JPH0679042U - キートップの取付構造 - Google Patents

キートップの取付構造

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JPH0679042U
JPH0679042U JP2443393U JP2443393U JPH0679042U JP H0679042 U JPH0679042 U JP H0679042U JP 2443393 U JP2443393 U JP 2443393U JP 2443393 U JP2443393 U JP 2443393U JP H0679042 U JPH0679042 U JP H0679042U
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JP
Japan
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key top
case
keytop
hole
push rod
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Application number
JP2443393U
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English (en)
Inventor
島田  勉
Original Assignee
帝国通信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースに取り付けたキートップがガタガタす
ることなく、また照光式とするのに好適なキートップの
取付構造を提供すること。 【構成】 スイッチ接点を押圧する押桿13を備えたキ
ートップ10と、その所定位置に穴41を設けたケース
40とを具備する。ケース40の穴41にキートップ1
0の押桿13を挿通し且つキートップ10の支持棒1
5,15先端の突起17,17をケース40に設けた係
止穴45,45に揺動自在に軸支する。キートップ10
の外周縁下端にケース40の穴41の周囲の上面を弾発
してキートップ10を上方向に押し上げる弾発アーム2
3をキートップ10と一体に成型して設ける。弾発アー
ム23はケース40の上面を弾発し、キートップ10は
常に上方向に付勢され、ガタガタしない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、押釦スイッチなどに用いる揺動式のキートップの取付構造に関する ものである。
【0002】
【従来技術】
従来、キートップの中には該キートップを押圧した際、該キートップがピアノ の鍵盤のように手前側に揺動し、その下に配設されたスイッチ接点がオンされる 構造のものがあった。
【0003】 図4はこの種のキートップの取付構造を示す概略側断面図である。同図におい てキートップ80は、キートップ本体81の下面から支持棒83(支持棒83は 紙面の手前側と奥側に2本あるが、同図には奥側のものだけ表われている)と押 桿87を突設し、支持棒83の先端に幅方向(同図では紙面手前又は奥側方向) に突出する突起85を設けて構成されている。またキートップ80の左端下面に は当接突起86が設けられている。
【0004】 一方ケースは上ケース91と下ケース95を具備し、上ケース91の所定位置 に穴92を設け、また該上ケース91の下面に突起85を回動自在に軸支する支 持台93を設けて構成されている。
【0005】 また下ケース95上にはスイッチ基板97が配設され、その上面の所定位置に はクリック板98が取り付けられている。このクリック板98の下のスイッチ基 板97上にはスイッチ接点が設けられている。
【0006】 そしてキートップ80はその支持棒83と押桿87が上ケース91の穴92内 に挿入され、該支持棒83の先端の突起85が上ケース91の支持台93内に回 動自在に軸支される。このときこのキートップ80は、該突起85と、クリック 板98に当接している押桿87の下端と、上ケース91の上面に当接している当 接突起86によってこの位置に保持される。
【0007】 そしてキートップ本体81を矢印a方向に押圧すれば、キートップ80は突起 85を中心にして矢印b方向に回動し、押桿87の下端がクリック板98を押圧 してその下のスイッチ接点をオンする。
【0008】 そしてキートップ本体81への押圧を解除すれば、クリック板98の復帰力に よってキートップ本体81は元の位置に押し上げられ、スイッチ接点はオフとな る。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上述のようにこのキートップ80は、その押桿87と当接突起86がそれぞれ クリック板98と上ケース91上に当接することによってこの位置に保持されて いる。
【0010】 このため各部品の寸法誤差や組み立て誤差によって、クリック板98と押桿8 7の間(逆に言えば上ケース91と当接突起86の間)に隙間が生じてしまう場 合があり、この場合は、このキートップ80にガタが生じることとなる。
【0011】 キートップ80にガタが生じると、例えばこのキートップ80を用いた機器を 自動車に搭載した場合、自動車の振動によって該キートップ80からガタガタと いう雑音が生じてしまうこととなる。
【0012】 この問題を解決するために、上ケース91と下ケース95の間にウレタンのス ポンジを挿入したり、バネを挿入したりして、キートップ80を常に上方向に付 勢させておく方法が考えられる。
【0013】 しかしながらこれらの方法を用いた場合は、部品点数が増加してしまい、また キートップ80の下に光源あるいは導光部材を配設してこのキートップ80をそ の下側から明るく照らし出そうとした場合、該スポンジやバネが光路の邪魔をし て光をキートップ本体81の下面に効果的に照射できないという問題点があった 。
【0014】 本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケースに取り付 けたキートップがガタガタすることなく、また照光式とするのに好適なキートッ プの取付構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本考案は、スイッチ接点を押圧する押桿を備えたキ ートップと、その所定位置に穴を設けたケースとを具備し、前記ケースの穴に前 記キートップの押桿を挿通し且つ該キートップをケースに揺動自在に軸支せしめ たキートップの取付構造において、前記キートップの外周縁下端に前記ケースの 前記穴の周囲の上面を弾発して該キートップを上方向に押し上げる弾発アームを 該キートップと一体に成型して設けた。
【0016】
【作用】
キートップに設けた弾発アームがケースの上面を弾発するので、キートップは 常に上方向に付勢され、ガタガタすることはない。
【0017】 弾発アームはケースの穴内にないので、このキートップをその下側から照らし 出そうとする場合、該弾発アームがその光の照射に支障を与えることはない。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の1実施例を示す要部分解斜視図である。同図に示すようにこの 実施例は、キートップ10と該キートップ10を取り付ける上ケース40を具備 し、キートップ10の支持棒15,15の先端に設けた突起17,17を、上ケ ース40に設けた係止穴45,45内に回動自在に係合せしめて構成されている 。以下各構成部品について説明する。
【0019】 ここで図2はキートップ10を示す図であり、同図(a)は平面図(図1に示 すキートップ10を矢印A方向から見た図)、同図(b)は右側面図、同図(c )は裏面図である。
【0020】 同図及び図1に示すようにこのキートップ10は、略箱状であって下面が開放 されたキートップ本体11を具備し、該キートップ本体11の下面中央から長尺 の押桿13を突設させ、また該キートップ本体11の下面両角部から支持棒15 ,15を突設して構成されている。支持棒15,15の下端外側面にはそれぞれ 外向きに突起17,17が突設されている。
【0021】 またキートップ10の下面の押桿13の近傍には、下方に突出してその先端に 爪21を設けた係止突起19が設けられている。
【0022】 またこのキートップ10の外周両側辺下端には弾発アーム23,23が設けら れている。これら弾発アーム23,23は、キートップ10の外周下端辺から下 方に突出した後、ほぼ直角に曲げられてキートップ10の下端辺に沿うように延 設された形状であり、その先端に下方に突出する円弧状の当接部25,25を設 けて構成されている。
【0023】 またこのキートップ10の前端辺下端には、下記するケース40の上面に当接 する小突起27,27が設けられている。
【0024】 次にケース40は、図1に示すように、板状であって、その所定位置に前記キ ートップ10の押桿13を挿入する穴41を設け、また該穴41の外周全体に該 穴41を囲むように立設板43を設け、さらに該穴41の近傍に前記キートップ 10の支持棒15,15を収納して且つその突起17,17を回動自在に軸支す る係止穴45,45を設けて構成されている。なおこの係止穴45,45はキー トップ10の突起17,17を回動自在に軸支する構造であればどのような構造 のものでも良い。
【0025】 そしてキートップ10をケース40に取り付けるには、ケース40に設けた係 止穴45,45内にキートップ10の支持棒15,15を挿入してその先端の突 起17,17を係止穴45,45内に回動自在に係止させ、一方キートップ10 に設けた係止突起19を、ケース40に設けた穴41内に挿入してその爪21を ケース40の下面に係止させればよい。
【0026】 図3はこのようにしてキートップ10を取り付けたケース40を基板60上に 固定した状態を示す概略側断面図である。 同図に示すようにスイッチ基板60は、樹脂製の基台61上にフレキシブル基 板63を載置して構成されている。フレキシブル基板63の所定位置にはスイッ チ接点65が設けられており、その上にはクリック板67が取り付けられている 。クリック板67の上にはキートップ10の押桿13の下端が当接している。
【0027】 また同図に示すように、キートップ10に設けた弾発アーム23の先端の当接 部25は、ケース40の上面を弾発しており、これによってキートップ10は常 に上方向に付勢されており、一方キートップ10の上方向への移動はケース40 の下面に係合させた係止突起19の爪21によって規制されている。
【0028】 つまりたとえキートップ10の押桿13の下端が、各部品の寸法誤差や組み立 て誤差によって、クリック板67に直接当接しないような場合でも、キートップ 10は弾発アーム23によって常に上方向に付勢されているので、該キートップ 10がガタガタすることはない。
【0029】 そしてこのキートップ10を押圧すれば、突起17を中心に揺動し、押桿13 がクリック板67を押圧し、これを反転させると共にその下のスイッチ接点65 をオンする。なおキートップ10はその小突起27,27がケース40の上面に 当接することによって下方向への移動が規制される。
【0030】 キートップ10への押圧を解除すれば、クリック板67の復帰力と弾発アーム 23の弾発力によってキートップ10は元の位置に復帰し、スイッチ接点65は オフとなる。
【0031】 なお上記実施例においてはキートップ10に係止突起19を設け、その先端の 爪21によってこのキートップ10をケース40の下面に係合させるようにした ので、その上方向への移動が確実に規制でき、またこのキートップ10を上方向 に引く抜こうとする外力が加わってもキートップ10は容易には取れない。
【0032】 一方図4に示す従来例において、キートップ80を上方向に引き抜こうとする 外力が加わった場合、当接突起86が支点となって支持台93に軸支された突起 85を破壊しようとするが、本実施例の場合は爪21によってこのような力は加 わらず、該破壊は避けられる。
【0033】 また爪21をケース40の下面に係合させたので、キートップ10の水平度が より正確に維持できる。何故なら従来は図4に示すようにキートップ80の水平 度は上ケース91の上面に当接突起86が当接することによって維持されるが、 当接突起86から回転軸(突起85)までの距離が短いので、当接突起86と突 起85の高さ方向の寸法誤差が僅かでも、キートップ80の水平度に対する影響 が大きい。
【0034】 一方本実施例に用いる爪21から回転軸(突起17)までの距離は長いので、 両者間に高さ方向の寸法誤差が生じても、上記従来例に比べてキートップ10の 水平度に対する影響はかなり小さくできる。
【0035】 ところで図3に示すケース40とスイッチ基板60の間に光源を配置するか、 或いはケース40とスイッチ基板60の間に導光部材を配設して他の場所に配置 した光源からキートップ10の下まで光を導くようにし、キートップ10を下か ら明るく照らし出すように構成した場合、ケース40の穴41の周囲には立設板 43が設けられており該立設板43はキートップ10の内側に入り込んでいるの で、キートップ10とケース40の間の隙間wから光が洩れ出ることはない。つ まりキートップ10を有効に照らし出すことができる。
【0036】 特に本考案の場合、キートップ10を上方向に押し上げる弾発アーム23はケ ース40の穴41内にないので、前記光の進行に何ら支障を与えない。従ってこ のキートップ10を照光式とすることが容易に行える。
【0037】 なおキートップ10を照光式とする場合は、例えばキートップ10自体を透明 な合成樹脂で成型し、その上面全体にグレーの塗料を塗り、さらにその上に黒の 塗料を塗り、黒の塗料のみをレーザーによって所定の形状となるように除去すれ ばよい。これによって黒地にグレーの文字や模様が表われる。
【0038】 次に図5は本考案の他の実施例に用いるキートップ10′を示す図であり、同 図(a)は平面図、同図(b)は裏面図である。同図において上記実施例と同一 部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。この実施例において上記 実施例と相違する点は、弾発アーム23′をキートップ本体11の外周前辺下端 に設けた点のみである。弾発アーム23′の先端には前記実施例と同様に当接部 25′が設けられている。このように構成しても上記実施例と同様の効果が得ら れる。なお該キートップ本体11の前辺下端に1本でなく2本の弾発アームを設 けても良い。
【0039】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかるキートップの取付構造によれば、 ケースに取り付けたキートップがガタガタすることなく、部品点数が少なく、し かもキートップをその下側から照らし出すことが容易に行えるという優れた効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【図2】キートップ10を示す図である。
【図3】キートップ10を取り付けたケース40を基板
60上に固定した状態を示す概略側断面図である。
【図4】従来のキートップの取付構造を示す概略側断面
図である。
【図5】本考案の他の実施例に用いるキートップ10′
を示す図である。
【符号の説明】
10,10′ キートップ 13 押桿 23,23′ 弾発アーム 40 ケース 41 穴 65 スイッチ接点

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ接点を押圧する押桿を備えたキ
    ートップと、その所定位置に穴を設けたケースとを具備
    し、前記ケースの穴に前記キートップの押桿を挿通し且
    つ該キートップをケースに揺動自在に軸支せしめたキー
    トップの取付構造において、 前記キートップの外周縁下端には前記ケースの前記穴の
    周囲の上面を弾発して該キートップを上方向に押し上げ
    る弾発アームを該キートップと一体に成型して設けたこ
    とを特徴とするキートップの取付構造。
JP2443393U 1993-04-12 1993-04-12 キートップの取付構造 Pending JPH0679042U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012243633A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Alpine Electronics Inc キー取付構造
JP2018060664A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド スイッチ装置及び電子機器

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