JPH0664279B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0664279B2
JPH0664279B2 JP60202939A JP20293985A JPH0664279B2 JP H0664279 B2 JPH0664279 B2 JP H0664279B2 JP 60202939 A JP60202939 A JP 60202939A JP 20293985 A JP20293985 A JP 20293985A JP H0664279 B2 JPH0664279 B2 JP H0664279B2
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aperture
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  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明カメラを以下の項目に従って説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例[第1図乃至第5図] a.外観[第1図、第2図] b.内部回路[第3図] c.被写界深度の計算[第4図] d.演算プログラム[第5図] H.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明はカメラ、特に、任意の被写界深度を得るために
必要な絞りにすることが容易に為し得るカメラに関する
ものである。
(B.発明の概要) 本発明カメラは、撮影者が任意の被写界深度での撮影を
容易に為し得るようにするため、被写界深度指定手段
と、演算回路とを設け、演算回路にレンズの焦点距離と
被写体の距離と指定被写界深度とからその指定被写界深
度を得るために必要な絞り値を求める演算をさせるよう
にしてなるものである。従って、本発明カメラによれば
被写界深度指定手段によって被写界深度を指定すればそ
の被写界深度を得るための絞り値が演算回路によって算
出されるので、任意の被写界深度での写真撮影がきわめ
て容易に為し得る。
(C.従来技術) カメラとしてレンズ部の外側(鏡胴上)に絞りに対する
被写界深度を示す指標(目盛)を設けたものがある。こ
のようなカメラは、例えば、Fナンバーが「16」のと
きは無限遠から10mの範囲までピンボケなく撮影で
き、Fナンバーが「22」のときは無限遠から9mの範
囲までピンボケなく撮影できるというようなことが指標
によって示される。従って、このようなカメラによれ
ば、被写体に対してフォーカシングした状態でその被写
体を中心とする被写界深度の近点と遠点とを決め、その
近点と遠点とに対応した絞りを上記指標により読み取
り、その読み取った値どおりにカメラの絞りを調整した
うえ撮影すれば大体希望する被写界深度の写真が得られ
る。
ところで、このような被写界深度の表示はフォーカシン
グリングとズーミングリングとを別々に有する2リング
方式のカメラにおいてはレンズの構造上不可能である。
また、カメラの自動化に伴い、カメラ本体側にシャッタ
ー等のほか各種の撮影条件を設定するスイッチを設け撮
影条件をカメラ本体側において集中制御できるカメラが
現われている。ところで、このように集中制御できるよ
うにした場合、絞り表示をレンズ部側で行うことが不要
となり、従って、絞りの表示が難しい、また、レンズの
絞りリングが無くなるため、機械的に絞り込んで深度を
確認することが難しい。
従って、カメラが機構的には絞りを生かして被写界深度
を自由に深くしたり浅くしたりすることができる筈なの
にその絞りを生かした撮影ができない。即ち、カメラの
自動化がカメラの機能を充分に発揮することを制約して
しまうことになる。
(D.発明が解決しようとする問題点) 上述したように、従来においては絞り表示のないズーム
レンズ付カメラにおいては被写界深度を確認できなかっ
たのでどの程度の深度で撮影をすることができるかにつ
いては勘、経験によらなければ判断できなかった。
また、絞り表示のあるカメラにおいても被写界深度の表
示は目盛によるもので、非常に不正確である。また、仮
に被写界深度が確認できたとしても、その被写界深度が
希望どおりの値でなかった場合に希望どおりの被写界深
度になるようにするためには絞りをどのように調整すれ
ば良いかは勘、経験によらなければ判断できず、素人で
は判断はきわめて難しい。
本発明はこのような問題を解決すべく為されたものであ
り、希望する被写界深度での撮影がきわめて容易に為し
得る新規なカメラを提供することを目的とする。
(E.問題点を解決するための手段) 本発明カメラは上記問題点を解決するため、被写界深度
指定手段と、演算回路とを設け、演算回路にレンズの焦
点距離と被写体の距離と指定被写界深度とからその指定
被写界深度を得るために必要な絞り値を求める演算をさ
せるようにしてなる。
(F.作用) 本発明カメラによれば、被写界深度指定手段によって被
写界深度を指定すればその被写界深度を得るための絞り
値が演算回路によって算出されるので、その算出結果に
基づいて絞りを自動的にあるいはマニュアル操作により
制御することにより指定被写界深度での撮影が可能な状
態にすることができる。
(G.実施例)[第1図乃至第5図] 以下に、本発明カメラを添附図面に示した実施例に従っ
て詳細に説明する。
第1図乃至第5図は本発明カメラの実施の一例を説明す
るためのものである。
(a.外観)[第1図、第2図] 第1図及び第2図はカメラの斜視図である。
1はカメラ、2はカメラボディ、3はズーミングレン
ズ、4は焦点距離制御部(ズーミングリング)、5はシ
ャッターボタン、6はファインダ、7は絞り値設定スイ
ッチ、8はモード切換スイッチ、9a、9bは焦点深度
設定スイッチで、9aが近点距離設定スイッチ、9bが
遠点距離設定スイッチであり、該焦点深度設定スイッチ
9a、9bを例えばプッシュすることにより近点距離、
遠点距離を設定することができるようにされている。
尚、9a、9bはダイヤル式にしても良い。10はディ
スプレイである。
(b.内部回路)[第3図] 第3図は内部回路の回路構成を示すブロック図である。
同図において、7は絞り値設定スイッチで、操作するこ
とによって絞り値を任意に設定することができる。具体
的には、絞り値設定スイッチ7をプッシュすると後述す
る演算回路の働きによりディスプレイ10にある値の絞
りが現われると共にその値が絞り値として設定される。
そして、絞り値設定スイッチ7をプッシュする毎にその
絞り値の値が切換わるようになっている。尚、該スイッ
チ7をダイヤル式にした場合にはダイヤルの回転により
絞り値の値が切換わる。
8はモード切換スイッチで、このスイッチの操作により
絞り優先モードにしたり、あるいはシャッター優先モー
ドにしたりすることができる。但し、本明細書において
はシャッター優先モード及びそれに関する事項について
は触れない。
9a、9bは焦点深度を指定する焦点深度設定スイッチ
で、ディスプレイ10により表示された近点、遠点の値
を変えて撮影をしたいようなとき操作するもので、近点
を変えたいときは近点距離設定スイッチ9aを操作し、
遠点を変えたいときは遠点距離設定スイッチ9bを操作
する。
11は測光センサで、被写体側からの光の光量を測定す
る。12は測光センサ11で測定された光量に対応した
設定絞り値(予め各光量に対して絞り値が設定されてい
る)をマイクロコンピュータからなる演算回路13へ出
力する露光制御回路である。尚、絞り優先モードのとき
は絞り値設定スイッチ7により設定された絞り値が露光
制御回路12からの絞り値に優先して演算回路13に取
り込まれる。14はレンズ焦点距離検出回路で、ズーミ
ング用リング4の位置からレンズ3の焦点距離を検出
し、その焦点距離を演算回路13へ送出する。
15はAFセンサ、16は該AFセンサ15からの信号
により被写体までの距離を求める距離算出回路で、その
距離を演算回路13へ送出する。
そして、この距離算出回路16の距離を示す出力によっ
てフォーカシングが自動的に為される。
17は絞り制御機構で、演算回路13で演算され指定さ
れた通りの絞り値になるように絞りの制御を行う。
(c.被写界深度の計算)[第4図] 第4図はカメラと被写体とき関係図で、lはカメラ1と
被写体18との間の距離、lは焦点深度に入る近点距
離、lは焦点深度に入る遠点距離、lは近点側の焦
点深度、lは遠点側の焦点深度である。
第4図における焦点深度に入る近点距離l及び同じく
遠点距離lは次式(1)及び(2)で求められる。
但し、上記式(1)、(2)において、δ′は許容錯乱
円径、FnoはカメラのFナンバーである。
(d.演算プログラム)[第5図] 第5図は演算回路13が実行する演算プログラムを示す
タイムチャートである。
(イ)「焦点距離fの取り込み」 プログラムがスタートすると、先ず、ズーミングレンズ
3のズーミングリング4の位置から焦点距離fをレンズ
焦点距離検出回路14の働きにより検知し、それを取り
込む、尚、ズーミングレンズ付カメラには焦点距離の制
御(ズーミング)を自動的に行うタイプのものもあれば
マニュアル(ズーミングリングの操作)により行うタイ
プのものもあるが本発明はどのタイプのカメラにも適用
することができる。
(ロ)「距離lの取り込み」 ステツプ(イ)が終ると、AFセンサ15及び距離算出
回路16の働きにより検知されたところのカメラ1から
被写体18までの距離lを取り込む。尚、フォーカシン
グリングに対するマニュアル操作によりピントを合わせ
るタイプのカメラにも本発明を適用することができ、そ
のようなタイプのカメラにおいてはフォーカシングリン
グの位置からピントがあっている距離lを求め、それを
取り込むようにしても良い。
(ハ)「深度指定有るか?」 ステップ(ロ)が終ると、焦点深度設定スイッチ9a、
9bの操作による焦点深度の指定が為されているか否か
の判定を行う。
(ニ)「絞り値Fnoの取り込み」 ステップ(ハ)の判定の結果が「イイエ」であれば絞り
値Fnoの取り込みを行う。尚、絞り値設定スイッチ7の
操作により絞り値Fnoが設定されている場合にはその設
定された値を絞り値Fnoとして取り込み、絞り値設定ス
イッチ7の操作による絞り値Fnoの設定が為されていな
い場合には測光センサ11により測定された光量に対し
て予め設定された絞り値を露光制御回路12から取り込
む。
(ホ)「焦点深度に入る近点距離lの算出」 ステップ(ニ)が終ると焦点深度に入る近点距離l
前記式(1)により算出する。尚、本実施例においてこ
の式(1)の許容錯乱円形δ′は定数として予め値が設
定されている。尤も、この値を切換えることができるよ
うにしてもよい。この場合には解像度を切換えることが
できることになる。
(ヘ)「焦点深度に入る遠点距離lの算出」 ステップ(ホ)が終ると焦点深度に入る遠点距離l
前記式(2)により計算する。
(ト)「近点距離lと遠点距離lの表示」 ステップ(ホ)、(ヘ)において算出された焦点深度に
入る近点距離l、同じく遠点距離lをディスプレイ
10により表示する。
しかして、このディスプレイ10による表示(例えば第
1図に示すような「1.5m〜5m」という表示)によ
り現在の撮影条件下での焦点深度を正確に確認すること
ができる。
(チ)「指定深度l、lの取り込み」 前記ステップ(ハ)の判定結果が「ハイ」の場合には、
即ち、焦点深度設定スイッチ9a、9bの操作により焦
点深度の設定(指定)が為されている場合にはその設定
されている焦点深度l、lを取り込む。尚、近点距
離設定スイッチ9aの操作により設定された起点側の焦
点深度と遠点距離設定スイッチ9bの操作により設定さ
れた遠点側の焦点深度とは必ずしも等しくなければなら
ないということはない。例えば、被写体18の前10m
から被写体18の後25mの範囲に略ピントが合うよう
に撮影するというようなこともできるし、また、遠点側
の焦点深度を0にし、近点側の焦点深度を例えば10m
にするというような設定も為し得る。これは被写体8よ
りも後にはピントが合わず、被写体18とそれから10
m前との間にピントが合うというものである。また、そ
れとは逆に近点側の焦点深度を0にし、遠点側の焦点深
度を例えば10mにするというような設定も可能であ
る。尚、このように焦点深度を0とする場合においては
特に当該焦点深度を設定する設定スイッチ(近点側だと
9a、遠点側だと9b)を操作しなくても0が設定され
るようにしても良い。尤も、焦点深度が0であれ何であ
れ必ず設定スイッチ9a、設定スイッチ9bを操作しな
ければ焦点深度の設定ができないようにしても良いこと
はいうまでもない。
(リ)「近点距離lと遠点距離lの算出」 ステップ(チ)が終ると焦点深度に入る近点距離l
同じく遠点距離lとを算出する。尚、lとlとは
次式(3)、(4)で求めることができる。
=l−l・・・(3) l=l+l・・・(4) (ヌ)「必要絞り値Fno1の算出」 ステップ(リ)が終了すると、上記近点距離lを満足
させる絞り値Fno1を算出する。即ち、lが被写界深
度に入り得るような絞り値Fno1を求めるのである。こ
の絞り値Fno1は次式(5)で求める。
尚、この式(5)は次のようにして導かれる。
即ち、 である。次に、上記式の周辺にf+(l−f)δ′F
noを掛けると、 l{f+(l−f)δ′Fno}=fl となる。この式の両辺からfを引くと、 l(l−f)δ′Fno=f(l−l) となる。この式の両辺をl(l−f)δ′で割ると、 となる。そして、lに対する絞り値FnoをFno1とす
ると上記式(5)が得られる。
(ル)「必要絞り値Fno2の算出」 ステップ(ヌ)が終了すると、上記遠点距離lを満足
させる絞り値Fno2を算出する。即ち、lが被写界深
度に入り得るような絞り値Fno2を求めるのである。こ
の絞り値Fno2は次式(6)で表わされる。
尚、この式(6)は次のようにして導かれる。
即ち、 である。次に、この式の両辺にf−(l−f)δ′F
noを掛けると、 l{f−(l−f)δ′Fno}=fl となる。この式の両辺から2fl−fを引く
と、 l(l−f)δ′Fno=−F(l−l) となる。次に、この式の両辺をl(l−f)δ′で除
すれば、 となる。そして、このlに対する絞り値FnoをFno2
とすると上記式(6)が得られるのである。
(ヲ)「Fno1とFno2との差が小さいか?」 ステップ(ル)が終るとその2つの絞り値Fno1とFno2
とが略等しいか否かを判定する。というのは、2つの絞
り値Fno1とFno2とが大きく異なる値であると、例えば
そのうちの一方をもって絞り値Fnoとし、その値どおり
に絞り値を制御して撮影したとした場合、近点と遠点と
のうちの一方は完全なピンボケになってしまうことにな
る。これでは所望の被写界深度での撮影が不可能であ
る。このようなことは、例えば、カメラ1がその1m前
の被写体にピント(ジャスピン)があった状態なのに例
えば近点側の焦点深度数十センチメートルに遠点側の焦
点深度が無限大というような被写界深度指定が為される
ような場合に起る。このような場合はピントの合ってい
る距離lを変えない限りその指定深度での撮影は不可能
であることはいうまでもなく、ピントの合っている距離
lの変更(このケースでは被写体よりも相当後にピント
を合わせる必要がある。)が必要となる。
そこで、絞り値Fno1と絞り値Fno2とが略等しい値にな
っているか否かを判定する必要がある。そして、その判
定をステップ(ヲ)で行うのである。尚、この絞り値F
no1とFno2とは完全に同じであることは必要ではなく、
多少その間に大小があっても略所望通りの被写界深度で
の撮影を行うことができる。そこで、Fno1とFno2との
差が予め設定された許容差よりも小さいか否かの判定を
行うこととするのである。
(ワ)「絞り値Fnoの設定」 上記ステップ(ヲ)の判定結果が「ハイ」のとき、即
ち、絞り値Fno1とFno2との差が小さいときは絞り値F
noの設定を行う。この設定はFno1とFno2とのいずれも
がカメラの絞りの分割パターン(例えば、4、2.8、
2、1.4・・・)のいずれか一つに近い場合、その絞
り値が選択され、その値どおりに絞りを絞り制御機構1
7により制御する。
尚、Fno1とFno2とが絞りの分割パターンのうちの別々
の絞り値に近い場合(例えばFno1が2.852、Fno2
が3.849で、Fno1≒2.8(絞りの分割パターン
の一つ)、Fno2≒4(絞りの分割パターンの別の一
つ)であるような場合にはピント(ヲ)において「ハ
イ」という判定結果が得られず、次に述べるステップ
(カ)〜(レ)によって設定のし直しが行われることに
なる。
(カ)「最適距離l′の算出」 ステップ(ヲ)の判定の結果が「イイエ」であったと
き、即ち、Fno1とFno2との差が大きかったときは被写
体までの距離lとして適切な値、即ち、最適距離l′を
求める演算を行う。即ち、ピント(ジャスピン)を合わ
せる距離の変更を行うのである。その最適距離l′は次
式(7)で求める。
この式(7)は次のようにして導かれる。
即ち、最適距離l′はFno1=Fno2のときである。従っ
て、次式が成立する。
この式の両辺に を掛けると、 となる。
尚、l、lは設定済なのでl′が決まれば自ずと
l′が決まる(l=l′−l、l=l′+
)。
(ヨ)「距離l′のときの絞り値Fnoの算出」 ステップ(ヨ)が終ると距離がl′の場合の絞り値Fno
を算出する。絞り値Fnoは次式(8)あるいは(9)で
求める。
尚、式(8)はFno1を求める式であり、式(9)はFn
o2を求める式であり、互いに等しい。ここで、互いに等
しいことを確認する。
先ず、Fno1を求める式について順次変形する。
次に、Fno2を求める式について順次変形する。
すると、両式は共に、 となり、等しい。依って、Fno1=Fno2となり、式
(8)と式(9)のいずれを用いて絞り値を求めても良
い。
(タ)「絞り値Fnoの設定」 ステップ(ヨ)が終るとそのステップ(ヨ)で求めた値
を絞り値Fnoとし、絞り制御機構17により絞り値をそ
の値Fnoになるように制御する。この制御により絞りが
そのFnoになる。
(レ)「距離l′になるようにフォーカシング」 カメラ1から距離l離れた被写体18にピントが合って
いる状態からl′離れたところにピントを合っている状
態にするか、ないしはそのようにすることを促す表示を
する。
この場合、具体的にはピントが自動的に合うようにする
フォーカス機構を備えているタイプのカメラにおいては
自動的に距離l′にピントが合うようにすれば良い。
また、マニュアルによりピント合わせをするタイプのカ
メラにおいては、例えばファインダ6内に矢印を点滅さ
せること等によってピントを合わせる方向を指定し、そ
れによってピントの合う距離の変更を促し、距離l′に
ピントが合った状態になったときピントが合ったことを
表示するようにすれば良い。
このフォーカシングにより、焦点深度設定スイッチ9
a、9bにより設定された被写界深度での撮影が可能な
状態になる。
このようなカメラ1によれば、被写界深度に入る近点距
離lと被写界深度に入る遠点距離lとをディスプレ
イ10により確認することができるので、表示された被
写界深度が気に入らない場合には気に入った被写界深度
になるようにカメラの絞りを変える等撮影条件を変えて
撮影をすることが可能になる。従って、任意の被写界深
度で写真撮影をすることができる。
しかも、焦点深度設定スイッチ9a、9bの操作により
被写界深度近点側の深度と遠点側の深度とを指定すれば
演算回路13の働きにより自動的にその被写界深度が得
られる絞り値Fnoが求まる。また、仮に、ピントを合わ
せる距離lを変更しなければ希望する被写界深度での撮
影ができないようなケースでは自動的に最適距離l′を
算出し、更にそれにふさわしい絞り値Fnoを算出する。
従って、非常に簡単に自分が欲する被写界深度での撮影
が可能になる。
尚、上記実施例のカメラは絞りを自動的に制御すること
ができるものであったが、本発明は絞りをマニュアル操
作により調整するタイプのカメラにも適用することがで
きる。その場合には絞り値Fnoが算出されたときその算
出された絞り値Fnoをディスプレイ10あるいはファイ
ンダ6により表示し、撮影者にその算出した値どおりに
絞りを調整することを促すようにすると良い。
(H.発明の効果) 以上に述べたところから明らかなように、本発明カメラ
は、操作されるとその操作内容に対応した被写界深度を
指定する状態になる被写界深度指定手段と、レンズの焦
点距離と被写体の距離と上記被写界深度指定手段により
指定された被写界深度とを取り込み、その指定された被
写界深度を得るための絞り値を求める演算をする演算回
路と、を有することを特徴とするものである。
従って、本発明カメラによれば被写界深度指定手段によ
って被写界深度を指定すればその被写界深度を得るため
の絞り値が演算回路によって算出されるので、その算出
結果に基づいて絞りを自動的にあるいはマニュアル操作
により制御することにより指定被写界深度での撮影が可
能な状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明カメラの実施の一例を説明するためのもの
で、第1図は斜視図、第2図は第1図と別の角度から見
た斜視図、第3図は内部回路の回路構成を示す回路ブロ
ック図、第4図はカメラと被写体の関係図、第5図は演
算プログラムのフローチャートである。 符号の説明 1……カメラ、3……レンズ、 9a、9b……被写界深度指定手段、 13……演算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作されるとその操作内容に対応した被写
    界深度を指定する状態になる被写界深度指定手段と、 レンズの焦点距離と、被写体の距離と、上記被写界深度
    指定手段により指定された被写界深度とを取り込み、そ
    の指定された被写界深度を得るための絞り値を求める演
    算をする演算回路と、 を有することを特徴とするカメラ
JP60202939A 1985-09-13 1985-09-13 カメラ Expired - Lifetime JPH0664279B2 (ja)

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