JPH0681754A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH0681754A
JPH0681754A JP4323480A JP32348092A JPH0681754A JP H0681754 A JPH0681754 A JP H0681754A JP 4323480 A JP4323480 A JP 4323480A JP 32348092 A JP32348092 A JP 32348092A JP H0681754 A JPH0681754 A JP H0681754A
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fuel
fuel spray
auxiliary air
spray
fuel injection
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JP4323480A
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Masanori Namiki
正則 並木
Kazuyoshi Mori
一祥 森
Hideo Kato
秀夫 加藤
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】燃焼改善、特にHCの低減、燃費の向上等を図
る。 【構成】燃料噴孔より噴射される燃料噴霧を、燃料噴霧
毎に導入する燃料噴霧ガイド孔51a、51bと、該燃
料噴霧ガイド孔51aと外部より導入された補助空気が
充填される環状隙間Cとを連通する補助空気噴孔52
a、52bと、同様に燃料噴霧ガイド孔51bと連通す
る補助空気噴孔52c、52dとが形成される。これに
より、燃料噴霧は、補助空気と衝突して微粒化延いては
霧化が促進されつつ、燃料噴霧ガイド孔に導入され、該
ガイド孔内壁により拡散が規制される。よって、燃料噴
霧の断面形状は最適に抑制されるので、吸気ポート内壁
への燃料の付着が低減されて、燃焼改善、特にHCの低
減、燃費の向上等を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用の燃料噴射
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】吸気ポートを1気筒当たり2本備えた内
燃機関に装着されて2本の吸気ポートに同時に燃料を噴
射できる構造を有した燃料噴射弁において、低温時にお
ける燃焼改善、特にHCの低減、燃費の向上等を図るこ
とを目的として、燃料噴霧の微粒化延いては霧化を促進
させると共に、吸気ポートのレイアウトに適合した燃料
噴霧の偏平断面形状を得られるように、補助空気通路を
燃料噴射軸を挟んで両側に形成し、該補助空気通路によ
り外部から導かれ噴出する補助空気と燃料噴霧とを衝突
させる構造を有する燃料噴射弁がある(実開平3─10
066)。
【0003】かかる燃料噴射弁の概略を図に基づいて説
明する。燃料噴射弁の概要を図9、図10に示す。図9
において、燃料噴射弁Fは弁体としてのニードルバルブ
11を摺動自在に嵌合保持するノズルボディ12と、該
ノズルボディ12を先端部に連結保持する第1ハウジン
グ13および該第1ハウジング13の後端部を連結保持
する第2ハウジング14と、これら第1、第2ハウジン
グ13、14内に保持されて、ニードルバルブ11を駆
動する電磁コイル15を備えている。
【0004】つづいて、燃料噴射弁Fの先端部分を拡大
したものを示す図10において、前記ノズルボディ12
の先端部に燃料噴孔板16を介してキャップ31が嵌挿
保持され、前記燃料噴孔板16には複数個の燃料噴孔が
形成されている。キャップ31には、外周壁に周溝35
aが形成され、該周溝35a下方のフランジ部35bと
燃料噴射弁Fを嵌挿保持するホルダ部41の下端フラン
ジ部41bとの間にシールリング42が装着されてい
る。
【0005】上下2本のシールリング19、42により
シールされる前記周溝35aとホルダ部41内壁との間
の環状隙間Cに開口して、図示しないスロットル弁上流
等からエアホース等を介して補助空気としての大気を前
記環状隙間Cに導く補助空気導入孔41aが、ホルダ部
41に形成されている。また、燃料噴孔板16に形成さ
れた燃料噴孔16a、16bの外側と、燃料噴孔16
c、16dの外側とに面したキャップ31の内周壁部分
に軸線方向に縦通する縦溝31a、31bと、該縦溝の
下端に連なって底壁の径方向に延び、その先端部で直角
方向に分岐する溝31c、31dが形成されている。さ
らに、前記縦溝31a、31b相互を上部で連通する周
溝31eが形成されると共に、前記各溝31c、31d
の分岐した両端部からキャップ31の底壁を所定の角度
で貫通する空気噴孔31f、31g、31h、31iが
形成されている。
【0006】そして、前記環状隙間Cと、前記一方の縦
溝31aとをキャップ31の周壁を貫通して連通する空
気入口31jが形成されている。ここで、前記空気入口
31j、縦溝31a、31b、溝31c、31d、空気
噴孔31f、31g、31h、31iが、補助空気導入
孔41a、環状隙間Cを介して外部から導かれた補助空
気を燃料の噴射軸を挟んで両側から噴出される補助空気
通路を構成する。
【0007】前記構造の燃料噴射弁Fは、燃料供給管の
途中に形成される筒状のホルダ部18に、先端部と下端
部とをシールリング19、20を介して嵌挿保持される
と共に、図5(A)、(B)に示すように、各気筒の2
本に分岐する吸気ポート21A、21Bの分岐点近傍の
外壁部分に装着されて、前記燃料噴孔から、2本の吸気
ポート21A、21B内に向けて2本の燃料噴霧が噴射
供給される。
【0008】このものにおいては、各吸気ポート21
A、22Bの先端部がシリンダ垂直方向に向かって大き
く屈曲した形状であるため、燃料噴射弁Fの噴射パター
ンは2本の吸気ポートの並び方向の噴霧角θ1 が、その
直角方向の噴霧角θ2 より大なる偏平断面形状であるこ
とが要求される。そのため、燃料噴孔16aと燃料噴孔
16bとから噴射される燃料噴霧同士は、図4(B)に
示すように相互に衝突し、ある程度断面形状を偏平化し
た一本の燃料噴霧を形成する(図4に示すθ1
θ2 )。同様に、燃料噴孔16cと燃料噴孔16dとか
ら噴射される燃料噴霧同士も衝突し、ある程度断面形状
を偏平化した1本の燃料噴霧を形成する。
【0009】さらに、スロットル弁上流側等からの大気
が補助空気として、補助空気導入孔41aから導かれ、
環状隙間Cから空気入口31jを通って、噴射弁内部に
導入される。そして、一方の縦溝31aから溝31cを
経て空気噴孔31f、31gから噴出するとともに、周
溝31eを介して他方の縦溝31bから溝31dを経て
空気噴孔31h、31iから噴出する。前記空気噴孔3
1f、31gから噴出した空気が、前記燃料噴孔16
a、16bから噴射される燃料噴霧を、その燃料噴射軸
の両側から挟み込むように噴出して、燃料噴霧と衝突
し、燃料噴霧の微粒化延いては霧化を促進する。
【0010】そして、前記燃料噴霧は空気噴孔31f、
31gから噴出する空気と衝突して該挟み方向の噴霧角
θ2'と、これと直角な方向の噴霧角θ1'の関係をθ1'>
θ2'とし、楕円断面の燃料噴霧形状を形成していた。ま
た、同様にして、空気噴孔31h、31iから噴出する
空気も、燃料噴孔16c、16dから噴出する燃料噴霧
を楕円断面の燃料噴霧形状を形成していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の燃料噴射弁の構造にあっては、噴出する補助空気
と燃料噴霧とを衝突させることにより、燃料噴霧は図4
のθ1'、θ2'に示すように偏平断面形状が過剰に広がっ
てしまっていた。すなわち、従来の燃料噴射弁の構造で
は、燃料噴霧の微粒化延いては霧化を促進させることは
可能であるが、燃料噴霧と補助空気との衝突により燃料
噴霧の断面が過剰に広がるため、吸気ポートのレイアウ
トに対して最適な燃料噴霧の断面形状を得るのことが難
しく、燃料噴霧が吸気ポート壁面へ衝突・付着するなど
して、補助空気との衝突による燃料噴霧の微粒化延いて
は霧化を阻害する結果となっていた。また、燃料噴霧の
断面の過剰な広がりを抑制すべく、燃料噴射量一定条件
下で補助空気の噴出量・噴出速度・噴出位置等を最適化
しても、負荷の変化に応じて燃料噴射量が増大する場合
には、偏平な広がりを抑制しきれず、全運転領域で良好
な断面形状を得ることが困難であった。
【0012】また、燃料噴霧の断面形状を偏平にするこ
とが不要な場合でも、噴霧の微粒化促進のために補助空
気を噴霧に衝突させると、燃料噴霧の断面形状が偏平化
され過ぎてしまうという問題もあった。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みなされたもので、噴出する補
助空気と燃料噴霧との衝突により燃料噴霧の微粒化延い
ては霧化の促進を図り、なおかつ燃料噴霧の拡散を規制
して吸気ポートのレイアウトに対して最適な燃料噴霧の
断面形状が得られる構造とした燃料噴射弁を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため本発明にかかる
燃料噴射弁は、燃料噴孔から円錐状に拡散噴射される燃
料噴霧に向けて外部から補助空気を導いて吹きつける補
助空気通路と、前記燃料噴霧を導入し噴霧の拡散を規制
しつつ所定方向に導いて噴出させる燃料噴霧ガイド孔
と、を設けた構造とした。
【0014】かかる燃料噴射弁は、燃料噴霧の噴霧軸と
直角な方向の断面形状を偏平化する手段を備えて構成さ
れてもよい。なお、前記偏平化手段は、複数の出口から
噴出された燃料相互を衝突させて偏平化するように形成
された燃料噴孔、又は燃料噴霧軸を挟んで両側から補助
空気を噴出させて偏平化するように形成された補助空気
通路、又は少なくとも出口が偏平形状に形成されて偏平
化する燃料噴霧ガイド孔の少なくとも1つを備えて構成
することができる。
【0015】また、補助空気通路は、前記偏平化手段で
偏平化された燃料噴霧に対し偏平化を抑制する方向に補
助空気を噴出させるように形成されてもよい。さらに、
補助空気通路を燃料噴霧軸を挟んで両側に設けたとき
に、夫々の補助空気通路が同一直線上にないように配置
されてもよい。前記補助空気通路の下流側開口部は、補
助空気通路の上流側開口部より、燃料噴霧の噴出方向下
流側に配置して構成するのが好ましい。
【0016】1気筒に2つの吸気ポートを備える内燃機
関においては、前記燃料噴霧ガイド孔が、2つの吸気ポ
ートに向けて燃料噴霧を導くように下流側が2つに分岐
して形成され、前記補助空気通路が前記分岐した燃料噴
霧ガイド孔に導入される夫々の燃料噴霧に対して形成さ
れるのが好ましい。この場合には、前記補助空気通路の
下流側開口部を、前記夫々の燃料噴霧ガイド孔の分岐点
より下流側に設けて構成するのが好ましい。
【0017】そして、かかる燃料噴射弁において、補助
空気を機関の吸気負圧と大気圧との差圧を利用して導入
する場合等の補助空気の噴出速度が一定でない場合に
は、燃料噴霧ガイド孔下端面から補助空気通路の下流側
開口部中心点までの距離をL1とし、2つの燃料噴霧ガ
イド孔の中心軸のなす角度の1/2をθF とし、2つに
分岐する吸気ポートの夫々の中心軸のなす角度をθP
して、前記L1 を以下の関係式(1)、 θF =θP /2 L1 ’=L1 ×tan(θP /2+X)×tan(90−θP /2) X ;2.5 〜3.5 の範囲 L1;補助空気の供給をしないときに、燃料噴霧が燃料噴
霧ガイド孔内周と干渉しない最大長さとする。
【0018】を満たすL1 ’に適宜調整変更して形成す
るのが好ましい。
【0019】
【作用】かかる構成により、補助空気と燃料噴霧との衝
突により燃料噴霧の微粒化延いては霧化が促進すると共
に、該燃料噴霧が燃料噴霧ガイド孔に導入されると、噴
霧は該ガイド孔内壁に当たってその拡散を規制されるの
で、吸気ポートのレイアウトに対して最適な噴霧の断面
形状に抑制することができる。
【0020】また、複数の出口から噴出された燃料相互
を衝突させて偏平化するように形成された燃料噴孔、又
は燃料噴霧軸を挟んで両側から補助空気を噴出させて偏
平化するように形成された補助空気通路、又は少なくと
も出口が偏平形状に形成されて偏平化する燃料噴霧ガイ
ド孔の少なくとも1つにより、燃料噴霧の断面形状を偏
平化すれば、より複雑な吸気ポートのレイアウトにも適
合できる。
【0021】そして、燃料噴霧に対し偏平化を抑制する
方向に補助空気を噴出させるように補助空気通路を形成
することにより、燃料噴霧の微粒化延いては霧化を促進
しつつ、燃料噴霧の断面形状のうち突出して広がった部
分を抑制することができるので、燃料噴霧ガイド孔によ
る燃料噴霧の拡散の規制効果を更に高め、燃料噴霧断面
の偏平化の必要性が比較的少ない吸気ポートのレイアウ
トへの適合自由度が向上する。
【0022】また、補助空気通路を燃料噴霧軸を挟んで
両側に設けたときに、夫々の補助空気通路を同一直線上
にないように配置することにより、噴出する補助空気同
士の衝突を避けることができ、燃料噴霧に効果的に補助
空気の衝突エネルギが伝えられるようになるので、より
一層燃料噴霧の微粒化延いては霧化を促進できる。さら
に、補助空気通路の下流側開口部を、補助空気通路の上
流側開口部より、燃料噴霧の噴出方向下流側に配置する
ことにより、補助空気と燃料噴霧との逆方向からの衝突
を防止して、燃料噴霧断面の過剰な拡散を防止、あるい
は燃料噴霧の貫徹力の減少を防止する。
【0023】前記燃料噴霧ガイド孔が、2つの吸気ポー
トに向けて燃料噴霧を導くように下流側が2つに分岐し
て形成され、前記補助空気通路が前記分岐した燃料噴霧
ガイド孔に導入される夫々の燃料噴霧に対して形成され
れば、2本に分岐した吸気ポートの夫々に対して、上記
作用を奏しつつ燃料を噴射できる。そして、前記補助空
気通路の下流側開口部を燃料噴霧ガイド孔の分岐点より
下流側に配置すれば、他の燃料噴霧ガイド孔に噴出する
補助空気との干渉を排除することができるので、夫々の
燃料噴霧ガイド孔内において燃料噴霧の良好な微粒化延
いては霧化を効果的に行なえると共に、燃料噴霧の拡散
を最適に抑制することができる。
【0024】さらに、前記関係式(1)を用いてL1
適宜調整することにより、補助空気の噴出速度に拘ら
ず、常に良好な燃料噴霧の断面形状を得ることができ
る。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の第1の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1、図2に示す一実施例は、比較的排
気量の大きな内燃機関に装着される大流量用の燃料噴射
弁に適用したものを示している。但し、図9、図10に
示した従来例との同一部分は、同一符号を付し、変更さ
れた先端部分のみについて説明する。
【0026】即ち、ニードルバルブ11を保持するノズ
ルボディ12の先端部外周に燃料噴孔板16を介して嵌
挿保持されるキャップ51には、燃料噴孔16a、16
bとから噴射され相互に衝突することによって形成され
る一本の燃料噴霧と、燃料噴孔16c、16dとから噴
射され相互に衝突することによって形成される一本の燃
料噴霧とを、各々導入する燃料噴霧ガイド孔51a、5
1bが、キャップ51の底壁を貫通して形成されてい
る。該燃料噴霧ガイド孔51a、51bは、図5(A)
に示す2つに分岐する吸気ポートの各々に向けて燃料噴
霧が噴射できるような角度をもって形成される。
【0027】前記キャップ51には、従来例と同様に、
外周壁に周溝55aが形成され、環状隙間Cが形成され
る。そして、該環状隙間Cと前記燃料噴霧ガイド孔51
aとを連通する補助空気噴孔52a、52bが形成され
る。該補助空気噴孔52a、52bは、前記燃料噴霧ガ
イド孔51a内において、燃料噴孔16a、16bから
噴射し形成された前記一本の燃料噴霧に対して両側から
挟み込むように補助空気を衝突させうるように、燃料噴
射軸を挟んで向かい合って配置される。同様に、前記キ
ャップ51には、環状隙間Cと燃料噴霧ガイド孔51b
とを連通する補助空気噴孔52c、52dが形成され
る。
【0028】次に、かかる実施例の作用を説明する。従
来例と同様に、スロットル弁上流側等から大気が補助空
気として、補助空気導入孔41aに導かれ、その後環状
隙間Cを介して補助空気噴孔52a、52b、52c、
52dから噴出する。一方、燃料は、従来例と同様に燃
料噴孔16a、16b、16c、16dから噴射される
が、噴射後は燃料噴霧ガイド孔51a、51bを介して
吸気ポート内に供給される。
【0029】ここで、燃料噴孔16a、16bから各々
噴射された燃料噴霧は、相互に衝突し、偏平な断面形状
を有する一本の燃料噴霧が形成される。その後、該燃料
噴霧は、燃料噴霧ガイド孔51a内を進み、該燃料噴霧
の噴霧軸を挟み込む様に両側に形成された補助空気噴孔
52a、52bから噴出する補助空気と衝突すること
で、微粒化延いては霧化が促進される。
【0030】そして、補助空気と衝突した後、燃料噴霧
はその下流で断面方向に広がろうとするが、燃料噴霧ガ
イド孔51aに導入されると、その内壁に当たって偏平
断面の広がりが規制される。その結果、図3に示すよう
に吸気ポートに対して壁面への付着等ができる限り回避
される最適な偏平断面形状を形成することができる。ま
た、燃料噴孔16c、16dから各々噴射された燃料噴
霧についても、補助空気噴孔52c、52dおよび燃料
噴霧ガイド孔51bにより、同じ結果が得られる。
【0031】したがって、かかる構成により、吸気ポー
ト壁面への燃料噴霧の衝突・付着等による燃料噴霧の微
粒化延いては霧化の阻害を排除できるため、充分に燃料
噴霧の微粒化延いては霧化による燃焼改善の効果が発揮
され、HCの低減、燃費の向上等が図れる。なお、本実
施例では、4個の燃料噴孔を有し、2個の燃料噴霧ガイ
ド孔および4個の補助空気噴孔を有する燃料噴射弁につ
いて説明したが、形成される燃料噴霧の数と同数の燃料
噴霧ガイド孔と、噴霧の微粒化延いては霧化を充分に行
うのに必要な数の補助空気噴孔で構成されてよい。その
他、補助空気噴孔の位置、燃料噴霧ガイド孔の長さ等を
適当に設定することにより、種々の吸気ポートに見合っ
た最適な偏平断面形状を形成することができる。また、
補助空気噴孔については、燃料噴霧ガイド孔内に設ける
ことに限定するものではなく、燃料噴孔下流側と燃料噴
霧ガイド孔入口部との間に設けてもよい。
【0032】つづいて、本発明の第2の実施例を図面に
基づいて説明する。図6において、第1の実施例に対し
変更されたキャップ部分のみを示し、その他の部分は第
1の実施例と同様である。即ち、ニードルバルブ11を
保持するノズルボディ12の先端部外周に燃料噴孔板1
6を介して嵌挿保持されるキャップ61には、燃料噴霧
ガイド孔61a、61bが、キャップ61の底壁を貫通
して形成されている。該燃料噴霧ガイド孔61a、61
bは、図5(A)に示す2つに分岐する吸気ポートの各
々に向けて燃料噴霧が噴射できるような角度をもって形
成される。
【0033】前記キャップ61には、第1の実施例と同
様に、外周壁に周溝65aが形成される。そして、該周
溝65aと前記燃料噴霧ガイド孔61aとを連通する補
助空気噴孔62a、62bが形成される。該補助空気噴
孔62a、62bは、前記燃料噴霧ガイド孔61a内に
おいて、燃料噴孔16a、16bから噴射し形成された
前記一本の燃料噴霧の燃料噴霧軸を挟んで両側に、か
つ、補助空気の噴出方向に平行な燃料噴霧中心断面を挟
んで両側に夫々を平行に配置した。さらに、空気噴孔6
2a、62bの燃料噴霧ガイド孔61a側の開口部に
は、燃料噴霧ガイド孔61aの内周に内周溝63aが形
成され、補助空気噴孔62a、62bからの補助空気の
噴出による補助空気相互の衝突をより効果的に減少させ
るようにしてある。そして、これと同様に、前記キャッ
プ61には、環状隙間Cと燃料噴霧ガイド孔61bとを
連通する補助空気噴孔62c、62dが形成されると共
に、内周溝63bが形成されている。
【0034】前記夫々の空気噴孔62a、62b、62
c、62dを、このように配置したことにより、夫々の
補助空気噴孔から噴出する補助空気同士が同一線上で相
反する方向から衝突することがなくなるので、補助空気
同士での衝突により無駄にエネルギが減少するのを防止
して、燃料噴霧の微粒化延いては霧化のために補助空気
噴出エネルギを有効に使用することができる。
【0035】なお、本実施例では、補助空気噴孔を補助
空気の噴出方向に平行な燃料噴霧中心断面を挟んで両側
に夫々を平行に配置したが、平行でなくとも該補助空気
噴孔の夫々を同一線上に配置しないようにしても、同様
の効果が得られることは勿論である。また、本実施例で
は、補助空気同士の衝突を避けてより効果を高めるため
に、燃料噴霧ガイド孔61a、61bの内周に夫々内周
溝63a、63bを設けたが、かかる内周溝63a、6
3bがなくても同様の効果を得ることはできる。また、
本実施例において、所望の燃料噴霧の偏平断面形状を得
るためには、燃料噴霧ガイド孔の少なくとも出口部の断
面形状を適宜、楕円形状等に変更してもよいことは勿論
のことである。
【0036】次に、第3の実施例について図7に基づき
説明する。図7において、第1の実施例に対し変更され
たキャップ部分のみを示し、その他の部分は第1の実施
例と同様である。即ち、キャップ71には、燃料噴霧ガ
イド孔71a、71bが、キャップ71の底壁を貫通し
て形成されている。該燃料噴霧ガイド孔71a、71b
は、図5(A)に示す2つに分岐する吸気ポートの各々
に向けて燃料噴霧が噴射できるような角度をもって形成
される。前記キャップ71には、第1の実施例と同様
に、外周壁に周溝75aが形成される。そして、該周溝
75aと前記燃料噴霧ガイド孔71aとを連通する補助
空気噴孔72aが形成される。該補助空気噴孔72a
は、前記燃料噴霧ガイド孔71a内において、燃料噴孔
16a、16bから噴射し形成された前記一本の燃料噴
霧の偏平断面の長軸方向の外方から内方に向けて補助空
気を噴出可能に配置される。
【0037】このように空気噴孔72aを配置すること
により、以下のような効果がある。たとえば、第1の実
施例のように燃料噴霧の両側から補助空気を衝突させ
て、噴霧の微粒化延いては霧化の促進を図るものでは、
必要以上に噴霧の断面形状が偏平化してしまい、すなわ
ち燃料噴霧の断面形状の長軸方向が外方に向って広がる
エネルギが大き過ぎて、燃料噴霧ガイド孔のみでは十分
広がりを抑制しきれない場合があり、吸気ポートのレイ
アウトによっては適用できない場合がある。かかる場合
に、本実施例のように補助空気を燃料噴霧の断面形状の
長軸方向の外方から内方へ向かって衝突させることによ
り、燃料噴霧の微粒化を促進すると同時に、複数の燃料
噴孔から噴出する燃料噴霧同士の衝突等によって偏平化
される噴霧断面の長軸方向の必要以上の突出した広がり
を抑制しつつ、燃料噴霧ガイド孔の噴霧断面形状の規制
効果と相俟って、吸気ポートの内壁への付着等を防止す
ることができる(図7(B)参照)。なお、本実施例で
は、補助空気噴孔を燃料噴霧の断面形状の長軸方向の外
方から内方へ向かって衝突させるように配置したが、こ
れに限るものではなく、燃料噴霧の断面形状のうち突出
して広がった部分を抑制するように補助空気噴孔の配置
を変えることは本発明の範囲内である。
【0038】ところで、前記各実施例のように、2本以
上に分岐した吸気ポートに応じて燃料噴霧ガイド孔を分
岐して複数設けた場合には、補助空気噴孔の下流側開口
部を燃料噴霧ガイド孔の分岐点より下流側に配置し、他
の燃料噴霧ガイド孔に噴出する補助空気との干渉を排除
するのが好ましい。また、前記補助空気噴孔の下流側開
口部を、補助空気噴孔の上流側開口部より、燃料噴霧の
噴出方向下流側に配置して構成することにより、補助空
気と燃料噴霧との逆方向からの衝突を防止することで、
燃料噴霧断面の過剰な広がりを防止し、かつ、燃料噴霧
の貫徹力を補助空気の噴出力との相殺作用によって減少
させないようにでき、延いては燃料噴霧の逆流等を防止
することもできる。
【0039】そしてまた、補助空気噴孔および燃料噴霧
ガイド孔の横断面形状は、円形に限定するものではな
く、楕円形状等の任意の形状であってよい。但し、暖機
後等に補助空気の供給を行わないようにした場合には、
燃料噴霧の主流が該燃料噴霧ガイド孔に衝突しないよう
に、配置および寸法を決めることが好ましい。ところ
で、前記各実施例において、前記補助空気を機関の吸気
負圧と大気圧との差圧を利用して導入する場合等におい
ては、各運転条件によって、補助空気の噴出エネルギが
一定でないため、それに伴って燃料噴霧の偏平断面形状
も変化するので、常に最適な偏平断面形状を得るのは難
しい。より詳しく説明すれば、補助空気の噴出速度が遅
い場合には、補助空気のもつ噴出エネルギが小さいため
に、補助空気と燃料噴霧との衝突エネルギも小さいた
め、燃料噴霧が燃料噴霧ガイド孔を通過する間に噴霧の
拡散エネルギはある程度まで減衰するので、燃料噴霧は
燃料噴霧ガイド孔の内周壁に沿いながら燃料噴霧ガイド
孔から噴出し、その後も燃料噴霧ガイド孔による断面方
向の規制効果は維持される。したがって、燃料噴霧ガイ
ド孔による規制の効果が十分発揮でき、要求通りの燃料
噴霧の偏平断面形状を得ることができる。
【0040】その反対に、補助空気の噴出速度が速い場
合には、補助空気のもつ噴出エネルギが大きいために、
補助空気と燃料噴霧との衝突エネルギも大きいため、燃
料噴霧が燃料噴霧ガイド孔を通過する間に噴霧の拡散エ
ネルギは減衰しきれずに、すなわち燃料噴霧が燃料噴霧
ガイド孔を通過した後にも偏平断面へ広がるエネルギと
して残存するので、噴霧ガイド孔による規制の効果が十
分発揮できず、要求通りの燃料噴霧の偏平断面形状が得
られなくなる。
【0041】かかる問題を解消するには、多大な実験等
を繰り返して、補助空気の噴出速度の変化に拘らず、常
に最適な燃料噴霧の偏平断面形状が得られるように、空
気噴孔や燃料噴霧ガイド孔の配置、形状等を調整しなけ
ればならないが、本発明人らの得た下記関係式に基づい
て燃料噴霧ガイド孔の寸法を決定すれば、容易に補助空
気の噴出速度の変化に拘らず、常に最適な燃料噴霧の偏
平断面形状を得ることができる。
【0042】すなわち、図8に示すように、燃料噴霧ガ
イド孔下端面から補助空気通路の下流側開口部中心点ま
での距離をL1 とし、前記補助空気通路の下流側開口部
中心点から燃料噴射孔下端面までの距離をL2 とし、燃
料噴霧ガイド孔下端面から燃料噴射孔下端面までの距離
をLとし、2つの燃料噴霧ガイド孔の中心軸のなす角度
の1/2をθF とし、2つに分岐する吸気ポートの夫々
の中心軸のなす角度をθP とした場合に、前記L1 を以
下の関係式を満たすように求められたL1 ’に変更する
ことにより、補助空気の流速が変化した場合において
も、変化の少ない安定した燃料噴霧形状を得ることがで
きる。
【0043】 θF =θP /2 L =L1 +L2 1 ’=L1 ×tan(θP /2+X)×tan(90−θP /2) X ;2.5 〜3.5 の範囲 L1;補助空気の供給をしないときに、燃料噴霧が燃料噴
霧ガイド孔内周と干渉しない最大長さとする。
【0044】本実施例では、かかる関係式について、2
つに分岐する吸気ポートに適用させて説明したが、2本
以上に分岐する吸気ポートにも適用可能であることは勿
論である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、補助空気と燃料噴霧との衝突により燃料
噴霧の微粒化延いては霧化が促進すると共に、該燃料噴
霧が燃料噴霧ガイド孔に導入されると、噴霧は該ガイド
孔内壁に当たってその拡散を規制されるので、吸気ポー
トのレイアウトに対しても最適な燃料噴霧の断面形状を
得られる構造としたため、吸気ポート壁面への燃料噴霧
の衝突・付着等が防止でき、燃料噴霧の微粒化および霧
化の促進が図れ、良好な混合気の形成によって、燃焼改
善、特にHCの低減、延いては燃費の向上等が図れる。
【0046】請求項2および請求項3に記載の発明によ
れば、前記各効果を奏しつつ、燃料噴霧の断面形状を偏
平化することができるので、より複雑な吸気ポートのレ
イアウトにも適合することができる。請求項4に記載の
発明によれば、燃料噴霧の微粒化延いては霧化を促進し
つつ、燃料噴霧の断面形状のうち突出して広がった部分
を抑制することができるので、燃料噴霧ガイド孔による
燃料噴霧の拡散の規制効果と相俟って、吸気ポートのレ
イアウトへの適合自由度を向上させることができる。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、噴出する
補助空気同士の衝突を避けることができるので、補助空
気同士での衝突により無駄にエネルギが減少するのを防
止して、補助空気の衝突エネルギを噴霧の微粒化に有効
に利用することができ、より一層の燃焼改善を図ること
ができる。請求項6に記載の発明によれば、燃料噴霧の
貫徹力を補助空気の噴出力によって減少させないように
できるので、燃料噴霧の逆流が防止でき、すなわち、他
の燃料噴霧との干渉が防止でき、燃料噴霧の微粒化延い
ては霧化の促進を安定して行なうことができる。
【0048】請求項7に記載の発明によれば、2本以上
に分岐した吸気ポートに応じて燃料噴霧ガイド孔を分岐
して複数設けた場合においても、前記各効果を奏するこ
とができる。請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明において、補助空気通路の下流側開口部を
燃料噴霧ガイド孔の分岐点より下流側に配置することに
より、他の燃料噴霧ガイド孔に噴出する補助空気との干
渉を排除することができるので、夫々の燃料噴霧ガイド
孔において燃料噴霧の良好な微粒化延いては霧化を行な
えると共に、燃料噴霧の断面形状を最適に抑制すること
ができる。
【0049】請求項9に記載の発明によれば、関係式
(1)に基づいて燃料噴霧ガイド孔の寸法を調整変更す
ることにより、補助空気の噴出速度の変化に拘らず、常
に安定して最適な燃料噴霧の断面形状に維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の第1の実施例にかかる燃料
噴射弁の縦断面図。(B)は、(A)の一部を示す下面
図。
【図2】本発明の第1の実施例にかかる燃料噴射弁の図
1におけるX−X方向矢視断面図。
【図3】(A)は、本発明の第1の実施例にかかる燃料
噴霧断面形状を示す平面図。(B)は、(A)の側面
図。(C)は、(A)の下面図。
【図4】(A)は、従来例の燃料噴霧断面形状を示す平
面図。(B)は、(A)の側面図。(C)は、(A)の
下面図。
【図5】(A)は、吸気ポートレイアウトに対する最適
な燃料噴霧断面形状を示す平面図。(B)は、(A)の
側面図。
【図6】(A)は、本発明の第2の実施例にかかる燃料
噴射弁のキャップ部の縦断面図。(B)は、(A)のY
−Y方向矢視断面図。
【図7】(A)は、本発明の第3の実施例にかかる燃料
噴射弁のキャップ部の縦断面図。(B)は、(A)のZ
−Z方向矢視の燃料噴霧の断面図。
【図8】関係式(1)に使用される記号を示す説明図。
【図9】従来例の燃料噴弁の一例を示す断面図。
【図10】(A)は、従来例の燃料噴弁の先端部分を示
す拡大断面図。(B)は、(A)のS−S断面図。
【符号の説明】
16a、16b、16c、16d 燃料噴孔 51a、51b 燃料噴霧ガイド孔 52a、52b、52c、52d 補助空気噴孔 41a 補助空気導入孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料噴孔から円錐状に拡散噴射される燃料
    噴霧に向けて外部から補助空気を導いて吹きつける補助
    空気通路と、前記燃料噴霧を導入し噴霧の拡散を規制し
    つつ所定方向に導いて噴出させる燃料噴霧ガイド孔と、
    を設けたことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】燃料噴霧の噴霧軸と直角な方向の断面形状
    を偏平化する手段を備えてなる請求項1に記載の燃料噴
    射弁。
  3. 【請求項3】前記偏平化手段が、複数の出口から噴出さ
    れた燃料相互を衝突させて偏平化するように形成された
    燃料噴孔、又は燃料噴霧軸を挟んで両側から補助空気を
    噴出させて偏平化するように形成された補助空気通路、
    又は少なくとも出口が偏平形状に形成されて偏平化する
    燃料噴霧ガイド孔の少なくとも1つを備えて構成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料
    噴射弁。
  4. 【請求項4】補助空気通路が、前記偏平化手段で偏平化
    された燃料噴霧に対し偏平化を抑制する方向に補助空気
    を噴出させるように形成されたことを特徴とする請求項
    2または請求項3に記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】補助空気通路を燃料噴霧軸を挟んで両側に
    設けたときに、夫々の補助空気通路が同一直線上にない
    ように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の燃
    料噴射弁。
  6. 【請求項6】補助空気通路の下流側開口部が、補助空気
    通路の上流側開口部より、燃料噴霧の進行方向下流側に
    配置されたことを特徴とする請求項1から請求項5のい
    ずれか1つに記載の燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】燃料噴霧ガイド孔が、2つの吸気ポートに
    向けて燃料噴霧を導くように下流側が2つに分岐して形
    成され、前記補助空気通路が前記分岐した燃料噴霧ガイ
    ド孔に導入される夫々の燃料噴霧に対して形成されたこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1つに
    記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】補助空気通路の下流側開口部を、前記燃料
    噴霧ガイド孔の分岐点より下流側に設けたことを特徴と
    する請求項7に記載の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】燃料噴霧ガイド孔下端面から補助空気通路
    の下流側開口部中心点までの距離をL1 とし、2つの燃
    料噴霧ガイド孔の中心軸のなす角度の1/2をθF
    し、2つに分岐する吸気ポートの夫々の中心軸のなす角
    度をθP として、前記L1 を以下の関係式、 θF =θP /2 L1 ’=L1 ×tan(θP /2+X)×tan(90−θP /2) X ;2.5 〜3.5 の範囲 L1;補助空気の供給をしないときに、燃料噴霧が燃料噴
    霧ガイド孔内周と干渉しない最大長さとする。 を満たすL1 ’に調整することを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8に記載の燃料噴射弁。
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