JPH066241B2 - スロ−アウエイチツプ - Google Patents

スロ−アウエイチツプ

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JPH066241B2
JPH066241B2 JP2153086A JP2153086A JPH066241B2 JP H066241 B2 JPH066241 B2 JP H066241B2 JP 2153086 A JP2153086 A JP 2153086A JP 2153086 A JP2153086 A JP 2153086A JP H066241 B2 JPH066241 B2 JP H066241B2
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JP
Japan
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central boss
throw
chip
cutting
boss surface
Prior art date
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JP2153086A
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JPS62181805A (ja
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俊夫 島田
宣一 田所
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Tungaloy Corp
Original Assignee
Toshiba Tungaloy Co Ltd
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】(産業上の利用分野) 本発明は、改良されたチップブレーカ溝を備えるように
したスローアウェイチップに関する。
(従来の技術) 従来、この種のスローアウェイチップは、鋼切削におい
て切屑処理が問題となることから、各種のチップブレー
カ溝の提案がなされている。例えば、特公昭53−42
70号公報、実開昭54−38997号公報等である。
これらは、切屑を強制的にカールさせるため、小突起を
チップブレーカ溝内に形成したものである。そして、こ
れらの公報にみられるものは、切屑処理機能の点ですぐ
れているが、その範囲が狭く、また、クランプホルダー
に対する取付け剛性など総合的な観点からみれば、必ず
しも満足できるものではない。
(発明が解決しようとする問題点) このようなことから、この種のスローアウェイチップで
は、形状面では、切屑の流出方向、カール、折損性など
から最適形状のチップブレーカ溝の開発が要求され、ま
た、チップ材質面では、摩耗特性などから成分・組成の
開発が要求されている。
本発明は、上述した先行技術を形状面から改良して、軽
中切削における切屑処理性能の拡大、クランプホルダー
に対する取付け剛性の向上などの問題点を解決しようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述の点に鑑みなされたもので、チップブレ
ーカ溝内には、頂角部分の二等分線方向棚部分を備えた
小突起および***部分が中央ボス面に向って備えられる
ようにしたものである。また、***部分と接続する中央
ボス面の端部については、その両脇をそれぞれ湾曲させ
ることにより、先細凸部が形成されるようにしたもので
ある。
さらに、前記小突起の截頭面が、中央ボス面と同一平面
上にあるようにしたものである。
(作用) 本発明のスローアウェイチップは、小突起に備えられた
棚部分が軽切削の切屑処理に関与するもので、また、隆
起部分および中央ボス面の先細凸部が中切削の切屑処理
に関与する。
さらに、前記小突起の截頭面は、中央ボス面と同一平面
上にあることにより、この截頭面が中央でス面とともに
クランプホルダーのチップ座内で、着座面となり取付け
剛性を向上させるようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明スローアウェイチップにおける一実施例に
ついて図を参照しながら説明する。
第1図乃至第4図において、(1)は、超硬合金、サーメ
ット、セラミックなどからなる3角形板状のスローアウ
ェイチップであり、その中央ボス面(2)には、中心取付
け穴(3)が穿設されている。また、このスローアウェイ
チップ(1)は、その外周縁に幅狭のランド(4)が形成され
るように全周につながるチップブレーカ溝(5)が形成さ
れる。
このチップブレーカ溝(5)は、ノーズ部分(6)が構成され
る頂角部分の二等分線を基準にしたときには、左右対称
になるもので、二等分線上には、棚部分(7a)および截頭
面(7b)からなる小突起(7)、***部分(8)がそれぞれ中央
ボス面(2)に向って連設される。
前記小突起(7)は、前記したように棚部分(7a)および截
頭面(7b)を有するが、この截頭面(7b)が中央ボス面(2)
と同一平面にあるものである。これは、クランプ剛性を
高める配慮からのもので截頭面(7b)がクランプホルダー
(図示せず)のチップ座内で、中央ボス面(2)とともに
着座面となる。
さらに、前記***部分(8)は、小突起(7)および中央ボス
面(2)間に存在しており、第3図に明示されているよう
に、同一平面上にある截頭面(7b)および中央ボス面(2)
よりも低位にある。この***部分(8)は、前述した小突
起(7)による切屑処理機能を補完するためのもので、中
央ボス面(2)の先細凸部(9)とともに、中切削における切
屑処理機能を円滑にする。
なお、前記先細凸部(9)は、前記***部分(8)に接続する
端部に設けられ、二等分線を基準にしてその両脇をそれ
ぞれ湾曲させることによって、切屑のカールを助長させ
る。この場合、本実施例の第1図では、中央ボス面(2)
の着座面積を増加するため、先細凸部(9)の両側には、
凸部(10)を形成している。しかし、これは、第5図でみ
られるように先細凸部(9)の湾曲をランド(4)に向けて延
長させ、チップブレーカ溝(5)を分断するようにすれば
着座面積を確保できるため、前記凸部(10)を省略するこ
とができる。前者の場合は、切屑幅に広いものであれば
先細凸部(9)および凸部(10)に切屑が接触してカールす
る。また、凸部(10)を省略した第5図の場合には、チプ
ブレーカ溝(5)の立上り壁に、切屑が接触してカールす
る。なお、前記中央ボス面(2)には、分割溝(11)が形成
されているが、これは、主として、中央ボス面(2)の面
精度を出す配慮である。
また、前記チップブレーカ溝(5)は、第3図および第4
図の横断面で判るように、傾斜角θ,θが変化して
いる。これは、傾斜角θ>θとすることにより、チ
ップ剛性を高める配慮である。したがって、小切込みの
場合には、一定の傾斜角を形成するものであってもよ
い。
さらに、前記ランド(4)は、第3図および第4図でみら
れるように、中央ボス面(2)に対する心下り量δを有て
いる。これは、切屑のカール強制から望ましい配慮であ
る。しかし、切屑厚さが薄いときには、ランド(4)およ
び中央ボス面(2)が同一平面上にあってもよい。また、
ランド(4)の幅については、均一幅のものが示されてい
るが、第5図のようにノーズ部分(6)で幅狭となり、中
央部位で広くなるいわゆる末広がり状とすることもでき
る。これは、切刃稜(12)の耐欠損性を高めた配慮であ
る。さらに、ランド(4)は、切削抵抗の軽減の配慮か
ら、例えば、実公昭60−12645号公報にみられる
ように、ノーズ部分(6)をポジランドにして、辺の中央
部位に向ってネガランドになるような変化を与えてもよ
い。
しかしながら、このランド(4)は、必ず存在しなければ
ならないものではなく、例えば、実公昭さ8−3517
3号公報にみられるように形成されない場合もある。
なお、本発明のスローアウェイチップ(1)につて、特に
切削速度を向上させようとするときは、高速切削用のチ
ップ材種例えば、サーメット、セラミックの採用を検討
することも可能であるが、スローアウェイチップ(1)の
表面にTiC,TiN,TiCN,Alなどの被
覆層を単層または複層でコーティングすることが簡便で
ある。このコーティング処理は、CVD法、PVD法な
どで容易に実施できるものである。
次に、本発明スローアウェイチップ(1)における切削例
について説明する。
被削材は、S48C(H260〜280)とし、切削
速度を160m/minとした。この場合、スローアウェイ
チップ(1)は、超硬合金の表面にTiNを単層でコーテ
ィングしたもので、基本的形状は、第1図乃至第3図で
示されている3角形板状のもので、内接円直径が9.5
25mmφ、厚さ4.76mm、ノーズ部分(6)の半径0.
8mmである。また、具体的な形状寸法については、心下
り量δ=0.05mm、切刃稜(12)から棚部分(9a)の切上
りまでの距離l=20mm、棚部分(7a)の曲率半径R=
2mm、二等分線上における傾斜角θ=15°、ランド
(4)の幅は、均一としてW=0.2mmとした。また、切
刃稜(12)から中央ボス面(2)の先細凸部(9)に至るまでの
距離lを8.0mmに設定した。
このような工具仕様の下で、前述したS48Cを切削し
たところ、第6図のような切屑の有効処理範囲が得られ
た。これは特に軽中切削に好適することが判るものであ
る。すなわち、本発明品は、切込みおよび送りの増加に
対処できる傾向がみられるものである。
これに対し、小突起(7)および***部分(8)を有しない従
来形全周ブレーカ溝形式の比較品では軽切削における切
屑処理が良好でなく、切屑処理範囲が狭いものであっ
た。
また、第7図におけるように切削の合成力においても、
前述した比較品に対し減少していることが確認された。
この場合、被削材はSCM415で切削条件は、切削速
度V=160m/min、切込みd=4mm、送りf=0.4m
m/minに設定した。工具仕様は、前述した切削例と同一
である。
さらに、クランプホルダーに対する取付け剛性も向上し
ており、安定した切削が行なわれた。なお、正方形およ
び菱形板のスローアウェイチップ(1)にも適用してみた
が、いずれも良好な切削性能を示した。
(発明の効果) 本発明は、以上説明したように、ノーズ部分(6)の二等
分線上に棚部分(7a)および截頭面(7b)からなる小突起
(7)と***部分(8)と備えるとともに、***部分(7)に接
続する中央ボス面(2)に先細凸部(9)が形成されるよう
に、両脇部分を湾曲させたものであるから以下のような
効果を有する。
第1に、軽中切削における切屑処理が、有効に拡大し得
ることである。これは、小突起(7)の棚部分(7a)によっ
て軽切削に対処でき、また***部分(8)および先細凸部
(9)によって中切削に対処できるからである。
第2に、切削合成力の減少もみられることである。これ
は、第7図の合成切削力(N)の比較において確認され
たものである。
第3に、クランプホルダーに対する取付け剛性も均一幅
を有する全周ブレーカ溝の比較品とほゞ同等になってい
ることである。これは、小突起(7)の截頭面(7b)が中央
ボス面(2)と同一平面上にあることから、この截頭面(7
b)が着座面として機能することによる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明スローアウェイチップにおける一実施
例を示す正面図、第2図は、その側面図、第3図は、第
1図中のIIIーIII線に沿って得られる一部拡大断面図、
第4図は、同じく第1図中のIV一IV線に沿って得られる
一部拡大断面図、第5図は、変形例を示す正面図、6図
は、切屑の有効処理範囲を概念的に示す説明図、第7図
は、合成切削力を比較した説明図である。 (1)…スローアウェイチップ (2)…中央ボス面 (5)…チップブレーカ溝 (7)…小突起 (7a)…棚部分 (7b)…截頭面 (8)…***部分 (9)先細凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多角形板状をなし、その頂角部分には、二
    等分線方向を基準にして左右対称となるチップブレーカ
    溝(5)が形成され、しかもこの二等分線上には、中央ボ
    ス面(2)から連設された小突起(7)および***部分(8)が
    それぞれ備えられるようにしたスローアウェイチップに
    おいて、 前記小突起(7)は、棚部分(7a)および截頭面(7b)からな
    るとともに、棚部分(7a)が切刃稜(12)側の端部に存在
    し、また、その截頭面(7b)が中央ボス面(2)と同一平面
    上にあり、 前記***部分(8)は、小突起(7)および中央ボス面(2)間
    に存在して、同一平面上にある截頭面(7b)および中央ボ
    ス面(2)よりも低位になっており、 前記中央ボス面(2)は、***部分(8)に接続する端部に
    は、その両脇をそれぞれ湾曲させることにより、先細凸
    部(9)が形成されることを特徴とするスローアウェイチ
    ップ。
JP2153086A 1986-02-03 1986-02-03 スロ−アウエイチツプ Expired - Lifetime JPH066241B2 (ja)

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