JPH0666074B2 - 区分集積装置 - Google Patents

区分集積装置

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JPH0666074B2
JPH0666074B2 JP5900183A JP5900183A JPH0666074B2 JP H0666074 B2 JPH0666074 B2 JP H0666074B2 JP 5900183 A JP5900183 A JP 5900183A JP 5900183 A JP5900183 A JP 5900183A JP H0666074 B2 JPH0666074 B2 JP H0666074B2
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    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
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    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/20Controlling or monitoring the operation of devices; Data handling
    • G07D11/22Means for sensing or detection
    • G07D11/235Means for sensing or detection for monitoring or indicating operating conditions; for detecting malfunctions
    • GPHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は動作モード指定手段によって指定された動作モ
ードに基づいて区分集積すべき対象物の種類を検知して
集積部に区分集積する装置に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] この種の区分装置として、特開昭57−182294号公報に
は、紙葉類の種類を判別して区分集積する装置におい
て、札割(枚数区分)を行うか否かを選択する手段と、
札割(枚数区分)の枚数を入力する手段とを有するとと
もに、札割(枚数区分)の枚数が入力されない時はプリ
セット値の100枚を使用する区分集積装置が開示されて
いる。
しかしながら、この従来の装置では、キー入力された値
はリセット操作を行なわないとクリアされず、次の処理
の際にも継続して使用される。
このため、従来の装置ではキー入力値を変更する際に
は、リセット操作を行なうか、新たに数値を指定しなお
さなければならない。又、リセット操作や、新たな数値
指定を怠ると、前の処理で使用した札割の枚数で処理さ
れてしまうという問題も発生する。
[発明の目的] 本発明は、前のモードで使用していた値をクリアする操
作を不要として操作性を向上させるとともに、誤って、
前のモードでの札割枚数で処理してしまうという事を防
止しようとするものである。
[発明の概要] 本発明は上記目的を達成するために、複数の集積部を有
し区分集積すべき紙幣の種類を判別して種類ごとに集積
部に区分集積する装置において、紙幣を金種に応じて区
分する金種区分モードと、紙幣を表裏に応じて区分する
表裏区分モードとから一方の動作モードを選択するモー
ド選択手段と、前記金種区分モードと表裏区分モードの
各々に対応し各動作モードごとに前記集積部に集積する
紙幣の数量を初期値として記憶しておく記憶手段と、前
記集積部に集積する紙幣の数量を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された数量または上記記憶手段
により記憶されている初期値がセットされた上記集積部
に集積される枚数を指定する集積枚数カウンタと、前記
集積部の集積枚数が集積枚数カウンタにセットされた枚
数に達した時に区分集積動作を停止させる手段と、前記
指定手段により数量が指定されたことをフラグデータと
して記憶するフラグデータ記憶手段と、前記フラグデー
タ記憶手段の内容を参照して前記モード選択手段により
動作モードが選択された際に指定手段により数量が指定
されていない時は上記記憶手段により記憶されている選
択されたモードの初期値を上記集積枚数カウタにセット
する手段と、前記フラグデータ記憶手段の内容を参照し
て前記モード選択手段により動作モードが選択された際
に指定手段により数量が指定されている時は指定手段に
より指定された数量を集積枚数カウンタにセットする手
段と、前記指定手段により指定された数量を集積枚数カ
ウンタにセットした後に上記フラグデータ記憶手段の内
容をクリアする手段とを具備したものである。
[発明の実施例] 以下本発明の一実施例装置を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例装置を示す外観図、第2図
は同装置の内部機構を示す概略説明図、第3図は同装置
の表示部と操作部を示す詳細説明図、第4図は同装置の
構成ブロック図である。本実施例においては、対象物と
して例えば紙幣を所定の区分動作モードに従って区分集
積する装置を一例として説明する。
第1図に示すように本装置の外観構成は、動作モードの
指定などを行なう操作部1と指定された動作モードに基
づいて処理された内容などの表示を行なう表示部2がフ
レーム3の上部に設けられ、これら操作部1と表示部2
の側部には処理すべき紙幣をストックしてこれを順次一
枚づつ取出す紙幣取出部4が設けられている。そしてこ
の紙幣取出部4から取出されて処理された(処理の内容
は後述する)紙幣を集積する第1の集積部5、第2の集
積部6、第3の集積部(リジェクトすべき紙幣が集積さ
れる)7が前期フレーム3の正面に順次上から配置され
ている。なお前期各集積部5,6,7に集積された紙幣は装
置の正面から取出せるようになっている。また本装置で
区分集積した紙幣の枚数及び装置の異常状態コードなど
の集積処理の結果を印字する印字部として例えばプリン
タ8が接続されている。
このような外観構成を有する本装置の内部機構は第2図
に示すようになっている。すなわち、バックアップ板4A
に押圧されて前期紙幣取出部4から順次取出された紙幣
を前期第1の集積部5、第2の集積部6、第3の集積部
7へ搬送する搬送部10が設けられている。なお、図中こ
の搬送部10は、紙幣の搬送経路で示してあるが、例えば
図示しない搬送ベルトにて紙幣を挾持しながら搬送する
構造になっている。そして初期紙幣取出部4から取出さ
れて搬送されてくる紙幣の種類(金属,正損,表裏な
ど)及び真偽などを検知する検知部11が紙幣の搬送経路
を挾んで対向配置されている。そしてこの検知部11を通
過した紙幣を前記第3の集積部7の方向又はその他の集
積部(第1の集積部5、第2の集積部6)の方向に切換
える第1のゲート部12と、この第1のゲート部12を通過
して搬送されてくる紙幣を第1の集積部5の方向又は第
2の集積部6の方向へ切換える第2のゲート部13が紙幣
の搬送経路上に設けられている。なお両ゲート部12,13
は、内蔵されている駆動部(図示せず)にてフラッパ12
A,13Aを回動させて紙幣の搬送方向を切換えるものであ
る。また前記紙幣取出部4には、紙幣がストックされて
いるか否かを検出するストック検出部A0が設けられてい
るとともに、紙幣取出部4から取出された紙幣の枚数を
計数するために紙幣の通過を検出する第1の通過検出器
C1が設けられている。また前記第1の集積部5の手前に
は、この第1の集積部5に搬送されてくる紙幣の枚数を
計数するために紙幣の通過を検出する第2の通過検出器
C2が設けられているとともに、第1の集積部5に紙幣が
集積されているか否かを検出する対象物有無検知手段例
えば第1の集積検出器A1が設けられている。また前記第
2の集積部6の手前には、この第2の集積部6に搬送さ
れてくる紙幣の枚数を計数するために紙幣の通過を検出
する第3の通過検出器C3が設けられているとともに、第
2の集積部6に紙幣が集積されているか否かを検出する
対象物有無検知手段例えば第2の集積検出器A2が設けら
れている。さらに前記第3の集積部7の手前には、この
第3の集積部7へ搬送されくる紙幣の枚数を計数するた
めに紙幣の通過を検出する第4の通過検出器C4が設けら
れているとともに、第3の集積部7に紙幣が集積されて
いるか否かを検出するリジェクト検出器A3が設けられて
いる。
なお、前記紙幣取出部4にあっては、例えば紙幣の短手
部分の一方の辺部を図示しないガイドに当接させて紙幣
をストックするようになっている。このため、たとえサ
イズの異なる数種類の紙幣がストックされてもそれらの
端部は位置決め整位されるので、そこから順次取出され
る紙幣は、ほぼ一定のタイミングで順次前記検知部11に
達することになる。この結果、検知部11における金種判
別や正損判別等の際に当該紙幣から読取るべきデータの
位置がほぼ一定する(又は読取り位置の誤差が少なくな
る)ので、予め装置に記憶させておくべき基準データの
数を減少させることができるとともに、種々の判別処理
の効率化を図ることが可能になる。
次に前記操作部1と表示部の詳細を第3図に基づいて説
明する。操作部には紙幣の区分集積に対して指示を与え
る種々の操作部材が配置されていて、例えば後述する動
作モードの指定に使用する動作モード指定手段として計
数釦15,表裏釦16,正券釦17及び正損釦18が横1列に配置
され、この下方には対象物(例えば紙幣)の種類(例え
ば金種)及び数量(例えば枚数)双方の意味ずけがなさ
れている種類/数量指定手段として例えばテンキー21が
配置され、さらに装置の動作開始と停止を指示する開始
/停止釦(装置の動作開始を指示する開始指示手段の1
例である)22,再開始釦(装置の動作開始を指示する再
開始指示手段の一例である)23,照合/(プリント)釦
(照合操作手段の一例である。)24,リセット釦25及び
取引番号や口座番号を入力するときに使用するブランク
釦19,シャープ釦20が配置されている。特に上記操作部
材のうち、動作モード指定手段15,16,17,18とテンキー2
1と開始/停止釦22と再開始釦23とは本装置の操作手順
(詳細は後述する)に従がって上から順に一方向に配置
されているので操作性を向上させることができる。
なお、上記テンキー21は集積すべき対象物(例えば紙
幣)の種類(例えば金種)を指定する種類指定手段と集
積すべき対象物(例えば紙幣)の数量(例えば枚数)を
指定する集積数量指定手段の一例であり、集積枚数の設
定に際しては押下したキーに対応する数字の枚数が入力
され、金種指定に際してはテンキーの1,2,3,4に記載さ
れている金種(万,五千,千,五百)のキーを押下する
ことによって所望の金種が指定されることになる(具体
的な操作については後に詳述する)。このようにテンキ
ー21は集積金種指定,集積枚数指定、前記ブランク釦1
9,シャープ釦20による取引番号,口座番号入力用として
使用されるので、操作部1の小型化が達成される。
前記表示部2は、第3図に示すように5段の表示スペー
ス2A〜2Eから成り、第1段から第4段までの表示スペー
ス2A〜2Dには後述する動作モードによって区分集積され
た紙幣の数量(枚数又は金額)を表示し、第5段目の表
示スペース2Eには第1段から第4段までの表示スペース
2A〜2Dに表示されたものの合計数量(枚数又は金額)を
表示するようになっている。合計表示をしないときには
表示スペース2Eの左側の3桁には装置の状態を示す状態
コードを表示するとともに、前記テンキー21からの入力
内容を右側の桁から順次シフトして左方向へ表示するよ
うになっている。そして前記第1段から第4段までの各
々の表示スペース2A〜2Dは、後述する動作モードに応じ
てその表示内容が切換わるようになっている。すなわ
ち、第1段の表示スペース2Aには正券又は一万円券の数
量表示を行ない、第2段の表示スペース2Bには損券又は
五千円券の数量表示を行ない、第3段の表示スペース2C
には表券又は千円券の数量表示を行ない、第4段の表示
スペース2Dには裏券又は五百円券の数量表示を行なう。
また各表示スペース2A〜2Dにいかなる内容が表示されて
いるかをオペレータに正確に認識させるため、表示スペ
ース2A〜2Dの表示内容を示す文字の左側には内容表示ラ
ンプLP4〜LP11が設けられていて、該当するものが点灯
表示されるようになっている。さらに集積処理された数
量表示を主に紙幣の金額又は枚数のいずれかで表示スペ
ース2A〜2Eに表示するかを切換える金額/枚数切換手段
(以下単に金額/枚数切換スイッチとも称する)26が表
示スペースの上方に設けられている。このように各表示
スペース2A〜2Fに表示される内容は動作モードに応じて
切換えられるので、表示部2は小型化されている。な
お、前記第1段の表示スペース2Aの第3図示左側から3
桁(第3図において枚数区分と記載されているエリア)
までには前記テンキー21にて設定された枚数が表示され
るようになっている。この結果、前記紙幣取出部4にス
トックした紙幣枚数が足りないために区分処理された紙
幣枚数が設定枚数に満たない場合や、区分処理の途中で
装置が停止した場合などにオペレータの設定枚数誤認識
による後処理ミスを防止することが可能になる。また装
置の状態をオペレータに認識させるために、電源投入表
示ランプLP3,操作確認表示ランプLP12,装置内部確認表
示ランプLP13,上段に設けられている第1の集積部5が
満杯であることを表示する上段集積満杯表示ランプLP1
4,下段に設けられている第2の集積部6が満杯であるこ
とを表示する下段集積満杯表示ランプLP15,リジェクト
用として最下段に設けられている第3の集積部7が満杯
であることを表示するリジェクト満杯表示ランプLP16が
設けられているとともに、本装置の主要部がパターン印
刷されていて紙幣づまり等の異常状態で装置が停止した
ときその異常位置に対応して点灯する異常位置表示ラン
プLP17A,LP17B,LP17C,LP17D,LP17Eが配置されている。
なお、前記動作モードを指定するための4つの釦15〜18
には押下されたときに点灯する動作モード表示ランプLP
18A,LP18B,LP18C,LP18Dが設けられている。そして本装
置には第4図に示すように種々の機能実現手段としての
制御手段(以下単に制御部ともいう)30が設けられてい
る。この制御部30は、前記操作部1,検知部11,ストック
検出機A0,第1の集積検出機A1,第2の集積検出機A2,リ
ジェクト検出機A3,各通過検出機(第1〜第4の通過検
出機C1,C2,C3,C4)からの出力信号を入力するととも
に、前記表示部2での表示と、プリンタ8による印字
と、機構制御部31を介することによる前記紙幣取出部4,
各集積部(第1〜第3の集積部5,6,7),搬送部10など
の動作と、出力制御部32を介することによる前記表示ラ
ンプ(LP3〜LP16,LP17A〜LP17E,LP18A〜LP18D)の点燈
を制御するようになって後述する種々の機能実現手段と
しての役割を果たすものである。そしてこの制御部30
は、種々のプログラムが記憶されているプログラムアッ
プメモリ33と種々のデータを記憶するデータメモリ34と
バックアップを必要とするデータを記憶するバックアッ
プメモリ(電源OFF時にも記憶内容を維持するためにバ
ッテリ35Aが設けられている)に接続され前記操作部1
にて指示された内容に応じたプログラムをプログラムメ
モリ33から読出して装置の各部を制御するものである。
なお制御部30には警報装置9が接続されている。
上記データメモリ34とバックアップメモリ35とは種々の
データを記憶する記憶手段の一例であり、その詳細を第
5図の(A),(B),(C)(D),(E),
(F),(G)のメモリマップに示す。まず記憶エリア
を大別すると、集積部に集積されている対象物(例えば
紙幣)の数量(例えば枚数及び金額)を順次記憶してい
くカレントエリアCCTR(第5図(A)参照),集積部か
ら取出された対象物の数量を記憶するバックアップエリ
アBCTR(第5図(B)参照),集積処理された対象物の
数量を表示用に記憶するディスプレイエリアDCTR(第5
図(C)参照),集積処理された対象物の数量を累計し
て記憶するアキュムレイトエリアACTR(第5図(D)参
照),集積数量指定手段にて指定された数量(例えば枚
数)を記憶する数量指定エリアNCTR(第5図(E)参
照),前記カレントエリアCCTRとは別に集積部等に集積
された対象物の数量(枚数)を順次記憶する集積数量エ
リアPCTR(第5図(F)参照)及びその他操作部1にて
操作された内容等を記憶するアナザエリアOCTR(第5図
(G)参照)から構成されている。前記カレントエリア
CCTRは、第1の集積部用カレントエリアCACTRと第2の
集積部用カレントエリアCBCTRとから成り、各々には上
から順に万円枚数CTR,五千円枚数CTR,千円枚数CTR,五百
円枚数CTR,合計CTR,正券枚数CTR,損券枚数CTR,表券枚数
CTR,裏券枚数CTR,合計枚数CTRの最小単位のエリアが形
成されている。なお、この最小単位のエリアへの記憶は
第2の通過検出器C2からの出力信号に基づいて順次行わ
れるようになっている。前記バックアップエリアBCTRも
同様に第1の集積部用バックアップエリアBACTRと第2
の集積部用バッアップエリアBBCTRとから成り、各々に
は上から順に万円枚数CTR〜合計CTRまでの最小単位のエ
リアが形成されている。なおこの最小単位のエリアは前
記カレントエリアCCTRの最小単位のエリアに対応してい
る。前記ディスプレイエリアDCTRは、万円枚数CTR,五千
円枚数CTR,千円枚数CTR,五百円枚数CTR及び合計CTRを最
小単位のエリアとして有する第1のディスプレイエリア
D1CTRと、万円金額CTR,五千円金額CTR,千円金額CTR,五
百円金額CTR及び合計CTRを最小単位のエリアとして有す
る第2のディスプレイエリアD2CTRと、正券枚数CTR、損
券枚数CTR、表券枚数CTR、裏券枚数CTR及び合計CTRを最
小単位のエリアとして有する第3のディスプレイエリア
D3CTRとから形成されている。なおこのディスプレイエ
リアDCTRの最小単位のエリアには、通常前記バックアッ
プエリアBCTRの最小単位のエリアの記憶内容に前記カレ
ントエリアCCTRの最小単位のエリアの記憶内容を加算し
た内容が記憶される(DCTR←CCTR+BCTR)。前記アキュ
ムレイトエリアACTRは、万円枚数CTR,五千円枚数CTR,千
円枚数CTR,五百円枚数CTR及び合計CTRを最小単位のエリ
アとして有する第1のアキュムレイトエリアA1CTRと、
万円金額CTR,五千円金額CTR,千円金額CTR,五百円金額CT
R及び合計CTRを最小単位のエリアとして有する第2のア
キュムレイトエリアA2CTRとから形成されている。なお
このアキュムレイトエリアACTRの最小単位のエリアには
通常は集積部5,6から紙幣が抜取られるときにカレント
エリアCCTRに記憶されている内容が順次累計記憶される
ことになる(ACTR←ACTR+CCTR)。前記数量指定エリア
NCTRは、動作モードの各々に対応した最小単位の記憶エ
リアを備え、計数枚数CTR,表裏枚数CTR,正券枚数CTR及
び正損枚数CTRから構成されている。前記集積数量エリ
アPCTR、取出部からの取込枚数P0CTR,第1の集積部集積
枚数P1CTR,第2の集積部集積枚数P2CTR及び第3の集積
部集積枚数P3CTRを最小単位の記憶エリアとして形成さ
れている。前記アナザエリアOCTRは、照合CTR,数字FLA
G,数字BUFF,モードFLAG,金種BUFF,開始FLAG,モードFLA
G,取引番号BUFF及び手入力BUFFを最小単位の記憶エリア
として形成されている。なお図示はしないが前記カレン
トエリアCCTR及びバックアップエリアBCTRには各最小単
位のエリアに対応してバッファストアが設けられてい
る。
ここで前記制御部30及びプログラムメモリ33は以下に示
す(イ)〜(ル)に記載された機能を実現すべく構成さ
れている。
(イ) 計数モードで集積処理された紙幣の数量(金種
別枚数,金種別金額)を累計加算し、整理モードの場合
には累計加算を行わない。
(ロ) 金額/枚数切換スイッチにて金額の表示が選別
されたときには指定された一金種で区分集積された紙幣
の合計金額を表示部に表示し、枚数の表示が選択された
ときには指定された一金種で区分集積された紙幣の枚数
(表裏又は正損毎の枚数)を表示部に表示する。
(ハ) 照合/(プリント)釦の1回の押圧によりディ
スプレイエリアの記憶内容を前記印字部にて印字し、照
合/(プリント)釦の2度目の押圧によりアキュムレイ
トエリアの記憶内容を前記印字部にて印字するととも
に、この印字後にアキュムレイトエリアの記憶内容をク
リアする。
(ニ) テンキーにて指定された集積枚数を検知部によ
る紙幣の検知開始前までの間で表示部に表示する。
(ホ) 動作モードの指定前におけるテンキーからの入
力を集積枚数指定とし、装置の動作開始指示前における
テンキーからの入力を金種指定とする。
(ヘ) 金額/枚数切換手段にて金額表示又は枚数表示
のいずれかが選択されても金種別に集積処理された紙幣
の合計表示は合計金額で行なう。
(ト) 区分集積すべき紙幣の金種が1種類指定された
ときには、当該指定金種以外の紙幣とリジェクトすべき
ものとを異なった集積部に集積する。
(チ) 障害発生時に前記バックアップエリアに記憶さ
れている数量を前記ディスプレイエリアに転送しこのデ
ィスプレイエリアの記憶内容を前記表示部に表示する。
(リ) 開始指示手段の選択作動時には前記記憶手段の
うちカレントエリアCCTR,バックアップエリアBCTR,ディ
スプレイエリアDCTR及び数量指定エリアNCTRの記憶内容
をクリアするとともに前記対象物有無検知手段による検
知の結果集積されている対象物がないときに装置の動作
を開始し、前記再開始指示手段の選択動作時には前記記
憶手段の記憶内容をそのままにして装置の動作を開始す
る。
(ヌ) 操作部での金種指定後における再開始指示手段
からの入力を受け付け不可能にするとともに、金種指定
が継続操作として必要となる動作モードの指定後におけ
る再開始指示手段からの入力を受け付け不可能にする。
(ル) 動作モードの指定の際に集積数量指定手段にて
集積数量の指定が行われない場合には当該指定動作モー
ドに対応する数量指定エリアにプリセットされている集
積数量にて区分集積動作を制御する。
上述したデータメモリ34の数量指定エリラNCTRには上述
したように動作モードに対応し各動作モードごとに集積
部に集積する紙幣の数量を初期値として記憶する記憶手
段を及び、集積部に集積される枚数を指定する集積枚数
カウンタとしての役割を有している。
又、データメモリ34のアナザエリアOCTRの数字FLAGの記
憶エリアはテンキー21(指定手段)により数量が指定さ
れたことをフラグデータとして記憶するフラグデータ記
憶手段の役割を有している。
次に本装置の動作モードについて表1を参照しながら説
明する。本装置は、大別して複数金種が混合している紙
幣を計数する計数モード(a),紙幣を表裏に区分しな
がら計数する表裏モード(b),指定された1金種の紙
幣を正損区分する正損モード(c)及び指定された1金
種の紙幣を表の正券と裏の正券とに区分する正券モード
(d)を選択実行することができる。そして前記計数モ
ード(a)は全ての金種の紙幣(混合券)を計数する金
種指定なし(a−1),指定された1金種の紙幣を抽出
するとともに全ての金種の紙幣を計数する1金種指定
(a−2)及び指定された2金種紙幣を抽出しながら計
数する2金種指定(a−3)の3態様を有し、前記表裏
モード(b)は全ての金種の紙幣(混合券)を表裏に区
分する金種指定無し(b−1)及び指定された1金種の
紙幣のみを表裏に区分する1金種指定(b−2)の2態
様を有する。なお上記各動作モードに関しては、対象物
の種類を指定しない金種指定なし計数モード(a−1)
以外の動作モードを指定種類区分集積動作モードと考え
ることができ、さらに計数モード(a)及び表裏モード
(b)を対象物(紙幣)の計数を主たる目的とする計数
モードと考えることができるとともに、正損モード
(c)及び正券モード(d)を計数モードの実行後さら
に対象物(紙幣)を細分化して種類別に区分することを
主たる目的とする整理モードと考えることができる。前
記金種指定なし計数モード(a−1)は、判別可能な紙
幣を第1の集積部5及び第2の集積部6に集積し、判別
不可能な偽券などのリジェクトすべきものを第3の集積
部7に集積する。特にこのように混合券を第1の集積部
5と第2の集積部6に集積する動作モードにあっては、
いずれかの集積部から紙幣が取出された場合には、その
取出された集積部に自動的に集積を開始するようになっ
ているので、第1の集積部5に集積を完了して第2の集
積部6に集積をしている途中で第1の集積部5から紙幣
を取出せば、第2の集積部6への集積が完了した後自動
的に再度第1の集積部へ集積を開始することになり、そ
の結果両集積部に交互に紙幣を集積することができ、途
中で装置が停止したりすることなく効率的に区分集積を
行なうことができる。1金種指定計数モード(a−2)
は、指定金種の紙幣を第1の集積部5に集積し、指定金
種以外の紙幣を第2の集積部6に集積し、金種判別不可
能な偽券等のリジェクトすべきものを第3の集積部7に
集積する。特に指定金種の紙幣を両集積部5,6に集積せ
ず、指定金種以外の紙幣とリジェクトすべきものとを分
けて異なった集積部6,7に集積するので、金種判別可能
な紙幣と金種判別不可能なものとが混合せず、この結果
今回の集積動作において無駄がなく後の区分集積動作の
効率化に寄与することができる。2金種指定動数モード
(a−3)は、紙幣を指定金種別に第1の集積部5と第
2の集積部6に区分集積するとともに、リジェクトすべ
きものを第3の集積部に集積する。金種指定なし表裏モ
ード(b−1)は、混合券の表券と裏券とを第1の集積
部5と第2の集積部6とにそれぞれ区分集積し、リジェ
クトすべきものを第3の集積部7に集積する。一金種指
定表裏モード(b−2)は、指定金種の表券と裏券とを
第1の集積部5と第2の集積部6とにそれぞれ区分集積
し、リジェクトすべきものを第3の集積部7に集積す
る。正損モード(C)は、指定金種の表正券を第1の集
積部5に集積し、指定金種の表損券を第2の集積部6に
集積し、その他リジェクトすべきものを第3の集積部7
に集積する。正券モード(d)は、指定金種の表正券を
第1の集積部5に集積するとともに、指定金種の裏正券
を第2の集積部6に集積し、その他リジェクトすべきも
のを第3の集積部7に集積する。特に正券モード(d)
と正損モード(c)は一金種を指定して行なうので、そ
の結果搬入されてきた紙幣の正券又は正損を前記検知部
11にて判別する際に予め必要となる金種の判別に際して
は、指定された一金種であるか否かだけを判別すればよ
いので、金種を指定しない場合に比らべて金種判別に要
する時間が極めて短かくなり、ひいては紙幣の正損区分
及び正券区分の精度と効率とを向上させることができ
る。
次に本装置の動作を説明する。
第6図(A),(B),(C)は動作のメインフローチ
ャートを示すものであり電源が投入されると初期状態が
達成される。すなわち、前記データメモリ第34が初期化
され(ステップS1)、前記数量指定エリアNCTRの各最小
単位の記憶エリア(計数枚数CTR,表裏枚数CTR,正券枚数
CTR,正損枚数CTR)には各動作モードに対応した集積枚
数(計数モード及び表裏モードは200枚、正券モード及
び正損モードは100枚)が初期セットされ(ステップS
2)、さらに動作モードが計数モードにセットされると
ともに(ステップS3)、初期セットの内容(枚数,動作
モード,券種)が前記表示部の各表示エリアなどに表示
される(ステップS4)。
そして紙幣取出部4のバックアップ板4Aが上昇される
(ステップS5)。オペレータは通常このときに区分集積
すべき紙幣をバックアップ板4Aの下方へ投入することに
なる。その後ポケット抜取られ処理(詳細は後述する)
Jを操作部処理(詳細は後述する)Kとが行われ、次い
で開始FLAGが「1」か否か(すなわち、前記開始/停止
釦22又は再開始釦23が押下されて装置の動作開始が指示
されているか否か)が判別され(ステップS6)、開始FL
AGが「1」であると判断されたときには前記紙幣取出部
4のバックアップ板4Aが下降され(ステップS7)、さら
に前記ストック検出器A0からの出力信号に基づいて紙幣
取出部4における紙幣の有無が判別される(ステップS
8)。なおステップS8及びステップS6の判別において「N
O」と判断されたときにはステップS5に戻されることに
なる。
ステップS8の判別の結果紙幣有りが判断されたときに
は、開始か否か(開始/停止釦22が押下されたか)が判
別される(ステップS9)。開始であると判断されたとき
には、モードFLAG(操作部処理Kにて動作モードが指定
されたときに「1」とされるものでありその詳細は後述
する)が「0」にされ(ステップS10)、さらに第1及
び第2の集積部5,6における紙幣の残留が第1及び第2
の集積検出器A1,A2からの出力により判別される(ステ
ップS11)。残留と判断されたときは開始指示は受付け
不可能とされる。すなわち、オペレーションミス又は異
常を報ずる状態コード,操作確認表示ランプLP12及び警
報装置による警報が表示されるとともに(ステップS1
2)開始FLAGが「0」にされて(ステップS13)前記ステ
ップS5へ戻される。前記ステップS11において紙幣の残
留無しと判断されたときには開始指示が受付けられるこ
とになり、このときの動作モードが正券,正損モードで
あるかが判別され(ステップS14)、正券,正損モード
でない場合(計数,表裏モードである)にはデータメモ
リのカウンタクリア処理(詳細は後述する)Lと、紙幣
取出部4及び搬送部10等の駆動源たる図示しないモータ
の駆動(ステップS15)と、操作部処理Kの処理設定表
示された枚数表示(詳細は操作部処理Kで説明する)の
消去(ステップS16)とが行われる。なお前記ステップS
14において正券,正損モードであると判断されたときに
は一金種の指定がなされているかが判断され(ステップ
S17)、指定されていると判断されたときには前記デー
タメモリのカウンタクリア処理Lへ進み、指定されてい
ないと判断されたときには前記ステップS12へ進んでオ
ペレーションミス等が表示されることになる。
前記ステップS9において開始でないと判断されたとき
(すなわち再開始釦2が押下されているとき)には、モ
ードFLAGが「1」であるか否かが判断される(ステップ
S19)。「1」であると判断されたときには再開始釦23
押下による入力を受付不可能にするためオペレーション
ミス等を表示するステップS12及びステップS13を介して
ステップS5に戻される。なぜならば、このときモードFL
AGが「1」であるということは、再開始釦23の押下前に
新たな動作モード(前回の開始釦22の押下時とは異なる
動作モード)が指定されたことにほかならず、しかも再
開始釦23の押下時には開始釦22の押下時のように集積部
における残留紙幣の有無判別(ステップS11)を行なわ
ないので、再開始時に異種類の紙幣が混合集積されない
ようにするためである。前記ステップS19において
「1」でないと判断されたときには、このときの動作モ
ードが正券,正損モードであるかが判別され(ステップ
S20)、正券,正損モードでない場合(計数,表裏モー
ドである)には紙幣取出部4及び搬送部10等の駆動源た
る図示しないモータの駆動(ステップS22)が行われて
再開始指示が受付られる。前記ステップS20において正
券,正損モードであると判断されたときには、金種変更
されているか否かが判別され(ステップS23)、変更さ
れていないときには前記ステップS22へ進んで再開始指
示が受付けられ、変更されているときには前記ステップ
S12へ進んでオペレーションミス等が表示されることに
なる。このように金種変更の場合に再開始指示をするの
は、再開始釦23の押下時には開始釦22の押下時のように
集積部における残留紙幣の有無判別(ステップS11)を
行なわないので、再開始時に異種類の紙幣が混合集積さ
れないようにするためである。
上記のようにして開始指示又は再開始指示が受付られた
後には、搬送枚数加算処理(詳細は後述する)Mが行わ
れるとともに、検知部での検知結果によって枚数表示が
行われる(ステップS24)。そして開始/停止釦22の押
下により装置の停止指示が有るか否か(ステップS2
5),紙幣取出部4に紙幣(券)が無いか(ステップS2
6),各集積部5,6,7は満杯か否か(ステップS27),第
1及び第2の集積部5,6に対する集積枚数は指定枚数に
一致しているか否か(ステップS28)が順次判別され、
各判断が「YES」の場合には図示しない駆動用のモータ
が停止される(ステップS29)。なお前記ステップS27に
おいて集積部満杯が判断されたとき又は前記ステップS2
8において集積指定枚数に一致が判断されたときにはモ
ータ停止(ステップS29)前に満杯表示が行われる(ス
テップS30)。また上記各判断(ステップS25〜S28)の
結果が「NO」である場合には紙幣づまり等の障害の有無
が判別され(ステップS31)、障害無しと判断されたと
きには前記搬送枚数加算処理Mへ戻され、障害有りと判
断されたときにはその障害の内容に対応した状態コード
が表示され(ステップS32)、リセット釦の押下までこ
の表示が持続される(ステップS33)、そしてステップS
33においてリセット釦の押下が判断されたときには、障
害処理(詳細は後述する)Nが行われて駆動用のモータ
が停止される(ステップS29)。
次に前記ポケット抜き取られ処理Jを第7図(A),
(B)をも参照しながら説明する。この処理は前記集積
部5,6,7に集積されている紙幣が抜き取られたときの処
理を意味するものである。
先ず、第1の集積部5から紙幣が抜き取られたかを認識
するために前記第1の集積検出器A1を介して第1の集積
部に紙幣有りかが判別される(ステップS35)。紙幣無
し、すなわち紙幣が抜き取られたと判断されたときに
は、前記第1の集積部用カレントエリアCACTRの記憶値
が零であるかが判別される(ステップS36)。零でない
と判断されたときには第1の集積部5は満杯かの判別
(ステップS37)と第1の集積部5への集積枚数は指定
枚数値に一致しているかの判別(ステップS38)とが順
次行なわれ、いずれかの判別結果が「YES」の場合には
第1の集積部5から紙幣が正常に抜き取られた旨を表示
するために前記上段集積満杯表示ランプLP14が消灯され
(ステップS39)、ステップS37及びステップS38の判別
結果がともに「NO」の場合には満杯でもなくかつ指定枚
数に達していないのに紙幣が抜き都られたことになるの
でこの旨のオペレーションミスを意味する状態コードと
警報が表示される(ステップS40)。そして前記ステッ
プS39又はステップS40が実行された後には、集積処理さ
れて抜き取られた紙幣枚数を記憶するために、紙幣抜き
取られ時において第1の集積部用カレントエリアCACTR
に記憶されている値を第1の集積部用バックアップエリ
アBACTRに記憶されている値に加算してこれを第1の集
積部用バックアップエリアBACTRに記憶する(ステップS
41)。その後指定されている動作モードが計数又は,表
裏モードかが判別され(ステップS42)、計数モード又
は表裏モードであると判断されたときには集積処理され
て抜き取られた紙幣枚数を累計加算して記憶するため
に、紙幣抜き取られ時において第1の集積部用カレント
エリアCACTRに記憶されている値に加算してこれをアキ
ュムレイトエリアACTRに記憶する(ステップS43)。な
おアキュムレイトエリアACTRは、両集積部5,6から抜き
取られた紙幣を区別することなくトータルの累計加算値
を記憶するものである。またステップS42において計数
モード及び表裏モードでないと判断されたときには上記
のような累計加算処理は行われない。したがって銀行業
務等における入金処理に相当するところの紙幣計数を主
たる目的とする計数モード[計数モード(a)及び表裏
モード(b)]のときにだけ処理紙幣の累計加算が行わ
れ、計数モードの実行後さらに紙幣を細分化して区分集
積することを主たる目的とする整理モード[正損モード
(c)及び正券モード(d)]の場合には処理紙幣が累
計加算に含まれないので、正確な入金処理に寄与するこ
とができる。なお、前記ステップS43の処理後には第1
の集積部用カレントエリアCACTRの記憶値が零にされる
とともに、第1の集積部集積枚数P1CTRの記憶値が零に
される(ステップS44)。
また前記ステップS35の判別の結果紙幣有りすなわち紙
幣が抜き取られていないと判断されたときには、第1の
集積部用カレントエリアCACTRの記憶値が零であるかの
判断が行われ(ステップS45)、零であると判断された
ときには、この判断結果はオペレータが一度紙幣を第1
の集積部5から取出し再度戻したことを意味するので、
この旨のオペレーションミスに相当する状態コード及び
警報を表示する(ステップS46)。なお前記ステップS45
の判断が零でないときには、この判断結果は正常を意味
するので何らの処理も行われない。また前記ステップS3
6の判断が零であるときには、この判断結果はすでに前
記ステップS44の処理が終っていることを意味するの
で、何らの処理も行われない。
第2の集積部6から紙幣が抜き取られた場合の処理も上
記と同様である。なお第7図においては主に第1の集積
部5に対する処理を示してあり、第2の集積部6に対す
る処理に適用する場合に変わる部分については当該ステ
ップの横の括弧内に記載してその説明を省略する。
第1の集積部5又は第2の集積部6からの抜き取られ処
理後に第3の集積部7からの抜き取られ処理が行われる
ことになり、先ず第3の集積部7から紙幣が抜き取られ
たかを認識するために第3の集積検出器A3を介して第3
の集積部7に紙幣有りかが判別される(ステップS4
7)。紙幣無し、すなわち紙幣が抜き取られたと判断さ
れたときには第3の集積部集積枚数P3CTRの記憶値が零
にされ(ステップS48)、かつ前記リジェクト満杯表示
ランプLP16が消灯され(ステップS49)、ポケット抜き
取られ処理が修了する。
次に第8図に示すフローチャートをも参照しながら前記
操作部処理Kの内容を説明する。
先ず前記金額/枚数切換スイッチ26にて金額表示又は枚
数表示のいずれかが選択されているかが判別される(ス
テップS50)。金額表示が選択されていると判断された
場合には前記第2のディスプレイエリアD2CTRの記憶内
容のうち選択されている動作モードの内容に対応するも
のが表示される(ステップS51)。枚数表示が選択され
ていると判断された場合には指定されている動作モード
が計数モード(a)であるかの判別が行われ(ステップ
S52)、計数モード(a)であると判断されたときには
前記第1のディスプレイエリアD1CTRに記憶されている
金種別枚数と第2のディスプレイエリアD2CTRに記憶さ
れている合計金額とが表示される(ステップS53)。ま
た前記ステップS52の判別において計数モード(a)で
はないと判断されたときには指定されている動作モード
が表裏モード(b)であるかの判別が行われ(ステップ
S53)、表裏モード(b)であると判断されたときには
金種指定有りかが判別される(ステップS54)。このス
テップS54において金種指定無しと判断されたときには
前記ステップS53の表示が行われる。ステップS54におい
て金種指定有りと判断されたときには前記第3のディス
プレイエリアD3CTRに記憶されている内容特にこの場合
には表券枚数と裏券枚数と両者の合計枚数とが表示され
る(ステップS55)。また前記ステップS53において表裏
モード(b)ではないと判断されたとき、すなわち正券
モード(d)又は正損モード(c)のときには前記第3
のディスプレイエリアD3CTRに記憶されている内容のう
ち動作モードに対して該当するものが表示される(ステ
ップS55)。ここで、上記ステップS51,ステップS53及び
ステップS55の表示内容を各動作モードに対応させて具
体的に示すと表2−1〜表2−7のごとくになる。
(イ) 表2−1は金種指定なし計数モード(a−1)
の場合を示したものであり、枚数表示が選択されたとき
には各金種別枚数が表示スペース2A〜2Dに表示されると
ともにその合計金額が表示スペース2Eに表示され(ステ
ップS53の表示に担当)、金額表示が選択されたときに
は各金種別金額が表示スペース2A〜2Dに表示されるとと
もにその合計金額が表示スペース2Eに表示される(ステ
ップS51の表示に相当)。
(ロ) 表2−2は一金種指定計数モード(a−2)例
えば万円指定の場合を示したものであり、枚数表示が選
択されたときには各金種別枚数が表示スペース2A〜2Dに
表示されるとともにその合計金額が表示スペース2Eに表
示され(ステップS53の表示に相当)、金額表示が選択
されたときには各金種別金額が表示スペース2A〜2Dに表
示されるとともにその合計金額が表示スペース2Eに表示
される(ステップS51の表示に相当)。
(ハ) 表2−3は2金種指定計数モード(a−3)例
えば万円,千円指定の場合を示したものであり、枚数表
示が選択されたときには指定金種別枚数が表示スペース
2A,2Cに表示されるとともにそれらの合計金額が表示ス
ペース2Eに表示され(ステップS53の表示に相当),金
額表示が選択されたときには指定金種別金額が表示スペ
ース2A,2Cに表示されるとともにその合計金額が表示ス
ペース2Eに表示される(ステップS51の表示に相当)。
(ニ) 表2−4は金種指定なし表裏モード(b−1)
の場合を示したものであり、枚数表示が選択されたとき
には各金種別枚数が表示スペース2A〜2Dに表示されると
ともにその合計金額が表示スペース2Eに表示され(ステ
ップS53の表示に相当)、金額表示が選択されたときに
は各金種別金額が表示スペース2A〜2Dに表示されるとと
もにその合計金額が表示スペース2Eに表示される(ステ
ップS51の表示に相当)。
(ホ) 表2−5は一金種指定表裏モード(b−2)例
えば万円指定の場合を示したものであり、枚数表示が選
択されたときには表券枚数,裏券枚数が表示スペース2
C,2Dに表示されるとともにその合計枚数が表示スペース
2Eに表示され(ステップS55の表示に相当)、金額表示
が選択されたときには万円紙幣の表裏合計金額が表示ス
ペース2A,2Eに表示される(ステップS51の内容に相
当)。
(ヘ) 表2−6は正券モード(d)例えば万円指定の
場合を示したものであり、枚数表示が選択されたときに
は正券である表券枚数,正券である表裏枚数が表示スペ
ース2C,2Dに表示されるとともにその合計枚数が表示ス
ペース2Eに表示され(ステップS55の表示に相当)、金
額表示が選択されたときには正券である万円紙幣の表裏
合計金額が表示スペース2A,2Eに表示される(ステップS
51の内容に相当)。
(ト) 表2−7は正損モード(c)例えば千円指定の
場合を示したものであり、枚数表示が選択されたときに
は千円の正券枚数,千円の損券枚数が表示スペース2A,2
Bに表示されるとともにそれらの合計枚数が表示スペー
ス2Eに表示され(ステップS55の表示に相当)、金額表
示が選択されたときには千円紙幣である正損券の合計金
額が表示スペース2C,2Eに表示される(ステップS51の内
容に相当)。
上記表2−1〜表2−4の説明から明らかなように金額
/枚数切換スイッチ26にて金額表示,枚数表示のいずれ
かが選択されても金種毎に集積処理された紙幣の合計表
示は合計金額で行われるので、たとえ枚数表示が選択さ
れた場合でもオペレータが金種別枚数から合計金額を求
める作業すなわち当該金種とその枚数の積を各金種毎に
求めこれらを加算して合計金額を求める作業が不要とな
り、合計金額算出作業に起因する入金処理の煩雑さを解
消することができる。また上記表1及び表2−5〜表2
−7の説明から明らかなように両集積部5,6ともに一金
種で指定されている場合は金額/枚数切換スイッチ26に
て枚数表示が選択されたときには指定された一金種でそ
れぞれの集積部に区分集積された紙幣の枚数(表裏,正
損毎の枚数)で表示されるので、例えば100枚に達した
集積部の紙幣を取り出してそのまま施封機によって施封
することができ、整理業務が非常に簡単なものとなる。
次に操作部1に設けられている種々の釦が押下されたか
が判別され(ステップS56)、押下されたと判断された
ときには押下された釦の種類に応じて種々の処理がなさ
れることになる。
先ず照合/(プリント)釦24の押下が判別され(ステッ
プS57)、押下と判断されたときには前記アナザエリアO
CTR中の照合CTRに記憶されている値が零かすなわち今回
の押下は第1回目かの判断がなされる(ステップS5
8)。第1回目であると判断されたときには前記ディス
プレイエリアDCTRの記憶内容がプリンタ8にて印字され
(ステップS59)、その後照合CTRの記憶値に1を加算す
る(ステップS60)。また前記ステップS58の判別の結果
第1回目の押下ではないすなわち第2回目の押下である
と判断されたときには、前記アキュムレイトエリアACTR
の記憶内容が表示されるとともに(ステップS61)プリ
ンタ8にて印字され(ステップS62)、その後アキュム
レイトエリアACTRの記憶内容がクリアされ(ステップS6
3)、かつ照合CTRの記憶値が零とされる(ステップS6
4)。このように照合/(プリント)釦24の押下回数
(1回又は2回)によって表示内容と印字内容とを変え
るべく制御されるので、処理動作の種類に対して釦の数
を減少させることができ、操作部の小型化が達成され
る。
前記ステップS57において今回は照合/(プリント)釦2
4は押下されていないと判断されたときには照合CTRの記
憶値が零とされ(ステップS65)、その後今回テンキー2
1の押下が行われたが判別される(ステップS66)。テン
キー21が押下されたと判断され場合には数字FLAGが
「1」にされるとともに(ステップS67)、テンキー21
にて入力された数字が数字BUFFに記憶され(ステップS6
8)、かつ入力されて数字が前記表示スペース2Eの右側
から順次左側へ数字が入力されるごとにシフトして表示
される(ステップS69)。
前記ステップS66において今回テンキー21は押下されて
いないと判断されたときには前記計数釦15,表裏釦16,正
券釦17又は正損釦18の押下によって今回動作モードが指
定されたかが判別され(ステップS70)、動作モードの
指定があったときには数字FLAGが「1」であるかすなわ
ちモード指定の前にテンキー21が操作されているかの判
別が行われ(ステップS71)、かつ数字FLAGが「1」で
あると判断されたときには数字BUFFの記憶内容が1〜20
0であるかすなわち集積可能上限枚数以内であるかが判
別される(ステップS72)。1〜200であると判断された
ときには指定されたモードに対応する数量指定エリアNC
TRに数字BUFFの数値がセットされ(ステップS73)、か
つ数字FLAGが「0」にされることにより(ステップS7
4)新たな集積枚数の指定が行われる。また前記ステッ
プS71又はステップS72の判断結果が「NO」である場合す
なわち動作モードの指定があっても新たな集積枚数の指
定が行われない場合には当該動作モードに対応する数量
指定エリアNCTRにプリセットされている集積枚数が読み
出されて使用されることになる(ステップS75)。前述
のように本装置は動作モードの各々に対応した最小単位
の記憶エリアを備えた数量指定エリアを有するので、動
作モードを変更しても当該動作モードに対応する数量指
定エリアNCTRにプリセット(予め設定)されている集積
枚数の使用が可能であり、その都度集積枚数を設定し直
さなければならないという操作上の煩雑さを解消するこ
とができる。そしてステップS75で読出された初期枚数
値又はステップS73でセットされた指定枚数値が表示ス
ペース2Aの第3図示左側から3桁までに表示される(ス
テップS76)。この表示は開始/停止釦22の押下までの
間例えば第6図に示すステップS16(モータ回転)まで
行われるので、オペレータの設定枚数誤認識を防止でる
とともに、処理結果を表示する表示スペース2A内に表示
されるので設定枚数専用の表示スペースを必要とせず表
示部の小型化に寄与することができる。前記ステップS7
6の後にモードFALGが「1」にされ(ステップS77)、か
つ指定された動作モードが計数,表裏モードであるかの
判別が行われる(ステップS78)。計数モード(a)又
は表裏モード(b)であると判断されたときには全金種
指定動作が行われ(ステップS79)、かつ金種を表示す
るための表示ランプPL5,PL7,PL9,PL11が点灯される(ス
テップS80)。なお、ステップS78において正券モード
(d)又は正損モード(c)であると判断されたときに
は金種クリアが行われる(ステップS81)。
前記ステップS70において今回モード指定は行われてい
ないと判断されたときにはリセット釦25が押下されたか
が判別され(ステップS83)、リセットと判断されたと
には数字FLAGが「1」であるかの判別がなされる(ステ
ップS84)。「1」であると判断されたときには数字FLA
Gが「0」とされ(ステップS85)、テンキー21で入力さ
れた指定枚数や指定金種がクリアされるとともにそれら
表示内容が消去される(ステップS86)。
前記ステップS83において今回リセット釦25の押下がな
いと判断されたときには開始/停止釦22又は再開始釦23
の入力により開始、再開始の状態にあるかが判別され
(ステップS88)、開始又は再開始のいずれかであると
きには数度FLAGが「1」であるかすなわち開始/停止釦
22又は再開始釦23の押下前にテンキー21が操作されてい
るかの判別が行われる(ステップS89)。数字FLAGが
「1」であると判断されたときには数字BUFFに記憶され
ている数値1,2,3,4に対応する金種である万,五千,
千,五百が金種BLFFにセットされて金種指定が行われ
る。(ステップS90)。このように開始又は最開始指示
の前に押下されたテンキーからの入力は金種指定とさ
れ、さらに前述のように動作モードの指定前に押下され
たテンキーからの入力は集積枚数指定とされるので、各
別の入力手段を設ける必要がなく操作部1の小型化が達
成される。そして前記ステップS90にて金種指定が行わ
れた後には指定金種に相当する金種表示に対応する内容
表示ランプLP5,LP7,LP9,LP11が点灯されるとともに(ス
テップS91)、数字FLAGが「0」にされ(ステップS9
2)、かつ開始FLAGが「1」にされる(ステップS93)。
なお前記ステップS89における判別結果数字FLAGが
「1」でないときすなわちテンキー21が操作されていな
いときには金種指定は行われずに前記ステップS93に進
む。上記各ステップを経ることによって操作部処理が終
了される。
次に第9図に示すフローチャートをも参照しながらデー
タメモリのカウンタクリア処理Lについて説明する。こ
の処理は開始/停止釦22が押下されて開始が指示された
ときに行われる処理であるから、カレントエリアCCTRの
クリア(ステップS95),バックアップエリアBCTRのク
リア(ステップS96),ディスプレイエリアDCTRのクリ
ア(ステップS97)及び集積数量エリアPCTRのクリア
(ステップS98)が順次行われて終了される。このとき
にはアキュムレイトエリアACTRはクリアされない。な
お、図示はしないが再開始が指示されたときにはアキュ
ムレイトエリアACTRの外にバックアップエリアBCTRもク
リアされない。
次に第10図に示すフローチャートをも参照しながら搬送
枚数加算処理Mについて説明する。紙幣取出部4からの
紙幣取出しが行われ(ステップS100)、取出し紙幣が第
1の通過検出器C1を通過することにより前記取込枚数P0
CTRに1が加算され(ステップS101)、さらに当該取込
紙幣に対する検知部11での検知結果が読出される(ステ
ップS102)。そして先ず当該紙幣はリジェクトすべきも
のかが判別され(ステップS103)、リジェクトすべきも
のである場合には前記フラップ12Aを作動して当該取込
紙幣を第3の集積部7側へ案内し(ステップS104)、当
該紙幣が第4の通過検出器C4を通過したときに第3の集
積部集積枚数P3CTRに1が加算される(ステップS10
5)。ステップS103においてリジェクトすべきものでな
いと判断されたときには第1の集積部5へ集積すべきも
のであるかが判別され(ステップS106)、第2の集積部
6へ集積すべきと判断されたときには前記フラッパ12A,
12Bを作動して当該紙幣を第2の集積部6側へ案内し
(ステップS107)、当該紙幣が第3の通過検出器C3を通
過したときに第2の集積部集積枚数P2CTRに1が加算さ
れる(ステップS108)。そして第2の集積部用カレント
エリアCBCTRに1を加算するとともに(ステップS10
9)、この第2の集積部用カレントエリアCBCTRの記憶値
と第2のバックアップエリアBBCTRの記憶値との和をデ
ィスプレイエリアDCTRに転送する(ステップS110)。こ
のときのディスプレイエリアDCTRの記憶内容は第6図に
示すメインフローのステップS24で表示されるので、順
次集積枚数が表示されることになる。また前記ステップ
S106の判別結果第1の集積部5へ集積すべきと判断され
たときには前記フラッパ12A,12Bを作動して当該紙幣を
第1の集積部5側へ案内し(ステップS111)、当該紙幣
が第2の通過検出機C2を通過したときに第1の集積部集
積枚数P1CTRにが加算される(ステップS112)。そして
第1の集積部用カレントエリアCACTRに1を加算すると
ともに(ステップS113)、この第1の集積部用カレント
エリアCACTRの記憶値と第1のバックアップエリアBACTR
の記憶値との和をディスプレイエリアCDTRに転送する
(ステップS114)。このときのディスプレイエリアDCTR
の記憶内容は第6図に示すメインフローのステップS24
で表示されるので、順次集積枚数が表示されることにな
る。
次に第11図に示すフローチャートをも参照しながら前記
障害処理Nについて説明する。紙幣づまり等の障害発生
時には、先ずこの時に前記バックアップエリアBCTR(第
1の集積部用バックアップエリアBACTR及び第2の集積
部用バックアップエリアBBCTR)に記憶されている値を
前記ディスプレイエリアDCTRに転送して(ステップS12
0)、前記モータの回転をn秒間停止させる(ステップS
121)。そして両集積部5,6から紙幣が抜き取られて残留
していないかが判別され(ステップS122)、残留してい
ると判断されている間は当該障害内容に対応する状態コ
ード及び紙幣残留エラー(両集積部5,6から完全に紙幣
が取り出されていない)が表示される(ステップS12
3)。紙幣残留無しと判断されたときにはカレントエリ
アCCTRがクリアされるとともに(ステップS124)、前記
ステップS120においてディスプレイエリアDCTRに転送さ
れた内容が表示部に表示される(ステップS125)。この
ように障害発生時に両集積部5,6からの紙幣が取出され
るとき、障害発生時にバックアップエリアBCTRに記憶さ
れている内容がディスプレイエリアDCTRに転送され、こ
のデイスプレイエリアDCTRの記憶内容が表示部に表示さ
れる。したがって障害発生時に集積されている分の処理
結果だけキャンセルし当該ロットにおける処理結果は容
易に障害発生前の状態に戻されるので、障害発生時にお
ける紙幣の処理効率を著しく向上することができる。
なお上記実施例は一例であり本発明の要旨の範囲内にお
いて種々の変形実施が可能であることは言うまでもな
い。また対象物は紙幣に限定されるものではなくその他
の有価証券等にも適用することができる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明の区分集積装置に
あっては、集積数量を記憶する数量指定エリアが動作モ
ードの各々に対応して設けられ、かつ動作モードの指定
の際に集積数量指定手段にて集積数量の指定が行われな
い場合には当該指定動作モードに対応する数量指定エリ
アにプリセットされている集積数量動作が制御されるの
で、動作モードの指定変更にともなう集積数量指定手段
の操作回数を減少させることができ、ひいては操作部に
おける操作の簡素化から区分集積処理の効率化を達成す
ることができるなどの優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の外観を示す斜視図、第
2図は同実施例装置の内部構成を示す概略説明図、第3
図は同実施例装置の表示部と操作部とを示す詳細説明
図、第4図は同実施例装置の構成ブロック図、第5図
(A),(B),(C),(D),(E),(F),
(G)は記憶手段のメモリマップを示すものであって各
々はカレントエリアCCTR,バックアップエリアBCTR,ディ
スプレイエリアDCTR,アキュムレイトエリアACTR,数量指
定エリアNCTR,集積数量エリアPCTR,アナザエリアOCTRを
示すものであり、第6図(A),(B),(C)は同実
施例装置のメインフローを示すフローチャート、第7図
(A),(B)はポケット抜き取られ処理の詳細を示す
フローチャート、第8図は操作部処理の詳細を示すフロ
ーチャート、第9図はデータメモリのカウンタクリア処
理の詳細を示すフローチャート、第10図は搬送枚数加算
処理の詳細を示すフローチャート、第11図は障害処理の
詳細を示すフローチャートである。 5,6,7……集積部、15,16,17,18……動作モード指定手
段、21……集積数量指定手段、30……制御手段、NCTR…
…数量指定エリア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の集積部を有し区分集積すべき紙幣の
    種類を判別して種類ごとに集積部に区分集積する装置に
    おいて、 紙幣を金種に応じて区分する金種区分モードと、紙幣を
    表裏に応じて区分する表裏区分モードとから一方の動作
    モードを選択するモード選択手段と、 前記金種区分モードと表裏区分モードの各々に対応し各
    動作モードごとに前記集積部に集積する紙幣の数量を初
    期値として記憶しておく記憶手段と、 前記集積部に集積する紙幣の数量を指定する指定手段
    と、 前記指定手段により指定された数量または上記記憶手段
    により記憶されている初期値がセットされ上記集積部に
    集積される枚数を指定する集積枚数カウンタと、 前記集積部の集積枚数が集積枚数カウンタにセットされ
    た枚数に達した時に区分集積動作を停止させる手段と、 前記指定手段により数量が指定されたことをフラグデー
    タとして記憶するフラグデータ記憶手段と、 前記フラグデータ記憶手段の内容を参照して前記モード
    選択手段により動作モードが選択された際に指定手段に
    より数量が指定されていない時は上記記憶手段により記
    憶されている選択されたモードの初期値を上記集積枚数
    カウンタにセットする手段と、 前記フラグデータ記憶手段の内容を参照して前記モード
    選択手段により動作モードが選択された際に指定手段に
    より数量が指定されている時は指定手段により指定され
    た数量を集積枚数カウンタにセットする手段と、 前記指定手段により指定された数量を集積枚数カウンタ
    にセットした後に上記フラグデータ記憶手段の内容をク
    リアする手段と、 を具備した事を特徴とする区分集積装置。
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