JPH0660582U - 車載部品のコントロールユニット取付構造 - Google Patents

車載部品のコントロールユニット取付構造

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JPH0660582U
JPH0660582U JP782093U JP782093U JPH0660582U JP H0660582 U JPH0660582 U JP H0660582U JP 782093 U JP782093 U JP 782093U JP 782093 U JP782093 U JP 782093U JP H0660582 U JPH0660582 U JP H0660582U
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control unit
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inner panel
heat
mounting structure
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義雄 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンのコントロールユニットをエンジン
ルーム内に取り付けるにあたって、該コントロールユニ
ットをエンジン熱から遮断すると共に、自己発熱による
熱から保護するようにする。 【構成】 エンジンルーム8内にコントロールユニット
11を収めた断熱用ボックス9を設け、該ボックス9の
上面をボンネット1のアウタパネル2とインナパネル3
とで形成された閉断面空間部4の下方に臨ませ、ボック
ス9とインナパネル3とのそれぞれに、ボンネット1を
閉じた場合に蛇腹状のシール部材17を介して連通する
空気流通用穴16,20を設けて、コントロールユニッ
ト11の自己発熱による熱が、これらの空気流通用穴1
6,20を通して上記閉断面空間部4に逃げるように構
成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車における車載部品のコントロールユニットの取付構造に関し 、詳しくは該コントロールユニットをエンジンルーム内に装備する場合の取付構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば特開昭63−149220号公報には、熱影響を避けたい部品をエン ジンルーム内に装備する場合に、エンジンルーム内に仕切り板によって画成され た格納部を形成し、該格納部にバッテリやエアクリーナなどの部品を格納するこ とによって、これらの部品をエンジンの熱から遮断する技術が開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、エンジンを制御するコントロールユニットは、通常はダッシュパネ ルとインストルメントパネルとの間に設けられて、該コントロールユニットとエ ンジンルーム内のコントロールミッションとがハーネスによって接続されている が、このような配置構成ではコントロールユニットとコントロールミッションと の距離が大きくなり、ハーネスが長くなる不具合がある。
【0004】 これに対しては、上述の公報記載の技術のように、コントロールユニットをエ ンジンルーム内に収納し、かつ仕切り板等によってエンジンの熱からコントロー ルユニットを遮断し、これによってハーネスの長さを短く抑えながら、コントロ ールユニットを熱害から保護することが考えられる。しかし、コントロールユニ ットは電子機器であって、自己発熱を伴うものであるから、上記のように仕切り 板等によって密閉すると、自己発熱による温度上昇の影響を受けることになり、 これを避けるために換気ファンを装備するとコストアップの原因となる。
【0005】 そこで本考案は、自然換気によってコントロールユニットを自己発熱による熱 害から保護することができる取付構造の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案の請求項1に記載の考案(以下、第1考案と称す)は、エンジン ルームを覆うボンネットに該ボンネットのアウタパネルとインナパネルとで閉断 面空間部を形成し、かつエンジンルーム内の上記閉断面空間部の下方位置に、車 載部品のコントロールユニットが収納された断熱用ボックスを配置すると共に、 上記インナパネルと断熱用ボックスとに、上記ボンネットを閉じた状態で閉断面 空間部内と断熱用ボックス内とを連通させる空気流通用穴をそれぞれ形成し、か つ両穴の連通部分のまわりを囲むシール材を設けたことを特徴とする。
【0007】 また、請求項2に記載の考案(以下、第2考案と称す)は、ボンネットのイン ナパネルに、閉断面空間部をエンジンルーム外に連通させる空気逃がし穴が設け られていることを特徴とする。
【0008】 また、請求項3に記載の考案(以下、第3考案と称す)は、断熱用ボックスは 、ホイールエプロンの上に位置されていると共に、断熱用ボックスの底部部分に 空気取り入れ穴が設けられていることを特徴とする。
【0009】 また、請求項4に記載の考案(以下、第4考案と称す)は、シール部材は、断 熱用ボックスの上面に空気流通用穴を囲んで取り付けられた蛇腹状弾性部材であ って、ボンネットを閉じたときに該ボンネットのインナパネルが弾性部材の上端 に圧接されるようになされていることを特徴とする。
【0010】 さらに、請求項5に記載の考案(以下、第5考案と称す)は、ボンネットにお けるインナパネルの空気流通用穴は、該インナパネルに形成した段上げ部に設け られていることを特徴とする。
【0011】
【作用】 上記の第1考案によれば、コントロールユニットの自己発熱によって断熱用ボ ックス内の温度が上昇すると、該ボックス内の空気が空気流通用穴を通してボン ネットの閉断面空間部に流入して排気されるために、断熱用ボックス内の温度上 昇が抑えられることになる。
【0012】 また、第2考案によれば、断熱用ボックスからボンネットの閉断面空間部に流 入した空気は、空気逃がし穴からエンジンルーム外へ排出されるので、熱の逃げ が確実となる。
【0013】 また、第3考案によれば、空気流通用穴から閉断面空間部への空気流出に伴い 、ホイールエプロン上の比較的温度の低い空気が空気取り入れ穴から断熱用ボッ クス内に流入することになって、該ボックス内の換気が良好に促され、コントロ ールボックスを自己発熱から確実に保護することができる。
【0014】 また、第4考案によれば、ボンネットを閉じた状態では、該ボンネットがシー ル部材に圧接されて、下方から弾性的に支持されるので、ボンネットのガタツキ が抑えられることになる。
【0015】 さらに、第5考案によれば、ボンネットの閉断面空間部に水が入ることがあっ ても、インナパネル側の空気流通用穴は該パネルに形成した段上げ部に設けられ ているため、この空気流通用穴を通して断熱用ボックス内に水が侵入することが 避けられ、したがってコントロールボックスの保護が行える。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0017】 本考案における自動車は、エンジンルームを覆うボンネット1がアウタパネル 2とインナパネル3とから構成され、かつインナパネル3が断面が凹部3Aとフ ランジ部3Bとからなる略皿形状とされた補強用の枠体(図1参照)とされると 共に、枠体の間が空間部X〜Xとされて、上記アウタパネル2に該インナパネル 3が取り付けられている部分では両パネル2,3によってボンネット1に閉断面 空間部4(図2参照)が形成される。図2に示すように、車体側部のホイールエ プロン5とフロントフェンダ6とが連結され、かつホイールアーチ部にホイール エプロン5とフロントフェンダ6とにわたってマッドガード7が取り付けられる 箇所において、エンジンルーム8内で、かつ上記ボンネット1の閉断面空間部4 の下方位置において合成樹脂からなる断熱用ボックス9が取り付けられる。
【0018】 この断熱用ボックス9は、図3に示すように上部開口タイプのボックス本体9 Aと、これに被せる蓋体9Bとからなると共に、内部にエンジン10(図1参照 )のコントロールユニット11が収められ、かつ該コントロールユニット11に 一端が接続されたハーネス12がボックス本体9Aに形成された導出穴13から 外部に取り出されて他端がエンジン10に接続されるようになされていると共に 、上記ボックス本体9Aに取り付け用ブラケット14が設けられ、上述のホイー ルエプロン5に形成した凹陥部Y(図2参照)に断熱用ボックス9を嵌めた状態 で該ブラケット14をボルト・ナット等の締結具15によって固定することで車 体に取り付けられる。
【0019】 また、断熱用ボックス9の蓋体9Bには、上面に空気流通用穴16が開口され ると共に、蛇腹状弾性体からなるシール部材17が該穴16まわりに取り付けら れる。さらに、ボックス本体9Aの底部には、上記空気流通用穴16よりもちい さい空気取り入れ穴18(図2参照)が設けられる。
【0020】 一方、ボンネット1側においては、前述の閉断面空間部4を形成するインナパ ネル3に、断熱用ボックス9の空気流通用穴16に対応する箇所において段上げ 部19が形成され、この段上げ部19に空気流通用穴20が開口される。そして 、ボンネット1を閉じた状態では、インナパネル3が上記シール部材17に段上 げ部19によって上方から圧接し、この状態で断熱用ボックス9の空気流通用穴 16とインナパネル3の空気流通用穴20とが、シール部材17の内部を通して 連通されるようになされている。
【0021】 さらに、上記のボンネット1のインナパネル3には、図6に示すようにフロン トウィンド側のカウルボックス21の上に臨む部分に空気逃がし穴22が設けら れる。
【0022】 このようなコントロールユニット11の取付構造においては、エンジン10の 熱は断熱用ボックス9によって遮断されるため、ボックス内部のコントロールユ ニット11に熱影響を与えることが避けられると共に、コントロールユニット1 1の自己発熱によって断熱用ボックス9内部の温度が上昇していくと、熱膨張に よって空気が上昇して空気流通用穴16からシール部材17の内部を通りインナ パネル3の空気流通用穴20からボンネット1の閉断面空間部4に流入する。そ して、該空間部4を通って空気逃がし穴22からエンジンルーム外に排出される 。一方、上記の空気流出に伴いホイールエプロン部分の比較的温度が低い空気が 空気取り入れ穴18から断熱用ボックス9の内部に吸気されることになって、ボ ックス内部が換気され、温度上昇が抑制されてコントロールボックス11が保護 される。
【0023】 したがって、ボンネット1の閉断面空間部4を利用して、安価に、かつ確実に コントロールユニット11の保護ができることになる。
【0024】 また、ボンネット1の閉断面空間部4に雨水等が流入することが考えられる。 これに対しては、インナパネル3側の空気流通用穴20が該インナパネル3に形 成した段上げ部19に設けられているので、たとえ上記の水流入があっても、こ の水が空気流通用穴20に侵入することを段上げ部19によって避けることがで きるから、断熱用ボックス9内のコントロールユニット11は良好に保護される ことになる。
【0025】 さらに、断熱用ボックス9とインナパネル3の両空気流通用穴16,20を連 通させるシール部材17が、蛇腹状弾性体から構成されていて、ボンネット1を 閉じた状態では、該ボンネット1のインナパネル3がシール部材17に圧接する ようにしているから、シール部材17の弾性力によってボンネット1のガタツキ 防止の助けをすることが可能となる。
【0026】 なお、断熱用ボックス9内の熱を逃がす方法として、ホイールエプロン5側に 空気流通用穴を設けることも考えられるが、この場合は、車輪の回転によるダス トや水が直接断熱用ボックス内部に入る虞れがあって、好ましくはない。
【0027】
【考案の効果】
以上の記載によって明かなように、本考案によれば、コントロールユニットの 自己発熱によって断熱用ボックス内の温度が上昇すると、該ボックス内の空気が 空気流通用穴を通してボンネットの閉断面空間部に流入して排気されるために、 断熱用ボックス内の温度上昇が抑えられることになる。したがって、アウタパネ ルとインナパネルとによって閉断面空間部が形成されているボンネット構造を利 用し、安価に、かつ確実にコントロールユニットを熱害から保護することが可能 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる自動車のボンネットのイン
ナパネルを示す平面図。
【図2】 図1におけるA−A線矢視切断拡大図。
【図3】 断熱用ボックスの斜視図。
【図4】 上記インナパネルの要部斜視図。
【図5】 図4におけるB−B線矢視切断拡大図。
【図6】 図4におけるC−C線矢視切断拡大図。
【符号の説明】
1 ボンネット 2 アウタパネル 3 インナパネル 4 閉断面空間部 5 ホイールエプロン 6 フロントフェンダ 8 エンジンルーム 9 断熱用ボックス 10 エンジン 11 コントロールユニット 12 ハーネス 16,20 空気流通用穴 17 シール部材 18 空気取り入れ穴 19 段上げ部 22 空気逃がし穴

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームを覆うボンネットに該ボ
    ンネットのアウタパネルとインナパネルとで閉断面空間
    部を形成し、かつエンジンルーム内の上記閉断面空間部
    の下方位置に、車載部品のコントロールユニットが収納
    された断熱用ボックスを配置すると共に、上記インナパ
    ネルと断熱用ボックスとに、上記ボンネットを閉じた状
    態で閉断面空間部内と断熱用ボックス内とを連通させる
    空気流通用穴をそれぞれ形成し、かつ両穴の連通部分の
    まわりを囲むシール材を設けたことを特徴とする車載部
    品のコントロールユニット取付構造。
  2. 【請求項2】 ボンネットのインナパネルに、閉断面空
    間部をエンジンルーム外に連通させる空気逃がし穴が設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の車載部
    品のコントロールユニット取付構造。
  3. 【請求項3】 断熱用ボックスは、ホイールエプロンの
    上に位置されていると共に、断熱用ボックスの底部部分
    に空気取り入れ穴が設けられていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の車載部品のコントロールユニッ
    ト取付構造。
  4. 【請求項4】 シール部材は、断熱用ボックスの上面に
    空気流通用穴を囲んで取り付けられた蛇腹状弾性部材で
    あって、ボンネットを閉じたときに該ボンネットのイン
    ナパネルが弾性部材の上端に圧接されるようになされて
    いることを特徴とする請求項1に記載の車載部品のコン
    トロールユニット取付構造。
  5. 【請求項5】 ボンネットにおけるインナパネルの空気
    流通用穴は、該インナパネルに形成した段上げ部に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の車載部品
    のコントロールユニット取付構造。
JP1993007820U 1993-02-02 1993-02-02 車載部品のコントロールユニット取付構造 Expired - Lifetime JP2572447Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010195146A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Nissan Motor Co Ltd コントロールユニット取付構造

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JP2010195146A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Nissan Motor Co Ltd コントロールユニット取付構造

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