JP2550823Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2550823Y2 JP411191U JP411191U JP2550823Y2 JP 2550823 Y2 JP2550823 Y2 JP 2550823Y2 JP 411191 U JP411191 U JP 411191U JP 411191 U JP411191 U JP 411191U JP 2550823 Y2 JP2550823 Y2 JP 2550823Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、押し釦式のスイッチ
装置に関し、特に電子楽器におけるリズム音発生用等に
用いられる比較的大きな操作子を有するスイッチを多数
並べて設けるのに適したスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の押釦式のスイッチ装置としては、
例えば実公昭53−31960号公報に見られるよう
に、押釦にキャップを被せてそれを上下方向に案内する
ガイド穴を形成した保護板を設けることにより、操作子
である押釦が押下された時に傾かないようにしたものが
ある。
【0003】また、実開昭60−130525号公報に
見られるように、複数の押釦に対して共通基端部を設
け、それによって各押釦を片持ち2点支持させることに
よりスムーズな上下方向の移動を可能にし、かつ押釦の
下端面とドーム状可動部の上面部のいずれか一方の形状
を大きくすることにより、端部のスイッチ間の位置的誤
差を無視できるようにしたものもある。
【0004】さらに、可動接点を設けたドーム状可動部
を形成した弾性シートを固定接点を形成したプリント基
板に固定する手段としては、弾性シートの下面にクリッ
プ状の突起を設けて、それを基板に形成した係止孔に嵌
入して保持させるのが一般的であるが、実公昭53−3
1963号公報に見られるように、押釦のガイド枠の下
縁で弾性シートを押えるようにしたものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の押釦
式のスイッチ装置は、通常電卓等の小型の機器に使用さ
れるので、操作子である押釦も小さいから傾きの影響も
少なく、端部のスイッチ間の位置的誤差もあまり考えな
くてよかったため、上述した例のような比較的簡単なガ
イドを設けるだけでよかった。また、あまり強い力で連
続的に押下されたり叩かれたりすることもなかったの
で、基板に対するドーム状可動部を形成した弾性シート
の位置ずれ等が問題になることも少なかった。
【0006】しかしながら、このようなスイッチ装置の
押釦に相当する操作子を大きくして、電子楽器の電子ド
ラム用パッドスイッチやリズムバリエーション・スイッ
チ,フィルイン・スイッチなどに使用する場合には、操
作子の傾きの影響が大きくなるので、より確実なガイド
部材を設ける必要があり、強い力で連続的に押下された
り叩かれたりするので、ドーム状可動部を形成した弾性
シートが位置ずれを起し易いばかりか、アバレ,バタツ
キ,ハズレなどと称されるような状態を起したり、チャ
タリングも生じ易い等の問題があった。
【0007】この考案は上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、比較的大きい操作子を有する押釦式のスイッ
チ装置において、操作子のガイドを確実にすると共に、
強く操作されたり叩かれたりしても上述のような問題が
生じないようにし、多数のスイッチを列設する場合にも
操作子と可動接点部との位置誤差が殆んど生じないよう
な構造を安価に実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は上記の目的を
達成するため、スイッチの固定接点を形成したスイッチ
回路基板と、この基板上に配設され、その固定接点に対
応する可動接点を設けた可動部を有する弾性シートと、
この弾性シートの可動部を駆動するアクチュエータ部を
備えた操作子と、この操作子を上記基板に対して接近・
離間可能に保持する操作子保持部材とからなり、上記操
作子と操作子保持部材とに、それぞれ互いに嵌合して操
作子の変位方向を基板の固定接点を形成した面に対して
ほぼ垂直な方向にガイドするガイド部を設け、その操作
子保持部材側のガイド部の底部を上記弾性シートの可動
部でない部位に当接させて、そこを上記基板に対して押
えつけるようにしたスイッチ装置を提供するものであ
る。さらに、上記操作子保持部材側のガイド部の底部を
当接させる弾性シートの部位を他の平坦部よりくぼませ
て形成するとよい。
【0009】
【作用】このように構成したスイッチ装置によれば、操
作子側のガイド部材と操作子保持部材側のガイド部材と
が、互いに嵌合して操作子の変位方向を基板の固定接点
を形成した面に対してほぼ垂直な方向にガイドするの
で、操作子を大きくしてもその押下時の傾きを最小限に
することができる。また、組付け状態においてその操作
子保持部材側のガイド部の底部が弾性シートの可動部
(可動接点形成部)でない部位に当接してそれを基板に
押えつけるので、弾性シートが可動部の近傍で確実に固
定され、強く押されても位置ずれやアバレ,バタツキ,
ハズレなどの状態が生じにくく、チャタリングの発生も
防止される。
【0010】しかも、ガイド部材をシート押えに兼用す
るので構造が簡単であり、安価に実施できる。操作子保
持部材側のガイド部の底部を当接させる弾性シートの部
位にくぼみをを設けると、そこにガイド部の底部が嵌入
して押え付けるため、弾性シートの保持が一層確実にな
る。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1乃至図13は、この考案の一実施
例である電子ドラム音の発生を制御するために用いるド
ラムパッド・スイッチ装置を説明するための図である。
【0012】図1は組み付け後の状態を示す断面図であ
り、(a)は(c)のC−C線に沿う断面図、(b)は
(a)のA−A線に沿う断面図、(c)は(a)のB−
B線に沿う断面図である。
【0013】図2及び図3はパッドキーの平面図と裏面
図、図4乃至図7はハウジングの正面図,平面図,背面
図,及び裏面図であり、図8はハウジングを図7のD−
D線に沿って切断したときの端面図である。
【0014】さらに、図9及び図10は接点ラバーの側
面図と一部を切除して示す平面図、図11及び図13は
スイッチ回路基板の中間部を省略して示す平面図とその
第1,第2固定接点対の接点パターンを示す図、図12
は組み付け後の状態を長手方向の中間で切断し、一半部
側の部品を一部除去して示す平面図である。
【0015】このドラムパッド・スイッチ装置は、操作
子であるパッドキー1と、それを後述するスイッチ回路
基板に対して接近・離間可能に保持する操作子保持部材
であるハウジング2と、スイッチの固定接点を形成した
スイッチ回路基板(以下単に「基板」という)3と、そ
の基板3上に配設され、上記固定接点に対応する可動接
点を設けた可動部を有する弾性シートである接点ラバー
4とからなっている。
【0016】そのパッドキー1は、図2及び図3に示す
ように細長い長方形のキートップ10を備え、その下面
の長手方向中央部にアクチュエータ部11を、その両側
の対称な位置に一対の円筒状のガイド部12を、長手方
向の両端に一対の爪片13をそれぞれ下方へ延びるよう
に設け、これらを合成樹脂によって一体成形したもので
ある。
【0017】キートップ10はその上面が短手方向に若
干凸曲面になっており、アクチュエータ部11はキート
ップ10の短手方向に沿う1片のリブ状部と長手方向に
沿う2片のリブ状部とによって構成され、各爪片13は
幾分可撓性を有し、その下端部に爪を形成している。
【0018】ハウジング2は、図4乃至8に示すように
平面部20とその後縁部から下方に折曲した立下り部2
1からなる本体を有し、その平面部20の幅方向の中央
部に長手方向に沿って2個のパッドキー1をその長手方
向に並べて保持できるように、2個のアクチュエータ用
角孔22と、その各両側に対称的にパッドキー1の各ガ
イド部12を摺動可能に嵌入させるガイド穴23aを形
成する円筒状のガイド部23(4個)と、各爪片13を
挿入させる小角孔24(4個)とを設けている。
【0019】ガイド部23の上端部は平面部20の上方
に若干突出し、その外周がハウジング2の長手方向に沿
う平行面を有する小判状に形成され、下端部にはその外
周が若干小径になって段状を呈する底部23bを有して
いる。また1個のパッドキー用の一対のガイド部23,
23の各ガイド穴23aのうちの一方は、ハウジング2
の長手方向に若干長穴にして、パッドキー1の一対のガ
イド部12,12との寸法誤差を吸収できるようにして
ある。
【0020】さらに、平面部20の前縁側の中央部には
透孔25aを形成した取付片25を、その両側の下面に
は一対のスペーサ柱26,26をそれぞれ設け、後縁側
の両端部には透孔27aを形成した第1連結取付片27
と半長円形の切欠28a及び突片28bを形成した第2
連結取付片28とをそれぞれ設け、その中間に間隔を置
いて2個のスペーサを兼ねた位置決め柱29,29を設
けている。
【0021】スペーサ柱26及び位置決め柱29はいず
れも円筒状に形成され、位置決め柱29の下端部29a
はその外周が若干小径になって段状を呈している。取付
片25は、図8に明示されるように幾分上方へ傾斜して
形成されており、ねじ止めした時にその弾性によって緩
みを生じさせないようにする。ハウジング2の上述した
各部は、合成樹脂によって本体と一体に成形される。
【0022】基板4は図11に示すように細長く、その
上面の各パッドキー1のアクチュエータ部11の配置位
置に対応する各位置に、それぞれ第1固定接点対31と
第2固定接点対32とをパッドキー1の長手方向に直交
する方向に並べて隣接して配設している。
【0023】図11に仮想線で示すのは接点ラバー4の
配設位置であり、そこに接点ラバー4の各係止突起42
を嵌入させて係止する係止孔33を設け、幅方向の中央
部に長手方向に所定の間隔でハウジング2の各位置決め
柱29の下端部29aを嵌入させる位置決め凹部34
を、接点ラバー4を配設する側の縁部のハウジング2の
各取付片25の透孔25aに対応する位置にそれぞれ半
円状の切欠35を形成している。
【0024】なお、複数の位置決め凹部34のうち両端
部の2個は長手方向に、中央部の1個は幅方向にそれぞ
れ若干長い楕円形に形成され、ハウジング2の各位置決
め柱29の成形誤差を吸収できるようにしている。
【0025】第1固定接点対31と第2固定接点対32
は、基板3の上面に図13に示すようにそれぞれ互いに
小間隔を置いて入り組んだ形状の対の接点パターン31
aと31b,及び接点パターン32aと32bが、銅箔
あるいはカーボン被膜によってプリント形成されてお
り、その各一方の接点パターン31a,32aは配線パ
ターン36によって共通接続され、他方の接点パターン
31bと32bはそれぞれ配線パターン37,38が個
別に接続されて、各スイッチのON信号を取り出せるよ
うにしている。
【0026】接点ラバー4は合成ゴムによる一体成形部
品であり、図9及び図10に示すように幅は基板3の半
分以下で長さはほぼ等しい細長い形状をなし、そのシー
ト状平坦部40に長手方向に所定の間隔で幅方向に長い
長円形ドーム状の可動部41を上方に膨出形成し、その
両側にそれぞれハウジング2の各ガイド部23の底部2
3bが嵌入するくぼみ43を形成し、一側縁部にはハウ
ジング2の各取付片25に対応する位置にそれぞれ円弧
状の切欠44を形成している。また、各可動部41を斜
めに挾む位置の裏面にそれぞれ一対ずつの係止突起4
2,42を突設している。
【0027】可動部41は、その上部にパッドキー1の
アクチュエータ部11によって押圧される押圧部41a
を有し、図1の(c)に明示されるように、その押圧部
の一半側に円形の凹陥部41bが形成され、この凹陥部
41bに対応する可動部41内に下方への突出部を形成
し、凹陥部41bが無い側にもそれより下方への突出量
が小さい突出部を形成し、その各突出部の下面にそれぞ
れ第1可動接点45と第2可動接点46を、小円形の導
電ゴムを接着して形成している。
【0028】それぞれ上述のように形成されたパッドキ
ー1,ハウジング2,基板3,及び接点ラバー4を、図
1及び図12に示すように組み付けることによって、こ
の例では8個のドラムパッド・スイッチ装置が連接して
構成される。
【0029】これを、主として図1によって説明する
と、基板3上に接点ラバー4を載せて、その各係止突起
42を基板3の対応する係止孔33に押し込んで嵌入す
ると、その弾性と摩擦力によって接点ラバー4が基板3
上の所定の位置に位置決め保持され、その各可動部41
内の第1可動接点45及び第2可動接点46が、それぞ
れ基板3上に形成された第1固定接点対31及び第2固
定接点対32と対向する。
【0030】一方、1個のハウジング2に対して2個の
パッドキー1を、そのアクチュエータ部11,ガイド部
12,及び爪片13をそれぞれハウジング2のアクチュ
エータ用角孔22,ガイド部23のガイド穴23a,及
び小角孔24に挿入して装着する。
【0031】そして、このハウジング2をその各位置決
め柱29の下端部29aを基板3の各位置決め凹部34
に嵌入させ、各取付片25,27,28によって基板3
にねじ止め固定すると、各スペーサ柱26と位置決め柱
29とによって、基板3の上面とハウジング2の平面部
10とが所定の間隔に維持され、各ガイド部23の底部
23bが接点ラバー4の各くぼみ43に嵌入当接して、
それを基板3に対して押えつけるので、接点ラバー4は
そのその各可動部41の両側を確実に固定され、強く押
下されても位置ずれやアバレ,バタツキ,ハズレなどを
起こす恐れがなくなり、チヤタリングの発生も防止され
る。
【0032】パッドキー1は、そのアクチュエータ部1
1が接点ラバー4の可動部41の押圧部41aに当接
し、可動部41の弾性復元力によって図1に示すように
押し上げられ、各爪片13の爪がハウジング2の小角孔
24の下縁に係止された位置に保持され、そのキートッ
プ10が図1の(a)に示すように電子楽器のパネル5
に形成された窓孔50から上方へ若干突出する。
【0033】この組み付けに際して、ハウジング2の各
ガイド部23の底部23bを接点ラバー4の各くぼみ4
3に載せることにより仮の位置決めをスピーディに行な
うことができ、その位置のままでねじ止めによる本位置
決めを行なうことができる。これによって、各パッドキ
ー1と接点ラバー4の各可動部41との関係も誤差なく
取付けられることになる。ハウジング2と基板3との位
置関係も、ハウジング2の各位置決め柱29と基板3の
各位置決め凹部34との嵌合によって正確になされる。
【0034】この実施例において、図1に示す非操作状
態から演奏者が指あるいはステックでこのパッドキー1
のキートップ10を押下するか叩くと、そのアクチュエ
ータ部11が接点ラバー4の押圧部41aを押して可動
部41を撓ませながら下降して基板3に接近する。その
過程で、可動部41内の第1可動接点45がまず基板3
上の第1固定接点対31に当接し、その接点パターン3
1a,31b間を導通させて、これらの各接点によって
構成される第1のスイッチを閉成する。
【0035】その後、さらに可動部41が押圧されると
第2可動接点46が基板3上の第2固定接点対32に当
接し、その接点パターン32a,32b間を導通させ
て、これらによって構成される第2のスイッチを閉成す
る。この第1と第2のスイッチが閉成されるタイミング
差は、パッドキー1の押下速度あるいは強さに反比例す
るので、それによってドラム音の発生音量等を制御する
ことができる。
【0036】パッドキー1は、押圧が解除されると接点
ラバー4の可動部41の復元力によって押し上げられ、
再び図1に示す上限位置に戻る。このようにパッドキー
1が変位する時には、その一対のガイド部12,12が
それぞれハウジング2の一対のガイド部23,23の各
ガイド穴23aに摺動可能に嵌合した状態で、基板3の
上面に対してほぼ垂直な方向にガイドされるので殆んど
傾くことはないが、ガイド部12とガイド穴23aのガ
タによって長手方向に若干傾斜したとしても、時間差発
生用の2個のスイッチを構成する各接点が長手方向に直
交する方向に並んで配設されているので、時間差に対す
る傾きの影響は最小になる。
【0037】また、パッドキー1の動きを滑らかにする
ために、そのガイド部12の外周とハウジング2のガイ
ド穴23aの内周にグリスを塗るとよいが、その場合に
ガイド穴23aの下端は底部23bによって塞がれてい
るので、グリスが流れ出して接点ラバー4などに悪影響
を及ぼす恐れがない。
【0038】さらに、多数のドラムパッド・スイッチを
連設する場合には、図12に示すように同一形状のハウ
ジング2を多数列設して、その隣接する一方のハウジン
グ2の第1連結取付片27と他方のハウジング2の第2
連結取付片28とを重ね合わせてケース等にねじ止めす
ることができ、ねじの数を最小限にし、キートップ10
とパネル5の窓孔50(図1の(a))との位置を調整
することも容易である。 図12において、各一点鎖線
は各パッドキー1に対するスイッチの接点配設方向及び
位置を示している。
【0039】次に、上述した実施例の一部を変更したこ
の考案の他の実施例について、図14及び図15によっ
て説明する。これらは、いずれも前述したハウジング2
に、接点ラバーに当接させる底部外周を段状に形成しな
いストレートな有底円筒状のガイド部23′を設けた例
である。
【0040】図14に示す例は、接点ラバー14のガイ
ド部23′の底部が当接する部位に透孔47を形成し、
その縁部を下がり勾配の円錐面にして厚さ方向の中間部
の径をガイド部23′の外径と略等しくし、そこにガイ
ド部23′の底部外周が当接するようにしたものであ
る。
【0041】図15に示す例は、接点ラバー14′のガ
イド部23′の底部が当接する部位に、ガイド部23′
の外径より小径の透孔48を形成し、その縁部にガイド
部23′が嵌入可能な内周を有する段部49を形成し
て、そこにガイド部23′の底部を当接させるようにし
たものである。このように接点ラバーに透孔処理を施し
ても、前述の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0042】以上、この考案をドラムパッド・スイッチ
装置に適用した実施例について説明したが、他のリズム
バリエーション・スイッチやフィルイン・スイッチ、そ
の他のタッチレスポンス・スイッチ装置、さらには一般
の押釦スイッチにも同様に適用できるものである。
【0043】
【考案の効果】このように、この考案によれば比較的大
きい操作子を有する押釦式のスイッチ装置において、操
作子のスガイドを確実にすると共に、強く操作されたり
叩かれたりしても位置ずれやアバレ,バタツキ,ハズレ
などを起したりすることなく、チャタリングの発生も防
止できる。しかも、構造が簡単で安価に提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるドラムバッド・スイ
ッチ装置の組み付け後の状態を示す断面図である。
【図2】図1におけるパッドキーの平面図である。
【図3】同じくその裏面図である。
【図4】図1におけるハウジングの正面図である。
【図5】同じくその平面図である。
【図6】同じくその背面図である。
【図7】同じくその裏面図である。
【図8】図7のD−D線に沿う切断面の端面図である。
【図9】図1における接点ラバーの側面図である。
【図10】同じくその一部を切除して示す平面図であ
る。
【図11】図1におけるスイッチ回路基板の中間部を省
略して示す平面図である。
【図12】図1と同じ実施例の組み付け後の状態を長手
方向の中間で切断し、一半部側の部品を一部除去して示
す平面図である。
【図13】図11における第1,第2固定接点対の接点
パターンを示す拡大図である。
【図14】この考案の他の実施例におけるハウジングの
ガイド部と接点ラバーとの当接部のみを示す拡大断面図
である。
【図15】この考案のさらに他の実施例における図14
と同様な拡大断面図である
【符号の説明】
1…パッドキー(操作子)、2…ハウジング(操作子保
持部材)、3…スイッチ回路基板、4,14,14′…
接点ラバー(弾性シート)、5…パネル、10…キート
ップ、11…アクチュエータ部、12…ガイド部、13
…爪片、20…平面部、22…アクチュエータ用角孔、
23,23′…ガイド部、23a…ガイド孔、23b…
底部,24…小角孔、25…取付片、26…スペーサ
柱、27…第1連結取付片、28…第2連結取付片、2
9…位置決め柱、31…第1固定接点対、32…第2固
定接点対、33…係止孔、34…位置決め凹部、40…
平坦部、41…可動部、42…係止突起、43…くぼ
み、45…第1可動接点、46…第2可動接点、47,
48…透孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチの固定接点を形成したスイッチ
    回路基板と、前記基板上に配設され、前記固定接点に対
    応する可動接点を設けた可動部を有する弾性シートと、
    この弾性シートの可動部を駆動するアクチュエータ部を
    備えた操作子と、この操作子を前記基板に対して接近・
    離間可能に保持する操作子保持部材とからなり、前記操
    作子と操作子保持部材とに、それぞれ互いに嵌合して前
    記操作子の変位方向を前記基板の固定接点を形成した面
    に対してほぼ垂直な方向にガイドするガイド部を設け、
    その操作子保持部材側のガイド部の底部を前記弾性シー
    トの前記可動部でない部位に当接させて、該部位を前記
    基板に対して押えつけるようにしたことを特徴とするス
    イッチ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスイッチ装置において、操
    作子保持部材側のガイド部の底部を当接させる弾性シー
    トの部位を他の平坦部よりくぼませて形成したことを特
    徴とするスイッチ装置。
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