JPH08225346A - フロスト調合わせガラス - Google Patents
フロスト調合わせガラスInfo
- Publication number
- JPH08225346A JPH08225346A JP28389295A JP28389295A JPH08225346A JP H08225346 A JPH08225346 A JP H08225346A JP 28389295 A JP28389295 A JP 28389295A JP 28389295 A JP28389295 A JP 28389295A JP H08225346 A JPH08225346 A JP H08225346A
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- Japan
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- frosted
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- resin film
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】強度が大きく、メンテナンスも容易で、使用に
ついて屋内側・屋外側の指定をする必要のないフロスト
調の合わせガラスの提供。 【解決手段】フロスト加工合成樹脂フィルム３を、それ
よりも軟化温度の低い２枚の合成樹脂製中間膜４、５に
よりサンドイッチし、その外側の両面にガラス板１、２
を接着してなる合わせガラス。
ついて屋内側・屋外側の指定をする必要のないフロスト
調の合わせガラスの提供。 【解決手段】フロスト加工合成樹脂フィルム３を、それ
よりも軟化温度の低い２枚の合成樹脂製中間膜４、５に
よりサンドイッチし、その外側の両面にガラス板１、２
を接着してなる合わせガラス。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物など、特に
建築物の間仕切り材などに用いられる合わせガラスに関
する。
建築物の間仕切り材などに用いられる合わせガラスに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来よりガラスの表面にフロスト感を持
たせることで、光拡散性や意匠性を付加する効果を持た
せたガラス板を、窓をはじめ建築物の間仕切り材などに
使用することが提案されてきた。たとえば、ガラス板表
面にフロスト加工を施したり、ガラス板表面にフロスト
調のフィルムなどを貼り付けることで、このような光拡
散性をガラス板に与えることができる。
たせることで、光拡散性や意匠性を付加する効果を持た
せたガラス板を、窓をはじめ建築物の間仕切り材などに
使用することが提案されてきた。たとえば、ガラス板表
面にフロスト加工を施したり、ガラス板表面にフロスト
調のフィルムなどを貼り付けることで、このような光拡
散性をガラス板に与えることができる。
【０００３】しかし、上記のように、ガラス板表面にフ
ロスト加工を施したものや、フロスト調のプラスチック
フィルムをガラス板面に接着したものは、フロスト加工
面の汚れや、フィルム接着面の耐久性の問題や、メンテ
ナンス上の問題のために、これらを建物外壁の開口部や
屋外と屋内との間仕切りに使用する場合には、ガラス板
のフロスト加工を施した面やフロスト調のプラスチック
の接着・積層面を屋内側に向けて使用する必要があっ
た。
ロスト加工を施したものや、フロスト調のプラスチック
フィルムをガラス板面に接着したものは、フロスト加工
面の汚れや、フィルム接着面の耐久性の問題や、メンテ
ナンス上の問題のために、これらを建物外壁の開口部や
屋外と屋内との間仕切りに使用する場合には、ガラス板
のフロスト加工を施した面やフロスト調のプラスチック
の接着・積層面を屋内側に向けて使用する必要があっ
た。
【０００４】したがって、玄関ドアやサッシなどの出荷
の場合には工場でガラス板が組み込まれるので、屋内と
屋外との指定が間違えられて玄関ドアやサッシなどに組
み込まれないようにするための注意や手間やチェックが
必要であり煩わしかった。
の場合には工場でガラス板が組み込まれるので、屋内と
屋外との指定が間違えられて玄関ドアやサッシなどに組
み込まれないようにするための注意や手間やチェックが
必要であり煩わしかった。
【０００５】また、フロスト調のプラスチックフィルム
を板ガラスに接着する方法は、フィルムの耐擦傷性やガ
ラスへの接着強度および耐光性上の問題があり、住宅や
ビルなどの使用期間の長い建築物への使用には不適であ
った。
を板ガラスに接着する方法は、フィルムの耐擦傷性やガ
ラスへの接着強度および耐光性上の問題があり、住宅や
ビルなどの使用期間の長い建築物への使用には不適であ
った。
【０００６】そこで、フロストガラスの凹凸面を合わせ
ガラスの中間膜側にして合わせガラスとしたものも考え
られたが、凹凸部分に中間膜が馴染んでしまい、凹凸感
が消えてしまい、期待する効果が得られなかった。
ガラスの中間膜側にして合わせガラスとしたものも考え
られたが、凹凸部分に中間膜が馴染んでしまい、凹凸感
が消えてしまい、期待する効果が得られなかった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の前述の問題を解決し、充分なフロスト感を持った
フロスト調合わせガラスを新規に提供するにある。
技術の前述の問題を解決し、充分なフロスト感を持った
フロスト調合わせガラスを新規に提供するにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に凹凸が
形成されている少なくとも１枚のフロスト加工合成樹脂
フィルムを、該フロスト加工合成樹脂フィルムよりも低
い熱変形温度を有する少なくとも２枚の合成樹脂製中間
膜により、上記フロスト加工合成樹脂フィルムの表面と
接するようにしてサンドイッチし、さらにその両外側に
ガラス板を積層・接着してなる合わせガラスであって、
前記フロスト加工合成樹脂フィルムの屈折率と前記合成
樹脂製中間膜の屈折率とを異なるようにしたフロスト調
合わせガラスを提供する。
形成されている少なくとも１枚のフロスト加工合成樹脂
フィルムを、該フロスト加工合成樹脂フィルムよりも低
い熱変形温度を有する少なくとも２枚の合成樹脂製中間
膜により、上記フロスト加工合成樹脂フィルムの表面と
接するようにしてサンドイッチし、さらにその両外側に
ガラス板を積層・接着してなる合わせガラスであって、
前記フロスト加工合成樹脂フィルムの屈折率と前記合成
樹脂製中間膜の屈折率とを異なるようにしたフロスト調
合わせガラスを提供する。
【０００９】なお、ここでいう合成樹脂製中間膜とは後
に詳述するが、フロスト調合わせガラス製作時において
シート状にあらかじめ成形されている熱可塑性樹脂膜や
熱硬化性樹脂膜をいう。
に詳述するが、フロスト調合わせガラス製作時において
シート状にあらかじめ成形されている熱可塑性樹脂膜や
熱硬化性樹脂膜をいう。
【００１０】また、本発明は、前記合成樹脂製中間膜よ
り高い熱変形温度を有するフロスト加工合成樹脂フィル
ムがポリカーボネートフィルムである上記フロスト調合
わせガラスを提供する。
り高い熱変形温度を有するフロスト加工合成樹脂フィル
ムがポリカーボネートフィルムである上記フロスト調合
わせガラスを提供する。
【００１１】本発明においては、２枚のガラス板と凹凸
面が形成されたフロスト加工合成樹脂フィルムとを、合
成樹脂製中間膜（たとえば熱可塑性の合成樹脂中間膜
や、熱硬化性の合成樹脂中間膜）を用い、たとえばオー
トクレーブにより加熱圧着して積層する。この加熱圧着
して積層する合わせ加工工程における加熱により、凹凸
面を有する合成樹脂フィルムの凹凸面が軟化し潰れて消
失しないように、上記凹凸面を有する合成樹脂フィルム
の材料としては、その熱変形温度が合成樹脂製中間膜の
熱変形温度より高い材料が使用される。
面が形成されたフロスト加工合成樹脂フィルムとを、合
成樹脂製中間膜（たとえば熱可塑性の合成樹脂中間膜
や、熱硬化性の合成樹脂中間膜）を用い、たとえばオー
トクレーブにより加熱圧着して積層する。この加熱圧着
して積層する合わせ加工工程における加熱により、凹凸
面を有する合成樹脂フィルムの凹凸面が軟化し潰れて消
失しないように、上記凹凸面を有する合成樹脂フィルム
の材料としては、その熱変形温度が合成樹脂製中間膜の
熱変形温度より高い材料が使用される。
【００１２】たとえば、フロスト加工合成樹脂フィルム
としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリウレタ
ン、ポリビニルブチラールなどの熱可塑性合成樹脂や熱
硬化性合成樹脂からなる合成樹脂製中間膜を使用する場
合には、合わせ加工工程において所定温度の加熱処理が
必要であるので、これら合成樹脂製中間膜よりも高い熱
変形温度を有するポリカーボネート、ポリエチレンテレ
フタレートなどの合成樹脂が適当である。
としては、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリウレタ
ン、ポリビニルブチラールなどの熱可塑性合成樹脂や熱
硬化性合成樹脂からなる合成樹脂製中間膜を使用する場
合には、合わせ加工工程において所定温度の加熱処理が
必要であるので、これら合成樹脂製中間膜よりも高い熱
変形温度を有するポリカーボネート、ポリエチレンテレ
フタレートなどの合成樹脂が適当である。
【００１３】また、本発明は、表面に凹凸が形成されて
いる少なくとも１枚のフロスト加工合成樹脂フィルムの
両側に、合成樹脂製接着剤を介在させてガラス板を積層
させ、接着・硬化してなる合わせガラスであって、前記
フロスト加工合成樹脂フィルムの屈折率と前記合成樹脂
製接着剤の屈折率とを異なるようにしたフロスト調合わ
せガラスを提供する。
いる少なくとも１枚のフロスト加工合成樹脂フィルムの
両側に、合成樹脂製接着剤を介在させてガラス板を積層
させ、接着・硬化してなる合わせガラスであって、前記
フロスト加工合成樹脂フィルムの屈折率と前記合成樹脂
製接着剤の屈折率とを異なるようにしたフロスト調合わ
せガラスを提供する。
【００１４】なお、ここでいう合成樹脂製接着剤とは後
に詳述するが、フロスト調合わせガラス製作時において
は液体状の合成樹脂製接着剤であってフロスト調合わせ
ガラスの完成時においては硬化し合成樹脂製接着剤層と
なるものなどをいう。
に詳述するが、フロスト調合わせガラス製作時において
は液体状の合成樹脂製接着剤であってフロスト調合わせ
ガラスの完成時においては硬化し合成樹脂製接着剤層と
なるものなどをいう。
【００１５】アクリル系光重合型プレポリマー、アクリ
ル系触媒重合型プレポリマー、アクリル酸エステル・酢
酸ビニル光重合型プレポリマーなどからなる光硬化タイ
プまたは低温の加熱硬化タイプの接着性合成樹脂液膜ま
たは液状接着剤を使用する場合には、硬化処理が光照射
により行われ加熱処理が不要であるか、または低い温度
の加熱処理で充分であるので、フロスト加工合成樹脂フ
ィルムとして熱変形温度が低いフロスト加工合成樹脂フ
ィルム、たとえばポリ塩化ビニル製フロスト加工合成樹
脂フィルムも使用できる。
ル系触媒重合型プレポリマー、アクリル酸エステル・酢
酸ビニル光重合型プレポリマーなどからなる光硬化タイ
プまたは低温の加熱硬化タイプの接着性合成樹脂液膜ま
たは液状接着剤を使用する場合には、硬化処理が光照射
により行われ加熱処理が不要であるか、または低い温度
の加熱処理で充分であるので、フロスト加工合成樹脂フ
ィルムとして熱変形温度が低いフロスト加工合成樹脂フ
ィルム、たとえばポリ塩化ビニル製フロスト加工合成樹
脂フィルムも使用できる。
【００１６】フロスト調合わせガラスでは、図１、図２
に例示した、前記フロスト加工合成樹脂フィルム３の屈
折率と、前記フロスト加工合成樹脂フィルム３の表面と
接して積層された、前記フロスト加工合成樹脂フィルム
よりも低い熱変形温度を有する合成樹脂製中間膜４、５
の屈折率とが異なるので、両面に形成されているフロス
ト加工合成樹脂フィルムの凹凸の効果により、透過光が
散乱されてフロスト感が得られる。
に例示した、前記フロスト加工合成樹脂フィルム３の屈
折率と、前記フロスト加工合成樹脂フィルム３の表面と
接して積層された、前記フロスト加工合成樹脂フィルム
よりも低い熱変形温度を有する合成樹脂製中間膜４、５
の屈折率とが異なるので、両面に形成されているフロス
ト加工合成樹脂フィルムの凹凸の効果により、透過光が
散乱されてフロスト感が得られる。
【００１７】これは、表面に凹凸が形成されているフロ
スト加工合成樹脂フィルムの屈折率と合成樹脂中間膜の
屈折率が異なるために、その接着界面の両側で屈折率が
異なることになり、フロスト加工合成樹脂フィルムから
屈折率の異なる空気層に透過する光が拡散するのと同様
の理由で、この界面でも透過光の散乱の効果が消えない
からである。
スト加工合成樹脂フィルムの屈折率と合成樹脂中間膜の
屈折率が異なるために、その接着界面の両側で屈折率が
異なることになり、フロスト加工合成樹脂フィルムから
屈折率の異なる空気層に透過する光が拡散するのと同様
の理由で、この界面でも透過光の散乱の効果が消えない
からである。
【００１８】ポリカーボネートなどの合成樹脂フィルム
の表面への凹凸の形成はフィルムの成膜時に行ったほう
が製造コストが安くなり好ましい。こうした合成樹脂フ
ィルムの表面への凹凸の形成は、フィルムの一方の面ま
たは両側の面に、透過光の拡散を起こす程度の凹凸が得
られるように加工して行う。
の表面への凹凸の形成はフィルムの成膜時に行ったほう
が製造コストが安くなり好ましい。こうした合成樹脂フ
ィルムの表面への凹凸の形成は、フィルムの一方の面ま
たは両側の面に、透過光の拡散を起こす程度の凹凸が得
られるように加工して行う。
【００１９】本発明に用いられる、凹凸面の形成された
フロスト加工合成樹脂フィルムより熱変形温度が低い合
成樹脂製中間膜としては、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、ポリウレタン、ポリビニルブチラールなどの熱可塑
性樹脂や熱硬化性樹脂、および合成樹脂の接着剤として
はアクリル系光重合型プレポリマー、アクリル系触媒重
合型プレポリマー、アクリル酸エステル・酢酸ビニル光
重合型プレポリマーなどが使用できる。
フロスト加工合成樹脂フィルムより熱変形温度が低い合
成樹脂製中間膜としては、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、ポリウレタン、ポリビニルブチラールなどの熱可塑
性樹脂や熱硬化性樹脂、および合成樹脂の接着剤として
はアクリル系光重合型プレポリマー、アクリル系触媒重
合型プレポリマー、アクリル酸エステル・酢酸ビニル光
重合型プレポリマーなどが使用できる。
【００２０】ガラス板としては、フロート法によるガラ
ス板、強化ガラス、熱線吸収ガラス、および熱線反射ガ
ラスなどを使用できる。また、本発明のフロスト調合わ
せガラスを用いて複層ガラス化することもできる。
ス板、強化ガラス、熱線吸収ガラス、および熱線反射ガ
ラスなどを使用できる。また、本発明のフロスト調合わ
せガラスを用いて複層ガラス化することもできる。
【００２１】また、フロスト加工合成樹脂フィルムの透
過光を拡散する効果を保持するために、フロスト加工合
成樹脂フィルムと合成樹脂製中間膜との屈折率の差は、
０．０２以上、好ましくは０．０４以上にする。
過光を拡散する効果を保持するために、フロスト加工合
成樹脂フィルムと合成樹脂製中間膜との屈折率の差は、
０．０２以上、好ましくは０．０４以上にする。
【００２２】
【実施例】図１は、本発明のフロスト調合わせガラスの
断面図であり、１、２は合わせガラスの両外側面を構成
するガラス板を、４、５はガラス板の内側に配され接着
機能を持つエチレン酢酸ビニル共重合体からなる合成樹
脂製中間膜（熱変形温度約８０℃、屈折率約１．４９）
を、３は光散乱によりフロスト調が得られるように両面
に微細な凹凸面が形成されたポリカーボネートからなる
フロスト加工合成樹脂フィルム（軟化温度約１３５℃、
屈折率約１．５９）を示す。
断面図であり、１、２は合わせガラスの両外側面を構成
するガラス板を、４、５はガラス板の内側に配され接着
機能を持つエチレン酢酸ビニル共重合体からなる合成樹
脂製中間膜（熱変形温度約８０℃、屈折率約１．４９）
を、３は光散乱によりフロスト調が得られるように両面
に微細な凹凸面が形成されたポリカーボネートからなる
フロスト加工合成樹脂フィルム（軟化温度約１３５℃、
屈折率約１．５９）を示す。
【００２３】上記ガラス板１、２およびフロスト加工合
成樹脂フィルムは、上記合成樹脂製中間膜を介して積層
され加熱圧着されて接着一体化されている。このように
構成された合わせガラスは、ゴム袋による真空圧着法ま
たはニッパーロール／オートクレーブ圧着法においても
ポリカーボネートフィルムの両面に形成された凹凸が潰
れて消失することがなく、ポリカーボネートフィルムの
フロスト調が維持されている。
成樹脂フィルムは、上記合成樹脂製中間膜を介して積層
され加熱圧着されて接着一体化されている。このように
構成された合わせガラスは、ゴム袋による真空圧着法ま
たはニッパーロール／オートクレーブ圧着法においても
ポリカーボネートフィルムの両面に形成された凹凸が潰
れて消失することがなく、ポリカーボネートフィルムの
フロスト調が維持されている。
【００２４】また、合成樹脂製中間膜４、５として、ポ
リウレタンからなる合成樹脂中間膜を介して積層し、前
記と同じ製法で過熱圧着したが、同等のフロスト調の合
わせガラスが得られた。
リウレタンからなる合成樹脂中間膜を介して積層し、前
記と同じ製法で過熱圧着したが、同等のフロスト調の合
わせガラスが得られた。
【００２５】図２も、本発明のフロスト調合わせガラス
の断面図である。本実施例では、図１に示した実施例と
異なり、片面に凹凸が形成されているフロスト加工合成
樹脂フィルム層３を用いている。
の断面図である。本実施例では、図１に示した実施例と
異なり、片面に凹凸が形成されているフロスト加工合成
樹脂フィルム層３を用いている。
【００２６】合成樹脂製中間膜４、５としては、無色透
明のもの以外にブロンズ、グレー、グリーン、ブルー、
乳白などに着色したものも、用途に合わせて使用でき
る。
明のもの以外にブロンズ、グレー、グリーン、ブルー、
乳白などに着色したものも、用途に合わせて使用でき
る。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、従来のように、ガラス
板表面にフロスト加工やフィルム接着処理を施すもので
はないので、メンテナンスは容易であり、使用について
屋内側・屋外側の指定をする必要がない。
板表面にフロスト加工やフィルム接着処理を施すもので
はないので、メンテナンスは容易であり、使用について
屋内側・屋外側の指定をする必要がない。
【００２８】また、表面に凹凸が形成されているフロス
ト加工合成樹脂フィルムは、より軟化温度の低い合成樹
脂製中間膜で挟まれており、合わせ加工の温度を合成樹
脂製中間膜の軟化温度より高く、フロスト加工合成樹脂
フィルムが熱変形しない温度にできるので、合わせガラ
スの合わせ加工時に凹凸が潰れて消失することがなく、
凹凸の効果による透過光散乱によりフロスト感が維持さ
れ、またガラス板と各フィルムが充分接着されているの
で、ガラス板と各フィルムとの接着性の問題により使用
場所が限定されることがない。
ト加工合成樹脂フィルムは、より軟化温度の低い合成樹
脂製中間膜で挟まれており、合わせ加工の温度を合成樹
脂製中間膜の軟化温度より高く、フロスト加工合成樹脂
フィルムが熱変形しない温度にできるので、合わせガラ
スの合わせ加工時に凹凸が潰れて消失することがなく、
凹凸の効果による透過光散乱によりフロスト感が維持さ
れ、またガラス板と各フィルムが充分接着されているの
で、ガラス板と各フィルムとの接着性の問題により使用
場所が限定されることがない。
【００２９】また、本発明のフロスト調合わせガラス
は、フロスト加工合成樹脂フィルムを２枚の合成樹脂製
中間膜によりサンドイッチし、その外側の両面にガラス
板が接着されてなる合わせガラスなので、１枚のガラス
板にフロスト加工を施したり、フロスト調のフィルムを
貼り付けた場合に比べて強度が大きく、しかも、採光、
調光に適するのみならず、意匠性にも富むので、装飾間
仕切り材としても使用できる。
は、フロスト加工合成樹脂フィルムを２枚の合成樹脂製
中間膜によりサンドイッチし、その外側の両面にガラス
板が接着されてなる合わせガラスなので、１枚のガラス
板にフロスト加工を施したり、フロスト調のフィルムを
貼り付けた場合に比べて強度が大きく、しかも、採光、
調光に適するのみならず、意匠性にも富むので、装飾間
仕切り材としても使用できる。
【図１】本発明のフロスト調合わせガラスの断面図
【図２】本発明のフロスト調合わせガラスの断面図
１、２：ガラス板 ３：フロスト加工合成樹脂フィルム ４、５：合成樹脂製中間膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０６Ｂ 3/70 Ｅ０６Ｂ 3/70 Ｄ
Claims (3)
- 【請求項１】表面に凹凸が形成されている少なくとも１
枚のフロスト加工合成樹脂フィルムを、該フロスト加工
合成樹脂フィルムよりも低い熱変形温度を有する少なく
とも２枚の合成樹脂製中間膜により、上記フロスト加工
合成樹脂フィルムの表面と接するようにしてサンドイッ
チし、さらにその両外側にガラス板を積層・接着してな
る合わせガラスであって、前記フロスト加工合成樹脂フ
ィルムの屈折率と前記合成樹脂製中間膜の屈折率とを異
なるようにしたフロスト調合わせガラス。 - 【請求項２】前記合成樹脂製中間膜より高い熱変形温度
を有するフロスト加工合成樹脂フィルムがポリカーボネ
ートフィルムである請求項１のフロスト調合わせガラ
ス。 - 【請求項３】表面に凹凸が形成されている少なくとも１
枚のフロスト加工合成樹脂フィルムの両側に、合成樹脂
製接着剤を介在させてガラス板を積層させ、接着・硬化
してなる合わせガラスであって、前記フロスト加工合成
樹脂フィルムの屈折率と前記合成樹脂製接着剤の屈折率
とを異なるようにしたフロスト調合わせガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28389295A JPH08225346A (ja) | 1994-11-29 | 1995-10-31 | フロスト調合わせガラス |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29499794 | 1994-11-29 | ||
| JP6-294997 | 1994-11-29 | ||
| JP28389295A JPH08225346A (ja) | 1994-11-29 | 1995-10-31 | フロスト調合わせガラス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08225346A true JPH08225346A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=26555240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28389295A Pending JPH08225346A (ja) | 1994-11-29 | 1995-10-31 | フロスト調合わせガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08225346A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998030511A1 (fr) * | 1997-01-13 | 1998-07-16 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Procede de fabrication de verre feuillete |
| JPH111350A (ja) * | 1997-06-10 | 1999-01-06 | Hightech Eng Kk | 防弾硝子の製造方法 |
| WO2001024666A1 (en) * | 1999-09-22 | 2001-04-12 | The Coca-Cola Company | Cooler with transparent door and cold appearance |
| JP2009024442A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Pal Co Ltd | 採光扉 |
| JP2009281058A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Pal Co Ltd | 框組採光扉の製造方法。 |
| JP2009287188A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 建具用框組パネル |
| JP2009287215A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 建具用框組パネル |
| CN109987863A (zh) * | 2019-04-03 | 2019-07-09 | 广东中航特种玻璃技术有限公司 | 蒙砂夹层玻璃及其制备方法 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP28389295A patent/JPH08225346A/ja active Pending
Cited By (8)
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|---|---|---|---|---|
| WO1998030511A1 (fr) * | 1997-01-13 | 1998-07-16 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Procede de fabrication de verre feuillete |
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| CN109987863A (zh) * | 2019-04-03 | 2019-07-09 | 广东中航特种玻璃技术有限公司 | 蒙砂夹层玻璃及其制备方法 |
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