JPH0672268U - 外部光共振器装置 - Google Patents
外部光共振器装置Info
- Publication number
- JPH0672268U JPH0672268U JP1211193U JP1211193U JPH0672268U JP H0672268 U JPH0672268 U JP H0672268U JP 1211193 U JP1211193 U JP 1211193U JP 1211193 U JP1211193 U JP 1211193U JP H0672268 U JPH0672268 U JP H0672268U
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- JP
- Japan
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- light source
- external
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザ光源から共振器間の結合効率を高めた
外部光共振器装置を実現する。 【構成】 レーザ光源の出力光を外部共振器に注入し、
この共振器内部に発生する光パワーを利用する外部光共
振器装置において、前記レーザ光源の出力光を前記外部
共振器に集光するためのモードマッチレンズを前記レー
ザ光源の非点収差を打ち消すように光軸に対して傾けて
配置したことを特徴とする。
外部光共振器装置を実現する。 【構成】 レーザ光源の出力光を外部共振器に注入し、
この共振器内部に発生する光パワーを利用する外部光共
振器装置において、前記レーザ光源の出力光を前記外部
共振器に集光するためのモードマッチレンズを前記レー
ザ光源の非点収差を打ち消すように光軸に対して傾けて
配置したことを特徴とする。
Description
【０００１】
本考案は、レーザ光の外部共振器への高効率な結合に関するものである。
【０００２】
外部共振器内波長変換などのようなレーザ光を外部共振器に注入し、外部共振 器内部に発生する大パワーを利用する用途がある。このような用途においては、 いかにレーザ光源のモードと外部共振器のモードを一致させるかで発生パワーが 左右される。これには、波長といった縦のモードに加え、スポット径、位置、波 面、振幅分布（ガウスからのずれ）をレーザ光源と外部共振器でマッチさせなく てはならない。
【０００３】 しかしながら、レーザ光源の発光点は、ｘ方向とｙ方向で僅かに異なるため、 単に光路上に集光のためのモードマッチレンズを配置するだけでは、非点収差に より、同じ位置にビームウェストを作れず、つまり外部共振器のビームウェスト に一致させることができないため、レーザ光源から外部共振器間の結合効率が低 かった。
【０００４】
本考案は、上記従来技術の課題を踏まえて成されたものであり、レーザ光源の 非点収差をモードマッチレンズの非点収差により打ち消し、レーザ光源から外部 共振器間の結合効率を高めた外部光共振器装置を提供することを目的としたもの である。
【０００５】
上記課題を解決するための本考案の構成は、 レーザ光源の出力光を外部共振器に注入し、この外部共振器内部に発生する光 パワーを利用する外部光共振器装置において、 前記レーザ光源の出力光を前記外部共振器に集光するためのモードマッチレン ズを前記レーザ光源の非点収差を打ち消すように光軸に対して傾けて配置したこ とを特徴とする。
【０００６】
本考案によれば、集光のためのモードマッチレンズを光軸に対して傾斜させて 用いていることで、モードマッチレンズの非点収差を発生させ、レーザ光源の持 つ非点収差を打ち消している。
【０００７】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図１は本考案の外部光共振器装置の一実施例を示す構成図である。 図１において、ＬＤはレーザ光源、ＣＬはレーザ光を平行光にするためのコリ メータレンズであり、ビーム断面を円形にするためのプリズムを含む。Ｍ1 ，Ｍ 2 は外部共振器を構成する共焦点型のミラーであり、この外部共振器のビームウ ェスト（ビームが最も細くなるところ）はＯ点にある。ＭＬは外部共振器（Ｍ1 ，Ｍ2 ）のビームウェストＯ点に対して決められた焦点距離ｆを持つモードマッ チレンズであり、外部共振器（Ｍ1 ，Ｍ2 ）のビームウェストＯ点からの距離ｌ ≒ｆ（焦点距離）に設置され、レーザ光源ＬＤの非点収差に基づくビームウェス トのずれを無くすように傾けて（θ）配置されている。つまり、モードマッチレ ンズＭＬを傾斜させて配置することにより、モードマッチレンズＭＬの非点収差 を発生させて、レーザ光源ＬＤの持つ非点収差を打ち消している。
【０００８】 ここで、上記従来技術で説明したように、レーザ光源ＬＤの出射点は、ｘｚ面 内とｙｚ面内では異なるために、図２に示すように、外部共振器（Ｍ1 ，Ｍ2 ） 内でのレーザ光源ＬＤのビームウェストＯ’，Ｏ”を外部共振器（Ｍ1 ，Ｍ2 ） のビームウェストＯに合わすことができず、結合効率が低かった。
【０００９】 本考案では、図１に示すように、モードマッチレンズＭＬを傾けて配置してい る。これにより、モードマッチレンズＭＬに非点収差が生じ、レーザ光源ＬＤの 持つ非点収差を打ち消すことができ、外部共振器（Ｍ1 ，Ｍ2 ）のビームウェス トＯに一致させることができ、高い結合効率を得ることができる。なお、モード マッチレンズＭＬの傾斜角θによる各々の焦点距離は、 ｆxz≒ｆ・ｃｏｓθ ｆyz≒ｆ／ｃｏｓθ である。
【００１０】
以上、実施例と共に具体的に説明したように、本考案によれば、部品点数を増 やさずに、レーザ光源から外部共振器間の結合効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の外部光共振器装置の一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図２】従来例である。
ＬＤ レーザ光源 ＣＬ コリメータレンズ ＭＬ モードマッチレンズ Ｍ1 ，Ｍ2 外部共振器
Claims (1)
- 【請求項１】 レーザ光源の出力光を外部共振器に注入
し、この外部共振器内部に発生する光パワーを利用する
外部光共振器装置において、 前記レーザ光源の出力光を前記外部共振器に集光するた
めのモードマッチレンズを前記レーザ光源の非点収差を
打ち消すように光軸に対して傾けて配置したことを特徴
とする外部光共振器装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1211193U JPH0672268U (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 外部光共振器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1211193U JPH0672268U (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 外部光共振器装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0672268U true JPH0672268U (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=11796461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1211193U Pending JPH0672268U (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 外部光共振器装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672268U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003520955A (ja) * | 2000-01-20 | 2003-07-08 | トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ | ブルースター角プリズム逆反射体に基づく共振空洞リングダウン分光のための改善されたモードマッチング |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP1211193U patent/JPH0672268U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003520955A (ja) * | 2000-01-20 | 2003-07-08 | トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ | ブルースター角プリズム逆反射体に基づく共振空洞リングダウン分光のための改善されたモードマッチング |
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