JPH068641B2 - 油圧回路 - Google Patents

油圧回路

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JPH068641B2
JPH068641B2 JP61229967A JP22996786A JPH068641B2 JP H068641 B2 JPH068641 B2 JP H068641B2 JP 61229967 A JP61229967 A JP 61229967A JP 22996786 A JP22996786 A JP 22996786A JP H068641 B2 JPH068641 B2 JP H068641B2
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淳 田所
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、油圧シヨベル等の建設機械に備えられる油圧
回路に係り、特にセンタバイパス型の複数の方向切換弁
を有し、これらの方向切換弁が全て中立状態にあるとき
に可変容量油圧ポンプの吐出量が減少するようにレギユ
レータを作動させる低圧発生手段を有する油圧回路に関
する。
<従来技術> 第4図はこの種の従来の油圧回路を示す回路図で、これ
は、特公昭47−3927号公報に開示されたものである。
この従来の油圧回路は、可変容量油圧ポンプ1と、この
可変容量油圧ポンプ1の吐出量を規定するメインリリー
フ弁R.Vと、可変容量油圧ポンプ1から吐出される圧
油によって駆動するアクチユエータ、すなわち作動装置
12a、12bと、可変容量油圧ポンプ1と作動装置1
2a、12bとの間に配置され、作動装置12a、12
bの駆動を制御する複数のセンタバイパス型の方向切換
弁11a,11bからなる複合切換弁11と、可変容量
油圧ポンプ1の吐出量を制御するレギユレータ、すなわ
ち制御シリンダ18と、この制御シリンダ18に連絡可
能なパイロツトポンプ、すなわち制御用ポンプ16と、
方向切換弁11a,11bの下流に設けられ、これらの
方向切換弁11a,11bが全て中立状態にあるとき
に、可変容量油圧ポンプ1の吐出量が減少するように制
御シリンダ18を作動させる低圧を発生させる低圧発生
手段、すなわちオリフイス13と、このオリフイス13
の上流に連通する管路40と制御シリンダ18との間に
設けられ、シリンダ39、パワーピストン38、スプー
ル26、このスプール26を付勢するスプリング34等
を有する入力制限制御弁17、および可変容量油圧ポン
プ1および制御用ポンプ16を駆動する原動機7を備え
ている。
そして、同第4図に示す状態は複合切換弁11の切換弁
11aおよび11bを共に中立位置にしたアイドリング
状態を示すもので、このときポンプ1から吐出されだ圧
油は複合切換弁11のセンタバイパスを通り、タンク1
0に排出されている。そこでこの圧油はオリフイス13
によつて圧力降下され、この圧力降下によりオリフイス
13の上流側のセンタバイパスに圧力が生じ、この圧力
が管路40を介してシリンダ39に導かれ、シリンダ3
9内の圧力が上昇しており、パワーピストン38はスプ
リング34の反発力に抗してスプール26を右行させて
おり、制御用ポンプ16からの流入ポート23を第2の
流出ポート259に接続させ、制御シリンダ18のロツ
ドエンド側に圧油を供給しており、制御シリンダ18の
ピストン19は左行限近くに押しやられ、カム板5をほ
ぼ中立位置に位置させてポンプ1の吐出量を減じ、吐出
圧力を低下させている。
また、例えば作動装置12aを作動させるため切換弁1
1aを中立位置から切換えると複合切換弁11のセンタ
バイパスはしや断され、オリフイス13に対する圧油の
供給は絶たれる。このためオリフイス13の上流側の圧
力は低下する。そこでシリンダ39内の圧力が低下し、
パワーピストン38の右方への力はなくなり、スプリン
グ34の反発力によりスプール26は左行し入力制限制
御弁17の流入ポート23を第1の流出ポート24に接
続する。そして、制御用ポンプ16の圧油は制御シリン
ダ18のヘッドエンド側に送られ、スプリング21の反
発力に抗して、ピストン19を右行させ、連結杆20等
を介してカム板5の傾斜角度を増大させ、他方制御シリ
ンダ18のロツドエンド側の油は第2の流出ポート25
から点線で示される管路を経てタンク10に排出され
る。そこでポンプ1は吐出量を増大し、この圧油は切換
弁11aを介して作動装置12aの右室に送られ、ピス
トンを左行させる。
<発明が解決しようとする問題点> 上記のように構成される従来の油圧回路にあつては、作
動装置12a,12bの駆動圧力すなわち可変容量油圧
ポンプ1から吐出される圧油の圧力はメインリリーフ弁
R.Vの設定値によつて一義的に制限され、また可変容
量油圧ポンプ1の吐出量も切換弁11a、11bの切換
え動作に伴うカム板5の傾斜によつて一義的に決められ
るようになつている。
ところで、このような油圧回路が備えられる建設機械例
えば油圧シヨベルにあつては、通常おこなわれる作業で
ある掘削作業の他に、ブーム、アームを昇降させて荷の
吊り上げ下げ、つまりクレーン作業をおこなう場合があ
るが、このクレーン作業には一般に大きな吊り上げ力を
得るための高いポンプ吐出圧力と、安全性を考慮したゆ
るやかな作業速度を与える比較的少ないポンプ吐出量と
が要求される。
しかしながら、上記した従来の油圧回路にあつては常に
一定の吐出圧力と吐出流量が作動装置12a、12bに
供給されることから、このようなクレーン作業には対応
し難く、すなわちポンプ吐出圧力の不足に伴う荷の吊り
上げ力不足や、多量のポンプ吐出流量に伴う早いアーム
等の昇降により作業の安全性の低下を生じる懸念があ
る。
本発明は、上記した従来技術における実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ポンプ吐出量およびポンプ吐
出圧を必要に応じて変えることのできる油圧回路を提供
することにある。
<問題点を解決するための手段> この目的を達成するために本発明は、可変容量油圧ポン
プと、この可変容量油圧ポンプの吐出油の圧力を規定す
るメインリリーフ弁と、可変容量油圧ポンプの吐出油に
よつて駆動するアクチユエータと、該可変容量油圧ポン
プとアクチユエータとの間に配置され、該アクチユエー
タの駆動を制御する複数のセンタバイパス型の方向切換
弁と、可変容量油圧ポンプの吐出量を制御するレギユレ
ータと、このレギユレータに連絡可能なパイロツトポン
プと、方向切換弁の下流に設けられ、これらの方向切換
弁が全て中立状態にあるときに、可変容量油圧ポンプの
吐出量が減少するようにレギユレータを作動させる低圧
を発生させる低圧発生手段とを備えたものにおいて、パ
イロットポンプを介して供給される圧を、可変容量油圧
ポンプの吐出量が通常供給される最大流量に比べて所定
量少なくなるようにレギユレータを制御可能な圧に設定
するとともに、低圧発生手段で発生する低圧を含む当該
低圧発生手段の上流の圧力、およびパイロツトポンプを
介して供給される圧のいずれかを選択的にレギユレータ
に供給可能な例えばシヤトル弁を含む圧力供給手段と、
この圧力供給手段とパイロツトポンプとの間に設けら
れ、該パイロツトポンプを介して供給される圧を該圧力
供給手段に導くか否か切換える例えば切換弁等を含む切
換手段と、圧力供給手段の切換動作に連動して可変容量
油圧ポンプの吐出圧が高くなるように変更する例えば複
数のメインリリーフ弁や減圧弁等からなる圧力変更手段
とを備えた構成にしてある。
<作用> 本発明は、上記のように構成してあることから、方向切
換弁が全て中立状態にあるときは、低圧発生手段で発生
した低圧を圧力供給手段を介してレギユレータに供給
し、これによつて可変容量油圧ポンプの吐出量を減少さ
せ、また、方向切換弁が切換えられた通常の作業時にあ
つては圧力変更手段を介して通常のメインリリーフ弁の
設定圧力によつて制限されているポンプ吐出圧をアクチ
ユエータに供給して当該通常作業を実施させ、また、油
圧シヨベルにおけるクレーン作業などのときは、切換手
段を介してパイロツトポンプに係る圧を圧力供給手段を
経てレギユレータに供給し、このレギユレータをポンプ
の最大流量が減少するように作動させるとともに、切換
手段の切換動作に連動して可変容量油圧ポンプの吐出圧
を高くして、これらの高いポンプ吐出圧と比較的少ない
ポンプ吐出量とを供給できる。
<実施例> 以下、本発明の油圧回路を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図である。こ
の図において、51は可変容量油圧ポンプ、52、53
は可変容量油圧ポンプ51から吐出される圧油の圧力を
規定するメインリリーフ弁で、このうちメインリリーフ
弁52の設定圧はメインリリーフ弁53と設定圧よりも
大きく設定してある。54、55は図示しないアクチユ
エータの駆動を制御するセンタバイパス型の方向切換
弁、56は可変容量油圧ポンプ51の吐出量を制御する
レギユレータである。57は方向切換弁55の下流に配
置され、方向切換54、55が全て中立状態にあるとき
に、可変容量油圧ポンプ51の吐出量が減少するように
レギユレータ56を作動させる低圧を発生させる低圧発
生手段、例えば低圧リリーフ弁、58はタンクである。
また、59はパイロットポンプ、60はこのパイロツト
ポンプ59のパイロツト圧を規定するリリーフ弁で、こ
のリリーフ弁60によつてパイロツトポンプ59のパイ
ロツト圧が、可変容量油圧ポンプ51の吐出量が通常供
給される最大流量に比べて所定量少なくなるようにレギ
ユレータ56を制御可能な圧に設定されている。また6
1は低圧リリーフ弁57で発生した低圧を含む当該低圧
リリーフ弁57の上流の圧力、およびパイロツトポンプ
59のパイロツト圧のいずれかを選択的にレギユレータ
56に供給可能な圧力供給手段、例えばシヤトル弁で、
管路62を介して低圧リリーフ弁57の上流に連絡さ
れ、管路63を介してレギユレータ56に連絡され、ま
たパイロツトポンプ59のパイロツト圧が供給可能な管
路64に連絡されており、管路62、64のいずれかの
圧力を管路63を介してレギユレータ56に供給する。
65は管路64をパイロツトポンプ59に連絡するか、
あるいはタンク58に連絡するか切換える電磁切換弁
で、スイツチ66の信号の入力によりばねに抗して図示
右位置すなわち管路64に連通する位置に切換えられる
ようになつている。これらのスイツチ66、電磁切換弁
65、および上述した管路64は、パイロツトポンプ5
9のパイロツト圧をシヤトル弁61に導くか否か切換え
る切換手段を構成している。また67は管路64の圧力
に応じて閉止位置に切換えられる開閉弁で、管路68を
介してメインリリーフ弁53の駆動部に連絡されてい
る。これらの開閉弁67とメインリリーフ弁53、およ
び前述したメインリリーフ弁52は、パイロツトポンプ
59と管路64とを連絡する電磁切換弁65の切換動作
に連動して可変容量油圧ポンプの吐出圧が高くなるよう
に変更する圧力変更手段を構成している。
このように構成してある油圧回路にあつては、同第1図
に示すように、スイツチ66がOFFで電磁切換弁65
が左位置に切換えられているときは、管路64が電磁切
換弁65を介してタンク58に連絡され、パイロツトポ
ンプ59のパイロツト圧がシヤトル弁61に導かれない
ようになつており、また管路64内がタンク圧であるこ
とから開閉弁67は同第1図に示すように連通位置にあ
り、したがつてメインリリーフ弁53の駆動部は管路6
8、開閉弁67を介してタンク58に連通している。そ
して、同第1図に示すように、方向切換弁54、55の
双方が中立状態にある時は、可変容量油圧ポンプ51か
ら吐出される圧油が方向切換弁54、55、低圧リリー
フ弁57を介してタンク58に戻されるが、低圧リリー
フ弁57の上流で発生した低圧が管路62を介してシヤ
トル弁61に導かれ、さらに管路63を介してレギユレ
ータ56に導かれ、これによつてレギユレータ56が可
変容量油圧ポンプ51の傾転角を小さくするように制御
され、当該可変容量油圧ポンプ51の吐出量がほとんど
0に近くなるように制御される。このとき、メインリリ
ーフ弁52の設定圧力に比べて設定圧力が小さいメイン
リリーフ弁53の駆動部が、管路68、開閉弁67を介
してタンク58に連通しているので、可変容量油圧ポン
プ51の吐出圧はメインリリーフ弁53の設定圧力に制
限される。
そして上記のようにスイツチ66がOFFの状態にあつ
て、方向切換弁54、55を適宜、中立位置から切換え
ると、低圧リリーフ弁57の上流には可変容量油圧ポン
プ51の圧油が流れなくなり、したがつて、この低圧リ
リーフ弁57の上流の圧が下がつて、例えばタンク圧と
なり、このタンク圧が管路62、シヤトル弁61、管路
63を介してレギユレータ56に供給され、これによつ
てレギユレータ56か可変容量油圧ポンプ51の傾転角
を大きくするように制御され、当該可変容量油圧ポンプ
51から最大流量が吐出され、メインリリーフ弁53に
よつて制限された吐出圧および上記の吐出量が該当する
方向切換弁54、55を介して図示しないアクチユエー
タに供給され、これにより当該アクチユエータによる通
常作業、例えば油圧シヨベルにおける掘削作業等をおこ
なうことができる。
また、このような状態からスイツチ66をONにする
と、電磁切換弁65が第1図の右位置に切換えられ、こ
れによつてパイロツトポンプ59からリリーフ弁60で
規定されたパイロツト圧が当該電磁切換弁65、管路6
4を介してシヤトル弁61に送られる。この場合、方向
切換弁54、55が中立状態にあるときは、上述のよう
に低圧リリーフ弁57の上流に発生した低圧が管路62
を介してシヤトル弁61に導かれており、したがつてこ
の低圧の方が上記のパイロツト圧よりも大きく、当該低
圧がレギユレータ56に供給されて、可変容量油圧ポン
プ51の傾転角は吐出量がほぼ0近くになるように制御
される。そして、このような状態にあつて、方向切換弁
54、55がその中立位置から切換えられると、低圧リ
リーフ弁57の上流の圧力が低下していくが、今度は上
述のパイロツト圧がシヤトル弁61、管路63を介して
レギユレータ56に供給され、これによつて可変容量油
圧ポンプ51は最大流量に比べて若干カツトされた比較
的少ない流量を吐出するようになる。
また、上述のように管路64にパイロツト圧が導かれる
と同第1図に示す開閉弁67が右位置に切換えられ、こ
れによつてメインリリーフ弁53の駆動部に連結される
管路68がブロツクされる。したがつて、可変容量油圧
ポンプ51から吐出される圧油の圧力がメインリリーフ
弁53の設定圧力よりも高くなつたとき、今度は当該圧
力はメインリリーフ弁52で規定される高い圧力で制限
される。すなわち、上述のようにスイツチ66をONに
し、方向切換弁54、55を中立位置から切換えると、
通常作業時に比べて吐出量が比較的少なく、吐出圧が高
い圧油が当該方向切換弁54、55を介して該当するア
クチユエータに供給され、これによつて当該アクチユエ
ータによる特別な作業、例えば油圧シヨベルにおける掘
削作業等をおこなうことができる。
このように構成した第1の実施例にあつては、ポンプ吐
出量およびポンプ吐出圧を必要に応じて換えることがで
き、したがつて作業の種類に対応した最適なアクチユエ
ータの動作を実現させることができる。
例えば油圧シヨベルにあつては、通常はアーム等を比較
的早く動作させる掘削作業等を実施でき、またクレーン
作業時には大きな吊り上げ力が得られて、しかもアーム
等を比較的ゆるやかに動作させ、作業の安全を図ること
ができる。
第2図および第3図はそれぞれ本発明の第2、第3の実
施例を示す回路図である。
第2図に示す第2の実施例にあつては低圧発生手段とし
て第1図に示すような低圧リリーブ弁の代りに絞り69
を設けてある。その他の構成は第1図に示す第1の実施
例と同等である。このように絞り69を設けた場合も、
方向切換弁54、55が中立状態にあるときには、絞り
69の上流に低圧が発生し、この低圧が管路62、シヤ
トル弁61、管路63を介してレギユレータ56に導か
れ、可変容量油圧ポンプ51の吐出量が0近くに減少す
る。そして、第1の実施例と同様に、スイツチ66のO
Nと方向切換弁54、55の切換動作により、図示しな
いアクチユエータに通常よりも吐出量の少ない、吐出圧
の高い圧油を供給でき、第1の実施例と同様の作用効果
を奏する。
第3図に示す本発明の第3の実施例にあつては、それぞ
れセンタバイパス型の複数の方向切換弁を含む2系統の
油圧回路に対応して2つの可変容量油圧ポンプ51a、
51bを設けてあり、それぞれの自己ポンプの吐出圧が
相手ポンプのレギユレータ56b、56aに与えられ、
全馬力制御が可能になつている。また、同一系統の全て
の方向切換弁の中立時に低圧リリーフ弁57a、57b
の上流で発生した低圧が管路62a、62bを介してシ
ヤトル弁61a、61bに供給され、スイツチ66をO
Nにすると、パイロツトポンプ59のパイロツト圧を減
圧弁70で減圧して電磁切換弁65を介してシヤトル弁
61a、61bに供給可能になつており、このシヤトル
弁61a、61bで選択された圧力がレギユレータ56
a、56bに供給されるようになつている。
このように構成した第3の実施例にあつても、油圧ポン
プ51a、あるいは油圧ポンプ51bに対応するそれぞ
れの系統に含まれる全ての方向切換弁が中立状態にある
ときには、低圧リリーフ弁57a、あるいは低圧リリー
フ弁57bの上流で低圧が発生し、これら低圧がシヤト
ル弁61a、61bを介してレギユレータ56a、ある
いはレギユレータ56bに供給され、可変容量油圧ポン
プ51a、51bの吐出量をほぼ0近くにすることがで
きる。また、スイツチ66をONにした状態で方向切換
弁を中立位置から切換えると、パイロツトポンプ59の
パイロツト圧を減圧弁70で減圧した圧力が電磁切換弁
65を介してシヤトル弁61a、あるいはシヤトル弁6
1bに供給され、当該圧力がレギユレータ56a、56
bに供給されて可変容量油圧ポンプ51a、51bの吐
出量が通常作業時の最大流量に比べて若干少なくなるよ
うに制限されるとともに、電磁切換弁65の切換えに伴
う開閉弁67の切換えによつてメインリリーフ圧がメイ
ンリリーフ弁53の設定圧力からメインリリーフ弁52
の設定圧力に変更され、したがつて、可変容量油圧ポン
プ51a、51bの吐出圧が高くなり油圧シヨベルにお
けるクレーン作業等のように、吐出量はそれほど必要と
しないが、大きな吐出圧を要する作業を実施することが
できる。
なお、上記実施例にあつては、スイツチ66と電磁切換
弁65と開閉弁67とを別体に設け、電気系統を構成し
てあるが、本発明はこれに限られず、電磁切換弁65と
開閉弁67の機能を1つの切換弁ブロツクに組込み、ス
イツチ66の代わりに手動操作式のレバーを設け、この
レバーによつて当該切換弁ブロツクを切換える構成とす
ることもできる。
また、上記実施例にあつては、圧力変更手段を構成する
ものとして設定圧力の異なる2つのメインリリーフ弁5
2、53を設けてあるが、本発明はこれに限られず、こ
れらのメインリリーフ弁52、53に代えて1つのメイ
ンリリーフ弁を設け、その設定圧力を決めるばねのばね
力を可変にする手段を設けた構成にしてもよい。
また、上記第3の実施例にあつては減圧弁70によつて
パイロツトポンプ59からシヤトル弁61a、61bに
供給される圧力を一義的に決めているが、本発明はこれ
に限られず、減圧弁70の二次圧を決めるばねのばね力
を可変にする手段を設けた構成にしてもよい。
<発明の効果> 本発明の油圧回路は以上のように構成してあることか
ら、ポンプ吐出量およびポンプ吐出圧を必要に応じて変
えることができ、当該油圧回路が備えられる建設機械に
おいておこなわれる作業の種類に対応した最適なアクチ
ユエータの動作を実現させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の油圧回路の第1の実施例を示す回路
図、第2図は本発明の第2の実施例を示す回路図、第3
図は本発明の第3の実施例を示す回路図、第4図は従来
の油圧回路を示す回路図である。 51……可変容量油圧ポンプ、51a……第1の可変容
量油圧ポンプ、51b……第2の可変容量油圧ポンプ、
52、53……メインリリーフ弁、54、55……方向
切換弁、56、56a、56b……レギユレータ、5
7、57a、57b……低圧リリーフ弁(低圧発生手
段)、58……タンク、59……パイロツトポンプ、6
0……リリーフ弁、61、61a、61b……シヤトル
弁(圧力供給手段)、62、62a、62b、63、6
3a、63b、64、68……管路、65……電磁切換
弁、66……スイツチ、67……開閉弁、69……絞り
(低圧発生手段)、70……減圧弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量油圧ポンプと、この可変容量油圧
    ポンプの吐出油の圧力を規定するメインリリーフ弁と、
    可変容量油圧ポンプの吐出油によつて駆動するアクチユ
    エータと、該可変容量油圧ポンプとアクチユエータとの
    間に配置され、該アクチユエータの駆動を制御する複数
    のセンタバイパス型の方向切換弁と、上記可変容量油圧
    ポンプの吐出量を制御するレギユレータと、このレギユ
    レータに連絡可能なパイロツトポンプと、上記方向切換
    弁の下流に設けられ、これらの方向切換弁が全て中立状
    態にあるときに、該可変容量油圧ポンプの吐出量が減少
    するように上記レギユレータを作動させる低圧を発生さ
    せる低圧発生手段とを備えた油圧回路において、上記パ
    イロットポンプを介して供給される圧を、上記可変容量
    油圧ポンプの吐出量が通常供給される最大流量に比べて
    所定量少なくなるように上記レギユレータを制御可能な
    圧に設定するとともに、上記低圧発生手段で発生する低
    圧を含む当該低圧発生手段の上流の圧力、および上記パ
    イロツトポンプを介して供給される圧のいずれかを選択
    的にレギユレータに供給可能な圧力供給手段と、この圧
    力供給手段と上記パイロツトポンプとの間に設けられ、
    該パイロツトポンプを介して供給される圧を該圧力供給
    手段に導くか否か切換える切換手段と、上記圧力供給手
    段に上記パイロツトポンプを介して供給される圧を導く
    上記切換手段の切換動作に連動して、上記可変容量油圧
    ポンプの吐出圧が高くなるように変更する圧力変更手段
    とを備えたことを特徴とする油圧回路。
JP61229967A 1986-09-30 1986-09-30 油圧回路 Expired - Fee Related JPH068641B2 (ja)

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