JPH0669900B2 - 被覆ストランドの乾燥方法および乾燥装置、並びに被覆ストランドの支持方法および装置 - Google Patents

被覆ストランドの乾燥方法および乾燥装置、並びに被覆ストランドの支持方法および装置

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JPH0669900B2
JPH0669900B2 JP3248068A JP24806891A JPH0669900B2 JP H0669900 B2 JPH0669900 B2 JP H0669900B2 JP 3248068 A JP3248068 A JP 3248068A JP 24806891 A JP24806891 A JP 24806891A JP H0669900 B2 JPH0669900 B2 JP H0669900B2
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ハルガード ジェンセン トーマス
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  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被覆グラスファイバー
を支持して乾燥させる方法および装置に関する。詳しく
は、グラスファイバーフィラメントの被覆ストランドを
乾燥させる方法および装置、並びにストランドの支持方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】グラスファイバーは、もともと1930
年代に開発され、以来、テキスタイル、補強重合マトリ
ックス、ゴム製品など数多くの最終製品における繊維ス
トランドおよびヤーンとして使用されてきた。グラスフ
ァイバーは、初期の段階から、ガラスバッチ溶融炉にお
けるブッシング内の小さなオリフィスからの細線化によ
り製造されている。グラスファイバーは、オリフィスか
ら溶融線条として流出し、冷却され、サイジング組成物
により処理される。サイジング組成物は、通常は、水様
組成物であって、例えば結合剤、潤滑剤、塗膜形成ポリ
マー成分を含有する。サイジングされたグラスファイバ
ーは、1つまたはそれ以上のファイバーの束すなわちス
トランドにまとめられ、巻取って成形パッケージとされ
るか、または切断してチョップとされる。テキスタイル
に使用する場合は、成形パッケージ形態のファイバーの
束を捻り、および/または他のストランドと共に束ね
て、ヤーンとされる。成形パッケージ形態のグラスファ
イバーストランド、をゴム製品を補強するために使用す
るときは、通常、ストランドに第2の化学処理または塗
膜が施され、ゴムマトリックスと融和するストランドま
たはストランドの束が形成される。このゴム製品への適
用においては、通常、ストランドを、エラストマーを含
有する溶液または浸漬液を入れた容器に通すことによ
り、エラストマー塗膜が施される。次に、この湿潤また
は飽和グラスファイバーストランドを支持して、僅かな
引っ張り力でローラなどの上を搬送させつつ、加熱空気
中に通して、エラストマー塗膜を乾燥させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような乾燥方法に
おいて生じる問題点は、被覆グラスファイバーストラン
ドがコンベイヤーロール、プーリなどの上を通るとき
に、被覆物質が剥離したり、被覆物質が搬送要素および
支持要素に付着し易いことであり、しかも、乾燥工程の
間、被覆製品の断面を維持することが困難なことであ
る。ガイドおよび支持ロールに接触することにより、ガ
イドおよび支持ロール上に塗膜物質が蓄積され、これに
より、被覆製品の品質が低下する。また、被覆ファイバ
ーがガイドから外れ、互いに粘着する結果ともなる。
【0004】これらの問題を解決する1つの方法は、炉
内にストランドに接触しない支持体を提供することであ
る。例えば、空気ナイフアセンブリを被覆ストランドの
下方に配備することにより、垂直方向の空気シートを提
供してストランドを支持する。しかし、空気流は、スト
ランドの横方向への移動は阻止できないために、ストラ
ンドは炉内で横方向に振動または移動して、隣接するス
トランドに接触するおそれがある。隣接したストランド
を互いに分離した状態に保つために、空気ナイフアセン
ブリは、隣接する被覆ストランドの間に垂直の櫛型部材
を配備し得る。これにより、炉内を前進するとき、個々
のストランドは互いに間隔を開けた状態に保持され、ま
だ粘性の表面を有する製品が他の被覆ストランドに付着
することが防止される。しかし、この櫛型構造は、スト
ランドの横方向への移動を防止するというよりは、横方
向の移動に対して物理的な障害を設けることによってそ
の移動を規制するにすぎず、さらに、ストランドが櫛に
接触すると、塗膜の一部が櫛型部材に付着して、櫛に塗
膜が蓄積すると共に、被覆ストランドの品質が低下する
おそれがある。
【0005】米国特許第3,619,252号(Roscherによる)
は、グラスファイバーに水様エラストマー組成物を塗布
および含浸させ、次に、残されるエラストマー固形物が
影響されないようにこの被覆製品を高周波電気ヒーター
により乾燥させて水分を除去する方法を開示している。
被覆ガラスファイバーは、誘導体ヒーターを垂直に通過
し、ここで塗膜の望ましくない揮発性成分が除去され
る。ストランドは次に加熱ガス炉を数回通過し、これに
より膜が硬化される。
【0006】米国特許第3,680,218号および第3,914,477
号(Belueらによる)は、被覆ストランドを支持して乾
燥させる方法を開示している。個々のストランドは、相
互にそれぞれ互い違いになった対向する細長いノズルか
ら噴出される加熱空気にさらされる。ノズルはストラン
ドの両側に加熱空気のカーテンを形成し、これがノズル
間にて被覆ストランドを懸垂する間に塗膜を乾燥させ
る。
【0007】米国特許第3,750,302号(Smithによる)
は、複数のフィラメントを支持するための装置を公開し
ている。ストランドは、幅方向に横断するスロットを有
する平坦な表面の上を前進する。スロットからは加熱加
圧流体が噴出し、加熱流体は平坦な表面に沿って進み、
流体のクッションを提供して上方のフィラメントを支持
する。
【0008】米国特許第4,292,745号(Caratschによ
る)は、ウェブ状の物質を乾燥させるための空気ホイル
乾燥機を開示している。上部および下部ノズルアセンブ
リをウェブの両側面に、相互にたがいちがいとなるよう
に配置する。下部ノズルから噴出する乾燥空気により、
ウェブを支持するための空気クッションが形成される。
【0009】米国特許第4,698,914号(Shuらによる)
は、柔軟な被覆ウェブを乾燥させる方法を開示してい
る。連続した空気バッグおよび空気ホイルを、前進して
いるウェブの下に配備して、ウェブを実質的に揺れのな
い状態で浮遊させる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のストランドの乾
燥方法は、被覆ストランドを乾燥させる方法であって、
被覆ストランドをほぼ直線方向に搬送する搬送工程と、
該ストランドの第1側面に複数の高速加熱ガス流を衝突
させる衝突工程と、該被覆ストランドの第2側面に該ガ
ス流が衝突するように該ガス流を方向転換させる方向転
換工程と、を包含している。
【0011】また、本発明のストランドの乾燥装置は、
第1空間と、第2空間と、加熱ガスを該第1空間に導入
し、該加熱ガスを該第2空間から排出させる手段と、2
つの空間の間に被覆ストランドを搬送する手段と、該被
覆ストランドの第1側面に衝突するように第1空間から
空気を噴出させる手段と、該被覆ストランドの第2側面
に衝突させるようにガス流を方向転換させる手段と、を
備えている。
【0012】本発明のスラント支持装置は、互いに離れ
て互い違いに傾斜した一対の第1および第2ノズルが複
数設けられており、第1ノズルから噴出される通常は上
向きのガス流が、対をなす第2ノズルから噴出される通
常は上向きのガス流と一直線に沿うように交差するノズ
ル群と、各ノズルを方向付るように所定の傾斜状態で支
持する手段と、前記対をなす第1および第2ノズルのそ
れぞれから噴出されるガス流の交差する直線と、その対
をなすノズルのそれぞれの間に配置されるストランドと
によってほぼ垂直な平面が形成されるように、各ノズル
に加圧ガスを分配する手段と、を有する。
【0013】さらに、本発明のストランド支持方法は、
互いに離れた対をなす第1および第2ノズルの複数対の
間にストランドを配置する工程と、これにより各第1ノ
ズルから噴出される通常は上向きのガス流が、対をなす
第2ノズルから噴出される通常は上向きのガス流と直線
に沿って交差させるように各ノズルをほぼ向き合うよう
に相互に傾斜させる工程と、各ノズルを方向付けて傾斜
した状態で支持する工程と、対をなす第1および第2ノ
ズルのそれぞれから噴出されるガス流の交差する直線
と、その対をなすノズルのそれぞれの間に配置されるス
トランドと、によりほぼ垂直の平面を形成するように、
加圧ガスを該ノズルに供給する工程と、を包含する。
【0014】
【作用】被覆ストランドは、再循環加熱ガスシステムを
備える乾燥炉を通して搬送される。該炉では、加熱ガス
流を被覆製品の第1側面に向けて衝突させ、次に偏向バ
ッフルにより該ガス流を方向転換して、被覆ストランド
の別の側面に向け衝突させ、これにより被覆ストランド
への乱流熱伝導を増大させる。本発明の1つの実施態様
においては、複数のノズルが上部空間に沿って、通常
は、被覆ストランドが乾燥炉を通って搬送される方向に
横断して配置される。被覆ストランドの下方には、複数
のバッフルが配置され、対応するノズルとの位置合わせ
を行って、加熱ガスがノズルから噴出され被覆ストラン
ドを通過した後、バッフルプレートに衝突し、次に方向
を変えて、前方に進んでいるストランドの反対表面に衝
突するように調節される。
【0015】本発明のストランドを支持するための方法
および装置では、ストランドは、一対のノズルの間に配
置される。該ノズルは互いの方向に傾斜して、第1ノズ
ルから噴出する上方に向かうガス流が、第2ノズルから
噴出する上方に向かうガス流と、ストランドと共に通常
垂直な面を形成する直線に沿って、交差するようにされ
る。これらガス流による結合された上向きの力は、スト
ランドを持ち上げて支持する。一方、各ガス流からの相
対する側面方向の力は側面方向の移動を低減し、ストラ
ンドの相対位置を安定させる。本発明の1つの実施態様
においては、ストランドは、乾燥および硬化炉を通って
前進する被覆グラスファイバのストランドである。スト
ランドは、塗膜されるときは一方の端部で支持され、塗
膜が乾燥するともう一方の端部で支持される。本発明の
支持構造は、炉内のストランドを、これらの端部支持物
を介して、これらと物理的に接触させずに支持する。こ
れにより、乾燥および硬化工程の間、被覆ストランドの
形状および一体性が維持される。
【0016】
【実施例】本発明は、重合化学塗膜の施されたファイバ
ーグラスフィラメントストランドの乾燥に関連して開示
される。しかし、本発明は、いかなるタイプの乾燥工程
においても使用され、乾燥効果を向上させ得る。特に、
本発明は、ストランド、ヤーン、コードなどの長い部材
を乾燥させるために使用され得る。さらに、本発明は、
ストランド、ヤーン、コードなどの長い部材を支持する
必要のあるいかなるタイプの工程においても使用され得
る。
【0017】本発明において限定はされないが、本明細
書にて記述する特定の実施態様においては、ガラスファ
イバーは、あらゆるファイバー化可能なガラスバッチ組
成物から製造され、「Eグラス」ファイバー、「621
グラス」ファイバー、「Aグラス」ファイバー、「Sグ
ラス」ファイバー、「Cグラス」ファイバー、およびこ
れらの低フッ素および/またはホウ素誘導体などのグラ
スファイバーへと形成される。しかし、炭素、グラファ
イト、ナイロン、ポリエステル、ポリアラミド、鋼鉄な
どの他の被覆物質も、本発明の教示に従って乾燥され得
る。グラスファイバーは、ガラスバッチ溶融炉のブッシ
ング内の出口から引き出され、十分に冷却した後、サイ
ジング組成物が塗布され得る。また、当業者に既知の他
の方法により機械的に細線化または調製され得る。サイ
ジング組成物のグラスファイバーへの塗布は、ベルト、
ローラ、スプレイなどの、当業者に既知のいかなる方法
によってもよい。サイジング組成物は、次の成分、すな
わち、結合剤、ファイバー保護剤の1つまたはそれ以上
を含有し得る。保護剤とは、ファイバー潤滑剤またはフ
ァイバー膜形成剤で有り得る。膜形成剤は、担体の蒸
発、液体膜の乾燥、または当業者に既知の他の膜形成メ
カニズムにより、膜を形成する重合物質であり得る。ま
た、グラスファイバーおよびその他のタイプのファイバ
ーに対しては、摩擦低減剤および/または静電気防止剤
などの成分をさらに含有させ得る。結合剤、ファイバー
潤滑剤、またはファイバー膜形成ポリマーは、当業者に
既知のいかなるものも使用し得る。グラスファイバーの
ための適切な水様サイジング組成物の例としては、米国
特許第4,390,647号(Girgisによる)にて開示されたも
のがあるが、これに限定されない。この特許による教示
は、本明細書中に参考として援用されている。グラスフ
ァイバーにおいては、サイジングしたグラスファイバー
はまとめられ、200から3,000以上のフィラメントを含む
グラスファイバーの束すなわちストランドとされる。ス
トランドは、通常、巻き取って成形パッケージへ、また
は正確に巻かれた紡糸のパッケージとされる。
【0018】図1において、クリール12は、複数のボ
ビン、またはファイバーグラスストランド14を有する
成形パッケージ(図示せず)を有する。ファイバーグラ
スストランド14のそれぞれには、潤滑剤および結合剤
を含有するサイジング組成物が塗布されている。ボビン
からストランドを引き出す場合には、各ストランド14
には捻りが施され、ストランドに一体性が与えられ、エ
ラストマー物質を塗布および含浸させる前の最初の工程
および処理中に起こるけば立ちを防ぐ。
【0019】ストランド14は、クリール12のパッケ
ージから平行状態で引き出され、接線方向に接触してガ
イド16を通過し、モータ駆動回転ローラすなわち浸漬
アプリケータ18を経て、モータ駆動回転ワイパーロー
ラすなわちガイド20へ至る。浸漬アプリケータ18
は、容器またはタンク24に入れられた水様ゴム浸漬液
すなわち乳濁液22に部分的に懸架される。本発明にお
いて限定はされないが、乳濁液は、米国特許第4,663,23
1号、第4,762,750号、および第4,762,751号(Girgisら
による)にて開示されたタイプのものであり得る。これ
らの教示は本明細書では参考として援用されている。浸
漬アプリケータ18は、ストランド14の移動方向とは
反対の方向に駆動され、ストランド14の塗膜および含
浸を向上させる。アプリケータ18およびストランド1
4によるゴム浸漬液22の蓄積は、ストランド14に所
望する最終量のゴム浸漬液22を塗布および含浸させる
のに十分な量以上のものとなる。ワイパーローラすなわ
ちガイド20は、ストランド14の移動とは反対の方向
に駆動され、さらにストランドに含浸させ、あるいは、
被覆ストランド14から余分のゴム浸漬液22を除去す
る。
【0020】塗膜の後、ストランド14は乾燥炉26に
入る。所望であれば、数本の被覆ストランドをまとめ
て、より大きな束を形成し得る。また、必要であれば、
形成ダイ(図示せず)を通して引出し、束を形成すると
共に余分の被覆物質を除去し得る。乾燥および硬化の
後、被覆ストランド14は、一連のレゾーナ(Lesson
a)巻取機27、もしくは他の、例えばスピンドルまた
はテキスタイル巻取りフレームなど、当業者に既知のス
トランド保管装置に巻取られる。
【0021】図2および3において、また後に詳述する
ように、ストランド14は、循環加熱空気またはガスを
利用する炉26の内部を前進する。加熱空気またはガス
はノズルを通して高速のガス流を供給し、これが被覆ス
トランド14の一方の側面に衝突する。ガスは、次に、
乱流熱伝導を増大させ乾燥効率を向上させる偏向バッフ
ルにより、ストランド14の反対の側面に向けて方向転
換する。図2において、送風機28はガス、好ましくは
空気を炉の入口ダクト30、炉26および炉の出口ダク
ト32を通して循環させる。入口ダクト30に沿って空
気取り込みダクト34が、また出口ダクト32に沿って
空気出口ダクト36が、それぞれ配置されており、シス
テムへ、またはシステムから、循環空気を追加または除
去する手段を提供する。さらに、空気循環制御プレート
38が、ダクト30および32内に配置され、通過する
空気流をさらに制御する。
【0022】空気は、上部空間42の入口40を通って
炉26に入る。偏向プレート44は、上部空間42内に
配置されたピボット状のバッフルロッド46に固定され
ており、流入空気を複数のノズル48に向けて供給す
る。本発明においては、限定はされないが、図2および
3に示した特定の実施態様においては、ノズル48は、
通常、被覆ストランド14が炉26を移動する方向に垂
直に且つ横断する方向に配置される。ノズル48の下端
部は、好ましくは、調整可能なスロット開口部50を有
し、これにより、ノズル開口部50の幅寸法の変更が可
能となり、また、上部空間42により供給される空気量
および速度の制御に役立つ。
【0023】本発明においては、限定はされないが、複
数の加熱要素52が上部空間42内に突き出ており、空
気がノズル48を通して噴出される前に空気を加熱す
る。図2および3に示した特定の実施態様においては、
要素52は電気抵抗ヒーターであり、空気が加熱要素5
2の上および/または周りを必ず通過し、通過中に加熱
されるように配置されている。変形例としては、加熱ガ
スを、外部ガス加熱源(図示せず)から炉26の上部空
間42に供給される。
【0024】図3および図4において、被覆ストランド
14の下方には、複数の曲線バッフルプレート54がロ
ッド56に支持されており、炉26の幅方向にわたって
延びていて、被覆ストランド14および加熱空気の間の
熱伝導を向上させている。バッフルプレート54は、ノ
ズル48からの空気流の方向を変更して、矢印58(図
4にのみ示す)により示すように、ストランド14の下
部表面に衝突するようにされる。さらに詳述すれば、バ
ッフルプレート54が各ノズル開口部50の下に配置さ
れ、これにより、ノズル48からの空気が、前進してい
るストランド14に衝突して該ストランドを通過した
後、バッフルプレート54の曲線表面に当たって方向転
換することにより、高速の空気が下降方向から上昇方向
へ向きを変え、瞬時のうちにストランド14に再び衝突
するようにされている。バッフルプレート54の滑らか
な連続した表面によって方向変換すれば、空気損失量お
よび空気流への乱流が最小限となる。本発明において
は、限定はされないが、バッフルプレート54の表面部
60は、好ましくは、空気流がノズル48から噴出され
るとき空気流に対して接線方向になっている。図3に示
す実施態様においては、ノズル48は空気を垂直下降方
向に噴出するため、表面部60は垂直方向に方向付けさ
れる。バッフルプレート54の表面部62は曲線であ
り、空気の垂直下降方向を変更する。表面部64は、空
気の方向を所望の角度に変更して、被覆ストランド14
の反対側の側面に衝突させる。表面部64の角度66
は、好ましくは30゜から50゜であり、図3に示す特
定の実施態様においては、角度66は45゜である。さ
らに、バッフルプレート54は、好ましくは、方向転換
した空気流が、矢印67にて示す被覆ストランド14の
前進に平行ではあるが反対方向の成分を有するように方
向付けされる。バッフルプレート54の上を通過し、被
覆ストランド14に衝突した後、加熱ガスは、下部空間
68を通って炉26から排出される。別の偏向プレート
70および調整ロッド72が、下部空間68内に配置さ
れており、ここを通過する空気流を制御および調整す
る。
【0025】本発明の乾燥炉26が、ストランド14が
水平方向に通過するように適用する場合には、乾燥中に
ストランド14の撓みを低減するための該ストランド1
4を支持する手段が別に必要となる。所望であれば、支
持ロール(図示せず)をストランドの通路に沿って配置
して、ストランド14が炉26を移動するときにストラ
ンドを支持するようにされる。しかし、このようなロー
ルは、所望する支持を提供するためには、ストランド1
4と物理的に接触する必要があり、この接触により、被
覆ストランド14が変形および/またはストランドの塗
膜の一部が剥がれて接触部に塗膜が蓄積するおそれがあ
る。従って、ストランドは、図5〜7に示す非接触スト
ランド支持アセンブリ74により支持されるのが好適で
ある。本発明においては、限定はされないが、図5〜7
に示す支持アセンブリ74の特定の実施態様において
は、支持アセンブリ74は、空気供給ヘッダー76を備
えている。空気供給ヘッダー76は、被覆ストランド1
4の上方であって、通常はストランド14を横断する方
向に、カラーアセンブリ80によって支持部材78から
回動可能に配置される。複数のノズルアセンブリ82が
ヘッダー76から下向きに、通常は互いに離れて且つ平
行に延びており、各ノズルアセンブリ間に各ストランド
14のための間隙が設けられている。本発明において
は、限定はされないが、各ノズルアセンブリ82は一対
のU型部材84および86を備えている。ヘッダー76
はU型部材86を受容するように扇形に切欠されて、ノ
ズルアセンブリ82が定位置に保持されるようにU型部
材86を固定する。U型部材84の脚部88間のスペー
スは、U型部材86の脚部90間のスペースより僅かに
小さい。従って、図7に示すように、両部材を結合して
互いに固定するとき、それぞれの隣接する一対のレッグ
の間の狭い間隙によりノズル開口部92が提供され、一
対のノズル94および96が形成される。ノズル開口部
92の幅は、通常は、0.010〜0.020(0.25〜0.50mm)の
間とされる。これは、乾燥する物質およびヘッダー76
を通って供給される空気量に依存する。本発明において
は、限定はされないが、特定の一実施態様においては、
開口部92の幅は、0.020インチ(0.050mm)であり、支
持アセンブリ74を通過する空気流は20〜40CFM(毎
分0.57〜1.13m3)であった。加圧空気源(図示せず)か
ら供給される空気は、カラーアセンブリ80の取付具9
8を介してヘッダー76へ吸入される。加圧空気は、次
に下部U型部材86の開口部100を通過してノズルア
センブリ82に至る。プレート102および104は、
各ノズルアセンブリ82の前部および後部をシールす
る。
【0026】図6に示すように、ノズルアセンブリ82
はストランド14に対して傾斜しており、また、近接す
るノズルアセンブリ82からノズル94および96がそ
れぞれに対して傾斜している。これにより、図8に示す
ように、1つのノズルアセンブリ82のノズル94から
の点線95により示される空気のカーテンが、隣接する
ノズルアセンブリ82のノズル96からの点線97によ
り示される空気のカーテンに、ストランド14が乾燥炉
26を通って搬送されるときのストランド14の垂直方
向の移動とほぼ同じ平面にあるラインに沿って交差する
ようにされている。1つのノズルによりストランド14
へ加えられる側面方向の力に対向して、同じ側面方向の
力が、隣接するノズルアセンブリの隣接するノズルによ
り加えられる。また、空気流からの垂直な力も加えられ
る。さらに、各空気流からの側面方向の力は、ストラン
ド14が炉26を前進するときのストランド14の側面
方向の振動を安定化する。このようにして、空気流は、
ストランド14が炉26を通って搬送される際に、該ス
トランド14を持ち上げて支持使用とすると共に、スト
ランドの移動を、ストランドが炉26を搬送される方向
に平行となった、ほぼ垂直な面に維持しようとする。
【0027】ノズル開口部92の長さLは、ノズルアセ
ンブリ82の角度A、およびストランド14が炉26を
通って搬送されるときのストランド14の予想される垂
直方向の移動Vの関数である。実際においては、長さL
は、好ましくは、V/sinAより僅かに大である。本発
明の好適な実施態様においては、角度Aは45゜であ
り、長さLは1.41Vより僅かに大である。ノズル開口部
92のこの好適な長さを超える部分は、例えば溶接によ
りシールされる。さらに、支持アセンブリ74は、ノズ
ル開口部92が、ストランド14の予想される垂直方向
の移動Vの中間点に 沿った中心となるように配置され
る。図6および7において、ヘッダー76からカラー1
08を介して調整プレート106が回動可能に吊り下げ
られており、ストランド14を再び炉26内に通すと
き、ストランドの位置関係を維持するために使用され
る。特に、調整プレート106は、複数の離れたフィン
ガー110(図5参照)を備えており、フィンガー11
0は、対応するノズルアセンブリ82と位置合わせさ
れ、これにより、それぞれのフィンガー110間のスペ
ース112が、各ノズルアセンブリ82間のスペース、
従ってストランド14が炉26内を通って搬送されると
きのストランド14の位置に対応する。実際において
は、再挿通作業の間、好適な間隔をあけてストランド1
4が取り付けられる再挿通バー(図示せず)が、図1に
示すように炉26を右から左へと通される。該バーは支
持アセンブリ74に到達すると、先ず調整プレート10
6、次にノズルアセンブリ82を上方に持ち上げて回動
させ、これらをバーの通路から取り除く。図6において
は、これはヘッダー76の周りの時計方向の回転であ
る。バーは、炉26を引続き通って、プレート106を
通り過ぎると、プレート106は元の位置へと揺動さ
れ、ノズルアセンブリ82は持ち上げられたままの状態
となる。バーがノズルアセンブリ82を通り過ぎて、ノ
ズルアセンブリ82を元の位置に戻すまで、フィンガー
110は、支持アセンブリにおけるストランド14の位
置合わせされた位置を維持する。ストップ部材114
が、支持アセンブリ74におけるノズルアセンブリの下
向きの回転を制限するように配置される。
【0028】ストランドに対する非接触支持を提供する
ために他の方法を使用し得ることは、当業者には理解さ
れよう。例えば、当業者には既知のように、空気ナイフ
アセンブリ(図示せず)を被覆ストランド14の下方に
配置し、上向きの空気シートを供給してストランド14
を支持することも可能である。さらに、空気ナイフアセ
ンブリは垂直の櫛を備え得る。これは、隣接する被覆ス
トランド14間に配置され、ストランド14が炉26を
前進するとき、ストランドを互いに離れた状態で維持し
て、表面がまだ粘性を有した非硬化の製品が他の被覆ス
トランドに粘着することを防ぐ。製品のタイプにより、
被覆ストランドを支持するためにロールまたは空気を使
用すること以外に、被覆ストランドに引張り力を加え
て、ストランドが炉26を前進するときにこれを支持す
ることも可能である。
【0029】本発明の特定の1実施態様においては、被
覆ストランドを、前述のような図2および3に示すタイ
プの10フィート長の炉2台を使用して乾燥させた。各
炉には、0.5インチ(1.27cm)幅のノズル開口部を有す
るノズルを30個配置した。ストランドの速度は、スト
ランドおよび塗膜厚さにより、毎分45〜300フィート
(毎分14〜92m)とした。被覆ストランドのスペースは
最小限0.75インチ(1.91cm)に設定した。空気は、毎分
2,000〜から5,000フィート(毎分610〜1,524m)の速
度、および400゜Fから700゜F(204゜Cから371゜C)の温
度で、好ましくは、毎分3,000〜4,000フィート(毎分91
5〜1,220m)の速度、500゜F〜600゜F(260゜Cから316゜
C)の温度で、ノズル開口部を通して供給した。結果
は、これらの炉により処理された被覆ストランドは、従
来の加熱空気炉より約4倍速い速度で乾燥および硬化さ
れた。
【0030】本明細書にて開示された本発明の形態は、
例示的な好適な実施態様を示すものであり、上述の請求
項の範囲により定義される本発明の教示から離れること
なく様々な変更が可能であることは理解されよう。
【0031】
【発明の効果】本発明の被覆ストランドの乾燥方法およ
び乾燥装置では、このように、迅速に被覆ストランドを
乾燥させることができる。また、本発明の被覆ストラン
ド支持方法および装置では、ストランドの未硬化の被覆
がストランドから剥がれることなく支持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の被覆ストランドの乾燥装置が使用さ
れるファイバーの塗膜を形成して乾燥させるための装置
の平面図である。
【図2】 本発明の被覆ストランドの乾燥装置を示す、
図1の2−2線に沿った立面図である。
【図3】 図2の3−3線に沿った一部切り欠き拡大立
面図である。
【図4】 図3に示すノズルおよびバッフルプレート構
造の拡大図である。
【図5】 被覆ストランド支持構造を示す、図3の5−
5線に沿った部分立面図である。
【図6】 図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】 図6の7−7線に沿った断面図である。
【図8】 図6の8−8線に沿った断面図である。
【符号の説明】
14 被覆ストランド 26 乾燥炉 42 上部空間 48 ノズル 54 バッフルプレート 68 下部空間 74 支持アセンブリ 76 空気供給ヘッダー 82 ノズルアセンブリ 94、96 ノズル 106 調整プレート

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆ストランドを乾燥させる方法であっ
    て、被覆ストランドをほぼ直線方向に搬送する搬送工程
    と、該ストランドの第1側面に複数の高速加熱ガス流を
    衝突させる衝突工程と、該被覆ストランドの第2側面に
    該ガス流が衝突するように該ガス流を方向転換させる方
    向転換工程と、を包含する被覆ストランドの乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記搬送工程は、平行に間隔をあけて配
    列された複数の被覆ストランドを搬送する工程を包含す
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記方向転換工程は、前記ストランドの
    前記第2側面に沿ってバッフルプレートを配置して、前
    記ガス流を該バッフルプレートの表面に沿って移動させ
    ることにより、該ガス流の方向を該ストランドの該第2
    側面の方向に転換させる工程を包含する請求項2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 前記転換工程の後に、前記ガス流の少な
    くとも一部を再循環させて、その再循環ガスの一部によ
    り前記衝突工程および方向転換工程をさらに実施する工
    程を包含する請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記方向転換工程は、前記ガス流が前記
    ストランドの前記第2側面に該ストランドに対して鋭角
    の角度で衝突するように、該ガス流の方向を転換する請
    求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第2側面が、前記ストランドの前記
    第1側面の反対側面である請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記方向転換工程では、前記ガス流が前
    記被覆ストランドに対して45゜の角度で方向転換され
    る請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記方向転換工程は、前記ガス流が、前
    記ストランドに平行であって該ストランドの搬送方向と
    は反対方向の成分を有するように、該ガス流の方向を転
    換する工程をさらに包含する請求項3に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記被覆ストランドが水平方向に搬送さ
    れており、該ストランドの前記第1側面がその上部表面
    であって、前記第2側面がその下部表面である請求項8
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記搬送工程、衝突工程および方向転
    換工程のそれぞれの間にて、前記ストランドが各端部の
    中間位置にて支持する工程を包含する請求項9に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記支持工程が、別の空気流を、前記
    ストランドの前記下部表面に向けて上方に噴出させる工
    程を包含する請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記方向転換工程は、前記ガス流が、
    前記ストランドに平行であって該ストランドの搬送方向
    とは反対方向の成分を有するように該ガス流の方向を転
    換させる工程をさらに包含する請求項11に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 前記方向転換工程の後に、前記ガス流
    の少なくとも一部を再循環させて、その再循環ガスの一
    部により前記衝突工程および方向転換工程を実施する工
    程をさらに包含する請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 被覆ストランドを乾燥させる装置であ
    って、第1空間と、第2空間と、加熱ガスを該第1空間
    に導入し、該加熱ガスを該第2空間から排出させる手段
    と、2つの空間の間に被覆ストランドを搬送する手段
    と、該被覆ストランドの第1側面に衝突するように第1
    空間から空気を噴出させる手段と、該被覆ストランドの
    第2側面に衝突させるようにガス流を方向転換させる手
    段と、を備えた被覆ストランドの乾燥装置。
  15. 【請求項15】 前記噴出手段が、前記ストランドの搬
    送方向をほぼ横断する方向に配置された複数のノズルを
    備えるとともに、前記方向転換させる手段が、前記2つ
    の空間の間に配置された複数のバッフルプレートを備え
    ており、前記ストランドが該バッフルプレートと該ノズ
    ルとの間を搬送されるようにされ、しかも、各バッフル
    プレートは対応するノズルと位置合わせされている請求
    項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記バッフルプレートは、最初に前記
    ストランド間を通過する前記加熱ガスが、該ストランド
    の第1側面に衝突した後に、該加熱ガスにさらされる第
    1表面部と、該ガス流を方向転換させる第2曲線部と、
    該ガス流が該ストランドの該第2側面に向かうようにガ
    イドする第3表面部とを備えている請求項15に記載の
    装置。
  17. 【請求項17】 前記バッフルプレートの第1表面部
    が、前記噴出されたガス流に平行である請求項16に記
    載の装置。
  18. 【請求項18】 前記バッフルプレートの第3表面部
    が、前記被覆ストランドに対して鋭角である請求項16
    に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記搬送手段は、前記ストランドをほ
    ぼ水平方向に搬送しており、前記ストランドの第1およ
    び第2側面部がそれぞれ該ストランドの上部および下部
    表面であり、さらに、前記第1および第2空間がそれぞ
    れ上部および下部空間である請求項16に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記ストランドを前記下部空間内に支
    持する手段をさらに備えた請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記支持手段が、さらに別のガス流を
    前記下部表面に向けて上向きに噴出し、これにより前記
    ストランドを支持する手段を備えた請求項20に記載の
    装置。
  22. 【請求項22】 前記下部空間から前記上部空間へと移
    動されるガスの少なくとも一部を再循環させる手段をさ
    らに備えた請求項20に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記バッフルプレートの前記第1表面
    部が、前記噴出されたガス流に平行であり、また該バッ
    フルプレートの前記第3表面部が前記被覆ストランドに
    対して鋭角である請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 複数の被覆ストランドを支持する装置
    であって、互いに離れて互い違いに傾斜した一対の第1
    および第2ノズルが複数設けられており、第1ノズルか
    ら噴出される通常は上向きのガス流が、対をなす第2ノ
    ズルから噴出される通常は上向きのガス流と一直線に沿
    うように交差するノズル群と、各ノズルを方向付るよう
    に所定の傾斜状態で支持する手段と、前記対をなす第1
    および第2ノズルのそれぞれから噴出されるガス流の交
    差する直線と、その対をなすノズルのそれぞれの間に配
    置されるストランドとによってほぼ垂直な平面が形成さ
    れるように、各ノズルに加圧ガスを分配する手段と、を
    有する被覆ストランド支持装置。
  25. 【請求項25】 第1および第2ノズルを有する、複数
    の隣接したノズルアセンブリをさらに備えており、第1
    ノズルアセンブリの該第1ノズルが、該第1ノズルアセ
    ンブリに隣接した第2ノズルアセンブリの該第2ノズル
    から離れて配置され、且つ該第2ノズルの方向に傾斜し
    ている、請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記ノズルが約45゜の角度で傾斜し
    ている、請求項24に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記ノズルアセンブリが、前記ストラ
    ンドをほぼ横断する方向の水平軸の周りに回転するよう
    に、該アセンブリを回動可能に取り付ける手段をさらに
    備えた請求項25に記載の装置。
  28. 【請求項28】 間隔をあけた複数のフィンガーを有す
    る調整プレートをさらに備えており、隣接するフィンガ
    ー間のスペースが、隣接するノズルアセンブリの前記第
    1および第2ノズル間のスペースにほぼ対応している、
    請求項27に記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記調整プレートを前記ノズルアセン
    ブリに対して回動可能に取り付ける手段をさらに備えた
    請求項28に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記ノズルアセンブリのそれぞれが、
    ほぼU型の第1部材を備えており、該第1部材は、ほぼ
    U型の第2部材の内部に配置されて、該第2部材に固定
    されており、さらに、該第1部材の脚部は該第2部材の
    隣接する脚部から離れていて、隣接する第1および第2
    部材の脚部が該ノズルアセンブリの第1および第2ノズ
    ルを形成する請求項28に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記支持手段、前記回動可能に取り付
    ける手段、および前記搬送手段が、ヘッダー部材を備え
    ており、前記ガスが、該ヘッダー部材を通り、前記U型
    部材の前記隣接した脚部間のノズルから噴出される請求
    項30に記載の装置。
  32. 【請求項32】 被覆ストランドを支持する方法であ
    り、互いに離れた対をなす第1および第2ノズルの複数
    対の間にストランドを配置する工程と、これにより各第
    1ノズルから噴出される通常は上向きのガス流が、対を
    なす第2ノズルから噴出される通常は上向きのガス流と
    直線に沿って交差させるように各ノズルをほぼ向き合う
    ように相互に傾斜させる工程と、各ノズルを方向付けて
    傾斜した状態で支持する工程と、対をなす第1および第
    2ノズルのそれぞれから噴出されるガス流の交差する直
    線と、その対をなすノズルのそれぞれの間に配置される
    ストランドと、によりほぼ垂直の平面を形成するよう
    に、加圧ガスを該ノズルに供給する工程と、を包含する
    被覆ストランドの支持方法。
  33. 【請求項33】 各々第1および第2ノズルを有して、
    それぞれが相互に隣接した複数のノズルアセンブリを、
    第1ノズルアセンブリの第1ノズルが、第1ノズルアセ
    ンブリに隣接した第2ノズルアセンブリの第2ノズルか
    ら離れて配置して、第2ノズルの方向に傾斜するよう
    に、設ける工程をさらに包含する請求項32に記載の方
    法。
  34. 【請求項34】 前記ノズルアセンブリが、前記ストラ
    ンドをほぼ横断する方向の水平軸周りに回転するように
    配置する工程をさらに包含する請求項33に記載の方
    法。
  35. 【請求項35】 間隔を開けた複数のフィンガーを有す
    る調整プレートを設ける工程と、隣接するフィンガー間
    のスペースを、隣接するノズルアセンブリの前記第1お
    よび第2ノズル間のスペースと位置合わせする工程と、
    をさらに包含する請求項33に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記ストランドが前記ノズルアセンブ
    リの間を前進する工程と、該ノズルアセンブリを、前記
    ノズルから噴出する前記ガス流が該ストランドの前進と
    同じ方向に平行な成分を有するように方向付けする工程
    と、をさらに包含する請求項33に記載の方法。
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