JPH0662363B2 - 除草組成物 - Google Patents

除草組成物

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JPH0662363B2
JPH0662363B2 JP25172885A JP25172885A JPH0662363B2 JP H0662363 B2 JPH0662363 B2 JP H0662363B2 JP 25172885 A JP25172885 A JP 25172885A JP 25172885 A JP25172885 A JP 25172885A JP H0662363 B2 JPH0662363 B2 JP H0662363B2
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耕一 森田
亮 吉田
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住友化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−n−
ペンチルオキシカルボニルメトキシフェニル)−4,
5,6,7−テトラヒドロ−2H−イソインドール−
1,3−ジオン(以下、化合物〔I〕と記す。)と、1
−(カルボエトキシ)エチル 5−〔2−クロロ−4−
(トリフルオロメチル)フェノキシ〕−2−ニトロベン
ゾエート(以下、化合物〔II〕と記す。)とを有効成分
として含有する除草組成物(以下、本発明組成物と記
す。)に関するものである。
現在、畑地用除草剤として数多くの除草剤が使用されて
いるが、防除の対象となる雑草は種類も多く、発生も長
時間にわたるため、より除草効果が高く、幅広い殺草ス
ペクトラムを有し、かつ作物には安全な除草剤が求めら
れている。
本発明者等は、このような目的に合致する除草剤を開発
すべく種々検討した結果、化合物〔I〕と化合物〔II〕
とを有効成分として含有する本発明組成物が、種々の雑
草、特にラッカセイおよびダイズ畑における広範囲の雑
草を選択的に除草でき、しかもその除草効力は、それら
を単独で用いる場合に比較して、相乗的に増大し、低薬
量で施用でき、さらに殺草スペクトルが拡大することを
見い出し、本発明を完成した。
本発明組成物の対象となる雑草としては、エノコログ
サ、メヒシバ、イヌビエ、セイバンモロコシ、シバムギ
等の単子葉植物、シロザ、アオゲイトウ、セイヨウヒル
ガオ、スベリヒユ、オナモミ、シロバナチョウセンアサ
ガオ、イチビ、マルバアサガオ等のアサガオ類、アメリ
カツノクサネム、アメリカキンゴジカ、イヌホオズキ、
野生ヒマワリ等の双子葉植物があげられる。
本発明組成物は、特に除草の困難な雑草、たとえばセイ
ヨウヒルガオ、マルバアサガオ、イチビ、シロバナチョ
ウセンアセガオ、アオゲイトウ、イヌホオズキを同時に
除草することができる。
化合物〔I〕(特開昭58−110566号公報参照)
は、除草効力を有し、また化合物〔II〕(特開昭55−
162745号公報参照)は、除草剤として知られてい
る。
本発明組成物の有効成分である化合物〔I〕と化合物
〔II〕との混合割合は、比較的広範囲に変えることがで
きるが、通常は化合物〔I〕1重量部に対して化合物
〔II〕は、0.2〜50重量部、好ましくは0.2〜2
0重量部である。
化合物〔I〕と化合物〔II〕の化学構造式を第1表に示
す。
本発明組成物を除草剤として用いる場合は、通常固体担
体、液体担体、界面活性剤、その他の製剤用補助剤を用
いて、乳剤、水和剤、懸濁剤、粒剤等に製剤する。
これらの製剤には有効成分を、重量比で0.5〜90
%、好ましくは1〜80%含有する。
固体担体としては、カオリンクレー、アタパルジャイト
クレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライト、
タルク、珪藻土、方解石、クルミ粉、尿素、硫酸アンモ
ニウム、合成含水酸化珪素等の微粉末あるいは粒状物が
あげられ、液体担体としては、キシレン、メチルナフタ
リン等の芳香族炭化水素類、イソプロパノール、エチレ
ングリコール、セロソルブ等のアルコール類、アセト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、大豆
油、綿実油等の植物油、ジメチルスルホキシド、アセト
ニトリル、水等があげられる。
乳化、分散、湿展等のために用いられる界面活性剤とし
ては、アルキル硫酸エステル塩、アルキル(アリール)
スルホン酸塩、ジアルキルスルホこはく酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテルりん酸エステル塩
等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
コポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性
剤等があげられる。製剤用補助剤としては、リグニンス
ルホン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、ア
ラビアガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、
PAP(酸性りん酸イソプロピル)等があげられる。
次に製剤例を示す。なお、部は重量部を示す。
製剤例1 化合物〔I〕10部、化合物〔II〕10部、合成含水酸
化珪素10部、アルキル硫酸エステル3部、リグニンス
ルホン酸カルシウム2部および珪藻土65部をよく粉砕
混合して水和剤を得る。
製剤例2 化合物〔I〕0.5部、化合物〔II〕1.5部、合成含
水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、
ベントナイト30部およびカオリンクレー65部をよく
粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥し
て、粒剤を得る。
製剤例3 化合物〔I〕1.5部、化合物〔II〕0.5部、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート1部、ポリビニ
ルアルコール5部、水92部を混合し、粒度5ミクロン
以下になるまで湿式粉砕して懸濁剤を得る。
これらの製剤は、そのままであるいは水等で希釈し茎葉
処理する。茎葉処理には、植物体の上方からの処理のほ
か、作物に付着しないように雑草に限って処理する局部
処理等がある。
また、他の除草剤と混合して用いることにより除草効力
の増強を期待できる。さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線
虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改良剤等と
混合して用いることもできる。
本発明組成物の施用量は、気象条件、土壌条件、組成物
の製剤形態、有効成分の混合比、対象雑草および作物等
により異なるが、通常1アールあたりの有効成分の合計
量が0.1〜10gである。
乳剤、水和剤、懸濁剤等は、その所定量を通常1アール
あたり、1〜10リットルの(必要ならば、展着剤等の
散布補助剤を添加した)水で希釈して施用し、粒剤等
は、通常なんら希釈することなくそのまま施用する。
展着剤としては、前記の界面活性剤のほか、ポリオキシ
エチレン樹脂酸(エステル)、リグニンスルホン酸塩、
アビエチン酸塩、ジナフチルメタンジスルホン酸塩、パ
ラフィン等があげられる。
次に試験例をあげて本発明組成物の除草効力を具体的に
示す。なお、除草効力は調査時に枯れ残った供試植物の
地上部の生重量をはかり、次式により算出した生育抑制
率(%)で示す。
試験例1 面積33×23cm2、深さ11cmのバットに畑地土壌を
詰め、セイヨウヒルガオ、イチビ、シロバナチョウセン
アサガオ、アオゲイトウ、イヌホオズキおよびダイズを
播種し、18日間育成した、その後、製剤例1に準じて
供試物を水和剤にし、その所定量を展着剤を含む水で希
釈し、1アールあたり5リットル散布の割合で小型噴霧
器で植物体の上方から茎葉部全面に均一に散布した。こ
のとき各植物の生育は草種により異なるが、1〜4葉期
であった。散布20日後に除草効力を調査した。その結
果を第2表に示す。
なお、本試験は全期間を通して屋外で行なった。
試験例2 直径11cm、深さ8cmのプラスチックポットに畑地土壌
を詰め、マルバアサガオ、イチビ、シロバナチョウセン
アサガオ、アオゲイトウ、イヌホオズキおよびダイズを
播種し、14日間育成した。その後、製剤例1に準じて
供試物を水和剤にし、その所定量を展着剤を含む水で希
釈し、1アールあたり5リットル散布の割合で植物体の
上方から小型噴霧器で茎葉部全面に均一に散布した。こ
のとき各植物の生育は草種により異なるが、1〜3葉期
であった。散布14日後に除草効力を調査した。その結
果を第3表に示す。なお、本試験は全期間を通して温室
内で行った。
試験例3 面積11×15cm2、深さ7cmのプラスチックポットに
畑地土壌を詰め、イチビを播種し、21日間育成した。
その後、製剤例1に準じて供試物を水和剤にし、その所
定量を水で希釈し、1アールあたり4リットル散布の割
合で植物体の上方から小型噴霧器で茎葉部全面に均一に
散布した。このときイチビの生育は、3葉期で草丈は5
cmであった。散布22日後に除草効力を調査した。その
結果を第4表に示す。なお、本試験は全期間を通して屋
外で行った。
第4表に示す結果を等効果線法(農薬実験法3、除草剤
編109〜116頁、千坂英雄)で解析した。等効果線
法とは化合物〔I〕と化合物〔II〕との異なった混合比
からなる組成物で、たとえば、90%生育抑制率を示す
いくつかの組合せを求め、これを第1図に示すようにプ
ロットすると相乗効果、相加効果、拮抗効果を容易に判
定できる。
相乗効果を示す場合は、実測等効果線が相加効果を基準
として、その下方に示される。試験例3では、第1図に
示されているように、混合剤のイチビを90%抑制する
等効果線は、相加効果線の下方に位置し、この解析法に
よって明らかに相乗効果を有することが示された。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験例3におけるイチビに対する90%生育抑
制の等効果線を示す。実線は相加効果を、点線は相乗効
果を示し、縦軸は化合物〔II〕のアールあたりの薬量
を、横軸は化合物〔I〕のアールあたりの薬量を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−n
    −ペンチルオキシカルボニルメトキシフェニル)−4,
    5,6,7−テトラヒドロ−2H−イソインドール−
    1,3−ジオンと、1−(カルボエトキシ)エチル 5
    −〔2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェノキ
    シ〕−2−ニトロベンゾエートとを有効成分として含有
    することを特徴とする除草組成物。
JP25172885A 1984-11-12 1985-11-08 除草組成物 Expired - Lifetime JPH0662363B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59-237728 1984-11-12
JP23772884 1984-11-12

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JPS61280402A JPS61280402A (ja) 1986-12-11
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JPH0296603U (ja) * 1989-01-21 1990-08-01

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JPS61280402A (ja) 1986-12-11

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