JPH0658751A - 超音波信号処理装置及び超音波厚み計 - Google Patents

超音波信号処理装置及び超音波厚み計

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JPH0658751A
JPH0658751A JP4318801A JP31880192A JPH0658751A JP H0658751 A JPH0658751 A JP H0658751A JP 4318801 A JP4318801 A JP 4318801A JP 31880192 A JP31880192 A JP 31880192A JP H0658751 A JPH0658751 A JP H0658751A
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JP
Japan
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echo
signal
echo signal
waveform
ultrasonic
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JP4318801A
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English (en)
Inventor
Yukimichi Iizuka
幸理 飯塚
Hidekazu Horigome
秀和 堀籠
Akira Murayama
章 村山
Susumu Nakazawa
晋 中沢
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検体2からのエコー信号bに含まれるエコ
ーの位置を正確に検出する。また、検出されたエコー位
置から被検体の厚みDを正確に算出する。 【構成】 超音波送受信部1から出力されるエコー信号
bを所定のサンプリング周波数fS でデジタル信号に変
換して、一旦レジスタ17に記憶した後、先のサンプリ
ング周波数より低い読出周波数fR でこのサンプリング
データを読出して、読出されたエコー信号b2 に含まれ
るエコー波形の参照波形レジスタ22に記憶されている
参照波形22aに対する山型のデジタル相関波形を求め
る。そして、この相関波形を含むエコー信号をアナログ
信号に変換するする。さらに、超音波厚み計において
は、エコー信号に含まれる底面2b及び入射面2aの各
エコー4a,4bの各相関波形相互間の時間間隔T2
び音速Cから被検体の厚みDを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検体に超音波パルスを
送波し、被検体からのエコーを検出し、電気信号に変換
されたエコー信号に基づいて、被検体に対する各種の検
査を行うための超音波信号処理装置、及びこの超音波信
号処理装置が組込まれた超音波厚み計に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波厚み計は例えば図7に示すように
構成されている。超音波送受信部1から一定周期T0
もって鉄鋼材料等の被検体2に直接または水等の遅延材
を介して取付けられた探触子3へパルス信号を送出す
る。探触子3は受信したパルス信号を、超音波パルス4
に変換して被検体2へ印加する。入射面2aを介して被
検体2内へ入力された超音波パルス4は被検体2の底面
2bで反射して再度探触子3で受波される。また、一部
の超音波4は入射面2aで再度被検体2内方向へ反射さ
れ、再度底面2bで再度反射され、探触子3へ入射す
る。
【0003】探触子3は底面2b及び入射面2aで反射
された各エコーを電気信号に変換して超音波送受信部1
へ送信する。超音波送受信部1はその電気信号を増幅し
てエコー信号bとし出力する。したがって、エコー信号
bには、図8に示すように、1回目の底面2bのエコー
4a,次に入射面4aのエコー4b,さらに2回目の底
面2bのエコー4c,…等の多数のエコーが一定の時間
間隔Tで含まれる。したがって、この時間間隔Tを計測
することによって、被検体2の厚みDが、被検体2内の
音速Cを用いて(1) 式で算出される D=T・C/2 (1)
【0004】具体的には、図7及び図8に示すように、
超音波送受信部1から出力されるエコー信号bを全波整
流器5で全波整流して、包絡線検波器6で全波整流波形
を包絡線検波する。次のゲート回路6で必要な2つのエ
コー4a,4bを抽出する。抽出された2つのエコーは
次の比較回路8で一定のしきい値ESHと比較されて、エ
コー信号は2値化される。時間計測回路9は比較回路8
の出力信号の各立上り時刻相互間の時間間隔Tを計測す
る。そして、厚み算出回路10は計測された時間間隔T
及び予め測定されている音速Cを用いて被検体2の厚み
Dを算出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す超音波厚み計においてもまだ解消すべき次のような
課題があった。
【0006】すなわち、図8のタイムチャートでも理解
できるように、被検体2の厚みDを正確に算出するに
は、エコー4a,4b相互間の時間間隔Tを正確に計測
する必要がある。超音波送受信部1から出力されるエコ
ー信号bに含まれるエコー4a,4b,4cは例えば数
MHz〜十数MHzの高周波信号であるので、立上り部分は
雑音に埋もれてしまう。その結果、正確に立上り時刻が
検出できない。
【0007】したがって、一般的には、エコー信号bに
対して包絡線検波を行い、エコー波形の立上り時刻では
なくて、立上り時刻から一定時間経過したと考えられる
波形位置を該当エコーの発生時刻と見なす。そして、該
当波形位置を特定するためにしきい値電ESHを用いてエ
コー波形を2値化している。
【0008】しかし、各エコーの波形及び高さは時間経
過と共に変化する。また、底面2bのエコー4b,4c
又は入射面2aのエコー4a等のエコー種類によっても
異なる。したがって、一律に同一しきい値電圧ESHで2
値化した場合には、各エコーの波形の同一位置を特定で
きない。したがって、正確に時間間隔Tが測定できな
い。
【0009】例えば、製鉄所における鋼管の検査ライン
に組込まれるオンライン計測用の超音波厚み計において
は、鋼管または接触子を回転させながら鋼管を軸方向に
走行させて検査を実施するために、鋼管の偏心が起こる
と、エコーの波形が時間経過に伴って変化する。このた
め、各エコー波形の検出位置が異なるので、厚みDの測
定誤差が大きくなる。例えば5MHzの周波数の超音波パ
ルスを用いると、1波長(約1mm)程度の誤差は簡単に
生じてしまう。
【0010】また、前述したように、超音波送受信部1
から出力されるエコー信号bには、前記底面2bのエコ
ー4a,4cおよび入射面2bのエコー4bに他に多く
の雑音が含まれる。このエコー信号bに含まれる雑音が
大きいと、測定結果の信頼性が大きく損なわれる。
【0011】従来、このエコー信号bに含まれる雑音成
分を低減するためにアナログフィルタを用いていた。例
えば、広い周波数成分を持った電気性雑音に対しては超
音波エコーの周波数成分を通過させるBPF(バンドパ
ス・フィルタ)を用いる。このように、アナログフィル
タを用いることによって、エコー信号bに含まれる雑音
成分を一定レベル以下に低減できる。
【0012】一般に、エコーの周波数分布は被検体2の
超音波減衰特性によって変化することが知られている。
したがって、散乱エコー等で代表される材料性雑音に対
してBPFを用いる場合、被検体2に応じて最適な特性
のフィルタを用いることが望ましい。しかし、アナログ
フィルタの通過周波数特性は簡単に変更できないので、
被検体2の材質毎にその材質の超音波減衰特性に対応し
た通過周波数特性を有した多数のフィルタを準備してお
く必要がある。このように、被検体2の材料特性に応じ
てフィルタを使い分けることは、操作性や経済性を考慮
すると、実際問題として困難である。
【0013】このような不都合を解消するためにデジタ
ル信号処理手法が提唱されている。すなわち、超音波送
受信部1から出力されるエコー信号bをA/D変換す
る。そして、デジタル信号に変換されたエコー信号に対
してデジタルフィルタを用いて、雑音成分を除去する。
【0014】前述したアナログフィルタの場合は様々な
通過特性を有した多数のフィルタを用意しなければなら
ないが、例えばFIR(有限インパルス応答)デジタル
フィルタは通過特性を自由に変更できるので、被検体2
の材質に応じた通過周波数特性を設定することによっ
て、エコー信号bに対して最適な雑音低減処理を施すこ
とが可能である。
【0015】この場合、エコー信号aを数MHz〜十数M
HZの高周波の階段でデジタル信号処理するためには、こ
の高周波のエコー信号bを直接A/D変換する必要があ
る。エコー信号bは0Hz〜十数MHZの広い周波数分布を
有しているので、サンプリング定理から少なくとも20
MHZ以上のサンプリング周波数fS でA/D変換する必
要がある。さらに、この高いサンプリング周波数fS
順次作成される各サンプリングデータに対して演算処理
を行う必要がある。
【0016】このようなデジタル信号処理の条件を満た
すためには、1000MIPS程度の演算速度を持つ高速な
コンピュータが必要である。そのようなシステムは非常
に高額であるので、実際の超音波厚み計に組込むことは
実際的でない。
【0017】なお、超音波厚み計のみならず、鋼板等の
移動している被検体2に対するオンライン探傷を実施す
る場合に、欠陥位置を正確に把握する場合においても上
述した問題が生じる。
【0018】本発明はこのような事情に鑑みてなされて
ものであり、超音波送受信部から出力されるエコー信号
をA/D変換して、FIFO型レジスタでもってサンプ
リング速度を低下させた状態で参照波形との相互相関を
取ることによって、エコーの発生タイミングを正確に検
出でき、被検体に対する各種の検査精度を向上できる超
音波信号処理装置を提供することを目的とする。
【0019】さらに、この装置を組込むことによって、
エコー相互間の時間間隔の計測精度が向上でき、結果と
して厚みの測定精度を大幅に向上できる超音波厚み計を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の超音波信号処理装置は、被検体に超音波パル
スを送波しエコーを受波してエコー信号として出力する
超音波送受信部と、超音波送受信部から出力されるエコ
ー信号を所定のサンプリング周波数でデジタル信号に変
換するA/D変換手段と、A/D変換手段から出力され
るエコー信号の各サンプリングデータをサンプリング周
波数と同一周波数の書込周波数で順次記憶し、記憶した
各サンプリングデータを書込周波数より低い読出周波数
で順次出力するFIFO型レジスタと、サンプリング周
波数でデジタル化された参照エコー信号の参照波形を記
憶する参照波形レジスタと、FIFO型レジスタから順
次出力されるエコー信号の波形と参照波形レジスタに記
憶された参照波形との間の相関波形を算出するデジタル
相関演算回路と、デジタル相関演算回路から出力される
相関波形を含むエコー信号をアナログ信号に変換するD
/A変換手段とを備えたものである。
【0021】また、本発明の超音波厚み計においては、
超音波を送受信する超音波送受信部から出力される各エ
コーを含むエコー信号を所定のサンプリング周波数でデ
ジタル信号に変換するA/D変換手段と、このA/D変
換手段から出力されるエコー信号の各サンプリングデー
タをサンプリング周波数と同一周波数の書込周波数で順
次記憶し、この記憶した各サンプリングデータを書込周
波数より低い読出周波数で順次出力するFIFO型レジ
スタと、サンプリング周波数でデジタル化された参照エ
コーの参照波形を記憶する参照波形レジスタと、FIF
O型レジスタから順次出力されるエコー信号の各エコー
の波形と参照波形レジスタに記憶された各参照波形との
間の各相関波形を算出するデジタル相関演算回路と、デ
ジタル相関演算回路から出力される各相関波形を含むエ
コー信号をアナログ信号に変換するD/A変換手段と、
D/A変換手段から出力されたエコー信号に含まれる相
関波形相互間の時間差から被検体の厚みを算出する厚み
算出手段とが備えられている。
【0022】また、本発明の他の発明においては、厚み
算出手段を、D/A変換手段から出力されたエコー信号
を整流する整流器と、整流器の出力信号を包絡線検波す
る包絡線検波器と、包絡線検波器の出力信号を微分する
微分回路と、微分回路の出力信号の各相関波形に対応す
る各零クロス点を検出する零クロス点検出回路と、零ク
ロス点検出回路にて検出された各零クロス点相互間の時
間差を計測する時間計測回路と、この時間計測回路にて
測定された時間差及び被検体内の音速から厚みを算出す
る厚み算出回路とで構成している。
【0023】
【作用】このように構成された超音波信号処理装置及び
超音波厚み計の動作原理を説明する。
【0024】例えば数MHz〜十数MHzの周波数成分を有
するエコーを含むエコー信号は、この高い周波数成分を
有する波形を十分分析できる高い例えば20MHZ以上の
サンプリング周波数fS でA/D変換されて、デジタル
のエコー信号となる。このデジタルのエコー信号はサン
プリング周波数fS に等しい書込周波数でFIFO型レ
ジスタに書込まれ、サンプリング周波数fS より低い読
出周波数fR で読出される。したがって、FIFO型レ
ジスタから出力されるデジタルのエコー信号のサンプリ
ング速度は低下する。
【0025】一方、参照波形レジスタ内には、基準とな
る参照エコー信号のデジタル化された参照波形が記憶さ
れている。そして、デジタル相関演算回路でFIFO型
レジスタから出力されたデジタルのエコー信号の波形と
参照波形レジスタに記憶された参照波形との間の相関波
形が算出される。
【0026】デジタル相関演算回路は、エコー信号に含
まれる前記高周波のエコー波形と参照波形との相関関波
形を算出する。具体的には、相関関波形においては、両
方の波形が位相及び振幅で一致した位置で振幅が正の最
大値となり、両者の振幅が一致しているが位相が1/2
波長(180°)ずれた位置で振幅が負の最大値とな
る。そして、両者の振幅の差が大きくなるに伴い、ま
た、位相差が90°または270°に近づくに伴い、相
関関波形の振幅値が減少する。
【0027】したがって、エコー信号のエコー波形のう
ちの参照波形に最も近似する位置はエコー波形のほぼ中
心位置である。波形の立上り近傍位置や立下り近傍位置
における参照波形に対する近似度は小さくなる。その結
果、デジタル相関演算回路から出力されるデジタルのエ
コー信号に含まれるエコーの包絡線波形は、波形の中心
位置が最も振幅が大きい山型波形となる。
【0028】この山型包絡線波形を有する相関波形を含
むエコー信号を再度D/A変換すると、このアナログの
エコー信号における各エコーに対応する相関波形の最大
振幅位置が、エコー波形の中心位置であると特定でき
る。すわわち、振幅値の大きい、波形の中心位置でもっ
て波形位置を特定しているので、従来のS/Nが小さい
立上り,立下り位置で波形位置を特定する場合に比較し
て、格段に波形位置測定精度が向上する。
【0029】このように、エコー信号に含まれる各エコ
ーの中心位置を正確に特定できる。したがって、エコー
信号における各エコーの発生時間位置が正確に求まるの
で、被検体内における該当エコーの発生位置、すなわ
ち、底面位置や欠陥位置や異材料の接合位置等を正確に
特定できる。
【0030】また、本発明の超音波厚み計においては、
上述した超音波信号処理装置を用いることによって、エ
コー信号に含まれる被検体の入射面と底面とにおける各
エコー波形の各中心位置がそれそれぞれ特定されるの
で、各エコーに対応する相関波形相互間の時間差から被
検体の厚みが算出される。
【0031】なお、エコー信号に含まれる山型形状を有
する各相関波形の最大値は、該当エコー信号を全波整流
し、包絡線検波を行い、さらに微分を実施すると、中心
位置でエコー信号は0レベルラインを横切るので、零ク
ロス点を検出することによって簡単にかつ精度よく求ま
る。
【0032】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0033】第1図は実施例の超音波信号処理装置が組
込まれた超音波厚み計を示すブロック図である。図7に
示す従来の超音波厚み計と同一部分には同一符号が付し
てある。したがって、重複する部分の詳細説明は省略さ
れている。
【0034】クロック信号発生回路11は、例えば、周
波数fS =25MHZのクロック信号dを出力する。クロ
ック信号発生回路11から出力されたクロック信号dは
超音波送受信部1へ印加される。また、このクロック信
号dは遅延回路12,書込時間カウンタ13,A/D変
換器14,分周器15へも送出される。さらに、AND
ゲート16を介してFIFO型レジスタ17の書込クロ
ック端子へ印加される。
【0035】超音波送受信部1は入力されたクロック信
号dを分周して一定周期T0 毎にパルス信号を、被検体
2に直接または水等の遅延材を介して取付けられた探触
子3へ送出する。探触子3は受信したパルス信号を、超
音波パルス4に変換して被検体2へ印加する。入射面2
aを介して被検体2内へ入力された超音波パルス4は被
検体2の底面2bで反射して再度探触子3で受波され
る。また、一部の超音波4は入射面2aで再度被検体2
内方向へ反射され、再度底面2bで反射され、探触子3
へ入射する。
【0036】探触子3は底面2b及び入射面2aで反射
された各エコーを電気信号に変換して超音波送受信部1
へ送信する。超音波送受信部1はその電気信号を増幅し
てエコー信号bとしA/D変換器14へ送出する。した
がって、エコー信号bには、図4のタイムチャートに示
すように、1回目の底面2bのエコー4a,次に入射面
4aのエコー4b,さらに2回目の底面2bのエコー4
c,…等の多数のエコーが一定の時間間隔で含まれる。
【0037】A/D変換器14はクロック信号dの周波
数をサンプリング周波数fS として用いて、入力された
エコー信号bを例えばnビットのデジタル信号に変換す
る。デジタル信号に変換されたエコー信号b1 は次のF
IFO型レジスタ17のデータ入力端子へ印加される。
【0038】一方、超音波送受信部1はパルス信号を探
触子3へ送出するタイミングに同期してトリガ信号cを
遅延回路12へ送出する。遅延回路12は、一種のカウ
ンタで構成されており、トリガ信号cが入力するとクロ
ック信号dを用いて予め時間設定回路18にて設定され
ている遅延時間TD の計時を開始し、遅延時間TD の計
時が終了すると起動信号eを書込時間カウンタ14へ送
出する。
【0039】なお、この遅延時間TD は、探触子3と被
検体2との間に水やその他の遅延材が介挿された場合
に、エコー信号bの測定開始時間を遅らせるために設け
ている。書込時間カウンタ13は起動信号eが入力され
ると、図4に示すように、予め時間設定回路18にて設
定されている書込時間(測定期間)TM だけハイ(H)
レベルを維持する書込許可信号gを次のANDゲート1
6へ送出する。その結果、FIFO型レジスタ17は、
測定期間(書込時間)TM だけA/D変換器14から出
力されたデジタルのエコー信号b1 の各サンプルデータ
をサンプリング周波数fS と同一の書込周波数で順番に
取り込んで記憶する。
【0040】一方、分周器16は入力したクロック信号
dの周波数fS (=25MHz)を1/5に分周して分周
クロック信号d1 (周波数fR =5MHz) として、読出
時間カウンタ19,テジタル信号処理部20,D/A変
換器21の各クロック端子へ印加する。さらに、分周ク
ロック信号d1 はANDゲート22を介してFIFO型
レジスタ17の読出ロック端子へ印加される。
【0041】読出時間カウンタ19は、遅延回路12か
ら起動信号eが入力されると、予め時間設定回路18に
て設定されている読出時間(信号処理時間)TR だけハ
イ(H)レベルを維持する読出許可信号hをANDゲー
ト22へ送出する。その結果、FIFO型レジスタ17
は、読出時間(信号処理時間)TR だけ記憶した各デー
タをデジタルのエコー信号b2 として、次のデジタル信
号処理部20へ送出する。
【0042】なお、時間設定回路18にて設定さる読出
時間(信号処理時間)TR と書込時間(測定期間)TM
との比(TR /TM )は分周器15の分周比Nd (=
5)に設定されている。したがって、書込時間TM にF
IFO型レジスタ17に書込まれた全部のデータは読出
時間TR において全て読出される。デジタル信号処理部
20は例えば図2に示すように、参照波形レジスタ22
とデジタル相関演算回路23と雑音除回路24とで構成
されている。
【0043】参集波形レジスタ22内にはエコー信号b
に含まれるエコーの基準となる参照波形が記憶される。
具体的には、図3(a)に示すように、参照波形22a
をサンプリング周波数fS でサンプリンクされたnビッ
ト構成の各データC1 ,C2,C3 ,…,CN が記憶さ
れている。
【0044】この参照波形22aは、実際に被検体2に
対する厚さ測定を実施する前に、超音波4の音速度Cを
校正する場合における被検体2の底面2b,入射面2a
におけるエコー波形を基準波形として用いている。な
お、雑音除去回路24は参照波形22aを参照波形レジ
スタ22に書込む際に、異常データ値等を除去する機能
を有する。
【0045】デジタル相関演算回路23は、図示するよ
うに、分周クロック信号d1 の周波数(fR =5MHz)
で動作するN次のFIRデジタルフィルタで構成されて
いる。すなわち、このデジタル相関演算回路23は、N
個の乗算器23aと,N個の加算器23bと、N個の遅
延器23cとで構成されている。
【0046】各乗算器23sには分周クロック信号d1
に同期して順次入力されるデジタルのエコー信号b2
各データが印加される。また、各乗算器23sには前記
参波レジスタ22に記憶された参照波形22aの各デー
タC1 〜CN が印加される。したがって、各乗算器23
aはエコー信号の各データと参照波形22aの各データ
とを乗算して各加算器23bへ送出する。また、各遅延
器23cは、分周クロック信号d1 の周期T1 に相当す
る200nsの遅延を行う。
【0047】各加算器23bは各遅延器23cで一定時
間T1 ずつ遅延された各乗算器23aの各乗算値を加算
する。したがって、最終的には、このデジタル相関演算
回路23は、順次入力される合計N個の入力データx
(kT1 )に対して(2) 式で示される積和演算を実施し
て、出力データy(kT1 )を得る。
【0048】
【数1】 なお、この(2) 式に示される処理演算は当然前記周期T
1 (=200ns )内に行われる。
【0049】次に、この(2) 式によると、参照波形レジ
スタ22に記憶されている参照波形22aの各データ値
とデジタル相関演算回路23に入力されるエコー信号b
2 の各データ値が同時に大きいタイミングで、加算器2
3bに印加される値が最大となる。したがって、前述し
たように、(2) 式は、入力されたエコー信号b2 の参照
波形に対する相関波形を示す。例えば、図3(b)に示
す参照波形が参照波形レジスタ22に記憶された状態
で、図3(c)に示すエコー波形を有するエコー信号b
2 が入力すると、図3(d)に示すエコー波形の中心位
置が最も振幅が大きい山型の相関波形を有するエコー信
号b3 が出力される。
【0050】デジタル信号処理部20から出力された相
関波形を含むエコー信号b3 は次のD/A変換器21へ
印加される。D/A変換器21は、印加されたデジタル
のエコー信号b3 を分周クロック信号d1 の周期T
1 (=1/fR )で取込んでアナログのエコー信号b4
に変換する。したがって、このエコー信号b4 は超音波
送受信部1から出力されるエコー信号bに比較して時間
軸が5倍に拡大されている。
【0051】D/A変換器21から出力されたアナログ
のエコー信号b4 は全波整流器25で全波整流されたの
ち包絡線検波器26へ入力される。包絡線検波器26に
て包絡線検波されたエコー信号b6 のエコー波形(相関
波形)は微分回路27にて微分される。微分回路27に
て微分されたエコー信号b7 は次の零クロス点検出回路
28へ入力される。
【0052】零クロス点検出回路28は、図4のタイム
チャートに示すように、微分されたエコー信号b7 にお
けるエコー波形の(+)側から(−)側への極性転換に
応動して信号レベルがHレベルへ立上り、エコー波形の
(−)側から(+)側への極性転換に応動して信号レベ
ルがLレベルへ立下がる零クロス検出信号iを出力す
る。
【0053】時間計測回路29は、例えばカウンタ等で
構成されており、零クロス点検出回路28から出力され
た零クロス検出信号iにおけるHレベル期間の継続時
間、すなわち、各エコー波形の時間間隔T2 を計測す
る。計測された時間間隔T2 は次の厚み算出回路30へ
入力される。厚み算出回路30は、入力した時間間隔T
2と,被検体2の材質で定まる予め測定されて超音波4
の音速Cと、分周器15の分周比Nd を用いて(3) 式で
被検体2の厚みDを算出する。 D=T2 ・C/(2・Nd ) …(3) 算出された厚みDは出力端子31に接続されている図示
しない表示部に表示される。このように構成された超音
波厚み計の動作を図4に示すタイムチャートを用いて説
明する。
【0054】時刻t0 にてトリガ信号cに同期して、超
音波パルス4が被検体2内に送波されると、この超音波
パルス4は底面2b,入射面2a,底面2b,入射面2
a,…と反射を繰り返しなが減衰していく。その結果、
超音波送受信部1から出力されるエコー信号bには、各
面2a,2bにおけるエコー4a,4b,4c…が現れ
る。このエコー信号bはデジタルのエコー信号b1 に変
換される。
【0055】時刻t0 から遅延時間TD が経過すると、
書込許可信号gが測定期間TM だけHレベルとなる。こ
の測定期間TM は、1回目の底面2bのエコー4aと1
回目の入射面2aのエコー4bのみが含まれる長さに設
定されている。測定期間TMにFIFO型レジスタ17
に書込まれたエコー信号b1 の各データは同時に読出開
始される。なお、読出速度は書込速度の1/5である。
【0056】測定期間TM の5倍の読出時間TR をかけ
て読出されたエコー信号b2 の各エコー4a,4bはデ
ジタル信号処理部20のデジタル相関演算部23にて参
照波形22aとの相関がとられて、山型の相関波形4a
1 ,4b1 となる。これらの各相関波形4a1 ,4b1
は全波整流され、包絡線検波され、さらに微分される。
そして、各エコー4a.4bに対応する各微分波形の零
クロス点が零クロス点検出回路28で検出されて、零ク
ロス点相互間の時間間隔T2 計測されて、最終的に被検
体2の厚みDが算出される。
【0057】このように構成された超音波厚み計におい
ては、図5(a)に示すように、測定されたエコー信号
bに含まれる各エコー4a,4bは、相関演算処理され
て、中心位置が最大振幅となる山型の相関波形となり、
全波整流され、包絡線検波され、最後に微分処理され
る。したがって、各エコー4a.4bの中心位置が正確
に求まるので、エコー4a,4b相互間の時間間隔T1
が精度良く計測される。なお、デジタル相関演算を実施
しない場合は、図5(b)に示すように、エコーを全波
整流し、包絡線検波を実施し、微分処理を実施したとし
ても、零クロス点は、信号レベルが小さくかつS/Nが
悪いエコーの立上が位置と立下り位置との2か所に現
れ、正確にエコー位置を特定できない。
【0058】一方、本発明の手法によれば、エコー波形
の中心位置でエコー4a,4bの時間位置を検出してい
るので、たとえエコー4a,4bの立上が部分に雑音等
によりS/Nが劣化したとしても、正確に時間間隔を測
定できる。
【0059】また、各エコー4a,4bの全体の大きさ
(信号レベル)が変化したとしても、エコー4a,4b
の中心位置は変化しないので、図7に示すしきい値電圧
SHでエコー位置を把握していた従来超音波厚み計に比
較して、厚みDの測定精度を大幅に向上できる。
【0060】さらに、FIFO型レジスタ17を用いて
デジタルのエコー信号のサンプリング速度を低下させて
デジタル演算処理を実施している。したがって、被検体
1に印加する超音波パルス4の周波数をたとえ数十MHz
のような高い周波数を用いたとしても、通常の処理速度
のデジタル演算回路を用いて参照波形に対する相関関係
を正確に演算できる。よって、装置全体の製造費を低減
できる。
【0061】図6は本発明の他の実施例の超音波厚み計
を示すブロック図である。図1の実施例と同一部分には
同一符号が付してある。したがって、重複する部分の詳
細説明は省略されている。
【0062】この実施例においては、超音波送受信部1
から出力されるエコー信号bの信号路に沿って、A/変
換器14,第1のFIFO型レジスタ17a,デジタル
信号処理部20,第2のFIFO型レジスタ17b,D
/A変換器21が介挿されている。D/A変換器21以
降厚み算出回路30aまでは、図1と同じである。
【0063】この実施例においては、第1のFIFO型
レジスタ17aでエコー信号b1 のサンプリング速度を
1/Nd に低下させて、デジタル演算処理を実行する
が、デジタル信号処理部20から出力されたエコー信号
3 を第2のFIFO型レジスタ17bでもって、元の
サンプリング速度に戻している。そして。元のサンプリ
ング速度のエコー信号b8 をD/A変換器21でアナロ
グのエコー信号b9 へ変換している。
【0064】具体的には、第1のFIFO型レジスタ1
7aの読出時間カウンタ19の読出許可信号hで、第1
のFIFO型レジスタ17aを分周クロック信号d1
読出開始させると共に、同一の分周クロック信号d1
第2のFIFO型レジスタ17bにデータの書込を開始
させる。また、第2のFIFO型レジスタ17bの読出
時間カウンタ32は、前記読出時間カウンタ19の読出
許可信号hの終了時刻に立上り、測定時間TM だけHレ
ベルが継続する読出許可信号jをANDゲート33へ送
出する。第2のFIFO型レジスタ17bの読出クロッ
ク端子にはANDゲート33を介してクロック信号発生
回路11からサンプリング周波数fS のクロック信号d
が印加されている。
【0065】したがって、元のエコー信号bと同一時間
軸を有するエコー信号b9 が全波整流回路25へ入力さ
れる。また、厚み算出回路30aは、時間計測回路29
で得られた時間間隔Tに対して前述した(1) 式を用いて
被検体2の厚みDを算出する。 D=T・C/2 (1)
【0066】このように構成された超音波厚み計におい
ても、デジタル信号処理部20において各エコーの相関
波形が算出されるので、図1に示した実施例とほぼ同様
の効果を得ることかできる。
【0067】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例の超音波信号処理装置を超音波
厚み計に組込んだ場合を説明したが、例えば通常の超音
波探傷装置に組込む事によって、欠陥の厚み方向の発生
位置をより精度良く検出できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音波信号
処理装置においては、超音波送受信部から出力されるエ
コー信号をA/D変換して、FIFO型レジスタでもっ
てサンプリング速度を低下させた状態で参照波形との間
の山型形状を有する相互相関波形を求めている。したが
って、エコーの発生タイミングをエコー波形の中心位置
で正確に検出でき、被検体に対する各種の検査精度を向
上できる。
【0069】さらに、この超音波信号処理装置を超音波
厚み計に組込むことによって、エコー相互間の時間間隔
の計測精度が向上できる。したがって、この時間間隔に
基づいて算出される被検体の厚みの測定精度を大幅に向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる超音波信号処理装
置が組込まれた超音波厚み計の概略構成を示すブロック
図。
【図2】 同実施例装置に組込まれたデジタル信号処理
部の概略構成を示すブロック図。
【図3】 同デジタル相関演算回路の動作を示す波形
図。
【図4】 同実施例装置全体の動作を示すタイムチャー
ト。
【図5】 同実施例装置の効果を従来装置と比較して説
明するための波形図。
【図6】 本発明の他の実施例に係わる超音波厚み計の
概略構成を示すブロック図。
【図7】 従来の超音波厚み計の概略構成を示すブロッ
ク図。
【図8】 同従来装置の動作を示すタイムチャート。
【符号の説明】 1…超音波送受信部、2…被検体、3…探触子、11…
クロック信号発生回路、12…遅延回路、13…書込時
間カウンタ、14…A/D変換器、15…分周器、17
…FIFO型レジスタ、17a…第1のFIFO型レジ
スタ、17b…第2のFIFO型レジスタ、18…時間
設定回路、19…読出時間カウンタ、20…デジタル信
号処理部、21…D/A変換器、22…参照波形レジス
タ、23…デジタル相関演算回路、25…全波整流器、
26…包絡線検波器、27…微分回路、28…零クロス
点検出回路、29…時間計測回路、30,30a…厚み
算出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 晋 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に超音波パルスを送波しエコーを
    受波してエコー信号として出力する超音波送受信部と、
    この超音波送受信部から出力されるエコー信号を所定の
    サンプリング周波数でデジタル信号に変換するA/D変
    換手段と、このA/D変換手段から出力されるエコー信
    号の各サンプリングデータを前記サンプリング周波数と
    同一周波数の書込周波数で順次記憶し、この記憶した各
    サンプリングデータを前記書込周波数より低い読出周波
    数で順次出力するFIFO型レジスタと、前記サンプリ
    ング周波数でデジタル化された参照エコー信号の参照波
    形を記憶する参照波形レジスタと、前記FIFO型レジ
    スタから順次出力されるエコー信号の波形と前記参照波
    形レジスタに記憶された参照波形との間の相関波形を算
    出するデジタル相関演算回路と、このデジタル相関演算
    回路から出力される相関波形を含むエコー信号をアナロ
    グ信号に変換するD/A変換手段とを備えた超音波信号
    処理装置。
  2. 【請求項2】 被検体に超音波パルスを送波し底面及び
    入射面からの各エコーを受波してエコー相互間の時間差
    から前記被検体の厚みを求める超音波厚み計において、 前記超音波を送受信する超音波送受信部から出力される
    前記各エコーを含むエコー信号を所定のサンプリング周
    波数でデジタル信号に変換するA/D変換手段と、この
    A/D変換手段から出力されるエコー信号の各サンプリ
    ングデータを前記サンプリング周波数と同一周波数の書
    込周波数で順次記憶し、この記憶した各サンプリングデ
    ータを前記書込周波数より低い読出周波数で順次出力す
    るFIFO型レジスタと、前記サンプリング周波数でデ
    ジタル化された参照エコーの参照波形を記憶する参照波
    形レジスタと、前記FIFO型レジスタから順次出力さ
    れるエコー信号の各エコーの波形と前記参照波形レジス
    タに記憶された各参照波形との間の各相関波形を算出す
    るデジタル相関演算回路と、このデジタル相関演算回路
    から出力される各相関波形を含むエコー信号をアナログ
    信号に変換するD/A変換手段と、このD/A変換手段
    から出力されたエコー信号に含まれる相関波形相互間の
    時間差から前記被検体の厚みを算出する厚み算出手段と
    を備えた超音波厚み計。
  3. 【請求項3】 前記厚み算出手段は、前記D/A変換手
    段から出力されたエコー信号を整流する整流器と、この
    整流器の出力信号を包絡線検波する包絡線検波器と、こ
    の包絡線検波器の出力信号を微分する微分回路と、この
    微分回路の出力信号の前記各相関波形に対応する各零ク
    ロス点を検出する零クロス点検出回路と、この零クロス
    点検出回路にて検出された各零クロス点相互間の時間差
    を計測する時間計測回路と、この時間計測回路にて測定
    された時間差及び前記被検体内の音速から前記厚みを算
    出する厚み算出回路とで構成された請求項2記載の超音
    波厚み計。
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