JPH0688129U - ケーブル束線構造 - Google Patents

ケーブル束線構造

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Publication number
JPH0688129U
JPH0688129U JP2882193U JP2882193U JPH0688129U JP H0688129 U JPH0688129 U JP H0688129U JP 2882193 U JP2882193 U JP 2882193U JP 2882193 U JP2882193 U JP 2882193U JP H0688129 U JPH0688129 U JP H0688129U
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JP
Japan
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cable
bundled wire
wire member
bundled
bundle
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Pending
Application number
JP2882193U
Other languages
English (en)
Inventor
隆男 鈴木
悟郎 芳賀
清憲 中村
秀直 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP2882193U priority Critical patent/JPH0688129U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 束線部材を用いて束線を行っても、屈曲外側
部に隙間が生じてケーブルの損傷を招くことのない束線
構造を提供すること。 【構成】 ケーブル1の外周に長手方向にわたって可撓
性材料で構成された第1の束線部材3aを第1の螺旋方
向に巻付け、かつ、該第1の束線部材3aの外側面に、
可撓性材料で構成された第2の束線部材3bを前記第1
の螺旋方向とは反対方向の第2の螺旋方向に重ね合わせ
るようにに巻き付けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複数本の線材を束ねて構成されるケーブルの束線構造に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
一般的にケーブルハーネスは束線時における取扱を容易にするため、十分な可 撓性をもたせることが重要であることは良く知られているところである。このよ うな要請から複数本の線材を束ねて構成されるケーブルの束線部材や束線構造も 電線やケーブルの屈曲に追従できる可撓性を要求されている。このため、従来、 複数の線材の集合体からなるケーブルにおいては、ケーブルの最外殻部材に可撓 性のある素材を用いてケーブルの束線を行っている。
【0003】 ところで、図2に示すように、ケーブル1の外周にチューブを螺旋状にして巻 き付ける束線部材(スパイラルチューブ)2を巻き付ける方法がある。
【0004】 また、ディスクリート線の束線においては、図3に示すように、ケーブル1の 所定部分毎にタイラップやテープ類等の束線部材(スパイラルチューブ)4で止 めておくことが行われていた。これは長尺ケーブルの場合も同様に束線状態での 可撓性を保持させるため、ケーブル1の部分部分について比較的短いテープ等の 束線部材4を所定の間隔で止めることにより、テープ等の束線部材4が設けられ ていない部分での可撓性を得ることとしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ケーブル1に束線部材2を巻き付ける方法にあっては、ケーブル1の全長に渡 って巻き付けることは可能であるが、この場合には、ケーブル1を屈曲させると 図2で示したように、屈曲外側部に隙間Sができ、この隙間S部分のケーブル1 が露出してしまい、ケーブル1の機械や装置等への布線時に損傷するという問題 がある。
【0006】 また、上記したディスクリート線の束線においては、テープ等の束線部材4で 止められていない部分は、ケーブル1が、図3で示したように、露出した状態と なっており、露出部分のケーブル1の損傷を招くと行った危険性がある。この場 合、可撓性材料で構成されたパイプ状のものを用いてケーブル1全体に渡って束 線する方法が考えられるが、これは長尺物の束線においてはケーブル1を通す作 業が困難であり、その際にケーブル1を損傷させる場合があった。
【0007】 それ故に本考案の課題は、束線部材を用いて束線を行っても、屈曲外側部に隙 間が生じてケーブルの損傷を招くことのないケーブル束線構造を提供することに ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、複数本の線材を束ねたケーブルの外周に、かつ前記ケーブル の長手方向に第1の螺旋方向に巻付けた可撓性の第1の束線部材と、該第1の束 線部材の外側に、かつ前記ケーブルの長手方向に前記第1の螺旋方向とは反対方 向の第2の螺旋方向に巻き付けた可撓性の第2の束線部材とを有していることを 特徴とするケーブル束線構造が得られる。
【0009】
【作用】
上記構成の本考案によれば、ケーブルの外周には異なる螺旋方向で2本の束線 部材によって2重に巻付けられているので、ケーブルをいかなる方向に屈曲させ ても、一方の束線部材に隙間が生じても他方の束線部材が隙間を被覆した状態と なり、ケーブルが露出することがない。
【0010】
【実施例】
次に添付の図面を参照して本考案のケーブル束線構造の一実施例について説明 する。
【0011】 図1を参照して、ケーブル1は複数本の細径の線材が束ねられている。このケ ーブル1の外周には、帯状の可撓性材料である第1の束線部材(スパイラルチュ ーブ)3a及び第2の束線部材(スパイラルチューブ)3bが巻付けられている 。第1の束線部材3a及び第2の束線部材3bは、ケーブル1に対する保護を兼 ねる。
【0012】 第1の束線部材3aは、第1の螺旋方向(図1において左側を始端とした場合 に右巻方向とする)でケーブル1の長手方向に巻付けられている。そして、この 第1の束線部材3aの外側には、第2の束線部材3bが第1の束線部材3aの螺 旋方向とは反対方向の螺旋方向に巻付けられている。即ち、第1及び第2の束線 部材3a,3bは、螺旋巻方向が異なるように重ね巻きされている。
【0013】 第2の束線部材3bの巻き付けは、第1の束線部材3aの始端と同一側から巻 き始めても、また、第1の束線部材3aの終端側から始端側に向けて巻き付けて も良い。
【0014】 なお、上記した第1及び第2の束線部材3a,3bは、共に同一材料で構成さ れたものであっても、また、異なる組成で撓み度が異なるものであっても良く、 これは、束線場所に応じて適宜選択されるものである。
【0015】 上記したように、ケーブル1の外周に長手方向にわたって可撓性材料で構成さ れた第1の束線部材3aを第1の螺旋方向に巻付け、かつ、第1の束線部材3a の外側面に第2の束線部材3bを第1の巻方向とは反対方向の第2の螺旋方向に 2重になるように巻き付けると、束線時にケーブル1が露出して損傷することが ない。
【0016】 さらに、ケーブル1をいかなる方向に屈曲させて、一方の束線部材3aの屈曲 外側に隙間を生じたとしても、他方の束線部材3bが隙間を塞ぐため、束線時に ケーブル1が露出して損傷することがなない。この場合において、ケーブル1の 可撓性は第1及び第2の束線部材3a,3bの可撓性に依存するため、十分な可 撓性を維持する。
【0017】 また、第1及び第2の束線部材3a,3bをスパイラルチューブとは別の可撓 性素材のものを用いて、ケーブル1に螺旋巻方向が異なるように重ね巻きして巻 き付けるようにしても良い。
【0018】
【考案の効果】
以上、実施例によって説明したように、本考案のケーブル束線構造によれば、 第1の束線部材を第1の螺旋方向に巻付け、かつ、第1の束線部材の外側面に、 第2の束線部材を第1の巻方向とは反対方向の第2の螺旋方向に2重に巻き付け ることとしたので、ケーブルをいかなる方向に屈曲させて、一方の束線部材の屈 曲外側に隙間を生じても、他方の束線部材がこの隙間を塞ぐため、束線時にケー ブルが露出して損傷することがなく、ケーブルの保護に万全を期すことができる 。
【0019】 また、ケーブルの可撓性は束線部材の可撓性に依存するため、十分な可撓性を 維持させておくことができる。
【0020】 さらに、2本の束線部材を別の素材のものを用いれば、可撓度を自由に調節す ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のケーブル束線構造を示す側面図であ
る。
【図2】従来の第1の例におけるケーブル束線構造を示
した側面図である。
【図3】従来の第2の例におけるケーブル束線構造を示
した側面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2,4 束線部材 3a 第1の束線部材 3b 第2の束線部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 清憲 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)考案者 中嶋 秀直 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の線材を束ねたケーブルの外周
    に、かつ前記ケーブルの長手方向に第1の螺旋方向に巻
    付けた可撓性の第1の束線部材と、該第1の束線部材の
    外側に、かつ前記ケーブルの長手方向に前記第1の螺旋
    方向とは反対方向の第2の螺旋方向に巻き付けた可撓性
    の第2の束線部材とを有していることを特徴とするケー
    ブル束線構造。
JP2882193U 1993-05-31 1993-05-31 ケーブル束線構造 Pending JPH0688129U (ja)

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JP2882193U JPH0688129U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 ケーブル束線構造

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JP2882193U JPH0688129U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 ケーブル束線構造

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JPH0688129U true JPH0688129U (ja) 1994-12-22

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ID=12259070

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011091904A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Yazaki Corp ワイヤハーネス
CN113276381A (zh) * 2020-02-19 2021-08-20 矢崎总业株式会社 螺旋管的制造方法

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JPS6026241A (ja) * 1983-07-20 1985-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水加熱器用凍結報知装置
JPS63626B2 (ja) * 1979-03-01 1988-01-07 Mitsubishi Electric Corp

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971028