JPH0666343A - シリンダ装置用取付ブラケットの製造方法 - Google Patents

シリンダ装置用取付ブラケットの製造方法

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JPH0666343A
JPH0666343A JP24430192A JP24430192A JPH0666343A JP H0666343 A JPH0666343 A JP H0666343A JP 24430192 A JP24430192 A JP 24430192A JP 24430192 A JP24430192 A JP 24430192A JP H0666343 A JPH0666343 A JP H0666343A
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JP24430192A
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Jun Kamei
順 亀井
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ装置用取付ブラケットを曲げ加工を
用いて容易に製造し、生産性を向上する。 【構成】 取付ブラケット11をプレス工程によって帯
状部と一対の脚部とを一体に打抜き、曲面成型工程で該
帯状部に凹湾曲部を形成すると共に、該帯状部と各脚部
との間の境界位置に膨出部を形成し、最終成型工程によ
り前記帯状部を円環状の筒状部に成型すると共に、各膨
出部の形状はそのままに前記各脚部を平坦面として成型
した後、取付穴穿設工程で各脚部11Cの下端側に取付
穴11Dを穿設する構成とした。従って、取付ブラケッ
ト11を少ない工程数で容易に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用油圧緩衝
器等のシリンダ装置に設けられ、該シリンダ装置を自動
車の車体側等に固定するシリンダ装置用取付ブラケット
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10ないし図16に従来技術によるシ
リンダ装置として自動車等の車両用油圧緩衝器を例に挙
げて説明する。
【0003】図において、1は油圧緩衝器本体を構成す
る外筒を示し、該外筒1の上,下両端側はキャップ2
(上側のみ図示)等によって施蓋され、該キャップ2上
にはバンプラバー受3が一体的に固着されている。
【0004】4は外筒1内からキャップ2等を介して軸
方向上側に突出したピストンロッドを示し、該ピストン
ロッド4の突出端側にはねじ部4Aが形成され、該ねじ
部4Aは、車両の車体側にナット(いずれも図示せず)
等を介して取付けられるようになっている。そして、該
ピストンロッド4は、車両の振動等に応じて外筒1に対
して伸,縮するものである。
【0005】5は外筒1の上部側外周に溶接等の固着手
段によって固着されたばね受を示し、該ばね受5はピス
トンロッド4の突出端側との間に配設される懸架ばね
(図示せず)の下端側を受承し、この懸架ばねはピスト
ンロッド4を常時伸長方向に付勢するようになってい
る。
【0006】6は外筒1の下端側に設けられ、軟鋼材等
からなる取付ブラケットを示し、該取付ブラケット6
は、外筒1の下端側外周に圧入状態に嵌合され、溶接等
の固着手段によって該外筒1に固着された筒状部6A
と、該筒状部6Aの下端側から径方向外向きに突出した
鍔部6Bと、該鍔部6Bの外周側に位置して対称的に配
設され、肩部6C,6Cを介して下向きに伸長する平板
状に形成された一対の脚部6D,6Dと、該各脚部6D
の外周側に位置して外向きに突出することにより、該各
脚部6Dに剛性を与える縁取り部6Eとから大略構成さ
れ、該各脚部6Dの下端側には取付穴6Fが穿設されて
いる。そして、該取付ブラケット6は、前記各取付穴6
Fを介して車両の車軸側にボルト(いずれも図示せず)
によって固定されるようになっている。
【0007】次に、上述した取付ブラケット6の製造方
法について図11ないし図16を参照しつつ説明する。
【0008】まず、プレス工程では、図11に示す如
く、絞り性の高い軟鋼材料等からなる板材からプレス機
械に取付けられた打抜き型(いずれも図示せず)を用い
て大径な円形状の絞り部A1と、該絞り部A1外周に対
称的に配設され、該絞り部A1から径方向外向きに突出
するように設けられた一対の突出部A2,A2とを一体
に打抜いて作成する。
【0009】次に、絞り工程では、前記プレス工程で作
成された絞り部A1にプレス機械に取付けられた絞り加
工型(図示せず)を用いて深絞り加工を施し、図12に
示す如く、上端側が蓋部B1となり、下端側が鍔部B2
となった筒状部B3と、前記鍔部B2の外周に対称的に
配設され、該鍔部B2から径方向外向きに突出するよう
に一体に設けられた一対の脚部B4,B4とを成型す
る。
【0010】次に、蓋部切断工程では、前記絞り工程で
形成された筒状部B3の上端側を水平に切断する。これ
により、図13に示す如く、筒状部C1,鍔部C2,各
脚部C3は同一形状のまま、筒状部C1の上端側を開口
させる。
【0011】そして、縁取り成型工程では、前記蓋部切
断工程で述べた各脚部C3の外周側に縁取り加工を施
し、図14に示す如く、筒状部D1,鍔部D2は同一形
状のまま、各脚部D3の外周側に上向きに突出するよう
に縁取り部D4,D4を形成する。
【0012】次に、脚部折曲げ工程では、前記縁取り成
型工程で外周側に縁取り部D4が形成された各脚部D3
を鍔部D2との境界位置から下向きに約90度の角度を
もって曲げ加工を施し、図15に示す如く、筒状部E
1,鍔部E2は同一形状のまま、各脚部E3を縁取り部
E4と共に肩部E5を介して下向きに伸長するように平
行に配設させる。
【0013】そして、取付穴穿設工程では、前記脚部折
曲げ工程で下向きに折曲げられた各脚部E3に穴開け加
工を施し、図16に示す如く、筒状部6A,鍔部6B,
肩部6C,縁取り部6Eは同一形状のまま、各脚部6D
の下端側に取付穴6Fを穿設し、取付ブラケット6の製
造が完了される。
【0014】従来技術による油圧緩衝器は上述の如き構
成を有するもので、ピストンロッド4のねじ部4Aと取
付ブラケット6の各脚部6Dとが車両の車体側と車軸側
とにそれぞれ取付けられ、ばね受5とピストンロッド4
の突出端側との間には、該ピストンロッド4を常時伸長
方向(図中上向き)に付勢し、車体側を懸架する懸架ば
ねが配設される。これにより、ピストンロッド4は、車
両の振動等に応じて伸,縮し、このときに外筒1内で減
衰力を発生させて車両の振動を緩衝するようになってい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧緩衝器では、取付ブラケット6を製造
するときに、プレス工程,絞り工程,蓋部切断工程,縁
取り成型工程,脚部折曲げ工程,取付穴穿設工程を順次
施すことによって製造するようにしているから、製造工
程数が多岐に亘ってしまい、生産性が大幅に低下してし
まうという問題がある。
【0016】また、従来技術による取付ブラケット6で
は、筒状部6Aを形成するために深絞り加工を施すよう
にしているから、筒状部6Aを均等な厚みをもって筒状
となすのが難しく、該筒状部6Aに厚さのばらつきが生
じ易い。この結果、筒状部6Aの薄い部分に応力が集中
して破損することがあり、歩留りや寿命が大幅に低下し
てしまうという問題がある。さらに、深絞り加工を施す
ためには、材料に絞り性の高い軟鋼等を用いなくてはな
らないから、硬鋼材等の高剛性材料を用いることができ
ない上に、材料に厚みを持たせると深絞り加工時にしわ
や割れ等が生じ易くなってしまうから、取付ブラケット
6を高剛性化することができないという問題がある。
【0017】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、曲げ加工を用いて容易に製造できるよう
にしたシリンダ装置用取付ブラケットの製造方法を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の発明が採用する構成は、板体から帯状部
と該帯状部から所定寸法離間して突出した一対の脚部と
を一体に打抜くようにプレスするプレス工程と、該プレ
ス工程の後に、前記帯状部と各脚部との間の境界位置に
外方に向けて凹湾曲状となるように曲面部を形成する曲
面成型工程と、該曲面成型工程の後に、前記帯状部を円
環状の筒状部として折曲げると共に、各曲面部から脚部
先端側を平坦面として成型する最終成型工程と、該最終
成型工程の後に、平坦面として成型された前記各脚部に
取付穴を穿設する取付穴穿設工程とからなる。
【0019】また、第2の発明が採用する構成は、板体
から帯状部と該帯状部から所定寸法離間して突出した一
対の脚部とを一体に打抜くようにプレスするプレス工程
と、該プレス工程の後に、前記帯状部を円環状の筒状部
として折曲げる円筒成型工程と、該円筒成型工程の後
に、前記各脚部先端側から該各脚部間に治具を押込んで
帯状部と各脚部との間の境界位置に外方に向けて凹湾曲
状となるように曲面部を形成すると共に、前記各脚部先
端側を治具に押付けて平坦面として成型する最終成型工
程と、該最終成型工程の後に、平坦面として成型された
前記各脚部に取付穴を穿設する取付穴穿設工程とからな
る。
【0020】
【作用】第1の発明のプレス工程により、板体から帯状
部と該帯状部から所定寸法離間して突出した一対の脚部
とを一体に打抜くことができる。次に、曲面成型工程に
より、前記帯状部と各脚部との間の境界位置に外方に向
けて凹湾曲状となるように曲面部を形成できる。次に、
最終成型工程により、前記帯状部を円環状の筒状部とし
て折曲げ、前記各曲面部から各脚部先端側を平坦面とし
て成型できる。そして、取付穴穿設工程により、平坦面
として成型された前記各脚部に取付穴を穿設できる。
【0021】第2の発明のプレス工程により、板体から
帯状部と該帯状部から所定寸法離間して突出した一対の
脚部とを一体に打抜くことができる。次に、円筒成型工
程により、前記帯状部を円環状の筒状部として折曲げる
ことができる。次に、最終成型工程により、前記各脚部
先端側から該各脚部間に治具を押込んで帯状部と各脚部
との間の境界位置に外方に向けて凹湾曲状となるように
曲面部を形成し、前記各脚部先端側を治具に押付けて平
坦面として成型できる。そして、取付穴穿設工程によ
り、平坦面として成型された前記各脚部に取付穴を穿設
することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図9に基
づいて説明する。なお、実施例では前述した図10ない
し図16に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0023】図において、11は外筒1の下端側外周に
設けられ、硬鋼材等からなる本実施例による取付ブラケ
ットを示し、該取付ブラケット11は、外筒1の下端側
外周に嵌合され、溶接等の固着手段によって該外筒1に
固着された筒状部11Aと、該筒状部11Aの下端側に
位置して対称的に配設され、径方向外向きに突出した肩
部11B,11Bと、該各肩部11Bの先端側から下向
きに平行に伸長する平板状の一対の脚部11C,11C
とから大略構成され、該各脚部11Cの下端側には取付
穴11Dが穿設されている。そして、該取付ブラケット
11は、前記各取付穴11Dを介して車両の車軸側にボ
ルト(いずれも図示せず)によって固定されるようにな
っている。
【0024】次に、本発明の第1の実施例による取付ブ
ラケット11の製造方法について図2ないし図5を参照
しつつ説明する。
【0025】まず、プレス工程では、図2に示す如く、
剛性を有する硬鋼材料等からなる板材からプレス機械に
取付けられた打抜き型(いずれも図示せず)を用い、外
筒1の外周寸法程度の長さ寸法を有する長方形状または
矩形状の帯状部21と、該帯状部21の下端側から所定
寸法離間して下方に向けて平行に伸長した舌片状の脚部
22,22とを一体に打抜いて作成する。
【0026】次に、曲面成型工程では、前記プレス工程
で作成された帯状部21と該帯状部21と各脚部22と
の境界位置にプレス機械に取付けられた曲げ加工型(図
示せず)を用いて曲げ加工を施し、図3に示す如く、帯
状部31の各脚部32の上側に位置する部分に外筒1の
外形に沿うように凹湾曲部33,33を上,下方向に形
成すると共に、帯状部31と各脚部32との間の境界位
置を前記各凹湾曲部33の突出方向に折曲げることによ
って曲面部としての膨出部34,34を形成する。
【0027】次に、最終成型工程では、前記曲面成型工
程を終えた帯状部31に曲げ加工を施すと共に、各脚部
32の先端側にプレス加工を施す。これにより、図4に
示す如く、帯状部31を円環状の筒状部41とすると共
に、各脚部42を押圧し、各膨出部44はそのままに該
各脚部42を平坦面として成型する。
【0028】そして、取付穴穿設工程では、前記最終成
型工程で平坦面として成型された各脚部42の先端側に
穴開け加工を施し、図5に示す如く、筒状部11A,肩
部11Bは同一形状のまま、各脚部11Cの下端側に取
付穴11Dを穿設する。これにより、取付ブラケット1
1の製造が完了される。
【0029】本実施例による油圧緩衝器は上述の如き構
成を有するもので、その基本的作動については従来技術
によるものと格別差異はない。
【0030】然るに、本実施例では、取付ブラケット1
1をプレス工程によって帯状部21と一対の脚部22,
22とを一体に打抜き、曲面成型工程により帯状部31
に凹湾曲部33,33を形成すると共に、帯状部31と
各脚部32との間に膨出部34,34を形成し、最終成
型工程で前記帯状部31を円環状の筒状部41に成型す
ると共に、各膨出部44はそのままに各脚部42を平坦
面として成型した後、取付穴穿設工程で各脚部11Cの
下端側に取付穴11Dを穿設するようになっている。こ
の結果、取付ブラケット11を少ない工程数で容易に製
造することができる。
【0031】かくして、本実施例によれば、従来技術で
述べた取付ブラケット6の製造方法に比して少ない工程
数で製造することができるから、作業性を向上して生産
性を大幅に向上することができる。
【0032】また、本実施例による取付ブラケット11
の製造方法では、従来技術で述べた深絞り加工を廃止し
て曲げ加工による製造方法としたから、取付ブラケット
11の筒状部11Aに厚さの不均一による応力集中が生
じたり、しわや割れが生じるのを防止でき、歩留りや寿
命を大幅に向上することができる。また、取付ブラケッ
ト11に用いる材料に曲げ加工が可能な範囲で剛性を有
する硬鋼材等を用いることができ、当該取付ブラケット
11の剛性を高め、破損が生じるのを防止して信頼性を
大幅に向上することができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例による取付ブ
ラケット11の製造方法を図6ないし図9を参照しつつ
説明する。
【0034】まず、プレス工程では、図6に示す如く、
前記第1の実施例による製造方法と同様に、剛性を有す
る硬鋼材料等からなる板材からプレス機械に取付けられ
た打抜き型(いずれも図示せず)を用い、外筒1の外周
寸法程度の長さ寸法を有する長方形状または矩形状の帯
状部51と、該帯状部51の下端側から所定寸法離間し
て下方に向けて平行に伸長した舌片状の脚部52,52
とを一体に打抜いて作成する。
【0035】次に、円筒成型工程では、前記プレス工程
で作成された帯状部51と各脚部52とに曲げ加工型
(図示せず)を用いて曲げ加工を施し、図6に示す如
く、帯状部51を円環状の筒状部61とすると共に、各
脚部52を該筒状部61と同じ曲率をもって湾曲した脚
部62,62とする。
【0036】次に、最終成型工程では、図8に示す如
く、角柱状の本体部G1と該本体部G1の上端側に形成
された円錐台状の肩部G2を介して上向きに伸長した小
径な円柱状の軸部G3とからなる成型治具G4を前記円
筒成型工程を終えた各脚部62間にその先端側から押入
れると共に、押圧板G5,G5を介して各脚部62を本
体部G1との間に挟持して押圧する。これにより、筒状
部71の下端側に位置して該筒状部71と各脚部72と
の境界位置を外方に折曲げた曲面部としての肩部73,
73を形成すると共に、前記各脚部72を平坦面として
成型する。
【0037】そして、取付穴穿設工程では、前記最終成
型工程で平坦面として成型された各脚部72の先端側に
穴開け加工を施し、図9に示す如く、筒状部11A,肩
部11Bは同一形状のまま、各脚部11Cの下端側に取
付穴11Dを穿設する。これにより、取付ブラケット1
1の製造が完了される。
【0038】かくして、このように構成される本実施例
においても、前記第1の実施例による取付ブラケット1
1の製造法方とほぼ同様の作用効果を得ることができ
る。
【0039】なお、前記各実施例では、シリンダ装置用
取付ブラケットとして車両用油圧緩衝器の取付ブラケッ
ト11を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えばガススプリング,油圧シリンダ,空圧シリン
ダ等の他のシリンダ装置に用いる取付ブラケットにも適
用することができるものである。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した通り、第1の発明によれ
ば、プレス工程で板体から帯状部と該帯状部から所定寸
法離間して突出した一対の脚部とを一体に打抜き、曲面
成型工程で前記帯状部と各脚部との間の境界位置に外方
に向けて凹湾曲状となるように曲面部を形成し、最終成
型工程で前記帯状部を円環状の筒状部として折曲げ、前
記各曲面部から各脚部先端側を平坦面として成型した
後、取付穴穿設工程で平坦面として成型された前記各脚
部に取付穴を穿設するようになっているから、取付ブラ
ケットを深絞り加工を用いることなく容易に製造するこ
とができ、生産性を向上することができる上に、製造時
に厚さ不良や破損が生じるのを防止して歩留りや寿命を
向上することができる。
【0041】また、第2の発明によれば、プレス工程で
板体から帯状部と該帯状部から所定寸法離間して突出し
た一対の脚部とを一体に打抜き、円筒成型工程で前記帯
状部を円環状の筒状部として折曲げ、最終成型工程で前
記各脚部の先端側から該各脚部間に治具を押込んで帯状
部と各脚部との間の境界位置に外方に向けて凹湾曲状と
なるように曲面部を形成すると共に、前記各脚部先端側
を治具に押付けて平坦面として成型した後、取付穴穿設
工程で平坦面として成型された前記各脚部に取付穴を穿
設するようになっているから、取付ブラケットを深絞り
加工を用いることなく容易に製造することができ、生産
性を向上することができる上に、製造時に厚さ不良や破
損が生じるのを防止して歩留りや寿命を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に適用される油圧緩衝器を示す
外観斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例による製造方法におい
て、プレス工程で帯状部と各脚部とを打抜いた状態を拡
大して示す外観斜視図である。
【図3】曲面成型工程で図2中の帯状部に凹湾曲部を形
成すると共に帯状部と各脚部との境界位置に膨出部を形
成した状態を示す外観斜視図である。
【図4】最終成型工程で図3中の帯状部を円環状の筒状
部に形成すると共に各脚部を平坦面として成型した状態
を示す正面図である。
【図5】取付穴穿設工程で図4中の各脚部に取付穴を穿
設した状態を示す外観斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例による製造方法におい
て、プレス工程で帯状部と各脚部とを打抜いた状態を示
す外観斜視図である。
【図7】円筒成型工程で図6中の帯状部を円環状の筒状
部とすると共に各脚部を湾曲させた状態を示す外観斜視
図である。
【図8】最終成型工程で成型治具等を用いて図7中の筒
状部と各脚部との境界位置に肩部を形成すると共に各脚
部を平坦面として成型した状態を示す正面図である。
【図9】取付穴穿設工程で図8中の各脚部に取付穴を穿
設した状態を示す外観斜視図である。
【図10】従来技術による油圧緩衝器を示す外観斜視図
である。
【図11】従来技術による製造方法において、プレス工
程で絞り部と各突出部とを打抜いた状態を拡大して示す
外観斜視図である。
【図12】絞り工程で図11中の絞り部を深絞りして筒
状部とした状態を示す外観斜視図である。
【図13】蓋部切断工程で図12中の筒状部から蓋部を
切除した状態を示す外観斜視図である。
【図14】縁取り成型工程で図13中の各脚部に縁取り
部を形成した状態を示す外観斜視図である。
【図15】脚部折曲げ工程で図14中の各脚部を肩部を
介して折曲げた状態を示す外観斜視図である。
【図16】取付穴穿設工程で図15中の各脚部に取付穴
を穿設した状態を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
11 取付ブラケット 11A,41,61,71 筒状部 11B 肩部 11C,22,32,42,52,62,72 脚部 11D 取付穴 21,31,51 帯状部 34,44 膨出部(曲面部) G4 成型治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板体から帯状部と該帯状部から所定寸法
    離間して突出した一対の脚部とを一体に打抜くようにプ
    レスするプレス工程と、該プレス工程の後に、前記帯状
    部と各脚部との間の境界位置に外方に向けて凹湾曲状と
    なるように曲面部を形成する曲面成型工程と、該曲面成
    型工程の後に、前記帯状部を円環状の筒状部として折曲
    げると共に、前記各曲面部から脚部先端側を平坦面とし
    て成型する最終成型工程と、該最終成型工程の後に、平
    坦面として成型された前記各脚部に取付穴を穿設する取
    付穴穿設工程とからなるシリンダ装置用取付ブラケット
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 板体から帯状部と該帯状部から所定寸法
    離間して突出した一対の脚部とを一体に打抜くようにプ
    レスするプレス工程と、該プレス工程の後に、前記帯状
    部を円環状の筒状部として折曲げる円筒成型工程と、該
    円筒成型工程の後に、前記各脚部先端側から該各脚部間
    に治具を押込んで帯状部と各脚部との間の境界位置に外
    方に向けて凹湾曲状となるように曲面部を形成すると共
    に、前記各脚部先端側を治具に押付けて平坦面として成
    型する最終成型工程と、該最終成型工程の後に、平坦面
    として成型された前記各脚部に取付穴を穿設する取付穴
    穿設工程とからなるシリンダ装置用取付ブラケットの製
    造方法。
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