JP2560787B2 - 超音波探傷方式 - Google Patents

超音波探傷方式

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JP2560787B2 JP63159704A JP15970488A JP2560787B2 JP 2560787 B2 JP2560787 B2 JP 2560787B2 JP 63159704 A JP63159704 A JP 63159704A JP 15970488 A JP15970488 A JP 15970488A JP 2560787 B2 JP2560787 B2 JP 2560787B2
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、超音波を用いて被検材内の欠陥を検出す
る超音波探傷方式に係わり、特に欠陥の位置検出におけ
る距離分解能の向上に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の超音波探傷方式は、振動継続時間の短
い超音波パルスを被検材内に照射し、欠陥で反射し戻っ
てくる反射エコーを受信して欠陥の有無や欠陥の位置を
検出するという,いわゆるパルスエコー法を用いたもの
である。
例えば第3図は、丹羽 登著「超音波計測」,昭和57
年3月25日発行,発行所昭晃堂,p67から引用した従来の
この種の超音波探傷方式を示す図である。第3図(a)
において、1は被検材であり、2は被検材1内の欠陥で
ある。3は電気信号と超音波との変換を行う探触子、4
はパルス送信器、5は受信器、6は指示装置である。第
3図(b)は指示装置6のCRT上に表示されるエコー信
号の様子を示す図であり、記号Tを付して示している信
号は送信パルス、記号Fを付した信号は欠陥2からの反
射エコー、記号Bを付した信号は被検材1の底面からの
反射エコーである。これらの信号は全て受信器5で包絡
線を検出して表示された信号である。
従来のこの種の超音波探傷方式では、パルスを送信し
てから欠陥2よりの反射エコーが受信されるまでの時間
を計測することにより、欠陥2の位置を検出していた。
従って、送信パルスの振動継続時間を短くしなければ、
例えば、欠陥2からの反射エコーFと被検材1の底面か
らの反射エコーBとが重なり合って分離できない。
しかし、送信パルスの振動継続時間を短くしようとし
ても、探触子3が有限な周波数帯域しかもっていないの
で、それには限界がある。一般に、振動継続時間は短く
できても数サイクル以上である。例えば、中心周波数が
2MHzの探触子3を用い、送信パルスの振動継続時間が2
サイクルとすると、振動継続時間は(2サイクル)×
(1/2MHz)=1μsとなる。この振動継続時間は、距離
に換算すると、被検材1内における超音波の伝播速度v
が5000m/sのとき、1μs×5000m/s=5mmに対応する。
つまり、欠陥2が被検材1の底面から5mm/2=2.5mm以上
離れていなければ、両エコーを分離できない。なお、こ
こで2で割っているのは、超音波伝播経路が往復である
ことによる。
[発明が解決しようとする課題] すなわち、従来のいわゆるパルスエコー法を用いた超
音波探傷方式では、送信パルスの振動継続時間を短くし
ようとしても限界があるので、距離分解能が悪いという
問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、距離分解能の優れた超音波探傷方式を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る超音波探傷方式は、連続的な送信信号
を探触子に送出するとともにその周波数の可変走査が可
能な周波数可変送信手段と、探触子で受信された信号を
2乗する演算手段と、2乗して得られた信号の直流成分
を検出する直流成分検出手段と、検出した信号を走査周
波数の関数として記憶する記憶手段と、記憶した信号の
周期を周波数走査範囲の周波数合成処理により検出する
周期検出手段とを備え、検出された周期より被検材内の
欠陥の位置を検出するようにしたものである。
[作用] この発明においては、連続波あるいはほとんど連続波
とみなして良い程度に長い振動継続時間を有するパルス
を送受信し、送信信号の周波数を逐次走査して得られる
受信信号を2乗し、2乗して得られた信号の直流成分を
検出して走査周波数の関数として記憶する。周波数の走
査範囲にわたって取り込まれたこの信号に周波数合成処
理を施すことにより、その周期を検出することができ、
この周期より被検材内の欠陥の位置を検出できるので、
従来のパルスエコー法のような限界がなくなり、距離分
解能が向上する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図はこの発明による超音波探傷方式の一実施例を
示す構成図である。図において、1は被検材、2は欠
陥、3は探触込、6は指示装置であり、これらは従来の
ものと同様なものである。7は周波数可変送信器であ
り、連続波あるいは連続波とみなしてさしつかえないほ
どの振動継続時間を有するパルスを探触子3に送信で
き、かつ周波数を走査して可変できるものである。8は
信号処理装置であり、探触子3で受信された信号を2乗
する演算手段8aと、2乗して得られた信号の直流成分を
検出する直流成分検出手段8bと、検出した信号を走査周
波数の関数として記憶する記憶手段8cと、記憶した信号
の周期を周波数走査範囲の周波数合成処理により検出す
る周期検出手段8dとを有するもので、パーソナルコンピ
ュータ等で実現できる。
以下、本方式による信号処理を詳細に述べる。
送信信号をcos(ωt+θ)とする。ここで、ωは角
周波数,tは時間,θは固定位相角である。一方、欠陥2
における超音波の反射率をaで,被検材1の底面におけ
る超音波の反射率をAで表わし、被検材1の厚さをLと
し,被検材1底面と欠陥2との間の距離をlとする。ま
た、超音波の伝播速度をvとし、T=L/v,τ=l/vとお
く。
さて、探触子3から送信された信号は、欠陥2及び被
検材1底面で反射され、それぞれ時間2(T−τ),2T
だけ遅れて探触子3で受信される。従って、受信信号を
S(t)とすると、 S(t)=a cos{ω[t−2(T−τ)]+θ} +Acos{ω(t−2T)+θ) と表わされる。このS(t)を2乗する。三角関数の積
を和に変換する公式を利用して、2乗した後の信号を整
理すると、 S2(t)=[A2/2+a2/2+Aa cos(2ωτ)] +[A2cos(2ωt−4ωT+2θ)/2 +a2cos(2ωt−4ωT+4ωτ+2θ)/2 +Aa cos(2ωt−4ωT+2ωτ+2θ)] となる。この式において、[]で括った第1項目は時間
的に変化しない直流成分であり、第2項目は角周波数2
ωで変化する交流成分である。この2乗した信号を、角
周波数2ω成分をカットし,直流成分を通過させる低域
通過フィルタに通すと、[]で括った第1項目の直流成
分が取り出される。これをrで表わす。つまり、 r=A2/2+a2/2+Aa cos(2ωτ) このrを送信周波数とともに記憶する。以上の処理を周
波数可変送信器7の送信周波数を逐次走査しながら信号
処理装置8で繰返し行う。すなわち、rはωの関数とし
て記憶されることになる。
次に信号処理装置8で以下の処理を行う。上記により
記憶された信号rを縦軸にとり,角周波数ωを横軸にと
って描いてみると、これは、第2図(a)に示すよう
に、ωとともに変化しない直流成分[A2/2+a2/2]と、
ωとともに変化する交流成分Aa cos(2ωτ)との和に
なっている。交流成分の周期は、2ωτ=2πとおいて
ωを求めることにより、ω=π/τとなる。従って、r
の周期を求めることによりτを求めることができる。つ
まり、超音波の伝播速度vと以上のようにして求めたτ
とから、被検材1底面と欠陥2との間の距離lをl=v
τから求められる。
rの周期を検出するには、例えば、次のようなスペク
トル解析を行えばよい。先ず、rから直流成分[A2/2+
a2/2]を引きさる。つまり、次の処理を行う。
r′=r−(A2/2+a2/2) =Aa cos(2ωτ) このようにして得られたr′をスペクトル解析する。
角周波数の走査範囲を0〜Ωとする。負の周波数は実際
にはあり得ないが、解析の都合上,r′(−ω)=r′
(ω)として負の周波数範囲におけるr′を与える。そ
の後、r′をフーリエ変換する。つまり、次式 の演算をpを変化させながら行う。これは周波数合成処
理を行っていることに対応する。上式の右辺の定積分を
行うと、 が得られる。これを図示すると、第2図(b)に示すも
のとなる。H(p)の絶対値|H(p)|の相対値,つま
り|H(p)|/(AaΩ)を図示している。第2図(b)か
ら、|H(p)|が最大となるpの値を読み取ればこれは
2τに等しいから、読み取ったpの値からτを求めるこ
とができることがわかる。
以上は、説明を簡単にするため、探触子3の送受信感
度の周波数特性が周波数に依らず一定であるとして信号
処理手順を示したが、探触子3の周波数特性を無視でき
ない場合には、送受信総合感度の周波数特性を予め測定
しておき、これを用いて受信信号S(t)のレベルを補
正すればよい。つまり、探触子3の送受信総合感度の周
波数特性をT(ω)とすれば、S(t)の代わりにS
(t)をT(ω)で割ったものを用いればよい。
さて、この発明に係る超音波探傷方式を従来のパルス
エコー法を用いた探傷方式と比較してみる。第2図
(a)を用いて示したように、この発明に係る超音波探
傷方式では、rの周期を検出することにより欠陥2の位
置を検出しようとしている。例えば、2MHzまで周波数を
走査した場合を考える。角周波数に直すと、2π×2MHz
=4π(rad)×106Hzである。第2図(a)において、
横軸の角周波数ωが0〜4π(rad)×106Hzの間に、r
の交流成分が1周期入れば周期を読み取れる。1周期は
π/τであるから、π/τ=4π×106とおくことによ
りτ=0.25μsとなる。これは、距離に換算してl=v
×τ=5000m/s×0.25μs=1.25mmとなる。すなわち、
前記した従来の距離分解能2.5mmの半分である。なお、
いうまでもなく、周波数走査範囲を広くすればする程、
距離分解能や精度が向上すことは明らかである。
ところで、以上の説明では、被検材1の底面からの反
射波をいわば参照信号として用いたが、この発明はこれ
に限らず、被検材1のコーナーからの反射波など被検材
1の他の部分からの反射波を参照信号として用いてもよ
い。
[発明の効果] 以上のように、この発明による超音波探傷方式では、
周波数走査して各周波数における被検材からの受信信号
を信号処理することにより欠陥からのデータを収集し、
収集したデータに周波数合成処理を施すことにより欠陥
の位置を検出するようにしたので、従来に比べ距離分解
能を大幅に向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による超音波探傷方式の一実施例を示
す構成図、第2図(a),(b)は実施例の動作を説明
するための図、第3図(a),(b)は従来の超音波探
傷方式を示す図である。 1は被検材、2は欠陥、3は探触子、6は指示装置、7
は周波数可変送信器、8は信号処理装置、8aは演算手
段、8bは直流成分検出手段、8cは記憶手段、8dは周期検
出手段。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】探触子を用いて、超音波を被検材内に送信
    し,被検材内からの反射超音波を受信して被検材内の欠
    陥を検出する超音波探傷方式において、 連続的な送信信号を探触子に送出するとともにその周波
    数の可変走査が可能な周波数可変送信手段と、探触子で
    受信された信号を2乗する演算手段と、2乗して得られ
    た信号の直流成分を検出する直流成分検出手段と、検出
    した信号を走査周波数の関数として記憶する記憶手段
    と、記憶した信号の周期を周波数走査範囲の周波数合成
    処理により検出する周期検出手段とを備え、検出された
    周期より被検材内の欠陥の位置を検出するようにしたこ
    とを特徴とする超音波探傷方式。
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