JPH0669140B2 - レベルシフト回路 - Google Patents

レベルシフト回路

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JPH0669140B2
JPH0669140B2 JP57202921A JP20292182A JPH0669140B2 JP H0669140 B2 JPH0669140 B2 JP H0669140B2 JP 57202921 A JP57202921 A JP 57202921A JP 20292182 A JP20292182 A JP 20292182A JP H0669140 B2 JPH0669140 B2 JP H0669140B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/003Changing the DC level

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  • Nonlinear Science (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明はレベルシフト回路に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来のレベルシフト回路を第1図乃至第4図に示す。第
1図に示す例はダイオードを用いてシフトする方式の回
路である。すなわち、入力端子P1に印加された入力信号
はトランジスタQ11,ダイオードD11,D12を介してシフト
され、出力端子P2に導びかれる。この回路のレベルシフ
ト量(入力端子P1と出力端子P2間の電位差)VLSは VLS=VBE1+VD1+VD2 …(1) 但しVBE1:トランジスタQ11のベース・エミッタ間順方向
降下電圧 VD1:ダイオードD11の順方向降下電圧 VD2:ダイオードD12の順方向降下電圧 となる。
しかしながら、上記構成の場合、製造誤差や温度変動に
よってトランジスタQ11やダイオードD11,D12の特性が所
望の値から変動すると、レベルシフト量VLSが変動して
しまう欠点がある。また、レベルシフト量VLSはダイオ
ードの数によって決まるが、レベルシフト量VLSを大き
くしたい場合、ダイオードの数が多くなる欠点がある。
第2図に示す例は定電流源I11を用いる方式を示す。こ
の回路のレベルシフト量VLSは、 VLS=VBEa+RaIa …(2) 但し、VBEa:トランジスタQ12のベース・エミッタ間順方
向降下電圧 Ra:抵抗R11の抵抗値 Ia:定電流源I11の電流 この回路は、定電流源I11の回路設計に於いて、回路素
子の特性の変動の補償及び温度補償を考慮した回路設計
をすることが要求され、回路設計が複雑になる。また定
電流源I11としては、トランジスタのベース電圧を制御
することにより、そのコレクタ電流を一定に保ち、これ
を電流Iaとする回路が用いられる。しかしながら、この
場合、上述したような電流源トランジスタのベース側に
不要の信号成分が乗ると、電流Iaの値が変化し、これに
よりレベルシフト量VLSが変化してしまう欠点がある。
また、レベルシフト量VLSはIaやRaによって決まるが、
これを大きくする為に、Iaを大きくすると消費電力が増
大し、Raを大きくすると周波数特性が悪化する欠点があ
る。
また、第1図及び第2図に示す回路はシフト方向がいず
れも高レベルから低レベルへの一方向のみであり、これ
とは逆の方向へはこのままでは設計変更できない欠点が
ある。
第3図及び第4図は低レベルから高レベルにレベルシフ
ト可能なように構成された例を示すものである。第3図
は第1図と同様にダイオードを用いる方式であり、第4
図は第2図と同様に定電流源を用いる方式である。これ
ら、第3図及び第4図の回路もそれぞれ前述した第1
図,第2図の回路と同様の欠点を有することは当然であ
るが、さらに次のような欠点を有する。
まず、集積回路では、PNPトランジスタとしては一般
に、ラテラルPNPトランジスタやサブストレートPNPトラ
ンジスタが用いられる。この種のPNPトランジスタはNPN
トランジスタに比べて電流増幅率が低く、入力インピー
ダンスが低いという欠点を有する。したがって、入力段
にPNPトランジスタを用いている第3図,第4図の回路
では、NPNトランジスタを用いている第1図,第2図の
回路に比べ、入力インピーダンスが低いという欠点を有
する。
また、第3図及び第4図の回路は電源依存性を有する。
すなわち、第3図の回路では電源電圧が変動すると、ト
ランジスタQ11に流れる電流が変化し、トランジスタQ11
のベース・エミッタ間順方向降下電圧VBEa,温度係数が
変化する欠点を有する。第4図の回路では、定電流源I
11の電流源トランジスタのベースバイアス電圧が電源電
圧に依存して決まることが多く、したがって、電源電圧
が変動すると、電流Iaが変動し、レベルシフト量VLS
変動する欠点を有する。
〔発明の目的〕
この発明は上記の事情に対処すべくなされたもので、集
積回路化に好適で、かつ回路構成が簡単で、常に安定し
たレベルシフトを行なうことができるレベルシフト回路
を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
この発明は、入力信号が印加される入力端子と、ベー
ス、エミッタ、コレクタを有し、前記入力端子からの入
力信号がベースに印加され、エミッタを基準電位点に直
流的に結合した第1のトランジスタと、前記入力端子か
らの前記第1のトランジスタのベース・エミッタを介し
て基準電位点に至る電流経路中に配置した第1の抵抗
と、入力端及び出力端を有し、入力端が前記第1のトラ
ンジスタのコレクタに接続されたカレントミラー回路
と、ベース、エミッタ、コレクタを有し、前記カレント
ミラー回路の出力端にコレクタ及びベースが結合したPN
接合の第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタ
のエミッタに直流的に直列接続された定電圧源と、前記
カレントミラー回路の出力端から前記第2のトランジス
タのベース・エミッタを介して定電圧源に至る電流経路
中に配置した第2の抵抗と、前記カレントミラー回路の
出力端と前記第2のトランジスタのコレクタとの接続点
に設けられた出力端子とを具備し、 (Rb/Ra)・n=1 Raは第1の抵抗の抵抗値 Rbは第2の抵抗の抵抗値 nはカレントミラー回路の入力端電流に対する出力端電
流の電流比(n=1を含む)となるようにしたものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、図面を参照してこの発明の実施例を詳細に説明す
る。第5図は第1の実施例を示す回路図である。入力端
子P1はトランジスタQ21のベースに接続されている。こ
のトランジスタQ21のエミッタは抵抗R21を介して接地さ
れ、コレクタはトランジスタQ22のコレクタに接続され
ている。このトランジスタQ22のコレクタはベースに接
続されてダイオード構成とされ、このベースはさらにト
ランジスタQ23のベースに接続されている。トランジス
タQ22,Q23のエミッタは電源Vccに接続されている。トラ
ンジスタQ23のコレクタはダイオード接続のトランジス
タQ24のコレクタとベースとの接続中点に接続されてい
る。トランジスタQ24のエミッタは抵抗R22の一端に接続
され、抵抗R22の他端は定電圧源E21の正側電極に接続さ
れている。レベルシフト量に関与する定電圧源E21の負
電極は接地されている。前記トランジスタQ23のコレク
タには出力端子P2が設けられている。
なお、トランジスタQ22,Q23はカレントミラー回路を成
す。したがって、第5図はトランジスタQ21のコレクタ
・エミッタ電流路をカレントミラー回路の入力端側に接
続し、トランジスタQ24のコレクタ・エミッタ電流路を
出力端側に接続した構成となっている。カレントミラー
回路は、トランジスタQ22のコレクタに流れる入力電流
に比例した出力電流をトランジスタQ23のコレクタに流
すものである。
上記構成に於いて動作を説明する。入力端子P1には、例
えばアース電位を動作点とする信号が印加される。今、
トランジスタQ22,Q23の特性を等しくすれば、カレント
ミラー動作により、トランジスタQ21及び抵抗R21に流れ
る電流とトランジスタQ24及び抵抗R22に流れる電流とが
等しくなる。このような条件の基で、さらに、トランジ
スタQ21,Q24の特性を等しくすれば、これらトランジス
タQ21,Q24のベース・エミッタ間順方向降下電圧を等し
くすることができる。上記構成によれば、出力端子P2
は利得はそのままにして、動作点がアース電位から定電
圧源E21の定電圧にレベルシフトされた信号が得られ
る。
出力端子P2の電位を式を使って表わすと次のようにな
る。今、トランジスタQ21〜Q24のベース電流がこれらト
ランジスタQ21〜Q24のコレクタ電流に比べて無視できる
程小さいとする。
入力端子P1に例えば電圧V1なる直流レベルの信号が印加
されたとすると、そのときの出力端の直流電圧レベルV2
は、 但しEa:定電圧源E21の定電圧 VBEa,VBEb:それぞれトランジスタQ21,Q24のベース・エ
ミッタ間順方向降下電圧 Ra,Rb:それぞれ抵抗R21,R22の抵抗値 となる。式(4)を変形すると、 となる。ここで、ベース・エミッタ間のダイオード特性
に依存しないように V2=Ea+V1 …(5) なる関係が得られるようにする為には、 の2つの条件を成立させなくてはならない。この2つの
条件はとりも直さず、 という条件である。
という条件は、トランジスタQ21とQ24,Q22とQ23の特性
をそれぞれ等しくすることによって得られる。また という条件は、当然抵抗R21,R22の抵抗値を等しくする
ことによって得られる。
ところで、同一半導体基板上に複数のトランジスタを集
積回路化する場合、同一形式のトランジスタであればそ
れらの特性を相対的に精度良く所望の値に設定すること
ができる。この場合、製造誤差あるいは温度変化によっ
て各トランジスタの特性が所望の値から変動したとして
も、全てのトランジスタの特性の変動傾向が同じとなる
ので、特性の比だけは依然として一定に保つことができ
る。したがって、第5図の回路に於いて、トランジスタ
Q22,Q23の特性の比を1:1にすることは容易であり、さら
にトランジスタQ21,Q24の特性の比を1:1にすることも容
易であるから、トランジスタQ21,Q24に流れる電流(厳
密にはエミッタの電流の電流密度)を容易に等しくする
ことができる。したがって、VBEa/VBEbを確実に1にす
ることができる。
また、同様に同一半導体基板上に複数の抵抗を集積回路
化する場合、その抵抗値の比を所望の値に設定すること
も容易であるから、Rb/Raを確実に1にすることができ
る。
したがって、第5図の回路では式(5)で示されるよう
な出力電圧V2を確実に得ることができる。そして、この
場合、定電圧源E21の定電圧Eaがレベルシフト量となる
から、この電圧Eaを適宜設定することにより、入力信号
の動作点を次段の回路に合った動作点に変換することが
できる。
以上詳述したようにこの実施例は、入力端子P1とアース
間に、1個のトランジスタQ21のベース・エミッタ間電
流路と1個の抵抗R21との直列回路から成る信号入力回
路を設け、定電圧源E21と出力端子P2間に、信号入力回
路と同じく1個のトランジスタQ24のベース・エミッタ
間電流路と1個の抵抗R22から成る信号出力回路を設
け、カレントミラー回路によって上記両回路に等しいバ
イアス電流を供給するようにしたものである。この場
合、信号出力回路には入力電圧V1等しい電圧が発生し、
これが定電圧源E21から発生される定電圧Eaに応じて適
宜レベルシフトされ、出力端子P2に導出される。
上記構成によれば、カレントミラー回路の入力端側の回
路と出力端側の回路によって、回路素子の特性の変動を
相殺されるので、回路素子の特性が変動しても、常に所
望のレベルシフト量を確保することができる。
また、独立的に設けられた定電圧源E21の定電圧Eaを適
宜選定することによって、種々様々なレベルシフト量を
設定することができる。この場合、定電圧Eaを正電圧あ
るいは負電圧に選ぶことによって、低レベルから高レベ
ルあるいは高レベルから低レベルへといった両方向のレ
ベルシフトを実現することが可能である。
ここで上記のように入力側のトランジスタと出力側のト
ランジスタとのベース・エミッタ特性が等しくベース・
エミッタ電圧がVBEであるとすると上述した(4)式
は、 で一般的に示される。
n:Q22,Q23が構成するカレントミラー回路の電流比。
k:出力回路側に接続されたダイオード(PN接合)の個
数。
上記(4)′式でVBEの係数項が零となるように、Rb/R
aなる抵抗比、電流比n、ダイオードの個数kを設定す
れば、入力端子P1での直流レベルは出力端子P2で温度変
化の影響をうけることなくレベル変換される。
即ち、 なる条件を満足すればPN接合電圧VBEによる影響をうけ
ずに直流レベルの変換を行ない得る。この場合、直流レ
ベル変換量は で示され、この変換レベルを上記カレントミラー回路の
電流比n,抵抗比Rb/Raを定めて設定し、その上で出力回
路に挿入するダイオードの個数kを定めれば、VBEの変
化による影響をうけることなく直流変換レベル量を定め
ることができる。なお、抵抗Rbは、後述する第11図に示
す例のように、抵抗R28,抵抗R22で分割されて出力側に
接続された場合にはその合成抵抗を示す。
また、定電圧源E21は定電圧Eaを大きくしても、消費電
力が大きくなったり、周波数特性が悪化したりすること
のないようにすることができる。
また、電源電圧が変動してもトランジスタQ22,Q23の電
流が変わることがないので、入力端子P1での利得を保っ
たまま入力信号を出力端子P2に導びくことができる。し
かも、定電圧源E21を例えば第6図のように構成すれ
ば、定電圧Eaが電源電圧の変動の影響を受けないように
することができる。以上から電源電圧の変動の影響を受
けないレベルシフトを行なうことができる。なお、第6
図はダイオード接続のトランジスタQ25,Q26とツェナー
ダイオードD21を直列接続したものである。このような
構成によれば、常に一定な電圧Eaを得ることができ、か
つ温度係数を零にすることができる。
また、入力段にNPNトランジスタQ21を用いているので入
力インピーダンスが高い。
また、上記のような構成であれば、低い電源電圧しか利
用できないような場合でも有利である。
第7図乃至第10図はそれぞれ信号入力回路と信号出力回
路の異なる構成を示す回路図である。まず、第7図はト
ランジスタQ21のエミッタと抵抗R21との間にダイオード
接続のトランジスタQ27を順方向に接続したものであ
る。このような場合でも、例えば、出力端子P2とトラン
ジスタQ24のコレクタとの間にダイオード接続のトラン
ジスタQ28を順方向に挿入することにより、トランジス
タQ27の両端電圧分をトランジスタQ28で確保することが
できるので、先の式(5)を得ることができる。
第8図は、信号入力回路側ではトランジスタQ21のエミ
ッタをアースに直結し、ベースと入力端間に抵抗R23
挿入したものである。そして、信号出力回路側では、ト
ランジスタQ24のベースとコレクタ間に抵抗R23と等しい
抵抗値の抵抗R24を挿入したものである。このような構
成では、トランジスタQ21,Q24のエミッタ電流が略等し
いので、そのベース電流も略等しく、したがって、抵抗
R23,R24の両端電圧も略等しい。その結果、トランジス
タQ24のコレクタとエミッタ間には入力電圧V1に略等し
い電圧が発生し、出力電圧V2は前式(5)と同じように
なる。
第9図は先の第8図に於いて、トランジスタQ21のベー
スとアース間に抵抗R25を挿入し、トランジスタQ24のベ
ースとエミッタ間に抵抗R26と抵抗値が等しい抵抗R26
挿入したものである。このような構成に於いても、トラ
ンジスタQ24のコレクタとエミッタ間に入力電圧V1に略
等しい電圧を発生させることができる。
第10図は、トランジスタQ21のベースとアース間にダイ
オード接続のトランジスタQ29を順方向に接続し、さら
にトランジスタQ21のベースと入力端子P1間に抵抗R27
挿入したものである。そして、トランジスタQ24のエミ
ッタには、第5図と同じく抵抗R22が挿入されている。
この場合、抵抗R27,R22の抵抗値は等しくされている。
このような構成では、トランジスタQ22,Q23はカレント
ミラー回路を成し、トランジスタQ21に流れる電流と等
しい電流がトランジスタQ29に流れる。したがって、ト
ランジスタQ29と抵抗R27から成る回路はトランジスタQ
24と抵抗R22から成る回路と同じように動作し、定電圧
源E21と出力端子P2間に入力電圧V1に略等しい電圧が得
られる。
以上は入力信号に対する利得が1となるように構成され
た回路について説明したが、利得を1以外の整数倍にす
ることも可能である。第11図は例えば、利得を2倍にす
るように構成された場合を示す。すなわち、トランジス
タQ23のコレクタと定電圧源E21の正側電極との間に、ト
ランジスタQ24と抵抗R22から成る回路と同じような接続
構成を有する回路を2個直列にして挿入したものであ
る。この場合、トランジスタQ24,Q30は特性が等しく、
抵抗R22,R28は抵抗値が等しくなるようにしてある。
このような構成によれば、定電圧源E21の正側電極とト
ランジスタQ24のコレクタ間、トランジスタQ24コレクタ
とトランジスタQ30のコレクタ間にそれぞれ入力電圧V1
と等しい電圧が発生する。したがって、出力端子P2
は、2倍に増幅され、動作点が定電圧Eaまでレベルシフ
トされた信号が得られる。
出力電圧V2を式を使って表わすと、 但し、VBEc:トランジスタQ30のベース・エミッタ間順方
向降下電圧 Rc:抵抗R28の抵抗値 となる。ここで、VBEa=VBEb=VBEc,Ra=Rb=Rcである
から、 V2=Ea+2V1 …(9) となる。同様の方法で、直列接続される回路数を増やす
ことにより、3倍以上整数倍の利得を得ることができ
る。
第12図は次段の回路が複数あって、各回路の入力動作点
が異なる場合に効率良く構成されたレベルシフト回路を
示すものである。この場合は、例えば第5図に示すよう
な回路を複数設ける必要はなく、カレントミラー回路の
出力用のトランジスタを複数にし、各出力用のトランジ
スタに例えば第5図で説明したような信号出力用回路を
接続すればよい。第12図は入力動作点が異なる次段の回
路が2個存在する場合の構成を示す。すなわち、カレン
トミラー回路の出力用のトランジスタQ31はトランジス
タQ23と同一特性を有し、このトランジスタQ31のコレク
タ側に接続されるトランジスタQ32及び抵抗R29はそれぞ
れトランジスタQ24及び抵抗R22と同一特性を有し、かつ
同一接続構成となっている。したがって、出力端子P3
は、入力電圧V1の動作点を定電圧源E22の定電圧Ebまで
レベルシフトした出力電圧V3が得られる。
V3=Eb+V1 …(10) したがって、定電圧源E21,E22の定電圧Ea,Ebを適宜選定
することにより、出力端子P2,P3にはここに接続される
次段の回路の入力動作点までレベルシフトされた信号を
得ることができる。
第13図は、トランジスタQ33,Q34、抵抗R30〜R33、定電
流源I21で構成された次段の差動増幅回路へレベルシフ
トされた信号を供給する構成を示すものである。すなわ
ち、差動対を成す一方のトランジスタQ33のベースは出
力端子P2に接続され、他方のトランジスタQ34のベース
は定電圧源E21の正側電極へ接続されている。このよう
な構成によれば、トランジスタQ33,Q34のベースへは、
共に定電圧源E21の定電圧Eaを基準にしてバイアスが供
給されるので、電圧Eaの変動で差動入力電圧が変動する
ことがなく、入力電圧V1のみを差動入力として供給する
ことができる。そして、負荷抵抗R32,R33の抵抗値を適
宜設定することにより、出力端子P3,P4に入力電圧V1
増幅した電圧を得ることができる。
なお、この発明は先の実施例に限定されるものではな
い。例えば、第5図に於いて、定電圧源E21の定電圧Ea
を零すれば、レベルシフト量を零にすることができる。
言い換えれば回路を単にインピーダンス変換回路として
利用することができる。また、カレントミラー回路とし
ては、第5図等で示した構成のものに限らないことも勿
論である。
〔発明の効果〕
このようにこの発明によれば、集積回路に好適で、かつ
回路構成が簡単で、常に安定したレベルシフトを行なう
ことができるレベルシフト回路を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はそれぞれ従来のレベルシフト回路の
異なる例を示す回路図、第5図はこの発明に係るレベル
シフト回路の第1の実施例を示す回路図、第6図乃至第
13図はそれぞれこの発明の第2の実施例乃至第9の実施
例を示す回路図である。 P1……入力端子、P2,P3……出力端子、Vcc……電源、E
21,E22……定電圧源、I21……定電流源、Q21〜Q34……
トランジスタ、R21〜R33……抵抗、D21……ツェナーダ
イオード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号が印加される入力端子と、 ベース、エミッタ、コレクタを有し、前記入力端子から
    の入力信号がベースに印加され、エミッタを基準電位点
    に直流的に結合した第1のトランジスタと、 前記入力端子から前記第1のトランジスタのベース・エ
    ミッタを介して基準電位点に至る電流経路中に配置した
    第1の抵抗と、 入力端及び出力端を有し、入力端が前記第1のトランジ
    スタのコレクタに接続されたカレントミラー回路と、 ベース、エミッタ、コレクタを有し、前記カレントミラ
    ー回路の出力端にコレクタ及びベースが結合したPN接合
    の第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタのエミッタに直流的に直列接続
    された定電圧源と、 前記カレントミラー回路の出力端から前記第2のトラン
    ジスタのベース・エミッタを介して定電圧源に至る電流
    経路中に配置した第2の抵抗と、 前記カレントミラー回路の出力端と前記第2のトランジ
    スタのコレクタとの接続点に設けられた出力端子とを具
    備し、 (Rb/Ra)・n=1 Raは第1の抵抗の抵抗値 Rbは第2の抵抗の抵抗値 nはカレントミラー回路の入力端電流に対する出力端電
    流の電流比(n=1を含む)となるようにしたことを特
    徴とするレベルシフト回路。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938773B2 (ja) * 1974-01-10 1984-09-19 株式会社東芝 レベルシフト回路
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