JPH068602A - リボン送り量検出装置 - Google Patents

リボン送り量検出装置

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JPH068602A
JPH068602A JP32030491A JP32030491A JPH068602A JP H068602 A JPH068602 A JP H068602A JP 32030491 A JP32030491 A JP 32030491A JP 32030491 A JP32030491 A JP 32030491A JP H068602 A JPH068602 A JP H068602A
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JP
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ribbon
sheet
thermal head
state
roller
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JP32030491A
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Yutaka Suzuki
豊 鈴木
Chiharu Katagiri
千春 片桐
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Nidec Precision Corp
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Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リボンの送り量の検出を可能にするととも
に、一定状態でリボン巻き取り動作を可能にする。 【構成】 供給リール48側に捲回された連続帯状のリ
ボン50を巻き取りリールによって巻き取る際のリボン
の送り量を、供給リールの最も外側の外周面上に捲回さ
れた状態のリボン上に直接的に当接する当接力を得て回
動力を得る回転体52の回転量に変換して検出するため
に、回転体52を一端に回動自在に軸支し、他端におい
て当接力に抗する付勢部材46を有してなり、本体3側
の支点部51cにより揺動支持されるレバー部材53
と、他端において当接力を発生するようにレバー部材を
揺動駆動するアクチエータ31を具備してなり、アクチ
エータ31とレバー部材間の連結を圧縮バネ54を介し
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリボン送り量検出装置に
係り、特に熱転写(昇華)印刷記録のリボン送りのよう
に印刷量に応じてリボンの送り量を正確に検出でき、か
つ一定状態でリボンを巻き取ることができるリボン送り
量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱転写(昇華)印刷記録のリ
ボン送りのように印刷量に応じてリボンの送り量を正確
に設定する必要のある場合には、リボン送り量の検出装
置が必要となる。図面を用いて、リボン送り量の検出装
置の一例を説明すると、図14(a)、(b)は従来の
リボン送り量検出装置であって、動作基本概念を表した
正面図である。本図において、図14(a)に図示の状
態では供給リール149側においてリボン50は略使用
済の状態近くになっており、供給リール148の外周上
にはリボンが殆ど残っていない。また、図14(b)に
図示の状態では供給リール149側においてリボン50
は殆ど未使用状態になっており、供給リール148の外
周上にはリボン50が多く残って巻き付けられている。
【0003】以上説明の状態において、供給リール14
8に捲回された連続帯状のリボン50を巻き取りリール
149によって巻き取る際のリボンの送り量は、供給リ
ール148の最も外側の外周面上に捲回された状態のリ
ボン50上に対して直接的に当接する回転体102を、
例えばロータリエンコーダ側の入力軸に固定すること
で、回転量に変換して検出するようにしたリボン送り量
検出機構を構成することが可能である。このために、回
転体102はレバー体101の一端において回動自在に
軸支してなり、レバー体101の他端において当接力に
抗する付勢バネ104を有してなり、本体側の支点部1
03により揺動支持されるとともに、他端において当接
力を発生するようにレバー体101を揺動駆動するソレ
ノイド131を備えて構成されている。以上の構成によ
り、(a)、(b)に図示のようにソレノイド131の
吸引が行われると、回転体101が直接的にリボンの外
周面に当接する状態になることから、巻き取りリール1
49を駆動して巻き取りを行う場合において、巻き径が
次第に大きくなっても、正確なリボン送り量を検出でき
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案のリボン送り量検出装置によれば、リボンの供給前
に最大巻き径が最大である図14(b)に図示の状態か
ら、リボンの巻き取り動作が次第に進行して、図14
(b)に図示のように供給リール148に巻き付けられ
た状態の巻き径が最小径に近くなると、回転体101の
リボン外周面に対する当接力F1は、F2よりも小さく
なってしまう。つまり、引っ張りバネ104の引っ張り
ストロークLの違いから引っ張り力に差が生じてしま
う。
【0005】この結果、巻き取りリール149の駆動動
作によってリボンを巻き取る際に、必要となるバックテ
ンションM1、M2に大幅な差が発生してしまうことか
ら、一定状態でのリボン巻き取りができなくなる。この
ように一定状態でのリボン巻き取り動作ができないと、
例えば微妙な色表現が必要となるようなカラー印刷にお
いて、色の濃淡などが発生して悪影響を与える問題点が
指摘されている。したがつて、本発明のリボン送り量検
出装置は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、一定状態でのリボン巻き取り動
作を実現可能にして、種々の熱転写(昇華)印刷に対し
て悪影響を与えないことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上述の課題を解決して、目的を達成するため
に、本発明のリボン送り量検出装置は、供給リール側に
捲回された連続帯状のリボンを巻き取りリールによって
巻き取る際のリボンの送り量を、前記供給リールの最も
外側の外周面上に捲回された状態のリボン上に直接的に
当接する当接力を得て回動力を得る回転体の回転量に変
換して検出するリボン送り量検出装置であって、前記回
転体を一端に回動自在に軸支し、他端において前記当接
力に抗する付勢部材を有してなり、本体側の支点部によ
り揺動支持されるレバー部材と、前記他端において前記
当接力を発生するように前記レバー部材を揺動駆動する
アクチエータ手段とを具備してなり、前記アクチエータ
手段と前記レバー部材間の連結を圧縮バネを介して構成
してなり、供給リールに巻き付けられた状態の巻き径が
最小近くになっても、最大巻き径時において発生するの
と略同様のバックテンションをリボンに発生させて、一
定状態でのリボン巻き取りを可能にするように働く。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面参照の上で詳
細に説明する。図1は本発明の実施例のカラー記録装置
の内部構成を示した外観斜視図である。本図から分かる
ように、記録用紙を収容したシートカセット5と排出ト
レイ6とY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)の3原色インクリボンを収容したリボンカセット4
と、操作パネル1Pであって操作者が頻繁にアクセスす
る部分を、全て装置の前面から行えるように構成したと
ころに本実施例の最大の特徴点がある。
【0008】以降、添付の各図面を参照して各構成につ
いて詳述すると、まず、図1において、本装置は二点鎖
線で示された長方形の本体カバー1を基台2上に固定す
ることで、内蔵された機構の全て覆う構成を基本にして
おり、本体カバー1の前方において不図示の開口部が夫
々設けられており、シートカセット5と排出トレイ6と
3原色インクリボンを収容したリボンカセット4を、図
中の矢印A1、A2方向に手動で移動してカセット他の
装着、交換、記録後のシートの取り出しを容易に行える
ようにしている。さらに、操作パネル1Pは本体カバー
1の前面下方に配設されていることから、通常の操作時
に必要となる所定操作を本体カバー1の前面から全て行
える配慮が成されるとともに、デザイン的にも優れたま
とまりを可能にしている。
【0009】このように本体カバー1の前面から全て操
作可能に構成することで、例えば、装置の両隣り、また
は上下方向に他の機器を接続して略隣接して設けること
ができる結果、占有空間を必要最小限度できる効果もあ
る。さて、図1において、基台2上の左半分部位の上に
はシートカセット5が上述のように着脱自在に設けられ
るとともに、このシートカセット5の直上には排出トレ
イ6が配設されており、破線で図示されるシート組立体
9を介してシートカセット5から供給される1枚毎のシ
ート60を下流に搬送して、記録動作後のシートを排出
トレイ6内に排出できる構成をその基本レイアウトにし
ている。また、多色リボンを収容したリボンカセット4
は、シート組立体9の上半分の構成部分に沿うように配
設するために、図示のようにやや傾斜した状態で着脱可
能にされている。さらに、このリボンカセット4はその
外形形状に略沿うような開口部3aを片方に穿設した両
側板3で挟まれる空間部位において収容されて後述する
リボン送り動作を行うように構成されている。
【0010】また、両側板3間にはサーマルヘッド組立
体8が後述するように回動駆動可能に設けられるととも
に、その近傍には冷却ファン11が設けられており、サ
ーマルヘッド組立体8に一体的に固定されるサーマルラ
インヘッドの冷却を可能にしている。一方、キャリッジ
組立体7は、図中の矢印B1方向から搬送されたシート
60の先端部分をキャリッジ組立体7上において駆動可
能にされる一対の上下プレスローラ81、82で挾持し
てから、図中の矢印B2、B3方向に往復移動させなが
らサーマルヘッドへの所定通電を行ってシート60上へ
の記録を行うものであって本願出願人の独創になるもの
である。このために、キャリッジ組立体7は基台2上に
おいて図中の矢印D1、D2方向に後述のように往復駆
動可能に構成されており、上述のシートの挾持状態を保
ちつつ矢印D1、D2方向に移動して後述の所定記録動
作を行えるようにするとともに、排出トレイ6上に記録
後のシート60を上下プレスローラの逆回転動作により
排出可能にしている。
【0011】また、図中の破線図示の位置から実線図示
の位置に回動されるシート垂れ防止組立体10には、不
図示の付勢バネが設けられており、キャリッジ組立体7
に対して先端部分を当接する状態にしておいて、キャリ
ッジ組立体7の移動に伴い図中の矢印C1方向に回動す
るようにして、シート60の移動に伴って自重により下
方に落下することを防止して、キャリッジ組立体7の往
復移動時において、シートがシート案内板4内において
確実に移動できるようにしている。
【0012】次に、図2は図1のカラー記録装置の正面
図であり、各構成要素の主要部分を表したものである。
シート60の搬送経路に沿うように順次説明すると、シ
ートカセット5は上述のように装置前面から着脱自在に
されて、図示の装着位置においてストッパー5cの押圧
作用により不動状態にされる所謂交換式のカセットであ
る。このシートカセット5内には、複数枚数の上質紙や
フィルム状のシート60が収容されており、図示の装着
状態においては、本体側において回動軸体17aにより
回動支持されかつ付勢バネ17bにより下方に回動する
付勢力を得たプレスレバー17が最上位置に載置された
シート60上を常時付勢する状態にしている。
【0013】このプレスレバー17の下方に相当する位
置において、シートカセット5の底面には第1穴部5a
が形成されており、下方の給紙ローラ33の一部がこの
第1穴部5a内に入り込むことで、最下位置に載置され
ているシートを外部に排出するように構成されている。
次に、給紙ローラ33は上述の両側板3(図面において
斜線で表現する)において回動自在に支持されており、
ベルト38により一定方向のシート排出方向のみの回動
力が伝達される。一方、シートカセット5の右側面下方
において穿設された出口5eから排出されたシート60
は、スリット板35とスリット下板34間において1枚
だけが通過されて、下流の送りローラ36とプレスロー
ラ37間で挟まれる部分に向かう。この送りローラ36
には上述の給紙ローラ33と駆動源を共有しているベル
ト38が掛けられており、送り方向のみ駆動可能にされ
ている。
【0014】このように共通の駆動源となる第1モータ
12は、例えばステップモータを使用しており、時計方
向と反時計方向に駆動することで、後述の駆動状態を可
能にしている。一方、プレスローラ37は支点を回動中
心にして回動されるレバー42の一端において回動自在
に軸支されており、レバー42の他端において連結され
ている第1ソレノイド30とリターンバネ46の作用に
よりプレスローラ36に対する押圧状態と図示の離間状
態に移動可能に構成されている。
【0015】以上説明の各ローラをその下方端に設けて
いるシート案内板40は、下流に向かい搬送されるシー
トの方向転換を行うために図示のように半円弧状に湾曲
して形成されており、上方の出口近辺に配設されている
プラテンローラ41にシート60を案内するとともに、
印刷時において上流に案内する機能を備えている。この
シート案内板40の上方にはリボンカセット4が図示の
ように右下がりの状態で位置しており、内蔵の破線図示
のリボン50をシート案内板40の上部分に略沿える状
態にしている。このリボン50は両側板3により固定支
持される案内棒体56により途中の部分が案内されると
ともに、供給リール48において使用分が巻かれてお
り、巻き取りリール49により巻き取られながら所定の
色を昇華熱転写するものである。このために巻き取りリ
ール49はステップモータなどの第3モータ14から所
定駆動力を得るようにしている。
【0016】次に、このリボンカセット4のさらに上方
には、サーマルヘッド組立体8が回動支点32を回動中
心にするとともに、DCモータ16をその駆動源とし
て、リターンバネ46により図示の待機状態にされて設
けられており、回動支点32を共有した作用板67とサ
ーマルヘッドアーム59の間に張設された強力圧接バネ
66の作用により後述の圧接状態に移動可能にされてい
る。
【0017】そして、リボンカセット4の供給リール4
8に対して当接状態にされてリボン50の供給量を検出
する検知ローラ52は、レバー53の一端において回動
支持されており、ベルト38を介してエンコーダディス
ク51に回転を伝達可能にしている。このエンコーダデ
ィスク51にはレバー53の回動支点とその回転中心を
共有にしたプーリ51aが一体的に固定されている。エ
ンコーダセンサ21はエンコーダディスク51に等間隔
に穿設されている複数の穴部を計数する位置に固定され
ており、リボン50の送り量を検出可能にしている。ま
た、レバーの他端には、リターンバネ46と第2ソレノ
イド31と圧縮バネ54他が後述のように連結されてお
り、第2ソレノイド31への通電及び非通電により図示
の待機位置と当接位置に検知ローラ52を移動可能にし
ている。
【0018】次に、キャリッジ組立体7は、ステップモ
ータなどの第2モータ13をその駆動源として図中の二
点鎖線と実線図示の位置に移動(矢印D1、D2方向
に)される移動基台80を基部としており、この上にス
テップモータなどの第4モータ15を搭載している。ま
た、移動基台80上において、前述のプラテンローラ4
1に近い箇所に相当する部位には、下プレスローラ82
と上プレスローラ81とが図示の付勢機構により常時当
接状態にされて夫々回動自在に設けられている。この
内、上プレスローラ81は移動基台80上の回動支点8
3により回動支持されるとともにリターンバネ46によ
り他端が張設状態にされて保持されるレバー79の先端
において回動自在に支持されている。また、下プレスロ
ーラ82はベルト38を介して第4モータ15の駆動力
が伝達可能にされている。これらの上下プレスローラ8
2、81によりシート案内板40の出口から搬送される
シートの先端を挾持して後述の記録動作を可能にしてい
る。
【0019】最後に、排出トレイ6はシートカセット5
の直上に位置しており、上下プレスローラ82、81に
より挾持されたシートへのカラー記録の終了後に、移動
基台80が実線で図示される位置に移動してから逆方向
に駆動されることで、記録済のシートを排出トレイ6上
に載置できるようにしている。以上説明の各主構成要素
はマイクロプロセッサーとドライバー他を実装した主制
御装置により制御される。図3は主制御装置に接続され
る様子を示したブロック図であり、配線状態を省略して
示したものである。
【0020】図3において、シート60の送り順に述べ
ると、シートカセット5の出口付近にはシートの後端を
検出する後端センサ22が、またシート案内板40の出
口付近にはシートの有無を検出する有無センサ24が配
設されており、装置に内装される主制御装置100に接
続されている。また、リボンカセット4内のリボン50
はY、M、C、B(黒をさらに設ける場合もある)の各
色剤を略シート長分に連続して所謂ダンダラ状にしてフ
ィルムベース上に連続形成するとともに、例えばイエロ
ーの開始端において検出マーキングが予め印刷されてお
り、色剤の印刷開始位置の検出を可能にしている。そこ
で、上述の案内棒56の左近傍にはこの検出マークを検
出するリボンセンサ24が設けられており、主制御装置
100に接続されている。
【0021】次に、サーマルヘッド組立体8にはヘッド
上下センサ20が設けられており、サーマルヘッド組立
体8の上下駆動位置の検出を可能にする一方、上述のエ
ンコーダセンサ21と同様に主制御装置100に接続さ
れている。一方、キャリッジ組立体7の移動状態を検出
するために、移動基台80の底部分にはアクチエータ9
6が固定されており、基台2上に固定されているキャリ
ッジ端センサ26とキャリッジホームセンサ27をアク
チエータ96が通過することで移動基台80(キャリッ
ジ組立体)の位置検出を可能にしている。さらに、シー
トカセット5には第2穴部5bが設けられており、この
第2穴部5bを介してシート60の有無を下方に位置し
たシート有無センサ25により検出可能にしている。ま
た、前述の各モータ12、13、14、15、16とソ
レノイド30、31も同様に主制御装置100に対して
全て接続されている。
【0022】続いて、図2に図示した各構成部分の特徴
点を添付図面を参照して夫々個別に説明する。図4はシ
ート搬送系の要部正面図であり、シートカセット5から
排出されたシート60をキャリッジ組立体7の上下プレ
スローラ81、82間に挾持するまでの様子を示してい
る。給紙ローラ33の回転部には図中の矢印E2方向の
み回転力を伝達するワンウェイクラッチ43が内蔵され
ている。また送りローラ36の回転部にも同様に図中の
破線矢印F2方向のみ回転力を伝達するワンウェイクラ
ッチ44が内蔵されている。また、第1モータ12のプ
ーリと駆動される各ローラのプーリの間に掛けられる各
ベルト38は、図示のように一方は第1モータ12の表
側から、またベルト38の他方は裏面から送りローラ3
6に対して掛けられている。一方、シート案内板40は
図示のように下シート案内板40bと上シート案内板4
0aの間においてシート搬送用の案内空間部分を形成し
ている。
【0023】以上の構成により、第1モータ12が図中
の矢印E1方向に回転駆動すると、給紙ローラ33に対
して矢印E2方向の回転力が伝達されて、シートを排出
する一方、送りローラ36には回転力が伝達されないこ
とになる。また、第1モータ12が図中の矢印F1方向
に回転駆動すると、送りローラ36に対してワンウェイ
クラッチ44を介して矢印F2方向の回転力が伝達され
る。そこで、第1ソレノイド30を駆動して、レバーを
破線図示の位置に移動させてプレスローラ37を送りロ
ーラ36に対して追動するようにして、シートを送るた
めの搬送力を発生する。また、給紙ローラ33には回転
力が伝達されない状態になる。以上の構成により、1個
の正逆方向に回転可能なモータを用いて異なるローラを
別個に駆動できることになる。
【0024】次に、図5(a)、(b)はリボンカセッ
トのリボン送り量を検出するために設けられた検知ロー
ラ52の動作説明図であり、上述の第2ソレノイド31
への通電が行われて検知ローラ52が供給リール48に
巻き付けられたリボン50に対して当接する状態にされ
た様子を夫々示している。さらに、図5(a)は、供給
リール48に巻き付けられたリボン50の消費が進行し
て残り少なくなった様子を、また、図5(b)は消費前
のリボン50が略最大の外直径状態で供給リール48に
巻き付けられた様子を示している。
【0025】本図において、既に説明済の構成部分には
同様の符号を付して説明を割愛して追加構成部分につい
て述べると、第2ソレノイド31の吸引プランジャー3
1aは軸体31fが一体的に固定されており、回動支点
51c回りに回動支持されているレバー53の穴部53
bに対して軸体31fを挿通した後に、圧縮バネ54を
挿入して、Eリング31eを固定して圧縮バネ54の抜
け防止を図るようにして、第2ソレノイド31の通電時
において圧縮バネ54の圧縮力を介してレバー53に対
する、矢印G1方向の回動力が作用するようにしてい
る。
【0026】以上の構成により、(a)に図示のように
リボンの消費量が多くて、残り少ない状態ではレバー5
3は大きく回動して、圧縮バネ54の圧縮ストロークL
1は非通電時における自然状態よりもやや小さくなる。
一方、(b)に図示のようにリボンの消費量が少なく
て、残量が多い状態ではレバー53は余り回動できず、
圧縮バネ54の圧縮ストロークL2は非通電時における
自然状態よりもかなり大きくなる。以上の結果、リボン
50に対して直接当接する検知ローラ52の当接力は、
圧縮バネ54の圧縮ストロークLに反比例して次第に大
きくなるようにできるので、リボン50の巻き径の変化
に応じて最適な検知ローラ52による押圧状態を達成で
きる。すなわち、以上のような簡便な機構を用いること
により、リボン巻き径が大きい場合には大きな押圧力を
作用でき、リボンリボン巻き径が小さくなると自動的に
小さな押圧力を作用できるようになるので、リボンを巻
き取る際に必要となるリボン引っ張り力を一定にするこ
とができる。
【0027】続いて、図6(a)、(b)はサーマルヘ
ッド組立体8の動作説明図であり、強力圧接バネ66に
よりプラテンローラ41に対して強力な押圧力が作用す
る様子を図示したものである。既に説明済の構成部分に
は同様の符号を付して説明を割愛してさらなる構成部分
について述べると、サーマルヘッド58は例えば8本/
ミリの解像度と1024ドット分の発熱体を独立通電可
能にした所謂サーマルラインヘッドであって、後述する
ようにサーマルヘッドアーム59に対して平行出しの調
整が行われて放熱板を設けた状態で取付及び固定され
る。また、サーマルヘッドアーム59を支持している回
動支点32には、さらに作用板67が回動自在に支持さ
れている。
【0028】また、この作用板67は左右一対分がロー
ラ軸65他を間に設けることにより、一体構成されるも
のであり、中心部位に円弧穴部67dを穿設しており、
両側板3により回動自在に軸支されている回動棒63を
図示のように挿通状態で設けている。この作用板67の
上端部位に固定されているスタッド61と、サーマルヘ
ッドアーム59の図中破線を施して図示した作用端59
aの近傍のスタッド61の間には、図6(b)図中にお
いてストロークH分のみを伸ばすことで強力な引っ張り
バネ力を発生するようにバネ設計された強力圧接バネ6
6の1組分が両側において張設されており、図6(a)
に図示の状態では作用板67の作用端67aとサーマル
ヘッドアーム59の作用端59aとが常時当接する状態
にされている。
【0029】一方、作用板67の円弧穴部67dを挿通
する状態で軸支された回動棒63には上記のローラ軸6
5において回動自在に軸支されたローラ65aに相当す
る軸線上の位置において硬質樹脂製のデルリンローラ6
4が圧入ピンなどを用いて固定されている。このデルリ
ンローラ64は図示のように円弧形状に形成されている
が、固定用の穴は偏心した位置に穿設されており、偏心
カムを形成している。以上のデルリンローラ64を固定
して、かつ両側板3により回動軸支されている回動棒6
3の駆動は上述のDCモータ16により駆動されるが、
この駆動力の伝達は回動棒63の一端に固定されている
破線図示のギア62と、このギア62に歯合するモータ
ギア16aを介して行われる。また、二点鎖線図示のリ
ボンカセット4にはサーマルヘッド58が潜入する開口
部4eが形成されており、図中の矢印J1方向にサーマ
ルヘッド組立体8が回動して潜入できるようにしてサー
マルヘッド58が上述のプラテンローラ41に当接でき
る状態にしている。
【0030】以上説明の構成において、図6(a)に図
示の状態では上下センサ20はオン状態になっており、
DCモータ16の駆動を停止状態にしており、作用板6
7のローラ軸65に対して最もデルリンローラ64の外
周面が近づく状態にされている。この結果、サーマルヘ
ッド組立体8は作用板67の作用端67aとサーマルヘ
ッドアーム59の作用端59aとが強力圧接バネ66の
自然長における引っ張りバネ力により当接状態にされた
状態に保持されたままで、リターンバネ46の作用によ
り図示の待機位置に保持される。この待機位置状態にお
いては、サーマルヘッド58とシート案内板40の空間
はリボンカセット4を装置の前面方向から交換するため
に十分な間隔を保持できる。
【0031】次に、DCモータ16が駆動されると、図
6(b)に図示のようにサーマルヘッド組立体8のサー
マルヘッドアーム59が移動されて、サーマルヘッド5
8がリボン50をシート60上に移動されてからプラテ
ンローラ41の外周面上に押圧する状態にする。この押
圧力は、作用板67をサーマルヘッドアーム59間にお
いて張設されている強力圧接バネ66が、デルリンロー
ラ64の駆動により図中の距離H分だけ延びる結果、発
生するものである。
【0032】すなわち、図6(a)の状態からDCモー
タ16の矢印J3方向の回動が開始されると、デルリン
ローラ64の外周面がローラ65のを矢印J1方向に次
第に押圧状態で摺動しながら移動して行き、作用板67
をサーマルヘッドアーム59とを一体化した状態で(作
用端67a、59a間の当接状態を保持したままで)回
動させて行く。この回動をさらに続行すると、デルリン
ローラ64の最も高い部位の外周面がローラ65aをさ
らに押圧する状態になるが、この状態では、作用端67
a、59aの当接状態がリターンバネ46に抗して次第
に離れて行き、強力圧接バネ66が上述の距離H分だけ
離れる状態になり、上下センサ20がオフされてから、
この状態が保持される。
【0033】この結果、距離H分の延び量による引っ張
りバネ力J2がサーマルヘッド58に作用して、図6
(b)に図示のようにサーマルヘッド組立体8による押
圧状態になる。この後に、上下センサ20の検出に基づ
いてDCモータ16を図6(a)の様子になるように繰
り返し駆動する。このように強力圧接バネ66は極短い
距離Hを延びるだけて、必要な圧接力を発生できるので
ヘタリがない。
【0034】したがって、以上説明のサーマルヘッド組
立体によれば、構成部品点数を必要最小限度で構成で
き、しかも限られた空間内に収容するために強力圧接バ
ネ66の自然長さを短く設定した場合においても、サー
マルヘッド組立体の回動ストロークを大きく設定でき
る。なお、上記の構成のサーマルヘッド組立体の付勢回
動機構はサーマルヘッド駆動用に限定されるものではな
く、限られた空間内において内蔵されて、大きな回動ス
トロークを有してなり、しかも比較的に大きな付勢力を
発生する付勢回動機構を有する種々の事務機器などに適
宜適用可能なことは勿論である。以上説明のサーマルヘ
ッド組立体8へのサーマルヘッドの取り付け方法は、限
定された空間内において、平行度を調整可能にして、放
熱板をサーマルヘッドに対して常時当接する状態にで
き、しかも回動時においてプラテンローラ41上のシー
ト60上の一定位置に当接できるようにする配慮が成さ
れている。
【0035】図7は図6のX−X矢視断面図であり、サ
ーマルヘッド組立体8が上述の待機位置(二点鎖線で図
示)と当接位置(実線で図示)に移動される様子ととも
に、一部を破断して示した図である。本図において、サ
ーマルヘッドアーム59は例えば、板金曲げ加工などに
より製作されるものであり、図示のように両側において
立ち曲げ部59cを形成する一方、放熱板69の一部を
潜入させるための開口部59aと、少なくとも4か所の
ネジ穴部59eと、貫通穴部59fを一体形成してい
る。また、このサーマルヘッドアーム59の開口部59
aの近傍には、放熱板69をサーマルヘッド58に対し
て押圧状態で取り付けるための4本のスタッド75が図
示のように固定されており、放熱板69の各穴部69a
に対してスタッド75を挿通した後に、圧縮バネ73を
圧縮状態にしてからEリング75をスタッド75に加工
された溝部にセットするようにして、放熱板69が図中
のサーマルヘッド58側に付勢移動されるようにしてい
る。
【0036】次に、サーマルヘッド58には上述の貫通
穴部59fに相当する位置において、4か所のネジ穴5
8tが加工形成されており、貫通穴部59fを介してネ
ジ穴58tに対して引きネジ76を螺合しており、ネジ
調節によりサーマルヘッド58をサーマルヘッドアーム
59側に引き寄せるようにしている。また、ネジ穴部5
9eには押しネジ77が夫々螺合されており、サーマル
ヘッド58の取り付け面58を押圧する状態にしてサー
マルヘッドアーム59から離れるようにしている。即
ち、以上の各ネジを調節することで、サーマルヘッド5
8の発熱部を前述のプラテンローラ41の軸線方向に対
して平行になるように微調整できるようにして均一な印
字(記録)圧を得るようにしている。
【0037】次に、両側板3の一方には、固定ローラ7
2が回動自在に支持されており、サーマルヘッド組立体
8が前述のように矢印J1方向に回動されると、サーマ
ルヘッドアーム59の立ち曲げ部59cの一方に当接す
る状態にされる。また、両側板3の他方には、押圧ロー
ラ71が回動自在に支持されるとともにレバー71aに
より図中の矢印K1方向に付勢移動されて設けらてお
り、サーマルヘッド組立体8が前述のように矢印J1方
向に回動されると、サーマルヘッドアーム59の立ち曲
げ部59cの他方に当接する状態にされる結果、サーマ
ルヘッドアーム59は固定ローラ72側に押圧された一
定位置に移動される。以上説明のように構成する結果、
アーム59の回動時において、常に一定位置に停止する
ようになるので、色ズレの防止を図ることができる。こ
のように移動後に、再度プラテンローラ41から離れる
ように矢印J4方向に移動されると、押圧ローラ71は
レバー71aの弾性作用により破線図示の位置に戻るこ
とになる。
【0038】次に、図8は図1、2に図示のキャリッジ
組立体7を裏面上方側から見た外観斜視図であって、そ
の特徴点を良く示している。すなわち、本図においてキ
ャリッジ組立体7は上述の排出トレイ6とシートカセッ
ト5上において片支持状態で支持駆動されるように構成
されている。このために上記の移動基台80は、図示の
ように基台2上において所定距離を離して固定された一
対の副基台86(一方のみ図示)間に架設された2本の
案内棒84により摺動案内される破線図示のブッシュ8
8を内蔵固定したブロック87を固定している。一方、
副基台86の片方の反対側には上記の第2モータ13が
固定されており、ベルト38を介してプーリ85に動力
を伝達している。副基台86間にはベルト89がプーリ
85と不図示のアイドラプーリ間に調節されており、ベ
ルト89の途中部位をブロック87に固定しているの
で、プーリ85の回動に伴い移動基台80を上記のD
1、D2方向に駆動するように構成している。
【0039】さらに、下方のブロック87にはアクチエ
ータ96が固定されており、基台2上に固定されている
ホームセンサ27と端センサ26の検出部を作用させて
移動基台80、すなわちキャリッジ組立体7の位置検出
を可能にしている。さらにまた、移動基台80には上記
の第4モータ15と上下プレルローラ81、82が設け
られている。
【0040】最後に、図9に基づいて排出トレイ6の構
成を述べると、図9(a)は排出トレイ6の図2のY−
Y矢視図であって、平面図を示したものである。本図に
おいて、本体カバー1の前面からは把手94の一部が出
ており、この把手を外部から操作して印刷済のシートを
外部に取り出すようにしている。また、図9(b)は図
9(a)の側面図である。両図において、上記の基台2
上には不図示のブラケットを介してトレイ90が固定さ
れており、このトレイ90上に印刷済のシ−トを排出載
置するようにしている。このトレイ90には傾斜面90
aが加工形成されており、排出されるシート端がこの傾
斜面90aに沿うように落下されて所定の定位置に載置
されるようにしている。
【0041】また、傾斜面90aに対して略直交するよ
うにして両側には長溝部90dが穿設されており、上記
の把手94を固定した移動板91に一体形成された爪部
92が図示のように長溝部90dに潜入するようにして
いる。この移動板91はトレイ90の裏面において矢印
A1、A2方向に平行移動自在にされて、しかも図9
(a)に図示の位置に戻るように構成されている。この
ために、トレイ90の裏面には一対のブッシュ93が固
定されており、移動板91の案内溝91hを夫々案内す
る一方、移動板91の突起91aとトレイ90の突起9
0e間にリターンバネ95を張設している。
【0042】以上の構成において、図10(a)に図示
の動作図に示されているように、シート60が破線の状
態からトレイ90上に載置される。この後に、(b)に
図示のように把手94を掴んでかた矢印A2方向に引き
出してから、シート60を取り出す。その後に、把手9
4の把持状態を解除して元の状態にする。以上説明の装
置全体の動作例について、図2、3と図11、12の動
作フローチヤートに基づいて説明する。
【0043】まず、不図示の制御装置から印刷開始の指
令を制御装置100が受けるとステップS1において、
第3モータ14が反時計方向に駆動されてリボンカセッ
ト4の巻き取りリール49を時計方向に駆動して、ステ
ップS2に進みリボンセンサ24によりリボン50上の
イエロー先端部位に予め印刷記録されているマーキンク
を検出して停止するが、この動作によりリボンを各リー
ル間における張設状態にする。
【0044】この後に、ステップS2に進み、第2モー
タ13を駆動してキャリッジ組立体7を矢印D2方向に
駆動して、ステップS4おいてホームセンサ27をオン
した時点で停止する。この第2モータ13の停止後に、
ステップS5に進み、第2モータを規定パルス分だけ追
加駆動して検出誤差を吸収してから初期印刷位置にキャ
リッジ組立体7が正確にセットされる。
【0045】この後に、ステップS6においてシートの
有無検出が行われてシート無しが検出されると、警告な
どを発生してステップS7においてリターンして印刷不
可状態であることを知らせる。一方、ステップS6にお
いてシート有りの検出が行われると、ステップS8にお
いて第1モータ12の時計方向の駆動が行われて最下位
置に載置されているシート60の1枚分がスリット35
間を通過されて送りローラ36とプレスローラ37間に
搬送される。
【0046】次のステップS9では、第1ソレノイド3
0がオンされて、シートを各ローラ間で挾持する状態に
する。この後に、ステップS10に進み第1モータ12
が、今度は反時計方向に駆動される。この結果、上述
(図4で説明)のようにワンウェイクラッチを介して送
りローラ36のみが駆動されて、シートをシート案内板
40内においてプラテンローラ41側に搬送して行き、
ステップS11においてシートセンサ23をオンするま
で駆動する。次のステップS12では第1モータ12の
反時計方向の所定ステップ分の追加駆動が行われて、キ
ャリッジ組立体7の上下ローラ81、82で挟まれる間
にシート先端をつき当てるようにしてシートの搬送時の
スキューを除去してシート平行出しを行う。その後、ス
テップS13では第1ソレノイド30のオン状態が解除
される。
【0047】以上の動作後に、ステップS14に進みキ
ャリッジ組立体7に搭載された第4モータ15を時計方
向に駆動して、シート先端を上下ローラ間で挟むように
するために下流に搬送して、送りローラ36とスリット
35の間に設けられている後端センサ22によりシート
の後端をステップS15において検出するまで連続駆動
する。このシートの後端の検出がなされると、ステップ
S16に進み、第4モータ15を所定ステップ分さらに
駆動してから停止して、上記のホームセンサ27と同様
に後端センサ22による検出誤差を吸収するとともにシ
ート先端を上下ローラで挾持する。
【0048】次に、図12のフローチヤートを参照し
て、図3中で実線図示の位置に回動されているサーマル
ヘッド組立体8を破線図示の位置に回動させるために、
ステップS17に進んでDCモータ16の駆動が開始さ
れて、ステップS18においてヘッドの上下センサ20
がオフされて、サーマルヘッドがプラテンローラ41上
に押圧状態になる状態で駆動を停止する。この後に、ス
テップS19に進み第2ソレノイド31をオンして、リ
ボンの送り量を検出するための検知ローラ52を供給リ
ール48に巻き付けられたリボン上において当接状態に
する。
【0049】以上で、シート上への熱転写昇華印刷の準
備が整ったので、キャリッジ組立体7を矢印D1方向に
駆動するために、ステップS20において第2モータ1
3の駆動が開始されて、移動基台80に固定されている
上記のアクチエータ96がホームセンサ27を通過した
時点(ステップS21)で印刷開始状態になる。この後
に、引き続きステップS22からS24を同時に進行さ
せてリボン1色分の印刷を行う。
【0050】即ち、ステップS22においてYMCに色
分解された色情報に基づいてサーマルヘッド58への通
電が行われるとともに、ステップS23においてリボン
送り量の検知を検知ローラ52の当接状態により行いな
がら第3モータ14を駆動して巻き取りリール48にリ
ボンを巻き付け、かつステップS24において第2モー
タ13を駆動してキャリッジ組立体7をD1方向に移動
する。以上のステップS22から24が夫々所定の通
電、送り駆動を終了(ステップS25から27)すると
1色分の印刷が終了する。
【0051】続いて、次の色の印刷準備をするためにス
テップS28に進み、第2モータ13をD2方向に駆動
してホームセンサ27をオンした後に、さらに追駆動し
てセンサ27による検出誤差分を吸収してキャリッジ組
立体7の移動を停止する。これに続いてステップS29
に進み、第2ソレノイド31をオフして検知ローラの当
接状態を解除してから、ステップS30とS31に進み
サーマルヘッド組立体8がプラテンローラに対して当接
している状態を解除して、次の色の印刷準備に備える。
【0052】ステップS32では、上述のステップS1
7から31を繰り返して、M色の印刷を完了する。この
後に、ステップS33に進み、同様に上述のステップS
17から31を繰り返して、C色の印刷を完了する。以
上でカラー印刷を終了したので、ステップS34におい
て第3モータ14駆動を行い2枚目の印刷用のリボンの
先頭色のY色の頭出しをステップS35においてリボン
センサ24で行った後に第3モータ14の駆動を停止す
る。
【0053】次に、印刷済のシートを排出トレイ6内に
排出するために、キャリッジ組立体7を端センサ26に
よる検出位置に移動して、ステップS36においてシー
ト端部を挾持していた上下プレスローラ81、82を第
4モータ15を反時計方向に逆回転する。以上で印刷済
のシートが排出される(ステップS37)ので、装置の
外部に取り出す。以上説明した実施例によれば、本願出
願人の独創になる高品質なカラー印刷が可能となり、し
かもリボン送りを常に一定な状態で達成できる。ここ
で、上述したリボン送り量の検出機構は、熱転写リボン
を用いたカラー印刷装置だけに限定されず、種々の印刷
装置に適用可能なことは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、一定
安定状態でのリボン巻き取り動作を実現可能にして、種
々の熱転写(昇華)印刷に悪影響を与えるないことがて
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の外観斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の正面図であり、各モータ類、センサの配
設状態を示した図である。
【図4】シート送り組立体(シート搬送手段)の要部拡
大正面図である。
【図5】(a)、(b)リボン送り量の検出機構の要部
拡大正面図である。
【図6A】、
【図6B】サーマルヘッド組立体(記録手段)の要部拡
大正面図である。
【図7】図6BのX−X矢視図であり、サーマルヘッド
組立体(記録手段)の要部拡大側面図である。
【図8】キャリッジ組立体7(往復移動手段)の外観斜
視図である。
【図9】(a)、(b)排出トレイ6(排出部)の平面
図、側面図である。
【図10】(a)、(b)排出トレイ6(排出部)の動
作説明側面図である。
【図11】、
【図12】、
【図13】動作説明フローチヤートである。
【図14】(a)、(b)従来のリボン送り検出機構の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 本体カバー、 2 基台、 3 両側板、 4 リボンカセット、 5 シートカセット、 6 排出トレイ 7 キャリッジ組立体(往復移動手段)、 8 サーマルヘッド組立体(記録手段)、 9 シート送り組立体(シート搬送手段)、 21 エンコーダセンサ、 31 第2ソレノイド、 48 供給リール、 49 巻き取りリール、 50 リボン、 51 エンコーダディスク、 51c 回動支点、 52 検知ローラ、 53 レバー、 54 圧縮バネである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リール側に捲回された連続帯状のリ
    ボンを巻き取りリールによって巻き取る際のリボンの送
    り量を、前記供給リールの最も外側の外周面上に捲回さ
    れた状態のリボン上に直接的に当接する当接力を得て回
    動力を得る回転体の回転量に変換して検出するリボン送
    り量検出装置であって、 前記回転体を一端に回動自在に軸支し、他端において前
    記当接力に抗する付勢部材を有してなり、本体側の支点
    部により揺動支持されるレバー部材と、 前記他端において前記当接力を発生するように前記レバ
    ー部材を揺動駆動するアクチエータ手段と、 前記アクチエータ手段と前記レバー部材間の連結をする
    圧縮バネと、 を具備してなることを特徴とするリボン送り量検出装
    置。
JP32030491A 1991-12-04 1991-12-04 リボン送り量検出装置 Withdrawn JPH068602A (ja)

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