JPH0659675B2 - 射出圧力設定方法及び射出成形機 - Google Patents
射出圧力設定方法及び射出成形機Info
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- JPH0659675B2 JPH0659675B2 JP62018713A JP1871387A JPH0659675B2 JP H0659675 B2 JPH0659675 B2 JP H0659675B2 JP 62018713 A JP62018713 A JP 62018713A JP 1871387 A JP1871387 A JP 1871387A JP H0659675 B2 JPH0659675 B2 JP H0659675B2
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- Japan
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- injection
- pressure
- mold
- injection pressure
- time
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/77—Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/57—Exerting after-pressure on the moulding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は，射出圧力設定方法及び射出成型機に関する。
［従来の技術］ 一般に射出成型機は，溶融樹脂を充填するため金型部
と，金型部に溶融樹脂を射出する射出部と，射出部の動
作を制御する制御部を備えている。制御部では，充填工
程から保圧工程に至る一連の射出圧力呼び時間を，射出
部から取り出された各種の検出信号に基づいて制御して
いる。
と，金型部に溶融樹脂を射出する射出部と，射出部の動
作を制御する制御部を備えている。制御部では，充填工
程から保圧工程に至る一連の射出圧力呼び時間を，射出
部から取り出された各種の検出信号に基づいて制御して
いる。
このため，制御部における射出圧力の設定及び射出時間
の制御は，成型品の品質並びに精度を決定するうえで重
要な要素になっている。
の制御は，成型品の品質並びに精度を決定するうえで重
要な要素になっている。
ところで，従来，制御部に射出圧力等を設定するに際し
ては，成型品の性質，形状及び溶融樹脂の特性を充分検
討し，特殊な射出圧力の設定パターンを用意したり，必
要に応じて射出圧力を一定の時間間隔毎に段階的に切り
替えて設定する方法が採られている。
ては，成型品の性質，形状及び溶融樹脂の特性を充分検
討し，特殊な射出圧力の設定パターンを用意したり，必
要に応じて射出圧力を一定の時間間隔毎に段階的に切り
替えて設定する方法が採られている。
［発明が解決しようとする問題点］ 射出圧力の設定パターンは，成型品の肉厚の程度，成型
品の形状及び溶融樹脂の流動性の高低毎の要素をパラメ
ータとして決定している。例えば，成型品の肉厚が厚く
なる程，また，複雑な形状になる程，多段階に設定しな
ければ成型品の同質性が確保できず，また，ひげやバリ
が発生し易くなる。しかし，多段階に設定すると必然的
に設定個所が多くなり，加えて各段階毎に設定すべき最
適値の的確な判断に熟練を要するという問題があった。
多段階に設定した場合，例えば第４図に例示するオーバ
ーシュート部３，３′，３″…生じるために，実際に金
型部に加わる射出圧力に不連続点が生じ，折角，金型部
にチャージした溶融樹脂が漏れてしまうという欠点があ
った。この不連続点を除去する方法も多数知られている
が，いずれによっても，射出部或いは制御部の構成が複
雑になるばかりで，実用性の点での問題があった。
品の形状及び溶融樹脂の流動性の高低毎の要素をパラメ
ータとして決定している。例えば，成型品の肉厚が厚く
なる程，また，複雑な形状になる程，多段階に設定しな
ければ成型品の同質性が確保できず，また，ひげやバリ
が発生し易くなる。しかし，多段階に設定すると必然的
に設定個所が多くなり，加えて各段階毎に設定すべき最
適値の的確な判断に熟練を要するという問題があった。
多段階に設定した場合，例えば第４図に例示するオーバ
ーシュート部３，３′，３″…生じるために，実際に金
型部に加わる射出圧力に不連続点が生じ，折角，金型部
にチャージした溶融樹脂が漏れてしまうという欠点があ
った。この不連続点を除去する方法も多数知られている
が，いずれによっても，射出部或いは制御部の構成が複
雑になるばかりで，実用性の点での問題があった。
一方，成型品の形状が単純だったり，溶融樹脂の流動性
が低い場合は，多段階に切り変えなくとも，成形品の品
質を確保できるが，成形品の性質に対応した特殊な設定
パターンを多種用意する必要があり，汎用性の面及び設
定パターン作成技術の高度性の面で，不十分な点が多か
った。
が低い場合は，多段階に切り変えなくとも，成形品の品
質を確保できるが，成形品の性質に対応した特殊な設定
パターンを多種用意する必要があり，汎用性の面及び設
定パターン作成技術の高度性の面で，不十分な点が多か
った。
そこで，本発明の目的は，，前記問題点に鑑み，成形前
に数値等により客観的に判断できる要素に基づいて，簡
略且つ的確に射出圧力を設定する方法を提供すること，
並びに，簡略且つ的確な射出圧力設定方法に基づいて動
作する汎用性のある射出成形機を提供することである。
に数値等により客観的に判断できる要素に基づいて，簡
略且つ的確に射出圧力を設定する方法を提供すること，
並びに，簡略且つ的確な射出圧力設定方法に基づいて動
作する汎用性のある射出成形機を提供することである。
［問題点を解決するための手段］ 本発明よれば，溶融樹脂を射出部から金型に充填する充
填工程から，前記金型に充填された樹脂を保圧する保圧
工程に至る一連の射出圧力を予め定められた時間−射出
圧力特性曲線に基づき，順次，設定していく段階と，前
記時間−射出圧力特性曲線に基づく設定値の一部を射出
する成形品に応じて変更する段階とを有し，前記時間−
射出圧力特性曲線は前記保圧工程における前記金型内の
樹脂体積が一定となることを条件とて定められているこ
とを特徴とする射出圧力設定方法が得られる。
填工程から，前記金型に充填された樹脂を保圧する保圧
工程に至る一連の射出圧力を予め定められた時間−射出
圧力特性曲線に基づき，順次，設定していく段階と，前
記時間−射出圧力特性曲線に基づく設定値の一部を射出
する成形品に応じて変更する段階とを有し，前記時間−
射出圧力特性曲線は前記保圧工程における前記金型内の
樹脂体積が一定となることを条件とて定められているこ
とを特徴とする射出圧力設定方法が得られる。
また，本発明によれば，金型と，該金型に溶融を射出す
る射出部と，前記射出部から前記金型内に前記溶融樹脂
を射出，充填した後，保圧に至る迄の一連の射出圧力を
あらわす電気信号を予め定められた時間−射出圧力特性
曲線に基づき発生する波形発生手段と，前記電気信号を
受け，前記受射部の圧力を調整する制御ユニットとを有
することを特徴とする射出成形機が得られる。
る射出部と，前記射出部から前記金型内に前記溶融樹脂
を射出，充填した後，保圧に至る迄の一連の射出圧力を
あらわす電気信号を予め定められた時間−射出圧力特性
曲線に基づき発生する波形発生手段と，前記電気信号を
受け，前記受射部の圧力を調整する制御ユニットとを有
することを特徴とする射出成形機が得られる。
［発明の原理］ ここでは，溶融樹脂を射出部から金型に充填する充填工
程から，金型に充填された樹脂を保圧する保圧工程に至
る一連に射出圧力を定める「時間−射出圧力」特性曲線
について説明する。
程から，金型に充填された樹脂を保圧する保圧工程に至
る一連に射出圧力を定める「時間−射出圧力」特性曲線
について説明する。
一般に，「時間−射出圧力」特性曲線は横軸に時間，縦
軸に射出圧力をとった座標形上に描かれ，「時間−射出
圧力」特性曲線は成形品の種類等に対応した射出圧力設
定パターンを示す。「時間−射出圧力」特性曲線は充填
工程に対応した部分及び保圧工程に対応した部分とから
なっているが，成形品の品質に最も影響があるのは，保
圧工程に対応した部分における曲線の勾配である。従
来，第４図に示すとおり，多段設定により，この保圧勾
配を決定していたのであるが，本発明者は多段設定によ
らず，ｅｘｐ曲線に基づいて保圧を設定すれば，成形品
の品質を最良にできることを見い出した。
軸に射出圧力をとった座標形上に描かれ，「時間−射出
圧力」特性曲線は成形品の種類等に対応した射出圧力設
定パターンを示す。「時間−射出圧力」特性曲線は充填
工程に対応した部分及び保圧工程に対応した部分とから
なっているが，成形品の品質に最も影響があるのは，保
圧工程に対応した部分における曲線の勾配である。従
来，第４図に示すとおり，多段設定により，この保圧勾
配を決定していたのであるが，本発明者は多段設定によ
らず，ｅｘｐ曲線に基づいて保圧を設定すれば，成形品
の品質を最良にできることを見い出した。
具体的に云えば，金型をある温度に保持したとき，成形
品が何秒後に金型内で離型可能な温度まで下がるかにつ
いては，適当な仮定の下に次のような計算式がある。
品が何秒後に金型内で離型可能な温度まで下がるかにつ
いては，適当な仮定の下に次のような計算式がある。
to：冷却に要する最小の時間（ｓｅｃ） α：溶融樹脂の熱放散率 ｄ：成形品の肉厚（１×１０-3inch） Tx：溶融樹脂の熱変形温度（℃） Tc：溶融樹脂の射出温度（℃） Tm：金型温度（℃） また，金型への射出が完了し，樹脂の流動が止まったと
き，溶融樹脂は金型内部（以下，キャビテイと呼ぶ）の
温度Ｔｍと充填工程圧Ｐの影響を受けて，Van der Waal
s の式 （Ｐ＋τ）・（Ｖ−ｗ）＝ＲTm…… Ｖ：キャビティ体積 τ，ｗ，Ｒ：定数 で示される状態に置かれる。ここで，キャビテイ体積Ｖ
を一定に保つと，ひげやバリの少ない良質の成形品がで
き，非常に有効な手段であることを実験により確認し
た。
き，溶融樹脂は金型内部（以下，キャビテイと呼ぶ）の
温度Ｔｍと充填工程圧Ｐの影響を受けて，Van der Waal
s の式 （Ｐ＋τ）・（Ｖ−ｗ）＝ＲTm…… Ｖ：キャビティ体積 τ，ｗ，Ｒ：定数 で示される状態に置かれる。ここで，キャビテイ体積Ｖ
を一定に保つと，ひげやバリの少ない良質の成形品がで
き，非常に有効な手段であることを実験により確認し
た。
キャビテイ体積Ｖを一定に保つためには，前記式から
近似的に の関係式が成立する必要がある。ここで，キャビテイ温
度Ｔｍは，前記式からわかるように，近似的に溶融樹
脂満杯後，時間と共にｅｘｐ曲線に従って低減する。こ
の関係を，前記式に代入すれば，キャビディ体積Ｖを
一定に保つためには保圧Ｐもまたｅｘｐ曲線に従って低
減すれば良いことになる。
近似的に の関係式が成立する必要がある。ここで，キャビテイ温
度Ｔｍは，前記式からわかるように，近似的に溶融樹
脂満杯後，時間と共にｅｘｐ曲線に従って低減する。こ
の関係を，前記式に代入すれば，キャビディ体積Ｖを
一定に保つためには保圧Ｐもまたｅｘｐ曲線に従って低
減すれば良いことになる。
上記から，保圧低減勾配がｅｘｐ曲線より定められる
が，成形品の形状や，金型の剛性が小さく射出直後にバ
リが出る場合には，ｅｘｐ曲線によっても成形品の品質
向上が図れない場合がある。その場合は，ｅｘｐ曲線の
一部をパルス状にカットして樹脂の表面に固化層ができ
るまで局部的に射出圧力を低減できるようにする。この
ようにして，成形品の種類に対応した「時間−射出圧
力」特性曲線を形成すれば，的確に，射出圧力を設定で
きることが判明した。
が，成形品の形状や，金型の剛性が小さく射出直後にバ
リが出る場合には，ｅｘｐ曲線によっても成形品の品質
向上が図れない場合がある。その場合は，ｅｘｐ曲線の
一部をパルス状にカットして樹脂の表面に固化層ができ
るまで局部的に射出圧力を低減できるようにする。この
ようにして，成形品の種類に対応した「時間−射出圧
力」特性曲線を形成すれば，的確に，射出圧力を設定で
きることが判明した。
［実施例］ 本発明の実施例について図面を参照して説明する。
第１図を参照すると，ここでは，金型部３０と射出部２
０と制御部４０とを備えた射出成形機の系統図が示され
ている。このうち，制御部４０は，射出部２０に調整圧
力信号を送出する制御ユニット４１，関数発生器４２を
有している。関数発生器４２は，汎用のマイクロプロセ
ッサを内蔵すればよいが，形状や加える電圧値により出
力波形が変化する半導体やＬＣＲ積分回路等を基本構造
とする装置を用いてもよい。
０と制御部４０とを備えた射出成形機の系統図が示され
ている。このうち，制御部４０は，射出部２０に調整圧
力信号を送出する制御ユニット４１，関数発生器４２を
有している。関数発生器４２は，汎用のマイクロプロセ
ッサを内蔵すればよいが，形状や加える電圧値により出
力波形が変化する半導体やＬＣＲ積分回路等を基本構造
とする装置を用いてもよい。
また，関数発生器４２は信号発生器４３と結合されてお
り，信号発生器４３は所定の波形を係止する過程におい
て，任意の幅，振幅分だけ上記波形の一部をカットする
ためのパルス信号を生成する。
り，信号発生器４３は所定の波形を係止する過程におい
て，任意の幅，振幅分だけ上記波形の一部をカットする
ためのパルス信号を生成する。
前記関数発生器４２には充填工程圧１１と，射出開始か
ら充填完了に至るまでの時間−射出圧力特性曲線１２，
充填工程から保圧に切り替わるまでの時間１３，及び前
記式から定まる一定係数１４が与えられている。関数
発生器４２からは，第２図に示すような設定値に対応し
た「時間−射出圧力」特性曲線に基づいた射出圧力に対
応した電気信号が順次送出される。図示された特性曲線
において、７は射出開始から充填完了に至るまでの時間
であり、８は充填完了から最終保圧４までの時間であ
る。図示された特性曲線からも明らかなとおり、射出開
始点１から充填工程の完了までの時、７の間、射出圧力
は急峻に上昇して、充填工程の完了から保圧工程への切
替時の圧力２に達し、以後、保圧工程では、ｅｘｐ曲線
にしたがって射出圧力が低減し、最終保圧４に達するこ
とがわかる。尚，関数発生器４２に最終保圧値１５が与
えられてもよい。
ら充填完了に至るまでの時間−射出圧力特性曲線１２，
充填工程から保圧に切り替わるまでの時間１３，及び前
記式から定まる一定係数１４が与えられている。関数
発生器４２からは，第２図に示すような設定値に対応し
た「時間−射出圧力」特性曲線に基づいた射出圧力に対
応した電気信号が順次送出される。図示された特性曲線
において、７は射出開始から充填完了に至るまでの時間
であり、８は充填完了から最終保圧４までの時間であ
る。図示された特性曲線からも明らかなとおり、射出開
始点１から充填工程の完了までの時、７の間、射出圧力
は急峻に上昇して、充填工程の完了から保圧工程への切
替時の圧力２に達し、以後、保圧工程では、ｅｘｐ曲線
にしたがって射出圧力が低減し、最終保圧４に達するこ
とがわかる。尚，関数発生器４２に最終保圧値１５が与
えられてもよい。
一方，信号発生器４３から，予め定められたパルス巾，
パルス振幅を有する信号が関数発生器４２に与えられる
と，関数発生器４２では，特性曲線に基づく射出圧力と
の理論演算を行うと，第３図に示すように，パルス信号
に応じて曲線の一部がカットされた「時間−射出圧力」
特性曲線が得られる。信号発生器４３の使い方として
は，主として，パルス振幅６を変化させる方法（この場
合，パルス巾５は一定）と，主として，パルス巾５を変
化させる方法（この場合，パルス振幅６は一定）の二通
りに分けられる。
パルス振幅を有する信号が関数発生器４２に与えられる
と，関数発生器４２では，特性曲線に基づく射出圧力と
の理論演算を行うと，第３図に示すように，パルス信号
に応じて曲線の一部がカットされた「時間−射出圧力」
特性曲線が得られる。信号発生器４３の使い方として
は，主として，パルス振幅６を変化させる方法（この場
合，パルス巾５は一定）と，主として，パルス巾５を変
化させる方法（この場合，パルス振幅６は一定）の二通
りに分けられる。
次に，本発明に係わる射出設定例及び該設定例を採用し
た場合の射出成形機の動作について説明する。
た場合の射出成形機の動作について説明する。
まず，薄肉成形品の場合は，初期充填工程により形状が
完成するから，第２図もしくは第３図中の時間設定７，
８を短くし，射出部２０のスクリューラム２１を高速駆
動する。逆に，厚肉成形品の場合は，充填完了から保圧
に切り替わる過程が成形品の品質に影響を与えるから，
時間設定８を長めにし，最終保圧値４も高めに，例え
ば，充填工程の1/2 位にして，時間の長い樹脂の収縮に
必要なエネルギーをカバーする。また，成形品の形状が
複雑だったり，溶融樹脂の流動性が高く，しかも，前記
ｅｘｐ曲線に従って保圧を低減しても，ひげやバリ生じ
る場合は，金型内部で樹脂の表皮に固化層ができるまで
射出圧力を一部カットしてスクリューラム２１の前進慣
性力をとる。この場合の射出圧力設定は第３図に示す
「時間−射出圧力」特性曲線に従う。尚，その際，前記
カットすべきパルス状信号の巾，振幅は成形品の形状，
溶融樹脂の特性に応じて決定する。
完成するから，第２図もしくは第３図中の時間設定７，
８を短くし，射出部２０のスクリューラム２１を高速駆
動する。逆に，厚肉成形品の場合は，充填完了から保圧
に切り替わる過程が成形品の品質に影響を与えるから，
時間設定８を長めにし，最終保圧値４も高めに，例え
ば，充填工程の1/2 位にして，時間の長い樹脂の収縮に
必要なエネルギーをカバーする。また，成形品の形状が
複雑だったり，溶融樹脂の流動性が高く，しかも，前記
ｅｘｐ曲線に従って保圧を低減しても，ひげやバリ生じ
る場合は，金型内部で樹脂の表皮に固化層ができるまで
射出圧力を一部カットしてスクリューラム２１の前進慣
性力をとる。この場合の射出圧力設定は第３図に示す
「時間−射出圧力」特性曲線に従う。尚，その際，前記
カットすべきパルス状信号の巾，振幅は成形品の形状，
溶融樹脂の特性に応じて決定する。
ところで，スクリューラム２１の位置，前進速度，及び
射出圧力は，それぞれ射出部２０内に設けられた検出器
によって検出され，スクリューラム位置信号２２，速度
検出信号２３，圧力検出信号２４として制御ユニット４
１に入力される。そして，前記のように，成形品の種類
によって任意に決定された「時間−射出圧力」特性曲線
に基づく電気信号と比較され，所定の位置，速度，射出
圧力値に達すると，制御ユニットから調整圧力信号４４
が射出部２０に出力されて，スクリューラム２１に加え
る射出圧力を遂次変化させる。
射出圧力は，それぞれ射出部２０内に設けられた検出器
によって検出され，スクリューラム位置信号２２，速度
検出信号２３，圧力検出信号２４として制御ユニット４
１に入力される。そして，前記のように，成形品の種類
によって任意に決定された「時間−射出圧力」特性曲線
に基づく電気信号と比較され，所定の位置，速度，射出
圧力値に達すると，制御ユニットから調整圧力信号４４
が射出部２０に出力されて，スクリューラム２１に加え
る射出圧力を遂次変化させる。
［発明の効果］ 本発明によれば，成形前に数値等で客観的に判断できる
要素に基づいて，簡略且つ的確に射出圧力を設定する方
法を提供することができる。また，上記設定方法に基づ
いて動作する汎用性のある射出成形機が得られる。
要素に基づいて，簡略且つ的確に射出圧力を設定する方
法を提供することができる。また，上記設定方法に基づ
いて動作する汎用性のある射出成形機が得られる。
第１図は本発明に係る射出成形機の系統図，第２図及び
第３図は本発明に係る射出圧力設定方法の実施例である
「時間−射出圧力」特性曲線を示す図，第４図は従来の
多段階圧力設定の場合の「時間−射出圧力」特性曲線を
示す図である。 １……射出開始点，２……充填工程から保圧工程への切
替時における圧力圧，４……最終保圧，５，６……射出
圧力を選択的に減ずる設定，７……射出開始から充填完
了に至るまでの時間，８……充填完了から最終保圧まで
の時間，１１……充填工程圧設定，１２……７の時間設
定，１３……８の時間設定，１４……係数入力，１５…
…最終保圧設定，４０……制御部，４１……制御ユニッ
ト，４２……関数発生器，４３……信号発生器，４４…
…調整圧力信号。
第３図は本発明に係る射出圧力設定方法の実施例である
「時間−射出圧力」特性曲線を示す図，第４図は従来の
多段階圧力設定の場合の「時間−射出圧力」特性曲線を
示す図である。 １……射出開始点，２……充填工程から保圧工程への切
替時における圧力圧，４……最終保圧，５，６……射出
圧力を選択的に減ずる設定，７……射出開始から充填完
了に至るまでの時間，８……充填完了から最終保圧まで
の時間，１１……充填工程圧設定，１２……７の時間設
定，１３……８の時間設定，１４……係数入力，１５…
…最終保圧設定，４０……制御部，４１……制御ユニッ
ト，４２……関数発生器，４３……信号発生器，４４…
…調整圧力信号。
Claims (2)
- 【請求項１】溶融樹脂を射出部から金型に充填する充填
工程から、前記金型に充填された樹脂を保圧する保圧工
程に至る一連の射出圧力を予め定められた時間−射出圧
力特性曲線に基づき、順次、設定していく段階と、前記
時間−射出圧力特性曲線に基づく設定値の一部を射出す
る成型品に応じて変更する段階とを有し、前記時間−射
出圧力特性曲線は前記保圧工程における前記金型内の樹
脂体積が一定になることを条件として定められているこ
とを特徴とする射出圧力設定方法。 - 【請求項２】金型と、該金型に溶融樹脂を射出する射出
部と、前記射出部から前記金型内に前記溶融樹脂を射
出、充填した後に行われる保圧工程の射出圧力をあらわ
す電気信号を、金型の樹脂体積が一定になることを条件
として定められたｅｘｐ曲線によって規定される時間−
射出圧力特性曲線に基づき発生する波形発生手段と、前
記電気信号を受け、前記射出部の圧力を調整する制御ユ
ニットとを有することを特徴とする射出成型機。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62018713A JPH0659675B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 射出圧力設定方法及び射出成形機 |
| DE3886461T DE3886461T2 (de) | 1987-01-30 | 1988-01-29 | Verfahren und vorrichtung zum regulieren des einspritzdruckes einer spritzgiessmaschine. |
| EP88901303A EP0299085B1 (en) | 1987-01-30 | 1988-01-29 | Method and apparatus for setting injection pressure of injection molding machine |
| US07/261,831 US4968462A (en) | 1987-01-30 | 1988-01-29 | Method and apparatus for setting injection pressure of injection molding machine |
| PCT/JP1988/000072 WO1988005721A1 (en) | 1987-01-30 | 1988-01-29 | Method and apparatus for setting injection pressure of injection molding machine |
| KR1019880701191A KR950012862B1 (ko) | 1987-01-30 | 1988-01-29 | 사출성형기의 사출압력설정방법 및 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62018713A JPH0659675B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 射出圧力設定方法及び射出成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63188024A JPS63188024A (ja) | 1988-08-03 |
| JPH0659675B2 true JPH0659675B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
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