品の中間部の絶縁材シートの打ち抜きに使用する
金型、同（Ｂ）はその斜視図である。図１に示す本実施
例の工程を図２〜図６を参照しながら説明する。
一例を示すフロ−チャ−ト、図２〜図４はコイル部品を
製造する場合の工程を同時に９個のコイル部品を作製す
る場合に例をとって示したものである。また、図５
（Ａ）はコイル部品の端部の絶縁材シートの打ち抜きに
使用する金型、同（Ｂ）はその斜視図、図６（Ａ）はコ
イル部品の中間部の絶縁材シートの打ち抜きに使用する
金型、同（Ｂ）はその斜視図である。図１に示す本実施
例の工程を図２〜図６を参照しながら説明する。
【０００８】まず、図５で示す打ち抜き型装置を用いて
図１（ａ）の工程（図２（ａ）の工程）、すなわち、電
気絶縁性の磁性体をベース全面に形成する。この工程
は、図５（Ａ）、（Ｂ）に示すように、下型１に樹脂板
等でなるベース２を固定しておき、その上にポンチ３Ａ
及びダイス３Ｂによりロール４から繰り出される帯状の
磁性材シート５から、一方の端面の磁性体層５ｇをベ−
ス２上に磁性材シ−ト５を打ち抜いて圧着することによ
り実施される。該磁性材シート５は、合成樹脂に磁性材
でなる粉体を混入して帯状に成形してなるものである。
図１（ａ）の工程（図２（ａ）の工程）、すなわち、電
気絶縁性の磁性体をベース全面に形成する。この工程
は、図５（Ａ）、（Ｂ）に示すように、下型１に樹脂板
等でなるベース２を固定しておき、その上にポンチ３Ａ
及びダイス３Ｂによりロール４から繰り出される帯状の
磁性材シート５から、一方の端面の磁性体層５ｇをベ−
ス２上に磁性材シ−ト５を打ち抜いて圧着することによ
り実施される。該磁性材シート５は、合成樹脂に磁性材
でなる粉体を混入して帯状に成形してなるものである。
【０００９】次に図１（ｂ）の工程（図２（ｂ）の工
程）、すなわち、一方の引き出し電極となるコイル導体
層６ｇをスクリーン印刷法等の印刷法により形成する。
次に図１（ｃ）の工程（図２（ｃ）の工程）に進み、前
記コイル導体層６ｇ上に一部を重ねて片側コイル導体層
６ｈを印刷により形成する。
程）、すなわち、一方の引き出し電極となるコイル導体
層６ｇをスクリーン印刷法等の印刷法により形成する。
次に図１（ｃ）の工程（図２（ｃ）の工程）に進み、前
記コイル導体層６ｇ上に一部を重ねて片側コイル導体層
６ｈを印刷により形成する。
【００１０】次に、図６に示す打ち抜き型装置（図６の
打ち抜き型は、図５の場合とポンチ３Ｃとダイス３Ｄの
打ち抜き形状が異なる）を用いて、図１（ｄ）の工程
（図２（ｄ）の工程）、すなわち、コイル導体層６ｈの
内側に芯部となる磁性体層５ｈを磁性材シ−ト５を打ち
抜いてコイル導体層６ｈの内部に着ける工程を実施す
る。
打ち抜き型は、図５の場合とポンチ３Ｃとダイス３Ｄの
打ち抜き形状が異なる）を用いて、図１（ｄ）の工程
（図２（ｄ）の工程）、すなわち、コイル導体層６ｈの
内側に芯部となる磁性体層５ｈを磁性材シ−ト５を打ち
抜いてコイル導体層６ｈの内部に着ける工程を実施す
る。
【００１１】次に、図１（ｅ）の工程に移り、図３
（ａ）に示すように、前記コイル導体層６ｈの半分（た
だし磁性体層５ｇ形成部分を除く）を覆うように、片側
の非磁性体層７ｇを図５、図６に示したような打ち抜き
型（ただし打ち抜き形状は異なる）を用いて非磁性材シ
−トを打ち抜いて着ける。
（ａ）に示すように、前記コイル導体層６ｈの半分（た
だし磁性体層５ｇ形成部分を除く）を覆うように、片側
の非磁性体層７ｇを図５、図６に示したような打ち抜き
型（ただし打ち抜き形状は異なる）を用いて非磁性材シ
−トを打ち抜いて着ける。
【００１２】次に、図１（ｆ）の工程に移り、図３
（ｂ）に示すように、前記コイル導体層６ｈ上に一部を
重ねて片側コイル導体層６ｉを印刷により形成する。
（ｂ）に示すように、前記コイル導体層６ｈ上に一部を
重ねて片側コイル導体層６ｉを印刷により形成する。
【００１３】次に、図１（ｇ）の工程に移り、図３
（ｃ）に示すように、コイル導体層６ｈの内側に芯部と
なる磁性体層５ｉを磁性材シ−ト５を打ち抜いて着け
る。
（ｃ）に示すように、コイル導体層６ｈの内側に芯部と
なる磁性体層５ｉを磁性材シ−ト５を打ち抜いて着け
る。
【００１４】次に、図１（ｈ）の工程に移り、図３
（ｄ）に示すように、前記コイル導体層６ｉの半分（た
だし磁性体層５ｉ形成部分を除く）を覆うように、他側
の非磁性体層７ｍを非磁性材シ−トを打ち抜いて着け
る。
（ｄ）に示すように、前記コイル導体層６ｉの半分（た
だし磁性体層５ｉ形成部分を除く）を覆うように、他側
の非磁性体層７ｍを非磁性材シ−トを打ち抜いて着け
る。
【００１５】この後、図１（ｃ）〜（ｈ）（図２（ｃ）
〜図３（ｄ））の工程を必要タ−ン数繰り返した後、図
１（ｉ）の工程、すなわち図４（ａ）に示すように、他
方の引き出し電極となるコイル導体層６ｊを印刷して形
成し、次に図１（ｊ）の工程、すなわち図４（ｂ）に示
すように、全面を覆って他方の端面の磁性体層５ｊを磁
性材シ−トを打ち抜いて形成し、１点鎖線９で切断し、
焼成する（図１（ｋ）、（ｌ）の工程）ことにより個々
のコイル部品を作製する。
〜図３（ｄ））の工程を必要タ−ン数繰り返した後、図
１（ｉ）の工程、すなわち図４（ａ）に示すように、他
方の引き出し電極となるコイル導体層６ｊを印刷して形
成し、次に図１（ｊ）の工程、すなわち図４（ｂ）に示
すように、全面を覆って他方の端面の磁性体層５ｊを磁
性材シ−トを打ち抜いて形成し、１点鎖線９で切断し、
焼成する（図１（ｋ）、（ｌ）の工程）ことにより個々
のコイル部品を作製する。
【００１６】このように作製したコイル部品は、外部に
電極を焼き付け等により形成し、単体のコイル部品とし
て、あるいは磁気ヘッドの一部に組み込まれて使用され
る。また、コイルを内外同心多重構造に、あるいは芯部
が別々になるように複数のコイル形成する等により、ト
ランスとして構成することも可能である。
電極を焼き付け等により形成し、単体のコイル部品とし
て、あるいは磁気ヘッドの一部に組み込まれて使用され
る。また、コイルを内外同心多重構造に、あるいは芯部
が別々になるように複数のコイル形成する等により、ト
ランスとして構成することも可能である。
【００１７】また、上記実施例においては、コイルの内
部には磁性体が形成され、外部に非磁性体が形成される
ため、磁気短絡が防止できる利点があるが、本発明にお
いては、絶縁体を磁性体のみあるいは非磁性体のみによ
り構成してもよい。
部には磁性体が形成され、外部に非磁性体が形成される
ため、磁気短絡が防止できる利点があるが、本発明にお
いては、絶縁体を磁性体のみあるいは非磁性体のみによ
り構成してもよい。
【００１８】
【発明の効果】請求項１によれば、シ−ト材打ち抜き工
法と印刷法とを組み合わせた積層構造でコイル部品を作
製するので、コイル手巻き作業が不要となり、また時間
のかかる成膜工程を減少させることができ、製造効率を
向上させることができると共に、小形のコイル部品も得
ることができる。
法と印刷法とを組み合わせた積層構造でコイル部品を作
製するので、コイル手巻き作業が不要となり、また時間
のかかる成膜工程を減少させることができ、製造効率を
向上させることができると共に、小形のコイル部品も得
ることができる。
【００１９】請求項２によれば、磁束の漏れを防止でき
るので、効率のよいコイル部品を得ることができる。
るので、効率のよいコイル部品を得ることができる。
【図１】本発明によるコイル部品の製造工程の一例を示
すフロ−チャ−トである。
すフロ−チャ−トである。
【図２】本発明によるコイル部品の一実施例の製造工程
の一部を示す図である。
の一部を示す図である。
【図３】該実施例の製造工程の図１に続く工程を示す図
である。
である。
【図４】該実施例の製造工程の残りの工程を示す図であ
る。
る。
【図５】（Ａ）は磁性材シ−トの打ち抜き型の一例を示
す断面図、同（Ｂ）はその斜視図である。
す断面図、同（Ｂ）はその斜視図である。
【図６】（Ａ）は磁性材シ−トの打ち抜き型の他の例を
示す断面図、同（Ｂ）はその斜視図である。
示す断面図、同（Ｂ）はその斜視図である。
１ 下型 ２ ベ−ス ３Ａ、３Ｃ ポンチ ３Ｂ、３Ｄ ダイス ５ 磁性材シ−ト ５ｇ〜５ｊ 磁性体層 ６ｇ〜６ｊ コイル導体層 ７ 非磁性材シ−ト ７ｇ、７ｈ 非磁性体層
Claims (2)
- 【請求項１】絶縁体とコイル導体とを積層してコイル部
品を製造するにあたり、絶縁体を打ち抜きにより形成
し、コイル導体を印刷法により形成することを特徴とす
るコイル部品の製造方法。 - 【請求項２】請求項１おいて、前記絶縁体のコイル芯部
を磁性体により形成し、他の部分を非磁性体により形成
することを特徴とするコイル部品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26414092A JPH0689828A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | コイル部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26414092A JPH0689828A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | コイル部品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689828A true JPH0689828A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17399020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26414092A Withdrawn JPH0689828A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | コイル部品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689828A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1022750A1 (fr) * | 1999-01-22 | 2000-07-26 | Ecole Polytechnique Federale De Lausanne | Composant électronique discret de type inductif, et procédé de réalisation de tels composants |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP26414092A patent/JPH0689828A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1022750A1 (fr) * | 1999-01-22 | 2000-07-26 | Ecole Polytechnique Federale De Lausanne | Composant électronique discret de type inductif, et procédé de réalisation de tels composants |
| WO2000044008A2 (fr) * | 1999-01-22 | 2000-07-27 | Ecole Polytechnique Federale De Lausanne | Composant electronique discret de type inductif, et procede de realisation de tels composants |
| WO2000044008A3 (fr) * | 1999-01-22 | 2001-05-31 | Ecole Polytech | Composant electronique discret de type inductif, et procede de realisation de tels composants |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |