JPH0924222A - 磁性体粉等混入オイルの濾過装置 - Google Patents

磁性体粉等混入オイルの濾過装置

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Publication number
JPH0924222A
JPH0924222A JP7173575A JP17357595A JPH0924222A JP H0924222 A JPH0924222 A JP H0924222A JP 7173575 A JP7173575 A JP 7173575A JP 17357595 A JP17357595 A JP 17357595A JP H0924222 A JPH0924222 A JP H0924222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
magnet
magnetic material
magnetic powder
mixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP7173575A
Other languages
English (en)
Inventor
Takesumi Nabekura
武澄 鍋倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd, Tokyo Seiko Co Ltd filed Critical Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7173575A priority Critical patent/JPH0924222A/ja
Publication of JPH0924222A publication Critical patent/JPH0924222A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁性体粉等の着磁補足と濾過補足との2つの機
能を相乗的に発揮させると共に、構成部品の少ない簡易
な構造としてメンテナンスを容易にする。 【構成】マグネット(10)が配置されたケース(1)
内の流路域内に、金属切削粉等の磁性体粉、及び非磁性
体粉が混入したオイルを流通させ、該マグネットの磁力
によって、オイル内の磁性粉体を磁着させて補足する構
成の磁性体粉等混入オイルの濾過装置において、磁性体
からなる小片体群(11、11、・・・)を、上記マグ
ネットを含む流路域内のほぼ全域に渡って、オイル流通
可能な密度をもって充填させたことを特徴としている。
また、前記ケースが分解可能に構成されており、マグネ
ット及び小片体群が着脱可能に配置されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、金属切削粉等の磁性
体粉、及びゴミや砥粒やカーボン等の非磁性体粉(以下
「磁性体粉等」と略称。)の異物が混入した作動油や切
削油などのオイルから、マグネット及びフィルタを利用
してこれらの異物を除去するための磁性体粉等混入オイ
ルの濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる異物を取り除く濾過装置は、従来
から各種のものが存在していた。例えば、実開昭60ー12
4616, 実公平1ー43134,等がある。これらの基本的な構
成は、流入ポートと流出ポートが形成されたケース内の
流路域中に、流路系に沿ったマグネット(磁石)を配置
し、この下流側又は上流側に非磁性体粉を濾し取るため
のフィルタエレメントを配置したものであった。すなわ
ち、かかる従来例は、磁性体粉からなる混入物はマグネ
ットの磁着力によって吸着補足する、一方、非磁性体粉
からなる混入物はフィルタエレメントの濾過作用により
補足するようにして、それぞれ独立した目的機能で構成
されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
構成では、特に磁性体粉の除去において、流通するオイ
ルの全てが、均等にマグネット又は着磁部分(磁気化さ
れた部分)に接触する構成ではなく、マグネットの配
置、通過する流路、及び流速によって、その磁性体粉の
補足率にばらつきが生じていた。
【0004】また、上記のようにマグネットとフィルタ
エレメントとを別個に設けているため、構成が複雑にな
ってしまい、部品点数も多くなってしまう問題点があっ
た。これらは、フィルタの清掃、マグネットの清掃、等
のメンテナンスが煩雑となる欠点ともなっていた。
【0005】そこで、本願発明はかかる問題点に着目し
てなされたのもで、その目的とするところは、マグネッ
トを含むように磁性体からなる小片体を充填積層して、
磁性体粉等の着磁補足と濾過補足との2つの機能を相乗
的に発揮させると共に、構成部品の少ない簡易な構造と
してメンテナンスの容易な磁性体粉等混入オイルの濾過
装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、マグネット(10)が配置されたケース(1)内の
流路域内に、金属切削粉等の磁性体粉、及び非磁性体粉
が混入したオイルを流通させ、該マグネット(10)の
磁力によって、オイル内の磁性粉体を磁着させて補足す
る構成の磁性体粉等混入オイルの濾過装置において、本
願発明は、磁性体からなる小片体群(11、11、・・
・)を、上記マグネット(10)を含む流路域内のほぼ
全域に渡って、オイル流通可能な密度をもって充填させ
たことを特徴としている。
【0007】また、前記ケース(1)が分解可能に構成
されており、マグネット(10)及び小片体群(11、
11、・・・)が着脱可能に配置されていることを特徴
とする。
【0008】
【実施例】次に本願発明にかかる磁性体粉等混入オイル
の濾過装置の具体的実施例を、図面に基づき以下にその
詳細を説明する。図1は本実施例の全体を示す縦断面で
あり、図2は本実施例を分解して示す分解斜視図であ
る。
【0009】濾過装置の筐体となるケース1は、上下開
放の円筒状をなす胴体2と、該胴部2の上下開放の端部
2u、2dにそれぞれ閉塞状に取付けられた蓋体3とか
ら構成されている。
【0010】なお、上記の上下関係は図面上のみの位置
関係であり、機能上においてもこれに限定するものでは
ない。
【0011】上部蓋体3uには、側周面に開口してケー
ス1内に連通した流入ポート4が貫通開設されており、
この流入ポート4の側周面側にはオイルの流入管(図示
省略。)が接続される。該上部蓋体3uは、胴体2の上
端部2uに外嵌螺合し、かつOリング5を介して液密に
取付けられている。また、その上面中央部には、ケース
1の全体を保持するためブラケット6が、締結ボルト7
によって取付けられている。さらに、上部蓋体3uの下
面(胴体2側の面)の中央部には、後述する円柱状のマ
グネット10の上端部10uに適合する円柱凹部状の嵌
合受部3aが形成されている。
【0012】一方、下部蓋体3dには、上部蓋体3uと
ほぼ同様に構成されており、側周面に開口してケース1
内に連通した流出ポート4が貫通開設されており、この
流出ポート8の側周面側にはオイルの流出管(図示省
略。)が接続される。該下部蓋体3dは、胴体2の下端
部2dに外嵌螺合し、かつOリング9を介して液密に取
付けられている。また、上面(胴体2側の面)の中央部
には、後述する円柱状マグネット10の下端部10dに
適合する円柱凹部状の嵌合受部3bが形成されている。
【0013】マグネット10は、略円柱状の永久磁石か
らなり、ケース1内の胴部2の同軸上に配置されてい
る。すなわち、マグネット10の上下端部10u、10
dを、前記上下部蓋体3u、3dの嵌合受部3a、3b
に嵌合させることにより、上下部蓋体3u、3dで上下
から挟持するようにして取付けられている。
【0014】胴体2内のほぼ空間全域には、金属片等の
磁性体からなる多数の小片体11(「小片対群」)が、
オイルの流通が可能な程度の密度で充填積層されてい
る。かかる小片体11の形状は、体積に比べ表面積がか
なり大きいものが選択される。例えば、粒状であるより
も、小さな帯状の金属薄板材などから構成され、またオ
イルの流路を確保するため種々に屈曲・湾曲したものを
ランダム(無作為)に充填させている。本実施例では、
この金属薄板材をカール状やコイル状やリング状に形成
したもの等を適宜の割合で混合使用している。
【0015】このように構成するのは、できるだけオイ
ルと接触する面積を増やすと共に、これらを充填しても
オイルが流通し得る微細通路を無数に形成できるように
するためである。
【0016】また、上記小片体群11、11、・・・が
充填された胴体2の上下端部2u、2dの開口には、中
央部に前記嵌合受部3a、3bを挿通させる開孔12o
が形成された円盤状の押さえ盤12が、それぞれ取付け
られている。この押さえ盤12は、小片体11の流出を
防止するもので、オイルの流通は可能となるように、例
えば、多孔板やメッシュ板、等で形成される。
【0017】
【実施例の作用】本実施例は上記構成により、次のよう
に作用する。マグネット10を含むようにして充填され
た小片体群11、11、・・・は、磁性体で形成されて
いるため、磁気を帯びる(着磁する)ようになる。
【0018】流入ポート4からケース1内に、濾過対象
のオイルを流入させると、充填された小片体群11、1
1、・・の上層部では、磁性体、非磁性体の別なく粒子
の大きい混入物が濾し取られ、それと共に小片体群11
全体は着磁しているため、ここを通過するオイル中に混
入した磁性体粉は、磁気吸着(磁着)されて補足される
ことになる。そして、充填積層された小片体群11とこ
の小片体群11に付着した磁性体粉とによって、より流
路の微細な濾過層が新たに形成される。この形成された
密な濾過層がフィルタとして機能し、より微細な非磁性
体粉をも効率良く濾し取り、オイル中の混入異物を効率
的に除去することになる。
【0019】次に、一定期間の仕様により小片体群11
に異物が取り込まれオイルが流れ難くなったところ(い
わゆる「目詰まり」)で、ケース1を分解して胴体2と
小片体群11とを同時に取り外し、この小片体群11は
廃棄処分として新たな小片体11を胴体2内に積層充填
して再び蓋体3に取付け使用するようにする。このと
き、マグネット10も同時に取り外し、表面に付着した
磁性体粉を洗浄除去した後、再び胴体2に内に配置取付
けるようにする。これにより、再度の繰り返し使用が可
能となる。
【0020】
【効果】上記構成により、本願発明は以下の効果を奏す
る。マグネットを含むようにオイルが流通する流路域内
のほぼ全域に磁性体からなる小片体群が充填されている
ため、通過するオイルの全部がほぼ均等に小片体と接触
し、かつこれらが着磁しているため、オイル中に混入し
た磁性体粉を効率良く磁力吸着させて補足することがで
きる。
【0021】また、充填された小片体群が、微細な流路
を無数形成して、それ自体がフィルタとしても機能させ
ることができ、磁性体粉、非磁性体粉に係わらず補足す
ることができる。
【0022】さらに、小片体に着磁した磁性体粉によっ
て、新たに緻密なフィルタ層をも形成することができ、
これによりより微細な非磁性体粉をも濾し取ることがで
きる相乗効果が期待できる。
【0023】さらにまた、構成部品点数が少なく、かつ
分解してマグネット、小片体が着脱可能であるためメン
テナンスが容易となる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の全体を示す縦断面である。
【図2】 本実施例を分解して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・・ケース 2・・・胴体 3・・・蓋体 4・・・流入ポート 5・・・Oリング 6・・・ブラケット 7・・・締結ボルト 8・・・流出ポート 9・・・Oリング 10・・マグネット 11・・小片体 12・・開孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネット(10)が配置されたケース
    (1)内の流路域内に、金属切削粉等の磁性体粉、及び
    非磁性体粉が混入したオイルを流通させ、該マグネット
    (10)の磁力によって、オイル内の磁性粉体を磁着さ
    せて補足する構成の磁性体粉等混入オイルの濾過装置に
    おいて、 磁性体からなる小片体群(11、11、・・・)を、上
    記マグネット(10)を含む流路域内のほぼ全域に渡っ
    て、オイル流通可能な密度をもって充填させたことを特
    徴とする磁性体粉等混入オイルの濾過装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース(1)が分解可能に構成され
    ており、マグネット(10)及び小片体群(11、1
    1、・・・)が着脱可能に配置されていることを特徴と
    する請求項1記載の磁性体粉等混入オイルの濾過装置。
JP7173575A 1995-07-10 1995-07-10 磁性体粉等混入オイルの濾過装置 Pending JPH0924222A (ja)

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JP7173575A JPH0924222A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 磁性体粉等混入オイルの濾過装置

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JP7173575A JPH0924222A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 磁性体粉等混入オイルの濾過装置

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ID=15963113

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JP7173575A Pending JPH0924222A (ja) 1995-07-10 1995-07-10 磁性体粉等混入オイルの濾過装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054050A1 (fr) * 1998-04-16 1999-10-28 Haruo Kojima Procede pour separer des particules magnetiques melangees dans un fluide, systeme de separation et separateur
CN102179102A (zh) * 2011-05-16 2011-09-14 郑铁占 机、柴油强磁过滤器
KR101456580B1 (ko) * 2013-03-29 2014-10-31 트리플알(주) 오일필터 및 이를 포함하는 오일여과장치
CN114011573A (zh) * 2021-11-30 2022-02-08 重庆康百世机电设备股份有限公司 一种具有过滤有色金属粉末功能的磁性精过滤装置

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