JPH0666945B2 - 高品位テレビジヨン受像機 - Google Patents

高品位テレビジヨン受像機

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JPH0666945B2
JPH0666945B2 JP60103090A JP10309085A JPH0666945B2 JP H0666945 B2 JPH0666945 B2 JP H0666945B2 JP 60103090 A JP60103090 A JP 60103090A JP 10309085 A JP10309085 A JP 10309085A JP H0666945 B2 JPH0666945 B2 JP H0666945B2
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広幸 小林
昇 山崎
豊 森井
佑一 二宮
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Japan Broadcasting Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例(第1図) G1 フィールド内補間部の説明(第2図,第3図) G2 4フィールド間補間部の説明(第2図,第4図) G3 動き量検出部の説明(第5図) G4 倍速変換部の説明(第6図,第7図) G5 動き補正の説明 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、サブナイキストサンプリングによって帯域圧
縮され、互いドットインターレースされた4フィールド
単位の画面が順次伝送される飛越し走査方式のテレビジ
ョン信号、いわゆるMUSE方式のテレビジョン信号を使用
する高品位テレビジョン受像機に関する。
B 発明の概要 本発明は、いわゆるMUSE方式のテレビジョン信号を使用
する高品位テレビジョン受像機において、非飛越し倍走
査表示をさせると共に、静止画部分及び動画部分で異な
る、つまり動き適応型の補間処理をさせることにより、
高画質化を図るようにしたものである。
C 従来の技術 高品位テレビジョンは、例えば、1125本/60フィール
ド、インターレース比2:1、アスペクト比5:3の表示がな
されるものであり、従来方式、例えばNTSC方式のテレビ
ジョン(525本/60フィールド、インターレース比2:1、
アスペクト比4:3)に比べて約4倍の情報量を持ってい
る。そのため、従来方式のテレビジョンでは7H(Hは画
面高)以上の視距離で諸妨害が検知されないとされてい
るのに対して、高品位テレビジョンでは3H以上の視距離
で妨害が検知されないとされている。
D 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、高品位テレビジョンは、3H以下の視距離
において、程度は低いが、やはりラスタ妨害やラインフ
リッカ等の諸妨害が検知される。
第11図は高品位テレビジョンの走査線構成を示すもの
で、実線は奇数フィールド、破線は偶数フィールドの走
査線を示している。また、第12図は走査線を時間方向に
見たものであり。そして、第13図は、この高品位テレビ
ジョンの信号(動きの少ないもの)を2次元(垂直−時
間)周波数平面に表示したものであり、562.5cph,30Hz
の点を中心として折り返し成分が存在する。この成分
は、通常3H以上の視距離では知覚されないが、3H以下の
視距離では、妨害成分として知覚されるのである。
尚、第13図において、「○」は直通の折り返し点を示し
ている。
ところで、現在、衛星放送は、12GHz帯で行なわれてお
り、1チャンネルあたり27MHzの伝送帯域を持ってい
る。一方、通常の高品位テレビジョン信号は20MHzの信
号帯域を持っている。アナログ伝送に適したキャリアパ
ワー一定となるFM変調方式を用いると、伝送帯域はベー
スバンドの約3倍以上が必要となる。したがって、通常
の高品位テレビジョン信号の場合には、衛星放送の2チ
ャンネル以上を必要とする。そこで、いわゆるMUSE(マ
ルチプル サブナイキストサンプリング エンコーディ
ング)方式という、一種の帯域圧縮方式が開発され、例
えば20MHzの帯域を有する通常の高品位テレビジョン信
号が8MHz程度のテレビジョン信号とされ、衛星放送1チ
ャンネルでの伝送が可能となった。
このMUSE方式のテレビジョン信号は、以下のようにして
形成されている。まず、高品位テレビジョン信号(R,G,
B原色信号)から輝度信号Y、広帯域色信号CW、狭帯域
色信号CNが得られる(第14図A,B,Cに図示)。ここで、
信号Y,CW,CNはR,G,B原色信号から、次式の変換マトリク
スで得られる。
次に、色信号CW,CNを1/4に時間軸圧縮し、輝度信号
Yの水平ブランキング期間に線順次で時間軸多重したTC
I信号を得る(第14図Dに図示)。
次に、このTCI信号が64MHzのクロックでサンプリングさ
れる(第15図に「□」で示すのがサンプリング点であ
る)。
次に4フィールドで一巡するサブナイキストサンプリン
グが16MHzのクロックで行なわれ、信号帯域8MHz弱のMUS
E TCI信号、即ち上述したMUSE方式のテレビジョン信号
が形成される。第15図において、「1」,「2」,
「3」及び「4」で示すサンプリング点が、夫々第1フ
ィールド,第2フィールド,第3フィールド及び第4フ
ィールドのサンプリング点であり、互いにドットインタ
ーレースの関係となっている。
因みに、このようなMUSE方式のテレビジョン信号を使用
するテレビジョン受像機では、静止画部分と動画部分と
で夫々異なる補間処理をし、飛越し走査による画像表示
がなされることが期待されている。
本発明は、このようなMUSE方式のテレビジョン信号を使
用する高品位テレビジョン受像機において、上述したよ
うな諸妨害を良好に防止するようにしたものである。
E 問題点を解決するための手段(第1図) 本発明は、上述問題点を解決するため、受信したMUSE方
式のテレビジョン信号を非飛越し倍走査方式のテレビジ
ョン信号に変換する倍走査変換手段を有し、これからの
変換された信号で画像を表示する。また、倍走査変換手
段は、4フィールド間補間手段(12)とフィールド内補
間手段(9)とを有し、画像の動きを検出する手段(1
4)の出力で、4フィールド間補間手段(12)とフィー
ルド内補間手段(9)を制御する。そして、静止画部分
では、4フィールド間補間手段(12)の出力により補間
される走査線の画像を作成し、動画部分では、フィール
ド内補間手段(9)の出力により補間される走査線の画
像を作成する。
F 作用 倍走査変換手段からの変換された信号で画像が表示され
るので、非飛越し倍走査の画像、つまりラスタ妨害、ラ
インフリッカ等の妨害の除去された画像が表示される。
また、静止画部分では、4フィールド間補間手段の出力
により補間される走査線の画像が作成されるので、十分
な解像度が得られ、一方動画部分では、フィールド内補
間手段の出力により補間される走査線の画像が作成され
るので、二線妨害等の劣化のない画像が表示される。
G 実施例 以下、第1図を参照しながら本発明の一実施例について
説明しよう。
同図において、(1)はアンテナ、(2)はFM受信機で
あり、このFM受信機(2)には、12GHz帯の衛星放送信
号が供給され、このFM受信機(2)からは、上述したMU
SE方式のテレビジョン信号SMVが得られる。この信号SMV
はA/D変換器(3)でデジタルデータに変換された
後、フィールド遅延回路(4)に供給される。また、こ
の遅延回路(4)の出力はフィールド遅延回路(5)に
供給され、また、この遅延回路(5)の出力はフィール
ド遅延回路(6)に供給され、さらに、フィールド遅延
回路(6)の出力はフィールド遅延回路(7)に供給さ
れる。フィールド遅延回路(4)〜(7)は、例えばフ
ィールドメモリで構成される。上述したように、信号S
MVは第1フィールドから第4フィールドの4フィールド
で一巡する信号であり、例えば遅延回路(4)の入力と
して第1フィールドの信号が供給されるとき、遅延回路
(4),(5),(6)及び(7)の出力として、夫々
第4フィールド,第3フィールド,第2フィールド及び
第1フィールドの信号が得られる。
また、A/D変換器(3)でデジタルデータに変換され
た信号SMVは同期分離及びクロック再生回路(8)に供
給され、この回路(8)よりA/D変換用のクロック、
その他のシステムクロック(64MHz,128MHz等)が発生さ
れ、回路各部に供給される。
G1 フィールド内補間部の説明(第2図,第3図) また、(9)は、主として動画部分の走査線を構成する
信号を発生するフィールド内補間部である。この補間部
(9)には、A/D変換器(3)からの信号SMV(現フ
ィールドの信号)が供給される。そして、この補間部
(9)では、現フィールドで伝送された画素を基にして
補間画素が決められる。この場合、伝送された画素の1
つに対して、その同一ラインで3点、その隣のラインで
4点の計7点の画素が補間される。
ここで、第2図Aは信号SMVで伝送される画素を示して
おり、「1」,「2」,「3」及び「4」で示す画素
は、夫々第1フィールド,第2フィールド,第3フィー
ルド及び第4フィールドで伝送される画素であり、
「×」の部分の画素は伝送されていない。尚、この第2
図Aは、第15図と対応している。
したがって、信号SMVが第1フィールドにあるときに
は、補間部(9)で、第2図Bに示すように画素が補間
される。同図において、「○」で示す部分が補間された
画素である。そしてこの場合、1,3,5,・・・のラインの
画素は正規の走査線を構成するものであるが、2,4,6,・
・・のライン(矢印)の画素は補間走査線を構成するも
のとなる。
尚、信号SMVが第2フィールド,第3フィールド及び第
4フィールドにあるときにも、同様に補間がなされる。
ここで、第2図Cは、飛越し走査による画像表示をする
場合の補間例を示している。
第3図は、補間部(9)の具体回路を示すものである。
信号SMVは、ドットライン遅延線(91)に供給され、こ
の遅延線(91)からは、伝送された所定の画素a0とその
近傍(例えば5ライン内)の画素a1〜a6が並列に出力さ
れる。遅延線(91)より出力される7点の画素a0〜a6
重み付け加算器(921)〜(927)に供給され、これら加
算器(921)〜(927)より7点の補間画素b1〜b7(第2
図Bで「○」)が得られる。この補間画素b1〜b7と所定
の画素a0(第2図Bでは「1」)とが、夫々正規の走査
線及び補間走査線に対応した出力用シフトレジスタ(93
1)及び(932)にロードされる。そして、これらシフト
レジスタ(931)及び(932)には64MHzのクロックが供
給され、夫々ロードされた画素が出力される。したがっ
て、以上の動作が順次繰り返し行なわれるので、ソフト
レジスタ(931)及び(932)からは、夫々正規の走査線
の信号A1と補間走査線の信号A2とが並行して得られる。
この補間部(9)より得られる信号A1及びA2は、乗算器
(10)を介して加算器(11)に供給される。
G2 4フィールド間補間部の説明(第2図,第4図) また、(12)は、主として静止部分の走査線を構成する
信号を発生する4フィールド間補間部である。この補間
部(12)には、A/D変換器(3)からの信号SMV(現
フィールドの信号)、遅延回路(4)の出力信号S
MV1(1フィールド前の信号)、遅延回路(5)の出力
信号SMV2(2フィールド前の信号)、遅延回路(6)の
出力信号SMV3(3フィールド前の信号)が供給される。
この補間部(12)では、以前3フィールドに伝送された
画素をも考慮して補間画素が決められる。この場合、伝
送された画素の1つに対して補間される画素は4点とな
る。
ここで、奇数フィールドのときには、補間部(12)で第
2図Dに示すように画素が補間される。同図において、
「○」で示す部分が補間された画素である。そして、こ
の場合、1,3,5,・・・のラインの画素は正規の走査線を
構成するものであるが、2,4,6,・・・のライン(矢印)
は補間走査線を構成するものとなる。
尚、偶数フィールドのときにも、同様に補間がなされ
る。
ここで、第2図Eは、飛越し走査による画像表示をする
場合の補間例を示している。このときも、補間画素
「○」は、4フィールド間の画素を基に決められてい
る。
第4図は、補間部(12)の具体構成を示すものである。
信号SMV,SMV1,SMV2及びSMV3は、夫々ドットライン遅延
線(1211),(1212),(1213)及び(1214)に供給さ
れる。これら遅延線(1211),(1212),(1213)及び
(1214)からは、夫々のフィールドで伝送された所定の
画素c10,c20,c30,c40とその近傍の画素c11〜c13,c21〜c
23,c31〜c33及びc41〜c43とが並列に出力される。遅延
線(1211)〜(1214)より出力される画素c10〜c43は重
み付け加算器(1211)〜(1224)に供給され、これら加
算器(1211)〜(1224)より4点の補間画素d1〜d4(第
2図Dで「○」)が得られる。この補間画素と所定の画
素c10〜c40(第2図Dでは「1」〜「4」)とが、夫々
正規の走査線及び補間走査線に対応した出力用シフトレ
ジスタ(1231)及び(1232)にロードされる。そして、
これらシフトレジスタ(1231)及び(1232)には64MHz
のクロックが供給され、夫々ロードされた画素が出力さ
れる。したがって、以上の動作が順次繰返し行なわれる
ので、シフトレジスタ(1231)及び(1232)からは、夫
々正規の走査線の信号B1と補間走査線の信号B2とが並行
して得られる。
この補間部(12)より得られる信号B1及びB2は、乗算器
(13)を介して加算器(11)に供給される。
G3 動き量検出部の説明(第5図) また、(14)は画像の動きを検出する動き量検出部であ
る。この動き量検出部(14)には、A/D変換器(3)
からの信号SMV(現フィールドの信号)、遅延回路
(5)の出力信号SMV2(2フィールド前の信号)及び遅
延回路(7)の出力信号SMV4(4フィールド前の信号)
が供給される。この動き量検出部(14)においては、信
号SMV,SMV2,SMV4から画素(補間前)毎の動きの程度を
検出し、これが動き量K(0≦K≦1)として出力され
る。完全な静止部ではK=0で、完全な動き部ではK=
1とされる。また、動き部と静止部の境界では、この境
界が目立たないように、Kは0から1の中間値とされ
る。この動き量検出部(14)は、例えば、第5図に示す
ように構成される。
信号SMV及びSMV4は、夫々合成器(1411)及び(1412
に供給される。また、これら合成器(1411)及び(14
12)には、信号SMV2が夫々供給される。また、合成器
(1411)より得られる信号SMVとSMV2との合成信号は、
2次元の空間ローパスフィルタ(1421)を通して減算器
(1431)に供給される。また、この減算器(1431)に
は、信号SMV2が2次元空間ローパスフィルタ(1422)を
通して供給される。そして、この減算器(1431)からの
差信号は、絶対値回路(1441)で絶対値化されて最大値
選択回路(145)に供給される。また、合成器(1412
より得られる信号SMV2とSMV4との合成信号は、2次元ロ
ーパスフィルタ(1423)を通して減算器(1432)に供給
される。また、この減算器(1432)には、合成器(14
11)より得られる合成信号の2次元ローパスフィルタ
(1421)を通した信号が供給される。そして、この減算
器(1432)からの差信号は、絶対値回路(1442)で絶対
値化されて最大値選択回路(145)に供給される。ま
た、最大値選択回路(145)の出力がフィールド遅延回
路(146)に供給される。このフィールド遅延回路(14
6)からは前フィールドでの動き量Kが得られることと
なり、これに乗算器(147)で0〜1の間の一定係数
(例えば0.5〜0.7が乗ぜられた後、最大値選択回路(14
5)に供給される。そして、最大値選択回路(145)で選
択されたものが動き量Kとして出力される。
尚、第5図において、合成回路(1411),(1412)で信
号の合成を行なうのは、静止部と動き部との境界を滑ら
かにするためである。また、ローパスフィルタ(14
21),(1422),(1423)は動き量の空間分布をスムー
ジングするためと、各フィールドの画素(サンプリング
点)のずれを合せるのに用いられている。
動き量検出部(14)より出力される動き量Kは乗算器
(10)及び(13)に供給される。そして、乗算器(10)
では、信号A1及びA2にKが乗ぜられ、信号KA1及びKA2
出力される。一方、乗算器(13)では、信号B1及びB2
(1−K)が乗ぜられ、信号(1−K)B1及び(1−
K)B2が出力される。
また加算器(11)では、信号KA1及びKA2と信号(1−
K)B1及び(1−K)B2とが夫々加算され、信号C1=KA
1及び(1−K)B1及びC2=KA2+(1−K)B2が得られ
る。
これら信号C1及びC2は倍速変換部(15)に供給される。
ここで、K=0(完全な静止部)では、C1=B1,C2=B2
となり、倍速変換部(15)には補間部(12)からの信号
B1,B2が供給される。一方、K=1(完全な動き部)で
は、C1=A1,C2=A2となり、倍速変換部(15)には補間
部(9)からの信号A1,A2が供給される。そして、Kが
0〜1の中間値では、補間部(9)からの信号A1,A2
補間部(13)からの信号B1,B2がKに応じた重み付け加
算されて、倍速変換部(15)に供給される。
G4 倍速変換部の説明(第6図,第7図) また、倍速変換部(15)では、2系列の並列信号、即
ち、正規の走査線の信号C1及び補間走査線の信号C2が、
水平周波数が2倍(67.4kHz)の倍速信号に変換され
る。この倍速変換部(15)は例えば、第6図に示すよう
に構成される。
信号C1は、切換スイッチ(1511)のA側及びB側を介し
てラインメモリ(152a)及びラインメモリ(152c)に書
き込みデータとして供給される。一方、信号C2は、切換
スイッチ(1512)のA側及びB側を介してラインメモリ
(152b)及び(152d)に書き込みデータとして供給され
る。
また、信号C1及びC2と同期した64MHzのクロックCLK
Wは、切換スイッチ(1513)のA側及びB側を介してラ
インメモリ(152a),(152b)及びラインメモリ(152
c),(152d)に書き込みクロックとして供給される。
また、クロックCLKWの2倍の周波数を有する128MHzのク
ロックCLKRは、切換スイッチ(1514)のA側及びB側を
介してラインメモリ(152c),(152d)及びラインメモ
リ(152a),(152b)に読み出しクロックとして供給さ
れる。
また、ラインメモリ(152a),(152b),(152c)及び
(152d)より読み出された信号は、夫々切換スイッチ
(153)のa側,b側,c側及びd側の固定端子に供給され
る。
また、切換スイッチ(1511),(1512),(1513)及び
(1514)は連動して制御され、第7図Aに示すように、
1水平期間(1H)毎にA側及びB側に切換えられる。ま
た、切換スイッチ(153)は、第7図Bに示すタイミン
グでa側〜d側に1/2H毎に順次切換えられる。
以上の構成で、切換スイッチ(1511)〜(1514)がA側
に接続される1Hでは、ラインメモリ(152a)及び(152
b)に、夫々信号C1及びC2の1走査線分が通常速(64MH
z)で書き込まれる。また、この1Hの前半ではラインメ
モリ(152c)より信号C1の1走査線分が2倍速(128MH
z)で読み出され、その後半ではラインメモリ(152d)
より信号C2の1走査線分が2倍速で読み出される。ま
た、切換スイッチ(1511)〜(1514)がB側に接続され
る1Hでは、同様に、ラインメモリ(152c)及び(152d)
に信号C1及びC2の通常速の書き込みが行なわれると共
に、ラインメモリ(152a)及び(152b)より信号C1及び
C2の倍速の読み出しが行なわれる。従って、切換スイッ
チ(153)からは、水平周波数が2倍の倍速信号S
2MV(第7図Gに図示)が得られる。尚、第7図C,D,E及
びFは、夫々ラインメモリ(152a),(152b),(152
c)及び(152d)の状態を示している。
また、倍速変換部(15)より得られる信号S2MVは、D/
A変換器(16Y)でアナログ信号とされた後、マトリク
ス回路(17)に供給される。尚、信号SMVが輝度信号Y
の水平ブランキング期間に色信号CW,CNが多重されたTCI
信号であるので、倍速信号S2MVも同様TCI信号である。
また、倍速信号S2MVは、色復調回路(18)に供給され、
この色復調回路(18)より赤色差信号R−Y及び青色差
信号B−Yが得られる。そして、夫々の色差信号R−Y
及びB−Yは、D/A変換器(16R)及び(16B)を介し
てマトリクス回路(17)に供給される。
したがって、マトリクス回路(17)からは、水平周波数
が2倍で、非飛越し走査(ノンインターレース走査)が
なされる倍速の赤,緑及び青原色信号R2,G2及びB2が得
られ、夫々アンプ(19R),(19G)及び(19B)を介し
てカラー受像管(20)に供給される。
また、同期分離、クロック再生回路(8)からは、通常
の2倍の周波数(67.4kHz)を有する水平同期信号P2H
発生され、これが水平偏向回路(21H)に供給される。
そして、この水平偏向回路(21H)より受像管(20)の
偏向コイル(22)に偏向信号が供給され、通常の2倍速
での水平偏向走査がなされる。また、回路(8)から
は、通常の周波数(60Hz)を有する垂直同期信号PVが発
生され、これが垂直偏向回路(21V)に供給される。そ
して、この垂直偏向回路(21V)より受像管(20)の偏
向コイル(22)に偏向信号が供給され、通常速での垂直
偏向走査がなされる。
このように、受像管(20)には、水平周波数が2倍の原
色信号R2,G2,B2が供給されると共に、その水平偏向走査
は2倍速、垂直偏向走査は通常速でなされるので、受像
管(20)の画面上には、第8図及び第9図に示すよう
に、非飛越し倍走査の画像表示がなされる。第9図にお
いて、「○」は正規の走査線 は補間走査線である。
そしてこの場合、静止画部分(Kが0に近い)では、主
として4フィールド間補間部(12)からの信号B1,B2
倍速変換部(15)に供給されるので、表示される画像
は、主として信号B1,B2によるものとなる。一方、動画
部分(Kが1に近い)では、主としてフィールド内補間
部(9)からの信号A1,A2が倍速変換部(15)に供給さ
れるので、表示される画像は主として信号A1,A2による
ものとなる。
このように本例によれば、非飛越し倍走査の画像表示が
なされるので、ラスター妨害、ラインフリッカのない画
像が表示される。第10図は、本例における非飛越し倍走
査方式の信号(動きの少ないもの)を2次元(垂直−時
間)周波数平面に表示したものであるが、ラスター妨
害、ラインフリッカを生じせしめる成分(破線図示参
照)が除去されている。また、本例によれば、非飛越
し、即ちノンインターレースの画像表示がなされるの
で、飛越し走査(インターレース)の画像表示の場合
に、本来的に生じる走査線のペアリングは生じない。
また、本例によれば、静止画部分では、主として、4フ
ィールド間補間部(12)からの信号B1,B2による画像が
表示されるので、十分な解像度の画像が得られる。一
方、動画部分では、主として、フィールド内補間部
(9)からの信号A1,A2による画像が表示されるので、
時間差による二線妨害等の劣化のない画像が表示され
る。
G5 動き補正の説明 ところで、上述説明したように、画像の動きに適応した
処理をするものによれば、画面全体が一方向に動くとき
に問題となる、このような状態は、カメラがゆっくりパ
ニングした場合による表われるが、このときに人間の視
覚系は場面の移動に合せて視点を移動させるので、画面
が静止しているときとほとんど同じ解像度を持つ。とこ
ろが、動き量検出部(14)は動き部分と判断するので、
主としてフィールド内補間部(9)からの信号A1,A2
よる画像が表示され、解像度が低下する。通常の動き部
分では視覚系も解像度が低下するので、画面の解像度の
低下は目立たないが、この場合は、視覚系の解像度は画
面が静止しているときと同じ解像度を持ったままなの
で、画面がボケたという印象が与えられる。
そこで、本例では、この様な欠点の防止も図られてい
る。
第1図において、(23)は、動きベクトルデコーダであ
り、このデコーダ(23)には、A/D変換器(3)より
信号SMVが供給される。上述では述べていないが、この
信号SMVの垂直ブランキング期間には画面全体の動き量
M(水平及び垂直の2成分)がデジタルコード化されて
多重されている。デコーダ(23)では、この動き量Mが
検出され、この動き量Mにより遅延回路(4)〜(7)
の読み出しアドレスが制御される(書き込みアドレスは
一定)。つまり、動き量Mに応じて各フィールドの画素
位置がずらされて出力され、対応する画素が重なるよう
にされる。
したがって、画面全体が一方向にゆっくり動くとき等に
は、動き量検出部(14)は静止部分と判断し、主として
4フィールド間補間部(12)からの信号B1,B2による画
像が表示されるので、上述したようなボケを防止するこ
とができる。
尚、上述実施例は、水平周波数を2倍として非飛越し倍
走査の表示がなされるものであるが、2ビーム方式の受
像管を使用することでも、同様の表示を行なわせること
ができる。
この場合には、加算器(11)からの信号C1及びC2によ
り、夫々第1及び第2のビームが制御される構成とさ
れ、第1及び第2のビームにより正規の走査線及び補間
走査線が同時に形成されるようになされる。尚、この場
合には、水平偏向走査は通常で行なうことになる。
H 発明の効果 以上述べた本発明によれば、非飛越し倍走査の画像表示
がなされるので、ライター妨害、ラインフリッカ、走査
線のペアリング等のない高画質の画像を得ることができ
る。しかし、静止画部分では、4フィールド間補間によ
り補間される走査線の画像が得られるので、十分な解像
度の画像が表示されると共に、動画部分では、フィール
ド内補間により補間される走査線の画像が得られるの
で、二線妨害等の劣化のない画像が表示される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は補間
の説明のための図、第3図はフィールド内補間部の構成
図、第4図は4フィールド間補間部の構成図、第5図は
動き量検出部の構成図、第6図は倍速変換部の構成図、
第7図はその説明のためのタイムチャート、第8図〜第
10図は一実施例の説明のための図、第11図〜第13図は従
来例の説明のための図、第14図及び第15図はMUSE方式の
テレビジョン信号の説明のための図である。 (2)はFM受信機、(4)〜(7)はフィールド遅延回
路、(9)はフィールド内補間部、(10)及び(13)は
乗算器、(12)は4フィールド間補間部、(14)は動き
量検出部、(15)は倍速変換部、(20)はカラー受像
管、(21H)は水平偏向回路、(21V)は垂直偏向回路で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 昇 東京都渋谷区神南2丁目2番1号 日本放 送協会放送センター内 (72)発明者 森井 豊 東京都渋谷区神南2丁目2番1号 日本放 送協会放送センター内 (72)発明者 二宮 佑一 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サブナイキストサンプリングによって帯域
    圧縮され、互いにドットインターレースされた4フィー
    ルド単位の画面が順次伝送される飛越し走査方式のテレ
    ビジョン信号を受信する手段と、この受信したテレビジ
    ョン信号より補間走査線信号を正規の走査線信号と共に
    得る補間手段と、該補間手段が出力する正規の走査線信
    号と補間走査線信号とを使用して非飛越し倍走査方式の
    テレビジョン信号を得る倍走査変換手段と、上記飛越し
    走査方式のテレビジョン信号より画像の動きを検出する
    動き検出手段とを設け、 上記補間手段として、4フィールド間補間手段とフィー
    ルド内補間手段とを設け、 上記4フィールド間補間手段として、現フィールドのテ
    レビジョン信号で示される画素信号の近傍の画素信号を
    検出する第1の遅延手段と、1フィールド前のテレビジ
    ョン信号で示される画素信号の近傍の画素信号を検出す
    る第2の遅延手段と、2フィールド前のテレビジョン信
    号で示される画素信号の近傍の画素信号を検出する第3
    の遅延手段と、3フィールド前のテレビジョン信号で示
    される画素信号の近傍の画素信号を検出する第4の遅延
    手段と、上記各遅延手段の出力をそれぞれ異なる重み付
    け状態で重み付け加算して補間画素信号を得る複数の加
    算手段と、上記各遅延手段の出力画素信号と上記複数の
    加算手段の出力画素信号とを使用して正規の走査線の画
    素順及び補間走査線の画素順に出力させる第1及び第2
    のシフトレジスタとで構成し、 上記フィールド内補間手段として、現フィールドのテレ
    ビジョン信号で示される画素信号の近傍の画素信号を検
    出する第5の遅延手段と、該第5の遅延手段の出力をそ
    れぞれ異なる重み付け状態で重み付け加算して補間画素
    信号を得る複数の加算手段と、上記各遅延手段の出力画
    素信号と上記複数の加算手段の出力画素信号とを使用し
    て正規の走査線の画素順及び補間走査線の画素順に出力
    させる第3及び第4のシフトレジスタとで構成し、 上記動き検出回路で、画像の動きを検出したとき、上記
    フィールド内補間手段の出力を上記補間手段の出力と
    し、画像の動きを検出しなかったとき、上記4フィール
    ド間補間手段の出力を上記補間手段の出力とし、 上記倍走査変換手段として、テレビジョン信号を記憶す
    る記憶手段で構成し、該記憶手段への上記補間手段の出
    力の書込みを、上記補間手段が出力する正規の走査線信
    号と補間走査線信号とを所定のクロック周波数で同時に
    行い、上記記憶手段からの読出しを、上記所定の書込み
    クロック周波数の2倍の周波数で正規の走査線信号と補
    間走査線信号とを1ライン毎に交互に行い、上記記憶手
    段の出力より非飛越し倍走査方式に変換されたテレビジ
    ョン信号を得るようにしたことを特徴とする高品位テレ
    ビジョン受像機。
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