JPH0672134A - リップ付きカウルルーバー及びその製造方法 - Google Patents

リップ付きカウルルーバー及びその製造方法

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JPH0672134A
JPH0672134A JP25591392A JP25591392A JPH0672134A JP H0672134 A JPH0672134 A JP H0672134A JP 25591392 A JP25591392 A JP 25591392A JP 25591392 A JP25591392 A JP 25591392A JP H0672134 A JPH0672134 A JP H0672134A
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JP
Japan
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lip
louver
cowl louver
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vehicle
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JP25591392A
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Masanori Ogawa
正則 小川
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Kojima Industries Corp
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リップ付きカウルルーバーのルーバー本体に
対して、リップを精度良く、簡便に取り付け得るように
する。 【構成】 車両のフロントガラス28の下方近傍に、車
幅方向に延びるように配置される長板状のルーバー本体
22と、該ルーバー本体22の車体後方側端部に沿って
接着により一体的に取り付けられた、弾性材よりなる長
尺状のリップ24とからなるカウルルーバー20にし
て、リップ貼り始めの端部において、ルーバー本体22
に位置決め突起30が形成されていると共に、リップ2
4に位置決め孔32が形成されており、それら位置決め
突起30と位置決め孔32との係合により、リップ24
の接着位置を合わせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、リップ付きカウルルーバー及び
その製造方法に係り、特にルーバー本体に対するリップ
の取付けが高い位置精度をもって実現され得る構造と、
そのようなカウルルーバーの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【背景技術】車両のボデー部品の一つとして、図7に示
されているように、車体フロント部において、左右一対
のフロントピラー2,2に接続されると共に、フロント
ガラス4の車体前方側端部(下端)に接続され、車体の
剛性を高めるカウルパネル6がある。また、このカウル
パネル6の上面部には、図8に示す如き、長板形状を呈
するカウルルーバー8が配設され、該カウルルーバー8
に設けられた空気孔を通じて、車室内への外気取入れ機
能を果たすようになっている。
【0003】そして、このカウルパネル6及びカウルル
ーバー8は、従来はプレス品であったが、近年では、カ
ウルルーバー8の大型化により、カウルルーバー8のみ
を樹脂製とすることが、主流となってきている。また、
従来は、フロントガラス4の端面を隠すために、カウル
ルーバー8の車体後方側端部12に沿って、ステンレス
製のモールを取り付けていたが、カウルルーバー8の樹
脂化に伴って、図9の如く、ルーバー本体10の車両後
方側端部12に塩化ビニル樹脂製のリップ14を接着固
定するようになり、該リップ14にて、溝15に嵌め込
むフロントガラスの端面を隠すと共に、フロントピラー
2,2のモールとの合わせ機能を持たせて、意匠性を高
める効果が得られている。
【0004】而して、従来の樹脂製カウルルーバー8
は、接着性の悪いポリプロピレンで作製されている場合
が多いところから、充分な接着力を得るためには、ルー
バー本体10の接着面にプライマーを塗布する一方、図
9に示す如く、リップ14の接着面に接着テープ16を
貼り付けて、接着しなければならない不具合を有してい
る。そして、現状では、長さ2m程の細長いリップ14
の狭い接着面の1箇所若しくは2箇所に接着テープ16
を手作業で貼り付けているため、作業工数が増え、コス
トアップを招いているのである。また、かかるリップ1
4をルーバー本体10に手作業で貼り付ける際に、目視
で貼ることとなるため、貼り始めの位置が2mm程度ずれ
ることが避けられない問題があった。更に、2m程の長
さのリップ14を貼りむらが生じないように押さえ伸ば
しながら接着していっても、表面に波状に凹凸が生じて
しまう場合があり、貼り終わりは、余ったリップ14を
目視でカットしなければならない。
【0005】そして、特に、リップ14の貼り始めがず
れると、図10に示されているように、カウルルーバー
8とフロントピラー2との繋ぎ目で、リップ14とモー
ル18との間に隙間(A)が生じて、見栄えが悪くなる
問題があり、この隙間(A)部分に別部材のモールを重
ねて、隙間を隠すようにする場合には、コストアップを
招く問題がある。また、カウルルーバー8の大型化に伴
い、現在では、車幅方向の中央部位でルーバーを二分割
した分割型のカウルルーバーも使用されており、例えば
図8のカウルルーバー8では、分割面13において左右
二つの分割体が接続されているが、この場合には、各分
割体の車体外側の端部からそれぞれリップ14を貼り始
めるために、両側のフロントピラー2,2とリップ14
との間に隙間が生じ易いのである。
【0006】
【解決課題】本発明は、このような事情を背景として為
されたものであって、その解決課題とするところは、リ
ップ付きカウルルーバーのルーバー本体に対して、リッ
プを精度良く、簡便に取り付け得るようにすることにあ
る。
【0007】
【解決手段】そして、上記の課題を解決するために、本
発明にあっては、車両のフロントガラスの下方近傍に、
車幅方向に延びるように配置される長板状の本体と、該
本体の車体後方側端部に沿って接着により一体的に取り
付けられた、弾性材よりなる長尺状のリップとからな
り、該リップにてフロントガラスの車体前方側端部に接
続されるカウルルーバーにして、かかるリップの貼り始
めの端部において、前記本体及び前記リップのうちの何
れか一方に、位置決め突起が形成されていると共に、何
れか他方に、該位置決め突起に係合する位置決め孔が形
成されており、それら位置決め突起と位置決め孔との係
合により、前記リップの接着位置が合わされていること
を特徴とするリップ付きカウルルーバーを、その要旨と
するものである。
【0008】また、そのようなカウルルーバーは、リッ
プの貼り始めの端部において、前記本体及び前記リップ
のうちの何れか一方に、位置決め突起を形成すると共
に、何れか他方に、該位置決め突起に係合する位置決め
孔を形成し、それら位置決め突起と位置決め孔とを係合
させて、接着位置を合わせた後、該リップを該本体の車
体後方側端部に沿って一体的に接着することにより、有
利に製造される。
【0009】さらに、本発明は、車両のフロントガラス
の下方近傍に、車幅方向に延びるように配置される長板
状の本体と、該本体の車体後方側端部に沿って一体的に
取り付けられた、弾性材よりなる長尺状のリップとから
なり、該リップにてフロントガラスの車体前方側端部に
接続されるカウルルーバーにして、前記本体の車体後方
側端部に対して、前記リップがインサート成形により一
体的に取り付けられていることを特徴とするリップ付き
カウルルーバーをも、その要旨とするものである。
【0010】そして、そのようなカウルルーバーは、前
記本体をインサート部材として用い、その車体後方側端
部に対して、前記リップをインサート成形することによ
り、かかるリップの成形と同時に、該リップの前記本体
への取付けを行なうことにより、有利に製造される。
【0011】
【作用・効果】要するに、本発明は、リップ付きカウル
ルーバーの構造及びその製造方法について、二つの構成
を含んでいる。そして、第一の構造及び製造方法におい
ては、ルーバー本体とリップの間に位置決め突起並びに
位置決め孔を形成し、それら突起と孔とを係合させるこ
とにより、リップの接着位置を簡便且つ精度良く合わせ
得るようにしたのである。また、第二の構造及び製造方
法においては、ルーバー本体に対して、リップをインサ
ート成形により一体的に取り付けることにより、リップ
の取付位置を簡便且つ精度良く合わせ得るようにしたの
である。それ故、本発明によれば、リップとフロントピ
ラーとの間に隙間が生じることを良好に防止して、接続
部の見栄えを向上させることができるのである。
【0012】但し、前記の接着を前提とする構造並びに
製造方法は、リップの貼り始めの位置精度は高めること
ができるが、貼り終わりは弾性材の伸びにより位置決め
突起/位置決め孔を設けることはできない。それ故、実
公平4−10091号公報等に開示される分割型カウル
ルーバーに対して、特に有効に適用され得ることとな
る。即ち、分割型のルーバー本体では、各分割体の車体
外側の端部からリップを貼り始め、貼り終わりを平坦な
分割面に面一にカットすることによって、リップの接着
位置が左右両端及び中央部(分割面)で精度良く合わせ
られることとなるからである。そして、このような構造
及び製造方法は、低コストで簡易に実施し得る利点を有
している。
【0013】また、前記のインサート成形を前提とする
構造並びに製造方法は、金型内でリップをインサート成
形する際にルーバー本体に対するリップの取付位置を合
わせることができるものであり、実開昭61−6260
9号公報等に開示される一体型カウルルーバーに対して
特に有効に適用され得ることとなる。そして、このよう
な構造及び製造方法では、従来の接着作業が全く省かれ
ることによって、機械的加工が可能となり、生産タクト
・生産コストの低減を有利に図ることができると共に、
製品のばらつきがなくなる利点を有している。また、リ
ップの取付強度が安定して、リップが剥がれ難くなる利
点もある。
【0014】
【実施例】以下に、本発明をより具体的に明らかにする
ために、本発明の代表的な実施例について、図面に基づ
いて、詳細に説明することとする。なお、以下に説明す
るリップ付きカウルルーバーの全体的な構成は図8に示
されているものと同様であり、図8の左右方向の両端部
が、図7の如き車両の車体フロント部において、左右一
対のフロントピラー2,2に接続されると共に、図8の
上側に位置する車体後方側端部12が、フロントガラス
4の車体前方側端部に接続されるようになっている。
【0015】先ず、図1には、本発明の製造方法の一つ
に従い、リップをルーバー本体に接着して、構成したカ
ウルルーバーの一例が示されている。即ち、このカウル
ルーバー20は、ポリプロピレン製の長板形状のルーバ
ー本体22の車体後方側端部に、弾性材料たる塩化ビニ
ル樹脂よりなる長尺状のリップ24が、接着されて、一
体的に取り付けられている。そして、ルーバー本体22
の接着性が悪いため、その接着面には公知のプライマー
処理が施されており、またリップ24には、その接着面
に接着テープ26が貼り付けられている。かくして、そ
れら両者の間の接着性が効果的に高められるようになっ
ており、該カウルルーバー20は、リップ24におい
て、フロントガラス28の車体前方側端部に接続される
ようになっている。
【0016】ところで、このカウルルーバー20におい
ては、ルーバー本体22に対してリップ24を貼る際、
フロントピラーとの合わせ部となる車幅方向一端部から
リップ24の接着を始めることとなる。そして、図1及
び図2に示されるように、ここでは、リップ24の貼り
始めの端部において、ルーバー本体22の裏面には3mm
φ程度の円柱形状の位置決め突起30が形成されてお
り、他方リップ24には該位置決め突起30に係合する
位置決め孔32が形成されているのである。より具体的
には、ルーバー本体22の位置決め突起30は、図2及
び図3に示されているように、カウルルーバー20をフ
ロントピラー34に接続した際に、モール36の内側端
部38が当接することとなる位置から所定の寸法:Bを
隔てた位置に形成されている。また、リップ24の位置
決め孔32は、貼り始め側の端面から前記寸法:Bと同
じだけの寸法隔てた位置に形成されている。
【0017】従って、ルーバー本体22にリップ24を
接着するに際しては、それら位置決め突起30と位置決
め孔32を係合させることにより、極めて簡便に且つ精
度良く、リップ24の貼り始めの接着位置を合わせるこ
とができるのであり、以てカウルルーバー20をフロン
トピラー34に接続した際に、フロントピラー34のモ
ール36とカウルルーバー20のリップ24との間に隙
間が生じることが極めて効果的に防止され得るようにな
っているのである。また、図1、図2から明らかなよう
に、位置決め突起30の突出高さは、位置決め孔32の
深さよりも低くされており、それによって、それらを互
いに嵌め合わせた際に、位置決め突起30がリップ24
の面から突出しないようになっているため、位置決め突
起30がフロントガラス28に当たって、ガラスを傷付
けたり、割ったりしないようになっている。
【0018】かくして、貼り始めの位置が精度良く合わ
された後、リップ24は、貼り始めから貼り終わりま
で、ルーバー本体22の車体後方側端部に沿って、一体
的に接着されることとなり、貼り終わりの端部で余分な
リップ24がカットされ、目的とするカウルルーバー2
0が得られるのである。ここで、前掲実開昭61−62
609号公報等に開示の一体型カウルルーバーの場合に
は、リップ24自体の伸びにより、貼り終わりの位置決
めができない不具合が残るが、前掲実公平4−1009
1号公報等に開示の分割型カウルルーバーの場合には、
各分割体の車体外側の端部から貼り始め、貼り終わり
を、図4に示す如きルーバー本体22の平坦な分割面1
3に合わせて、高い位置精度でカットすることができる
ため、左右両側のフロントピラー34との間に隙間が生
じず、更に分割面13でのリップ24の合わせ部にも隙
間が生じない。それ故、上述の如きカウルルーバーの構
造及び製造方法は、分割型のカウルルーバーに対して、
特に好適に採用され得るものである。なお、35は、分
割型カウルルーバーの各分割体を一体的に接続するた
め、ルーバー本体22に一体に形成された接続部であ
る。
【0019】なお、分割型のカウルルーバーの分割面1
3でリップ24の余分な部分をカットする際において、
目視精度を高めて、カット位置の精度を高めるために
は、リップ24の取付け部位となる車体後方側端部(図
4において上側の端部)の角部の厚み:Cを0.5mm以
下にすることが効果的である。また、前記ルーバー本体
22とリップ24において、位置決め突起30と位置決
め孔32を逆に設けても、何等差し支えなく、ルーバー
本体22に位置決め孔32を、リップ24に位置決め突
起30を設けるようにしても良い。
【0020】次に、図5には、本発明の他の一つの製造
方法に従い、リップをルーバー本体にインサート成形に
より取り付け、一体的なリップ付きカウルルーバー40
を製造する工程が示されている。そこにおいて、長板状
のルーバー本体42の車体後方側端部には、フロントガ
ラスの車体前方側端部を嵌め入れるための樋状の溝部4
6が一体的に形成されており、該溝部46を構成する前
方側壁部48(図5において上側に位置する壁部)に沿
って、弾性材からなる長尺状のリップ44が取り付けら
れるようになっている。また、該前方側壁部48には、
適数箇所に貫通孔50が形成されると共に、上面(車体
外面)側に、一段突出したリップ接続部51が設けられ
ている。
【0021】そして、かかるルーバー本体42は、ポリ
プロピレン等の成形材料を用いて、公知の成形手法に従
って成形されるものであって、リップ44を取り付ける
際には、インサート部材として所定の金型内に配され、
また前記溝部46内に、スライド型52が配置される。
そして、その状態で、塩化ビニル樹脂等の弾性材料がイ
ンサート成形されることによって、ルーバー本体42の
車体後方側端部に対して、リップ44が一体的に取り付
けられるのである。
【0022】また、前記貫通孔50の存在により、その
内部に弾性材料が入り込むことによって、ルーバー本体
42の車体後方側端部の前方側壁部48の表面側に位置
するリップ部位と裏面側に位置するリップ部位とが連結
されるようになっている。それ故に、高い取付強度が安
定して得られ、フロントガラスの嵌め込み時などにおい
て、万が一にもリップ44が剥がれる心配がないのであ
る。なお、リップ44のアンダーカット部54は、該リ
ップ44が弾性材料よりなるものであるため、スライド
型52を強制抜きすることによって、何等の問題なく脱
型することができる。
【0023】そして、このようなカウルルーバー40の
構造及び製造方法では、リップ44の成形と同時にリッ
プ44のルーバー本体42に対する取付けが行なわれる
ところから、ルーバー本体42に対するリップ44の取
付位置が、インサート成形によって極めて精度良く決め
られ得る。そのため、図3の如くに、カウルルーバー4
0(図3では20)をフロントピラー34に接続した際
に、モール36とリップ44(図3では24)との間に
隙間が生じることが極めて良好に防止され得るのであ
る。
【0024】しかも、従来ではリップは押し出し材であ
って、一端側から他端側まで同一の断面形状を有してお
り、部分的にフロントガラスとの密着性が悪くなる場合
があったが、このカウルルーバー40では、そのような
部位において、金型のキャビティ形状を修正して、リッ
プ44の形状を修正することによって、密着性を改善す
ることが可能である。また、リップ44の車幅方向両端
部位の形状等についても、インサート成形時に角部にR
付け加工等を任意に行なうことができ、形状の自由度が
有利に高められ得る。更に、リップの貼り終わり端部を
カットする場合と異なり、リップ44端部の端面方向に
ばらつきがなくなる。
【0025】それに加えて、接着作業、即ちリップに接
着テープを貼り付ける作業、かかるリップをルーバー本
体に貼り付ける作業、リップ端部をカットする作業、ル
ーバー本体にプライマーを塗布する作業等が一切廃止さ
れるため、機械的加工が可能となり、生産タクト及び生
産コストの低減を有利に図ることができる。また、リッ
プの貼りむらによって、リップ表面に凹凸が生じる等の
不具合も解消することができる。そして、このようなカ
ウルルーバーの構造及び製造方法は、金型の問題や工数
の問題から、一体型のカウルルーバーにおいて、より有
利に採用されることとなる。
【0026】また、図6には、上述の如きインサート成
形によりリップを取り付けて、製造されたリップ付きカ
ウルルーバーの他の例が示されている。このカウルルー
バー56も、ポリプロピレン製の長板状のルーバー本体
58と塩化ビニル製の長尺状のリップ60とからなり、
該ルーバー本体58の車体後方側端部には、フロントガ
ラスの車体前方側端部を嵌め入れるための樋状の溝部6
2が一体的に設けられている。また、該溝部62を構成
する前方側壁部64(図6において上側に位置する壁
部)は、リップ60の外面に露出する位置まで延長され
ており、更に該前方側壁部64の適数箇所には、貫通孔
66が形成されている。
【0027】そして、かかるルーバー本体58の前方側
壁部64に対して、リップ60が、インサート成形によ
り一体的に取り付けられており、前記貫通孔66を通じ
て表面側のリップ部位と裏面側のリップ部位が連結さ
れ、取付強度が有利に高められて、リップ60の剥がれ
が効果的に防止され得るようになっている。また、ここ
では、リップ60の外面にルーバー本体58の前方側壁
部64の端面が表れているところから、それらの材料の
色を互いに変えることによって、優れた意匠効果を発揮
し得るようになっている。更に、図5のカウルルーバー
40と異なり、リップ接続部51に相当する部位も、リ
ップ60自体にて形成していることから、接続部の段差
がない意匠となっている。
【0028】以上、本発明の代表的な実施例について詳
述したが、本発明が、そのような実施例の記載によっ
て、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまで
もないところである。また、本発明には、上記の実施例
の他にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当
業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加
え得るものであることが、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリップ付きカウルルーバーの一例
を示す断面説明図である。
【図2】図1のカウルルーバーの車幅方向端部を裏面か
ら示した説明図である。
【図3】図1のカウルルーバーをフロントピラーに接続
した状態を示す説明図である。
【図4】分割型のカウルルーバーの分割面を示す説明図
である。
【図5】本発明に係るリップ付きカウルルーバーの別の
例について、その一製造工程を示す断面説明図である。
【図6】本発明に係るリップ付きカウルルーバーの更に
別の例を示す断面説明図である。
【図7】車両の前方部位を示す斜視説明図である。
【図8】カウルルーバーの全体構成を示す平面図であ
る。
【図9】従来のリップ付きカウルルーバーの構造を示す
断面説明図である。
【図10】従来のリップ付きカウルルーバーをフロント
ピラーに接続した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
20 カウルルーバー 22 ルーバー本体 24 リップ 26 接着テープ 28 フロントガラス 30 位置決め突起 32 位置決め孔 34 フロントピラー 36 モール 40 カウルルーバー 42 ルーバー本体 44 リップ 46 溝部 48 前方側壁部 50 貫通孔 56 カウルルーバー 58 ルーバー本体 60 リップ 62 溝部 64 前方側壁部 66 貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロントガラスの下方近傍に、車
    幅方向に延びるように配置される長板状の本体と、該本
    体の車体後方側端部に沿って接着により一体的に取り付
    けられた、弾性材よりなる長尺状のリップとからなり、
    該リップにてフロントガラスの車体前方側端部に接続さ
    れるカウルルーバーにして、 かかるリップの貼り始めの端部において、前記本体及び
    前記リップのうちの何れか一方に、位置決め突起が形成
    されていると共に、何れか他方に、該位置決め突起に係
    合する位置決め孔が形成されており、それら位置決め突
    起と位置決め孔との係合により、前記リップの接着位置
    が合わされていることを特徴とするリップ付きカウルル
    ーバー。
  2. 【請求項2】 車両のフロントガラスの下方近傍に、車
    幅方向に延びるように配置される長板状の本体と、該本
    体の車体後方側端部に沿って接着により一体的に取り付
    けられた、弾性材よりなる長尺状のリップとからなり、
    該リップにてフロントガラスの車体前方側端部に接続さ
    れるカウルルーバーを製造するに際して、 かかるリップの貼り始めの端部において、前記本体及び
    前記リップのうちの何れか一方に、位置決め突起を形成
    すると共に、何れか他方に、該位置決め突起に係合する
    位置決め孔を形成し、それら位置決め突起と位置決め孔
    とを係合させて、接着位置を合わせた後、該リップを該
    本体の車体後方側端部に沿って一体的に接着することを
    特徴とするリップ付きカウルルーバーの製造方法。
  3. 【請求項3】 車両のフロントガラスの下方近傍に、車
    幅方向に延びるように配置される長板状の本体と、該本
    体の車体後方側端部に沿って一体的に取り付けられた、
    弾性材よりなる長尺状のリップとからなり、該リップに
    てフロントガラスの車体前方側端部に接続されるカウル
    ルーバーにして、 前記本体の車体後方側端部に対して、前記リップがイン
    サート成形により一体的に取り付けられていることを特
    徴とするリップ付きカウルルーバー。
  4. 【請求項4】 車両のフロントガラスの下方近傍に、車
    幅方向に延びるように配置される長板状の本体と、該本
    体の車体後方側端部に沿って一体的に取り付けられた、
    弾性材よりなる長尺状のリップとからなり、該リップに
    てフロントガラスの車体前方側端部に接続されるカウル
    ルーバーを製造するに際して、 前記本体をインサート部材として用い、その車体後方側
    端部に対して、前記リップをインサート成形することに
    より、かかるリップの成形と同時に、該リップの前記本
    体への取付けを行なうことを特徴とするリップ付きカウ
    ルルーバーの製造方法。
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