JPH068213Y2 - キー装置 - Google Patents

キー装置

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JPH068213Y2
JPH068213Y2 JP1988106434U JP10643488U JPH068213Y2 JP H068213 Y2 JPH068213 Y2 JP H068213Y2 JP 1988106434 U JP1988106434 U JP 1988106434U JP 10643488 U JP10643488 U JP 10643488U JP H068213 Y2 JPH068213 Y2 JP H068213Y2
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JP
Japan
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key
shank
case body
key shank
circuit
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JP1988106434U
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JPH0227471U (ja
Inventor
恒徳 矢野
勉 栗田
正彦 末吉
信行 鬼束
Original Assignee
株式会社本田ロック
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、特定のコード信号を送信する電子回路を内蔵
したケース体を機械式のロック装置を作動させるキーシ
ャンクの基端部に固着してなるキー装置に関する。
〈従来の技術〉 機械的な暗号(キーの輪郭形状)と、電気的な暗号(デ
ィジタルパルス)とを併用してロック装置の操作を行な
うようにしたキー装置が、種々提案されている。これに
よれば、複製キーの使用あるいはピッキング(不正解
錠)を困難なものとし、盗難防止をより一層確実化し得
ると共に、ドアなどのロック装置を遠隔操作することが
可能である。
このようなキー装置にあっては、シリンダ錠などの機械
式ロック装置の施錠・解錠を在来形式のキーと同様に行
なえ、かつ携帯の妨げにならないようなものであること
が望ましく、一般的にキーの握りの部分に電子回路を内
蔵するようにしている。
キーの握りの部分に電子回路を内蔵する構造としては、
例えば特開昭60−207582号公報に開示されてい
るような、キー山が形成されたキーシャンクの基部に電
子回路の収容部を凹設し、2つ割りに形成されたカバー
にて、キーシャンクの基部と共に電子回路の収容部を覆
うようにした構造や、あるいは、実開昭61−1154
66号公報に開示されているような、キーシャンクの基
部を2つ割りのケースにて両面から挟み込み、ケース内
の空隙に電子回路を収容するようにした構造などが提案
されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかるに、上記した構造によると、両者はともに2つ割
りのケースにてキーシャンクの基部を挟み込むものであ
ることから、ケースをキーシャンクの基部に固着するに
当り、ビス止め等をせねばならず、作業性が悪く、更に
キーの把持部にビス孔が露出して、手触り感やデザイン
が損われるという難点がある。また、2つ割りに形成さ
れたケースの半体同士の接合面のシール性が問題となり
得る。
本考案は、このような先行技術の難点を解消すべくなさ
れたものであり、その主な目的は、組立作業性及びシー
ル性に優れ、しかも剛性が高くかつデザイン性の高い把
持部を構成し得るケース体の構造を備えたキー装置を提
供することにある。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、特定のコード信号
を送信する電子回路を内蔵したケース体を機械式のロッ
ク装置を作動させるキーシャンクの基端部に固着してな
るキー装置であって、前記ケース本体が、一方が開口し
た中空部を有する偏平な有底筒状体と、該筒状体の開口
を閉塞すると共に前記キーシャンクが挿通された蓋体と
からなり、前記キーシャンクの基端部が、概ね前記中空
部の内幅一杯の幅に形成されることを特徴とするキー装
置を提供することにより達成される。
〈作用〉 このように、キーシャンクが挿通された蓋体にて有底筒
状のケース体の開口を閉塞するようにすれば、開口を蓋
体にて塞ぐことをもってケース体とキーシャンクとが一
体化されるので、キーシャンクの基端部を概ね中空部の
内副一杯の幅に形成したことと相俟って、キーの把持部
の剛性が高まる。また、ケース体が筒状をなすので、O
リング等を用いて容易にシールすることができる。更に
は、ビスなどが把持部に露出しないので、手触り感及び
デザインが向上する。
〈実施例〉 以下、本考案の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1〜3図は、本考案に基づき構成された車輌用キー装
置を示している。このキー装置1は、公知のシリンダ錠
からなるロック装置の施錠・解錠を行なうための所定の
キー山2aを形成してなるキーシャンク2と、キーシャ
ンク基部2bに設けられた回路基板3と、回路基板3の
全面を覆うためのケース体4と、ケース体4の開口5を
閉塞すると同時にケース体4とキーシャンク2とを連結
する蓋体6とからなっている。
キーシャンク2は、金属板からなり、基本的には、従来
の機械式キーと何等変わるところはないが、在来のキー
の握りに相当するキーシャンク基部2bの両面に亘り、
前記した回路基板3が貼着されている。
回路基板3は、LSIあるいはICチップなどからなる
コード発進回路7及び押釦スイッチ8が実装された可撓
性を有するフィルム状プリント基板からなり、キーシャ
ンク基部2bの両面を覆うように折り畳まれている。そ
してコード発進回路などの反対側の面には、充放電可能
な内蔵電池9を含む電源部が形成されている。
ケース体4は、偏平な有底筒状をなし、合成樹脂材など
にて一体成形されており、回路基板3が貼着されたキー
シャンク基部2bの端部にその開口5を臨ませて、キー
シャンク基部2bの全体をその内部に収容し得るように
されている。また、このケース体4の周壁に於ける押釦
スイッチ8に対応する部分には、ゴム材など可撓性に富
む材料にて形成されたタッチ部10が設けられており、
ケース体4の外面から押釦スイッチ8を操作することが
できるようにされている。
蓋体6は、透光性樹脂材にて形成されており、中央部に
キーシャンク2を挿通し得る偏平な孔11が開設される
と共に、一方にケース体4の開口5に比較的密接に嵌合
し得る印籠部12が形成され、他方にキーシャンク2の
側縁に沿う一対の脚片13が突設されている。この蓋体
6の印籠部12の内側に於ける両脚片13の基部側に
は、窪み12aがそれぞれ凹設されており、この窪み1
2a内には、LED等の発光素子14が、ゴム材からな
るグロメット15を介してそれぞれ埋設されている。
両脚片13の外周面には、部分円筒状をなす電極16が
貼着されている。そして両脚片13の互いの対向面に
は、凹溝17が形成されており、キーシャンク2の基部
側の側縁に形成された突条18と係合し得るようにされ
ている。これら凹溝17と突条18との脚片13遊端側
の係合端Aは、第2図に示すように互いに鋭角にされて
おり、これにより脚片13が、外側に変形することのな
いようにされている。
このように形成されたキー装置1を組立てるに際して
は、あらかじめ発光素子14が組み付けられたグロメッ
ト15を窪み12a内に嵌着する。このとき、キーシャ
ンク2の軸線に対する発光素子14の光軸中心Lは、第
2図に符号Bで示すように、幾分か拡散方向を向く所定
角度となるようにされている。
次に、蓋体6の孔11内にキーシャンク2を挿通し、脚
片13の凹溝17にキーシャンク側縁の突条18を係合
させる。これにより、キーシャンク2と蓋体6との相対
位置が決まると同時に、発光素子14のリード端子14
a及び電極16のリード端子16aと回路基板3上のプ
リントパターン3aとが、互いに電気的に接続される。
この状態にてハンダ付けを施すことにより、各リード端
子14a・16aがプリント基板3上に固定される。
次に、Oリング19を介装した上で、蓋体6の印籠部1
2外周にケース体4の開口5を嵌合する。この時、第3
図に示すように、ケース体4と蓋体6との間に形成され
た凸部4aと凹部6aとが係合することをもって、ケー
ス体4と蓋体6とが互いに結合する。
このようにして、キーシャンク2とケース体4とが、蓋
体6を介して一体的に結合される。
第4図は、上記したキー装置1を用いた車輌用エンジン
制御回路の一部を模式的に示している。車輌のステアリ
ングコラム21には、ステアリングロックと一体をなす
イグニッションスイッチとしてのキースイッチ22が設
けられている。
キースイッチ22は、差込まれた状態のキーシャンク2
の基部に位置した両電極16と弾発的に接触可能なよう
に設けられた一対の端子23及び、発光素子14からの
光を受光すべく設けられた、例えばフォトトランジスタ
からなる受光素子24を有している。これら端子23及
び受光素子24は、車輌に設けられた制御ユニット25
にそれぞれ接続されている。そして制御ユニット25に
は、電源としての車載バッテリ26と、エンジンを始動
するためのスタータ回路27と、エンジン回転を制御す
るためのイグニッション回路28とがそれぞれ接続され
ている。
キースイッチ22には、前記したスタータ回路27・イ
グニッション回路28、及び図示されないその他の車載
機器を作動させるために、公知形式の車輌用キースイッ
チと同様に、「LOCK」・「OFF」・「ACC」・
「ON」・「ST」の各位置が設定されると共に、キー
装置1の回動位置に応じて閉成する機械的な接点を有し
ている。また、受光素子24は、例えば「LOCK」位
置に配設されている。
このように構成されたキースイッチ22を作動させるに
あたり、キー装置1をキースイッチ22に挿入すると、
蓋体6の脚片13に設けられた電極16とキースイッチ
22の端子23とが互いに接触する。すると、蓋体6に
内設されたコード発信回路7に対し、端子23及び電極
16を介して制御ユニット25から発光指令が発せられ
る。これにより、コード化された発光信号が発光素子1
4より発信される。このコード信号を受光素子24が受
信し、制御ユニット25に於いてこのコード信号と制御
ユニット25内に記憶されたコードとを照合する。そし
てこれらの一致することが確認された場合には、制御ユ
ニット25からスタータ回路27及びイグニッション回
路28に対し、補助的なオン信号が出力される。これに
より、キーシャンク2の位置に対応したキースイッチ2
2のスイッチ回路の閉成に応じて各回路が作動し、エン
ジンが始動する。このとき、発光素子14のコード信号
と制御ユニット25が記憶しているコードとが一致しな
い場合には、補助的なオン信号が出力されず、警報が発
せられる。上記した補助的なオン信号は、キースイッチ
22からキー装置1を引き抜くまで保持される。
また、キースイッチ22が「ON」位置にあるときに
は、電極16と端子23との接触にて、制御ユニット2
5を介してバッテリ26の電圧がキー装置1側の内蔵電
池9に印加され、内蔵電池9に対して充電電流が供給さ
れる。
ドアロックあるいはトランクリッドなどについては、キ
ー孔の近傍に受光素子を配設しておき、ケース体4のタ
ッチ部10を押し込むことにより出力される押釦スイッ
チ8の信号にて発光素子14からコード信号を送信し、
別途図示されないアクチュエータにてロック装置の施錠
・解錠を行うようにすることができる。
さて、上記したキー装置1は、携行の都合から、可及的
に小形であることが望ましく、同時に使用時の捩りトル
クに耐え得るように、キーシャンク2とケース体4との
間の結合強度が可及的に高いことが望ましい。そこで本
考案に於いては、ケース体4を一体成形すると共に、そ
の開口5を閉塞する蓋体6に形成された孔11にキーシ
ャンク2を挿通することにより、まずキーシャンク2と
蓋体6とを強固に結合し、更に蓋体6とケース体4とを
Oリング19を介して印籠嵌合することにより、把持部
としてのケース体4の強度を確保するようにしている。
と同時に、キーシャンク2の基端部の幅寸法を、概ねケ
ース体4の内幅一杯の寸法に形成することにより、キー
を回転操作する際の捩りトルクをケース体4を介してキ
ーシャンク2で受けられるようにして、キーの捩り剛性
を高めるようにしている。
尚、キー装置1の一対の発光素子14は、軸線に対して
対称な位置に配設されているが、これはキーシャンク2
の差込み方向を可逆とするためのものである。また、上
記実施例に於いては、充電池を内蔵するものについて説
明したが、これは電池交換式であっても同様に適用し得
ることは云うまでもない。
以上、本考案の一実施例を車輌のイグニッションスイッ
チを操作するものについて詳細に説明したが、本考案
は、この他の制御機器のためのキースイッチ、あるい
は、家屋、収納庫などに用いることも可能である。
〈考案の効果〉 このように本考案によれば、キーの握り部を形成する電
子回路の収納ケースの形状を、一体成形された筒状体と
し、この筒状体の開口をキーシャンクが挿通された蓋体
で閉塞するようにすると共に、キーシャンクの基端部の
幅寸法を、ケース体の内幅一杯の寸法に形成したことか
ら、高い捩り剛性を比較的容易に得ることができる。し
かもケース体と蓋体との嵌合部を印籠構造とすることに
より、組付けが容易に行なえ、しかも高いシール性を得
ることができる。また、上記実施例に示す構成を取るこ
とにより、キーシャンク基部に貼着した回路基板と関わ
りなくケース体の着脱が行なえることから、製造工数の
削減はもとより、電池交換等の保守性をも高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基づくキー装置の分解斜視図である。 第2図は同キー装置を一部切除して示す部分的な平面図
であり、第3図は同じく側面図である。 第4図は本考案の一応用例を示すブロック図である。 1……キー装置、2……キーシャンク 2a……キー山、2b……キーシャンク基部 3……回路基板、3a……プリントパターン 4……ケース体、5……開口 6……蓋体、7……コード発信回路 8……押釦スイッチ、9……内蔵電池 10……タッチ部、11……挿通孔 12……印籠部、12a……窪み 13……脚片、14……発光素子 14a……リード端子、15……グロメット 16……電極、16a……リード端子 17……凹溝、18……突状 19……Oリング 21……ステアリングコラム 22……キースイッチ、23……端子 24……受光素子、25……制御ユニット 26……バッテリー、27……スタータ回路 28……イグニッション回路
フロントページの続き (72)考案者 鬼束 信行 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下那珂字和田山 3700番地 株式会社本田ロック内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定のコード信号を送信する電子回路を内
    蔵したケース体を機械式のロック装置を作動させるキー
    シャンクの基端部に固着してなるキー装置であって、 前記ケース体が、一方が開口した中空部を有する偏平な
    有底筒状体と、該筒状体の開口を閉塞すると共に前記キ
    ーシャンクが挿通された蓋体とからなり、 前記キーシャンクの基端部が、概ね前記中空部の内幅一
    杯の幅に形成されることを特徴とするキー装置。
JP1988106434U 1988-08-11 1988-08-11 キー装置 Expired - Lifetime JPH068213Y2 (ja)

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JP1988106434U JPH068213Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11 キー装置

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JP1988106434U JPH068213Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11 キー装置

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JPH0227471U JPH0227471U (ja) 1990-02-22
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JPH0335823Y2 (ja) * 1984-12-28 1991-07-30

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