JPH066409Y2 - 照明カバー - Google Patents

照明カバー

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Publication number
JPH066409Y2
JPH066409Y2 JP17630187U JP17630187U JPH066409Y2 JP H066409 Y2 JPH066409 Y2 JP H066409Y2 JP 17630187 U JP17630187 U JP 17630187U JP 17630187 U JP17630187 U JP 17630187U JP H066409 Y2 JPH066409 Y2 JP H066409Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
lighting cover
transparent
plate
light
photopolymerizable
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP17630187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0180707U (ja
Inventor
敏樹 土井
和浩 松村
哲郎 大野
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は家庭や事務所その他にて用いられる照明カバー
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の照明器具用カバーはガラスやポリスチレン、ポリ
メチルメタクリレートなどを原料に用い、透明または半
透明の板や成形体として使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の照明カバーのうち透明なものは、白熱灯や蛍光灯
の如き光源が直接目に入り眩しさを感じたり、美観に欠
けるという問題があった。そのため、特に防眩性を必要
とする製品には摺りガラスや透明合成樹脂材料に無機化
合物を添加した、いわゆる乳半板の如き材料が使われて
いる。かかる乳半材料はその優れた光拡散性のため有効
な防眩効果をもたらすが、一方全光線透過率が落ちるた
め照明効果が低下し、部屋の照度を上げるためには光源
の明るさを増加させる必要があった。
すなわち、防眩効果と高い照度を同時に満足させること
はむづかしく、乳半材料の改良の問題点であった。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は前記した従来の照明カバーのもつ欠点を改良し
た照明カバーを提供するものである。
本考案はフィルムに対して所定の角度範囲内にある入射
光のみを選択的に散乱し、それ以外の角度の入射光は透
過する機能を有する光制御フィルムを透明板表面に被着
させ、または複数の透明板の間に介挿させた積層体から
なる照明カバーである。本考案の照明カバーは、前記所
定の角度範囲内において入射する光は散乱し摺りガラス
状にみえるのに対し、前記所定の角度範囲外においては
光を透過するため良好な透明性を示す。
通常の使用状態において、人間が見る角度範囲に前記し
た所定の角度範囲を調整することにより防眩効果、美観
と高い照度を両立させることができる。
本考案で使用される光制御フィルムはそれぞれ屈折率に
差があるオリゴマーとモノマーまたはモノマー同志また
はオリゴマー同志からなる樹脂組成物を硬化させること
により得られ、好ましくはそれぞれ屈折率に差がある光
重合性オリゴマーと光重合性モノマーまたは光重合性モ
ノマー同志または光重合性オリゴマー同志から成る樹脂
組成物に紫外線を照射し硬化させることにより得られる
が、角度依存性については紫外線の照射角度、照射条
件、樹脂組成物の屈折率差等によって決定される。尚、
本考案で使用される光制御フィルムの膜厚は20〜20
00μmである。
この光制御フィルムの製造方法は先に本出願人による特
許出願、特開昭61−302500号(昭和61年12
月18日出願、「光制御板およびその製造方法」)およ
び特許出願、昭和62年6月11日出願、「光制御板と
その製造方法」に記載されている。
本考案において光制御フィルムは、光透過散乱の角度依
存性を調整するため、目的に応じて複数枚数を重ねて用
いることもできる。
本考案において透明板としては透明プラスチック板およ
び/または透明ガラス板が用いられる。
本考案で使用される透明プラスチック板は、透明なもの
なら特に限定されず、どのようなものでも使用できる。
好適に使用されるものとして、ポリカーボネート樹脂、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂またはポリスチレン樹脂
等が挙げられる。また、本考案で使用されるガラス板は
特に限定されないが例えばフロートガラス板が使用でき
る。
本考案で、上記光制御フィルムと透明プラスチツク板或
いはガラス板のような透明板とを被着させる方法は特に
限定されず、公知の方法が使用できる。例えば、ガラス
板または透明プラスチック板の表面に光制御フィルムを
被着させてもよく、またガラス板または透明プラスチッ
ク板の間に光制御フィルムを挟んでもよく、またガラス
板の間に光制御フィルムを挟み、ガラス板の外側表面に
更にプラスチック板を接着してもよい。プラスチック板
の外側表面には耐擦傷性被覆を施すことが好ましい。
本考案の照明カバーは平板に限らず様々な形状の成形品
として用いることもできる。
〔考案の効果〕
本考案の照明カバーは、ある方向から見た場合には不透
明、摺りガラス状になり、ある方向から見た場合には透
明になる現象を利用することにより、防眩性と透明性を
同時に満足させることができる。
〔実施例〕
平均分子量2000のポリプロピレングリコールとトル
エンジイソシアネートおよび2−ヒドロキシエチルアク
リレートの反応によって得られたポリエーテルウレタン
アクリレート(屈折率1.481)100重量部に対し
て、トリブロムフェノキシエチルアクリレート(屈折率
1.567)100重量部およびベンジルメチルケター
ル6重量部を添加混合した樹脂組成物を、1mm厚のスペ
ーサーを挟んだ2mm厚、15cm×60cmの透明メタクリ
ル樹脂板間に注入した。
メタクリル樹脂板の上方50cmの距離でメタクリル樹脂
板短辺中央の仮想線状に立てた垂直面により左右に20
°傾けて2本の高圧水銀ランプ(80w/cm、2kw、発
光直径約2cm、発光長25cm、ウシオ電気製)により紫
外線をメタクリル樹脂板長辺方向に平行で、かつ該樹脂
板面に平行にして、1分間照射して硬化シートを得た。
第2図にこの硬化シートについての曇価の測定結果を示
した。
該硬化シートを公知方法で熱曲げ加工して作製した照明
カバーの断面図を第1図に示した。
図中、断面方向は硬化シートの短軸方向に対応してい
る。
該照明カバーでは照明カバーの垂直方向から左右約40
°の角度範囲で入射する光線、例えば5°の入射角で入
射する光線は散乱光となるので眩しさを感じさせること
がない。
一方上記以外、例えば60°の入射角で入射する光線に
対しては通常の透明材料と同じく、良好な透明性を示し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は照明カバーの使用状態を、第2図は硬化シート
の角度依存性を示す図面である。 1……蛍光灯光源 2……照明カバー 3……天井 4……照明カバーホルダー ○……透過する ×……散乱する
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大野 哲郎 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−309902(JP,A) 実公 昭14−19528(JP,Y1)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムに対して所定の角度範囲内にある
    入射光のみを選択的に散乱し、それ以外の角度の入射光
    は透過する機能を有する光制御フィルムを透明板表面に
    被着させ、または複数の透明板の間に介挿させた積層体
    からなる照明カバー。
  2. 【請求項2】該フィルムが、それぞれ屈折率に差がある
    オリゴマーとモノマーまたはモノマー同志またはオリゴ
    マー同志からなる樹脂組成物を硬化させることにより得
    らるものである実用新案登録請求の範囲第1項記載の照
    明カバー。
  3. 【請求項3】該フィルムが、それぞれ屈折率に差がある
    光重合性オリゴマーと光重合性モノマーまたは光重合性
    モノマー同志または光重合性オリゴマー同志からなる樹
    脂組成物に紫外線を照射し硬化させることにより得られ
    るものである実用新案登録請求の範囲第1項記載の照明
    カバー。
JP17630187U 1987-11-17 1987-11-17 照明カバー Expired - Lifetime JPH066409Y2 (ja)

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JP17630187U JPH066409Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17 照明カバー

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JPH0180707U JPH0180707U (ja) 1989-05-30
JPH066409Y2 true JPH066409Y2 (ja) 1994-02-16

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