JPH067390Y2 - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH067390Y2
JPH067390Y2 JP1989038581U JP3858189U JPH067390Y2 JP H067390 Y2 JPH067390 Y2 JP H067390Y2 JP 1989038581 U JP1989038581 U JP 1989038581U JP 3858189 U JP3858189 U JP 3858189U JP H067390 Y2 JPH067390 Y2 JP H067390Y2
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JP
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ball body
rotation
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rotated
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純一 岩崎
裕好 窪田
孝行 刀川
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は座標入力装置に係り、特に配設されたボールを
回転操作することにより座標入力を行なう座標入力装置
に関する。
従来の技術 一般にグラフィック・ディスプレイ装置等において、表
示装置(以下CRTという)の画面上の図形、カーソル
を移動させる座標入力装置が知られている。座標入力装
置としては種々の構造の物が提案されており、そのひと
つとして近年、所謂「トラックボール」と称される座標
入力装置がある。
この座標入力装置は、大略して装置本体に回転自在に取
付けられると共に上方一部分が外部に露出するよう構成
されてなる被回転球体(以下ボール体という)、このボ
ール体に直交する二方向より当接されボール体の回転方
向に対応して別個に回転する一対の回転部材、この一対
の回転部材の回転を夫々検出する回転検出手段等より構
成されている。そして露出されたボール体を手で操作す
ることによりボール体を回転させ、これに対応してCR
T画面上のカーソル等を移動させる構成となっている。
従来におけるこの種の座標入力装置は、例えばゲームセ
ンター等に置かれるゲーム用機器のように比較的大型の
機器に適用されており、ボール体の径寸法も2インチ以
上の大径のボール体が用いられていた。また、ボイール
体の支持構造としては、ボール体の回転方向を検出する
回転部材がボール体の支持をも行なう構成とされてい
た。
考案が解決しようとする課題 近年、上記のトラックボールをキーボードに組込み、カ
ーソルポジションキーに代えて用いることが行なわれ始
めている。この構成ではキーボードの厚さ寸法が限定さ
れるため大径のボール体を用いることができず、1イン
チ径程度の小径のボール体を用いざるをえない。
小径で重量が軽いボール体を従来と同様の構造で支持し
た場合、ボール体は円滑に回転しなくなる。これは次の
理由による。即ち、従来のように大径で重量が重いボー
ル体では回転させることにより大なる慣性力が作用し、
ボール体と回転部材の間に負荷が働いてもこの慣性力の
大きさに対し負荷は小さな値であるためボール体は円滑
な回転を行ない得るが、小径で軽量のボール体では慣性
力が小となる。よって、ボール体と回転部材間の負荷が
ボール体の回転に大きく影響を与え、ボール体を回転操
作してもすぐボール体の回転が停止してしまう。
トラックボールでは、ボール体が軽い操作力で自在に回
転することが操作上望ましく(軽く操作しただけで、ボ
ール体が回転し続けるような構成が望ましい)、よって
従来の構成では操作性の良いトラックボールを実現でき
ないという課題があった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、小径の
ボール体(被回転体)であっても円滑な回転を行ない得
るよう構成することにより操作性の向上を図った座標入
力装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本考案では、回転操作され
る被回転体の回転方向を検出し、この被回転体の回転方
向に対応した座標入力を行なう座標入力装置において、 上記被回転体の下部に配設されており、この被回転体を
回転自在に支持する支持機構と、 被回転体の自重が印加されることなく、被回転体に直交
する二方向より添接される構成とされた一対の回転検出
部材を有し、この一対の回転検出部材の回転を別個に検
出することにより被回転体の回転方向を検出する回転検
出手段とを設けたことを特徴とするものである。
作用 上記構成とされた座標入力装置では、被回転体(ボール
体)の支持は支持機構が行なっており、回転検出手段は
ボール体の回転方向のみを検出する機能のみを奏してい
るため、ボール体に印加される負荷の低減を行ない得、
小径のボール体でも円滑な回転を行なわせることが可能
となる。
実施例 次に本考案の実施例について図面と共に説明する。第2
図は本考案の一実施例である座標入力装置1を組込んだ
パーソナルコンピュータ2を示している。同図に示され
るように座標入力装置1はキーボード3に取付けられて
おり、キーボード3上に一部露出したボール体4を図中
矢印X,X,Y,Y方向に回転操作することに
より、ディスプレイ装置5に示されるカーソル6をボー
ル体4の回転方向に対応した方向へ移動させるために用
いられる。
第1図に本考案の一実施例である座標入力装置1の構成
を示す。座標入力装置1は大略するとボール体4を支持
する支持機構6と、ボール体4の回転方向を検出するた
めの回転検出手段7とにより構成されている。上記支持
機構6及び回転検出手段7は共にキーボード3に内設さ
れるプリント基板8に固定されたベース9に配設されて
いる。以下、各構成について説明する。
ボール体4は1インチ径の樹脂製ボールであり、比重1.
8で重量15gの従来に比べて小型軽量のボールであ
る。このボール体4は、ボール体4の下部に配設された
支持機構6に回転自在の構成で支持されている。
支持機構6は、ベース9に回転自在に取付けられた3個
のローラ10〜12により構成される。このローラ10
〜12は黄銅製の小径の支軸10a〜12aに、この支
軸より大なる径寸法を有した樹脂ローラ10b〜12b
を嵌入したものであり、第3図に示すようにベース9に
一体的に形成された軸受部13に回転自在に軸承されて
いる。軸受部13は可撓すると共に上部にテーパ部を形
成された一対のアーム部13a,13bより構成されて
おり、ローラ10〜12の取付けは単に軸受部13の上
部よりローラ10〜12を押圧操作するだけで良く取付
作業の容易化が図られている。また各ローラ10〜12
は120度の等間隔で配設されると共に、樹脂の材質は滑
性の高い材質に選定されている。
上記構成の支持機構6のみによりボール体4は支持され
る。ボール体4の支持を確実に行なうためにはローラの
数は多い程良いが、前記のようにボール体4は軽量であ
り、かつローラ数を増すことによりボール体4を回転さ
せる際印加される負荷が大きくなってしまう。よって、
ボール体4の支持を確実とし得る最小のローラ数として
本実施例では3個のローラ10〜12を用いた。また支
持機構6はボール体4の下部に配設されるため、ボール
体4の自重を全て受ける状態で支持することになり、安
定した支持を行なうことができる。
一方、ローラ10〜12の支軸10a〜12aの径寸法
を樹脂ローラ10b〜12bの径寸法よりかなり小さく
選定したのは支軸10a〜12aと軸受部13との間で
発生する摩擦力を考慮したものである。支軸10a〜1
2aの径寸法が小である程軸受部13との摺接面積は小
となりボール体4に印加される負荷の低減を図り得る。
尚、支軸10a〜12aの径寸法はボール体4の自重を
十分に支持できる寸法に選定されていることは勿論であ
る。更にボール体4と直接当接する樹脂ローラ10b〜
12bは滑性の高い樹脂とされているため、ボール体4
がローラ10〜12の回転方向と異なる方向に回転され
た場合でも、ボール体4を円滑に回転させることができ
る。
次に回転検出手段7について説明する。回転検出手段7
は、大略すると、ボール体4に対し直交する二方向(第
2図に示したX,X方向とY,Y方向に対応)
より添接される一対の回転検出部材14a,14bと、
この回転検出部材14a,14bを保持するレベー部材
15a,15bと、ホトインタラプタ16a,16bと
により構成されている。
回転検出部材14a,14bはシャフト17a,17b
にローラ18a,18b、ロータリエンコーダ19a,
19bを配設した構成とされている。シャフト17a,
17bは二又状に分かれたレバー部材15a,15bの
上部に回転自在に軸承されている。またローラ18a,
18bはボール体4と当接しボール体4の回転に対応し
て回転するものであり、ボール体4の回転を精度良く検
出し得るよう例えばゴム製ローラとされている。ロータ
リエンコーダ19a,19bは所定ピッチのスリット
(図示せず)が形成されており、ホトインタラプタ16
a,16bに設けられたスリット内に位置するよう構成
されている。
レバー部材15a,15bは前記のように上部において
シャフト17a,17bを軸承すると共に、下端部は第
4図に示すように支軸20a,20bによりベース9に
回動可能な構成で取付けられている。従って、レバー部
材15a,15bは支軸20a,20bを中心として揺
動し得る。
また、レバー部材15a,15bと対向する位置にはコ
イルスプリング21a,21bが配設されており、この
コイルスプリング21a,21bによりレバー部材15
a,15bはボール体4に向け付勢されている。これに
より、回転検出部材14a,14bのローラ18a,1
8bはレバー部材15a,15bを介してコイルスプリ
ング21a,21bの弾性力により付勢され所定の押圧
力でボール体4に添接する。
また、ローラ18a,18bのボール体4への添接位置
は、ボール体4の中心を通る水平断面の外周線(第4図
に矢印Aで示す一点鎖線)と略同じ位置となるよう構成
されている。尚、ホトインタラプタ16a,16bは周
知の構造のものであり、ロータリエンコーダ19a,1
9bの回転速度に対応したパルス信号を生成するもので
ある。
上記構成とされた回転検出手段7は、ボール体4の自重
が全く回転検出部材14a,14bに印加されないこと
を特徴とする。即ち、回転検出部材14a,14bはボ
ール体4の外周線Aと添接しているのみであり、またコ
イルスプリング21a,21bの付勢力はローラ18
a,18bがボール体4の回転を性格に伝達されるに足
る小なる力に選定されており、よって回転検出部材14
a,14bが添接することによりボール体4の円滑な回
転が害されるようなことはない。従って小径で軽量のボ
ール体4でも円滑な回転を実現でき、キーボード3等の
ように薄型化を要求される機器に対しても座標入力装置
1を組込むことが可能となる。
尚、上記実施例では1インチ径のボール体4を例に挙げ
て説明したが、他の径寸法のボール体についても本考案
を適用し得ることは勿論である。
また、支持機構6は必ずしもローラを用いる必要はな
く、ボール体4を回転自在に支持できるものであれば、
他の機構としても良い。
考案の効果 上述の如く、本考案によれば、被回転体(ボール体)は
支持機構により回転自在に支持され、回転検出部材には
ボール体の自重が印加されないため、回転検出部材が回
転検出動作を行なう際ボール体に与える負荷の値を小さ
くすることができ、よってボール体の円滑な回転を実現
でき、特に小径、軽量のボール体を用いた場合における
座標入力装置の操作性向上を図ることができる等の特長
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である座標入力装置の平面
図、右側面図、正面図、第2図は第1図に示す座標入力
装置を組込んだパーソナルコンピュータの斜視図、第3
図は支持機構のローラの取付構造を説明するための図、
第4図はレバー部材の取付構造を説明するための図であ
る。 1……座標入力装置、3……キーボード、4……ボール
体、6……支持機構、7……回転検出手段、10〜12
……ローラ、10a〜12a……支軸、10b〜12b
……樹脂ローラ、14a,14b……回転検出部材、1
5a,15b……レバー部材、21a,21b……コイ
ルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転操作される被回転体の回転方向を検出
    し、該被回転体の回転方向に対応した座標入力を行なう
    座標入力装置において、 該被回転体の下部に配設されており、該被回転体を回転
    自在に支持する支持機構と、 該被回転体の自重が印加されることなく、該被回転体に
    直交する二方向より添接される構成とされた一対の回転
    検出部材を有し、該一対の回転検出部材の回転を別個に
    検出することにより該被回転体の回転方向を検出する回
    転検出手段とを設けてなる座標入力装置。
JP1989038581U 1989-03-31 1989-03-31 座標入力装置 Expired - Lifetime JPH067390Y2 (ja)

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JP1989038581U JPH067390Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 座標入力装置

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JP1989038581U JPH067390Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 座標入力装置

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JPH02130036U JPH02130036U (ja) 1990-10-26
JPH067390Y2 true JPH067390Y2 (ja) 1994-02-23

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ID=31546713

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989038581U Expired - Lifetime JPH067390Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 座標入力装置

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JP (1) JPH067390Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3269190A (en) * 1965-08-09 1966-08-30 Bunker Ramo Position control ball assembly
JPS607378A (ja) * 1983-06-03 1985-01-16 フリ−ド・クルツプ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 操作装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3269190A (en) * 1965-08-09 1966-08-30 Bunker Ramo Position control ball assembly
JPS607378A (ja) * 1983-06-03 1985-01-16 フリ−ド・クルツプ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02130036U (ja) 1990-10-26

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