JPH0682482B2 - テ−プ駆動装置のブレ−キ機構 - Google Patents

テ−プ駆動装置のブレ−キ機構

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JPH0682482B2
JPH0682482B2 JP7357487A JP7357487A JPH0682482B2 JP H0682482 B2 JPH0682482 B2 JP H0682482B2 JP 7357487 A JP7357487 A JP 7357487A JP 7357487 A JP7357487 A JP 7357487A JP H0682482 B2 JPH0682482 B2 JP H0682482B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、テープレコーダのテープ駆動装置におい
て、リール台を所定のモードに応じて回転不可能に拘束
するようにしたテープ駆動装置のブレーキ機構に関す
る。
「従来の技術」 回転ヘッド方式のビデオテープレコーダ(VTR)、デジ
タルオーディオテープレコーダ(R−DAT)、8mmビデオ
等のテープレコーダは、装置に装填されたテープカセッ
トから磁気テープを引き出し、該磁気テープをヘッドド
ラム(回転ヘッド)に巻き付けて走行させるように構成
されている。このようなテープレコーダでは、そのテー
プ駆動装置に、テープローディング、テープアンローデ
ィングなる動作を行い得る構成が必要である。そしてこ
のようなテープレコーダのテープ駆動装置では、供給側
リール台、巻取側リール台について、その一方を回転不
可能に固定し、他方を巻取り駆動させ得る構成が必要で
ある。すなわち、このような構成を有しない場合には、
磁気テープのローディング時、アンローディング時にリ
ール台の負荷のバラツキ等によって不測に磁気テープの
絶対位置が移動してしまったり、磁気テープのアンロー
ディング時に既にアンローディングが完了しているのに
さらに磁気テープを余計に巻き戻してしまったりする等
の不都合が生じるからである。したがって、上記のよう
なテープレコーダでは、従来コンパクトカセットテープ
レコーダ等において行っていた両リール台固定、両リー
ル台解放の動作の他に、リール台の一方を固定、他方を
解放するモードが必要となってくる。
しかして、従来上記の要請を満たすテープ駆動装置のブ
レーキ機構として、第8図に示すものが提供されてい
る。
第8図において1は供給側リール台、2は巻取側リール
台である。巻取側リール台2の外周面にはギヤ部3が形
成されている。これらのリール台1,2にはカセットケー
スが装着され、該カッセトケースの磁気テープは外部に
引き出されて走行させられる。リール台1,2の近傍には
支持軸5,6が配設されており、支持軸5,6にはブレーキレ
バー7,8が回動自在に取り付けられている。ブレーキレ
バー7,8は、図示しない第1の駆動機構によって矢印A,B
方向に回動されるようになっている。これらのブレーキ
レバー7,8は、矢印A方向に回動されたときにその回動
端部9,10がリール台1,2の外周面に圧接して該リール台
1,2を回転不可能に拘束し、矢印B方向に回動されたと
きに上記の拘束を解く。また、リール台2の近傍には支
持軸11が配設されており、支持軸11にはロックレバー12
が回転自在に取り付けられている。ロックレバー12は、
図示しない第2の駆動機構によって矢印C,D方向に回動
されるようになっている。このロックレバー12は、矢印
C方向に回動されたときにその回動端部13がリール台2
のギヤ部3に係合して該リール台2を回転不可能に拘束
し、矢印D方向に回動されたときに上記の拘束を解く。
上記のブレーキ機構において、リール台1,2の双方を回
転不能に拘束する場合には、第1の駆動機構を動作させ
てブレーキレバー7,8を矢印A方向に回動し、ブレーキ
レバー7,8の回動端部9,10をリール台1,2の外周面に圧接
させてリール台1,2を回転不能とする。また、リール台
1,2の双方を回転可能な状態(解放状態)とするには、
ロックレバー12の回動端部13をリール台2のギヤ部3か
ら離間させておき、この状態において第1の駆動機構を
動作させてブレーキレバー7,8を矢印B方向に回動さ
せ、同ブレーキレバー7,8の回動端部9,10をリール台1,2
の外周面から離間させる。また、リール台1,2のうちリ
ール台2だけを回転不可能に拘束するには、ブレーキレ
バー7,8の回動端部9,10をリール台1,2の外周面から離間
させておき、この状態において第2の駆動機構を動作さ
せてロックレバー12を矢印C方向に回動させ、同ロック
レバー12の回動端部13をリール台2のギヤ部3に係合さ
せて同リール台2を回転不可能に拘束する。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、上記のブレーキ機構は、リール台1,2を拘束
する部材としてブレーキレバー7,8のほかにロックレバ
ー12を有し、かつまたこれらブレーキレバー7,8、ロッ
クレバー12を駆動する機構として第1,第2の2つの駆動
機構を有する構成であるため、ブレーキ機構全体の構成
が複雑となってブレーキ機構が高価となるという欠点が
あった。
この発明では、上記のブレーキ機構における構成の複雑
さ、価格が高価となる点を問題としている。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、供給側リール台と巻取側リール台とにより
磁気テープを走行させるテープ駆動装置に付設され、所
定のモードに応じて上記2つのリール台のいずれか一方
または双方を回転不可能に拘束するブレーキ機構であっ
て、上記2つのリール台の外周面の外側で、かつ上記
2つのリール台の支持軸間方向に略平行な仮想線上に一
定間隔をおいて配設された第1,第2の支持軸と、上記
第1の支持軸に回動自在に支持され、上記第1の支持軸
から上記第2の支持軸方向に延びる第1の杆部と、上記
第1の支持軸から上記2つのリール台間方向に延び、そ
の回動によって一方のリール台の外周面に対して当接、
離間する第2の杆部とを有する第1のブレーキレバー
と、上記第2の支持軸に回動自在かつ一定範囲上記仮
想線方向に移動自在に支持され、上記第2の支持軸から
上記第1の支持軸方向に延びる第3の杆部と、上記第2
の支持軸から上記2つのリール台間方向に延び、その回
動または上記仮想線方向への移動によって他方のリール
台の外周面に対して当接、離間する第4の杆部とを有す
る第2のブレーキレバーと、上記第1のブレーキレバ
ーを上記第2の杆部が上記一方のリール台の外周面に当
接する方向に付勢し、かつ上記第2のブレーキレバーを
上記第4の杆部が上記他方のリール台の外周面に当接す
る方向に付勢すると共にこの第2のブレーキレバーを上
記第1の支持軸方向に付勢する付勢部材と、所定のモ
ードに応じて上記仮想線方向に往復動させられて、上記
第1の支持軸側に最も変位した第1の位置と、上記第2
の支持軸側に最も変位した第3の位置と、上記第1と第
3の位置の中間に位置する第2の位置のいずれかに位置
させられるとともに、上記第1の杆部に設けられた第1
のカム面および上記第3の杆部に設けられた第2のカム
面とにそれぞれ摺接するようにされたピンとを備えてな
り、上記第1のカム面が、上記ピンが第2および第3
の位置にあるときには上記第1の杆部の回動を規制する
が、上記ピンが第1の位置にある時には上記第2の杆部
が上記一方のリール台の外周面に当接するまで上記第1
の杆部の回動を許容するように形成され、かつ上記第
2のカム面が、上記ピンが第3の位置にあるときには上
記第4の杆部が上記他方のリール台の外周面に当接し、
上記ピンが第2の位置にあるときには上記第4の杆部が
上記他方のリール台の外周面から離間するように上記第
3の杆部を位置決めするとともに、上記ピンが第1の位
置にあるときには上記第4の杆部が上記他方のリール台
の外周面に当接するまで上記第3の杆部の回動を許容す
るように形成されていることを特徴とするものである。
「実施例」 以下、この発明の実施例を第1図ないし第7図を参照し
て説明する。
第1図ないし第7図は、この発明によるブレーキ機構を
備えたテープレコーダの構成、およびその動作を示して
いる。説明は、該テープレコーダの構成、動作を次の項
目に分けて行う。
A.シャーシ(第3図ないし第5図) B.リール台(第3図ないし第5図) C.ヘッドドラム(第3図ないし第5図) D.キャプスタン(第3図ないし第5図) E.テープローディング機構(第3図、第4図、第6図) E−1.移動ブロック(第3図、第4図) E−2.駆動ギヤ(第6図) F.ピンチローラ(第3図、第4図、第6図) G.テープテンション機構(第3図、第4図、第6図) H.ブレーキ機構(第1図(A)〜(C)、第2図ないし
第4図、第6図) I.その他の構成(第3図、第4図) J.テープレコーダの動作(第1図(A)〜(C)、第4
図、第6図、第7図) A.シャーシ(第3図ないし第5図) 50は金属製のシャーシであり、このシャーシ50にはその
前端部(紙面の下方へ向かう方向を前側、上方へ向かう
方向を後側、左方へ向かう方向を左側、右方へ向かう方
向を右側とする)に開口部51が形成され、後端部にヘッ
ドドラム取付孔52が形成されている。また、このシャー
シ50には、ヘッドドラム取付孔52の前方から同取付孔52
の左右両側方へ延びるようにガイド長孔53,54が形成さ
れている。ガイド長孔53,54の後端部には上方へ突出す
る突出壁55,55が形成されており、突出壁55,55の上面に
は前端にV字状の溝56,56を有する位置決め板57,57が固
定されている。
B.リール台(第3図ないし第5図) シャーシ50上面の開口部51の左右両側方にはリール台支
持軸58,59が立設されており、リール台支持軸58,59には
リール台60,61が回転自在に支持されている。リール台6
0は供給側のリール台であり、リール台61は巻取側のリ
ール台である。リール台60,61の外周面にはギヤ62,63が
形成されており、リール台60の下面側には後述するテー
プテンション付与に用いられるドラム部64が形成されて
いる。また、リール台60,61上面軸心部にはリール係合
軸65,66が設けられている。リール係合軸65,66は、テー
プカセット67内のテープリールに係合してこれを一体的
に回転させるものである。
一方、シャーシ50下面の開口部51の前端部側にはリール
台駆動用モータ68が取り付けられている。このモータ68
は、ギヤ69A,69Bを介してリール台60またはリール台61
を駆動するものである。
C.ヘッドドラム(第3図ないし第5図) シャーシ50の後端部にはヘッドドラム70が取り付けられ
ている。ヘッドドラム70は上ドラム71と中ドラム72と下
ドラム73とからなるものである。上ドラム71にはその周
面部に磁気ヘッド70A,70Aが設けられており、この上ド
ラム71は中ドラム72に対して回転自在である。中ドラム
72と下ドラム73はドラムモータを構成しており、下ドラ
ム73は中ドラム72に対して回転自在である。下ドラム73
は上ドラム71と同軸上に設けられており、この下ドラム
73が回転したときに上ドラム71が回転する。中ドラム72
には取付壁部74,75が形成されており、取付壁部74,75は
シャーシ50の上面に形成された支持台76,77,78に取り付
けられている。ここで、上ドラム71、中ドラム72はシャ
ーシ50の上方に突出しており、下ドラム73はヘッドドラ
ム取付孔52を通してシャーシ50の下方に突出している。
そして、ヘッドドラム70全体は、その中心軸線がシャー
シ50に直交する垂直線に対して一定の角度左に傾いてい
る。
D.キャプスタン(第3図ないし第5図) シャーシ50上面のガイド長孔54の右側方にはキャプスタ
ン79が設けられている。このキャプスタン79は、シャー
シ50上面の右隈後端部に取り付けられたキャプスタン駆
動用モータ80によって駆動されるようになっている。
E.テープローディング機構(第3図、第4図、第6図) 83はテープローディング機構である。このテープローデ
ィング機構83は、テープローディングポストの設けられ
た移動ブロックと、ピンチローラおよび移動ガイドポス
トと、これらの各部材を駆動する駆動ギヤとを主な構成
要素とするものである。
E−1.移動ブロック(第3図、第4図) シャーシ50のガイド長孔53,54には、これらのガイド長
孔53,54に沿って移動自在に移動ブロック84,85が装着さ
れている。これらの移動ブロック84,85には各々テープ
ローディングポスト86A,86B、傾斜ガイドポスト87A,87
B、位置決めピン88,89が立設されている。移動ブロック
84,85は、第4図に示す非ローディング位置(テープロ
ーディングポスト86A,86B、傾斜ガイドポスト87A,87Bが
装置に装填されたテープカッセット67の磁気テープ90の
内側にある位置)とローディング完了位置(第4図に示
す移動ブロック84,85を後方に移動させて位置決めピン8
8,89が位置決め板57,57の溝56,56に当接する位置)との
間をガイド長孔53,54に沿って移動自在である。
E−2.駆動ギヤ(第6図) シャーシ50下面の前後方向略中央部には支持軸93,94が
固定されており、支持軸93,94には駆動ギヤ95,96が回転
自在に支持されている。駆動ギヤ95,96は、互いにその
歯部が噛み合わされている。駆動ギヤ95の上面にはカム
部97が形成されており、駆動ギヤ96の上面にはカム部98
が形成されている。駆動ギヤ95と移動ブロック84とはピ
ン99,100、ローディングポストリンク101で連結され、
駆動ギヤ96と移動ブロック85とはピン102,103、ローデ
ィングポストリンク104で連結されている。そして、駆
動ギヤ95,96は、ギヤ列105を介してローディングモータ
106により駆動されるようになっている。
しかして、移動ブロック84,85を非ローディング位置に
おいて駆動ギヤ95が反時計方向に、駆動ギヤ96が時計方
向に(以下この方向をローディング方向という)回動さ
れると、移動ブロック84,85がローディング完了位置方
向に向けて移動する。また、移動ブロック84,85をロー
ディング完了位置において駆動ギヤ95が時計方向に、駆
動ギヤ96が反時計方向に回動されると、移動ブロック8
4,85が非ローディング位置方向へ向けて移動する。
なお、上記の構成において駆動ギヤ95,96は、ローディ
ング方向に回動して移動ブロック84,85をローディング
完了位置に至らせた場合に、その後移動ブロック84,85
をその位置においたままさらに一定角度ローディング方
向に回動することができるようになっている。
F.ピンチローラ(第3図、第4図、第6図) シャーシ50上面の右端部には支持軸109が固定されてお
り、この支持軸109にはピンチローラアーム110、補助ア
ーム111の一端部が回動自在に取り付けられている。ピ
ンチローラアーム110の他端部には支持軸112が固定され
ており、支持軸112にはピンチローラ113が回転自在に支
持されている。支持軸112の下端部はピンチローラアー
ム110の下方に突出しており、その突出端部にはガイド
ポストアーム114の一端部が回動自在に取り付けられて
いる。ガイドポストアーム114の他端部には移動ガイド
ポスト115が固定されている。移動ガイドポスト115の下
端部はガイドポストアーム114の下方に突出しており、
その突出端部はシャーシ50の上面に形成された溝カム11
6内に挿入されている。補助アーム111には下方へ突出す
るピン117が固定されており、ピン117はシャーシ50に形
成された長孔118を通して駆動ギヤ96のカム部98に係合
することができるようになっている。ピンチローラアー
ム110の補助アーム111とは一体的に回動するように構成
されており、これらアームはスプリング119によって第
4図中時計方向に付勢されている。ここで、ピンチロー
ラアーム110の回動端は、第4図に示す非ローディング
位置において、移動ブロック85に係合している。
しかして、上記のピンチローラアーム110は、移動ブロ
ック85の移動、駆動ギヤ96のカム部98の回動に従動して
回動するようになっている。
G.テープテンション機構(第3図、第4図、第6図、) 121はテープテンション機構である。このテープテンシ
ョン機構121は、プレイモード時に、所定の通路を走行
する磁気テープに一定のバックテンションを付与する機
構であり、次のように構成されている。
シャーシ50上面の左端部には支持軸122が固定されてお
り、この支持軸122にはテンション調整アーム123の一端
部が回動自在に取り付けられている。テンション調整ア
ーム123は釣針状に形成されたものであって、その一端
部寄り部分には係合軸部124が形成され、他端部にはテ
ンション調整ピン125が固定されている。また、テンシ
ョン調整アーム123の一端部には係合突起126が形成され
ており、この係合突起126とシャーシ50に形成された係
合突起127との間にはスプリング128が張設されている。
この構成によりテンション調整アーム123は反時計方向
に付勢されており、非ローディング時においてはテンシ
ョン調整ピン125が移動ブロック84に係合している。ま
た、シャーシ50の支持軸122の前方には、軸部129を有す
る支持部材130が取り付けられている。
テンション付与バンド143は、両端にそれぞれ取付部材1
44,144が固定され、中間部がバンド本体となっている。
取付部材144,144は先端に断面略C字状の嵌合部を有す
る合成樹脂成形体である。テンション付与バンド143
は、その一端が取付部材144の嵌合部を介してテンショ
ン調整アーム123の係合軸部124に嵌合取付され、バンド
本体がリール台60のドラム部に巻き付けられ、他端が取
付部材144の嵌合部を介して支持部材130の軸部129に嵌
合取付されている。
一方、第6図に示すように、シャーシ50下面の駆動ギヤ
95が支持されている支持軸93の左側方には支持軸145が
固定されており、支持軸145にはく字状のアーム146が回
転自在に取り付けられている。アーム146にはその一端
部にピン147が下方に突出するように固定され、他端部
にピン148が上方に突出するように固定されている。ピ
ン147は駆動ギヤ95のカム部97内に挿入されており、ピ
ン148はシャーシ50に形成された長孔149を通して同シャ
ーシ50の上方に突出している。
上記のアーム146は駆動ギヤ95が回動したときにピン147
がカム部97に案内されることによって回動し、ピン148
を長孔149内で左右に移動させる。ここで、ピン148は、
後述するようにテンション調整アーム123の自由端の位
置を規制するように作用する。
H.ブレーキ機構(第1図(A)〜(C)、第2図ないし
第4図、第6図) 152はブレーキ機構である。このブレーキ機構152は、こ
のテープレコーダの各モードに応じてリール台60、61の
いずれか一方または双方を回転不可能に拘束するもので
あり、次のように構成されている。
第3図、第4図に示すように、シャーシ50の前端部には
第1の支持軸153および第2の支持軸154が固定されてい
る。そして、これらの第1の支持軸153および第2の支
持軸154は、第1図(A)に示すように、リール台60,61
の外周面の外側で、かつリール台60,61の支持軸58,59間
方向に略平行な仮想線155上に一定間隔をおいて配設さ
れている。また、第1の支持軸153には第1のブレーキ
レバー156が回動自在に支持され、第2の支持軸154には
第2のブレーキレバー157が回動自在かつ一定範囲上記
仮想線155方向に移動自在に支持されている。
第1のブレーキレバー156と第2のブレーキレバー157の
構造、およびその取付状態は第1図(A)および第2図
に示されている。
これらの図に示すように、第1のブレーキレバー156
は、第1の杆部158、第2の杆部159、突出部160を有す
るもので、これら各部の基端部161が支持軸153に回動自
在に支持されている。第1の杆部158は第1の支持軸153
から第2の支持軸154方向へ延びており、その一側面に
は直線的に延びるカム面162に連続し傾斜して延びるカ
ム面163が形成され、かつその先端部下面にはピン164が
固定されている。第2の杆部159は第1の支持軸153から
リール台60,61間方向へ延びており、その先端部一側面
にはブレーキパッド165が固定されている。突出部160は
基端部161から前方へ延びており、その先端部には係合
凹部166が形成されている。基端部161には孔167が形成
されており、同孔167内に第1の支持軸153が位置してい
る。この第1のブレーキレバー156が回動されたときに
は、第2の杆部159に固定されたブレーキパッド165がリ
ール台60の外周面に対して当接、離間する。
第2のブレーキレバー157は、第3の杆部170、第4の杆
部171、突出部172を有するもので、これら各部の基端部
173が支持軸154に回動自在、かつ一定範囲仮想線155方
向に移動自在に支持されている。第3の杆部170は第2
の支持軸154から第1の支持軸153方向へ延びており、そ
の先端部には傾斜面174、突出部175、長孔176が形成さ
れている。ここで、上記の長孔176内には、第1のブレ
ーキレバー156の第1の杆部158に固定されたピン164が
挿入されている。第4の杆部171は第2の支持軸154から
リール台60,61間方向へ延びており、その先端部一側面
にはブレーキパッド177が固定されている。突出部172は
基端部173から前方へ延びており、その先端部には係合
凹部178が形成されている。基端部173には長孔179が形
成されており、同長孔179内に第2の支持軸154が位置し
ている。この第2のブレーキレバー157が回動、または
仮想線155方向に移動した場合には、第4の杆部171に固
定されたブレーキパッド177がリール台61の外周面に対
して当接、離間する。
第1のブレーキレバー156の突出部160に形成された係合
凹部166と、第2のブレーキレバー157の突出部172に形
成された係合凹部178との間にはスプリング180(付勢部
材)が張設されており、このスプリング180によって第
1のブレーキレバー156は反時計方向に付勢され、第2
のブレーキレバー157は時計方向に付勢されると共に左
方向に付勢されている。
シャーシ50の上面で第1のブレーキレバー156、第2の
ブレーキレバー157の下方にはスライド板181が配設され
ている。スライド板181には、長孔182,183,184が形成さ
れると共にピン185が固定されている。上記の長孔182内
には第1のブレーキレバー156の基端部161が位置し、長
孔183内にはシャーシ50に固定されたピン186が位置して
いる。この構成のもとにスライド板181は基端部161、ピ
ン186をガイドとして一定範囲左右方向(仮想線155方
向)に移動自在である。上記ピン185は、第1図(A)
に示す状態において、スプリング180の付勢力に抗して
上記第1の杆部158のカム面162、および上記第3の杆部
170に形成された突出部175の側面に係合している。
一方、第6図に示すようにシャーシ50下面の前端左隈に
は支持軸189が固定されており、この支持軸189には駆動
ギヤ95と噛み合うブレーキ用ギヤ190が回転自在に取り
付けられている。ブレーキ用ギヤ190の上面にはガイド
部191,192を有する溝カム193が形成されている。また、
シャーシ50下面の支持軸189の近傍には支持軸194が固定
されており、支持軸194にはアーム195の一端部が回動自
在に取り付けられている。アーム195には、その中間部
に上記溝カム193内に突出するピン196が固定され、他端
部に上方に突出するピン197が固定されている。ピン197
は、第1図(A)、第2図に示すように、シャーシ50に
形成された長孔198を通して同シャーシ50の上方に突出
し、上記スライド板181の長孔184内に挿入されている。
上記の構成において、ブレーキ用ギヤ190が回転した場
合にはピン196が溝カム193内を走行する。ここで、アー
ム195は、ピン196がガイド部191内を走行するときに第
6図に示す位置に停止して位置し、ピン196がガイド部1
92内を走行するときに時計方向、反時計方向に回動す
る。このアーム195が回動した場合には、第1図(A)
に示すピン197が回動してスライド板181が左右方向に移
動し、ピン185が左右方向に移動する。ピン185が左右方
向に移動すると、このピン185に従動して第1のブレー
キレバー156および第2のブレーキレバー157が回動また
は上記仮想線方向に移動する。
第1図(A)は、ピン185が最も右に位置した状態を示
しており、この状態で第1のブレーキレバー156のブレ
ーキパッド165はリール台60の外周面から離間して位置
し、第2のブレーキレバー157のブレーキパッド177はリ
ール台61の外周面に圧接している。したがって、このと
きリール台60は解放状態におかれ、リール台61はブレー
キがかけられることによって回転不可能な状態におかれ
ている。この状態から第1図(B)に示すようにピン18
5が僅かに左方に移動すると、突出部175がこれに追従し
て第2のブレーキレバー157が僅か左方に移動し、ブレ
ーキパッド177がリール台61の外周面から離間する。し
たがって、このときリール台60,61は、共にブレーキが
かけられていない解放状態におかれる。そして、この状
態からさらに第1図(C)に示すようにピン185が左方
に移動すると、突出部175がこれに追従して第2のブレ
ーキレバー157が左方に移動し、この第2のブレーキレ
バー157のカム面174が、第1のブレーキレバー156のカ
ム面163と合致する。ここで、第1のブレーキレバー156
および第2のブレーキレバー157は、カム面163,174をピ
ン185に摺接させつつスプリング180の付勢力によって回
動する。この場合、第1のブレーキレ156は反時計方向
に回動し、第2のブレーキレバー157は時計方向に回動
する。これによって、第1のブレーキレバー156のブレ
ーキパッド165がリール台60の外周面に当接し、第2の
ブレーキレバー157のブレーキパッド177がリール台61の
外周面に圧接する。したがって、このときリール台60,6
1の双方にブレーキがかけられ、これらリール台60,61が
回転不可能な状態におかれる。
上記のようにこのブレーキ機構152では、リール台61の
みにブレーキをかける状態(第1図(A)に示す状
態)、リール台60,61の双方を解放しておく状態(第1
図(B)に示す状態)、リール台60,61の双方にブレー
キをかける状態(第1図(C)に示す状態)、の3つの
状態が得られるようになっている。この3つの状態は、
このテープレコーダの各モードに応じてブレーキ用ギヤ
190が回動変位することによって得られるようになって
いる。
I.その他の構成(第3図、第4図) テンション調整アーム123を支持する支持軸122の右後方
およびキャプスタン79の前方にはテープカセットガイド
ピン300,301が立設されている。これらのテープカセッ
トガイドピン300,301は、設置にテープカセット67が装
填されたときに該テープカセット67の位置決めを行うも
のである。
また、シャーシ50上面の左端後方寄り部分には、長孔14
9を挾むように固定ガイドポスト302,303が立設されてい
る。
また、第4図においてテープカセット67は、カセットケ
ース304内に磁気テープ90を内蔵させてなるものであ
る。カセットケース304の前面側、すなわちテープレコ
ーダに装着された状態においてヘッドドラム70を向く側
には磁気テープ90を引き出すための凹部305が形成され
ている。この凹部305は、図示しない開閉自在な蓋体に
より覆われている。また、カセットケース304内には図
示しない2つのテープリール、すなわち供給側テープリ
ールと巻取側テープリールが回転自在に配設されてお
り、磁気テープ90は供給側テープリール側からテープ出
口306を経て凹部305の前方を通り、テープ出口307を通
って巻取側テープリールに巻回されている。また、カセ
ットケース304の下面には、テープレコーダのテープカ
セットガイドピン300,301が挿入される図示しない位置
決め孔が形成されている。
J.テープレコーダの動作(第1図(A)〜(C)、第4
図、第6図、第7図) 上記のように構成されたテープレコーダにおいては、テ
ープカセット67による信号の記録、再生動作が次のよう
にして行なわれる。
まず、テープレコーダにテープカセット67を装着する
と、該テープカセット67が図示しないテープカセットロ
ーディング機構によって移送され、このテープカセット
67が第4図に示す位置に装填されてその供給側リール、
巻取側リールがリール台60,61によって駆動され得る状
態となる。
上記のようにテープカセット67のローディングが完了し
た状態において、テープローディングポスト86A,86B、
傾斜ガイドポスト87A,87B、ピンチローラ113、移動ガイ
ドポスト115は、第4図に示すようにテープカセット67
の凹部305内であって、テープカセット67の前部に引き
出された磁気テープ90の内側に位置している。また、こ
のときブレーキ機構152は、第1図(A)に示すよう
に、第2のブレーキレバー157のブレーキパッド177がリ
ール台61の外周面に圧接することによりリール台61を回
転不可能に拘束している。
テープカセット67のローディングが完了すると、第6図
に示すローディングモータ106が回転することによって
駆動ギヤ95,96がローディング方向に回動する。
駆動ギヤ95,96が上記の方向に回動すると、移動ブロッ
ク84,85が後方へ移動し、テープローディングポスト86
A,86Bが磁気テープ90を後方へ引き出しつつこれをヘッ
ドドラム70に巻き付ける。
このときピンチローラアーム110は、その回動端が移動
ブロック85に係合した状態でスプリング119により時計
方向に付勢されているため、移動ブロック85の動きに追
従して時計方向に回動し、ピンチローラ113をキャプス
タン79方向へ移動させる。ピンチローラアーム110が上
記の方向に回動すると、ガイドポストアーム114が回動
しながら移動ガイドポスト115が溝カム116に案内されて
右後方へ移動し、この移動ガイドポスト115はピンチロ
ーラ113に先行して磁気テープ90を右後方のキャプスタ
ン79方向へ移動させる。ピンチローラアーム110はその
回動端が移動ブロック85から離れた時点で一旦停止し、
このとき補助アーム111に固定されたピン117は駆動ギヤ
96に形成されたカム部98に当接する。
また、移動ブロック84が後方へ移動したとき、テンショ
ン調整ピン125を移動ブロック84に係合させた状態でス
プリング128により反時計方向に付勢されているテンシ
ョン調整アーム123は、移動ブロック84の動きに追従し
て反時計方向に回動し、その回動端部が長孔149の右端
部に位置する148に当接してその位置に停止する。
後方へ移動する移動ブロック84,85は、最終的に位置決
めピン88,89が位置決め板57,57の溝56,56に係合した時
点で移動を停止し、ローディング完了位置に位置決めさ
れる。一方、移動ブロック84,85が上記のように移動す
る際には、駆動ギヤ96の回動に従って補助アーム111に
固定されたピン117がカム部98に案内され、これによっ
てピンチローラアーム110が補助アーム111と一体的に時
計方向に回動し、ピンチローラ113がよりキャプスタン7
9に接近すると共に移動ガイドポスト115が右方向に移動
する。
そして、移動ブロック84,85がローディング完了位置に
至る寸前、ブレーキ機構152の第2のブレーキレバー157
は、リール台61の拘束を解除すべく回動し、第1図
(B)に示すような状態となる。この状態は、テープレ
コーダがテープの早送り、巻戻し等を行うFF・RWDモー
ドに該当している。このFF・RWDモードにおいて、ピン
チローラ113はキャプスタン79に対して一定寸法離間し
て位置しており、また、テンション調整ピン125は、磁
気テープ90に対して一定寸法離間して位置している。
通常のテープローディング動作では、このFF・RWDモー
ドに該当する状態を経た後、さらにローディングモータ
106は回転し続け、駆動ギヤ95,96がさらに一定量回動す
る。駆動ギヤ95,96が所定量回動した時点で、ブレーキ
機構152の第1のブレーキレバー156および第2のブレー
キレバー157は、リール台60,61を共に拘束するように回
動し、第1図(C)に示すような状態となる。これがテ
ープレコーダのストップモードに該当し、これでローデ
ィング動作が完了となる。なお、上記FF・RWDモードか
らストップモードまでの間の動作では、ピンチローラ11
3の状態は何等変化せず、テンション調整ピン125の位置
が磁気テープ90に対して離間する方向に僅かに移動する
だけである。
このストップモードにおいて、信号の記録または再生指
令がなされると、ローディングモータ106がさらに一定
量回転し、駆動ギヤ95,96が一定量ローディング方向に
回動する。駆動ギヤ95が上記のように回動すると、この
駆動ギヤ95に形成されたカム部97がアーム146に固定さ
れたピン147を案内し、これによってアーム146が反時計
方向に回動してこのアーム146に固定されたピン148が長
孔149内の左端部移動する。ピン148が上記のように移動
すると、このピン148に係合していたテンション調整ア
ーム123がスプリング128の付勢力によって一定量反時計
方向に回動し、これによってテンション調整ピン125が
一定量左方に移動する。ここでテンション調整ピン125
は、固定ガイドポスト302,303間の磁気テープ90をく字
状に引張し、磁気テープ90に所定のテンションを付与す
る。
また、駆動ギヤ96が上記のように回動すると、この駆動
ギヤ96に形成されたカム部98が補助アーム111に固定さ
れたピン117を案内し、これによって補助アーム111と一
体的にピンチローラアーム110がスプリング119の付勢力
によって時計方向に回動し、しかしてピンチローラ113
が磁気テープ90を中においた状態でキャプスタン79に圧
接する。
上記のように駆動ギヤ95,96が回動したときブレーキ機
構152は、再びリール台60,61双方の拘束を解き、第1図
(B)に示すような状態となる。
この状態は、第7図に示すプレイモードに該当する。こ
の状態においてテープカセット67の磁気テープ90は、カ
セットケース304の左端部から引き出された後固定ガイ
ドポスト302、テンション調整ピン125、固定ガイドポス
ト303に接触して後方へ延び、その後テープローディン
グポスト86Aに巻付けられて折り返された後傾斜ガイド
ポスト87Aに接触し、ヘッドドラム70に巻付られてい
る。そしてヘッドドラム70に巻付けられた後傾斜ガイド
ポスト87Bに接触し、テープローディングポスト86Bに巻
付けられて折り返され、さらにキャプスタン79とピンチ
ローラ113との間を通った後移動ガイドポスト115に接触
してカセットケース304の右端部内に導入されている。
そして、上記の状態でリール台駆動用モータ68、キャプ
スタン駆動用モータ80、ヘッドドラム70が駆動され、キ
ャプスタン79およびピンチローラ113によって磁気テー
プ90が定速走行せしめられ、リール台61が駆動されるこ
とによって該磁気テープ90が巻取側リールに巻き取ら
れ、ヘッドドラム70の上ドラム71が回転することによっ
て信号の記録、または再生がなされる。
上記の信号の記録または再生動作において、磁気テープ
90の張力はテープテンション機構121によって一定に保
たれる。すなわち、磁気テープ90に加わる張力が規定の
張力より弱かったり強かったりした場合にはテンション
調整ピン125が左右方向に移動し、これによりテンショ
ン調整アーム123が回動してリール台60のドラム部64に
対するバンド143の圧接強さが加減され、これによって
リール台60の負荷が加減されて磁気テープ90の張力が規
定の張力に設定される。
また、ストップモードの状態からテープの早送り、また
は巻戻し指令がなされると、ローディングモータ106は
逆方向に所定量回転し、これにより駆動ギヤ95,96も逆
方向に所定量戻り、ブレーキ機構152は前述した第1図
(B)に示すようなFF・RWDモードに該当する状態とな
る。
「発明の効果」 この発明によれば、テープレコーダの各モードに応じて
2つのリール台のいずれか一方または双方を回転不可能
に拘束する機構を、第1および第2のブレーキレバー
と、これらのレバーを所定の方向に付勢する付勢部材
と、第1および第2のブレーキレバーに形成されている
カム面に係合するピンとにより構成したので、ブレーキ
機構全体の構成が極めて簡単となって同機構を安価に提
供できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの発明によるブレーキ機構(一
実施例)を備えたテープレコーダの構成を示す図であっ
て、第1図(A)〜(C)はブレーキ機構の動作説明
図、第2図はブレーキ機構の分解斜視図、第3図はテー
プレコーダの斜視図、第4図は同平面図、第5図は同底
面図、第6図はテープレコーダの駆動系の平面図、第7
図はローディング完了状態におけるテープローディング
機構の平面図である。第8図は従来のブレーキ機構の平
面図である。 58,59……支持軸、60……供給側リール台、61……巻取
側リール台、90……磁気テープ、152……ブレーキ機
構、153……第1の支持軸、154……第2の支持軸、155
……仮想線、156……第1のブレーキレバー、157……第
2のブレーキレバー、158……第1の杆部、159……第2
の杆部、170……第3の杆部、171……第4の杆部、180
……付勢部材、185……ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給側リール台と巻取側リール台とにより
    磁気テープを走行させるテープ駆動装置に付設され、所
    定のモードに応じて上記2つのリール台のいずれか一方
    または双方を回転不可能に拘束するブレーキ機構であっ
    て、 上記2つのリール台の外周面の外側で、かつ上記2つの
    リール台の支持軸間方向に略平行な仮想線上に一定間隔
    をおいて配設された第1、第2の支持軸と、 上記第1の支持軸に回動自在に支持され、上記第1の支
    持軸から上記第2の支持軸方向に延びる第1の杆部と、
    上記第1の支持軸から上記2つのリール台間方向に延
    び、その回動によって一方のリール台の外周面に対して
    当接、離間する第2の杆部とを有する第1のブレーキレ
    バーと、 上記第2の支持軸に回動自在かつ一定範囲上記仮想線方
    向に移動自在に支持され、上記第2の支持軸から上記第
    1の支持軸方向に延びる第3の杆部と、上記第2の支持
    軸から上記2つのリール台間方向に延び、その回動また
    は上記仮想線方向への移動によって他方のリール台の外
    周面に対して当接、離間する第4の杆部とを有する第2
    のブレーキレバーと、 上記第1のブレーキレバーを上記第2の杆部が上記一方
    のリール台の外周面に当接する方向に付勢し、かつ上記
    第2のブレーキレバーを上記第4の杆部が上記他方のリ
    ール台の外周面に当接する方向に付勢すると共にこの第
    2のブレーキレバーを上記第1の支持軸方向に付勢する
    付勢部材と、 所定のモードに応じて上記仮想線方向に往復動させられ
    て、上記第1の支持軸側に最も変位した第1の位置と、
    上記第2の支持軸側に最も変位した第3の位置と、上記
    第1と第3の位置の中間に位置する第2の位置のいずれ
    かに位置させられるとともに、上記第1の杆部に設けら
    れた第1のカム面および上記第3の杆部に設けられた第
    2のカム面とにそれぞれ摺接するようにされたピンと を備えてなり、 上記第1のカム面が、上記ピンが第2および第3の位置
    にあるときには上記第1の杆部の回動を規制するが、上
    記ピンが第1の位置にある時には上記第2の杆部が上記
    一方のリール台の外周面に当接するまで上記第1の杆部
    の回動を許容するように形成され、 かつ上記第2のカム面が、上記ピンが第3の位置にある
    ときには上記第4の杆部が上記他方のリール台の外周面
    に当接し、かつ上記ピンが第2の位置にあるときには上
    記第4の杆部が上記他方のリール台の外周面から離間す
    るように上記第3の杆部を上記仮想線方向に位置決めす
    るとともに、上記ピンが第1の位置にあるときには上記
    第4の杆部が上記他方のリール台の外周面に当接するま
    で上記第3の杆部の回動を許容するように形成されてい
    る ことを特徴とするテープ駆動装置のブレーキ機構。
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