JP2577895Y2 - 防水ケース構造 - Google Patents

防水ケース構造

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JP2577895Y2
JP2577895Y2 JP1993008100U JP810093U JP2577895Y2 JP 2577895 Y2 JP2577895 Y2 JP 2577895Y2 JP 1993008100 U JP1993008100 U JP 1993008100U JP 810093 U JP810093 U JP 810093U JP 2577895 Y2 JP2577895 Y2 JP 2577895Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、防水構造のケースに関
する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器のケ−スでは防水性が要求
されることがあるが、特に建設機械,工作機械,ラジコ
ン模型等のリモコン操作器は、屋外の厳しい環境のもと
で使用されるため防水,防塵,耐熱等の種々の仕様要求
がある。図4は、従来の防水ケース構造の断面図であ
る。ケースは上ケース41と下ケース42からなり、そ
の間に防水用のゴム製のパッキン43を挟み込んでネジ
44により共締めされて上下ケース41,42が嵌合さ
れる。上ケース41にはケース内部に向かって足部45
が形成され、この足部45にスイッチ46を含む電気部
品等を搭載した基板47がネジ48により固定される。
上ケース41のスイッチ46と対向する個所には開口部
49が形成され、スイッチ46を押圧するためのゴム釦
50がこの開口部49から外部に露出するよう設けられ
る。ゴム釦50は開口部49より広く且つ、上ケース4
1と基板47の作る空間より厚く形成されている。そし
てゴム釦50の端部には貫通孔51が形成され、上ケー
ス41の足部45を該貫通孔51に挿入して上ケース4
1と基板47に挟み込むことでゴム釦50がケースに固
定される。
【0003】従って本構造によれば、上下ケース41,
42の嵌合個所にはパッキン43が設けられ、また上ケ
ース41の開口部49はゴム釦50が基板47により上
ケース41の内面に圧接されるのでケース内は密閉され
防水、防塵が図られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記の従来防水ケース
構造では、防塵についてはかなりの効果があるが、防水
の面ではまだ問題がある。即ち、水の浸入する経路が上
ケース41とゴム釦50の接触面、上下ケース41,4
2とパッキン43との接触面52,53の3経路ありそ
の経路となる部分の面積も広い。従ってここから毛細管
現象によりケース内部に水が浸入する可能性がある。本
考案は、この浸水経路を減少あるいは、その面積を狭く
して浸水の少ないケースを提供すること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、弾性釦が露出する開口部を有する第1のケー
スと、該第1のケースと嵌合する第2のケースと、前記
開口部から外部に露出するよう設けられた防水性のシ−
ト状弾性釦と、第1と第2のケースが嵌合する個所に設
けられる防水パッキン部とを備えてなる防水ケース構造
において、前記弾性釦と防水パッキンとを連結部を介し
て一体化し、該弾性釦と防水パッキンで前記第1のケー
スの内面を覆うようにしてなることを特徴とする防水ケ
ース構造である。
【0006】また本考案は、前記連結部に寸法公差吸収
用の薄肉部が形成されていることを特徴とする前記載の
防水ケース構造である。
【0007】
【作用】本考案によれば、弾性釦とパッキンが連結部を
介してー体化されるため、第1のケースの開口部即ち、
弾性釦の周辺および第1,第2のケースの嵌合個所に介
在するパッキンと第1のケースの接触面とから浸入した
水は、第1のケースとパッキンの隙間には浸水するが、
ケ−ス内部の電気部品等を搭載した基板等が存在する空
間には浸水経路がないため浸水しない。
【0008】従って、実質的な浸水経路は、パッキンと
第2のケースとの接触面のみとなり浸水経路が減少し、
防水性が向上する。また、連結部に寸法公差吸収用の薄
肉部が形成されているので、弾性釦および防水パッキン
部の大型化に伴う寸法公差の拡大を吸収でき、組立作業
等が容易になる。
【0009】
【実施例】図1は、本考案のー実施例に係る防水ケース
の構造を説明するための断面図であり、図2は、かかる
防水ケースの分解斜視図である。この実施例では、第1
のケースである上ケース11と、第2のケースである下
ケース12と、釦とー体成形されたゴム製のパッキン1
3および基板14で構成されている。上ケース11の上
部には開口部16が設けられており、該開口部16より
パッキン13のゴム釦部13aが外部に突出している。
そして、ゴム釦部13aを押圧することにより、スイッ
チ15がオンオフ操作される。また、上ケース11の内
側にはパッキン13のゴム釦部13aを上ケース11の
開口部16の中心にもってくるための突起17が開口部
16の周囲に設けられ、上下ケースを螺着させるための
ネジ孔19が四隅に形成され、そして下ケース12と嵌
合するための凹部20が外周部に設けられている。
【0010】下ケース12は、上ケース11に対応し該
上ケースと嵌合するための凸部21が外周部に設けら
れ、また基板14を下から押上げ支えるリブ22が設け
られ、また上下ケースを螺着させるための挿通孔23が
四隅に形成されている。パッキン13は、ゴム釦と一体
化したシート状のもので内部の基板を支えるためにケー
ス内側に垂れ下がった突起が設けられ、外周部には上ケ
ース11の凹部20および下ケース12の凸部21と嵌
合するように凹凸したパッキン部13bが形成されてい
る。スイッチ15を含む電気部品等を搭載した基板14
には丸孔26が設けられており、該丸孔26にパッキン
13の突起の先端部24が嵌め込まれ基板を固定する。
なお、先端部24は膨らんでおり、丸孔26から容易に
抜けないようになっている。
【0011】以上の四構成品を組立てるには、まず上ケ
ース11とパッキン13との組立ては、上ケース11の
突起17とパッキン13の上部の溝27を位置合わせ
し、上ケース11の下ケース12との嵌合するための凹
部20にパッキン13の外周にあるパッキン部13bの
凸部を嵌め込む。そして、パッキン13の突起の先端部
24を基板14の丸孔26に挿入し、基板14をパッキ
ン13を介して上ケース11に固定する。次に上下ケー
スを嵌合するため、上ケース11の凹部20にパッキン
13を挟んだ状態で下ケース12の凸部21を嵌め込
む。換言すれば下ケース12の凸部21をパッキン13
の外周部の凹部に嵌め込む。下ケース12の四隅に形成
されている挿通孔23にネジ28を挿通し、上ケース1
1の四隅に形成されているネジ孔19に、該ネジ28で
締め付け上ケース11と下ケース12を螺着させる。
【0012】また、本防水ケースに入出力ケーブル29
を必要とするときは、下ケース12に防水ブッシュ30
を介して入出力ケーブル29を組付け、入出力ケーブル
の先端のコネクタ31を基板14に装着されている相手
コネクタに嵌合する。上記実施例に従えば、ケース内部
の基板14等が存在する空間への浸水経路はパッキン1
3と下ケース12との接触面のみとなり、つまり開口部
16はパッキン13によりケース内部の基板14等が存
在する空間とは完全に遮断されるので浸水経路が減少
し、内部基板14に搭載した電気部品等の防水性能の向
上が図れる。
【0013】また、本実施例によればゴム釦部13aと
パッキン部13bを一体化することによってパッキン1
3全体が大型化し寸法公差が大きくなるため、通常パッ
キン全体が上ケース11の形状に合わせて変形するとこ
ろであるが、薄肉部32が変形し公差を吸収するため、
ゴム釦部13aやパッキン部13bの変形が防止され防
水性が向上する。 更に、上ケース11の開口部16と
パッキン13のゴム釦部13aが位置ずれした場合(開
口部の中央にゴム釦がこないとき)でも、パッキン13
の上部の溝27が上ケース11の開口部16の周囲にあ
る突起17に規制されるため、ゴム釦部13aの露出部
分は開口部の中央に位置することでき、商品性も向上す
る。
【0014】また、本実施例によればパッキン13自体
に基板14を支える突起を設けたため、パッキン13に
上ケース11に設けるべき基板14固定用のボスを通す
ための孔を開ける必要がなくなるため、防水性能は更に
向上される。なお、本実施例でも下ケース12とパッキ
ン部13bの嵌め込み個所が、防水必要個所として残
る。図3は、該防水必要個所の拡大断面図である。図3
に示すように、本実施例では下ケース12の凸部の高さ
H1を、パッキン部13bの凹みH2より大きくし、ネ
ジを締め付けていくと下ケースの凸部21がパッキン1
3のパッキン部13bを圧縮すると共に食い込み、更に
該下ケースの凸部21の先端を丸くすることにより1点
にゴム圧を集中でき、ケースの密閉性が向上し防水性能
が高まる。
【0015】なお、本実施例では、ゴム釦は1つであっ
たが、本構造を応用して複数の釦を設けることも可能で
あり、また、パッキンをゴムで形成したが、弾力性があ
り防水性のある樹脂等の材料でも実現できる。また、本
実施例では、パッキンが上ケースの内部を完全に覆う構
成であったが、若干効果が落ちるものの基板固定用のボ
スを通す孔を設ける等の構造にしてもかなりの効果をあ
げるものである。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案による防水
ケースの構造によれば、水の浸入経路が減少あるいは面
積が狭くなるので防水ケースの防水性能の向上が図れ
る。また、ゴム釦部とパッキン部を一体化することによ
り大きくなる寸法公差のバラツキを薄肉部が吸収するの
で、ゴム釦部の位置ずれやパッキン部の変形防止を図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る防水ケースの断面図で
ある。
【図2】本考案の一実施例に係る防水ケースの分解斜視
図である。
【図3】本考案の一実施例に係る防水ケースの一部拡大
断面図である。
【図4】従来の防水ケースの断面図である。
【符号の説明】
11 上ケース 12 下ケース 13 パッキン 13a パッキン部 13b ゴム釦部 14 基板 16 上ケース11の開口部 32 パッキン13の薄肉部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性釦が露出する開口部を有する第1の
    ケースと、 該第1のケースと嵌合する第2のケースと、 前記開口部から外部に露出するよう設けられた防水性の
    シ−ト状弾性釦と、 第1と第2のケースが嵌合する個所に設けられる防水パ
    ッキン部とを備えてなる防水ケース構造において、 前記弾性釦と防水パッキンとを連結部を介して一体化
    し、該弾性釦と防水パッキンで前記第1のケースの内面
    を覆うようにしてなることを特徴とする防水ケース構
    造。
  2. 【請求項2】 前記連結部に寸法公差吸収用の薄肉部が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の防水ケ
    ース構造。
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