JPH0670292U - 防水ケース構造 - Google Patents

防水ケース構造

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JPH0670292U
JPH0670292U JP008100U JP810093U JPH0670292U JP H0670292 U JPH0670292 U JP H0670292U JP 008100 U JP008100 U JP 008100U JP 810093 U JP810093 U JP 810093U JP H0670292 U JPH0670292 U JP H0670292U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防水性能の向上を図った防水ケースを提供す
る。 【構成】 釦取付用の開口部を有する第1のケースと、
該第1のケースと嵌合する第2のケースと、前記開口部
から外部に露出するよう設けられた防水性のシ−ト状の
弾性釦と、第1と第2のケースが嵌合する個所に設けら
れる防水パッキン部とを備えてなる防水ケース構造にお
いて、前記弾性釦と防水パッキン部とを連結部を介して
一体化し、該弾性釦と防水パッキンで前記第1のケース
の内面を覆うようにしてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防水構造のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
各種電子機器のケ−スでは防水性が要求されることがあるが、特に建設機械, 工作機械,ラジコン模型等のリモコン操作器は、屋外の厳しい環境のもとで使用 されるため防水,防塵,耐熱等の種々の仕様要求がある。 図4は、従来の防水ケース構造の断面図である。ケースは上ケース41と下ケ ース42からなり、その間に防水用のゴム製のパッキン43を挟み込んでネジ4 4により共締めされて上下ケース41,42が嵌合される。上ケース41にはケ ース内部に向かって足部45が形成され、この足部45にスイッチ46を含む電 気部品等を搭載した基板47がネジ48により固定される。上ケース41のスイ ッチ46と対向する個所には開口部49が形成され、スイッチ46を押圧するた めのゴム釦50がこの開口部49から外部に露出するよう設けられる。ゴム釦5 0は開口部49より広く且つ、上ケース41と基板47の作る空間より厚く形成 されている。そしてゴム釦50の端部には貫通孔51が形成され、上ケース41 の足部45を該貫通孔51に挿入して上ケース41と基板47に挟み込むことで ゴム釦50がケースに固定される。
【0003】 従って本構造によれば、上下ケース41,42の嵌合個所にはパッキン43が 設けられ、また上ケース41の開口部49はゴム釦50が基板47により上ケー ス41の内面に圧接されるのでケース内は密閉され防水、防塵が図られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来防水ケース構造では、防塵についてはかなりの効果があるが、防水 の面ではまだ問題がある。即ち、水の浸入する経路が上ケース41とゴム釦50 の接触面、上下ケース41,42とパッキン43との接触面52,53の3経路 ありその経路となる部分の面積も広い。従ってここから毛細管現象によりケース 内部に水が浸入する可能性がある。本考案は、この浸水経路を減少あるいは、そ の面積を狭くして浸水の少ないケースを提供すること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、弾性釦が露出する開口部を有する第1のケ ースと、該第1のケースと嵌合する第2のケースと、前記開口部から外部に露出 するよう設けられた防水性のシ−ト状弾性釦と、第1と第2のケースが嵌合する 個所に設けられる防水パッキン部とを備えてなる防水ケース構造において、前記 弾性釦と防水パッキンとを連結部を介して一体化し、該弾性釦と防水パッキンで 前記第1のケースの内面を覆うようにしてなることを特徴とする防水ケース構造 である。
【0006】 また本考案は、前記連結部に寸法公差吸収用の薄肉部が形成されていることを 特徴とする前記載の防水ケース構造である。
【0007】
【作用】
本考案によれば、弾性釦とパッキンが連結部を介してー体化されるため、第1 のケースの開口部即ち、弾性釦の周辺および第1,第2のケースの嵌合個所に介 在するパッキンと第1のケースの接触面とから浸入した水は、第1のケースとパ ッキンの隙間には浸水するが、ケ−ス内部の電気部品等を搭載した基板等が存在 する空間には浸水経路がないため浸水しない。
【0008】 従って、実質的な浸水経路は、パッキンと第2のケースとの接触面のみとなり 浸水経路が減少し、防水性が向上する。また、連結部に寸法公差吸収用の薄肉部 が形成されているので、弾性釦および防水パッキン部の大型化に伴う寸法公差の 拡大を吸収でき、組立作業等が容易になる。
【0009】
【実施例】 図1は、本考案のー実施例に係る防水ケースの構造を説明するための断面図で あり、図2は、かかる防水ケースの分解斜視図である。 この実施例では、第1のケースである上ケース11と、第2のケースである下 ケース12と、釦とー体成形されたゴム製のパッキン13および基板14で構成 されている。上ケース11の上部には開口部16が設けられており、該開口部1 6よりパッキン13のゴム釦部13aが外部に突出している。そして、ゴム釦部 13aを押圧することにより、スイッチ15がオンオフ操作される。また、上ケ ース11の内側にはパッキン13のゴム釦部13aを上ケース11の開口部16 の中心にもってくるための突起17が開口部16の周囲に設けられ、上下ケース を螺着させるためのネジ孔19が四隅に形成され、そして下ケース12と嵌合す るための凹部20が外周部に設けられている。
【0010】 下ケース12は、上ケース11に対応し該上ケースと嵌合するための凸部21 が外周部に設けられ、また基板14を下から押上げ支えるリブ22が設けられ、 また上下ケースを螺着させるための挿通孔23が四隅に形成されている。 パッキン13は、ゴム釦と一体化したシート状のもので内部の基板を支えるた めにケース内側に垂れ下がった突起が設けられ、外周部には上ケース11の凹部 20および下ケース12の凸部21と嵌合するように凹凸したパッキン部13b が形成されている。スイッチ15を含む電気部品等を搭載した基板14には丸孔 26が設けられており、該丸孔26にパッキン13の突起の先端部24が嵌め込 まれ基板を固定する。なお、先端部24は膨らんでおり、丸孔26から容易に抜 けないようになっている。
【0011】 以上の四構成品を組立てるには、まず上ケース11とパッキン13との組立て は、上ケース11の突起17とパッキン13の上部の溝27を位置合わせし、上 ケース11の下ケース12との嵌合するための凹部20にパッキン13の外周に あるパッキン部13bの凸部を嵌め込む。そして、パッキン13の突起の先端部 24を基板14の丸孔26に挿入し、基板14をパッキン13を介して上ケース 11に固定する。次に上下ケースを嵌合するため、上ケース11の凹部20にパ ッキン13を挟んだ状態で下ケース12の凸部21を嵌め込む。換言すれば下ケ ース12の凸部21をパッキン13の外周部の凹部に嵌め込む。下ケース12の 四隅に形成されている挿通孔23にネジ28を挿通し、上ケース11の四隅に形 成されているネジ孔19に、該ネジ28で締め付け上ケース11と下ケース12 を螺着させる。
【0012】 また、本防水ケースに入出力ケーブル29を必要とするときは、下ケース12 に防水ブッシュ30を介して入出力ケーブル29を組付け、入出力ケーブルの先 端のコネクタ31を基板14に装着されている相手コネクタに嵌合する。 上記実施例に従えば、ケース内部の基板14等が存在する空間への浸水経路は パッキン13と下ケース12との接触面のみとなり、つまり開口部16はパッキ ン13によりケース内部の基板14等が存在する空間とは完全に遮断されるので 浸水経路が減少し、内部基板14に搭載した電気部品等の防水性能の向上が図れ る。
【0013】 また、本実施例によればゴム釦部13aとパッキン部13bを一体化すること によってパッキン13全体が大型化し寸法公差が大きくなるため、通常パッキン 全体が上ケース11の形状に合わせて変形するところであるが、薄肉部32が変 形し公差を吸収するため、ゴム釦部13aやパッキン部13bの変形が防止され 防水性が向上する。 更に、上ケース11の開口部16とパッキン13のゴム釦 部13aが位置ずれした場合(開口部の中央にゴム釦がこないとき)でも、パッ キン13の上部の溝27が上ケース11の開口部16の周囲にある突起17に規 制されるため、ゴム釦部13aの露出部分は開口部の中央に位置することでき、 商品性も向上する。
【0014】 また、本実施例によればパッキン13自体に基板14を支える突起を設けたた め、パッキン13に上ケース11に設けるべき基板14固定用のボスを通すため の孔を開ける必要がなくなるため、防水性能は更に向上される。 なお、本実施例でも下ケース12とパッキン部13bの嵌め込み個所が、防水 必要個所として残る。図3は、該防水必要個所の拡大断面図である。図3に示す ように、本実施例では下ケース12の凸部の高さH1を、パッキン部13bの凹 みH2より大きくし、ネジを締め付けていくと下ケースの凸部21がパッキン1 3のパッキン部13bを圧縮すると共に食い込み、更に該下ケースの凸部21の 先端を丸くすることにより1点にゴム圧を集中でき、ケースの密閉性が向上し防 水性能が高まる。
【0015】 なお、本実施例では、ゴム釦は1つであったが、本構造を応用して複数の釦を 設けることも可能であり、また、パッキンをゴムで形成したが、弾力性があり防 水性のある樹脂等の材料でも実現できる。 また、本実施例では、パッキンが上ケースの内部を完全に覆う構成であったが 、若干効果が落ちるものの基板固定用のボスを通す孔を設ける等の構造にしても かなりの効果をあげるものである。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による防水ケースの構造によれば、水の浸入経路 が減少あるいは面積が狭くなるので防水ケースの防水性能の向上が図れる。 また、ゴム釦部とパッキン部を一体化することにより大きくなる寸法公差のバ ラツキを薄肉部が吸収するので、ゴム釦部の位置ずれやパッキン部の変形防止を 図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る防水ケースの断面図で
ある。
【図2】本考案の一実施例に係る防水ケースの分解斜視
図である。
【図3】本考案の一実施例に係る防水ケースの一部拡大
断面図である。
【図4】従来の防水ケースの断面図である。
【符号の説明】
11 上ケース 12 下ケース 13 パッキン 13a パッキン部 13b ゴム釦部 14 基板 16 上ケース11の開口部 32 パッキン13の薄肉部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性釦が露出する開口部を有する第1の
    ケースと、 該第1のケースと嵌合する第2のケースと、 前記開口部から外部に露出するよう設けられた防水性の
    シ−ト状弾性釦と、 第1と第2のケースが嵌合する個所に設けられる防水パ
    ッキン部とを備えてなる防水ケース構造において、 前記弾性釦と防水パッキンとを連結部を介して一体化
    し、該弾性釦と防水パッキンで前記第1のケースの内面
    を覆うようにしてなることを特徴とする防水ケース構
    造。
  2. 【請求項2】 前記連結部に寸法公差吸収用の薄肉部が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の防水ケ
    ース構造。
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