JPH0688168B2 - 穴明け工具 - Google Patents

穴明け工具

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JPH0688168B2
JPH0688168B2 JP5636586A JP5636586A JPH0688168B2 JP H0688168 B2 JPH0688168 B2 JP H0688168B2 JP 5636586 A JP5636586 A JP 5636586A JP 5636586 A JP5636586 A JP 5636586A JP H0688168 B2 JPH0688168 B2 JP H0688168B2
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JP
Japan
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groove
chip discharge
twisted
rear end
discharge groove
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5636586A
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English (en)
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JPS62213911A (ja
Inventor
伸一 中村
秀司 細野
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、先端側にねじれた切屑排出溝が、設けら
れ、後端側に直線状切屑排出溝が設けられた穴明け工具
に関するものである。
「従来の技術」 従来、この種の穴明け工具としては、例えば第8図ない
し第11図に示すようなドリル1が知られている。
このドリルは、工具本体11の先端に、2つの切刃12,12
が設けられている。また、工具本体11の外周には、前記
切刃12,12から後端側に向って2つのねじれた切屑排出
溝13,13が設けられ、さらに、これらのねじれた切屑排
出溝13,13の後端から前記工具本体11の後端側へ向かっ
て前記工具本体11の軸線に平行に設けられた直線状切屑
排出溝14,14が設けられている。そして、第9図に示す
ように、前記2つのねじれた切屑排出溝13,13の間およ
び前記2つの直線状切屑排出溝14,14の間の心厚は、工
具本体11の先端から後端側にむかって漸次厚くなるよう
に形成されているとともに、第10図および第11図に示す
ように、前記ねじれた切屑排出溝13および直線状切屑排
出溝14は、等しい溝幅比R=2θ/360゜で形成されてい
る。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記のドリル1にあっては、心厚が先端から
後端側へ向って厚くなるように形成されているととも
に、ねじれた切屑排出溝13の溝幅比と直線状切屑排出溝
14の溝幅比とが等しく形成されている。その結果、ねじ
れた切屑排出溝13の溝断面積に対して直線状切屑排出溝
14の溝断面積が小さくなる。このため、直線状切屑排出
溝14における切屑の排出性が低下してしまうというとい
う問題点があった。
特に、旋盤等でワークを回転させドリルを固定して穴明
けを行う場合には、ドリルが回転していないため、遠心
力による切屑の排出を期待することができない。また、
直線状切屑排出溝14の位置が、例えば第12図に示すよう
に固定されると、上側に位置する切屑排出溝14の切屑排
出性が低下する。このようなことから、直線状切屑排出
溝14からの切屑排出性がさらに低下してしまうのであ
る。
これに対して、心厚を先端から後端側にかけて一定にす
ることによって、直線状切屑排出溝14の溝断面積をねじ
れた切屑排出溝13の溝断面積に等しくし、切屑排出性を
良くすることも考えられる。しかしながら、このように
すると、ドリルの剛性が低下してしまいビビリ、振動等
が発生してしまい好ましくないのである。
「発明の目的」 この発明は、穴明け工具の剛性を低下させることなく切
屑の排出性を向上させることができる穴明け工具を提供
することを目的とする。
「発明の構成」 この発明は、直線状切屑排出溝の溝幅比をねじれた切屑
排出溝の溝幅比より大きく設定した構成としたものであ
る。
「実施例」 以下、この発明の一実施例について第1図ないし第7図
を参照して説明する。
第1図は、この発明に係るドリル(穴明け工具)2を示
す図である。このドリル2は、工具本体21を有してい
る。この工具本体21の先端には、2つのチップ22,22が
設けられており、このチップ22,22には、切刃22a,22aが
設けられている。また工具本体21の外周には、前記切刃
22a,22aか後端に向って2つのねじれた切屑排出溝23,23
が設けられている。このねじれた切屑排出溝23は、断面
円弧状に形成されており、その溝幅比は先端側から後端
側にかけて一定になされている。また、前記工具本体21
の外周には、前記ねじれた切屑排出溝23,23の後端から
前記工具本体21の後端へ向かって直線状切屑排出溝24,2
4が設けられている。この直線状切屑排出溝24は、断面
円弧状で前記工具本体21の軸線に平行に設けられ、その
溝幅比は先端側から後端側にかけて一定になされてい
る。そして、第2図に示すように、前記2つのねじれた
切屑排出溝23,23の間および前記2つの直線状切屑排出
溝24,24の間の心厚は、工具本体21の先端から後端にむ
かって漸次厚くなるように形成されている。
このようなドリルにおいて、前記直線状切屑排出溝24
は、その溝幅比が前記ねじれた切屑排出溝23より大きく
なるように形成されている。すなわち、第3図および第
4図に示すように、ねじれた切屑排出溝23の溝幅比およ
び直線状切屑排出溝24の溝幅比をそれぞれ、X=2α/3
60゜、Y=2β/360゜とすると、X<Yとなるように設
定されている。なお、直線状切屑排出溝の溝幅を広げる
方法には、溝の両側を広げる方法と、溝の片側を広げる
方法とがある。すなわち、第5図(A),(B)に示す
ように、従来の溝(二点鎖線で示す)に対してその両側
の部分X,Yを広げる方法と、第6図(A),(B)に示
すように、その片側の部分Xを広げる方法、および第7
図(A),(B)に示すように、その片側の部分Yを広
げる方法とがあり、いずれを採用してもよい。
このように、このドリル2にあっては、心厚テーパーを
維持したまま、後端側の直線状切屑排出溝24の溝幅比を
先端側のねじれた切屑排出溝23より大きくしているか
ら、直線状切屑排出溝24の溝断面積を、ねじれた切屑排
出溝23の溝断面積より大きいかあるいは等しくすること
ができる。したがって、ドリル剛性の低下にともなうビ
ビリ、振動等を防止しつつ切屑の排出性を向上させるこ
とができる。また、旋盤等でドリルを固定して穴明けを
行う場合においても、溝幅が広くなっていることから、
切屑の排出性を向上させることができる。
なお、上記実施例においては、ねじれた切屑排出溝23の
溝幅比は、その先端側から後端側にかけて一定になされ
ており、また直線状切屑幅溝24の溝幅比も、その先端側
から後端側にかけて一定になされている。しかしなが
ら、これに限る必要はなく、ねじれた切屑排出溝の先端
から直線状切屑排出溝の後端にかけて漸次溝幅比が増加
するようにしてもよい。
また、上記実施例においては、切屑排出溝を断面円弧状
に形成しているが、これに限る必要はなく、例えば断面
コ字状等どのような形状に形成してもよい。
「発明の効果」 以上に説明したように、この発明によれば、直線状切屑
排出溝の溝幅比をねじれた切屑排出溝の溝幅比より大き
くしているから、ドリルの剛性を維持し、ビビリ、振動
を防止しつつ切屑の排出性を向上させることができると
いう効果が得られ、特に穴明け工具を固定して使用する
場合にも、良好な切屑排出性を奏するという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図はその側面図、第2図はその長さ方向に沿う
断面図、第3図は第1図および第2図中III−III線に沿
う矢視断面図、第4図は第1図および第2図中IV−IV線
に沿う矢視断面図、第5図は溝の両側を広げた状態を示
す図であって、第5図(A)はその断面図、第5図
(B)は第5図(A)中矢印K方向の矢視図、第6図は
溝の片側を広げた状態を示す図であって、第6図(A)
はその断面図、第6図(B)は第6図(A)中矢印L方
向の矢視図、第7図も溝の片側を広げた状態を示す図で
あって、第7図(A)はその断面図、第7図(B)は第
7図(A)中矢印M方向の矢視図、第8図ないし第12図
は従来のドリルを示す図であって、第8図はその側面
図、第9図はその長さ方向に沿う断面図、第10図は第8
図および第9図中X−X線に沿う矢視断面図、第11図は
第8図および第9図中XI−XI線に沿う矢視断面図、第12
図はドリルを固定した場合の切屑排出溝の角度を示す断
面図である。 2……ドリル(穴明け工具)、21……工具本体、23……
ねじれた切屑排出溝、24……直線状切屑排出溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体の先端から後端側に向ってねじれ
    た切屑排出溝が設けられ、このねじれた切屑排出溝の後
    端から工具本体の後端側へ向かい前記工具本体の軸線に
    平行に設けられた直線状切屑排出溝が設けられた穴明け
    工具において、前記直線状切屑排出溝の溝幅比を前記ね
    じれた切屑排出溝の溝幅比より大きくしたことを特徴と
    する穴明け工具。
JP5636586A 1986-03-14 1986-03-14 穴明け工具 Expired - Lifetime JPH0688168B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5636586A JPH0688168B2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 穴明け工具

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JP5636586A JPH0688168B2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 穴明け工具

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Publication Number Publication Date
JPS62213911A JPS62213911A (ja) 1987-09-19
JPH0688168B2 true JPH0688168B2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=13025220

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JP5636586A Expired - Lifetime JPH0688168B2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 穴明け工具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62188313U (ja) * 1986-05-22 1987-11-30
US5350261A (en) * 1992-03-12 1994-09-27 Mitsubishi Materials Corporation Twist drill
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JPS62213911A (ja) 1987-09-19

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