JPH0685565U

JPH0685565U - ファクシミリ無線同報装置

Info

Publication number: JPH0685565U
Application number: JP3228593U
Authority: JP
Inventors: 玄悟荒井
Original assignee: 玄悟荒井
Priority date: 1993-05-24
Filing date: 1993-05-24
Publication date: 1994-12-06

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】Ｇ３ファクシミリを使用して構成出来るファク
シミリ無線同報装置を提供する。【構成】送信局のＧ３ファクシミリ１から受信局のＧ３
ファクシミリへは無線送信機５にて、接続制御装置Ｔ７
やＧ３ファクシミリ機能装置３へは直接に、信号を送信
出来る構成とし、送信局のＧ３ファクシミリ１よりあら
かじめ定めておいたＩＤコードで接続制御装置Ｔ７に内
蔵の呼出信号発生機２１（及び受信側装置）を起動す
る。この時、受信側ファクシミリとＧ３ファクシミリ機
能装置３はアンサーバック信号を返す動作をするが受信
側ファクシミリからＧ３ファクシミリ１へは信号を伝送
する手段を持たないので、Ｇ３ファクシミリ機能装置３
からの信号のみを受信して画情報送信を行う。受信側フ
ァクシミリは、Ｇ３ファクシミリ機能装置３に送られて
いる信号を自分宛の信号として処理し、不特定多数設置
の受信側ファクシミリは全てが同報受信が出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ファクシミリの無線同報装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

Ｇ３ファクシミリによる同報装置は、電話回線を使用して行われる為、多数のファクシミリに画情報を送信するには順番にダイヤルして送信する順次同報が一般に行われる。同時同報には多数の電話回線が必要で限度がある。無線による同報装置は多数のファクシミリに同時に画情報を送信する事が可能であるがＧ３ファクシミリで受信する事は不可能で有った。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、Ｇ３ファクシミリを使用してファクシミリ無線同報装置を構成する方法に関する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

Ｇ３ファクシミリ１からＧ３ファクシミリ１３へは無線送信機５で、Ｇ３ファクシミリ１からＧ３ファクシミリ機能装置３へは直接に、あらかじめ定めておいたＩＤコードで同時に呼出し起動する。受信動作起動したファクシミリは送信側ファクシミリであるＧ３ファクシミリ１に対し一斉にアンサーバック信号を発信するが、Ｇ３ファクシミリ１３から発信されたアンサーバック信号等は、Ｇ３ファクシミリ１に対して伝送する手段を持たないので、このままでは通信が成立しない。この為、Ｇ３ファクシミリ１３とまったく同等のアンサーバック信号等を発信するＧ３ファクシミリ機能装置３にＧ３ファクシミリ１と信号の授受を行なわせながら、Ｇ３ファクシミリ１の送出する信号の全てを無線送信機５にて送信すると、Ｇ３ファクシミリ１３はＧ３ファクシミリ機能装置３に送られている信号を自分宛の信号として受信し処理するので、図ー４の受信局は不特定多数設置してもＧ３ファクシミリ１３は全てが同時に画情報を受信記録する事ができる。

【０００５】

【実施例】

第３図は本考案の送信局の実施例を、第４図は受信局の実施例の構成を示したブロック図である。この図により、本考案の動作を説明する。例えば、第３図のＩＤコードデコーダ１５はＤＴＭＦ信号の「＃」を検出すると呼出信号発生機１６を動作させ、ファクシミリ機能装置３を起動し、第４図のＩＤコードデコーダ２０は、ＤＴＭＦ信号の「７３」を検出すると、呼出信号発生機２１を動作させ、Ｇ３ファクシミリ１３を起動するように設定した場合の、本考案のファクシミリ同報装置の操作手順と動作は以下のようになる。１．Ｇ３ファクシミリ１に原稿をセットする。２．Ｇ３ファクシミリ１に内蔵の図示しない電話機、またはハンドセット２４のダイヤルボタンの７３＃を押し送信スタートボタンを押す。３．無線機起動装置１９が作動し、無線送信機５が送信状態になりＤＴＭＦ信号の「７３＃」が送信されると同時にＩＤコードデコーダ１５に入力される。４．第４図の無線受信機１０の音声信号出力端子からＤＴＭＦ信号の「７３」が出力されると、ＩＤコードデコーダ２０が呼出信号発生機２１を起動し呼出信号をＧ３ファクシミリ１３に送出する。５．最後の桁の「＃」をＩＤコードデコーダ１５が検出するとＩＤコードデコーダ１５が呼出信号発生機１６を起動し呼出信号をＧ３ファクシミリ機能装置３に送出する。６．Ｇ３ファクシミリ１３が受信動作に入り、続いてほとんど同時にＧ３ファクシミリ機能装置３が受信動作に入る。７．Ｇ３ファクシミリ１３が受信動作に入ると切替え装置２３が作動しスイッチ２２をＮＣ端子からＮＯ端子にに切り替え、Ｇ３ファクシミリ１３は無線受信機１０の音声信号出力端子１１に接続される。８．Ｇ３ファクシミリ機能装置３が受信動作に入ると、切替え装置７が作動し、スイッチ１８をＮＣ端子からＮＯ端子に切り替え、Ｇ３ファクシミリ機能装置３の電話回線接続端子４をＧ３ファクシミリ１の電話回線接続端子２に接続する。９．Ｇ３ファクシミリ１とＧ３ファクシミリ機能装置３は規定の伝送手順に従って通信を行い、通信中のＧ３ファクシミリ１の発信する信号は無線送信機５にて送信される。この時Ｇ３ファクシミリ機能装置３は多数のＧ３ファクシミリ１３の代理としてＧ３ファクシミリ１と伝送制御手順の通信を実行している事になる１０．Ｇ３ファクシミリ１３は、Ｇ３ファクシミリ１の発信する信号を自分宛の信号として処理するので多数の受信局がＧ３ファクシミリ１の送信する画情報の内容を同時に受信記録出来る。なお、Ｇ３ファクシミリ機能装置３は実際のＧ３ファクシミリを使用する事も可能で有る。また、Ｇ３ファクシミリ１の信号でのみ動作するＶＯＸ装置を無線機起動装置１９として用いればＧ３ファクシミリ１の発信する信号のみを送信する事ができる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案を用いることで、電話回線用のＧ３ファクシミリを使用して、ファクシミリ無線同報装置が構成でき、多数のＧ３ファクシミリに同時に画情報を送信できるので情報の伝達がすばやく行える。また、無線同報用、電話回線用の２種類のファクシミリを設備する必要がなく切り替えて使えるので経済的である。またＧ３ファクシミリ１３とＧ３ファクシミリ機能装置３の起動タイミングを合致させないと受信出来ないので機密性も有する。

【０００７】

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるファクシミリ無線同報装置の送信
局構成の原理を表すブロック図で有る。第２図は本考案
によるファクシミリ無線同報装置の受信局構成の原理を
表すブロック図で有る。第３図は本考案による送信局を
構成したときの実施例のブロック図である。第４図は本
考案による受信局を構成したときの実施例のブロック図
である。

【符号の説明】

１は、Ｇ３ファクシミリ。２
３は、切り替え装置。２は、Ｇ３ファクシミリの電話
回線接続端子。２４は、ハンドセット。３は、Ｇ
３ファクシミリ機能装置。４は、Ｇ３ファクシミリ機
能装置の電話回線接続端子。５は、無線送信機。６
は、無線送信機の変調信号入力端子。７は、接続制御
装置Ｔ。８は、送信アンテナ。９は、受信アンテ
ナ。１０は、無線受信機。１１は、無線受信機の音声信
号出力端子。１２は、接続制御装置Ｒ。１３は、Ｇ３フ
ァクシミリ。１４は、Ｇ３ファクシミリの電話回線接続
端子。１５は、ＩＤコードデコーダー。１６は、呼出し
信号発生機。１７は、切り替え装置。１８は、切り替え
スイッチ。１９は、無線機起動装置。２０は、ＩＤコー
ドデコーダー。２１は、呼出し信号発生機。２２は、切
り替えスイッチ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】送信局は、Ｇ３ファクシミリ１の電話回線
接続端子２とＧ３ファクシミリ機能装置３の電話回線接
続端子４を、接続制御装置Ｔ、８を介して接続し、無線
送信機５の変調信号入力端子６をＧ３ファクシミリ１の
電話回線接続端子２に接続した構成とし、受信局は、無
線受信機１０の音声信号出力端子１１とＧ３ファクシミ
リ１３の電話回線接続端子１４との間を、接続制御装置
Ｒ１２にて接続するように構成した事を特徴としたファ
クシミリ無線同報装置。