JPH0659352A - コピーのためのトランスパレンシーのマスキング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー品質の改善を可能とするコピー装置の
提供。 【構成】 再生されるべきトランスパレンシー（透明原
版）は、スペクトルの青、緑および赤波長範囲において
それぞれの感度極大値を有するコピー材料と整合して位
置決めされる。前記コピー材料を露出するための照明ユ
ニットは、ＬＣＤの様なセルのアレーを含んでいる。各
セルの濃度は、個別に変化して、照明強度を変化させ、
又この濃度は、前記感度極大値の付近に対応するスペク
トル範囲では、各セルの濃度が概ね同一のフアクタによ
り変化するように調節可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、一般に原版のコピーに
関する。より特定的には、本発明は、トランスパレンシ
ー（透かし絵）の写真感光材料上へのコピーに係り、そ
こで後者は、青、緑および赤の三原色の光に露出され
る。

【０００２】

【従来の技術】大きな明るさの差異を持つ個別の面積を
有する写真について、コピーは、しばしばその明るい領
域においては、過露出され、その暗い領域においては、
不足露出される。その結果、デイテイルおよび微細な構
成は、コピー上で見にくく、あるいは完全に見えなくな
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ドイツ特許第２８ ２
０ ９６５号は、光源とフイルムとの間に液晶デイスプ
レイを有するコピー装置を開示している。再生すべき露
出こまの黒白陰画マスクは、電気制御機構により、この
デイスプレイ上に形成される。コピー紙が、このマスク
および露出こまを通過した光を用いて今や露出されよう
とする時、所望の濃度圧縮が達成される。しかしなが
ら、コピーには、カラー・エラーが存在することが判っ
た。

【０００４】本発明の一目的は、コピー品質の改善を可
能とするコピー装置を提供することにある。本発明の他
の目的は、コピーにおけるカラー・エラーの減少または
除去を可能とするマスキング構成を提供することにあ
る。本発明の追加的な目的は、コピー品質の改善を可能
としたコピー方法を提供することにある。本発明の別の
目的は、コピーにおけるカラー・エラーの減少または除
去を可能としたコピー方法を提供することにある。上述
の目的および説明の進行とともに明らかとなるそのほか
の目的は、本発明により達成される。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の一側面は、原版
とりわけ透明原版をコピーするための装置にある。その
装置は、原版を第１の位置に位置決めするための第１の
ホルダー又は第１位置決め手段、およびコピー材料、例
えば写真印画紙を第２の位置に位置決めするための第２
のホルダー又は第２位置決め手段を含む。この写真感光
性であってよいコピー材料は、複数の予め選択された色
においてそれぞれの感度極大値を有するものである。装
置は又、前記原版が前記第１の位置に置かれ、前記コピ
ー材料が前記第２の位置に置かれた時、前記コピー材料
上に前記原版のイメージを形成するための手段を含む。
前記形成するための手段は、前記原版を前記色の照明に
露出するためのユニットを含み、前記ユニットは、その
各々が独立して可変の強度を有する複数の帯域を含むも
のである。この装置は追加的に、前記帯域の強度を、前
記感度極大値の付近に対応するスペクトル範囲では、各
帯域の強度が概ね同一のフアクタにより変化するよう
に、変化させるための手段を含むものである。

【０００６】前記露出又は照明ユニットの帯域は、マス
クとして機能すると考えて良い。前記予め選択された色
は好ましくは、青、緑および赤の三原色である。この装
置は、少なくとも時折には、前記コピー材料が、前記三
原色に同時に露出されるよう設計することが出来る。前
記変化させるための手段は、４２０ｎｍから４９０ｎｍ
まで、５００ｎｍから５６０ｎｍまでおよび６７０ｎｍ
から７３０ｎｍまでのスペクトル範囲にわたり、平均強
度におけるほぼ等しい変化を生じるように構成すること
が出来る。

【０００７】本発明の装置は、コピーのカラリング（彩
色）のマスキングの程度に対する依存の除去を可能とす
る。照明ユニットの『カラー中立性』は、コピー光がカ
ラリングを持たないことを意味しない。寧ろ、カラリン
グは強度又は明るさが帯域から帯域へと変化する事実に
もかかわらず変化しない。コピー光のカラリングは、マ
スキングの異なる程度に対して同一である。これは、可
視色範囲に言及せず、コピー材料の色感度に対応する波
長範囲に言及するものである。マスキングの異なる程度
によるカラリングにおける変化は、マスクの色歪みと呼
ばれる。

【０００８】上述のように、マスクのカラー中立性は、
可視スペクトルにでなく、そのコピー材料がその最も重
要な感度を有する波長範囲にあるべきである。差異は、
取り分け赤色範囲に存在する。写真印画紙の感度極大値
は、普通７００ｎｍを越える波長にあるが、目はこの波
長では、非常に低い感度を有する。

【０００９】本発明の一具体例によれば、前記照明ユニ
ットは、ＬＥＤマトリックスだけより成る。個別のＬＥ
Ｄは、照明源それ自身がマスクとして役立つように、互
いに独立に制御されることが出来る。本発明のその他の
具体例によれば、前記照明ユニットは、在来の照明源、
例えば、ランプ、フイルタ構成およびリフレクタ・シャ
フトならびにＬＣＤ又は液晶マトリックスを含む。ＬＥ
ＤマトリックスまたはＬＣＤのいずれかを用いる場合、
個々の帯域がコピー上に見得ることを防ぐことが望まし
い。これは、帯域をコピー材料上に非鮮明に投影するこ
と、および／または前記照明ユニットと前記原版との間
にマット又は摩りガラス・スムーシング要素を介在させ
ることにより達成出来る。そのようにして帯域間の境界
は、コピー上で見得なくなる。

【００１０】若し、ＬＣＤの個別あるいは局在の帯域の
グレー値を直接変化させるべきならば、所謂ゲストーホ
スト型のセルを使用することが好ましい。これらの液晶
への色素の正確な注入により、色に関して実用上中立な
強度における変化が達成出来る。ＬＥＤマトリックスお
よびゲスト−ホスト型ＬＣＤの両方について、個々の帯
域がそれ自身の制御線を有することは、取り分け有利で
ある。前記帯域は、そこで、電子的制御ユニットにより
直接且つ個別に制御される。前記個別の帯域の強度を制
御するために、一つの交流電圧源を備えることが出来
る。この交流電圧を制御するために、各帯域につき個別
の増幅器が、必要である。

【００１１】若し、前記照明ユニットが、約１０００か
ら２０００の帯域を持つ高い解像力を有する必要がある
なら、通常ＴＦＴデイスプレイを制御するのに使用され
る型の集積回路を採用出来る。しかしながら、かような
部品は、高い照明強度および対応する短い露出時間に必
要とされる高い電圧を発生出来ない。したがって、パル
ス状の直流電圧源を使用することが、より効果的であ
る。前記帯域の強度の変化は、電圧の実効値における変
化により達成される。例えば、この実効値は、電圧の波
型に影響することにより、または伝送されたパルスの数
を制御することにより変化させ得る。これは、各帯域毎
に、その帯域を直流電圧源および基準電位に選択的に接
続出来る切替えスイッチを割り当てることにより達成出
来る。前記帯域の全部に対し共通の切替えスイッチが設
けられ、直流電圧源または基準電位を前記帯域の全てに
同時に接続することを可能とする。若し、この共通の切
替えスイッチが、ｋＨｚ範囲における周波数、例えば、
１〜１００ｋＨｚの周波数でスイッチされるならば、個
々の帯域は、関連する個別の切替えスイッチが、共通の
切替えスイッチと逆の向きにセットされている時、活性
化され得る。共通の切替えスイッチが、個々の帯域のた
めの切替えスイッチと同じ向きにセットされている時、
各帯域は、不活性化される。或る帯域の強度は、関連す
る切替えスイッチを、予め定められた周期の間或る回数
だけ、共通の切替えスイッチと逆の向きにセットされる
ようにさせること、および関連する切替えスイッチを、
この周期の間或る回数だけ、共通の切替えスイッチと同
じ向きにセットされるようにさせることにより制御出来
る。前記電圧の実効値は、伝送されたパルス・パケット
のサイズにより制御出来る。

【００１２】この共通の切替えスイッチのスイッチング
周波数は、ゲスト−ホスト型セルが例えば、電圧源とセ
ルとの間の線の高い抵抗にもかかわらず、高い電圧（高
い透明度に対応した）を供給され得るために、出来るだ
け低く保つべきである。ここで、或る矛盾が存在する、
と言うのは、一方には、充分に異なる透明度レベル又は
段階を発生し得るためには高い周波数が必要だからであ
る。これはとりわけ現在のＬＣＤの非線型の電圧−透明
度カーブによる。それゆえ本発明の好ましい具体例によ
れば、共通の切替えスイッチのスイッチング周波数は、
周期的に変化させられる。各周期は、高い周波数で始ま
り、低い周波数で終わる。従って、パルス幅は一周期の
間に増大する。同様に、電圧も周期により変化させ得
る。これは、各周期において、所望の透明度段階と同数
のパルスを有し、それにもかかわらず、ＬＣＤの非線型
の透明度カーブに非常に良く適合した電圧プロフアイル
の発生を可能とする。

【００１３】多数の個別帯域に対して、この共通の切替
えスイッチは独立で構成することが出来るが、個別帯域
に対して割当られる切替えスイッチは、１以上の在来型
集積回路により形成することが出来る。前記帯域がマト
リックス又はデイスプレイの形にある時、この集積回路
（単又は複数）を、このマトリックスとそのための電子
制御ユニットとの間の長い伝導路および多数の制御線を
避けるように、マトリックス上に、直接載置することが
有利である。色に関し、前記照明ユニットの帯域に対し
て中立的な変化を達成するためのもう一つの道は、明／
暗遷移によるものである。この目的のために、前記個別
帯域は、その各々が二つの状態又は条件、つまり『明』
状態と『暗』状態との間に切替えられ得るサブ帯域に分
割されて良い。『暗』条件に切替えられていたサブ帯域
は、重要と分類される波長の何らの照明を伝送しない。
各帯域につき、異なるグレー段階は、活性及び不活性の
サブ帯域の組合せを変化することにより色歪み無しに得
ることが出来る。ここでは、強誘電性液晶を使うことが
好ましい。

【００１４】強誘電性液晶は、双安定特性を有する。こ
れは、各サブ帯域又はセルを、それを所望の状態にもた
らすために、コピー操作の前に１回だけ動作させる必要
があることを意味している。それは、この状態を、それ
が再び動作させられる迄維持する。前記帯域のマトリッ
クス又はデイスプレイの簡単な制御が、この双安定特性
のおかげで可能となる。前記個別帯域が、その強度にお
ける充分な微細階調を有するために、各帯域が、６個の
異なるサブ帯域を有することが好ましい。与えられた帯
域の前記サブ帯域が、前記サブ帯域の第１の組合せの合
計面積が、任意の単一のサブ帯域の面積と等しくなく、
また前記サブ帯域の第２の組合せの合計面積とも等しく
ないような寸法とされた時、６４の個別段階又はレベル
を有する強度階調を、１帯域あたり６個の異なるサブ帯
域を用いて達成される。均一な階調のために、この６個
のサブ帯域の面積が、１：２：４：８：１６：３２の比
にあるべきである。この比は、若し、例えば、低い強度
より高い強度で、またはその逆で、より微細な階調を要
するならば、適切に変更出来る。若し、１帯域あたり、
より少数のサブ帯域を望むなら、前記強度レベルの数は
タイミング回路により増大させることが出来る。若し、
例えば、１帯域あたり２個のサブ帯域しかなく、４個の
強度レベルしか普通に利用できないならば、レベル数
は、コピー操作中の露出の間に状態を再び切替えること
の出来る制御ユニットにより増大させることが出来る。

【００１５】本発明の他の側面は、原版とりわけ透明原
版を、コピー材料上にコピーするための方法にある。感
光性であって良いそのコピー材料は、複数の予め選択さ
れた色においてそれぞれの感度極大値を有する。前記方
法は、前記原版および前記コピー材料を、前記原版のイ
メージを前記コピー材料に形成するように、前記原版を
前記予め選択された色の照明に露出するためのユニット
に予め定められた関係で位置決めするための工程を含
む。前記露出又は照明ユニットは、その各々が独立して
可変の強度を有する複数の帯域を含むものであり、且つ
前記方法は、更に前記帯域の前記強度を、前記極大値の
付近に対応するスペクトル範囲では、各帯域の強度が概
ね同一のフアクタにより変化するように、調節する工程
も含む。

【００１６】

【作用】前記コピー材料は、例えば写真印画紙で構成さ
れていて良い。前記予め選択された色は、青、緑および
赤の三原色であつて良く、且つ前記調節する工程は、４
２０ｎｍから４９０ｎｍ、５００ｎｍから５６０ｎｍお
よび６７０ｎｍから７３０ｎｍのスペクトル範囲にわた
り、平均強度におけるほぼ等しい変化を生じることを含
むものであって良い。前記方法は、更に、前記原版のイ
メージを前記コピー材料に形成する工程を含み、この形
成する工程は、前記コピー材料を、前記原版から来る
青、緑および赤の照明に露出することを含んで居て良
い。前記調節する工程の少なくとも一部を、前記形成す
る工程の間に行うことが可能である。前記位置決めする
ための工程は、前記コピー材料を、予め定められた平面
に配置することを含み、前記方法は、更に、前記帯域を
かような平面に非鮮明に投影する工程を含むことが出来
る。

【００１７】前記調節する工程は、前記帯域に交流電圧
又は電圧パルスを印加することを含むものであって良
い。前記帯域に電圧パルスを印加する操作は、単位時間
あたり電圧パルスの変化する数を発生させること、異な
るパルス幅の電圧パルスのセットを発生させること及び
／又は異なる振幅の電圧パルスのセットを発生させるこ
とを含み得る。異なるパルス幅の電圧パルスのセットを
発生させる時、前記セットの引き続くパルスのパルス幅
は、斬進的に増大するものであって良い。前記調節する
工程は又、前記帯域に可変の実効値で、ほぼ一定のピー
ク値の電圧を印加することも含むものであって良い。前
記方法は、追加的に、前記帯域の強度を監視する工程を
含み得る。前記位置決めするための工程は、前記原版お
よび前記コピー材料を、前記原版のイメージを前記コピ
ー材料上に投影するための光路内に配置することを含
み、前記監視する工程は、前記光路の外側で行われ得
る。また、前記監視する工程は、前記帯域から来る照明
を感知することを含み得る。ここで、前記調節する工程
の少なくとも一部は、感知された照明に自動的に応答し
て行われて良い。

【００１８】前記調節する工程は、前記帯域の少なくと
も一つのサブ帯域を、明状態と暗状態との間で切り換え
ることを含むものであって良い。前記調節する工程は更
に、前記明状態を有するサブ帯域の数又は組合せを変化
させることを含み得る。本発明の特徴と考えられる新規
な特性は、添付の特許請求の範囲に、特定的に述べられ
ている。しかしながら、その改良されたコピー方法、な
らびに改良されたコピー装置の構成および動作様式は、
その追加的な特性および有利性とともに、以下の或る特
定的な具体例の詳細な記述を、添付の図面を参照して熟
読することにより、最も良く理解されるであろう。

【００１９】

【実施例】図１は、原版９を、コピー材料１３上にコピ
ーまたはプリントするための本発明による装置を示す。
この原版９は、ここで陰画フイルム８の透明露出こま又
はフレームとし、コピー材料１３は印画紙の様な感光材
料とする。このコピー装置又はコピアは、原版９を照明
しコピー材料１３を露出するのに役立つ照明又は露出ユ
ニット１を含んでいる。この照明ユニット１は、光源
２、混合管３、デイフュージング・デイスク４、ＬＣＤ
５およびマット又は摩りガラス・スムーシング・デイス
ク６を含んでいる。個別のセルのマトリックスと考えて
良いこのＬＣＤ５は、ＬＥＤマトリックスで置き換える
ことが出来る。このことは、光源２、混合管３およびデ
イフュージング・デイスク４の除去を可能とする。この
照明ユニット１が発する光は、青、緑および赤の三原色
に対応する波長範囲を含み、コピー材料１３は、少なく
とも時折は、これらの全ての波長範囲の放射に同時に露
出される。

【００２０】このフイルム８のためにサポート又はプラ
テン７が設けられ、プラテン７は、フイルム８に対する
サポート面を定める。同様に、このコピー材料１３のた
めにサポート又はプラテン１２が設けられ、コピー材料
１３を露出の間、予め定められた平面に保持する。対物
レンズ１０は、原版９のイメージをコピー材料１３上に
投影するように機能する。この照明ユニット１、対物レ
ンズ１０およびプラテン７、１２は、少なくとも部分的
に、このコピー装置のコピー又はプリント位置を構成す
る。このフイルム８は、異なるフレームを照明ユニット
１との整合にもたらすために、予め定められた経路に沿
い移送される。コピー位置の上流には、図示していない
走査位置があり、そこで、フイルム８のフレームが、濃
度値を発生するために走査される。この様にして得られ
た濃度値は、コンピュータ１１に送られ、そこで不鮮明
なマスクを表す制御値に変形される。この制御値は、マ
スクとして役立つＬＣＤ５を制御するために使われる。
制御線４３は、コンピュータ１１をＬＣＤ５に接続す
る。

【００２１】所謂ゲスト−ホスト型のＬＣＤが、マスキ
ングのためにとりわけ良く適していると見出された。か
ように、これらのＬＣＤのグレー値または透明度は、電
圧依存型である。それらは更に、温度に関して高度に安
定であり、且つそれらの透明度ならびに色中立性は、視
角に僅かな程度だけ依存する。しかしながら、これらの
利点を有するゲスト−ホスト型のＬＣＤを採用するため
には、各セルの個別の制御が望ましい。ゲスト−ホスト
型のＬＣＤ又はゲスト−ホスト・セルのマトリックスの
拡大断片図が、図２に示される。個々のセルは、参照番
号２０により同定され、各セル２０は、入って来る信号
のための、それ自身の制御線３０を持つ。このセル２０
は、セル２０の全てに対して共通の出力として機能する
導通ボード２３上に載置されている。セル２０の全てに
共通の制御線３２が、導通ボード２３に接続されてい
る。制御線３０は、個々のセル２０間に、導線束の形で
延びている。１束あたりの線数を減らすために、ＬＣＤ
の中央２５の左右の制御線３０は、別々に束ねられてい
る。

【００２２】個々のセル２０における電池プロセスを避
けるために、これらは、交流電圧を受けるようにしなけ
ればならない。そこでセル２０の透明度は、この交流電
圧の実効値により制御される。しかしながら、交流電圧
をマトリックスの個々のセル２０の各々について同様に
増幅することは非常に高価となり得るので、電圧パルス
を用いることが好ましい。そこでこの実効電圧は、セル
２０に伝送された電圧パルスの数により制御される。

【００２３】電圧パルスを発生させる回路のとりわけ簡
単な具体例は、図３ａおよび３ｂに示される。或るセル
２０のための個別の制御線３０は、そのセル２０を実線
で示す様な直流電圧供給源３１または破線で示す様な基
準電位３４のいずれかに接続することの出来る切替えス
イッチ３３に接続されている。セル２０全部のための共
通の制御線３２は、セル２０全部に同様に共通の、切替
えスイッチ３５に接続されている。切替えスイッチ３５
は、セル２０を破線で示す様な直流電圧供給源３１また
は実線で示す様な基準電位３４のいずれかに接続するこ
とが出来る。スイッチ３３、３５は、それらの実線位置
と破線位置との間を予め定められた周波数、例えば４０
ｋＨｚで、前後に切り換えられる。そこで矩形波直流電
圧Ａが、個別の制御線３０に発生し、一方矩形波直流電
圧Ｂが、共通の制御線３０に発生する。

【００２４】図３ａは、その中で矩形波直流電圧Ａ、Ｂ
が、セル２０に印加される電圧パルス列の形の合成電圧
Ｃを生じる条件におけるスイッチング構成を説明してい
る。これに対し、図３ｂは、その中で矩形波直流電圧
Ａ、Ｂが、セル２０が電圧パルスを受けないように、定
常的合成電圧Ｃを生じる条件におけるスイッチング構成
を説明している。セル２０に印加される電圧Ｃは、各ス
イッチング操作に際して生じる電圧反転によるものであ
る。各セル２０に対し、おおよそ５０の濃度レベル又は
段階の透明度階調がマスキングのために適切であり、且
つ各セル２０が線形に行動すると仮定すれば、５０の個
々のパルスに対応する制御周期が確立される。そこで、
実効電圧およびそしてセル２０の濃度レベルの制御は、
制御周期あたりに伝送されるパルスの数によつて、生じ
る。個別の切替えスイッチ３３だけが、この目的のため
に制御される必要があり、共通の切替えスイッチ３５
は、予め定められた周波数で継続的に切替える。

【００２５】図４を参照すると、個々のセル２０のマト
リックス又はデイスプレイが参照番号４０で示されてい
る。共通の切替えスイッチ３５は、不連続に作られてお
り、前と同様に、共通の制御線３２を、電圧供給源３１
または基準電位３４のいずれかに切替えている。セル２
０の各々は、それ自身の切替えスイッチを設けられてお
り、その個別の切替えスイッチは、ここでは電圧供給源
３１および基準電位３４に接続されている集積回路４１
に含まれている。集積回路４１の個別のスイッチは、集
積回路４１の各出力４２を経て、対応するセル２０の制
御線３０に接続されている。このマトリックス４０は、
制御線４３により、図１のコンピュータ１１に接続され
ている。若し、集積回路４１がそれ自身のプリント回路
板に積置されるなら、集積回路４１の各出力４２は、そ
れぞれのフレキシブル接続要素を経てマトリックス４０
に接触していなければならない。それ故、集積回路がマ
トリックス４０に直接積置されることが好ましい。そう
すれば、このマトリックス４０をコンピュータ１１に接
続するのに役立つ僅かな数の制御線だけが必要とされ
る。

【００２６】図５ａは、ゲスト−ホスト型セルのための
非線形透明度カーブを示している。均一に隔てられた透
明度レベル又は段階Ｔ１、Ｔ２、Ｔ３、Ｔ４を達成する
ために、セルは、それぞれＶ１、Ｖ２、Ｖ３、Ｖ４の電
圧を受けなければならない。必要電圧Ｖ１、Ｖ２、Ｖ３
又はＶ４は、電圧パルスの特定した数だけを、各制御期
間４７の間セルに伝送することにより得られる。図５ａ
の例においては、全ての制御期間４７は、４個の透明度
レベルのほぼ均一な階調を達成するために、少なくとも
１５の電圧パルスに対応しなければならない。電圧Ｖ３
は、電圧パルスの全数について得ることが出来ず、した
がってより高いパルス周波数が、より正確な階調のため
に要することが観察されるだろう。

【００２７】図５ｂは、透明度レベルＴ１、Ｔ２、Ｔ
３、Ｔ４を達成するための好ましい電圧パルスの連鎖を
示している。ここでは、パルス幅と振幅の両者が各制御
期間４７の間に変えられる。これは、パルスの数が透明
度レベルの数より高くないときでさえも、それを任意の
透明度カーブにマッチさせることを可能とする。各透明
度レベルＴ１、Ｔ２、Ｔ３、Ｔ４の各々に対し、この説
明は、各透明度レベルＴ１、Ｔ２、Ｔ３又はＴ４を達成
するためにセル２０に、それ以上のパルスを伝送するこ
とを要しない制御期間４７内の瞬間を示している。

【００２８】図６ａおよび６ｂは、ＬＣＤ５の濃度を監
視するため、図１のコピー装置に使用することの出来る
構成を示している。この監視構成は、ＬＣＤ５上で、混
合管３の投影断面の外側であるが、光源２の照明の球内
に載置された試験画素５ａを含んでいる。この試験画素
５ａは、その上の光センサ４８が試験画素５ａを通過し
た光だけを検出するように、シールドで囲まれている。
試験画素５ａの透過度は、混合管３の投影断面内に配置
されたマスキング・セルの透過度と同一の手法で且つ同
一の制御ユニットにより制御される。試験画素５ａを光
源２からの光で連続的に照明することにより、試験画素
５ａの透過度は、光センサ４８により、チェック出来
る。若し測定値が、予め定められた範囲の外側になれ
ば、装置は適当な警告信号を操作者に発する。

【００２９】より大きな時間間隔で、それは、更にマス
キング・セルの透過度の均一性をチェック出来る。この
目的のために、光センサは、二つの互に垂直な方向にシ
フト可能な用具上に載置できる。この用具は、ＬＣＤ５
のマスキング・セルの全てを通過して引き続き移動し、
各セルにつき、光センサ４８により発生し、セルの透過
度を表している強度値を測定する。この強度値が、予め
選択された範囲の外側になれば、制御回路中の電圧を自
動的に調節することが出来る。これは、ＬＣＤ５の正確
な調節の達成を可能とする。かようにして、マスキング
・セルの透過度の均一性を、例えば、予め定められた時
間間隔でチェックして、若し偏差が生じていれば、再確
立出来る。

【００３０】図７は、マスキングのために強誘電性ＬＣ
Ｄ又はマトリックスが使われている具体例を示してい
る。このマトリックスは、その中、ただ一つだけが図７
に示されている多数の個別又は局在帯域５０に分割され
ていて、各帯域５０は更に、個別に制御可能であるサブ
帯域に分割されている。図７の帯域５０は、６個のサブ
帯域ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆを含んでいる。コピー操作
に先立つて、サブ帯域ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆは、例え
ば図１のコンピュータ１１により、各サブ帯域ａ、ｂ、
ｃ、ｄ、ｅ、ｆを極大透明度又は極小透明度のいずれか
の状態に置くように、１回だけ動作させられる。

【００３１】

【発明の効果】このサブ帯域ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆ
は、異なるサイズを有し、且つ個々のサブ帯域ａ、ｂ、
ｃ、ｄ、ｅ、ｆの第１の組合せの合計面積が、単一サブ
帯域ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆの任意の一つの面積あるい
は個々のサブ帯域ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆの第２の組合
せの合計面積と等しくないように設計されている。個々
のサブ帯域ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆの可能な組合せは、
帯域５０が６４の異なる透明度レベルを持つことを可能
としている。サブ帯域ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆの面積
が、１：２：４：８：１６：３２の比にある時、隣接す
る透明度レベルの間で均一な階調が達成出来る。若し、
追加的な透明度レベルを要するならば、時間を追加的な
変数として使うことが出来る。しかしながら、コピー操
作の間に１以上のスイッチング操作を行うことがそのた
めに必要となる。コピー操作の間の１回だけのスイッチ
ング操作は、透明度レベルの数を２倍の１２８とするこ
とを可能とする。若し、より少ない数の透明度レベルが
適当であれば、１帯域あたりのサブ帯域の数を、それに
従って減らすことができる。

【００３２】更に解析すること無く、これまでの記述
は、本発明の要旨を完全に開示したもので、他の誰も
が、現行の知識を適用することにより、それを、先行技
術の観点から、我々の当該技術に対する貢献の一般的お
よび特定的側面の本質的特徴を公正に構成する特性を省
略することなく種々の応用に容易に適用することが可能
な程のものである、したがって、かような適用は、添付
の特許請求の範囲の均等物の意味および範囲にあると理
解すべきであり、且つ理解されることを意図するもので
ある。

【００３３】以下、本発明の実施態様を列挙する。 （１）原版とりわけ透明原版をコピーするための装置で
あって：原版を第１の位置に位置決めするための第１位
置決め手段；コピー材料を第２の位置に位置決めするた
めの第２位置決め手段、このコピー材料は、複数の色に
おいてそれぞれの感度極大値を有するものである；前記
原版が前記第１の位置に置かれ、前記コピー材料が前記
第２の位置に置かれた時、前記コピー材料上に前記原版
のイメージを形成するための手段；前記形成するための
手段は、前記原版を前記色の照明に露出するためのユニ
ットを含み、前記ユニットは、その各々が独立して可変
の強度を有する複数の帯域を含むものである；および前
記強度を、前記極大値の付近に対応するスペクトル範囲
では、各帯域の強度が概ね同一のフアクタにより変化す
るように、変化させるための手段；を含む装置。

【００３４】（２）前記色が青、緑および赤である前
（１）項に記載の装置。 （３）前記変化させるための手段が、約４２０ｎｍから
約４９０ｎｍまで、約５００ｎｍから約５６０ｎｍまで
および約６７０ｎｍから約７３０ｎｍまでのスペクトル
範囲にわたり、平均強度におけるほぼ等しい変化を生じ
るように設計されている前（１）項に記載の装置。 （４）前記露出するためのユニットが、ＬＥＤを含む前
（１）項に記載の装置。 （５）前記ＬＥＤが、マトリックスを定める前（４）項
に記載の装置。 （６）前記露出するためのユニットが、照明源および前
記源により照明されるように配置されたＬＣＤを含む前
（１）項に記載の装置。 （７）前記ＬＣＤが、マトリックスを定める前（６）項
に記載の装置。 （８）前記第２位置決め手段が、前記コピー材料のため
の平面を定め、前記形成するための手段が、前記帯域を
前記平面に非鮮明に投影するための対物レンズを含む前
（１）項に記載の装置。

【００３５】（９）前記形成するための手段が、前記露
出するためのユニットと、第１位置決め手段との間に、
マット・スムーシング要素を含む前（１）項に記載の装
置。 （１０）前記変化させるための手段が、前記帯域の各々
に対し個別の制御線を含む前（１）項に記載の装置。 （１１）前記帯域の各々が、色素液晶を含む前（１）項
に記載の装置。 （１２）前記変化させるための手段が、前記帯域に接続
された交流電圧源を含む前（１）項に記載の装置。 （１３）前記変化させるための手段が、前記帯域に電圧
パルスを印加する手段を含む前（１）項に記載の装置。 （１４）前記変化させるための手段が、前記帯域に電圧
を印加する手段を含み、前記印加する手段が、可変の実
効値で、ほぼ一定のピーク値の電圧を発生する手段を含
む前（１）項に記載の装置。 （１５）前記発生する手段が、単位時間あたり電圧パル
スの変化する数を発生させ、それにより前記実効値を変
化させる手段を含む前（１４）項に記載の装置。

【００３６】（１６）前記変化させるための手段が、前
記帯域に可変の電圧を印加する手段を含み、前記帯域の
各々が第１の端子および第２の端子を有しており、且つ
前記印加する手段が、第１の電圧源、第２の電圧源、前
記第１の端子を前記電圧源に選択的に接続するための前
記帯域の各々に対して個別の第１のスイッチ、および前
記第２の端子を前記電圧源に選択的に接続するための前
記帯域の全てに共通の第２のスイッチを含む前（１）項
に記載の装置。 （１７）前記変化させるための手段が、更に前記第１の
スイッチを制御するための手段、前記制御するための手
段は、選択された帯域において、各端子を前記電圧源の
異なる一つと接続するようにさせることにより、電圧パ
ルスを生じるように動作可能であり、且つ前記制御する
ための手段は、前記選択された帯域において、各端子を
前記電圧源の同一のものと接続するようにさせることに
より、電圧パルスを禁止するように動作可能である、を
含む前（１６）項に記載の装置。

【００３７】（１８）前記制御するための手段が、前記
第２のスイッチを約１ｋＨｚから約１００ｋＨｚまでの
周波数において動作させる前（１７）項に記載の装置。 （１９）前記変化させるための手段が、更に前記帯域に
電圧を印加する手段を含み、前記印加する手段が、異な
るパルス幅の電圧パルスのセットを発生させる手段を含
む前（１）項に記載の装置。 （２０）前記セット中の引き続くパルスのパルス幅が、
斬進的に増大する前（１９）項に記載の装置。 （２１）前記変化させるための手段が、前記帯域に電圧
を印加する手段を含み、前記印加する手段が、異なる振
幅の電圧パルスのセットを発生させる手段を含む前
（１）項に記載の装置。

【００３８】（２２）前記変化させるための手段が、前
記帯域に電圧を印加する手段を含み、前記印加する手段
が、電圧パルスを発生させる手段を含み、前記発生させ
る手段が、集積回路を含む前（１）項に記載の装置。 （２３）前記帯域が、マトリックスの一部を構成し、且
つ前記回路が前記マトリックス上に載置されている前
（２２）項に記載の装置。 （２４）更に、前記帯域の強度を監視する手段を含む前
（１）項に記載の装置。 （２５）前記第１位置、第２位置および露出するための
ユニットが、前記原版のイメージを前記コピー材料上に
投影するための光路を定めるものであり、前記監視する
手段が、前記ユニットにより照明されるように、前記光
路の外側に配置された液晶、および前記液晶から来る照
明を検出するように配置されたセンサを含む前（２４）
項に記載の装置。 （２６）前記監視する手段が、前記帯域から来る照明を
検出するよう、前記帯域を通過して可動とされたセンサ
を含み、前記変化させるための手段が、前記強度を、前
記センサからの信号に応答して調節するように前記セン
サに結合されている前（２４）項に記載の装置。 （２７）前記帯域の少なくとも一つが、その各々が明状
態と暗状態を有する複数のサブ帯域を含むものであり、
前記１帯域の強度が、前記明状態を有するサブ帯域の数
を変化させることにより調節可能である、前（１）項に
記載の装置。 （２８）前記１帯域が、強誘電性液晶を含んでいる前
（２７）項に記載の装置。 （２９）前記帯域の少なくとも一つが、その各々が明状
態と暗状態を有する異なるサイズのサブ帯域を有し、前
記１帯域の強度が、前記明状態を有するサブ帯域の数お
よび組合せを変化させることにより調節可能である前
（１）項に記載の装置。

【００３９】（３０）前記１帯域が、異なるサイズの６
サブ帯域を含んでいる前（２９）項に記載の装置。 （３１）前記１サブ帯域の面積が、１：２：４：８：１
６：３２の比にある前（３０）項に記載の装置。 （３２）前記サブ帯域の第１の組合せの合計面積が、前
記サブ帯域の第２の組合せの合計面積、および前記サブ
帯域の任意の一つの面積と異なる前（２９）項に記載の
装置。 （３３）前記変化させるための手段が、前記強度を変化
させ、一方前記原版のイメージを前記コピー材料上に形
成する手段を含む前（１）項に記載の装置。

【００４０】（３４）複数の色においてそれぞれの感度
極大値を有するコピー材料上に、原版をコピーするため
の方法であって：前記原版および前記コピー材料を、前
記原版のイメージを前記コピー材料に形成するように、
前記原版を前記色の照明に露出するためのユニットに予
め定められた関係で位置決めするための工程；前記ユニ
ットは、その各々が独立して可変の強度を有する複数の
帯域を含むものである；および前記強度を、前記極大値
の付近に対応するスペクトル範囲では、各帯域の強度が
概ね同一のフアクタにより変化するように、調節する工
程；を含む方法。

【００４１】（３５）前記原版が透明である前（３４）
項に記載の方法。 （３６）前記色が青、緑および赤である前（３４）項に
記載の方法。 （３７）前記調節する工程が、約４２０ｎｍから約４９
０ｎｍまで、約５００ｎｍから約５６０ｎｍまでおよび
約６７０ｎｍから約７３０ｎｍまでのスペクトル範囲に
わたり、平均強度におけるほぼ等しい変化を生じること
を含む前（３４）項に記載の方法。 （３８）前記位置決めするための工程が、前記コピー材
料を、予め定められた平面に配置することを含み；更に
前記帯域を前記平面に非鮮明に投影する工程を含む前
（３４）項に記載の方法。 （３９）前記調節する工程が、前記帯域に交流電圧を印
加することを含む前（３４）項に記載の方法。 （４０）前記調節する工程が、前記帯域に電圧パルスを
印加することを含む前（３４）項に記載の方法。

【００４２】（４１）前記印加することが、単位時間あ
たり電圧パルスの変化する数を発生させることを含む前
（４０）項に記載の方法。 （４２）前記印加することが、異なるパルス幅の電圧パ
ルスのセットを発生させることを含む前（４０）項に記
載の方法。 （４３）前記セットの引き続くパルスのパルス幅が、斬
進的に増大する前（４２）項に記載の方法。 （４４）前記印加することが、異なる振幅の電圧パルス
のセットを発生させることを含む前（４０）項に記載の
方法。 （４５）前記調節する工程が、前記帯域に、可変実効値
で、ほぼ一定のピーク値の電圧を印加することを含む前
（３４）項に記載の方法。 （４６）更に、前記帯域の強度を監視する工程を含む、
前（３４）項に記載の方法。 （４７）前記位置決めするための工程が、前記原版およ
び前記コピー材料を、前記原版のイメージを前記コピー
材料上に投影するための光路内に配置することを含み、
前記監視する工程が前記光路の外側で行われる、前（４
６）項に記載の方法。

【００４３】（４８）前記監視する工程が、前記帯域か
ら来る照明を感知することを含み、前記調節する工程の
少なくとも一部が、感知された照明に自動的に応答して
行われる前（４６）項に記載の方法。 （４９）前記調節する工程が、前記帯域の少なくとも一
つのサブ帯域を、明状態と暗状態との間で切り換えるこ
とを含む前（３４）項に記載の方法。 （５０）前記調節する工程が、更に、前記明状態を有す
るサブ帯域の数を変化させることを含む前（４９）項に
記載の方法。 （５１）前記調節する工程が、更に、前記明状態を有す
るサブ帯域の組合せを変化させることを含む前（４９）
項に記載の方法。 （５２）更に、前記原版のイメージを前記コピー材料上
に形成する工程を含み、前記調節する工程の少なくとも
一部が、前記形成する工程中に行われる前（３４）項に
記載の方法。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるコピー装置の概略説明図。

【図２】 本発明によるコピー装置のための照明ユニッ
トの部分を構成することの出来るＬＣＤの拡大、断片平
面図。

【図３】 （ａ）図２のＬＣＤのためのスイッチング構
成の一具体例を示す図面。（ｂ）図２のＬＣＤのための
スイッチング構成の一具体例を示す図面。

【図４】 スイッチング構成の、その他の具体例を示す
図面。

【図５】 （ａ）図２のＬＣＤのための、透明度−電圧
カーブを示す図面。（ｂ）図２のＬＣＤのための、カー
ブ上で異なる透明度を得る電圧パルスの連鎖を示す図
面。

【図６】 （ａ）図２のＬＣＤの透明度を監視するため
の構成を示す図面。（ｂ）図２のＬＣＤの透明度を監視
するための構成を示す図面。

【図７】 本発明によるコピー装置のための照明ユニッ
トの部分を構成することの出来るＬＣＤのその他の具体
例を示す図面。

【符号の説明】

１ 照明ユニット ２ 光源 ３ 混合管 ４ デフュージング・デイスク ５ ＬＣＤ ５ａ 画素 ６ マット・スムーシング・デイ
スク ７、１２ サポート又はプラテン ８ 陰画フイルム ９ 原版 １０ 対物レンズ １１ コンピュータ １３ コピー材料 ２０ セル ２３ 導通ボード ３０、３２、４３ 制御線 ３１ 直流電圧供給源 ３３、３５ 切替えスイッチ ３４ 基準電位 ４０ マトリックス ４１ 集積回路 ４２ 出力 ４７ 制御周期 ４８ 光センサ ５０ 帯域 ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆ サブ帯域 Ｔ１、Ｔ２、Ｔ３、Ｔ４ 透明度レベル又は段階

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリートリツヒ・ヤコブ ドイツ連邦共和国デイー8000 ミユンヘン 83、エムデンシユトラーセ 132 (72)発明者 エバーハルト・シユルツ ドイツ連邦共和国デイー8025 ウンターハ ツヒング、ハウプトシユトラーセ 47

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原版とりわけ透明原版をコピーするため
   の装置であって：原版を第１の位置に位置決めするため
   の第１位置決め手段；コピー材料を第２の位置に位置決
   めするための第２位置決め手段、このコピー材料は、複
   数の色においてそれぞれの感度極大値を有するものであ
   る；前記原版が前記第１の位置に置かれ、前記コピー材
   料が前記第２の位置に置かれた時、前記原版のイメージ
   を前記コピー材料上に形成するための手段；前記形成す
   るための手段は、前記原版を前記色の照明に露出するた
   めのユニットを含み、前記ユニットは、その各々が独立
   して可変の強度を有する複数の帯域を含むものである；
   および前記強度を、前記極大値の付近に対応するスペク
   トル範囲では、各帯域の強度が概ね同一のフアクタによ
   り変化するように、変化させるための手段；を含む装
   置。
2. 【請求項２】 原版を、複数の色においてそれぞれの感
   度極大値を有するコピー材料上にコピーするための方法
   であって：前記原版および前記コピー材料を、前記原版
   のイメージを前記コピー材料に形成するように、前記原
   版を前記色の照明に露出するためのユニットに予め定め
   られた関係で位置決めするための工程；前記ユニット
   は、その各々が独立して可変の強度を有する複数の帯域
   を含むものである；および前記強度を、前記極大値の付
   近に対応するスペクトル範囲では、各帯域の強度が概ね
   同一のフアクタにより変化するように、調節する工程；
   を含む方法。