JPH068043U - 車両の排気管取付け構造 - Google Patents

車両の排気管取付け構造

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JPH068043U
JPH068043U JP4848992U JP4848992U JPH068043U JP H068043 U JPH068043 U JP H068043U JP 4848992 U JP4848992 U JP 4848992U JP 4848992 U JP4848992 U JP 4848992U JP H068043 U JPH068043 U JP H068043U
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exhaust pipe
silencer
support bracket
vehicle
side frame
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政照 梶原
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気管およびサイレンサーを適正に支持する
とともに、その内部等において発生した振動が車室内に
伝達されるのを効果的に防止する。 【構成】 フロアパネル1の一側辺部に沿って設置され
た排気管10と、フロアパネル1を補強するサイドフレ
ーム2とを有する車両において、上記サイドフレーム2
に固着されて車外側に伸びる支持ブラケット20を設
け、上記排気管10もしくはこの排気管10に配設され
たサイレンサー16の内側面部17をサイドフレーム2
に支持させるとともに、その外側面部19を上記支持ブ
ラケット20に支持させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロアパネルの下方に配設された排気管を支持する車両の排気管取 付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンの燃焼室から導出された排気を外部に導出する排気管は、フロ アパネルの下面を通ってエンジンの設置部から車体の後端部に向けて設置されて いる。上記フロアパネルの下面には、通常スペアタイヤパンを構成する膨出部お よび燃料タンクの設置部等が設けられており、これらの存在によって上記排気管 を車体の中央部に設置することができない。このため、例えば特公昭41−75 28号公報に示すように、フロアパネルの一側辺部に沿って排気管を設置するこ とが行われている。
【0003】 上記フロアパネルの一側辺部に沿って排気管およびサイレンサーを設置する場 合、例えば図5に示すように、サイレンサー16の内側面部をフロアパネル1の 下面に設けられたサイドフレーム2に支持部材18を介して取付けるとともに、 上記サイレンサー16の外側面部をリヤフェンダー5のインナーパネル4に支持 部材21を介して取付けることが行われている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように排気管およびサイレンサー等の外側面部をリヤフェンダーのイン ナパネルに取付けるようにした構成によると、上記インナパネルの板厚が小さく その剛性が低いため、上記排気管内において発生した振動によってインナパネル が加振され、その振動が車室内に伝達されて騒音が大きくなるという問題があっ た。
【0005】 本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、排気管およびサ イレンサーを適正に支持するとともに、その内部等において発生した振動が車室 内に伝達されるのを効果的に防止することができる車両の排気管取付け構造を提 供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は、フロアパネルの一側辺部に沿って設置された排気管と 、フロアパネルの下面を補強するサイドフレームとを有する車両において、上記 サイドフレームに固着されて車外側に伸びる支持ブラケットを設け、上記排気管 の内側面部をサイドフレームに支持させるとともに、その外側面部を上記支持ブ ラケットに支持させるようにしたものである。
【0007】 請求項2に係る考案は、排気管を支持する支持ブラケットの内側辺部をサイド フレームに固着するとともに、この内側辺部から車外側に伸びる延長部をフロア パネルに固着し、この延長部の外端部に位置する支持ブラケットの外側辺部に排 気管の外側面部を支持させるようにしたものである。
【0008】 請求項3に係る考案は、排気管に設けられたサイレンサーの内側面部をサイド フレームに支持させるとともに、上記サイレンサーの外側面部をサイドフレーム に固着された支持ブラケットに支持させるようにしたものである。
【0009】
【作用】
上記請求項1記載の考案によれば、排気管の外側面部が上記ブラケットを介し てサイドフレームに支持されることにより、排気管の内外両側面部が剛性の高い サイドフレームに支持されることになる。
【0010】 上記請求項2記載の考案によれば、支持ブラケットの延長部がフロアパネルの 下面に固着されることによって支持ブラケットの支持剛性が向上するとともに、 フロアパネルが上記支持ブラケットによって補強されることになる。
【0011】 上記請求項3記載の考案によれば、排気管に設けられたサイレンサーの外側面 部が支持ブラケットを介してサイドフレームに支持されることにより、サイレン サーの内外両側面部が剛性の高いサイドフレームに支持されることになる。
【0012】
【実施例】
図1および図2は、後部車体に設けられた本考案に係る車両の排気管取付け構 造の実施例を示している。上記後部車体は、車室の床部を構成するフロアパネル 1と、このフロアパネル1の下面に取付けられて車体の前後方向に伸びる左右一 対のサイドフレーム2と、車体の外側辺部に配設されたアウタパネル3およびイ ンナパネル4からなるリヤフェンダ5とを有している。
【0013】 上記リヤフェンダ5のインナパネル4は、上記フロアパネル1の外側辺部と上 記アウタパネル3の下辺部との間に設置された縦壁部6と、フロアパネル1の下 面に接合された上端フランジ部7と、アウタパネル3の内側面に接合された下端 接合部8とからなっている。また、上記フロアパネル1の下面には、左右のサイ ドフレーム2を相連結するクロスメンバ9と、前部車体に設けられたエンジン( 図示せず)の燃焼室に連通する排気管10と、上記クロスメンバ9の後方に位置 する燃料タンク11とが配設されている。
【0014】 上記排気管10は、フロアパネル1の下面中央部に沿って車体の前後方向に伸 びる前方部12と、この前方部12の後端部から上記燃料タンク11の前面に沿 って車体の右側方に伸びる第1折り曲げ部13と、この第1折り曲げ部13の側 端部から右サイドフレーム2の内側面に沿って車体の後方に伸びる中間部14と 、この中間部14の後端部からサイドフレーム2の設置部を超えて車体の外方側 に伸びる第2折り曲げ部15と、この第2折り曲げ部15に接続されたサイレン サー16とを備えている。
【0015】 上記サイレンサー16は、その内側面部17が上記サイドフレーム2の外側面 (車外側の壁面)に支持部材18を介して固着されるとともに、外側面部19が 上記サイドフレーム2に取付けられた支持ブラケット20に支持部材21を介し て取付けられている。上記支持ブラケット20は、上記サイドフレーム2の外側 面に接合された内側辺部22と、この内側辺部22の上端部から車外側に伸びる 延長部23と、この延長部23の外端部から下方に突設された外側辺部24と、 上記内側辺部22、延長部23および外側辺部24に沿って設けられた一対の折 り返しフランジ部25とからなっている(図3参照)。
【0016】 上記支持ブラケット20は、内側辺部22がサイドフレーム2の外側面に溶接 等の手段で固着されるとともに、延長部23の上面がフロアパネル1の下面に溶 接等の手段で固着されている。また、上記支持ブラケット20の外側辺部24と 、リヤフェンダ5のインナパネル4との間には、所定の隙間が設けられている。
【0017】 上記のようにフロアパネル1の一側辺部に沿って排気管10を設置し、この排 気管10に設けられたサイレンサー16の内側面部17をサイドフレーム2に固 着するとともに、サイレンサー16の外側面部19を支持ブラケット20の外側 辺部24に固着するように構成し、剛性の高い上記サイドフレーム2に対してサ イレンサー16の内外両側面辺部17,19を支持させるように構成したため、 剛性の低いリヤフェンダー5のインナパネル4から離間させた状態で、サイレン サー16を安定して支持することができる。したがって、サイレンサー16の支 持強度を損なうことなく、サイレンサー16の内部において発生した振動によっ て上記インナパネル4が加振されるのを防止し、その振動が車室内に伝達されて 騒音が大きくなるという事態が生じるのを効果的に防止することができる。
【0018】 上記騒音の防止効果を確認するため、上記のようにサイレンサー16の外側面 部19を支持ブラケット20によって支持した場合と、図5に示すように支持部 材21を介してリヤフェンダ5のインナパネル4にサイレンサー16の外側面部 支持させた場合とにおいて、車室内の騒音を測定する実験を行ったところ、図4 に示すような実験結果が得られた。なお、上記実験は、車両を2速全開走行状態 とし、前席中央部において音圧レベルを測定することにより行った。
【0019】 この実験結果から、支持ブラケット20を設けた本考案の構成によると、図4 の破線Aで示すようになり、実線Bで示す支持ブラケットのない場合に比べ、車 室内における騒音を効果的に低減できることが明らになり、特にエンジン回転数 が4000rpm前後の斜線で示す領域で騒音の低下傾向が顕著であることが確 認された。
【0020】 また、上記のようにサイドフレーム2の外側方にサイレンサー16を配設した ため、自動車の側突時に上記サイレンサー16を衝撃吸収用の部材として利用し 、このサイレンサー16を変形させることによって側突時に車体に入力される衝 撃荷重を効果的に吸収することができる。
【0021】 また、上記実施例に示すように支持ブラケット20の延長部23をフロアパネ ル1の下面に溶接等の手段で固着するように構成した場合には、フロアパネル1 を上記支持ブラケット20によって効果的に補強し、その剛性を向上させること ができるため、車室およびトランクルーム内においてロードノイズおよびこもり 音等が発生するのを効果的に防止できるという利点がある。
【0022】 なお、上記実施例では、排気管10のうちサイレンサー16の設置部に相当す る部分をフロアパネル1の外側辺部に設置した例について説明したが、上記サイ レンサー16に接続される上記中間部14等をサイドフレーム2とリヤフェンダ 5のにインナパネル4との間に配設し、この排気管10自体を上記支持ブラケッ ト20に支持させるように構成してもよい。
【0023】 また、上記支持ブラケット20の外側辺部24と、リヤフェンダー5のインナ パネル4との間に隙間を設ける必要はなく、上記外側辺部24をインナパネル4 の内側面に接合した構造としてもよい。
【0024】
【考案の効果】 以上説明したように本考案は、フロアパネルの一側辺部に沿って排気管を設置 し、この排気管もしくはサイレンサーの内側面部をサイドフレームに固着して支 持させるとともに、サイレンサーの外側面部を支持ブラケットの外側辺部に固着 するように構成し、剛性の高い上記サイドフレームによってサイレンサーの内外 両側面辺部を支持するように構成したため、サイレンサーの支持強度を損なうこ となく、その内部で発生する振動によって上記インナパネルが加振されるのを防 止し、その振動が車室内に伝達されて騒音が生じるという事態が生じるのを効果 的に防止することができる。
【0025】 また、上記のようにサイドフレームの外側辺部に配設された排気管およびサイ レンサーが自動車の側突時に作用する衝撃吸収に対する緩衝材として作用し、上 記サイレンサー等を変形させることによって側突時に車体に入力される衝撃荷重 を効果的に吸収することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両の排気管取付け構造の実施例
を示す断面図である。
【図2】上記排気管取付け構造の設置部を示す平面図で
ある。
【図3】支持ブラケットの構成を示す斜視図である。
【図4】車室内の騒音を測定する実験のデータを示すグ
ラフである。
【図5】従来の排気管取付け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 サイドフレーム 10 排気管 16 サイレンサー 17 内側面部 19 外側面部 20 支持ブラケット 22 内側辺部 23 延長部 24 外側辺部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの一側辺部に沿って設置さ
    れた排気管と、フロアパネルの下面を補強するサイドフ
    レームとを有する車両において、上記サイドフレームに
    固着されて車外側に伸びる支持ブラケットを設け、上記
    排気管の内側面部をサイドフレームに支持させるととも
    に、その外側面部を上記支持ブラケットに支持させるよ
    うにしたことを特徴とする車両の排気管取付け構造。
  2. 【請求項2】 排気管を支持する支持ブラケットの内側
    辺部をサイドフレームに固着するとともに、この内側辺
    部から車外側に伸びる延長部をフロアパネルに固着し、
    この延長部の外端部に位置する支持ブラケットの外側辺
    部に排気管の外側面部を支持させるようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の車両の排気管取付け構造。
  3. 【請求項3】 排気管に設けられたサイレンサーの内側
    面部をサイドフレームに支持させるとともに、上記サイ
    レンサーの外側面部をサイドフレームに固着された支持
    ブラケットに支持させるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の車両の排気管取付け構造。
JP1992048489U 1992-07-10 1992-07-10 車両の排気管取付け構造 Expired - Lifetime JP2536903Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018095A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Suzuki Motor Corp 車両の排気装置
JP2020104537A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 ダイハツ工業株式会社 排気管保持構造

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JP2010018095A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Suzuki Motor Corp 車両の排気装置
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